登録日:2011/07/03 Sun 18:50:09
更新日:2024/11/27 Wed 07:47:13
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◇一撃必殺技とは?
英語版では「One-Hit Knockout Moves」と呼ばれ、「It's a One-Hit KO!」と表示される。
これらの技は命中すれば相手がどれだけ相性の悪いポケモンであろうがどれだけHPが残っていようが関係なく屠る事ができる脅威の技なのである。
一言で言えば「相手は死ぬ」。
ポケモンの世界観では戦闘不能になるだけだが、当たった時のその威力・効果はまさしく『必殺技』と呼ぶに相応しい。
そもそも
威力・総合的火力に優れる効果の高い技などは相対的なバランスを保つ為、PP数や命中率などに何らかのデメリットが付くものなのである。
親子の攻撃2段階上昇パンチ?さあ…
この一撃
必殺技はその最たるものであり、上記の要素は全て満たしているのだ。
その為、一撃必殺技の共通する特徴として
- 自分よりレベルが高い相手には効果がない。
- 逆に相手のレベルがこちらより低いほど当たりやすくなる。
- 命中率が30で固定
- 第三世代以降、命中率や回避率の変動に影響されない。ただし、必中にするという効果のみ影響を受ける。
- PPは5(道具を使用すれば最大で8まで上がる)。
- 特性「きけんよち」の対象。
- 特定のタイプに無効化される(ゴースト、ひこう、こおり)
という7つの特徴がある。
命中率が独自計算なので「こころのめ」や「ロックオン」といった必中付与技ならともかく、「とぐろをまく」「つめとぎ」のような通常の命中を上げる技などは効果が無い。気をつけよう。もちろん、「じゅうりょく」や「テレキネシス」なども同様に効果無しである。
また、正確には相手の残りHP分の
固定ダメージを与える攻撃技という仕様である。
そのため無効属性相手には効果が無く、「
きあいのタスキ」「こらえる」といったHP1で耐える手段も適用される。
命中率の計算は
(自分のレベル)-(相手のレベル)+30
つまりレベル差が70あれば命中率は100となる。そんなにレベル差あるなら普通に攻撃した方が早いが。
ただし、上記の通り相手のレベルが自分より高い場合は効かない。
なお、第二世代までは通常技と同じ命中判定が行われており、「かげぶんしん」をガン積みされると命中率は30よりも更に下がるため、役割破壊の効果はなかった。
参考までに基本3タイプである
の各高威力技(最大威力ではない)の
●だいもんじ
●ハイドロポンプ
●ソーラービーム
と比較すると、
だいもんじとハイドロの命中率は大体80〜85であり、ソラビにも命中安定と引き換えに1ターン
溜め+
天候で溜めなしor威力減衰が起こるなどのデメリットがある。
PPは同じ5。ソラビだけ10。
こちらも確かにデメリットはあるが遥かに安定しているのがわかる。
これら最強技とは別格の力を持つ技、それが『一撃必殺技』なのである。
命中率30/PP5と言うのは5回撃って2回当たれば良い方、と言う事であり当たればラッキーぐらいに思うべき技かもしれない。
とはいえ、対戦においては高耐久のポケモンや不利な対面を強引に突破する為に採用される事が多い(後述)。
また、三世代以降は回避率を変動させる効果を受けないので、「ちいさくなる」や「かげぶんしん」等を使うポケモンの対策としても使用される。
このように中級者~上級者の対戦でもよく使用される技なので、意識しておいて損は無い。
前置きが長くなったが、ここから
ゲームに登場する一撃必殺技を記載する。
◇一撃必殺技
ゲーム中に登場する一撃必殺技は
●つのドリル
●ハサミギロチン
●じわれ
●ぜったいれいど
の4つである。
『ぜったいれいど』は
第三世代から登場したが、それ以外は初代から存在する。
■つのドリル
■ハサミギロチン
同じくノーマル。
切れ味鋭い大きなハサミで相手を切り裂く。
性能的には「つのドリル」の完全互換であり、こちらもゴーストタイプには効かない。
エフェクトは第三世代までは斜め切り、第七世代まではハサミが相手の頭上に出現して攻撃をする描写だった。
ピカチュウ・
イーブイ版では地面からトゲだらけの骨みたいなのが出現して相手を飲み込むというエフェクトに。
■じわれ
タイプは
じめんタイプ。
地面を激しく揺らして地割れを引き起こし、生じた裂け目に相手を突き落とす。
ポケモンスタジアム金銀では禍々しい色の「じしん」を放つ。決まれば色違いの地殻変動が相手を襲う。
当然だが
ひこうタイプや浮いてる敵には効果が無い為、そういう相手は『うちおとす』か、『
じゅうりょく』で引きずり落とそう。
タイプ的に対戦で無効化されやすいこともあってか一撃必殺技の中では最も覚えられるポケモンが多い。
不一致でも
初代に登場したポケモンの一部と
ドーブル、
ホエルオーなどが習得可能。
初代組のうち、
カビゴンと
ラプラスは遺伝できるが、それ以外は初代の
わざマシンが必要。
現在はVC版経由で使えるポケモンが増えたが、レートには投入できない上SV以降はソフトに入った時点で忘れてしまう。
第9世代では
キョジオーン、
ヘイラッシャ、
ディンルーと非常に強力な使い手が増えた。それぞれ耐久指数が非常に高く一撃必殺技の試行回数を稼ぎやすいポケモンであり、特に
ヘイラッシャはあくび→相手の交代先にじわれという動きが血涙が出るほど強い。
■ぜったいれいど
不一致で使用できるのは
スイクンとドーブル、
カイオーガのみ。ただしカイオーガは
禁止伝説級である。
さらにタイプ一致のなかでも使用者は
フリーザーや
トドゼルガや
パオジアン等一部に限られる。
第6世代までは唯一どのタイプにも無効化されない一撃必殺技であり、ドーブルに使わせるならこれ一択となっていた。
第7世代からはこおりタイプに無効になり、こおりタイプ以外が使うと低い命中率が20%まで下がる。
こおりタイプが凍る絵面的な不可解さと、こおりタイプ以外の使い手がメジャーになっていた影響だろう。
実質スイクン・ドーブル対策である
第9世代の
テラスタルでこおりタイプ以外になると命中率が下がる。逆も然りだが元がこおりタイプでもないのに弱点が多いこおりタイプになるポケモンは少ないだろう。
そして第9世代には史上最速の一撃必殺使いが赤緑以降26年ぶりに更新された。
パオジアンである。SV登場ポケモンの中でも7位のすばやさ
種族値135から放たれる一撃必殺技には恐怖しかない。
この4つが一撃必殺技である。
覚えられる・覚えているポケモンが場に出た場合は注意して対処し、速攻で撃破したい。
もちろん当たれば本来苦手な相手だってぶち抜けるため
役割理論を崩壊させる可能性もあり得る。
論理ではありませんぞwww
そのため一部では「ある意味最強の役割破壊」と呼ばれている。
もちろん
「当たれば」の話だが。
第七世代、
SM・
USUMでは
Zワザとして使うと一度だけ威力180・必中の技として使える。
第八世代、
剣盾では
ダイマックスすれば威力130の
ダイマックスわざとして使うことができる。
このように、シリーズが進むと相手のタイプや耐久力に応じて用途を変えられるようになった。
タイプ不一致の一撃必殺技を採用するときの目安にもなる。
◇注意点
敵として出た場合、こちらの特性が「ノーガード」(例として
カイリキー)だった場合問答無用で喰らうので即交代を勧める。また、
セグレイブのきょけんとつげき後の必中効果もノーガードと同じなので次のターンでは先制技や交代を勧める。
そして相手はポイントアップなどでで技のPPを5→8まで増やしている可能性がある。
つか
バトルタワーとかの
CPUでもない限りまず増やしてる。
……5発外れても油断すると、というのは十分にあり得る。というか、結構起こり得る。
◇主な用途
何はともあれこの一撃
必殺技、使うにしろ使われるにしろ、『耐久型』と非常に相性がいい。
というのも使う側からすれば、増やしたPPを利用してまず積み技を散々積んで壁になり、あとは一撃必殺技を連射する。
試行回数を増やせば当たる可能性は増えていくのは自明の理である。
これだけで
「ジ・エンド!」なのである。
命中率30ということは、言い換えれば3回か4回使えば(確率上は)相手を仕留めることができるのだ。
基礎ポイントを攻撃面に殆ど割かず、耐久性重視で振れるという点も強み。
相手がこちらを削りきれる突破力がなかったり急所にもらう等が無ければ相手にとって恐ろしい事態になる。
第6世代までは限定配信限定だった
絶対零度スイクンなんかは特に有名で、耐久性に難のあるこおりタイプを差し置いて
絶対零度使いの代表格になってしまっていた。
耐久型でなくとも命中率の変化を無視することで
ラッキーといった耐久型ポケモンなどで止まるのを防止できるため、
ガチ対戦でもよく採用される。
どうやっても勝てない相手に3割の勝ち筋を作れるというのは結構大きい。
勿論何度も言うように「当たれば」の話であり、最大8回分全部撃った所でその全部がスカるなどザラにある。
「プレッシャー」持ちにあっさり削られて無くなることも当然ある。
逆に数回連続でヒットする事も……。相手の一撃必殺が連続ヒットした時のショックは筆舌に尽くし難い。
まぁとどのつまり、どこまで行っても結局はギャンブル技なのだ。
タワークオリティで相手の一撃必殺技で3タテされた人もいるだろう。
ならば自分だってできても決しておかしくなど無い!!
今日も
ロマンに魅せられ一撃必殺の言葉がどこかで飛び交うだろう。
なお、一撃必殺技はそれぞれに無効タイプがあるため、こおり/ひこう複合とゴースト/こおり複合は攻撃手段を一撃必殺に頼る型にとって天敵とも言える存在。
特性による
無効化は特性「かたやぶり」を使えば突破できるが、タイプ相性は相手のタイプの書き換えでもしない限り対処できない。
ユキメノコにふうせんを持たせれば、通用する一撃必殺技はメガカイロスの「スカイスキン」+「ハサミギロチン」のみとなる。
まぁ、
ユキメノコにふうせんを持たせるのはかなりピンポイント気味なのだが…。
スカーレット・バイオレットでは、前述の
ヘイラッシャが高耐久の受けポケモンで一撃必殺技の「じわれ」を覚えるポケモンなので、
この対策のために、
ヘイラッシャが受けで出てきそうなアタッカーに飛行タイプの
テラスタルをさせるプレイヤーもいる。
またロマンと言ったが上記通りガチ対戦(特にシングルバトル)では普通に使われる類の技であり、特にテラスタルによるサイクル・耐久戦法が強力な第九世代ではそれが顕著。
シリーズを追うごとに
催眠、
いばみが、
ムラっけといった運要素に左右されやすい戦い方が悉く弱体化していったこともあり、「生き残った」運要素である一撃必殺技そのものにヘイトが向けられてしまう事態にもなってしまっている。
強力な技であることは公式側も認識しているのか、同世代では旧作品でブンブン振り回していた代表格であるグライオンの「ハサミギロチン」及び
アローラキュウコンの「ぜったいれいど」が覚えられないよう修正されてしまった。
その割にはヘイラッシャやキョジオーン、ディンルーなど明らか覚えさせてはいけないだろて言うポケモンが覚えてるため露骨なレベルで優遇されてる。
かたやダブルバトルの方は2体がかりで殴れば耐久系ポケモンも処理しやすく不安定な命中率よりアテになる為、前述のパオジアンやヘイラッシャですら一撃必殺技の採用は稀。
そりゃシングルがWCSで採用されない訳だ
◇対処法
特性が「
がんじょう」のポケモンには一撃必殺技が効果が無い。じわれは「
ふゆう」でスカすことも可能。
相手の
サブ技や
めざパにもよるが受けれると思ったらこれらのポケモンを繰り出すのもあり。ただし「
かたやぶり」や同等の特性を持つポケモンには
貫通される。ドリュウズとか。
また、これらの技の性質はドラクエの
ザキ系やFFの
デスのように「即死という状態変化を与える」のではなく、「相手の残HPちょうどの数値のダメージを与える」という純攻撃技である。
したがって、「きあいのハチマキ」や「
きあいのタスキ」「こらえる」なども適用される。
こちらは「さしおさえ」や「
マジックルーム」以外では基本無視されない。
さらにそこから「カウンター」「ミラーコート」などで返り討ちにされることも。
またその性質上「
みがわり」とも相性が悪い。一応「みがわり」自体は特性「すりぬけ」で貫通できるが、現時点で「すりぬけ」と一撃
必殺技を両立できるポケモンは残念ながらいない。
更に第八世代では
ダイマックス状態なら無効化される。
使われたくない場合は
ダイマックスしている間に一撃必殺持ちを倒すか残っても立て直しが難しいくらいに形勢を持っていく。使いたい場合は相手に消費させてからが本番。
ただ、最も根本的な対策…というか基本事項として、「悠長に何回も一撃必殺技を使う猶予を与えない」事は大事である。
よく一撃必殺技で屠られて負けて「運負け」として怒るプレイヤーがいるが、一撃必殺が当たって負けた試合は全て運負けなのか?というと、NOである。
出会い頭に1発撃たれて当たって即死したなら運とも言えるが、PPの限界まで悠長に8回撃たれて当てられたのなら、それは当然の結果である。
流石にその場合は一撃必殺技を当てられてしまうほど相手に悠長な事をさせていた自分が悪いのであって、運負けで片づけてしまうには無理がある。
◇さらなる余談
一撃必殺の命中率は急所率などと同様にすばやさを参照し、自分より素早い相手には無効だった。また相手よりすばやさが高い事による命中率への補正などもなかった。
ついでに対戦中すばやさを上げることで、本来は効果がない相手に強引にぶち当てることも可能であった。
(さらなる余談となるが、この仕様により初手で
マルマインを繰り出して、「でんじは」で
まひさせ、
ギャロップが行動不能に頼んで「こうそくいどう」をした上で「つのドリル」による運ゲーを展開する戦法はLv.100
ミュウツー6匹のパーティを倒せる可能性のある数少ない方法の一つに数えられている)。
当時素早さナンバー5であった
ダグトリオの「じわれ」が猛威を振るっていたり、わざマシンの中にじわれ&つの
ドリルがあるというなかなかにカオスな環境であった。
タイムカプセル交換経由で『じわれ』+『こころのめ』のコンボの
ニョロボンが登場したが、
第三世代以降では不可となっってしまった。
しかし近年VC版の発売で赤緑と現行作品に互換性が生じたので地割れ心眼
ニョロボンが再び実現可能になった。
ただし仕様上レーティングバトルでは使用不可能なので注意。
さらにこれによって、特性『ノーガード』と『じわれ』を両立した
カイリキーが爆誕するのではないかと思われていた。
が、VC版出身のポケモンは
隠れ特性固定という仕様からこちらは実現しなかった。
心眼ニョロボンの話ばかりが有名だが、「ねむる+ねごと+つのドリル+じわれ」という
この世の終わりみたいなワザ構築のケンタロスなんてのもある。
努力値の関係で耐久全盛の時期にあって
「ねごとでねむるが選択された時に回復が発生すること」「無力化できるポケモンがいないこと」「弱点を突く手段が限られていること」「そもそも対戦の技量を全否定してさいころ振ってるだけになること」などから、第二世代ではほとんどのコミュニティで自粛された。
第三世代
ケンタロスではできなくなったが、同じようなことをラプラス、
ジュゴン、
トドゼルガの3匹ができるようになる。
バトルフロンティアで大いに恐れられた他、カジュアル対戦で持ち込んで嫌がられるプレイヤーもいた。
第三世代では「ひかりのこな」「かげぶんしん」などの回避型の
クソゲーを全否定できるという利点もあり、面倒な対戦理論を覚えなくても戦えるので一定の需要があった。
特に第三世代の初期はまだまだ耐久型のポケモンが強い時代。
レジスチルや
ミロカロス、
ソーナンスなどに辛酸を嘗めさせられずに済むし、
初期に流行った「こらえる+きしかいせい」もこらえるための技がいつ当たるか分からない。「りゅうのまい」「めいそう」などを積まれた後でも一発逆転を狙えるかもわからない。つまり見方によっては合理的だったのである。
しかし
特性の「がんじょう」で止まるのはもちろん「プレッシャー」などにも弱かった。第三世代の初期に
エアームドが猛威を振るった理由のひとつが、こういったクソゲーを許さない特性「がんじょう」のおかげ。
その他いろいろ
現在との違いのうち特に重要なものとして、第二世代までは命中判定が通常技と同じになっている。
特に
ヨクアタールの仕様が違った(簡単に言うと戦闘中常時ロックオン状態になる、詳細は当該項目を参照のこと。)上、これが一撃必殺技に対しても有効であった。
これにより、シナリオ中に
ニドキングなどに
ヨクアタールを使い一撃技を連発することで、
ジムリーダーや
してんのう、
チャンピオンに至るまでを容易に撃破することができてしまい、当時は「がんじょう」のような
とくせいも存在しないために、この戦法が決まればその時点で勝負も決まるという無情なまでの強さを誇った。
道具頼り故に対戦では使えないことが唯一の救いである。
回避率や命中率のランク補正の影響も受けるため、逆に「かげぶんしん」をガン積みされたりすなかけを喰らいまくったりすると元の低命中も相まって当てるのは非常に困難だった。
『
FRLG』以降は
フリーザーが『ぜったいれいど』+『こころのめ』を合わせて習得出来るようになった。
ドーブル以外にシングルレートで必中一撃必殺コンボができる唯一のポケモンとなっていた……が、第九世代で「こころのめ」そのものが消滅した。
ダブルでは
ミノマダム(
すなちのミノ)が『ノーガード』持ちと『
スキルスワップ』してから『じわれ』を撃つという手もある。
第三世代以降は、通信対戦で使用すると外れる前に独特の間が生じるようになった。1秒足らずの独特の時間なのだが、「当たるか……!?はずれたぁー!」というあの独特のドキドキ感を味わえる。
そのためシミュレーターなどで対戦する場合は一撃必殺が一気に陳腐化するなど、演出の妙技に気づく人もいた。
『ポケモンスタジアム金銀』のジムリーダーのしろに登場する
からておうのタクマは、やたら一撃必殺技に拘っているトレーナーとして有名。
詳しくは項目参照。
ライトノベル『
ハイスクールD×D』の作者、えーちゃんこと石踏一榮氏はキャラクターの名前をポケモンから引用したり個人大会を主催するほどのポケモン廃人ということで一部で有名なのだが、
彼の身内トレーナーの一人であるK氏が重度の一撃厨というのも有名。リアルからておうのタクマ。
一撃技と役割破壊の『
だいばくはつ』を覚えさせたポケモンで勝ち負けを気にせず一撃技を連打する姿から付いたあだ名は「無敵のKちゃん」。
なおそんなK氏も上記の通り『(第四世代当時)零度以外は無効化される』という特徴により、うらみが型の
ゲンガー1匹で完封されたことがある。
※事前に用意した9匹から選抜するトーナメント制の身内大会という特殊ルールにより相手が枠の消費を削ったため。
一撃必殺技は特性「ノーガード」でも必中に出来るが、実際にそれを両立できるのは
カイリキーのみ。
しかも第三世代で「ものまね」を覚えつつ第四世代で特性「ノーガード」を得るか、あるいは「
ゆびをふる」に賭けないといけないので、実用性は皆無である。
特性が「ノーガード」になるメガピジョットも、オウムがえしで一撃必殺技を撃ち返す状況を作れればノーガード一撃を実現できるが、実用性はやっぱりお察しのほど。
しかしダイヤモンド・パールではバグ技使用により、
一撃必殺技を覚えたノーガードカイリキー
を作ることができてしまっていた。
もちろん不正チェックにより最新世代へ連れてくることはできないが、第四世代内では恐怖の存在となりうる。
そして時は流れ、あろうことかその
リメイク版のブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールでもカイリキーに一撃必殺技
を覚えさせることができてしまっていた。
こちらはアップデートでバグ技を使用できないように対策されたが、旧バージョンを使っているプレイヤーも一定数いるためまだ話題には上がると思われる。もちろん通信対戦での使用は厳禁。
なお、3DSのVC版初代・金銀クリスタルはポケモンバンクを経由して後の世代にポケモンを送る事ができる。
そして初代にはじわれやつのドリルなどの技マシンがある。つまりじわれを覚えた
カイリキーを最新世代に送る事ができる。
…のだが、VC産のポケモンは特性が全て隠れ特性(
カイリキーの場合はふくつのこころ)になるため、ノーガードとの両立はやっぱり不可能。
剣盾では特性を後天的に書き換えるアイテムはあるものの、隠れ特性から通常特性に変える事ができない。
SVでは夢特性→通常特性への変更も可能になったが、残念ながら剣盾以降はポケモンの技はそれぞれのソフトで別々に記録されるようになってしまったため、残念ながら実質ノーガード一撃必殺技は不可能となった。
そもそもカイリキーは内定していない
そのSVゲームでのとある試合にて
「せんせいのツメ」➕「ハサミギロチン」戦法を使うクワガノンに3タテされるという衝撃的な顛末が起き、改めてプレイヤー一同は戦慄する羽目に。とうの本人も驚いたとか・・・。
相手にはハサミギロチンを無効にできる
ラウドボーンがいたが
よりにもよってほのおタイプにテラスタルしてしまいゴーストタイプが消えたことでハサミギロチンが無効にならなくなってしまったのも3タテの間接的な要因となっている。
追記・修正は一撃必殺を3連続で当ててor当てられてからお願いします。
- 最近アニメでつのドリルが登場したね。 -- 名無しさん (2015-03-07 23:24:28)
- 当たると相手になんか申し訳ないけど -- 名無しさん (2015-03-07 23:37:01)
- トドの一撃only型はラプラスの下位互換 -- 名無しさん (2015-03-07 23:52:45)
- ハサミギロチンはBWでラングレーが使ってたね~。 -- 名無しさん (2015-03-08 00:26:59)
- エメラルドの時タワークオリティが発動、つのドリルで3タテされて92連勝が水の泡になったときは本気でGBAぶん投げた…あとにも先にもゲーム機を投げたのはこれが最初で最後だった。 -- 名無しさん (2015-03-08 03:10:50)
- まさにポケモン界のテーレッテー。決まれば爽快、決められたら唖然。 -- 名無しさん (2015-03-08 08:46:33)
- まぁ相手もリスク覚悟でぶっ放してるから文句言えんわ。 -- 名無しさん (2015-03-08 08:55:54)
- 「一律命中30%」これが回避率ゲーを推してくる相手にはガン刺さりなんだなこれが。小さくなる輝石ラッキーとかには何気に有効。身代わり?聞こえんなぁ~! -- 名無しさん (2015-03-08 09:10:04)
- 相手のレベルが上だと効果が「低くなる」ってなんだ? -- 名無しさん (2015-03-08 13:31:32)
- 低くなるどころか相手のレベルが1つでも上だと絶対あたらなかったはず。 -- 名無しさん (2015-03-19 17:51:34)
- 「がんじょう」だの「きあいのタスキ」だの障害が多いので、結局は主力ではなくサブウェポンとしての運用を余儀なくされる -- 名無しさん (2015-03-19 17:58:47)
- ポケモンの多くが威力が影響しない特殊なタメージに対して耐性がザルなので厄介。耐性無視の一撃必殺もあるからタチが悪い。 -- 名無しさん (2015-08-02 07:24:19)
- 零度無効のタイプ設定してほしいな。氷か炎 -- 名無しさん (2016-03-13 14:41:52)
- 「瀕死」状態を相手に与えるのではなく、ダメージ固定技だから襷で1残るのね -- 名無しさん (2016-10-09 18:44:01)
- ハサミギロチンはAGでマサムネのグライガーが使ってた -- 名無しさん (2016-10-09 19:41:42)
- ↑3 サンムーンにて新たに、「氷に無効」かつ「氷ポケ以外の使用で命中低下」という仕様変更が加えられたそうでござる。 -- 名無しさん (2016-11-22 15:43:48)
- 例に出されてる乖離剣エアは最近はもう抜きまくりですね・・・ -- 名無しさん (2017-01-05 09:36:01)
- 初代の地割れカイリキーをサン・ムーンへ送ったら必中一撃必殺技使いが誕生するかもしれない・・・。制限がかかる可能性がかなり高いけども -- 名無しさん (2017-01-13 07:57:23)
- Z技にすると威力180の通常技になるそうです -- 名無しさん (2017-03-12 13:21:42)
- ↑2 初代からのポケモンは全部夢特性でした・・・ -- 名無しさん (2017-04-14 23:15:21)
- ↑16 有名な「サイドン先生」だな -- 名無しさん (2017-04-14 23:26:26)
- そういえば第一世代のVCで「こころのめ」+「じわれ」コンボが復活したのかな? -- 名無しさん (2017-09-22 10:32:27)
- ポケダンだと屈指の初見殺し。マグナゲートや超は発動時に背景が暗転する。 -- 名無しさん (2019-09-29 03:20:33)
- オニゴーリは許されない -- 名無しさん (2019-11-20 21:41:33)
- XY以降やってないけど、絶対零度の不一致命中率低下はあまり脅威ではない気がする…20%とはいえエッジを外す確率と同じと思うと。 -- 名無しさん (2019-12-01 17:02:14)
- ↑第七世代だと、ものすごい火力インフレでスイクンの場持ちが悪くなったのと命中低下で試行回数が増加したせいで全く脅威じゃなかったよ。零度より熱湯撃つほうがまだ役割遂行できた。剣盾だと火力デフレしたけどダイマックスに一撃技が無効っていうデメリット付いたから、仮にスイクンいたとしても零度が採用されてたかどうかはかなり怪しいがね -- 名無しさん (2019-12-01 19:09:59)
- 推定命中70 -- 名無しさん (2020-06-23 18:46:07)
- 特に何も考えずにプレイしてた初代当時ニドクイーンにつのドリルとじわれ覚えさせて主力にしてたのはいい思い出。すばやさ低そうだし基本的に無効だったんだろうなw -- 名無しさん (2021-03-24 00:53:47)
- 対戦でも一撃必殺技イチバチお祈り連発戦法で、努力値だの何だのと無駄に頑張ってきた奴を頭からねじ伏せられるの気持ちいい -- 名無しさん (2022-05-23 18:18:17)
- ↑対戦ゲームの闇って感じでこわいわ -- 名無しさん (2022-05-24 17:19:36)
- プロ野球の主力選手がヒットを打つくらいの確率で駆け引きも調整も全て破壊して勝ちを確定させるのはやはり恐ろしい -- 名無しさん (2023-01-05 17:39:06)
- 強化前のがんじょうも役に立ってたのか…逆説的に当時の一撃必殺の恐ろしさがわかるな -- 名無しさん (2023-01-08 12:05:40)
- ねむねごつのドリルじわれで特性かたやぶりのドリュウズがあるが、剣盾のバトル施設のトレーナーが使ってくるという -- 名無しさん (2023-01-08 12:50:12)
- 身内で攻撃技は一撃必殺のみルール大会やったけど面白かったな -- 名無しさん (2023-01-09 17:44:33)
- カイリキー「ついに、ノーガードで一撃必殺技放てる時が・・・」HOME運営「ソフトごとに技を覚え直す仕様となったので、一撃必殺技没収します」カイリキー「・・・ち、畜生・・・。」 -- 名無しさん (2023-07-09 18:18:06)
- グライオンのハサミギロチン没収は残当だけどアロキュウの零度没収はよく分からん -- 名無しさん (2023-09-24 20:07:52)
- ↑そんなあなたに催眠術 -- 名無しさん (2023-11-14 10:19:03)
- 自分のレベル以上の相手(初代だと素早さで越された相手)に当てようとすると「◯◯には ぜんぜんきいてない!」って地味にレアな専用テキストが出る。ちょっとびっくりしたな -- 名無しさん (2023-12-20 06:10:41)
- 今でも剣盾に来た時覚えてる技ってバンクの技引き継がなかったっけ?覚えなおしになったんだっけか? -- 名無しさん (2024-11-23 12:30:26)
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最終更新:2024年11月27日 07:47