ボルザード・ドラゴン

登録日:2012/06/14 Thu 13:26:46
更新日:2023/12/22 Fri 20:00:51
所要時間:約 5 分で読めます





ここで皆さんに質問

火文明の永遠のヒーロー・ボルシャック・ドラゴンライバルは誰?

と聞かれて貴方はなんと答えますか?

相手を盾ごと焼き払うボルメテウス

暗黒期を築いたボルバルザーク



いいえ、ボルシャックのライバルは
彼等ではなく、ちゃんといます。

それが彼



ボルザード・ドラゴン VR 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 5000
このクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。

DM-02「基本セット第2弾 進化獣降臨」に収録されたカード。

「え、こんな奴知らないし」「なんでこいつがボルシャックのライバルなんだ?」と思う人もいるかもしれない。
能力もボルシャックの「死んだ友の哀しみを力に変える」能力と対なってるわけでも意識しているわけでもない、超竜バジュラと同じランデス能力。

じゃあ何故コイツがボルシャックのライバルなのかという理由は、こいつのフレーバーテキストを読めば理解して貰えると思う。


《東のボルシャックが目覚める時、西のボルザードが砲哮する。》


分かっていただけただろうか、このボルザードにはボルシャックのライバルである事を意識したフレーバー・テキストが記載されているのだ。
しかも西のボルザードと記載されている所を観る辺り、西では相当名のある強豪であると見て取れる。そうなると北と南の強豪が誰か気になるが。

肝心の能力も、相手のマナを焼却するランデス能力と当時の環境では使っていける手堅い能力。
しかしパワーの平均が6000のドラゴンにしては5000と少々心もとない上、焼却できるマナは1枚だけと、1体だけでアドバンテージを稼ぐだけの力がないのは否めない。

だが種族は優秀なサポートカードに恵まれたアーマード・ドラゴンであるため、てこ入れしてやれば十分活躍できる。
なんだったら2体並べて使っても良いし、《超竜バジュラ》の進化元として運用していくのもいいだろう。



















さて、真面目な考察はここらにして本題に移ろう。
こいつ、ボルシャックのライバルでありながら、


影 が 薄 い 。


プレイヤーの中には前述のように「誰こいつ?知らん」という人もいるくらいそりゃあもう薄い。

ライバルのボルシャックは多くの派生カードや亜種に恵まれており、ほんの少し例を挙げるだけでも、
これだけのクリーチャーがいる。

一方のボルザードは、
  • レオンザード・ドラゴン
  • 無限超竜ボルザード
と、たったこれだけ。


冗談抜きで、


たったこれだけ。


大事な事なので二回(ry
しかもレオンザードは違うのが名前だけで、種族も能力も全く同じ完全相互再版

一方の無限超竜ボルザードは
無限超竜ボルザード UC 火文明 (7)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン 8000
超無限進化−自分のクリーチャー1体以上の上に置く。
メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、次のうちいずれかひとつを選ぶ。
►相手はカードを1枚、自身のマナゾーンから選び、墓地に置く。
►バトルゾーンにある相手のクロスギアを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
►相手のシールドを要塞化している城を1枚選び、持ち主の墓地に置く。
W・ブレイカー

と、ランデス能力は劣化したものの、クロスギア要塞化したシールドを焼却する能力は中々に優秀。

だが派生カードは本当にこれだけ。
後年には既存クリーチャーを派生カードとしてリファインする機会が幾つかあり、
等で歴代のカードが別の形で再登場したりしたのだが、ボルザードには一切ない
暗黒の騎士ザガーン》や《いにしえの超人》等のボルザードと同期に近い初期クリーチャー達も、後にカードスペックをそのままにGRクリーチャー化したり軽量化した上で強力なメタ効果を獲得したり強力なクリーチャーとしてリメイクされたりしてるが、ボルザードにはそんなものはない

フレーバーテキストや能力を観る限り、派生カードや亜種が登場する余地は十分あるはずなのに、何故彼に脚光を浴びる機会を与えない、タカラ・トミー!


テキストを読んで、もしかしたら「こいつももしかしたらボルシャックみたく派生カード出るかも?」
と脳裏をよぎったプレイヤーもいるかもしれない。

しかし結果はどうだ?ボルシャックは多くのプレイヤーの期待に応えるべく幾度も転生しているのに、それに反比例しボルザードは日陰に追いやられるばかり。これでも超竜バジュラより先に登場したランデスドラゴンの元祖なのに。
おまけにボルメテウスやボルバルザーク、更には後年に登場した多数のドラゴン達が自分をさしおいてボルシャックと共に人気を獲得するという始末。


一言文句が言えるなら筆者は大声でこう言いたい。


「派生カード出す気がないなら思わせぶりなフレーバーテキストつけんな!」


と。

しかし開発も忘れたわけではなかったのかアビス・レボリューションにてまさかのボルザードの名が。
《ボルザード・スラッシャー/「愛ゆえに斬る!!」》《ボルザード・バーンエッジ》《革命の刀 ブレード・ボルザード》といった新規カードが追加された。
さらに《ボルザード・バーンエッジ》のフレーバーテキストには野生のボルザードが存在することや、他文明への移住を検討されていることが書かれている。
実際《革命の刀 ブレード・ボルザード》は光/火文明になっている。

ボルザードD「チクショー!もー何故俺は地味なんだ!こんなんで、アーマード・ドラゴンの歴史にちゃんと載るのかー!」
コッコ・ルピア「ボルザード様、パラサイトワームかなにか沸いてしまったんだッピか?」
ガルカーゴD「ボルシャックさんみたいな人気が欲しいらしくって」

ボルザードD「あーもう!やっぱりエイリアンだ!エイリアンになるしかねー!なんだったらハンターでもいい!」
ガルカーゴD「落ち着いて下さい、それにハンターやエイリアンならボルシャックさんに先越されてますよ」

ボルザードD「じゃどうしろってんだ!擬人化しろってのか!?よーしもう擬人化したろか!萌え擬人化したろかぁ!」
ガルカーゴD「ちょっと興奮してきた」
コッコ・ルピア「それもボルシャック様がもうやってるっぴ。別世界だけど」

ボルザードD「いいや寧ろ全てぶっ壊したろか!」
ガルカーゴD「ぶっ壊れた!」
ボルザードD「チクショー!ぶっ壊してやる!ドイツもコイツもー!」
ガルカーゴD「落ち着いて下さいボルザードさん!ルピア手伝って!そこにある携帯で、ボルザードさんの項目を、項目を追記・修正してー!」
コッコ・ルピア「む、無理・・・僕には無理だッピ・・・」

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最終更新:2023年12月22日 20:00