『LIAR GAME』(ライアーゲーム)は、
甲斐谷忍による日本の漫画作品。またそれを原作とした
フジテレビ系列で放送されたテレビドラマ。またはそれらの作品に登場するゲームトーナメントの名称。『
週刊ヤングジャンプ』2005年12号より不定期連載中。「LIAR GAME」とは日本語訳で「嘘つきのゲーム」。
周囲から「バカ正直のナオ」と呼ばれる程、他人を信じやすい女子大生・神崎直。そんな彼女のもとに小包が届けられる。 「LIAR GAMEに参加される場合のみ、この箱をお開けください」という注意書きをよく読みもしないうちに、直は小包を開封してしまう。その中には1億円分の札束がしまわれており、「いかなる手段でもかまいません。対戦相手からマネーを奪ってください」と書かれていた。
こうして直は、謎の組織が主催するゲーム・トーナメント「ライアーゲーム」の第一回戦「1億円奪い合いゲーム」に強制的に参加させられる事になった。なんとかゲームを降りようとするが、どこに相談してもまともに取り合ってもらえない。やがて、対戦相手が発表されたが、その相手は直の中学時代の恩師、藤沢だった。早速藤沢のもとへ向かった直だったが、藤沢の言葉に惑わされ、まんまと1億円全額騙し取られてしまう。なんとか1億円を取り戻そうと躍起になった直は、出所したばかりの天才詐欺師・秋山深一に助けを求めるが…。
ライアーゲーム・トーナメントで行われるゲームは、いずれも知恵や交渉力、名の通り嘘をつく力を振り絞り勝ち残るものである。運の要素が関係するゲームも多いが、純粋に運のみで勝敗が決定する事はない。
ライアーゲーム・トーナメントのルールは、いずれかのプレイヤーが自分の利益だけを考えた行動を取った場合のみ主催者側にマージンが発生するように作られている。したがって仮に全てのプレイヤーが結託すれば、誰も得しないかわりに誰も損しないという状況を達成できるが、実際には他人を本当に信頼できるのか疑心暗鬼となり、囚人のジレンマに陥りやすい。このジレンマにどのように対処するかが、本作の主題の一つである。
本作に登場するゲームの多くは作者自身が作ったもので、トランプ・ゲームのような既存のゲームを流用したものはほとんどない。また本作に出てくるゲームは、集団で行われるものが多く、純粋に一対一の戦いになる事は少ない。この為他のプレイヤーとの結託や裏切りなどの駆け引きが勝敗を左右する鍵となる事が非常に多い。
また、ゲームの性質上多くの心理学の知識が出ている(例:返報性の原理、認知的不協和など)。
単行本は、(YJコミックス)より第12巻まで既刊。2010年4月までに累計430万部を突破している。
最終更新:2010年08月19日 21:24