自称天才マジシャン・山田奈緒子と、日本科学技術大学物理学教授・上田次郎のコンビが
霊能力者が引き起こす超常現象や、奇怪な事件に隠されたトリックを解決していくミステリードラマ。
通常2話構成で、場合によっては3話、例外的にトリック1の「千里眼の男」は
1話、2の「六つ墓村」、「100%当たる占い師」は2.5話(第3話が2部構成)。
ミステリー(謎解き中心)が基本ではあるが、コメディの要素もふんだんにちりばめられており
笑いを誘う人物設定や行動、セリフ回し、有名人・横溝作品をもじった地名、小道具(張り紙、看板、習字等)など小ネタが多く
独特の演出と雰囲気が話題となりヒットする。
しかし、何かとコメディ要素が目立ちがちであるがそこはミステリードラマらしく
真相は無情でやるせない結末により事件の幕は降りる。
なお、何かとセリフ(特にネタ台詞)やオチに妙な効果音がつくのが特徴。
2002年末に映画化され、2003年には10-12月期の「木曜ドラマ」枠でゴールデンに進出した。その後
ブランクを経て、『
TRICK 新作スペシャル』と『
TRICK 劇場版2』が立て続けに製作され、2005年11月13日に「
日曜洋画劇場」枠で新作スペシャルを放送。
2006年6月10日から劇場版2が公開された。
2010年5月8日の同映画公開に合わせ、2010年4月9日から5月14日まで「金曜ナイトドラマ」の枠で
TRICK
2000年7月7日-9月15日に金曜ナイトドラマ枠で放送。
以下、エピソード名は小説版のものを記述。各話サブタイトルは放送時のものを記述。連続ドラマシリーズで唯一「episode○」というテロップが表示されない。
エピソード1 母之泉
売れないマジシャン、山田奈緒子は仕事をクビにされた。その時に見世物小屋の支配人から「超能力など存在しない。もし超能力があると証明したら賞金を渡す。上田次郎」と書かれた、雑誌に掲載されていた記事を渡される。家主の池田ハルに家賃催促をされ、仕方なく上田の元へ面接しに行き、自慢の手品で超能力だと簡単に騙すことに成功したが、上田に日本科技大事務長の娘が宗教団体「母之泉」の教祖・霧島澄子に騙されているので、その娘を連れ戻したら賞金を渡すと言われる。奈緒子は仕方なく上田に同行し、霧島澄子と対決することになる。
母之泉の教祖。通称「ビッグマザー」。
自在に空中浮遊が出来、相手の心を読んで悩みを言い当てることも出来る。
上田に「あと4日で死ぬ」と宣告した。
「ビックマザー」として行った様々な現象は奈緒子と上田によって科学的に解明されたものの、
本人は本物の読心能力があると自負しており、奈緒子の幼少期の記憶を詳細に語った。
後に万練村を治める霊能力者「カミハエーリ」と意外な接点があったことが『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』で明らかになる。
津村 俊介 -
山崎一
霧島澄子の側近。彼女と共に法外な商品を売りつける。
今回の事件で母乃泉が解体されて津村も警察に連行されたが、10年後には「瞼乃母」(まぶたのはは)の教祖となって
警部補 矢部謙三(トリックのスピンオフ作品)に登場している。
大森 美和子 -
伊藤裕子
日本科学技術大学事務長の娘。子供を病気で亡くし悔やんでいる所に霧島澄子が現れ、母之泉を信仰することになる。
母之泉の近くに住む猟師。以前に母之泉から脱走した息子を殺された経緯から、脱走してきた奈緒子らに同情して匿う。
母之泉の幹部。北海道方言でしゃべる。
奈緒子を雇っていた見世物小屋の支配人。
エピソード2 まるごと消えた村
群馬県宝女子村(ほうめごむら)の駐在所に赴任したばかりの前田警官から一報が入り、彼の話では駐在所の村人が「ミラクル三井」という人物の手により全員消えたと言う。実際に消防団が村を捜索すると、全ての村人が消えていた。さらに捜索に行った消防団も消えてしまい、困った警察は以前、事件を解決した上田に捜索を依頼。上田は強引に奈緒子と刑事・矢部、警官・前田を連れ出し、その村の謎を捜索することになる。
物体を瞬間移動させる男。本名は三井作造で、村にある寺の主の子。
以前はテレビ番組で活躍していたが、学者にインチキだと言われてテレビ番組を追われた経歴を持つ。
伊藤 公安 -
中丸新将
矢部刑事の上司。矢部からは鬼と恐れられている。
上田に村人失踪事件の調査を依頼する。名前は「いとうきみやす」と読み、役職は公安課長。後に佐々木という男が次期課長となる。
前田 進 -
加賀健治
宝女子村の駐在所に赴任したばかりの警官。
赴任当日に村人消滅事件に遭遇して恐慌状態に陥っている。
塚田 泰子 -
松井紀美江
宝女子村の村民。
ときどき現れ、意味深な発言をする。
奈緒子曰く「安室奈美恵とウーパールーパーを足して2で割ったような」少女。
有馬 辰夫 -
二瓶鮫一
宝女子村村長。
エピソード3 パントマイムで人を殺す女
滞納した家賃の催促に来た池田ハルから逃げるために上田の研究室に逃げ込んだ奈緒子らの元に、矢部刑事から謎解きの依頼が来る。それは黒坂美幸という女性が、「過去に深い恨みを持つ3人の男を霊能力で殺すので、自分を監禁してほしい」という依頼であった。黒坂美幸はパントマイムで殺人を犯すことが可能だと言い、パントマイムで行った殺人行為と同時刻で名指しされた男達が死んでいく。奈緒子は5か月分の家賃を上田が払うことを条件に、この殺人の謎を解くことになる。
パントマイムで殺人が行えると予言した女性。
常に不敵な笑みを浮かべ、論理的にも弁が立つ。
梅木 隆一 -
瀬戸将哉
殺害を予告され、その通りに殺害された最初の男。
2番目に殺害を予告された男。
3番目に殺害を予告された男。
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最終更新:2010年08月13日 13:34