登録日:2009/08/10 Mon 22:02:04
更新日:2025/05/03 Sat 17:53:52
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――夢を…見ていたんです。
とても激しく、荒々しく、雄々しい夢を。
あぁ…あたしは…見続けていたのです――
『スクライド』とは、2001年7月から12月までテレビ東京系にて放送されたサンライズ製作のテレビアニメ。全26話。
【放送データ】
原案 |
矢立肇 サンライズ |
監督 |
谷口悟朗 |
脚本 |
黒田洋介 |
キャラクターデザイン |
平井久司 |
デザインワークス |
森木靖泰 荒牧伸志 まさひろ山根 |
音楽 |
中川幸太郎 |
アニメーション制作 |
サンライズ |
製作 |
テレビ東京 読売広告社 サンライズ |
放送局 |
テレビ東京 |
放送期間 |
2001年7月4日~12月26日 |
話数 |
本編 全26話 総集編映画 全2作 |
前番組 |
GEAR戦士電童 |
後番組 |
キン肉マンⅡ世 |
【概要】
燃える展開と熱いバトル、バカだけどカッコイイ野郎達、そして数々の名言と迷言で人気を誇った漢のアニメ。
パロネタ方面でも人気の作品で一番有名なのはぶらばん!
真面目な方向では「
落第騎士の英雄譚」がスクライドファンである原作者の要望で主題歌に酒井ミキオ、劇伴に中川幸太郎が登板している。
DVDは全9巻、Blu-rayBOXも発売されている。
さらに、サウンドドラマや声優座談会の収録してある
ファンディスク「GOLD」「SILVER」の二つも発売中。
dアニメストアなど、
各種配信サービスでも好評配信中。
スクライドの由来は
- 素で(素=す)
- 泣き叫ぶ(cry=くらい)
- 奴ら(奴=ど)」
……とDVD付属のムックにかいてあるが、実は響きだけで決めたタイトルで意味はないとのこと。諸説あるのは全部後付けでしかないらしい。
当然だがスクラップからも来てはいない。
2011年には10周年を記念し、テレビシリーズ全26話をデジタルリマスター化、新作パート追加、全編新アフレコ、それを新構成したスペシャルエディションが制作された。
前編『
スクライド オルタレイション TAO』と後編『スクライド オルタレイション QUAN』の全2部作。
【あらすじ】
大地が隆起して生まれた世界
「ロストグラウンド」
崩壊した街に、カズマは生きる
時に巨人を生み出し
時に鎧となる奇跡の力
「アルター」
それはまた
戦うための力でもあった
アルターを操る男達の物語が
今、始まる
奴らの生き様を、その身に刻め
【楽曲】
主題歌
OP:『Reckless fire』井出泰彰
ED(最終話OP):『Drastic my soul』酒井ミキオ
最終話ED:『旅立ちの鐘が鳴る』酒井ミキオ
挿入歌
『All I need is love』酒井ミキオ
『Magma』井出泰彰
『Discovery』酒井ミキオ
【登場人物】
主人公その1
最強のロリコン。
「あいよ」
アルターは融合装着型「シェルブリット」
主人公その2
最強のマザコン。
「毒虫が……!」
アルターは自立稼動型「絶影」
ヒロインその1(カズマ側)
ロリ。
「かずく~ん」
CV:永島由子
ヒロインその2(劉鳳側)
「ミモリです!!」
CV:倉田雅世
ヒロインその3(劉鳳側)
「劉鳳…」
アルターはアクセス型「エターナル・デボーテ」
CV:山崎たくみ
カズマの親友
「意地があんだよ、男の子には!」
今作一の漢にして愛すべきスピードバカ。
「いかん、世界を縮めてしまった…」
アルターは具現&融合装着型「ラディカル・グッドスピード」
CV:白鳥哲
ラスボス
「やめてあげません」
アルターはアクセス型「アブソープション」
CV:西原久美子
ネイティブアルターの一人。弟がいる。
アルターは具現型「ノーブル・テンペスト」
かませ犬だけど…
「ハンマー!」
アルターは自立稼動型「N・Rハンマー」
CV:高田祐司
ホーリーの隊長。年齢よりも老け顔。
アニメではさらに老け、漫画では若返る。
「設定年齢19歳!蟹座のB型!」
アルターは自立稼働&融合装着型「アルター・エイリアス」
CV:岩永哲哉
ホーリー隊員
色々と
中途半端
「僕のタマが無い!!」
アルターは万能型
CV:島田敏
画面の外で大活躍するデブ
「オレのスイカにさわんじゃねぇ!」
スイカ大好き。アルター名は万能型「ウォーター・メロン」。
CV:井上隆之
ホーリーの情報部の青年。
「ダメ、知覚出来ない…」
アルターはアクセス型「絶対知覚」
後にガンダムSEEDの
地味キャラとして再誕
色々と豪快。表現上の問題児。
ジョージもカズマもノリノリだが、ナレーターもノリノリ
「太いんだよ?硬いんだよ?暴れっぱなしなんだよ!!!」
アルターは具現型「ビック・マグナム」
ヘタレドM
「デンジャラスだ!」
漫画もアニメも咬ませ犬以下。でもロボは無駄にカッコよく、作画も力が入ってる。流石サンライズ
アルターは自立稼動型「ピンチ・クラッシャー」
CV:結城比呂
リアルの女には興味が無い
「だから本物の女は嫌いなんだ!」
アルターは自立稼動型「常夏三姉妹」
CV:
若本規夫
次回予告とアイキャッチ
のみを担当
「二人が男の太さを競う」
【用語説明】
正式名称「精神感応性物質変換能力」
自分の意志(精神力)により周辺の物質を原子レベルで分解、あらゆる物質に変化する「アルター粒子」に変換した後、各々の特殊能力形態に再構成する特殊能力。
正式名称「連経済特別区域」
大隆起によって隆起した
神奈川県の一部。大地の約7割が未だに荒野。
ここで生まれる新生児の約5%が
アルター能力を先天的に宿す。
また、ロストグラウンドでは専用通貨を使用。
ロストグラウンドの荒野で生活を営む人々の総称。大隆起の騒動で日本国籍を失っているが、大半の人々は国籍の再取得に乗り気でなく、のんびり自給自足の生活を営んでいる。
ロストグラウンドで唯一の都市。
主要施設やホーリーの本部ビルがある。
ホーリーに帰順せず、市街から離れてロストグラウンドの荒野で生活している
アルター能力者の総称。
アルター犯罪を起こす者が多いという偏見が市街の人にはある。
武装警察ホールドの内部に存在する
アルター能力者のみで構成される組織。
ネイティブアルターを保護し、アルター犯罪を未然に阻止するのが主な目的
能力の低い
アルター能力者を精神操作や人体改造等の非人道的な手段で改造、調整し能力の底上げをすること
精製されたアルター使いは、普段から首から下の重度のアルター痕を服やタイツ、手袋などで隠す傾向にある。
アルター能力の源流ともいえる異世界
大隆起によってこちら側の世界にエネルギーが漏れ出しており、そのエネルギーを自分の精神に投影、物質を分解、再構築し具現化するのが
アルター能力者である。
右腕が白く、左腕が黒い、雷を使うアルター。
ドリルのように両腕を回転させる事も出来る。
時々“こちら側の世界”に現れる。
日本本島の事。大隆起によってロストグラウンドと日本本島は物理的に遮断されている。
【メディアミックス】
アニメ以外には、漫画版と小説版がある。
漫画版の作者はあの戸田泰成。全5巻。
谷口監督の方針でアニメとはほぼ別物になっており、
賛否両論となっている。
とりあえず、エロい。だってチャンピオンだから。
あと、バカっぽい。だって戸田泰成だから。
「ギャランドゥゥゥゥ~~~~!!!!」
小説は本編のサイドストーリーである「新しき盟約」と、本編の後日談を描いた「アフター」がある。
「アフター」は全3巻予定だったが、2巻が刊行された時点で長らくストップしていた。
しかし10周年記念に際してようやく完結。
1巻、2巻、そして最終章を一冊に収めた完全版として発売された。
【最終回】
ファンの間で「
最終回に相応しい終わり方は25話か26話か」という議論が度々繰り広げられる。
DVD付属のムック曰く、25話は女性向け、26話は男性向けを意識しているそうな。
- 25話:それぞれの日常に戻り、新しい明日へ歩き出す
- 26話:一度本気で戦いたかった、ただそれだけのためにひたすら喧嘩をする
25話は「幸せな
最終回」をコンセプトに作られたそうだが、谷口監督は「これ(25話)で終わりで良いと感じた人は、
男性ホルモンが足りません!」と語っている。
そういった既成概念を殴り飛ばす姿勢、展開が、長らくファンに支持されている所以だろう。
【外部出演】
- SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚(2003年)
- ヒーローズファンタジア(2012年)
- スーパーロボット大戦X-Ω(2019年、期間限定)
追記・修正しようぜ……wiki篭もりぃ!
これが……俺とお前の項目だぁぁぁぁぁぁぁ!
もっとだ!もっと!もっと書き足せぇぇぇぇぇぇぇ!
- 26話は最終回というより文字通り『夢』なんだよな -- 名無しさん (2013-10-19 18:50:08)
- 谷口作品の中では良作。 -- 名無しさん (2014-01-17 15:14:19)
- 信頼と実績の黒田脚本だからな。 -- 名無しさん (2014-01-17 15:44:33)
- あらすじの所に『次回予告のあの声とBGMで 』て書いてあるけど、このあらすじの台詞は前番組の電童終わりに新番組予告として、主題歌のReckless fire をバックに言ってたんじゃなかったけかな -- 名無しさん (2014-08-26 23:00:57)
- ???「コラ!待てーーー!」 瓜実「おい、あの女ネイティブアルターじゃないのか?」 兄貴「ああ、ありゃ町の犯罪者を倒すヤツがあまりにもスケベなのでついハンマーが出ちまうだけだよ」 ???「のごっ!」(もっこり要求してぶちのめされた人) -- 名無しさん (2014-09-06 20:50:39)
- 漫画版が面白かったな。賛否両論とは言うが、脚本化と打合せしてるんだし、アレはアレでスクライドなのだろう -- 名無しさん (2014-10-20 09:38:06)
- 漫画版は正直絵柄を受け入れるか入れないかだけだと思うかな ノリ事態は同じだし俺は好きだよ両方w -- 名無しさん (2014-10-20 12:29:22)
- スイカのやつすごいよな。衝撃波に瞬間移動に他人の能力補助までできる -- 名無しさん (2014-10-20 16:00:48)
- ウリザネは~完全に能力が明かされてない上に 装着しての攻撃だけでも 範囲攻撃 室内でスイカたたきつけたときの攻撃力めっちゃ高いうえにワープ スイカを操作(イーリャンを弦で持ち上げた)したり シールドはったり・・・漫画版だとスイカ人形みたいなのも使ってたしね -- 名無しさん (2014-10-20 16:50:00)
- 最終回が大好き。今まで見てきたアニメでここまで手に汗にぎる最終回も珍しいかなww -- 名無しさん (2015-06-14 22:05:01)
- 黒田は脚本で、監督じゃ無いんじゃねぇか? -- 名無しさん (2015-11-24 01:03:11)
- ↑×2最終回のほとんどが戦闘シーンのアニメはたぶんスクライドだけやと思う。ホンマ最高のアニメやったわ。 -- 名無しさん (2015-12-22 17:13:14)
- 今、テレ玉で再放送やっとる -- 名無しさん (2015-12-31 21:47:55)
- 熱いアニメなんだけど、グレンラガン的な大盛り上がりの熱さというよりストイックで颯爽とした熱さなのが凄い新鮮 -- 名無しさん (2016-07-26 09:05:16)
- 正に生き様を語るアニメって印象。今みても死ぬほど面白い。 -- 名無しさん (2016-12-07 20:04:19)
- 無常役の白鳥哲の怪演に脱帽。 -- 名無しさん (2016-12-07 20:11:42)
- ↑5 マイクロン伝説の最終回も。どちらも男の決闘を描いたし。 -- 名無しさん (2016-12-07 20:12:45)
- ↑あなたとはうまい酒が飲めそうだ。善悪を超越してただ己の意地と誇りのためにって男の戦いの原点ですよね -- 名無しさん (2016-12-07 21:24:50)
- 原作アニメと漫画版のどちらが好きかと問われたら、漫画版を選ぶ。 -- 名無しさん (2017-05-27 23:10:18)
- 君島やシェリスが死んだときは、こちらも悲しくなった。 -- 名無しさん (2017-05-27 23:19:37)
- 最近こういったアニメなくて少し寂しい -- 名無しさん (2018-04-01 03:00:20)
- 戦国BSARAも最終ステージがライバルとの一騎打ちってストーリーがあったな。しかも片方の中身がカズマと同じ。 -- 名無しさん (2023-05-01 22:09:10)
- 7月4日水曜ゆうがた6時から放送スタート! -- 名無しさん (2025-02-08 15:38:49)
最終更新:2025年05月03日 17:53