花衣夢衣

『花衣夢衣』(はなごろもゆめごろも)は、津雲むつみの漫画作品である。集英社「YOU」に、1993年9月号から2000年11月号にかけて不定期連載された。

また、上記を原作とするテレビドラマ。

YOUコミックスレーベルから全17巻(現在絶版)、また集英社漫画文庫から全11巻が発行されている。主婦を中心に女性に人気がある作品。

昭和25年、戦後復興著しい東京で暮らす一卵性双生児の真帆と澪。ある日、真帆は澪の代わりに米兵とデートをすることになるが、乱暴されてしまった。妊娠、中絶、子宮摘出という悲劇に見舞われる真帆。真帆は金沢へ行き加賀友禅の修業をする。金沢で出会った、東京の呉服屋の長男・羽嶋将士に真帆も澪も恋をしてしまう。将士は真帆に求婚するが、真帆は子供を産めない事を隠して断り、失意の将士は澪と結婚した。真帆は澪の幸せを願いながらも将士と不倫を重ねる。話は澪の子供が成人するまで展開し、澪と真帆が老婆になるまで、澪と真帆、二人の周囲の人々の生き様と恋愛、性が描かれている。
また、サイドストーリーとして真帆と澪の母、和美の生き様を描いた『冬衣 脱ぎて』、澪の子供の莉花と幸雄を描いた『東福寺にて』『水の都から』が収録されている。 

ドラマ

東海テレビ制作により、フジテレビ系列で、2008年3月31日から6月27日の13:30〜14:00(JST)に放送された昼のテレビドラマである。全65回。東海テレビお得意の愛憎ドロドロだけでなく、主人公の一卵性双生児の姉妹愛を描く大河ロマン作品になる予定、とされていたが姉妹愛や同じ男性を愛した葛藤が描かれており、好評であった第1部とうって変わり、第2部は真帆と将士の不倫が主に描かれている。

昭和25年、戦後の復興著しい東京で暮らす17歳の一卵性双生児の沢木真帆と澪。ある日、真帆は澪の代わりに出かけた米兵とのデート先で乱暴されてしまい…。その後妊娠、中絶、子宮をも摘出するという悲劇に見舞われる。
その後、真帆は金沢で加賀友禅の修業に打ち込む。3年後、東京の呉服屋の長男・羽嶋将士に求婚されるが、子どもが産めないことを隠し身を引く。将士は真帆を忘れるため母の薦める見合い相手、双子の妹・澪と結婚する。13年後の昭和41年、真帆は友禅作家として東京で独立、久しぶりに将士と澪と再会。やがて真帆は妹の夫・将士と不倫を重ねていく…。  

最終更新:2010年08月21日 12:36
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