『和田アキ子殺人事件』(わだあきこさつじんじけん)は、2007年2月12日、21:00 - 22:54(JST)にTBS系列『月曜ゴールデン』で放送されたミステリーテレビドラマ・バラエティ(和田アキ子はこれを「ドラエティ」と称した)である。
サブタイトルは「アッコが殺害された!容疑者は細木・黒柳・みの・玉緒・久本・爆笑問題・飯島・工藤・倖田ほか実名芸能人1000人以上!華麗なる超大物真犯人が語る衝撃の動機と壮絶な結末」であった。
このドラマはホリプロの和田アキ子担当マネージャーである西尾聖が、「もし、和田アキ子が殺されたら一体どうなるか?」と発案したことで生まれたドラマである。
番組の制作を発表した直後、ホリプロに「和田アキ子さんはお亡くなりになられたのですか?」と問い合わせの電話があったことを和田が明かしていた。
通常、テレビドラマではカンペはなく、台詞を覚えて演技するものであるが、三村マサカズに関しては一切台詞を覚えず、用意されたカンペを見ながら演技していたと同局『ズバリ言うわよ!』2007年2月6日放送分でバラされた。また、容疑者の一人として出演した清原和博によれば、「シーンの途中から台本に台詞が書かれておらず、ほぼアドリブ状態であった」という。
裏番組の『
東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』『SMAP×SMAP』(共に
フジテレビ系)を抑えて、18.5%(ビデオリサーチ関東地区調べ)という高視聴率を記録した。なお、この日の『SMAP×SMAP』の視聴率は13.2%であったが、同番組は常時20%前後記録していただけに一部のスポーツ紙の記事に「アッコがSMAPを食った」と書かれていた。一方『東京タワー』はこのときに最低視聴率を記録していた(視聴率は12.9%)。
DVDは、2007年4月18日にポニーキャニオンから発売された。
- このドラマの中で多くの芸能人の証言から「和田アキ子伝説」が数多く放送された。
- 島田紳助は裏番組の『芸恋リアル』の司会だった為に出演しなかったが、上記の証言シーンに出演した明石家さんまが名前を出していた。
- 『タモリのグッジョブ!胸張ってこの仕事』が2003年3月に終了後(同番組は正確には毎日放送の製作である)、TBSには滅多に出演していないタモリや、裏番組の『TVタックル』に出演しているビートたけしも登場し、話題になる。また、これにより近年見られなかった「BIG3」の共演が場面は違ったとはいえ実現した。
- フジテレビ系列で平日正午に放送されているバラエティ番組『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングのゲストとして、2006年10月30日放送分に和田が生出演した際に、「今度TBSで私が殺される役をするから、タモちゃんも出てよ」と発言し、それにタモリも「ええ、いいですよ。」と即答し、これと同時に、明石家さんまに以前出演を依頼した際、留守電に「殺します、絶対殺します」と吹き込まれていたことも明かした。このようにBIG3が3人とも出演を快諾したのは、和田の人脈の深さを物語っている。
- 『みのもんたの朝ズバッ!』に出演したTBSのアナウンサーは『朝ズバッ!』のコメンテーター役を演じた。
- クレジットロールの最後には、「このドラマは半分ノンフィクションで、半分フィクションです。」と表記された。
- 登場人物のほとんどが和田の日頃の評判を刑事に聞かれる際に日頃の不満を応えているが、このドラマ自体がバラエティーの一環のため、「大丈夫ですか?こんなこと言っちゃって」「明日からテレビ局行き辛いわ」などと後悔したような言葉を漏らしていた。もちろんここの部分は演者のアドリブである。
最終更新:2010年08月19日 21:22