F-ZERO とは、【スーパーファミコン】用のゲーム。
F-ZERO |
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他言語 |
F-ZERO (英語) | |
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ふりがな |
えふぜろ | |
ハード |
【スーパーファミコン】 | |
メディア |
4Mbit+16kRAMロムカセット | |
ジャンル |
レース | |
発売元 |
任天堂 | |
開発元 |
任天堂 | |
プロデューサー |
宮本茂 山内溥(エグゼクティブプロデューサー) |
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ディレクター |
清水一伸 | |
プレイ人数 |
1人 | |
発売日 |
1990/11/21 | |
値段 |
SFC:7,000円(税込) Wii:823Wiiポイント Wii U:838円 3DS:838円 |
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レーティング |
CERO:A(全年齢対象) | |
シリーズ |
F-ZEROシリーズ | |
移植・リメイク |
【Wii】:【バーチャルコンソール】 【Wii U】?:バーチャルコンソール 3DS:バーチャルコンソール Switch:【スーパーファミコン Nintendo Switch Online】 【ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン】? |
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日本販売数 |
約90万本 | |
世界販売数 |
約285万本 |
【スーパーファミコン】と同時発売したロンチタイトル。
【ファミリーコンピュータ】では再現できないような、高速移動と精密動作の移動を両立するマシンを使ったレースゲーム。
スーパーファミコンの新機能である、回転・拡大・縮小機能を最大限に活かすために作られた、デモンストレーション的な側面も持つ。
プレイヤースキルが今までのゲームソフト以上に響く設計や、好きなコースを選んで走ってレコードタイムが記録される仕様により、コースのタイムを競う「タイムアタック」を定着させたゲームソフトとして知られている。
近未来的な世界観となっているのは、当時のスーパーファミコンの性能ではポリゴンを使用できず、高速回転するタイヤを使った【車】を描写するのが困難である事や、建物を立体に描けないので上空にレース場を作ってしまおうという考えから生まれており、リアルな描写を誤魔化すために浮いている車(【F-ZEROマシン】?)やガードビームという玉のようなものが作られたとのこと。(参照)
本作の設計は後に【スーパーマリオカート】へとブラッシュアップされて行き、マリオシリーズやパーティゲームの発展にも一役買っていく。
西暦2560年代。人類はさまざまな異星人とのコンタクトを繰り返し、その結果として社会構造の基盤は地球的規模から宇宙的規模へと広がっていった。そして交易、技術援助、その他さまざまな文化交流が惑星間でとり行われるようになった。
20世紀後半、人類が地球外生物からの侵略に恐怖を覚え、彼らの宇宙空間移動機のことをUFO(未確認飛行物体)と呼んでいたことなど、この時代の人間にとっては、大いなる昔話にしかすぎない。
この宇宙間交易等で莫大な財産を得た、元宇宙商の富豪家達は、その豊かな生活に満足しつつも、自分達の怠惰な暮らしに、新たな刺激を求めていた。そんな彼らに、あるプロジェクトから声がかかった。
「かつて地球上で行われていたF-1レースの様なものを、宇宙的規模で開催してみないか?」
彼らは当然のようにこの企画に飛びついた。ある者は都市の上空に、ある者はとても生物が住めない環境の小惑星に、次々と資産を投げ出し、サーキットを建設していった。
サーキットは、コースの両脇にある反重力ガードビームによって、最高のもので地上300フィートの位置に設置され、その上を走るマシンにタイヤは存在しなかった。
最先端の超磁力技術を駆使して開発されたマシンはコースよりさらに1フィート上でレースを展開するように設計されていた。
そしてグランプリは開催された。開催当初、人々はそのレースの残忍さ(主催者達は、サーキット上に様々なトラップを仕掛けたりした……。)憤りさえ覚えた。しかし次第に人々は、自分の中の興奮を抑えることができなくなっていった。彼らもまた、レースに自らの刺激を求めていったのだ。やがて男達にとって、このレースで勝ち抜くことが、宇宙の中で与えられる最高の名誉となるようになった。
そしていつしか、人々はこのグランプリのことを、「F-ZERO」と呼ぶようになった。
2025/04/01より【Nintendo Music】で配信。