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高校教師

『高校教師』(こうこうきょうし)は、1993年と2003年にTBS系列で放送された、野島伸司脚本のTVドラマ。及び、1993年に東宝系で公開された映画。

教師と生徒の恋愛や、同性愛・強姦・近親相姦など、当時に問題となっていた「社会的タブー」を真正面から扱った作品として、非常に話題になった。登場人物らの背景に何があるのか、最終回の結末はどうなったのか…など、ミステリ的な要素も織り込んだことも、それに拍車をかけた。

野島伸司の提案により「近親相姦」をテーマとした作品が提案されたが、当初プロデューサーらは嫌悪感を抱いていた。しかし、野島の「ギリシャ神話のような作品を作りたい」という言葉に感銘を受け、直接的な性的描写を抑えた、繊細で透明感のある作品づくりを目指した。なお本作では、羽村と三沢千秋、羽村と田辺里佳との大人同士のキスシーンを除いてキスシーンがなく、全てそれを連想させるだけにとどめた演出になっている。

テレビドラマとしては珍しく、ドラマ撮影前に「シナリオ」が全て出来上がっていた。これにより出演者たちは、登場人物の「運命や世界観」などを、完全に理解して演技することが出来たと言う。また、シナリオが完成していたことにより、きめ細かな裏設定を実現することができ、前フリを演技で表現できたという。

ヒロイン役の二宮繭は当初、観月ありさを予定していたが、台本の内容に賛同を得られなかったため、桜井幸子に変更された。また、相沢直子の役も、何人かの女優に出演拒否され、持田真樹が担当した。野島作品の中では唯一、この作品のシナリオだけ「ラストの展開の手直し」が行われたという。

作中、羽村隆夫役の真田広之が『過去形』言葉でナレーションをしている事から、過去の出来事を振り返っている事が伺わえる。

作中で、繭の「私このお菓子好き」というセリフとともに、ブルボンのエリーゼ(スティック状のウェハースの中にチョコレートが入ったお菓子)が映され、一時期注目された。

高校のロケ地は、日本基督教短期大学である。また、最終回に登場した青海川駅に、一時期ではあるが番組視聴者の来客が増加した。

放送終了後、トーク番組に出演した真田広之は、続編のオファーがあったことを紹介。しかし、「死んだはずの人間が生きていたという話はおかしい。見てくれた人にも失礼」という趣旨の説明をし、オファーを断ったと話した。

最終更新:2010年08月17日 21:41
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