登録日:2015/10/29 (木) 18:50:00
更新日:2025/04/05 Sat 13:01:43
所要時間:約 25 分で読めます
見せてやる!今有る俺自身、真のジャック・アトラスの力を!
共に行くぞ!レッド・デーモンズよ!
○目次
【概要】
/バスター以外はすべてレベル8以上の
Sモンスターというパワフルなカテゴリ。
大きく分けて除去に長けたものと展開をサポートするものがおり、相手のモンスターを破壊しながら次々に切り札を展開していける。
ただし、その一方で
デッキを組むのに苦労するモンスター群ということでも有名でもあった。
というのも、
ジャックは切り札こそ「レッド・デーモン」と決まっていたものの、
メインデッキに関しては
特に決まったカテゴリのシナジーを利用していたわけではなかったのである。
その結果、
ジャックのキャラデッキを作ろうとする彼の使用した雑多なモンスター群で戦わざるを得ないという状況に陥っていた。
詳細は後述。
一覧
直接属してはいないが、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》と密接な関係がある《セイヴァー・デモン・ドラゴン》《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》
「レッド・デーモン」および「
リゾネーター」にシナジーを生み出す《レッド・ライジング・ドラゴン》についても紹介する。
●レッド・デーモンズ・ドラゴン
王者の鼓動、今ここに列をなす。天地鳴動の力を見るがいい!
シンクロ召喚!
我が魂、レッド・デーモンズ・ドラゴン!!
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが相手の守備表示モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。
相手フィールドの守備表示モンスターを全て破壊する。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、
このカード以外のこのターン攻撃宣言をしていない自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
全てに先駆けて最初に登場した本家《レッド・デーモンズ・ドラゴン》、デザインは
高橋和希先生。
攻撃したダメージ計算後に相手フィールドの守備表示モンスターを破壊する。
攻撃さえすれば戦闘破壊されないモンスターもまとめて破壊できるので、攻勢時のダメ押しに使える。
ただし、エンドフェイズに攻撃宣言をしていない味方をすべて破壊するというデメリットがあるので、
《威嚇する咆哮》などを喰らうとえらい目にあってしまうので注意。
弱いカードではないのだが、攻撃表示のモンスターをメインフェイズ中に破壊できる《琰魔竜 レッド・デーモン》や《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》が優先されがちで、特に後者はフィールド・墓地で《レッド・デーモンズ・ドラゴン》と同名扱いになるのでなおさら肩身が狭かった。
しかし、後述する《スカーレッド・デーモン》や新規サポートの《クリムゾン・ヘルガイア》の登場で立場が向上し、サポートカード込みなら対等以上に渡り合えるエースカードになった。
WJの付録となったことで250円同盟の一員になるなど、色々とネタは豊富。
詳細は
個別項目にて。
●レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター
発動せよ、バスター・モード!
灼熱の鎧を身に纏い、王者ここに降臨!
出でよ、レッドデーモンズ・ドラゴン/バスター!!
効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守2500
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが攻撃した場合、
ダメージ計算後にこのカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する。
また、フィールド上のこのカードが破壊された時、
自分の墓地の「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚できる。
《バスター・モード》の効果によって降臨する《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の強化形態。
攻撃した場合、ダメージ計算後に自身以外のモンスターをすべて破壊する。
「レッド・デーモン」の一員だが、《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》で蘇生できないのは残念。
ステージイベントで行われる声優デュエルでジャックの中の人である
星野貴紀氏がよく使用する。
●セイヴァー・デモン・ドラゴン
研磨されし孤高の光、真の覇者となりて大地を照らす!
光輝け!シンクロ召喚!
大いなる魂、セイヴァー・デモン・ドラゴン!!
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守3000
「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」+「レッド・デーモンズ・ドラゴン」+チューナー以外のモンスター1体
このカードはカードの効果では破壊されない。
このカードが攻撃した場合、
ダメージ計算後にフィールド上に守備表示で存在するモンスターを全て破壊する。
1ターンに1度、エンドフェイズ時まで、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択してその効果を無効にし、
そのモンスターの攻撃力分このカードの攻撃力をアップできる。
エンドフェイズ時、このカードをエクストラデッキに戻し、
自分の墓地の「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。
セイヴァーの力を得て進化した《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の新たな姿。
素材には本家《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を指定するが、こいつ自身は「レッド・デーモン」のカテゴリには含まれない。
詳細は
個別項目にて。
●スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン
王者と悪魔、今ここに交わる。荒ぶる魂よ、天地創造の叫びをあげよ。
シンクロ召喚!
出でよ、スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン!!
シンクロ・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守3000
チューナー2体+「レッド・デーモンズ・ドラゴン」
(1):このカードの攻撃力は自分の墓地のチューナーの数×500アップする。
(2):このカードは相手の効果では破壊されない。
(3):相手モンスターの攻撃宣言時にその攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
フィールドのこのカードを除外し、その攻撃を無効にする。
(4):このカードの(3)の効果でこのカードが除外されたターンのエンドフェイズに発動する。
その効果で除外されているこのカードを特殊召喚する。
赤き地縛神「スカーレッド・ノヴァ」を丸ごと吸☆収したことによってジャックが創造した新たなカード。通称は「スカノヴァ」。
墓地に存在するチューナーの数だけ攻撃力が上がり、効果破壊への耐性を持つ。
また、相手モンスターの攻撃宣言時に自身を除外して攻撃を無効にし、《
スターダスト・ドラゴン》よろしくエンドフェイズに帰還する。
チューナー2体で呼び出される珍しいSモンスター。
《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》を使えば墓地の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を蘇生しつつ2体のチューナーを揃えやすい。
耐性は効果破壊のみなので、シンクロに成功したなら上がった攻撃力で速やかにケリを付けたいところ。
近年では素材に《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をしている点が注目され、活躍の機会も増えている。
《セイヴァー・デモン・ドラゴン》と同じく素材に本家《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を指定するが、自身は「レッド・デーモン」ではない。
●レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト
王者の咆哮、今天地を揺るがす。唯一無二なる覇者の力をその身に刻むがいい!
シンクロ召喚!
荒ぶる魂、レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト!!
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り
「
レッド・デーモンズ・ドラゴン」として扱う。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカード以外の、このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ
特殊召喚された効果モンスターを全て破壊する。
その後、この効果で破壊したモンスターの数×500ダメージを相手に与える。
遊戯王ARC-Vシンクロ次元編でその姿を現した、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》のもう一つの姿。
効果(1)により、フィールドと墓地ではカード名を《レッド・デーモンズ・ドラゴン》として扱うため、あちらの進化形態やサポートカードを使用する事ができる。
《レッド・デーモンズ・ドラゴン》のバリエーションの1つだが、その効果は
第9期以降の環境に適したものとなり、カード名に関する効果も地味ながら嬉しい。
レベルも《レッド・デーモンズ・ドラゴン》と同じであるため、本家と同様のギミックで《セイヴァー・デモン・ドラゴン》や《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》などの各種形態に進化させる事が可能である。
つまり本家《レッド・デーモンズ・ドラゴン》は
ほぼ用なしに… あれ?
似たような現象をどこかで見た気が…
(2)の効果は《琰魔竜 レッド・デーモン》のような全体除去。
このカード以下の攻撃力を持つ特殊召喚された効果モンスターという範囲に限定されているが、
自身が3000という高い攻撃力のおかげで効果破壊できる範囲は極めて広く、ほぼ全体除去しますといってるようなもの。
弱体化されると除去範囲が狭まるし、《
月の書》など裏側守備表示にするカードをチェーンされると、攻撃力を参照できず何も破壊できなくなるのには注意。
また、ルール上
バニラ扱いのトークンは破壊できないので、そういった相手の妨害や場の状況に関しては注意したい。
こちらを強化したり相手を弱体化する事で除去範囲を更に広げる事ができるが、そこまでするのはややオーバーキル。
他にも、本家《レッド・デーモンズ・ドラゴン》や《琰魔竜 レッド・デーモン》同様に味方のモンスターを巻き込む可能性もある。
しかしそれを逆手にとり、《
Emヒグルミ》などの破壊された場合に発動する効果を利用する手もある。
類似する効果を持つ《琰魔竜 レッド・デーモン》と比較すると、他のモンスターの攻撃を妨げない点や、
効果ダメージを与えられる点、表側守備表示モンスターも破壊可能な点はこちらが勝る。
その分、自身よりも攻撃力の高いモンスターには対抗できず、効果を持たないモンスターや通常召喚されたモンスターも破壊できない点が劣る。
互いに得手不得手がはっきりしており、破壊効果そのものはほぼ相互互換となっている。
そのため、破壊対象の微妙な差異や、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の名を持つ点などを総合的に加味して使い分けていくと良い。
本家と比較すると、裏側守備表示モンスターを破壊できない点が大きく異なる。
一方、こちらの方がより攻撃的な効果であり、デメリットもないため、特殊召喚が多用される現在の環境においては活躍の機会が多いだろう。
そして何より効果を使い場を荒らした後で後述の進化体で追撃出来るのが先輩《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を上回る大きなメリット。
殴って虫の息の相手に除去効果を使い、バーンで引導を渡す使い方も可能。
地味に本家《レッド・デーモンズ・ドラゴン》《琰魔竜 レッド・デーモン》と比べると守備力が500上昇している。
アニメだと同名扱い効果はなかったが、効果モンスター以外も破壊できた。
カードイラストはスカー(傷)ライト(光/右)の名前の通り、全身にひび割れたような傷跡が残り、顔も翼も変色、角も途中から色が抜けている上に右の一本は折れたまま、右腕に至っては骨のギプスのようなもので補修されているなど満身創痍の有様。
シルエットはレッド・デーモンズなのだが、見比べると傷以外にも結構な部分が違っている(体の模様や尾の形状など)。
これは5D'sのラストデュエルで
ジャンク・ウォリアー(遊戯王OCG)に付けられた傷とされているが、世界観が違うためあくまでファンサービスの要素と捉えるべきか(一応本編でもユーゴに「あれは過去のデュエルで負った傷らしい」と言及されている)。
●琰魔竜 レッド・デーモン
漆黒の闇を裂き天地を焼き尽くす孤高の絶対なる王者よ!!万物を睥睨しその猛威を振るえ!!
シンクロ召喚!
琰魔竜 レッド・デーモン!!
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ1でのみ発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。
この効果を発動するターン、このカード以外のモンスターは攻撃できない。
漫画版遊戯王5D'sでジャックが使用する《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の亜種。通称「フィールレモン」。
ストーリーのカギを握る「
決闘竜」の一角でもある。
その効果はなんと
このカード以外の表側攻撃表示モンスターを全滅させるという凄まじい破壊効果。
相手の優勢時には高攻撃力のモンスターが攻撃表示で複数並んでいることも珍しくなく、劣勢から一気に切り返して攻めに回るのに最適の効果だと言えるだろう。
反面、自分フィールド上のモンスターも巻き込み、さらに効果発動ターンはこのカードしか攻撃宣言できないなどのデメリットもある。孤高の絶対王者は常に唯一人ということか。
総じて本家《レッド・デーモンズ・ドラゴン》よりもアドバンテージを稼ぎやすくより攻撃的な効果だと言えるだろう。
《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》とは一長一短であり、相互互換の関係だが、こちらは本家《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の名前を持たないので、素材としての有用性では一歩劣る。
攻撃名は「極獄の裁き」(ブレス攻撃時)、「極獄の絶対独断」(パンチ攻撃時)。効果名は「深紅の地獄炎」。
漫画版5D's特別篇ではさらに3種類の派生モンスターが登場した。(後述)
漫画版での
遊星の決闘龍、閃珖竜 スターダストの派生ドラゴンはシフルとクロニクルの2体の為、
派生形態の数ではレッド・デーモンの方が優っている。
●琰魔竜 レッド・デーモン・アビス
深淵の闇より解き放たれし魔王よ!!その憤怒を爆散させよ!!
琰魔竜 レッド・デーモン・アビス!!
シンクロ・効果モンスター
星9/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2500
チューナー+チューナー以外のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、
自分の墓地のチューナー1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
漫画版5D's特別篇にて召喚された《琰魔竜 レッド・デーモン》の進化形その1。
効果は2つあり、どちらも名称指定で1ターンに1度。
効果(1)は相手フィールド上の表側表示カード一枚の効果をターン終了時まで無効にするというもの。
よく読むと分かるが
カード種別を指定しておらず、表側表示のカードなら魔法・罠でも無効にできる。
フリーチェーンなので効果発動タイミングも選びやすく、カウンター罠以外なら何でも無効化できるのでかなり使いやすい。
フィールド限定ゆえに墓地・手札からの効果発動には無力・ダメージステップでは使えない点に注意。
2つ目は戦闘ダメージをトリガーにしたチューナーの蘇生効果。
単純に《幽鬼うさぎ》等で制圧力を高めたり、《
レッド・リゾネーター》で大幅にライフを回復したりできる。
《バーニング・ソウル》によってバトルフェイズ中にS召喚し後述する《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》(闇ならドラゴキュートスも)に繋げて追撃する、といった戦法も可能。
もともとレッド・デーモンの強化体として『出れば間違いなく強い』と評価されていたが、
《レッド・ライジング・ドラゴン》の登場によって召喚難易度がグッと下がり、【レッド・デーモン】の主力として猛威を振るっている。
汎用の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》と適当なレベル1チューナーを素材にできることから【
バスター・ブレイダー】や【インフェルニティ】等でも高確率で使われている。
特に、このデッキが苦手とする魔法・罠による除去に対応できるのは要注目。
攻撃名は「深淵の怒却拳」。
●琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル
泰山鳴動!!山を裂き地の炎と共にその身を曝せ!!
琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル!!
シンクロ・効果モンスター
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守3000
チューナー+チューナー以外のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
自分の墓地の「レッド・デーモン」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
自分のデッキ及び墓地から1体ずつ、レベルが同じチューナーを守備表示で特殊召喚する。
漫画版5D'sで登場した《琰魔竜 レッド・デーモン》の進化形その2。
第1の効果は自分フィールド上のモンスター1体をリリースし、「レッド・デーモン」モンスター1体を特殊召喚する効果。
《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》の効果を介してS召喚した場合、S素材になった《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》をそのまま呼び戻すことでさらなる戦線の増強が行える。
ただし、
無効化効果を持つ《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》が一瞬フィールドからいなくなるので、その隙を狙われる恐れもある。
安全であることを確認してからS召喚するようにしたい。
新マスタールール以降で評価を上げた一枚であり、「レッド・デーモン」をメインモンスターゾーンに蘇生できるのはありがたかった。
墓地に別の「レッド・デーモン」がいるならば、自身をリリースしてそのまま自身を蘇生することでEXゾーンからメインに移すこともできた。
第2の効果は戦闘ダメージをトリガーにしたチューナーの蘇生・リクルート効果。
主に呼び出したチューナーとこのカードで後述の《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》に繋ぐのが目的になる。
だが、ここまでやると若干オーバーキル気味になってしまう点が悩ましい。
《バーニング・ソウル》でバトルフェイズに追撃できるがレベル1のチューナーモンスターの採用枚数を絞ると発動条件を満たせなくなることがあるので注意。
むしろ《幽鬼うさぎ》や《
ナチュル・ローズウィップ》など、フィールドで効果を発揮できるチューナーを採用し、それに対する除去を《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》で封じるのも手。
攻撃名は「割山激怒撃」
●琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ
孤高の絶対破壊神よ!!神域より舞い降り終焉をもたらせ!!
琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ!!
シンクロ・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守3500
チューナー2体+チューナー以外のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。
このターン相手はフィールドで発動する効果を発動できない。
この発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。
(2):このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):このカードが相手によって破壊された場合、
自分の墓地のレベル8以下のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
琰魔竜シリーズの最終形態。アニメ5D'sにおける《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》に相当するモンスターである。
第1の効果はS召喚成功時に発動し、そのターン中相手フィールド上での効果発動を封じる効果。
チェーン不可効果も持っているので安全に相手フィールド上のカードを無力化でき、実質的に召喚反応型罠に対する耐性も備えている。
とは言え、《
奈落の落とし穴》や《
激流葬》は《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》を出す以前の段階で使われることが多い。
早めに《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》を出すなどして、安全に展開できるようにしよう。
ちなみに勘違いされやすいが、召喚時のカウンター罠には無力である。
というのも、あくまで「S召喚に成功した時」発動する効果なので、「召喚を無効」にされると意味がなく、《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》でもチェーンができず無効にできない。
蘇生制限を満たせないので《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》による蘇生もできなくなってしまう。
《
神の宣告》をはじめとした召喚反応のカウンター罠には十分に注意しよう。
第2の効果は戦闘破壊をトリガーにしたバーンダメージ効果。
攻撃表示のモンスターを戦闘破壊できれば、事実上ダイレクトアタックが通ったも同然の大ダメージが発生する。
フィニッシャーとして十分すぎるダメージ源となってくれるだろう。
第3の効果は相手によって破壊された際の蘇生効果。
能動的な発動は難しいが、除去カードに対する備えとして機能する他、《転生竜サンサーラ》とループする他上記のカウンター罠で破壊されても発動する。
出た当時の評価としては、確かに出せさえすれば強力なものの、
このカードが出せるような状況であればより小回りが利く《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》と《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》だけでトドメが刺せることも多く、あえて出したところでオーバーキルになってしまう場合も少なくない。
また2ターン目以降はカード効果に対する耐性もなく、単純な制圧力なら実質的なカウンター効果を具える《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》の方が優れているので、
良くも悪くも「琰魔竜シリーズの最終形態」という
ロマン枠といった見方が強かった。
一応、当時の時点でも《
フォーミュラ・シンクロン》や《シンクロコール》を利用して相手ターン中にシンクロして相手を封殺するといった斜め上の使い方をされることもあったのだが、
《
赤き竜》の登場以降は【
マナドゥム】の様なレベル12シンクロをしやすいデッキにて相手ターンに呼び出して制圧する、と言う形で使われる事が増え、
「レッド・デーモンの切り札の一角」というよりは「汎用シンクロの終着点」としての評価が高まっている。
なお肝心の【レッド・デーモン】は展開に闇属性縛りが付くことが多いため、光属性の《赤き竜》とは相性が悪いのがネック。
そのため、本家カテゴリデッキではあまりお呼びがかからないのに単体出張がそこそこ大会で成果を出すといういつも規制パターンではないかと恐れられていたが、案の定2024/1/1付けで一発禁止指定を食らってしまう事に…
「諸悪の根源は実質的に《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》の素材指定を踏み倒してる赤き竜の方じゃね?」ってのは密に、密に。
攻撃名は「真紅の絶対破壊」、バーンダメージ効果の効果名は「地獄の災厄琰弾」。
●レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント
王者と悪魔、今ここに交わる!
赤き竜の魂に触れ、天地創造の雄叫びを上げよ!
シンクロ召喚!
現れよ、レベル10!レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント!!
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守3000
チューナー2体+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。
「レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズ1に発動できる。
このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する。
このターン、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。
(2):バトルフェイズに魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を500アップする。
遊矢戦で登場した新たなる《レッド・デーモンズ・ドラゴン》。《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》の右腕のギプスや折れた角が治癒している。
アニメでの召喚シーンは《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》のを見てから見る事をオススメしたい。
ダブルチューニングモンスターだが、チューナー以外はシンクロでなくとも1体以上でもよく、何かと融通が利く。
とは言え、非チューナーから出すには少々無理をする必要があり、
「
リゾネーター」の効果活用も場にシンクロを必要とする場合が多いので、どのみち非チューナーはシンクロが基本となる。
後述の《レッド・ライジング・ドラゴン》を経由するのが手っ取り早いだろう。
【レッド・デーモン】の新たな切り札となる存在で、派手な除去とカウンター効果を持っているのだが、実のところいくつかの難点も見受けられる。
第1の効果は《裁きの龍》や《終焉の王デミス》などでお馴染みの、フィールドすべてを巻き込む全体除去。
ぶっぱ系統持ちの中でもコストが無く、攻撃力も高いため、これをかました後でダイレクトを通せば一気にライフを半分近く持っていける。
…のだが、起動効果なことが災いし召喚反応罠やフリチェ除去を食らうと仕事できないまま退場してしまうし、
ただぶっぱしたいだけならば、より隙が少ない《
ブラック・ローズ・ドラゴン》で十分。
闇ドラゴンに限定しても破壊範囲が広い《琰魔竜 レッド・デーモン》や《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》で事足りることが多く、こいつらと違いバックも割れる強みこそあるがそもそもこいつが場に出るのを許されている時点で警戒すべき罠は精々《
聖なるバリア −ミラーフォース−》程度なことが殆どなわけで…。
そもそも味方諸共巻き込むぶっぱや攻撃制限から、闇シンクロドラゴンを並べて場を制圧する【レッド・デーモン】の基本戦術と
相性が悪い
。
第2の効果はバトルフェイズに魔法・罠を無効にし、打点が500永続で上昇するもの。この上昇効果はオガドラを意識したのだろうか?
しかし、第1の効果前提で考えるなら
相手の場に魔法・罠は存在しておらず無用の長物である。
そうなると、バトルフェイズ中には手札や墓地からの発動を警戒したくなるのだが、そのようなカードの多くは
モンスター効果であり、肝心な部分が補えていない。
と言うか、その魔法罠も《
ブレイクスルー・スキル》等墓地からの「効果の発動」は効いてしまう穴がある。
とまぁところどころで噛み合わない点が目立つため、公開当初から「
どう考えても要らない
」「
露骨なAカードメタ
」と言われ続けてる始末。
現状役に立てるのは精々《拮抗勝負》メタとして使える程度。《拮抗勝負》自体は強力なカードだが、無効化なら《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》でもできると言う…。
一応、手札の速攻魔法を打点500上げるカードに変換出来たり、現実でAカードやZ-ONEのようなバトルフェイズ中に手札から罠が流行れば活きるのだろうか?
仮にバトルフェイズ以外で使えれば先攻展開の選択肢にもなり得たのだが、現状ではほぼ《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》の完全劣化である。
トドメにこいつ、シンクロ以外で特殊召喚できないため、上述の《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》で蘇生できず
相性が悪い
。
もっと素材重い《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》と《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》と《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》は召喚制限ないのになぜなのか
一応Sモンスターを素材に要求する他の進化系《レッド・デーモンズ・ドラゴン》と異なり素材に縛りがない点は唯一のアイデンティティになり得る。
ちなみにアニメ効果では召喚制限は無く、ぶっぱはメイン2でも発動でき攻撃制限もなかった。
代わりに第2の効果は自分の攻撃宣言時にしか発動できなかったが、前述の通りOCG観点からしてみれば無用の長物なので大幅な弱体化だろう。
そもそもアニメの時点でぶっぱは自分の場を巻き込むし(2)はAカードメタにしかならないで大して強かないけど
総評としては、タイラントを採用できるのはシンクロモンスター経由なしで直接出せるようなデッキであり、
Pゾーン、ロックカード、攻撃反応罠などへの対策が主な役割といったところか。
あれ?……何の因果か自分を最大級までにメタるカードが自分の切り札となってしまっているぞジャック。
●レッド・ライジング・ドラゴン
紅き竜よ! 炎魔を呼び起こす道を照らし出せ!!
シンクロ召喚! いでよ!
レッド・ライジング・ドラゴン!!
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/ドラゴン族/攻2100/守1600
悪魔族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時、
自分の墓地の「リゾネーター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分はドラゴン族・闇属性Sモンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。
(2):墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地のレベル1の「リゾネーター」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスター2体を特殊召喚する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
20thライバル・コレクションで登場したシンクロモンスター。
エクストラからの召喚に制限がかかるものの、S召喚時に「リゾネーター」を吊り上げることができる。
効果も無効化しないためリゾネーターたちの多彩な効果も活かしやすく、
例えば《レッド・リゾネーター》ならライフを2100回復しつつ☆8の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》に繋げられ、《クリムゾン・リゾネーター》なら更に多彩な展開が可能。
☆3リゾネーターと☆3でシンクロ後、☆3リゾネーター蘇生で《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》に繋げることも可能。
さらに、制限がかかるのは「EXデッキからの特殊召喚」であり、吊り上げ効果には回数制限がない。
実用性は低いが、《ファラオの化身》と組み合わせることで《レッド・ライジング・ドラゴン》を3体連続で並べる事も可能。
また、墓地から除外することでレベル1のリゾネーターを2体蘇生させられる。
場のレッド・デーモンからダブルチューニングを必要とする《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》やタイラントに繋げられ、《闇次元の解放》などで自身を帰還させればレッド・デーモン含めた☆8へのシンクロにも繋がる。
しかし、レベル1に限定されている点が微妙に使いづらく、現状オーソドックスな【レッド・デーモン】の構築で採用されるレベル1リゾネーターも精々《シンクローン・リゾネーター》程度。
さらに墓地に送られたターンには使用できず、先行のさらなる展開の補助にはならない。
狙えたらラッキー程度のおまけ効果と思っておいた方が無難。
……といった具合に「レッド・デーモン」と「
リゾネーター」の間にシナジーを生みつつ、
シンクロ素材と「レッド・デーモン」の間を取り持ち、格段に《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を出しやすくなった。
前述のサポート達も使いやすくなっており、優秀な中継役を果たす期待の新人である。
ちなみに冒頭の召喚口上はジャック役の星野さんが考案したもので、自身のツイッターに来た質問に対する回答、という形で公開したもの。
だったのだが後の
デュエルリンクスでジャックの専用ボイスとして公式採用された。
●スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン
王を迎えるは三賢人。
紅き星は滅びず、ただ愚者を滅するのみ!
荒ぶる魂よ天地開闢の時を刻め!
シンクロ召喚!
スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン!
シンクロ・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守3000
チューナー3体+チューナー以外のSモンスター1体以上
このカードはS召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は自分の墓地のチューナーの数×500アップする。
(2):フィールドのこのカードは相手の効果では破壊されない。
(3):1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、
または相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
このカード及び相手フィールドのカードを全て除外する。
(4):このカードの(3)の効果で除外された場合、次の自分エンドフェイズに発動する。
除外されているこのカードを特殊召喚する。
LEGENDARY GOLD BOX スペシャルパックにて超新星爆発の如く登場したまさかまさかのトリプルチューニングモンスター。
《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》と同じ自己強化と耐性に加え、相手の攻撃宣言・モンスター効果にカウンターして相手の場のカードを全て除外する凄まじい除去能力を備えた、見た目も効果も《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》の正統進化と言えるモンスター。
「チューナー3体+チューナー以外のSモンスター」と素材指定は非常に重く、通常のデッキでは出すことが困難。
しかし、とあるリゾネーターの登場により【レッド・デーモン】では一気に召喚難易度が下がった。詳細は後述。
一応他デッキでも、例えば【ドラグニティ】なら《ドラグニティナイト-ヴァジュランダ》で《ドラグニティ-ファランクス》装備→装備解除に合わせて《地獄の暴走召喚》など《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》を出すルートを流用・若干変更すれば出せなくもない。
ただし、《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》と違い自分の場に帰ってくるのが次の自分エンドフェイズとタイムラグが大きく、相手の場を更地にしてから《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》で攻め込むのは難しいのが玉に瑕。
更に、「モンスター効果の発動」にチェーンを組むが、効果の発動はおろか効果すら無効にしていないので効果自体はそのまま通してしまう点も傷。
そして魔法罠を無効化できない点も注意。
当初は【レッド・デーモン】でも《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》や《レッド・ライジング・ドラゴン》の効果、《チェーン・リゾネーター》《シンクローン・リゾネーター》辺りを駆使すればチューナー3体並べて出せない事はないが、召喚権や展開力的に召喚を狙うのは厳しく、
並べたチューナーも《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》を出した後、リリースして墓地の「レッド・デーモン」に変換した方が合計打点が上がるので攻め込むのに都合が良い場合も多かったが、
《クリムゾン・リゾネーター》の登場で手札2枚から降臨(場合によっては召喚権すら使わない)が可能となった為、初手「スーパーノヴァ」で相手に睨みを効かせられたりと使い勝手の良いカードとなった。
変わったところでは、チューナーを複数展開出来る《ジャンク・スピーダー》を擁する「シンクロン」軸の【
ジャンド】でも比較的簡単に出す事が可能。
元々、チューナーを複数展開出来る点からタイラントへのダブルチューニングや《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》経由で《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》を出して残ったチューナーをコストに《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》蘇生等の動きが出来る為に相性自体は悪くはない。
呼び出す「シンクロン」の組み合わせも、
普通に☆1+2+4の合計☆7で出すも良し、
レベルが2つ下がる《ロード・シンクロン》を使う☆2+3+4(2)、
《サイバース・シンクロン》のレベル変動や上記呪文にある《ジェット・シンクロン》の自己再生を利用する☆1+2+3
等複数あり、状況に応じた選択が出来る。
更にデルタアクセル以上は出すモンスターを含めEXデッキを少なくとも4枚圧迫するが
こちらは切り詰めれば《ジャンク・スピーダー》と《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》の2枚で済むのも利点、複数積むとその悩みはより顕著になる。
「コンバーターチューナーキッテジャンクロンサーチジャンクロンNSコンバーターSSジャンクスピーダージャンクスピーダーefジェットロンサテライトロンジャンクロンSSチャージウォリアー1ドローテフダキッテジェットロンSSチャージウォリアージェットロンサテライトロンジャンクロントリプルチューニング
王を迎えるは三賢人。
紅き星は滅びず、ただ愚者を滅するのみ!
荒ぶる魂よ天地開闢の時を刻め!
シンクロ召喚!
スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン!」
でS召喚できちゃうわけである。
遊星「(切り札として)大切に使わせてもらう」
自身の切り札の正統進化系が自分のデッキだけでなく生涯の
ライバルのデッキでも活躍出来るのは感慨深いものがある。
TG-EX「遊ゥゥゥ星ェェェ!裏切ったのか!俺を!(ショップに)売ったのか!?」
ちなみに冒頭の召喚口上はまたもジャック役の星野さんが考案したもので、《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》の情報公開日に公開された。星野さんマジリアルジャック。
なおチューナー3体を要求するシンクロはこいつが初だが、チューナー3体
以上でシンクロ出来るモンスターならば「
水晶機巧-グリオンガンド」が先。
●スカーレッド・デーモン
王者がもたらすは血の饗宴!真紅の魔竜よ!戦場にその爪痕を残せ!
シンクロ召喚!
現れよ!スカーレッド・デーモン!!
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「レッド・デーモンズ・ドラゴン」として扱う。
(2):このカードがモンスターゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。
EXデッキから「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
このカードがドラゴン族・闇属性SモンスターのS素材として墓地へ送られていた場合、
さらに相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊できる。
ストラクチャーデッキ-王者の鼓動- 天地鳴動パックで登場した、2枚目の「レッド・デーモンズ・ドラゴン」扱いになるレベル8シンクロモンスター。
特筆すべきなのはモンスターゾーンから墓地に送られた時にEXデッキから《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をS召喚扱いで呼び出す効果。
このカード及び《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》の《レッド・デーモンズ・ドラゴン》扱いになる効果は場と墓地にいる時には適用されるがEXデッキにいる時は適用されないためこの効果で呼び出せるのは本家のみとなる。
更にドラゴン族・闇属性シンクロの素材として墓地に送られた場合は相手の攻撃表示モンスターを全て破壊する追加効果もある。
つまり、このカードを素材に《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》や《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》などの上位シンクロを出すだけでオマケで《レッド・デーモンズ・ドラゴン》が並び、相手の場に残るのは破壊耐性持ちを除けば《レッド・デーモンズ・ドラゴン》の的になる守備表示モンスターだけ、となるので相手の場を壊滅状態に追い込める。
墓地に行った後も《レッド・デーモンズ・ドラゴン》扱いになるのを活かして《クリムゾン・ヘルガイア》の蘇生で場に舞い戻り追撃に参加する事も可能。
本家を呼び出しつつ本家の効果発動をアシストする徹底的なサポート効果で、【レッド・デーモン】内でも採用が危ぶまれていた本家の立場を向上させた立役者。
難点としては他のレッド・デーモンズと違い場にいる時はほぼバニラである事と、このカードと本家で2枠使うためEXの空きが圧迫される事。
ちなみに冒頭の口上は毎度お馴染み星野さんが考案したもの。相変わらず溢れんばかりのジャック愛である。
サポート一覧
前述の通り「レッド・デーモン」と言うカテゴリが登場したのは結構最近で、そのためかカテゴリ全体のサポートカードは意外と少ない。
本項では「レッド・デーモン」サポートに加え、闇属性・ドラゴン族・シンクロモンスターのサポートも記載する。
本家《レッド・デーモンズ・ドラゴン》名指しサポートは《
レッド・デーモンズ・ドラゴン》の、リゾネサポートは
リゾネーター(遊戯王OCG)のページをそれぞれ参照。
漫画5D'sとアニメARC-Vで「レッド・デーモン」サポートはそれなりに出たもののほとんど産廃なのは内緒。
モンスター
レッド・ガードナー
効果モンスター
星4/炎属性/悪魔族/攻 0/守2000
(1):自分フィールドに「レッド・デーモン」モンスターが存在し、
相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、自分フィールドのモンスターは相手の効果では破壊されない。
ARC-Vで登場した、レッド・デーモンを守る盾のモンスター。
レッド・デーモン一族がいれば、見た目通り場のモンスター全てを効果破壊から守ってくれる。
悪くはないが守るのは効果破壊だけ、チェーンブロックを作ってしまうとやや不器用な点が目立つ。
良くも悪くも守る事しかできないため、展開を一切助けないコイツをマストで採用されることはまずない。
サイドでならワンチャン採用もあり得るか。
スカーレッド・ファミリア
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの悪魔族モンスター1体をリリースし、
自分の墓地のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
(2):墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドのドラゴン族・闇属性Sモンスター1体を対象とし、
1~8までの任意のレベルを宣言して発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで宣言したレベルになる。
(1)で釣り上げつつ(2)でレベル操作を行える紅蓮の悪魔のしもべ。主人が吸収されてからはジャックの下僕となったようだ。
ステータス的に非チューナーの《黒き森のウィッチ》でサーチ出来て枚数の足りない非チューナーであることが利点。リリースは自身でもよく墓地に送られて直ぐにレベル操作できるのも嬉しい所。
反面リリースである為、盤面1枚は確実に犠牲にせねばならず、召喚権も間違いなくこいつで消費してしまう。
魔法
バーニング・ソウル
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドにレベル8以上のSモンスターが存在する場合に発動できる。
「バーニング・ソウル」以外の自分の墓地のカード1枚を選んで手札に加え、自分は自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。
このカードの発動後、ターン終了時まで相手はフィールドのSモンスターを効果の対象にできない。
漫画5D'sで登場したOCG化を熱望されていたカードが弱体化と悪用を避けつつカード化。
最大の魅力であった何でもサルベージはそのままに、バトルチューニング内蔵も見方によっては必要札1枚減らせて強化とも言えるし
何故か付加された対象耐性も《レッド・デーモンズ・ドラゴン》系統の弱点1つを潰せ、当然速攻魔法なので追撃やサクリファイスエスケープにも使える。
強化されたリゾネレモンはチューナーがよく場に並ぶため発動できない機会はそうそう無いだろう。
欠点は場にシンクロとチューナーが居ないと全くの死に札になるため投入枚数を吟味しないと事故の元になったりオーバーキル気味になる事か。
シンクロコール
通常罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚し、
そのモンスターを含む自分フィールドのモンスターのみを素材として
ドラゴン族・悪魔族の闇属性Sモンスター1体をS召喚する。
こちらも漫画版ジャックのカード。
上述の《バーニング・ソウル》との違いはあちらが速攻魔法、こちらが罠。
こっちは場の素材は1体でおkだが耐性はつかない所か。
またどちらに限らず出す候補上位の《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》のS召喚成功時の効果封じは
時の任意効果でありタイミングを逃す
。
《シンクロコール》も《バーニング・ソウル》もフリーチェーンなので大人しくスタンバイフェイズ辺りで発動しよう。
罠
キング・スカーレット
永続罠
(1):自分の「レッド・デーモン」モンスターが戦闘を行うダメージ計算時にこのカードを発動できる。
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、
このカードは通常モンスター(悪魔族・チューナー・炎・星1・攻/守0)となり、
モンスターゾーンに特殊召喚する。
このカードは罠カードとしても扱う。
ARC-Vにて二度目の遊矢戦で使用した罠。
ジャックが全媒体で愛用している、レッド・デーモンの戦闘をサポートする罠の一枚。
レッド・デーモンを戦闘破壊から守りながらレベル1チューナーを呼び出せる、良く言えば守りながら展開ができるカード。
しかし実態は、元々打点が高いレッド・デーモンに戦闘破壊耐性を付けても旨味が少なく、チューナーを呼ぶにしてもあまりにも回りくどい。
しかもレッド・デーモンは破壊から守れても、チューナー化したこのカードは普通に戦闘破壊される。
その結果、ジャックのカードの悪いとこを詰め合わせたような使い勝手が悪いものに仕上がってしまった。
レッド・スプレマシー
通常罠
(1):自分の墓地の「レッド・デーモン」Sモンスター1体を除外し、
自分フィールドの「レッド・デーモン」Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターは、このカードを発動するために除外した
「レッド・デーモン」Sモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果になる。
此方は漫画版5D'sの遊星戦で使用され事実上の敗因となった罠。
場のレッド・デーモンを墓地のレッド・デーモンに永続で書き換える効果を持つ。漫画と違い打点は書き換えられない。
墓地にいる《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》や《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》等の強力な効果を使えるように点は悪くないが、除外コストが《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》と相性が悪い点がネック。
と言うか、墓地のレッド・デーモンを使いたいならその《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》で蘇生すればいい話な上、極論《リビングデッドの呼び声》等の方が頭数も増えてお得である。
一応【レッド・デーモン】では貴重な任意で墓地を除外できるカードなため、相性が良い《
深淵の神獣ディス・パテル》をすぐ用意できたりはする。
それでも回りくどいが…。
スカーレッド・レイン
通常罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル8以上のSモンスターが存在する場合に発動できる。
フィールドの、レベルが一番高いモンスター以外のモンスターを全て除外する。
この効果で除外されなかったフィールドの表側表示モンスターはターン終了時まで、
自身以外のカードの効果を受けない。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分フィールドにドラゴン族・闇属性SモンスターがS召喚された場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
10期で追加されるオリジナル新規、絵的に《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》がデモン・メテオを放っているのだろうか。
まず条件に合わないモンスター以外のモンスターは全て除外するという効果自体が凄まじいが
効果の性質上
レベルを持たないエクシーズ・リンクはいくらランクやマーカーが多かろうが対比さえできず除外される
。
こうなると相手は先にこちらの高レベルを処理したくなるが《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》の効果やノヴァ2体の耐性がそれを阻む、伏せたこのカードも《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》の
無効化で(ry。
またS召喚時の回収も出来る為、奇襲性は下がるが《おろかな副葬》で落として疑似サーチも可能。
その場合《スキル・プリズナー》(モンスター効果限定の対象耐性)や《スカーレッド・コクーン》(エンド時レッド・デーモン蘇生、相手ターンシンクロの布石)
等他の墓地から動ける魔法罠の採用も検討してみるのもいいかもしれない。
それとマストカウンターの見極めは要注意して発動タイミングを見誤らないようにもしておきたい。
相性の良いカード
帯刃龍 カイベルト/月朧龍 ヴァグナワ
前者は2023年7月に海外で、後者は同年10月に日本で登場したモンスター。
S召喚した場合に発動できる効果を持ち、カイベルトはフィールドのカード1枚の破壊、ヴァグナワは素材のレベルを参照しての自己強化とバーンを行える。
どちらも効果自体は特別優秀というわけではないが、貴重な汎用レベル7闇ドラゴンシンクロであり、手札事故や妨害を受けた際の保険として採用を検討できる。
「レベル7闇ドラゴンシンクロ」は非常に層が薄く、2024年10月現在、このカードを含めて僅か4体しかいない。
ジャックも使用した《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》は非チューナーにドラゴンを要求するため、痒い所に手が届かない。
素材指定のない《妖精竜 エンシェント》は、ステータスこそ高いが、基本的にフィールド魔法を使わない【レッド・デーモン】ではバニラ同然となる。
それらと比較すれば、パッとしない効果であっても仕事はしてくれるこの2体の方が採用価値は高いだろう。
一番良いのはレベル7レッド・デーモンを作ってくれることだが…。
海外ではカイベルトの登場から2か月後に【レッド・デーモン】のストラクチャーデッキが発売されており、シナジーが意識されていることが読み取れる。
……が、海外先行カードは秋のパックでまとめて来日するため、日本での登場はレッド・デーモンストラクの発売から1年3か月も間が空いてしまった。
深淵の神獣ディス・パテル
本来なら
ビーステッドのカードだが、【レッド・デーモン】なら簡単にS召喚できる。
除外されたのモンスターの帰還と墓地に戻して妨害する効果を持っているが、どちらもシンプルに強力。
しかし、【レッド・デーモン】では能動的にカードを除外するギミックが乏しく、先攻で使う場合は少し手間をかける必要がある。
VRのリボルバーが使用したシンクロン。
召喚しただけで釣り上げられるためディスアドを負わない所、釣り上げ後即シンクロして次のレッド・デーモンに繋がる点、シンクロン故《調律》でサーチが利くのが利点。
制約や釣り上げの範囲も【レッド・デーモン】ならないも同然。
反面初ターンで星2リゾネーターと共に《レッド・ライジング・ドラゴン》を出したいとき等は非チューナーが不足しがちなリゾネ軸【レッド・デーモン】では欠点。
またリゾネーターチューナーの層は充実してる為効果が優秀とはいえこれ以上チューナー居るか?といった疑問もある。
赤蟻アスカトル/使神官-アスカトル
アニメ5D'sでゴドウィンが使用した、《
太陽龍インティ》のサポートカード。
使神官の効果により召喚権を使わずレベル8シンクロができるため【レッド・デーモン】とは相性抜群。Sモンスターしか出せない縛りもあってないようなもの。
特に召喚権を使わない点が優れており、《チェーン・リゾネーター》の効果も積極的に狙っていける。
地縛囚人 ストーン・スィーパー
ストラクの少し前に発売されたANIMATION CHRONICLE 2023で登場した地縛新規。
アニメARC-Vでジャックと戦ったセルゲイの使用したカードでもある。
【レッド・デーモン】に地縛要素を取り入れるのは不可能に近いが、特出すべきは手札から捨ててレベル3以下の悪魔族チューナーをサーチする効果。
つまり全てのリゾネーターをサーチできる4枚目以降の《コール・リゾネーター》として使える。
もう一つのフィールド魔法があれば特殊召喚できる効果は、【レッド・デーモン】ではフィールド魔法は汎用以外使わず基本的におまけ。
近日発売予定だったジャックストラクと相性抜群且つアニクロの収録方法が物議を呼ぶものだったため、シングル価格がかなりのお値段になってしまったのは別の話。
執愛のウヴァループ
Sモンスターを除外して特殊召喚でき、Sモンスターを除外して墓地から回収できる変わったモンスター。
悪魔族チューナーなため《ソウル・リゾネーター》のサーチや《ボーン・デーモン》の墓地肥やしに対応しており、【レッド・デーモン】単体では難しいSモンスターを任意で除外できる点がポイント。
《スカーレッド・ゾーン》で帰還に繋げられるし、前述の《深淵の神獣ディス・パテル》の効果とも絡める事ができる。
本来なら強みになるチューナーが、レベル4とそこそこ高いのが災いし【レッド・デーモン】ではシンクロに繋げにくい点がネックか。
▼総評
元祖《レッド・デーモンズ・ドラゴン》自体は打点3000の汎用8Sな点も相まって登場した当初から様々なデッキにウイルスの媒介としても使われていた。
もちろんジャックのデッキのエースとして使う愛好家も当時から一定数いたが、5D's放映時は【レッド・デーモン】と言うカテゴリは存在せず、実態は単に《レッド・デーモンズ・ドラゴン》と《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》を出すためのデッキと言っても良かった。
そしてジャックデッキ…もとい【レッド・デーモン】には
「シンクロは強いけど素材が使い辛くて安定して出せない」「アド回復手段が無いから除去られたらジリ貧」な点に長年悩まされ、
長いことデッキとしてのまとまりに欠ける惨状に苦しめられることに。
人気のある
ライバルキャラクターでありながら
ストラク化も
社長や
カイザーに取られたりするなど、不遇な状況が続き、
スタッフが【レッド・デーモン】の強化のアイディアを募集するほどだった。
一応専用サポート自体はそれなりにあるのだが、「《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を出しやすくする」と言うよりは「《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を強化する」カードが大半な上、場に《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を要求するくせに汎用カードの方が遥かに使いやすいのもざらと、どれもデッキそのものの根本的な解決には至らなかった。
、紅蓮魔竜の壺》とかふざけてるの?
しかし、時は経ち
第9期、
ジャックがARC-Vに出演。
後述の通り【レッド・デーモン】と言うカテゴリが登場したのは、ジャックがARC-Vで再登場した時期に発売された『ブースターSP-ハイスピード・ライダーズ-』から。
ARC-Vと漫画版5D'sの新規を引っ提げて、ジャックの使用したカードたちが無事OCG化。
新規レッド・デーモンたち
と言うか《琰魔竜 レッド・デーモン・アビス》も出せれば強力と言って良い性能で、新規リゾネーターも《シンクローン・リゾネーター》を筆頭に数が揃い始めていった。
しかし肝心の
「《レッド・デーモンズ・ドラゴン》(レベル8S)への簡単なアクセス手段」は確立されず、1ターンで出すなら上級の非チューナーが必須だった。
シンクロ次元編で登場した非チューナーの《レッド・スプリンター》《レッド・ウルフ》はどちらもまともに使うには難のある性能で、結局非チューナーはジャックの使ってないカードに頼らざるを得ない状況に。
《バイス・ドラゴン》と《ビッグ・ピース・ゴーレム》?使わんよこんな《太陽風帆船》の下位互換ども
融合次元で再登場を果たしたものの、出した新規は
場にレッドが居る時のみ発動できて伏せたターンに発動できる、デメリット無し魔宮の賄賂な『
罠
』
場のレッドにこのターン中の効果破壊耐性付与、墓地から除外して場のレッド1体にこのターン中の破壊耐性付与する『
罠
』
ライフ半分払って効果ダメージを無効にし、星1レッド・
トークン特殊召喚する『
罠
』
…とジャックお得意の「レッド・デーモンがいるときに使える『罠』」ばかりがOCG化され、【レッド・デーモン】使いは辛酸を飲むことに。
キングが初手で《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を召喚できないわけがないからジャック的にはこれでいいんだろうが…。
…だから《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を「出しやすくする」「罠以外」のカードをくれよKONAMIさん!
……という叫びが届いたのか、Vジャンプの応募者全員サービスにて【レッド・デーモン】の救世主《レッド・ライジング・ドラゴン》が登場。
このカード1枚で【レッド・デーモン】の悩みであった「下級だけで《レッド・デーモンズ・ドラゴン》へアクセスする手段」「リゾネーターを採用する意義」の2つを一気に解決し、非チューナーもとりあえずレベル3か4を採用すれば良くなったことで、デッキとしてのまとまりが大幅に改善された。
また、非チューナーにろくな性能のモンスターがいない問題も、エラッタされた《黒き森のウィッチ》や漫画版ジャックの使用した《風来王 ワイルド・ワインド》などの登場で少しずつ改善されており、
チューナーの主力となる《レッド・リゾネーター》と合わせてまずは《レッド・ライジング・ドラゴン》を目指す戦術にシフトしたことで安定性が大幅に増している。
混ぜて構築するなら、恐竜族ストラクチャーデッキ『恐獣の鼓動』の優秀なレベル4《
魂喰いオヴィラプター》などと合わせた【恐竜リゾネーター】としてまとめても良い。
さらに、2017年に施行された
新マスタールールでエクストラデッキを使用するデッキの多くが大打撃を受けた中、
「レッド・デーモン」とその進化体を主軸とし、《琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》で「レッド・デーモン」を蘇生して展開していくこのデッキは、
EXモンスターゾーンによる制限の影響を受けづらい点も着目されていた。
しかしその後、過去キャラのAV出演組では唯一10期でまともな強化を貰えず強力な新規や相性のいいリンクを取り込んだ他キャラに大きく水を空けられてしまうことに…。
【レッド・デーモン】使いも「凡人(コンマイ社員)には俺のデッキの価値が分からんのだ(泣)」と諦めかけていたが……
10期最後のパック『ETERNITY CODE』と年末箱『LEGENDARY GOLD BOX』にてまさかの超強化。
新規の《クリムゾン・リゾネーター》の登場によりとレベル4非チューナーとの2枚で《レッド・ライジング・ドラゴン》+チューナー3体も場に並べられる驚異的な展開力を手に入れた。
さらにほぼ同時期に登場した、あの《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》の上位体《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》がトリプルチューニングを要求するのも相まって、【レッド・デーモン】は新たな戦術を迎え入れることに成功。
ついでに罠カードでの全体除去を備え、非チューナーとリゾネーターを繋ぐ速攻魔法も完備された。
2020年4月より施工される新ルール(融合・シンクロ・エクシーズはマーカーが無くてもメインゾーンに出せる)により復活する
【
ジャンクドッペル】・【
BF】・【
インフェルニティ】相手にどこまで渡り合えるか
環境デッキ相手にキングのデュエルを見せつけることが出来るか見物である。
そして最後の強化から約3年半の月日が流れ…
まさかのストラクチャーデッキとしてオリジナル新規が多数追加!!!
コラが生まれるほどには一部からは願われてはいたが誰もが予想だにしなかった
『ストラクチャーデッキ-王者の鼓動-』が発売。
万能サーチャーの《ソウル・リゾネーター》、念願の有能な非チューナー《ボーン・デーモン》、新たな「レッド・デーモン」にして切り札との中継役となる《スカーレッド・デーモン》、サーチに攻めに蘇生にと効果盛り盛りな永続魔法《クリムゾン・ヘルガイア》…と数々のパワーカードが登場。
これにより冒頭で述べた
【レッド・デーモン】の問題点はほぼ解決したと言っても良く、悲願となる
現代レベルで戦える力を手に入れることとなった。
かつては大きく差を開けられていた満足同盟の仲間たちを追い越さんとする位置にまで強化され、長年の愛好家たちも
『満足』するに至った。
追記・修正はバーニング・ソウルの境地に至ってからお願いします。
- 建て逃げか? -- 名無しさん (2015-10-29 18:29:23)
- ミスじゃない? -- 名無しさん (2015-10-29 18:40:47)
- 登録時間が50分になってるからとりあえずそれまで待ってみる? -- 名無しさん (2015-10-29 18:43:07)
- 50分になったがどうする。立てた奴のコメントもないし、削除依頼出しちゃっていい? -- 名無しさん (2015-10-29 18:51:44)
- 誠にすまない・・・作成方法見ながら作ってるんだけどね(泣)もう断念した方がいいかな?もう少し頑張りたいんだけど -- 名無しさん (2015-10-29 19:25:20)
- いや、別にやる気があるならいいんだよ。まあ文章くらい事前に用意しとけよとは思うけども -- 名無しさん (2015-10-29 19:28:10)
- 記事できてるじゃん! -- 名無しさん (2015-10-29 23:51:40)
- お、やっと出来たみたいやね -- 名無しさん (2015-10-30 05:00:48)
- 包帯巻いたような右腕の意匠がかっこいいよね -- 名無しさん (2015-10-30 16:21:50)
- レモン扱いになる効果はいらんかった気がするわ。レモンデッキでもオリジナルレモンの立つ瀬が無いやん・・・ -- 名無しさん (2015-10-30 19:35:37)
- ↑本家が作られた時代が時代だからな…ワイトみたいなもんだろ それよかこの項目単独で立てる必要あったのか?アビスベリアルその他の亜種レモンごと本家レモンの項目に追記すればいいだけだと思うんだが -- 名無しさん (2015-10-30 22:51:52)
- ここはカードwikiじゃないんだから劇中での活躍や描写に関しての記述にもっと力入れろよ。じゃないと↑の言う通りだ。 -- 名無しさん (2015-10-31 02:54:42)
- 特に反対意見が無いようならこのページを削除して内容を本家レモンの方に移動するか、この項目のタイトルを「レッド・デーモンズ・ドラゴンの派生モンスター」に変更して亜種レモンの内容をこっちに纏めるかしようと思うのですがどうでしょう? -- 名無しさん (2015-11-02 19:37:11)
- ↑個人的には後者かな。本家レモンの方に入れると変に本家のほうを圧迫しそう。 -- 名無しさん (2015-11-02 21:13:41)
- 既にカテゴリになってる「レッド・デーモン」じゃダメだったん? -- 名無しさん (2015-11-03 14:25:28)
- ↑それな -- 名無しさん (2015-11-03 14:41:36)
- 間違って更新してしまったorz 項目名の件も含めて修正・追記させていただきます -- 名無しさん (2015-11-03 15:16:40)
- ベリアルの解説でスカノヴァに~ってあるけど無理だろ -- 名無しさん (2015-11-03 20:45:37)
- ↑修正しときました -- 名無しさん (2015-11-03 22:18:37)
- 本家が用無しになる現象のリンク先がワイトになってるけど、ワイトプリンス出てからは違うんじゃね?デッキの「ワイト」を指定するから本家入れないと使えないし -- 名無しさん (2015-11-04 00:08:26)
- ライフ4000の世界でスカーライトは鬼畜すぎる、そりゃキングにもなれるわ -- 名無しさん (2015-12-23 15:30:11)
- まともにライバルらしく強くなった。あとは万丈目を… -- 名無しさん (2016-01-12 22:36:15)
- アビス、ベリアルの効果が全く攻撃的なものじゃなくてがっかりした記憶がある。打点は高いんだけどね・・・ -- 名無しさん (2016-01-12 23:17:26)
- 十代といい、遊馬といい漫画版強すぎ。強いのは別にいいけどなんでもかんでも漫画版が強くて…なんだかなぁ。 -- 名無しさん (2016-01-26 18:16:41)
- ↑漫画原作版はそこまでじゃないんだけどな。ただ、OCG化する時の魔改造で変になるんだよ。 -- 名無しさん (2016-01-26 18:34:24)
- シグナーのドラゴンじゃないのにセイヴァーになれるスカーライト -- 名無しさん (2016-02-04 19:43:45)
- ↑3 後発なのもあるけど大体魔改造のせいなので、漫画側に非があるとしたら効果が弱すぎか、漫画らしく効果がかっとビングしすぎくらいだと思う。ライトニングだって召喚条件内蔵したからあそこまでおっそろしいことになったわけだし -- 名無しさん (2016-02-14 18:35:27)
- タイラントの2の効果が悲しいな…1でブッパしたら攻撃通るから尚更 -- 名無しさん (2016-03-21 02:37:25)
- 別次元から赤き竜さんがアルバイトしにやって来て草 まあ、あの次元だと数百年後にシグナーVSダグナーの戦いが起きるのかもしれないが… -- 名無しさん (2016-03-21 02:53:31)
- ジャンフェス動画でジャックの中の人がフィールレモンの召喚口上言ってくれたね -- 名無しさん (2016-03-21 23:20:58)
- あまりにデッキとしてまとまりが無さすぎてカードwikiの方でページ存続の可否が大分紛糾してたなw -- 名無しさん (2016-07-16 15:20:46)
- レッドライジングの登場ですべてが変わってしまったデッキ。アビスとベリアルが盤面を封殺して、それを乗り越えた者にはキングと戦う資格があるとばかりに紅蓮の悪魔が降臨する。 -- 名無しさん (2016-08-01 16:29:28)
- タイラントの評価が芳しく無いのは何か泣ける、1の全体破壊はともかく2の効果だってアビスと並べればより攻めを盤石に出来るのに(フリーチェーンはアビスで、攻撃反応はタイラントで踏み抜けるようになるし -- 名無しさん (2016-08-30 22:54:13)
- 攻撃反応時まで悠長に残ってるやつの処理役はサイクツイツイの他にもヘルセキュア共鳴波がある、結局は切り札の効果なのに実用性やロマンを意識せずデュエル展開の犠牲にしたアニメとそれをほぼそのまま出したコナミが悪い、涅槃はあんなに効果が盛られたのに・・・ -- 名無しさん (2016-09-06 19:44:10)
- 一切縛りなしの全体除去効果は充分切り札っぽさあると思うが 弱体化された?知ら菅 -- 名無しさん (2016-09-06 19:55:33)
- 召喚制限無し、効果回数制限無し、攻撃制限無しはまさしく切り札の威容。OCGは他にいっぱいあるから… -- 名無しさん (2016-09-06 20:21:04)
- 超官デッキの新規カードがお手軽インティクイラシンクロ召還用なんだけど要するにレベル6レベル8シンクロなわけで… -- 名無しさん (2019-05-24 09:11:14)
- ↑特にスーパイは悪魔族チューナーだからライジングの素材に出来るし、手札コストにリゾネーター使えば無駄なくレモン・炎魔・アビス・スカーライトにも繋がると言うね… 勿論単体では邪魔になりがちなスーパイを入れる必要があるから一概にベストとは言えないけどね。 -- 名無しさん (2019-05-24 09:58:43)
- 星野さん早速スーパーノヴァの口上考えてたな……愛がすげーわあの御仁。 -- 名無しさん (2019-12-12 21:49:43)
- そのうちジャンフェスかなんかでノヴァの口上言ってくれるの期待。フィール版の事例もあるし -- 名無しさん (2019-12-29 12:26:28)
- スーパーノヴァもクリムゾンリゾネーターの登場によりジャックデッキ(リゾネーターデッキ)でも大分出しやすくなった -- 名無しさん (2019-12-29 12:39:59)
- ↑ファミリアのお陰でレベル調整もしやすくなったからなぁ。 ただ発売前の情報の追記は出来んから待っててくれ…(荒れる原因になりかねん) -- 名無しさん (2019-12-29 12:43:20)
- ↑発売前でも公式からの情報はソースがはっきりしてるから1週間たてばOKのはずだぞ。裁定を勝手に予想して書くとかはダメだけど -- 名無しさん (2019-12-29 13:02:33)
- ↑マジか。ネフティスの所に変な注意書きがあったりサンドラの項目立てた時にゴタゴタしてたの覚えてたから躊躇してたわ。 -- 名無しさん (2019-12-29 13:08:19)
- リンクスだとスーパーノヴァ出せない件w -- 名無しさん (2020-10-03 00:10:44)
- ↑EXモンスターゾーンが実装されることを祈ろう -- 名無しさん (2020-11-07 23:07:13)
- スカーライトが「過去のデュエルで受けた傷」っていうけど、ソリッドビジョンのモンスターが受けた傷が反映されるってどんなシステムなんた -- 名無しさん (2023-04-20 10:11:58)
- ↑カードについた傷がソリットビジョンにも反映されたと解釈している -- 名無しさん (2023-04-20 10:42:20)
- カードの情報は発売後一週間を経過してから記載可能です -- 名無しさん (2023-04-21 23:50:03)
- 昔は「言いたいことはわかるけどエクストラからレモンを出すってだけでデッキ名にするのはちょっと・・・」みたいな風潮もあったけど、レモンサポートが豊富になったおかげでいつの間にか違和感なくなった印象 -- 名無しさん (2023-07-01 16:24:26)
- 彼(カラミティ)はもう終わりですね。13枚初動で出てくるのは普通にアウト -- 名無しさん (2023-08-16 02:25:47)
- カラミティ「このチームでテッペン目指すかんね!」センチュリオンでの赤き竜カラミティが着々と結果出し始めて来たしマジでカラミティ危ない -- 名無しさん (2023-09-03 11:48:27)
- 素引き前提とは言え輝ける星の竜のお陰で本家レッド・デーモンでも相手ターンカラミティ狙える様になったね!(益々立場が怪しくなったとも言う) -- 名無しさん (2023-10-15 07:38:52)
- そろそろレベル7レモンか汎用闇Sドラゴン欲しいな。現状が弱すぎるし -- 名無しさん (2023-12-06 17:19:28)
- やっぱり相手ターンカラミティは許されなかったか…マナドゥムの頃から使われてて怪しかったもんなぁ -- 名無しさん (2023-12-24 21:05:54)
- まぁジャックデッキではいなくなってもそこまで痛手じゃないのがいいのか悪いのか -- 名無しさん (2023-12-24 21:44:38)
- 中の人からも怒られてるカラミティ君 -- 名無しさん (2023-12-24 22:18:52)
- ストラクのお陰で重力崩壊採用型のエンジェル・パーミッションの隠し味としてもイケる。序でに中の人ネタもカマせる二段構えも視野に… -- 名無しさん (2024-02-03 12:54:57)
- 新規来て以降のレモンデッキはモンスターだけでも魔法だけでも罠だけでも勝てないというジャックのデュエル論を反映したのかモンスター魔法罠全てを活用するデッキになってるの好き それに力押しのデッキに見えて意外とテクニカルなのもジャックらしい -- 名無しさん (2024-07-12 19:05:34)
- ストラク込みだと本当に満足同盟では最強デッキなんだよな。ジャンドIF BFは増G受けたときに止まれないから。罠と後続のリソース確保の面でレッドデーモンが1番優秀だしコンパクトな展開でも妨害がしやすい。 -- 名無しさん (2024-10-20 14:01:58)
- カラミティは確かに無くてもそこまで影響はないけどそれはそれとして孤高の王者の漫画版ジャックの最終到達点として完璧な上罠やアストラムとかをまとめて封じて快適にトドメや反撃ができるからいつか自分ターンのみ発動を封じるとかになって帰ってきてくれたらいいな…… -- 名無しさん (2025-02-13 01:07:56)
最終更新:2025年04月05日 13:01