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テッカニン

登録日:2010/09/12 Sun 20:07:59
更新日:2026/05/19 Tue 13:49:34
所要時間:約 5 分で読めます






【データ】


全国図鑑No.291
分類:しのびポケモン
英語名:Ninjask
高さ:0.8m
重さ:12.0kg
タマゴグループ:むし
性別比率:♂50♀50

タイプ:むし/ひこう

特性:かそく(ターンごとに素早さが一段階ずつアップ)
隠れ特性:すりぬけ(相手の『リフレクター』『ひかりのかべ』『オーロラベール』『しろいきり』『しんぴのまもり』『みがわり』の効果を無視して攻撃できる)

種族値
HP:61
攻撃:90
防御:45
特攻:50
特防:50
素早さ:160
合計:456

努力値:素早さ+2

ツチニンがレベル20以上でレベルアップすると進化
進化時に手持ちの空きとモンスターボールがあると、ヌケニンも入手できる。


【概要】


非常に素早いセミ型のポケモン。あまりの速さに姿が見えず長らく透明なポケモンといわれていた。
鳴き声を聞いていると頭痛がする。また、上手に育てないと言うことを聞かずに大声で鳴き続けるらしく、トレーナーの腕が試されるポケモンといわれている。

セミなので、やはり樹液が好物である。

なお、心底どうでもいい余談として「ひこうタイプを持っているので「あなをほる」をしてもじしんが当たらない」という利点がある。
どうでもいいわと思いがちだが、実はこのネタはRS当時のプレイヤーの間では結構有名だった。
というのも「あなをほる」がレジロックの入手に必須であり、その「あなをほる」を自力で覚えるポケモンがナックラーとツチニンしかいなかったため。わざマシン28を売却したり、「あなをほる」をもう不要だからと忘れさせてしまったり、そもそもケチだったプレイヤーはこの2匹のどちらかを育てたのだ。
そして「せっかくここまで育てたんだから」と進化させて、そのうち「ふしぎなまもり」のヌケニン、「ふゆう」のフライゴンともども「じしん」をすかせるというネタに気づいて友人やサイトの掲示板などで話して有名になっていくというパターン。それはみんなしっているよ

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【エメラルド】
バトルテント型1:無し:きまぐれHBCDS:れんぞくぎり/つるぎのまい/いやなおと/かげぶんしん
バトルテント型2:ぎんのこな:やんちゃAB:れんぞくぎり/いやなおと/かげぶんしん/すなかけ
バトルファクトリー型1:ヤタピのみ:おっとりHBD:あなをほる/つるぎのまい/バトンタッチ/こらえる
バトルファクトリー型2:きあいのハチマキ:きまぐれHBD:シャドーボール/きりさく/つるぎのまい/バトンタッチ

バトルテントの型はどちらも「かそく」しながら「れんぞくぎり」で相手を切り刻む型。型1は手ぶらの代わりに「つるぎのまい」で舞って火力を上げる事ができ、型2は「ぎんのこな」持ちで、相手に「すなかけ」をすることで相手の命中率をダウン。「かげぶんしん」を何回か積めばさらに相手からの攻撃が当たりづらくなる。因みに型1の努力値配分が何と5箇所に振られている。しかも唯一振られていないのがよりによってこの型に必要な攻撃である。必要じゃない特攻に振らないならギリ分かるんだけどさぁ…
バトルファクトリーの型はどちらもかそく剣舞バトンを行う型。一致技はどちらも無し。しかし型1は明らかに単体では無意味な「ヤタピのみ」を持っている。両刀型のポケモンにバトンを渡せという事なのだろうか。攻撃技は型1は「あなをほる」だけだが掘っている最中にも加速していくので型1の方が強みを発揮しやすいかもしれない。型2は技威力は上とは言え「きあいのハチマキ」も確実性は無いし…。

【プラチナ・HGSS】
型1:カゴのみ:いじっぱりHA:むしくい/つばめがえし/すなかけ/バトンタッチ
型2:するどいキバ:いじっぱりHA:シザークロス/つばめがえし/つじぎり/バトンタッチ

どちらの型も加速バトン戦法を得意とする。なおエメラルドとは異なり「つるぎのまい」は失ったが、一致技はどちらも揃えている。
型1は「すなかけ」で何回か相手の命中を落とせばより安全にバトンを繋ぎやすくなる。型2は「するどいキバ」でひるみ効果が付与されており、相手を何回か連続で怯ませればより安全にバトンを渡しやすくする。

【剣盾】
ダイマックスアドベンチャー:かそく:れんぞくぎり/はいよるいちげき/どろかけ/みがわり

「はいよるいちげき」や「どろかけ」で相手を弱体化させつつ、自身は「かそく」しながら「れんぞくぎり」を連発しよう。
状態異常をかけてくる相手には「みがわり」でガードしよう。バックパッカーから「たべのこし」を貰えれば「みがわり」で減った体力をある程度取り戻せる。

【対戦でのテッカニン】


素早さ種族値はレジエレキ(200)とデオキシススピードフォルム(180)に次ぐ、全ポケモン中第3位のポケモン。
この2匹は準伝枠・幻枠であるため、一般ポケモンと言う観点で見れば第9世代においても最速のポケモン。
しかし、素早さに種族値を振りすぎた結果、残りは攻撃がまあまあアタッカーをやれなくもない程度である以外は軒並み壊滅的。
特に耐久は物理・特殊共に耐久指数1万を切っており、紙と言うのもおこがましい程ペラッペラ。他の序盤虫の方がまだマシと言えば、どれだけ脆いかわかるはず。

そして、特性「かそく」の元祖。
これにより、ただでさえ高い素早さが毎ターンどんどん上がっていく事になる。まさに速さだけを追い求めた存在である。
だが、XYでは確定先制で弱点も突いてくるという相性最悪の天敵ファイアローが登場し、さらに後にも4倍弱点の先制技「アクセルロック」が登場したため、過信は禁物。
あまりに過剰に素早さが上がっていくため、基本的に最速採用は滅多にない。てか普通にわんぱくHB特化ぐらいにしないと耐久が絶対的に足りない。
ちなみに夢特性は「すりぬけ」だが、技の都合で純アタッカーをやる事はほとんどないため採用は稀。
なお、その性質上「トリックルーム」は超がつくレベルの天敵。張られたら最後、何もかもが弱いただのセミに成り下がる。

後述するが攻撃技がいまいちという事もあり、「バトンタッチ」要員としての運用が最も有名。
テッカニン前後の世代のプレイヤーは、だいたい最初にテッカニンで「バトン戦術」に触れたものである。
まもる」や「みがわり」をしているだけで勝手に素早さが上がる上、自身も「つるぎのまい」「つめとぎ」「かげぶんしん」を使える。
しかも「カムラのみ」「チイラのみ」「ヤタピのみ」「スターのみ」などのおかげで更なるステータス補強まで可能。第三世代はこれに加え、当時物理技だった「ぎんいろのかぜ」が1割の確率ですべてのステータスを上げてくる。効果を引ければだが
ここまで来るともはやバトンの申し子。
しかし、あまりに有名すぎて読まれやすい。先制技や「ちょうはつ」「ステルスロック」などで簡単に乙る。
さらに「ロックブラスト」は「みがわり」を貼ってても4倍ダメージの連続攻撃で貫通される。

最低限の攻撃のおかげでアタッカーもやれなくはない。
ただし、タイプ一致技は「きゅうけつ(80)」に「つばめがえし(60)」が最大威力と少々……どころかかなり心許ない。
しかも、第7世代で威力が是正されてこれであり、第6世代までは最高威力は追加効果のない「シザークロス」(一応威力80)、初登場の第3世代に至っては「ぎんいろのかぜ」(威力60)が最大威力と言うどうしようもない状況だった。
サブウェポンも通りは良いが低火力な「つじぎり」、威力は高めだが弱点の突けない「おんがえし」に「すてみタックル」と微妙なものが大半。
バトン役になりがちな理由は、「まともな攻撃技が無い」と意外と第2世代のハッサムに近かったりする。

ただ、第7世代ではZワザ登場により「あなをほる」をタイムラグがなく威力160で攻撃範囲も優秀な技として使用できるようになったのは大きな強化点。
はがねほのおいわ等への対策となるほか、加速前でもカプ・コケコメガゲンガーに先制できるじめん技持ちという点も大きい。
このせいでじめんタイプを持ってないのに「ジメンZ」を持つテッカニンが大半だったりするが……。

耐久力が壊滅的で先制技等に弱いが、耐性が極端なため飛んでくる技を読みやすい。
「とんぼがえり」で後続を安定して降臨させられる上、タイプ一致なので地味にいいダメージを与えられたりする。
また敢えて「こらえる」で弱点技を凌いで「じゃくてんほけん」を発動させる型もある。

何気に「いのちがけ」を覚えたりする。
一応、HP4振りサザンドラ程度までなら倒せる。

補助技に関しては、バトン用の積み技の他「「いやなおと」「いばる」「はねやすめ」「にほんばれ」「すなあらし」辺り。
セミだからか「あまごい」は覚えない。

第8世代では「アクロバット」を習得。条件付きだが念願の威力100以上のタイプ一致技である。
さらにDLC『鎧の孤島』では教え技で「はいよるいちげき」、「ダブルウイング」を習得できるようになった。
ダブルウイングは最大威力はアクロバットに及ばないものの、持ち物に左右されずに40×2と安定した威力が出せるため使い勝手がいい。
はいよるいちげきは威力は70と微妙だが、確定で相手の特攻ダウンの追加効果があるので火力より妨害をとるなら採用の余地がある。
ただ、どちらかと言うとバトンができなくなり詰みに陥りかけた時の最後の抵抗としての使い方になりがち。
なお、どういう事かメロメロを剥奪された

第9世代ではDLCにてキタカミの里という雰囲気にマッチした土地が登場したが 残念ながら未登場。
推測される理由としては、本作の目玉のテラスタルとヌケニン周りのマッチングであると思われる。(ヌケニンの項目も参照)

【アニメでのテッカニン】


AG編44話にてミラージュ王国の支配を目論む摂政のハンゾウが2匹手持ちに加えていた他、
ニンジャスクール生徒のコロクやフロンティアブレーンジンダイの手持ちポケモンとして登場。

DP編ではライバルのシンジがゲットし、シンオウリーグ準々決勝であるサトシとのバトルで使用された。
「こうそくいどう」と特性の「かそく」によって凄まじいスピードを見せ、
「れんぞくぎり」でエアバトルマスターの元で修行したグライオンを一方的に圧倒するも、
交代して出てきたゴウカザルの、地中に「あなをほる」で潜ってからの「フレアドライブ」によりフィールド中の上空まで火柱を上げて不意を突くという奇策によって
ダメージを受け、そのダメージが元でスピードが落ちてしまう。
体力の低下を補うためか「ギガドレイン」でゴウカザルを攻撃するが、最終的に動きを見切られ「マッハパンチ」で倒された。
こんな超展開にしないとこいつ倒せなくね?

また、映画「幻影の覇者ゾロアーク」では企業社長のボディーガードを務めるグーンが手持ちに(6匹以上)加えていた。

【ポケモンカードでのテッカニン】


テッカニンの進化とヌケニンの入手を再現するために、進化時に「ヌケニン」を山札やトラッシュからベンチに出す特性を持つ。つまりヌケニンの召喚条件みたいなカード。
このヌケニンがなかなかえげつない能力を持っていることが多いため、このコンビはデッキの軸にするには十分なポテンシャルを持っている。
また、原作での「残像が見えるほどの速度」の再現としてテッカニンをたねポケモン扱いとしてベンチに出すワザを持つものもある。分身の術。

ポケモンカードではヌケニンはそのほとんどが「ツチニンから進化するポケモン」として扱われる。唯一の例外も「テッカニンの「からぬけ」の効果でしか場に出せない」という能力を持ったたねポケモン、昔の遊戯王で言えば「のみ召喚」モンスターだ。
これらは一種の召喚条件無視やワザを使わない頭数の調達ともいえるので、テッカニンはポケモンカードの中でもその挙動に強烈な個性を持っている。
強いヌケニンや話題性を持つヌケニンが出るたびにデッキが試されるという人気枠を確立している。


環境の中で暴れた例というと、ADV・PCG期に登場した「テッカニン(天空の覇者)」と「ヌケニン(蒼空の激突)」。もう18年くらい前の話、互換切りされた世代の昔話である。
テッカニンは上述の特性「からをぬける」を、ヌケニンは倒してもサイドを取ることができないという能力「ぬけがら」を持っている。つまり山札から直接壁を増やせる。
しかもテッカニンはにげるエネルギーが不要で、その上原作の「とんぼがえり」のような交代技を持っている。
さて、当時の化石ルールは「倒してもサイドを取ることができない」というもの、ポケモンカードGBの「なにかの化石」「ピッピ人形」などと同じルールだった。
そしてこの時期の化石はHPが40~50と当時としては高く、その中でも「ツメの化石」は相手にダメージを受けると10ダメージを与えるポケボディー(特殊能力、特性)を持っていたため、時間稼ぎの壁としてあらゆるデッキで頻繁に使われた。
テッカニンはこの化石の枚数を、ヌケニンによって疑似的に増やすことができる。つまり相手はどれだけ頑張って倒してもサイドを取れず、こっちはテッカニンでちまちま殴りながらじわじわと勝ちを狙うというデッキがここにきて爆誕してしまった。
同コンセプトのデッキ「化石ニョロ」は、高い火力を持つニョロトノexを使う代わりにヌケニンを使えないという比較的攻撃的なデッキ。こちらは差別化のためにも徹底的に守勢に回ってちまちま殴るという点を突き詰めた結果、大会の制限時間ルールによる勝ち逃げ、現在で言うTOD*1すら視野に入るという凄絶な遅延デッキとなった。あもりにもひきょう過ぎるでしょう?

こういったデッキが問題視された結果化石に関するルールが変更され、このデッキはルールレベルで消滅した。
どんなゲームでもルールや裁定の変更にはこのような歴史があるので、調べてみると案外面白い。
ただこの時代に築かれた「サイドを取られないヌケニンを壁にしながらじっくりと戦う」という戦略は、その後も細々と研究され続けていったようである。


あまりに ひんぱんに ついきへんしゅうするため よむのが おいつかなくなる ことがある。レゲーのこうもくに よくあつまってくる。

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最終更新:2026年05月19日 13:49

*1 現在では「TODも立派な戦術」という見方が強くなってきているようだが、この時期はどんなゲームでも「わざとらしい遅延行為を行わずに時間切れを狙うデッキ」が問題視され始めた頃、つまりTODの問題提起がなされた頃である。