ULTRASEVEN X

『ULTRASEVEN X』(ウルトラセブン エックス)は、円谷プロダクションが製作し、2007年10月5日から2007年12月21日までCBC・TBS系列で放送された全12話の特撮テレビドラマ、およびその劇中に登場する変身ヒーローの名称。

『ウルトラセブン』40周年記念作品。ウルトラマンシリーズとしては初の深夜帯放映作品であり(ウルトラシリーズとしては『ウルトラQ dark fantasy』以来2作目)、そして初の1クール作品となる。制作は『ネクサス』~『メビウス』までの作品から引き続き中部日本放送(CBC)が担当している。

『セブン』は過去に、直接的な続編の『平成ウルトラセブン』が製作されたが、本作は新しい世界観での作品となる。プロデューサーによると「過去のウルトラシリーズはあまり意識せず、海外ドラマを参考にしている」ということである。 ただし公式HPには「オリジナルのウルトラセブンとSEVEN Xの関係こそが全話を貫く最大の謎」という記述があり、最終話にて明かされた。

深夜特撮らしく「ホラー」「怪奇」がメインとなっており、初期ウルトラシリーズで描かれていた「人間に寄生や擬態するエイリアン」、「人間社会に溶け込み、暗躍するエイリアン」がメインであるが「人間自身がエイリアンの起こす事件の原因に関与している」という過去のウルトラシリーズとは異なる部分がある。また、SEVEN Xとエイリアンとの戦いがメインでは無く、エイリアンが起こす怪事件や殺人を組織が捜査し、その事件の首謀者であるエイリアンをSEVEN Xが倒す、という構図がメインとなっている。平成ウルトラシリーズとしては珍しく、エイリアンが起こす事件で死者が出たり数シーンであるが「流血」がある。

リアリティを重視するため、特撮パートは極力セットを抑え、実写との合成・CGを主体とする。「個人で携帯できる銃器や通信装置」「宇宙人の起こした事件を捜査する組織」と今までのウルトラシリーズの要素はあるが、「戦闘機などの巨大兵器」「組織内の統一された隊員服」と今までのウルトラシリーズの要素や「セブン」「平成セブン」に出てきた「カプセル怪獣」の要素は本作には無い。

製作スタッフは『ネクサス』~『メビウス』に関係しているスタッフが多い。一方で『ネクサス』~『メビウス』で怪獣のデザインを行った酉澤安施がULTRASEVEN Xのデザインを行ったり、逆にウルトラマンのデザインを行った丸山浩がエイリアンのデザインを行ったりと今までのウルトラシリーズと一風変わった製作スタッフとなっている。

過去のウルトラシリーズと異なりEDはあるがOPが存在しない。


近未来を思わせる、我々の世界とは似て非なる世界。あらゆる戦争やテロが根絶され、町には政府の意図や様々な情報が与えられるモニターが様々な場所に設置されており、人々はその情報によって支配される高度な管理社会を形成している。

最終更新:2010年08月19日 21:20
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