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暖簾

暖簾(のれん)とは日本の建物や部屋の入り口に外部と内部の仕切りとして垂らす布のことである。特に商店の入り口に掲げられる、屋号・商号や家紋などが染め抜かれたもののことを指す。元々は直接風や光が入るのを防いだり「寒さよけ」として取り付けられたのが始まりと考えられている。居酒屋などでは布の替りに荒縄を並べて垂らしたものもあり、これを縄暖簾という。

戦前までの飯屋や居酒屋では客が出て行くときに肴をつまんで汚れた手をちょっと暖簾で拭いていくという習慣があり、「暖簾が汚れているほど繁盛している店」という目安になっていた。

また、派生的意味合いもある。暖簾は営業中の目安とされることもあり、閉店になるとまず暖簾を片づける。上記の意味から転じて屋号を暖簾名(または単に暖簾)と呼び、商店の信用・格式も表すようになった。暖簾には凡そ4.5cm位の棒に通し掛けておくが、複数の掛け穴があるチチ仕立てと一つの掛け穴がある袋仕立ての2種類が存在する。

また、内部が外から露骨に見えにくくする目的も持ち合わせている。

派生的な意味での暖簾の使用例としては以下の例がある。スキャンダル等が原因で信用・名声等を損なう事を「暖簾に傷が付く」という。奉公人や家人に同じ屋号の店を出させる(出すことを許可する)ことを暖簾分けと言う。

最終更新:2010年08月21日 20:09
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