ロイド(FE)

登録日:2010/10/07 Thu 23:44:59
更新日:2025/11/03 Mon 09:26:02
所要時間:約 7 分で読めます


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FE FEヒーローズ 【黒い牙】 もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな キルソアサシン ←らめぇ ソードキラー ←ひぎぃ ソードマスター チートボス チート一家の長男 ファイアーエムブレム ベッカム モルフ リガルブレイド リーダス兄弟 ロイド 人気投票敵役中一位 仲間になってほしかった 仲間になりそうでならない 仲間になりそうでならないキャラ 加減しろ莫迦! 四牙 回避値No.1 固い!強い!速い! 幸運を0にすればなんでもして良いと思うな! 強敵 支援A 暗殺者 松田健一郎 烈火の剣 白狼 真のラスボス(能力的な意味で) 神装英雄 静かに、そしてしなやかに 魔法剣士 黒い牙



お前らが何者かは今更どうでもいい……。

弟の仇は必ず仕留める……1人ずつ順番にな。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS

GBAソフト『ファイアーエムブレム 烈火の剣』に登場するキャラクター。
フルネームはロイド・リーダス。

CV:松田健一郎(FEヒーローズ)




■概要

暗殺組織【黒い牙】の首領ブレンダンの長男。
幹部である【四牙】のリーダー格であり、凄腕の剣士。
外見は黒いロングコートを羽織り、多少の無精ヒゲを生やしたワイルドな出で立ち。

異名は全身黒服なのに《白狼》。


■人物

性格は極めて冷静沈着で、如何なる物事も広い視野から的確に観察している。
弟であるライナスとは真逆の性格で、暴走しがちで暴れん坊な弟を窘める事が多い。
また、無駄な殺生を嫌い、主人公達と戦う際には民間人に被害を出さないよう部下に指揮したりした。

彼の所属する暗殺組織【黒い牙】は、元々弱者を救い、強者を誅す事を信念・信条とする義賊集団である。

その組織の行動理念を信仰し、またそれを提唱した首領ブレンダン・リーダスが実の父親であると言う事も重なり、組織に対する忠誠は深い。

しかしブレンダンが後妻として迎えた女性ソーニャが来てから【黒い牙】は豹変。
金さえ払えば女子供や老人、無抵抗な市民すらも殺める様になってしまう。

彼は彼なりに組織の異変に気が付いていたようだが、
尊敬する父親の決定(実際はソーニャが色仕掛けでそう言わせていただけ)を疑うような事があってはならない、と自らの父と組織の信念を信じ続けた。


彼が主人公達を襲ったのもあくまで『父が主人公達を討つべき悪と見なした』が故の事であり、
最初に暗殺を提唱したソーニャの発言に対して「これは本当に父が決定した事なのか?」と問うなど、端から彼女の事は信用していなかったようである。
それはソーニャが新たに連れてきた【牙】の構成員も同じ事で、新たに『四牙』に加わった《死神》ジャファル、《蒼鴉》ウルスラの事も白い目で見ていた。
ただしジャファルの実力には一目置いており、彼と本気で戦ったらどちらが勝つか密かに考えていたようである。

しかしニノだけは別で、明るく人懐っこい彼女を弟共々可愛がっていた。
曰く、『いい娘』だそうで。
ニノからも「ロイドにいちゃん」と呼ばれ慕われており、ソーニャが連れて来た構成員の中では唯一、心を開いていた。

これらの事から、彼が相当な人格者である事がうかがえる。事実、古参の構成員からの信頼は絶大なものである。
それ故に封印の神殿で最後までロイドに付き従い、エリウッド達と戦うという最悪の展開になってしまったが……


■本編での行動

ベルン王国を訪れたエリウッド達が最初に戦う『四牙』で、霧による劣悪視界を利用した奇襲攻撃を掛けて来る。

敵の位置が分からない、村を破壊しに行く盗賊、ぶっちゃけ足手まといの同盟軍ワレス、前から後ろから来る増援マップで、多くのプレイヤーを苦しめた。

ワレスを救助しに行く飛行隊、盗賊を倒しに行く騎馬隊、
森でドラゴンナイトを相手にする歩兵隊等を派遣してたその時、敵将が見えたのでステータスを確認すると…………


■ユニット性能

23章(ヘクトル編24章)

※矢印右側はハードモードでの数値。
ソードマスター Lv-12
HP-41→45
力-19→20
技-21→24
速さ-22→23
幸運-16
守備-9→10
魔防-17
体格-9
武器レベル-剣A

所持品
ぎんの剣(エリウッド編)
ひかりの剣(ヘクトル編)
赤の宝玉 ※ドロップしない。しかし速さ22のため盗むが効かず、入手不可能。設定ミスの疑いあり。


……………………………

あれ?

あるぇ?

何これ

め ち ゃ く ち ゃ 強 い ん で す け ど

簡単に言うと
強い!
そして速い!
である。


プレイヤー「あ……あれ? なんか俺のソドマスギィが涙で霞んでよく見えない……?」


はっきり言って場違い…チートレベルである。
技・速さの突出ぶりもそうだが、ソドマスの弱点であるはずの力ですらこれまでの敵将より突出して高い。
そのため多少タフなユニットでも追撃で瀕死に追い込まれ、ソドマス得意の必殺が出てしまえばほぼ死ぬ。
まぁレベル1とはいえジェネラルのワレスがあっさり殺されるほどなので受け切ろうという方が無謀である。
直前まで戦ってきたボスとは次元が違う強さであり、微妙な強さなボス達に安穏としていたプレイヤーの度肝を抜いた。
ソードマスターの著しい弱体化が嘆かれる本作だが、そんな逆境などどこ吹く風である。
しかも汎用クラスのボスの中で唯一完全専用グラを持ち、攻撃モーションも一部アレンジされている優遇っぷり。

さすがに脆すぎる守備もそうだが耐久力はさほど高くないので、弓や魔法といった間接攻撃で対処すれば比較的安全に対処できる。
ただしノーマルでも回避60を誇るので下手なユニットでは安定して当てられない。魔防も高いのでエルクやCCしたてのセーラなんかだと思うようにダメージを与えられない事も。
とはいえマップには闘技場があり(恐らくは救済措置)ユニットの育成が可能なので、そこでしっかり主力を鍛えれば問題なく倒せる。
直前で手に入る闇魔法ルナも活用したい。

エリウッド編では銀の剣を、ヘクトル編では間接攻撃可能な光の剣を装備している。
初期配置もそれぞれ大きく変わっており、エリウッド編はマップ北端の城付近に、ヘクトル編では闘技場付近の砦のすぐ北となっている。
エリウッド編では最奥に居る為準備も十分整えられスナイパーや魔法系が育ってれば大して怖くないが、
ヘクトル編ではスタート地点からすぐ近くに居る上普通に突撃してくるので全く以って油断できない。
迂闊に弱キャラを待機させたままターンを終え、いきなり霧の向こうからやってきた兄貴に華麗に瞬殺されるのはお約束。
後に出てくるジョルメさんよりも遥かにこの魔法剣の使いどころと適正時期を心得ている。
魔防の高いユニットで囮になり、相手の攻撃力が弱まる&必殺が出ない間接攻撃をメインに攻めていきたい。
理魔法は優位に立てるので、エルクを育ててるなら絶好の機会である。


どうにかこうにか倒せたロイド。
しかし投降はせず、力を振り絞りエリウッドを人質に取るが、彼の身を挺した説得に揺さぶられ彼を解放、本格的にソーニャに嫌疑を抱きとりあえず休戦という形で戦いは終わった……


そして、その夜。

ロイド「さぁて、どうしたものか……とりあえずソーニャについて少し探るか………………………………!?」

リムステラ「流石は白狼ロイド・リーダス、素晴らしいエーギルだ」

ロイド「……な…気配など………………く…………………親父……ライナス………」


と、呆気なくリムステラに殺された。

古参の構成員であるロイドを危険視したネルガルが、予めリムステラを追っ手として付かせていたのである。


プレイヤー「は……?(゜д°) 嘘…だろ…? 死んだじゃん…仲間になりそうなのに…」

彼の人格者ぶりから仲間になるものだと思い込んでいたプレイヤーを絶望へ叩き落とした瞬間である。
同時に、組織最強レベルの実力者に気配すら読ませず完全な不意打ちを決めたリムステラの実力を見せつける形になった。
程なく駆け付けたライナスが彼の亡骸を見つけてエリウッド達に討たれたと思い込み、慟哭の果てに彼らへの復讐を叫ぶのであった…。


そしてストーリーを進め、神将器を求めてベルン王国の「封印の神殿」までたどり着いたエリウッド達の前に兄を失い思い違いからの復讐心に燃えるライナスが、残った黒い牙の総力とともに立ちふさがる!
…と、いうのが最初にロイドと対戦した場合の流れ。
分岐次第では先にライナスと対戦する事になり、その場合このステージのボスはロイドとなる。


27章(ヘクトル編29章)

※矢印右側はハードモードでの数値。
Lv-18
HP-52→55
力-21→22
技-25→27
速さ-24→25
幸運-16
守備-16→17
魔防-20→21
武器レベル-剣S
属性-理

所持品
ルーンソード
パビスの守り


ロイドのパラメータが前回よりさらにパワーアップ。
今回は力ばかりか耐久面も急上昇、もうクラスの特性とか知らんとばかりにただただ全ての能力が高い。
さらに玉座に居る為回避が本作一高く、所持品のパビスの守りにより必殺すら全く効かないまさに鉄壁。
おまけに与えたダメージを自分の体力に変える魔法剣ルーンソードを持っており戦いが長引くこと間違い無しである。

しかしルーンソードの耐久力は僅か15。しかも前作でナーシェンが猛威を振るった結果「力半減+必殺を出せない*1」と凄まじい弱体化が施されており、追撃を気にせずタフなユニット数人で囲めばあっと言う間に壊れる。
あとに残るは丸腰で玉座の上にたたずむ速くて必殺を受けないタフなイケメンだけ。
サンドバッグにしてくださいと言わんばかりの状況で、経験値や武器レベルを存分に稼げる。
ただし、戦績評価を重視していると回避が更に上がり一転して凄まじく厄介な状況に。なにせ玉座に居る時は100近い回避を誇っているのだから。武器を持っているうちに手早くしとめたい。
ペガサス三姉妹のトライアングルアタックならパビスの守りすら無力化するので、揃っているならぶつけるのも手。魔法攻撃に強いのも魅力。

ちなみにニノで会話が出来るが、こちらの涙腺を崩壊させるような会話こそ起こるものの、残念ながら仲間にはならない。絶対に。
それどころか会話をした次ターンにいきなり移動し、好き勝手に暴れ始める。いくらルーンソードがナマクラ同然に落ちぶれたとは言えクラスチェンジ前の主人公では分が悪く、攻撃されればほぼゲームオーバー確定。
それでもニノには絶対に攻撃して来ない。そこら辺もまた漢である。そりゃ「生きろ」と諭しておいて攻撃するのはいくら何でもおかしいからね。
また玉座から離れる=回避なども低下してくれるので、対策さえしっかりしていればチャンスである。評価重視プレイの場合ほぼ必須のテクである。

一方ライナスは戦闘会話のみであり、ニノにすら仇の1人としか見ておらず平気で攻撃を仕掛けてくる。
こちらはロイドよりも激情家ということもあってか、兄の仇に与する者は正真正銘、誰であっても容赦しないようだ。

なお、ロイドはライナスの仇がエリウッド達でないことに薄々勘づいており、自身の行動が間違っていると思いつつも死に場所を求めて戦いを挑んでくる。


終章

そして幾多の絶望を味わったまま最終決戦へ突入。

ネルガルもの凄く陰気臭いダラダラとした壮絶な昔話を聞き終えると、
まさかのモルフとして復活した過去のボスと対決することに…………………………その中にはロイドの姿も。

そして、それぞれの思いを秘めた終章が遂に幕を切った。


最初は必殺が高い光魔法の強みを最大に活かすメタボ司祭こと《百舌鳥》ケネス。そして脅威の素早さと攻撃力と機動力を兼ね揃える遊牧騎兵《飛鷹》ウハイが相手。

次の相手は固い! 強い! 遅い! を極めたジェネラル《ラウス侯》ダーレンと間違いなく最強の攻撃力を持つ【黒い牙】首領のブレンダン。


もう嫌だと思ったその時、封じられた最後の扉が開く。
パラメータは高いものの、所持する魔道書が重い為に攻速がガタ落ちのウルスラ
ぶっちゃけ弱い自称【黒い牙】最強の暗殺者w…えーと……確かニャロメ
話を戻して


上記2人とは別にもう一組いるが
プレイヤー
「…………(°д゜)ポカーン」

そう、最後の組はロイドとライナスのリーダス兄弟である。
はっきり言って今まで戦ってきたモルフ達すら雑魚に思えてくる程である。
しかも今まで死に設定だった支援効果も、2人一緒に行動することで存分に上乗せされるいたせりつくせりなコンビ。

弟ライナスは全体的に高いパラメータ、2回攻撃可能な勇者の剣と最強の手斧であるトマホークを所持しており、遠近両方に対応するため苦戦は免れない。

一方兄のロイドは………

  • ユニット性能
※矢印右側はハードモードでの数値。
Lv-20
HP-52→56
力-22→23
技-28→29
速さ-30
幸運-0
守備-19→20
魔防-23

所持品
リガルブレイド



固すぎ(守備22 魔防26 ※支援効果込み)

強すぎ(攻撃43 必殺41 ※支援効果込み)

速すぎ(攻速30 回避75 ※回避は支援効果込み)

そして恐すぎ

以上。


言わずとも強さは解るであろう。
殆どのステータスが上限かそれに近い数値である。
他のモルフも精鋭揃いとはいえ「HPや攻守は高くとも速さは低め」「主要ステはどれも高いが武器の重さで攻速落ちしたり直接攻撃に無力」「装備が論外」とそれなりに隙はあった。
しかしこちらはベースがロイドだけあってそういった分かりやすい弱点がない、それどころか生前には単なるフレーバー要素かと思われた弟との支援効果まで全開にして自軍を襲う。

ラスボスである火竜も射程3、固定ダメージ37と高い性能を誇る……が、逆に言うと追撃されない程度の速さとHPが38よりあれば絶対生き残れるのである。
しかも動かないのでアトス、ヘクトル、カナスでボコれば大して苦労はしない。
手間や必要人数はともかく、危険性で言えば動く上に追撃・必殺・回避率といったリスクが満載のロイドの方が遥かに上である。
そのため、むしろロイドがラスボスだと言うプレイヤーが続出した。

とはいえこちらもここまで勝ち進んでいる以上相応のユニットやアイテムの用意はあると思われるので、これらを用いる事で十分対抗は可能。
こちらは既にパビスの守りがあり必殺事故も避けられるので、鍛えた精鋭にパビスの守りとレークスハスタを持たせれば互角以上に戦え、真っ向勝負で渡り合うことも無理というほどではない。
しかし上限という超えられない壁により殆どのキャラが追撃を免れないので素のダメージが痛く、ロイドの幸運が0とはいえ速さ30により空振りから返り討ちに遭う危険も高い。
槍使いはファルコンナイトを除けば全員速さの上限値が26以下、そのファルコンも強力な槍を使うと攻速落ちするのでバグで入手したヴァイダスレンドでもなければ3すくみで有利でもリスクは高い。
回避もライナスとの支援範囲内だと75と下手な玉座ボスより高いので、槍持ちでも命中の低いキャラだと注意が必要。

戦力に自信が無い場合、同時に下端に出現するウルスラとジュルメの対処も兼ねて全軍を下端に移動させれば、兄弟が迫ってくるまでに数ターン程度とはいえ猶予が生まれるので、その間に迎撃の布陣を敷いておきたい。光の結界が余っているなら彼等の部屋の前に仕掛けておくと更に猶予を伸ばせる。
ライナスにスリープをかければロイドだけを誘い込める。兄弟の支援効果を断ち切る・直接攻撃にだけ気を付ければ良くなるだけでもだいぶ難易度が変わる。
あるいはロイドから先に動くので、腕に自信があるなら彼の攻撃範囲ギリギリにソードキラー持ちの斧兵を配置すればライナスとの支援を断ち切った上で比較的安全に戦える。
ダーツの速さが27以上に育っているなら彼が適任。上級LV20の期待値なら必殺を封じ追撃を受けなければ彼とライナスの1回攻撃くらいなら十分やり過ごせるし、必殺の返す刃であっさりロイドを葬ってくれる事も多い。不安ならニニスの守護を。
ヘクトルやオズインも追撃込みでも余裕で耐えつつ痛手を与えられるだろう。

それでもキツいという人は、更に楽な勝ち方もある。
彼らが出てくる扉の前に光の結界を張り、アトスにバサークを持たせ、ロイドにかけるのだ。
成功率は70%程だが、上手くいけば同士討ちしてくれる。
なお大抵兄が勝つ模様。

ただし、彼ばかりに構って消耗したり重い武器を持ってるユニットを疎かにしているとライナスに倒されかねないので、兄弟共々対策を怠らないように。

倒すと最強の剣リガルブレイドを入手できる。
…が、もうネルガルと火の竜以外殆ど敵がいない上に彼らには特効武器があるので使い所がない。
あくまでも難易度上昇とついでに通信闘技場で使えるといった程度の武器と解釈するべきか。
強いて言えば専用武器が重すぎるエリウッドをボス戦に参加させてあげたい時には利用できる。
支援やファーラの力と併せてどうぞ。
なお通信闘技場で使うと攻速落ちや素のステの微妙さでロイドのようにこの剣を使いこなせる者がほぼいないことに気付く。

某動画サイトの通信闘技場ルールでモルフ同士を戦わせる企画でも、予想通りというか突出した戦績を残した。
ウハイ以外は追撃不可避、さらにどいつもこいつも幸運0なので得意の必殺がさらに猛威を振るう。
相性最悪なはずのダーレンが相手でも、攻撃のチャンスが増える後攻だと必殺ゴリ押しで勝ちをもぎ取る始末。
特別措置で本領を発揮させてもらえたキルソジュルメさえ追撃であっさり仕留めてしまう。
対ネルガルの勝率も比較的高め。やっぱり強すぎだコイツ。頑なにトマホークに固執して勝てる勝負すら尽く捨てる愚弟とは違うのだ。
その他の敵ユニット同士を戦わせる系動画でも、大体烈火勢では彼が何らかの大活躍をするのがお約束。

因みに人気投票では7位を獲得。
敵キャラクターの中では最上位である。


ファイアーエムブレム ヒーローズ


俺たちは殺しがしたいんじゃない。

ただ…弱者を踏みにじる連中に、報いを与えるだけだ。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーにも2017年5月に大英雄戦で少し遅れて実装。イラストはpikomaro氏。
原作同様に赤属性の剣・歩行ユニット
終盤のモルフ化で所持するリガルブレイドを所持。当時は死んでいる身なのでおそらくは死後からの時系列と思われる。

武器スキルは『リガルブレイド』
敵のHPが100%で戦闘開始時、戦闘中の自分の攻撃、速さ+2
Bスキルは自分のHPが25%以上の時、敵を通過可能の『すり抜け3』
Cスキルはターン開始時、周囲2マスの敵の攻撃-5『攻撃の威嚇3』

剣士のステータスは本来攻撃と速さは高く、魔防が低いと思われがちだがロイドの場合は【魔防が高く、守備は低い】の真逆。
その為、魔法かマムクート相手には強いが物理攻撃の相手にはやられてしまうので油断は禁物。

原作では化け物染みた強さを発揮していたがヒーローズでは彼より優秀な能力と強力な神器がひしめく激戦区で☆5への覚醒に大量の羽が必要。
同じ能力傾向にフィルというガチャ排出で限界突破がしやすく人気も高いキャラもおり、現状の採用率はあまり高くない。

2018年4月のアップデートでリガルブレイドにも錬成可能となった。
錬成すると敵のHPが100%で戦闘開始時、戦闘中の自分の攻撃、速さ+3
条件に変更は施されていないが一応+3へ上がった。
特殊錬成は魔法かつ歩行の味方が2マス以内にいる時、戦闘中、自分の攻撃、速さ、守備、魔防+3
黒い牙の一人、ニノを意識した錬成効果で他ステータスを上げられるようになった…が使い勝手は非常に悪い。
まず条件が魔法・歩行ユニット。つまり魔法の指定をクリアしても飛行・騎馬・重装の兵種では発動しない。
兵種を混ぜた編成が組みにくい欠点やロイドの近い場にいる絶対条件も重なる。
環境関係なしに今は普通の錬成か魔器武器で代用する召喚師が数多い。


【黒い牙】は…あの日から変わった…

親父が…あの得体の知れない女を連れてきたのが…すべての元凶…


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS


2024年5月の大英雄戦に終章でモルフとして傀儡化された闇堕ち版が登場。イラストは北千里氏。
通常版同様、赤属性の剣・歩行ユニット。最初の大英雄戦からちょうど7年ぶり。
前年にモルフ化したライナスが登場したことで予想はされていたが、こちらも大英雄戦で2回登場する事に。
原作の終章では一切喋らなかったが、本作では喋る。ライナスを討った相手への復讐に固執するようになっている。

武器スキルは『命なき狼牙の剣』
速さ+3
ターン開始時、自身のHPが25%以上なら、自分と周囲2マス以内の味方に【敵弱化増幅】を付与、最も近い敵とその周囲2マス以内の敵の速さ、守備-7(敵の次回行動終了まで)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5
さらに攻撃、速さ、守備、魔防が、戦闘開始時の自分の速さの15%だけ増加、最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージを40%軽減

Aスキルは戦闘開始時、自身のHPが100%、または【有利な状態】を受けている時、戦闘中、攻撃、速さ+5の『攻撃速さの万全3』
Bスキルは速さが敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを速さの差×4%軽減(最大40%、巨影の範囲奥義を除く)
自分から攻撃した時、戦闘後敵を自分と反対方向に1マス移動させる『回避・叩き込み3』

当時、評価の低かった通常版から一変してインフレのおかげでもあるがかなり盛られている。
デバフと弱化増幅で自分味方の攻撃を底上げして万全を期したうえで討ち取る妨害型アタッカー。
しかもデバフのマス指定もないおかげでロイドに近い敵は必ず付与する。
回避スキルも備え、耐久面も十分あるのでやられにくい。

ステータスもHP以外は通常版以上に盛られた。問題の守備は改善された。
とはいえ、守備と魔防はいずれも低くはないが中途半端で通常版よりマシだが物足りない。
軽減効果を備えるがそれを無効化できる相手には弱い。


牙の名において死の追記・修正を下す。
………悪く思うな。


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最終更新:2025年11月03日 09:26

*1 一応こちらのペガサスナイト三姉妹でトライアングルアタックを使えば無理やり必殺を出すことは可能。