「目の前で大事な仲間を失ったら…死んでも死にきれねえ」 
週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『家庭教師ヒットマンREBORN!』の主人公。通称「ツナ」。
担当声優は
國分優香里
 女史。未来編における10年後のツナは
浪川大輔
 氏が演じている。
並盛中学校に通う冴えない少年。
弱気で逃げ腰な性格故に運動、勉強、何をやってもダメ で、周囲からは「ダメツナ」と呼ばれていた。
そこにヒットマン(殺し屋)を名乗る赤ちゃん「リボーン」が現れる。
彼の目的はツナをイタリアのマフィア「ボンゴレ」の10代目ボスとして育て上げることだった。
ツナは「ボンゴレ」初代ボスの末裔で、他の後継者三人が抗争で殺されたためにボスとして選ばれたのだ。
当然マフィアになんてならないと拒否するツナだったが、周りで起こる事件やボンゴレの抗争に巻き込まれていくことになる。
本人の巻き込まれ体質が災いしていつの間にか騒動に巻き込まれることがしばしば。性格の改善等はされていない様子だった。
バトル漫画としてシフトして以降はこの臆病故の精神的な脆さがピックされており、
仲間が犠牲になる可能性があるならそれを選べなかったり、戦闘中に動揺して後述する
超 ( ハイパー ) 化が解けて危うく死にかけたことが何度もある。
同時に他人を気遣える優しさを持っていることでもあり、それが彼の最大の武器。ギャグ漫画時代の時でもこの性格は変わっていない。
作中彼が戦う理由も決して私利私欲のためではなく、このままだと周りの仲間や友達が傷付いてしまうため、彼は死ぬ気で戦う。
また本人は一応何度も死にまくってその度に復活しているが、他人が死ぬことや誰かを殺すことは全面的に否定し、
例え相手が殺すつもりで来ても本人は「理由にならない」として手に掛けることはしない。
ただ流石に未来編で
私利私欲で世界を荒らして多くの人を殺し、あまつさえユニの死を侮辱した白蘭にだけは完全にブチ切れて消滅させている 。
*1 
またあくまでも人殺しのみを否定しているため、彼が「人ではない」と認識した場合は容赦なくブチのめしている。
到底マフィアのボンゴレ10代目として選ばれたとは思えない性格であり、
周囲からも「マフィアとして不向き」などと言われていたが、仲間達もそれが彼の強さと評価している。
奇しくも、彼の曽々々祖父であり、ボンゴレ
Ⅰ世 ( プリーモ ) であるジョットが本来ボンゴレを作った理由も、
「弱い者のために力を振るうため」であったため、ある意味では原点回帰とも言える。
本人には(少なくても未来編までは)自覚が無いが、ボンゴレ一族特有の見透かす力である「ブラッド・オブ・ボンゴレ」(通称「超直感」)を持つ。
普段はダメダメだが有事の際はリボーンに死ぬ気弾
*2 を撃ち込まれて
復活 ( リボーン ) し、額に死ぬ気の炎を灯して
パンツ一丁 で事件を解決する(通称「死ぬ気ツナ」)。
復活時の名乗りは「
復活 ( リ・ボーン ) !! 死ぬ気で〇〇!!」(〇〇にはやることが入る。例:告白する、(髪の毛を)一本取るetc)。
この辺りは原作とアニメでは異なり、原作では「実銃で撃って弾丸を直接撃ち込まれる」→「脱皮して復活」だったが流石に朝のアニメでは絵面がやばかったのか、
「生き物が変形した銃で撃って弾が途中で分離し、中のオーラのようなものが直撃する」→「服が破れて復活」といった流れになる。
この状態では性格が猪突猛進な荒々しいものに変化し、目も瞳が無くなって白目(アニメでは三白眼)になる。
如何せん制御が利かなくなるというデメリットがある
のとパン一でバトルするのは絵面的に色々とアレだった ためか、
原作ではヴァリアー編の修行を最後に最終回まではこの状態にはなっていない(アニメでは途中で日常編が挟まれる形だったのでたまに出番があった)。
バトル漫画としての側面が強くなった黒曜編の終盤以降は小言弾を使用していた他、
超 ( ハイパー ) ページ冒頭の台詞を最後に無かったことにされた 。
まあいちいち言ってたらテンポ悪いしね 
    
    
        
            + 
         
        超ツナの武装、技など 
        
普段は数字の27がプリントされた毛糸の手袋だが、死ぬ気化することでグローブ化。手の甲にXがある黒のグローブとなる。
  V  R   ( ボンゴレリング )   V  G   ( ボンゴレギア ) 
左右の人差し指と親指で三角形を作るような構えを取り、死ぬ気がマイナスになるタイミングで相手の死ぬ気の炎を正面から受けても無効化する状態になる。
上記の零地点突破の後に、ツナの超直感で導き出された独自の技。
死ぬ気の零地点突破・初代 ( ファースト )  (技)
これを生み出したプリーモが使用したと思われる(ゲームでは実際に使っている)、本来の零地点突破。
未来編以降から使用。原作で初めて編み出したツナ独自の技。
片手から柔の炎を放出して身体全体を支え、もう片手から剛の炎をビームのように思いっきり放つ。
要は死ぬ気の炎による
かめはめ波 だが、「直撃すればただで済まない威力なのに、使用者が反動で吹き飛ばないのはおかしい」という理屈をクリアしている。
基本的には「右手で支えて左手で放つ」ことが多いが、メローネ基地内などでは逆パターンもあった。
最大出力で放てば壁や建物を消し飛ばし、当然普通に喰らえばただでは済まないが、発動に時間がかかり上手く制御しないと自分が反動でぶっ飛ぶため、
メローネ基地突入時点では未完成であり、地上でしか安全に発動できなかった。
後に本来敵だったはずのエンジニアのスパナから「完成したX BURNERを見たい」という事からコンタクト型のディスプレイを受け取り、
ヘッドセットと組み合わせての補助機能で姿勢の制御の問題は解決された。
作中では想定した最大出力以上の炎で放つ「X BURNER
 超爆発  ( ハイパーイクスプロージョン ) 」、
大地の炎による重力操作で炎を絞ってレーザーのようにしつつ、
味方へのフレンドリーファイアを避ける「超収束X BURNER」といったバリエーションも披露している。
匣 ( ボックス ) 天空ライオン ( レオネ・ディ・チェーリ ) V ( ボンゴレ ) 
作中では未来編の後半で使用。
肩に乗るぐらいのマスコットサイズのライオン だったので、色んな意味で読者を困惑させていた。
形態変化 ( カンビオ・フォルマ ) 
本来匣兵器は未来で開発されたため、未来編終了後には匣兵器を置いて過去へ帰ったのだが、
……SISTEMA C.A.I? アーキコエナーイ 
なお余談だが、日常編でツナには内緒で「ツナの相棒になれる動物を探す」回があり、その時選ばれたのがライオンだった。
防衛モード ( モード・ディフェーザ ) I世のマント ( マンテッロ・ディ・ボンゴレ・プリーモ ) 
天空ライオンVerVの形態変化の一つで、黒いマントになり相手の攻撃を防ぐ。
攻撃モード ( モード・アタッコ ) I世のガントレット ( ミテーナ・ディ・ボンゴレ・プリーモ ) 
名前の通り片手のガントレットになる。
VGでの新たな形態変化。肘まで覆う両腕の籠手になり、死ぬ気の炎の出力が上がる。
XX ( ダブルイクス ) 地形が吹っ飛んで周辺が荒れ地と化した 。
DSのゲーム『フレイムランブル』シリーズにおける超ツナの
必殺技 の一つ。
高速で突進しながら殴り抜ける技で、突撃前に下画面で左右どちらに飛ぶかを切り替えることが可能。
特に初代『フレイムランブル』は原作の黒曜編辺りに発売されたので零地点突破は無く、全てゲームオリジナルの技だった。
後にシリーズを追うごとに超ツナの技もアニメに合わせて変化していくのだが、この技だけは初代から最後まで使用している。
恐らく高速機動による攻撃が超ツナのイメージに合っているからであろう。
PS2の『ドリームハイパーバトル』で使用したゲームオリジナルの技。
ぶっちゃけ地味 。
   
    
    
        
            + 
         
        ところで超化している時に死ぬ気弾を撃ち込んだらどうなるの?(微ネタバレ注意) 
        
内部からリミッターを外す超化と、外部からリミッターを外す死ぬ気化が合わさった結果、完全にリミッターが外れた状態になる。
ちなみに服はジャケットだけが消滅した 
多分友人のシモンリングも壊した 完全に素手の状態になるが、戦闘力は超化した時以上に高い。
当然この状態になったら反動も凄まじいことになると思われるのだが、通常状態に戻っても割と平然としていた。
   
格闘ゲームにおける沢田綱吉 
『リボーン』を原作とするゲームは幾つか発売されており、
ジャンプのお祭りゲーではDSの『
ジャンプスーパースターズ 』(JSS)から登場。
ここでは『JSS』の続編である『ジャンプアルティメットスターズ』(JUS)とPSPの『バトルアリーナ』を紹介する。
『JUS』では前作から「ツナ/リボーン」表記で、サポートではリボーン単体、4コマ以降のバトルキャラはツナを操作するというちょっと変わったキャラ。
通常攻撃の威力は低いが挙動が分かりやすく、必殺技はどれもトップクラスに威力が高い。
特に6コマの「Xグローブ 死ぬ気で戦う!!」は発生が早く、相手を巻き込みやすく、妨害も受けづらいと性能高め。
バトル漫画にシフトしたのに笑属性なのはスルーで。 
ちなみにこの時の衣装が何故か変わるが、これはヴァリアー編での雷の守護者戦で着ていた衣装だったりする。
開発時期では原作がちょうどこの辺りだったのだろうか。
防御面に関してもオートガードで不意の攻撃をバッチリ防げる他、見切りのおかげで相手の必殺技を抑えることが出来る。
相性キャラは原作の仲間の獄寺と山本、そして何故か
キン肉マン 。…ギャグマンガからバトル漫画にシフトした肉弾戦キャラ繋がりだろうか?
ヘルプコマにすることで山本の斬撃防御とキン肉マンの打撃防御で守りが固くなり、獄寺の突撃でよりゲージ技を使いやすくなるなど、
ヘルプコマに関しては最も恵まれている。
また、獄寺と山本の3コマは上位陣がぶっ壊れているだけで普通に扱いやすいのもポイント。
『バトルアリーナ』でも当然登場している。こちらは2D対戦格闘ゲームということもあって原作より速度はかなり抑えめ。
余談だが『バトルアリーナ』はキャラゲーとしては珍しく、全員が専用
ステージ と
BGM を持っているのも特徴で、特にBGMは隠れた名曲揃いだったりする。
		『バトルアリーナ』でのツナのテーマ曲VIDEO 
  
MUGENにおける沢田綱吉 
スティーリー・ダン や
プッチ神父 の作者である0011氏による、手描き
ドット のキャラが公開中。
LIFEは900と少なめに設定されている。
「死ぬ気の零地点突破」や「X BURNER」など原作に登場した技が搭載されている。
特殊技 「開匣」はナッツを呼び出す技。ナッツを呼び出している間はガード関連の性能が強化される。
この他に、シモンリング使用設定と
勝利デモ 字幕の言語設定が可能。
シモンリング使用設定をONにすると「超収束X BURNER」の演出が原作に近くなるが、性能自体に変化は無い。
きなこもち氏による外部
AI も存在していたが、現在は公開停止。
 
		紹介動画(Mikel8888氏製)VIDEO 
 
		プレイヤー操作 (Mikel8888氏製、非最新版) 
出場大会 
プレイヤー操作 
*1 
明確に死亡シーンが描写されず消息不明な場合も含めると、メローネ基地で化け物と化した死茎隊4名を消滅させている
(ただし原作のみ。アニメでは怪物に変更)。
また、人を含まない場合は、同時にジンジャー・ブレット(人形)も破壊している。
ちなみに代理戦争編でも「超収束 X BURNER」でイェーガーの胴体を貫いているが、
相手は元々不死に近い存在であり、その後普通に喋っていたのでカウントに含まれない。
 
*2 
作中の日常編で使用されていた特殊な弾丸。
原作では見た目は普通の弾丸だが、アニメでは赤いカラーで炎のイラストが描かれた弾丸になっている。
後悔している人の額に打ち込み、一度相手が「死ぬ」ことで後悔を膨れ上がらせて「復活」するという仕組み。
ただし、相手が後悔していない状態で撃ったら普通に死ぬ。また、元から死ぬ気の人に打ち込んでも効果は特に無い。
原作では額に打ち込む他に、特定の部位に打ち込むことで様々な効果が出る
ひみつ道具 のような弾丸だったが、
アニメではそれぞれに専用弾を使う設定になっており、弾もそれぞれ別のカラーが振られている。
なお、死ぬ気になると服が消滅するのはこの弾を額に打ち込まれた場合のみらしく、死ぬ気丸を服用した場合は服はそのまま。
 
最終更新:2025年02月10日 22:39