あなをほる(ポケモン)

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あなをほる(ポケモン) - (2017/12/24 (日) 17:12:02) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/03/20(日) 15:24:51
更新日:2023/09/04 Mon 13:37:14
所要時間:約 3 分で読めます




ダグトリオは あなをほって ちちゅうに もぐった!


ポケットモンスターシリーズに初代から登場する技。
使い手としてはダグトリオアイアントが有名。

威力:80(初代:100、第二・第三世代:60)
命中:100%
PP:10
タイプ:じめん
分類:物理
接触:○
範囲:単体
わざマシン28
効果:1ターン地中に潜って相手の攻撃を回避し、2ターン目に地中から飛び出して攻撃する。
備考:地中に潜っている間「じしん」「マグニチュード」だけはダメージ2倍で食らってしまう。
   また、洞窟内等のフィールド上で使うとそこの入り口まで戻る事が出来る。

1ターン使って相手の攻撃を回避し、次のターンに攻撃する溜め技

第六世代までは一貫して技マシン28で取得可能。

攻撃と回避を両立する珍しい技であり、四足獣全般を筆頭に覚えるポケモンが非常に多いのも特徴。

…しかし逆に言えば2ターンもの間行動が縛られるという事であり、相手からしてみればむしろ隙だらけ。
ぶっちゃけ『穴を掘ってる相手に飛行タイプや特性「ふゆう」持ち等の地面に強い連中を無償降臨してください』と言ってるようなもの。
みがわり」「まもる」にも弱い。
単純な攻撃技としては「じしん」の完全劣化と言っても過言ではない。

何故か世代ごとに威力が頻繁に変動している技であり、特に初代では「じしん」と同等という高威力。
入手時期について、2つ目のジムバッジ入手後に技マシンが手に入り、同時期に出会う野生のディグダが普通に覚えている。
この時点で威力100が破格なのは言うまでもない。
ちなみにほとんどの攻略本で威力は60と書かれていたため設定ミスの可能性が高い。
また今と比べて有用なサブウェポンも少なかったため初代ではそれなりに使われていた。
当時の環境的に、地面技を半減以下にできる飛行はいずれもマイナー
また、環境を支配していたエスパーは物理耐久が弱いポケモンが多いため、高威力の物理技はそれなりに効果があった。
というか当時の特攻=特防の仕様で特殊耐久が異常に高いため、物理技で攻めないと厳しいという面が強いが。

しかし後の世代では威力が激減、強力なサブウェポンも増えすっかりマイナー技に。

ちなみに威力が大幅ダウンした第二世代では一撃必殺技「じわれ」が当たるオマケ付き。まあ、気持ちは分からなくもない。

一応第四世代から若干威力が戻り、「パワフルハーブ」とのコンボにより1ターンで発動可能と強化され、
「じしん」を覚えないポケモンの代用技として期待されるものの「一発しか使えない」「貴重な道具欄を消費してしまう」等の欠点からあまり人気は出なかった。

攻撃目的でなく「どくどく」や「やどりぎのタネ」等と合わせた時間稼ぎ技としての運用が無難かもしれないが、
それでも小回りの効く「まもる」や「みがわり」のほうが人気…
メジャーな「じしん」に弱いというのもかなり痛いか。

正直かなり残念な技。
強いて言えば「ねこのて」を阻害しない溜め技のため、この技を主軸とするレパルガッサ等の催眠パや輪唱パで使われることがあるという程度。

しかしストーリーにおいては比較的早いタイミングで入手可能な事と、CPUは上手く交代を駆使しない事から、
貴重品である「じしん」の代用技としてそれなりに優秀。
技マシンの使用回数が無限になった第五世代以降も「じしん」を入手するまでの繋ぎとして使える。
じめんタイプにはこの技を自力習得できるポケモンも多く、技マシンを探す手間も省けてお得。
フィールド効果で「あなぬけのヒモ」を節約出来るのも地味な利点か。

そんな技だが、ルビー・サファイアではレジ三体の封印を解くのに必要で、
無駄に消費してしまっていた人はツチニンかナックラーをレベル50前後まで育てなければならなかった。

またネタ方面にもかなり優秀で、特に「あなをほる」を覚えたガチホモ型のカイリキーネタポケの代名詞的存在。

第七世代ではZワザとして使うとタイムラグのない威力160の地面技という実用レベルの性能となる。
…のだが、技マシンから削除され、威力が4倍に強化されガチ化した虫技「きゅうけつ」に置き換えられた。
そのため、実用的な地面技の追加を期待したリーフィアブースターの使い手が泣きを見ることに。ゲーフリェ…
それでもテッカニンやアイアント等にとってはサブウェポンの選択肢の一つとして考えられるようになった。  
特に前者は元々有用な攻撃技が少ないため、対戦での使用率が高い。


  • ポケダンでのあなをほる
一転してガチ技に昇格。
1ターン無駄にした所でデメリットが少ないのも大きいが、
溜め技は威力に2倍の補正がかかるので破壊力抜群。
身を隠す系統の溜め技はこの時点でかなり優遇されているが、
PP多め、命中100、色んなポケモンが覚えるあなをほるは非常にメジャーな技になった。
ただし「マグニチュード」で死ぬことには変わりないので注意。
あと穴掘ってる間に味方が倒してくれちゃったりもする。


  • アニメでのあなをほる
アニメでは諸事情により「じしん」を使うことが憚れるため、代わりにあなをほるが頻繁に使用されている。
ただし、その対応パターンは大抵二種類に分けられている。

パターン1)
穴を掘られて見失う
→サトシ:どこだ!どこから出てくる!?
→足元からです。

パターン2)
穴を掘られて見失う
→サトシ:穴に向かって攻撃だ!
→相手:なにっ!?

我らがサトシ君は、この対応をほぼ交互にやるため呆れる視聴者も多いが、そんなサトシ君が大好きなのも視聴者である。




追記・修正は地中に逃げられる前にお願いします。

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