『曲げられない女』(まげられないおんな)とは、2010年1月13日から同年3月17日まで
日本テレビの『水曜ドラマ』(毎週水曜日22:00 - 22:54・JST)で放送された菅野美穂主演のテレビドラマ。ハイビジョン制作。
結婚・仕事・友達・社会と闘う、「どうしても自分(の意志)を曲げられない」32歳の女を描く物語。
キャッチコピーは、「わたくし、まっすぐ生きていたいのです。」。
司法試験に合格した直後に事故死した父・義紀が果たせなかった弁護士になる夢を諦められずにいる荻原早紀は、弁護士法人事務所で見習いパラリーガルをしながら弁護士を目指しているものの、司法試験には9年連続で不合格。周囲からは結婚を勧められているが、彼女は物事をきちんとしないと気が済まない「曲げられない女」だった。ある日、早紀は、高校時代の同級生・璃子と再会。直後に恋人の正登からプロポーズされたが、ひょんなことから知り合った光輝に「結婚に夢を持つな」と忠告され、曲げられなかった自分の人生に迷いが生まれる。
その後、早紀は増野法律事務所でのある案件に疑問を投げかけ、恋仲であった正登も自ら手放す形で相次いで失い、さらに長年蟠りのあった母・光にも先立たれて生きる気力を失いかける。しかし璃子と光輝の励ましで立ち直り、中島剛志法律事務所で働き始める。その後、正登の子の妊娠が発覚し、司法試験受験と出産のどちらを諦めるか悩んだ末、正登には頼らず両方とも諦めない選択をする。ところが、璃子と光輝が自分の10年日記を勝手に読んだことを璃子が吐露したため、『自分のことを理解してくれない友達は必要ない』と言い放ち、仲良くなったばかりだった璃子と光輝と絶交するも、33歳の誕生日に和解する。
10回目の司法試験で口述試験を受験した後、長女・灯(とも)を出産。10回目の受験で一度は区切りをつける決心をしたものの、不合格となり落ち込んでいたところを璃子たちに励まされ、翌年11回目の受験でようやく合格し、弁護士になった。
キャスト
- 荻原 早紀(おぎわら さき)(32→33) - 菅野美穂(幼少期:浅見姫香)
本作の主人公。1977年3月3日生まれ。新潟県出身。司法試験には9年連続で落ちている。
受験の度に毎回買っているワインを未だに空けられない上、合格するまでは好物のチーズも断っていた。字が似ていることから名字を「はぎわら」とよく間違えられる。曲がったことや無駄を嫌い、いかなる物事もきちんとして、些細な言い間違いですら、その場で正さなければ気が済まない。「すみません、正確に言っておきたいので」が口癖。その為周囲とはいつも軋轢が生じ、璃子と再会し、光輝に出会うまでの32年間友人を作ってこなかった。普段は感情をあまり表に出さないが、一旦切れると怒りの感情を露にする。しかし、それはほんの一瞬だけでいつもすぐに落ち込んでしまう。璃子と光輝曰く「(心の)シャッターが開いてもすぐに閉まるが、実は熱い人間」。たまプラーザ駅近辺にある殺人事件のあったマンションの一室を7万円という半額の家賃で暮らし、光の死後は実家で飼っていた犬のアトムを引き取っている。正登に薦められ、やる気の出ない時にはマイケル・ジャクソンの楽曲をBGMにダンスをしながら奮い立たせている他、結論を出すのが難しい問題に直面すると、考えを整理するためにレポート状の文書にまとめてから検討する。
- 藍田 光輝(あいだ こうき)(36) - 谷原章介
警視庁のキャリア官僚(警視正)で、日本橋警察署で署長をしていた。親戚の結婚式に来ていた時、ウエディングドレスを探しに来ていた璃子と早紀に出会う。軽い性格で女好きなプレイボーイだが、早紀を初めて女性として意識するようになり、告白したが断られた。争い事を一番嫌い、人を楽しませるのが好きで、真面目な場面でふざけた一言を言った後には「冗談です、楽しんでいただけましたか?」と言うのがお約束。父親も警察官で、小さい頃に母親を亡くしている。高校時代、デート中に絡まれた不良たちの言いなりになり、彼女から見掛け倒しと言われてから弱い自分を隠すようになり、そんな自分をごまかすために警察官となったが、管轄内でストーカー事件が起きても適切な対処が行われず、自身も署内では肩書きだけの存在で蚊帳の外だったことに疑問を感じ、警察官を辞めた。その後、ケンカ中に早紀から送られた「人を楽しませる仕事とは?」のレポートを読み、得意な料理でたくさんの人を幸せにするために料理人になることを決意し、レストランに再就職。早紀の両親学級には、お腹の子の父親である正登の代わりにずっと一緒に通っていた。司法試験の合否にかかわらず、早紀にプロポーズしようとしたが、自ら取り止める。数年後には璃子が働く特別養護老人ホームの食堂で働き、璃子と付き合っている。璃子からは「コウちゃん」と呼ばれている。
- 坂本 正登(さかもと まさと)(29) - 塚本高史
増野法律事務所の弁護士。早紀の大学時代の後輩で、司法試験の勉強の仕方などを教えてもらっていた。9年間付き合ってきた早紀のことをいつも気遣い、何度プロポーズを断られても、よりを戻そうと必死だったが、その優しさは自分をアピールするためだけのもので、それを光輝に指摘されてからは、早紀たちの輪の中に入りづらくなり、距離を置いてしまう。その後、付き合い始めた里美との結婚を決意するが、早紀のことを諦められず、結婚式当日に式場から逃げ出してしまい、これまでの顧客の信用をすべて失い、里美からは別れを告げられ、事務所も辞めた。弁護士になる夢に向かって突き進む早紀の背中をずっと追い続けたが、司法試験に合格した時に早紀を追い越したと勘違いし、自分が優秀だと思い込むようになった。そのため、早紀に弁護士になるのは無理だと言い続けていたが、大学時代に互いに切磋琢磨していた頃の気持ちを思い出し、最終的には早紀を応援するようになる。その後は中島の紹介で、無料法律相談窓口の仕事をしている。灯の認知は行い、定期的に会っている。
- 今田 健治(いまだ けんじ)(19) - 市川知宏
早紀と同じマンションの階上に暮らす大学生。ゴミの分別や騒音などのトラブルが多く、そのたびにやってくる母親をやきもきさせ、早紀には注意される。ゼミの先生を殴って停学処分となる。早紀と同じく新潟県出身で、赤ん坊の頃、義紀に助けられた(義紀はこの直後事故死)ことが明らかになる。大学復学後は改心して早紀を先輩と呼び、司法試験を目指す決意をする。
- 横谷 里美(よこや さとみ)(25) - 能世あんな
正登の秘書。正登に思いを寄せていて、その後交際を経て結婚することにしたが、結婚式当日に逃げられて愛想を尽かし別れを告げる。その後、金持ちのイケメンと結婚したが、内緒で多額の借金を作ってしまい、夫から離婚と子供の親権を渡さないことを告げられ、弁護士になった早紀の元へ相談に訪れる。
最終更新:2010年08月19日 20:11