登録日:2015/02/16 (月曜日) 23:25:00
更新日:2025/06/06 Fri 03:16:02
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剣豪3とは元気から発売された
PS2用ゲームソフト。
剣豪シリーズの3作目。
概要
一人の無名の剣客として各地を巡り、天下無双を目指す剣術アクションゲーム。
江戸初期から後期までの時代がごっちゃになっており、古今東西の剣豪達が一同に介する所謂お祭りゲー的な要素が強い。
十数年前、決闘により実父を失った主人公が育ての親の勧めで剣術修行に出るところから、物語は始まる。
ニートを体よく追い出した?なんのことやら。
目指すは天下無双。最強の剣豪になり修羅の道を征くも良し。将軍家の剣術指南役になるも良し。
誠の志の元に集うも良し。維新の力となるも良し。プレイヤーの行動によって様々なエンディングを迎えることができる。
通常攻撃、躱しにガード、相手の攻撃を受け流して斬る"待"、相手に仕掛けてバランスを崩す"懸"などの要素が調和し、独特の緊張感を演出する。
とくに懸と待は体力満タンの状態から一撃で死に至る場合もあり、どんな相手でも気が抜けない。
逆に言えば能力が低い序盤でも、プレイング次第で格上の剣豪達に対して勝機があるということになる。
当然ながら懸と待は剣豪やモブ剣士たちも使ってくるが、躱しボタンをタイミングよく押してそれらを無効化できる"組躱"が存在する。
ただし組躱を発動するには、プレイヤーキャラが懸や待を何度も受けることで事前に各々に対応した組躱技を取得していることが必須。
真剣勝負だけで全ての懸と待に対する組躱を網羅することは困難であり、木刀を用いた試合や知己の剣豪と勝負できる瞑想での鍛錬も欠かせない。
更に倒した相手の形(剣術のモーションや待と懸)を覚えて使えるほか、自己流にアレンジできる。
自流派を立ち上げることで、全く新しい形を開発することも可能。
エンディングを迎えたクリアデータを育ての親にして新しいキャラを作成すると、自流派の形・所持金・銘刀などを引き継いでプレイできる。
クリアデータは最後にセーブした時点のプレイ状況が反映されるため、0日目に育ての親から基本の訓練を受けた直後のデータを作成し
その後ノーセーブで一気にクリア→セーブすれば、強化後の同一主人公で0日目を再開することも可能。
剣豪の好感度が最大の状態で勝利することにより、愛刀を譲り受けることができる。それって死体漁りじゃ・・・
欠点としては成長要素などが作業になりがちで、人によっては苦行になる。
更に、
フラグ立てが上手く言ってないと終盤になるに連れシナリオも雑になって行き、作業感に拍車をかける。
目標を見定めて、ある程度のロールプレイを心がけることが重要になる。
また、人物の顔のグラフィックは元気の技術レベルが低いせいか大半ヒラメ顔で、
カッと目を見開いていたりあらぬ方向を見据えていたりと凄まじく違和感を覚える。
登場剣豪(一部)
二天一流の開祖にして、誰もが知る最強の大剣豪。本シリーズの顔と言って良いが、
ラスボスではない。
一応天下無双編のラスボスではあるが。
ビジュアルは
バガボンドに近いラフなものだが、その眼力は肖像画にも似る。まあこの世界の住人は皆眼力が凄いんだけど。
全能力値が極めて高く、懸と待が通じない二刀流も厄介だがルートによっては櫂で襲ってくる。
戦うまでに長い期間を要するが、フラグ立てやらを放って置くと突然路上で戦う羽目になる。
手合わせまでに実際に顔を合わせるのは二回きりだが、彼が斬るはずだった剣豪を倒し続けていると
友好度が徐々に上がっていき最良まで達するため武蔵が主人公の強さに興味を抱いていく様子がわかる。
一刀の形はどちらも渾身の力を込めて剣を叩き込む豪快な連続技で、初太刀で転倒させられると地面に横たわった状態でも最後の一太刀が刺さるほど。
二刀流では一転して手堅い連続技になるが、懸技を持ってないのに懸動作(力むだけ)をするため隙が多い。
また二刀流時の待技は組躱こそ不可だが切下への対応のみ可能で威力も控えめ。切下以外の斬撃で構成された連続技を主体に挑むのがよいだろう。
所持刀は
天下五剣の童子切安綱で有名な伯耆国安綱の極上業物。
豪腕/精神+2000という驚異の能力補正を持ち、ただでさえ高い武蔵の能力を底上げしている。
本編シナリオの巌流島決戦や対戦モード等(木刀選択時)では櫂を手にしているが、備前長船長光に劣らぬ長さでこれまた強力。
ちなみにプレイヤーが入手した伯耆国安綱の極上業物を装備しても木刀戦で櫂を使うことはできない。残念。
巌流島で武蔵と戦ったとされる天パ侍。
あの有名な燕返しの形自体はそれほど強くないが、彼の持つ物干し竿こと備前長船長光の超射程が極めて厄介。
譲り受けることもできるが、この刀を使うとあまりにもヌルゲーになってしまうので、封印するのも手。
備前長船長光の長さは懸技の射程にも反映されているのか、思わぬ距離から刀を絡めてくるのが鬱陶しい。
ちなみに彼の代わりに巌流島で武蔵と戦うと、主人公がご丁寧に鞘を投げ捨てている。
次の瞬間には腰に指しているが。
全剣豪中唯一、真剣勝負の後に息を引き取るまでの会話イベントがある。
イベント進行の条件が比較的わかりやすく友好度を最良まで上げやすい剣豪の一人。
武蔵と並ぶ知名度を誇る大剣豪。
ビジュアルは時代劇「柳生十兵衛七番勝負」での姿に近い。オープニングでは襲い来る刺客共を相手に無双している。
能力値自体は中の上だが、形のモーションに隙が少なく更に回避不能な懸と豊富な待を持つ難敵。
酷い時は懸でハメ殺される。
完勝できないなら素直に弟子入りして試合回数を増やそう。
攻略法は懸を仕掛けられる前に滅多打ちにしてしまうこと。まあ下手な形だと待で殺されるが。
連続技も使えない部類ではないが、組躱技を習得する機会の少ない懸技・引廻と待技・旋回受流が特に怖い。
荒木又右衛門も同じ懸&待を所持している。
柳生兵庫助
尾張柳生のトップにして、柳生家最強の男。
大抵の創作では十兵衛が目立っているが、今作では十兵衛に勝利するなど強烈な存在感を放つ。
史実では宮本武蔵と軽い挨拶を交わしたらしいが、
ゲーム中では絡みなし。
割とまっとうに剣道している十兵衛のモーションとは対照的にトリッキーな動きをする。
所持刀の伊勢千子村正は大業物で、これを伊賀の鍛冶屋に修理してもらうと極上業物を譲ってくれる。
大業物の時点で強力だが、極上業物は豪腕+1000、切れ/精神+2000という真剣勝負に特化した高い性能を有する。
尾張出身でスタートすると、武芸試合優勝に舞い上がっていた主人公の思い上がりを戒めてくれる様子にその人格者ぶりがうかがえる。
柳生宗矩
江戸柳生の元締めにして、将軍家剣術指南役。
大抵の創作で政治や計略に長けているためか、あまり強くない。
キャラ付けもやはり策を弄する卑怯な人物として描かれている。
史実では(雑兵6人斬ったぐらいで)無双を謳われ、人間的にも(坊主に禁煙奨められたら長ーいキセル作って屁理屈こねた)豪胆な伝説の剣豪なのに・・・
柳生一族の確執編の最終ボスを務めるが、このイベントを完遂してしまうと将軍家剣術指南役の夢は絶たれることになるので注意。
事前に御前試合での優勝経験があると、将軍家に仕えるチャンスをふいにしてまでこんな馬鹿な真似をするとは…と宣う宗矩に、十兵衛らの無念を晴らさんとする主人公が激昂して決戦になだれ込む。
天下無双ENDでも最終ボスとなるが、木刀戦なので死亡=ゲームオーバーのリスクがなく20日おきに何度でも御前試合から挑戦できる。
江戸柳生道場は御前試合での優勝(つまり前提として最低でも自流派立ち上げまで済んでいること)が入門条件で、出てくる門弟の形はランダムなので
門弟の上段/下段/正眼/八相のどれかを取りこぼすと周回プレイ時もう一度入門するまでが面倒。なお道場では宗矩と手合わせしてもらえない。ケチ。
所持刀は
天下五剣で知られる三条宗近・極上業物。宗矩死亡後は武芸大会の優勝賞品として並ぶことに…。
各剣豪の刀は「武蔵に斬られた」「友好度が低い」などの事情で入手できずとも、死亡扱いになるとこうして出回る仕様となっている。
実際は存在しなかったとされる吉岡家当主。
京都出身なら大抵最初に戦う剣豪。
交流を深める過程で何回か木刀で戦うことになる。
真剣勝負の際はかなり強いので、これまで木刀で勝利したとしても油断してはいけない(戒め)
吉岡伝七郎
小物オブ小物。能力も形も悪いわけではないのだが・・・
放っておくと武蔵に斬り殺される。
スタッフはもう少し愛を注いであげて・・・
戦う機会は一度きりなので、逃さず形をゲットしよう。
攻撃に偏った猪武者なので上段・一之詰の初太刀に待技を合わせて一撃必殺を狙うのが楽だが
逃げられた場合はすぐ次の攻撃が飛んでくるため要注意。
宝蔵院胤舜
宝蔵院流槍術の使い手にして、このゲーム屈指の鬼門。
京都出身だと序盤で戦う場合が多く、大半のプレイヤーが頭を抱えることになる。
槍の射程に懸も待も通じないとかなんの罰
ゲームですか?
間合いをとって、追いかけてきたところを斬るというヒット&アウェイ戦法が有効。
三段突きを習得しているなら密着して手を出させる暇も与えず突きまくるのもよい。
薙払は横方向へのカバーが異様に速く、双之切上や蜻蛉のように回避と攻撃を兼ねる技でも捉えられる恐れあり。
胤舜から取得できる形や懸・待・組躱はないので、対決時はとにかく勝って生き残ることを考えよう。
宍戸某
鎖鎌使い。
梅軒という名を名乗らない。
放っておくと武蔵に倒されるが、どうせ形は入手できないうえに対戦だとデフォルトで使用できるので戦うかどうかはお好みで。
光という名の弟子がいる。
懸技への組躱技は、習得したと表示され組躱技取得数の総計が上限値をオーバーすることがあるが
実際に対戦などで使用してみても組躱技のSEが鳴るだけで効果は全くない。なぜ…
荒木又右衛門
早めにイベントを起こさないと暗殺するハメになり、そうすると十兵衛が仇討ちに襲い掛かってくる。
せっかくだからイベントを起こして交流を深めたい。上段に構えた際にこちらは下段でガンガン攻めると良い。
十兵衛ほど懸技・引廻や待技・旋回受流を使う頻度は高くない為まだ戦いやすいほう。
勝利後は十兵衛戦に備えて幻影勝負で組躱技をしっかり覚えさせてもらおう。
一刀流の開祖。剣聖の名に恥じない強力な形を持つ。
上野のあたりが出身地なら、是非弟子入りしよう。
上段の形・発指は垂直方向への切上げを除く全方向からの怒涛の8連続斬撃。まるで実写版九頭龍閃みたい!
切下から始動する技の中では初太刀の発生が最速クラスで、相手の出端を真っ向からカウンターするとかなり気持ちいい。
正眼の形・仏真刀は左右に踏み込みながら袈裟斬りと逆袈裟を繰り出す8連続攻撃。集団戦に用いやすいが、相手の体勢しだいでは攻撃がスカることも。
待技・右後誘流は出の早い流派固有技で、組躱技を習得していないと刀を受けられた瞬間にこちらの死が見えてくる。懸技・裏も同じく流派固有技。
弟子の神子上典膳(小野忠明)も同じ懸技や待技を持つが、師である一刀斎のほうが使用頻度は高い。
小野忠明か一刀斎と対戦可能になったタイミングで幻影勝負して組躱技を身につけておくべし。
神子上典膳(小野忠明)
将軍家剣術指南役。
名前が2つある出世魚。
一刀斎に弟子入りすると、彼が兄弟子となり交流を持つことができる。
神子上典膳の挑戦を受け一刀斎後継者の座をかけた真剣勝負で殺害すると、御前試合にはもちろん小野忠明が登場しなくなる。
小野忠明になってからの彼を殺害すると将軍家剣術指南役になれなくなるので注意。
下段の形・荒神卸の7連続攻撃や待技・右後誘流などは強力だが使用頻度が低く、もっぱら正眼・三連廻一文字で攻撃してくることが多い。
序盤で一刀斎に弟子入りするとプレイヤーキャラの強化やセーブの機会もなく対戦することがあるので救済措置か?
大石進
大振りだが素早い片手突きを繰り出す怪物。力が強いのでガードも弾かれてしまう。
一回以上は負けないとイベントが進行しないが、大抵のプレイヤーは図らずも条件を満たしてしまう。
そのくらい強いので、正眼に構えてる際は近寄らないのが吉。
主人公が筑後出身だと序盤に修行の旅に出るイベントが追加される。
堀部安兵衛
有名な赤穂浪士の中でも剣の達人として知られる人物。
正眼の形・刈引は初太刀で足元を斬り払ってくる珍しい技。
横切に対応した待技で返せるが、捉えにくく二の太刀も速いため、八相の形に切り替えるのを待って懸技の大外刈に注意しながら戦うのが良い。
江戸を2回訪問して宿に泊まり、所定の日数を経過させながら安兵衛に3回出会うまでをイベントE1の期間中にこなしておかないと
そこから先のストーリーが見られない(口入屋からの暗殺依頼…というか吉良邸警護・壱の依頼は発生可能)。
更にイベントE3以降も半々の確率で会えたり会えなかったりするギャルゲーか乙女ゲーのような進行でプレイヤーをやきもきさせるニクいやつ。
討入決行の知らせを聞き、彼と剣を交えたい一心で吉良邸警護を引き受ける主人公の台詞も
ヤンデレ具合が凄まじい。
イベントを全てこなした場合の吉良邸警護・弐では主人公の活躍?のおかげで赤穂浪士の討入は失敗に終わるのだが
安兵衛とそこまで仲を深めなかった場合の吉良邸警護・壱では安兵衛を倒しても吉良上野介は知らない内に画面外で討ち取られている。哀れ。
辻月丹
ゲッダン♪・・・は関係ない。道場自体はモブ道場と似た扱いではあるが、彼自身の実力は本物。
序盤から形を手に入れることが可能な剣豪の一人ではあるが、性能は放浪剣士や地方道場のものよりは使いやすいといった程度。
樋口定次
どちらの形も威力不足に悩みがち。強力な形を入手するまでの序盤の繋ぎとしては使えなくもない。
所持刀はかの名刀「正宗」極上業物だが、本作での性能はだいぶ控えめ。もちろんFF某のように非常に長い、などの特徴もない。
松林左馬之助
正眼の形・蜻蛉は右へ屈みこみ横薙ぎ→左へ跳躍しながら切上げ→回転しつつ降り際に袈裟切り→最後に横薙ぎと繰り出す。
横方向への移動が激しく敵の攻撃を避けながら攻撃ができるので使いやすい。
待技・乗刀は大半の剣豪が組躱技を持たないため、一撃必殺とは行かないものの確定ダメージを取る手段として非常に有効
(組躱技で返された際も乗った刀から宙返りを決めて着地するのでカッコイイ)。
彼だけが持つ逆手六箇は全般に攻撃回数が少ない抜刀技の中で唯一の6連続攻撃というレア技。
序盤から会いに行ける固有イベント無しの剣豪道場主にしてはどの技も破格の性能なので、通い詰めて早めに習得したいところ。
今日まで続く独特な剣術・示現流の開祖。
上段の形・鳥飛の使い勝手は微妙だが、八相の形・掛は示現流らしく力強い踏み込みから相手を三度切り下げる技。
二の太刀、三の太刀で踏み込む距離が物凄いので、プレイ序盤に遠間から仕掛けられる技が欲しいときはこれ。
ただタイミングが読まれやすく待技や完全防御を狙ってくる相手には相性が悪い。形には懸技が豊富に揃っているのでそちらも交えて戦おう。
示現流や薬丸自顕流を使う同郷の西郷隆盛や中村半次郎とは、生きていた時代が違うためかシナリオ上の絡みはない。
近藤勇
新選組局長。一般的に知られる写真と顔は似ている。
踏み込む距離こそ短いが我武者羅に剣を振り下ろす剛直な太刀筋の連続技を持ち、完勝を狙うのは意外と難しい。
懸技には投げ技が多く、食らってしまうとそのまま刺されて終わるリスクが高いので注意すること。
左右に動きながら攻撃できる形があるとよいだろう。
所持している長曽祢虎徹により豪腕+1600/精神+2000もの能力補正が乗っているため、真剣での死合いだと新選組幹部の中でもかなりの強敵だ。
土方歳三
新選組鬼の副長。史実では近藤勇や沖田総司より長く生き残ったためか、新選組を斬るシナリオでも最後の敵となって現れる。
切下主体の近藤勇と比べ横切も組み合わせた技を使うが、初太刀の起こりがわかりやすく見逃さなければ対応は可能。
対戦時には待を狙ってくるタイプで防御が固い。待技・弾落は他のモブ剣士や地方道場にもある汎用技の一つだが、成立が早く組躱の受付時間が短いので要注意。
沖田総司
新選組1番組長。恐怖の下段3段突きを繰り出す天才剣士。
おっそろしく強いので、彼の形だけはなんとしても手に入れたい。
一応美少年風のキャラ付けだが、グラフィックがギョロ目で怖い。
そこら辺はもうこのゲームの逃れられぬカルマなので気にしないように。
正眼の形・飛龍刀は左右へと大きく踏み込みながら横薙ぎを繰り出す技で集団戦に滅法強く、回避と攻撃を兼ねた動きのため剣豪戦にも使える。
下段の形・三段突きはいわずとしれた沖田の代名詞。初太刀こそ射程が短いが圧倒的な攻撃速度を誇る。
形を習得するのは一苦労だが、桂や松林の形を先に習得してから道場戦に臨むと比較的楽かも。
沖田本人の行動パターンは懸技主体で防御が甘く、優秀な連続技をあまり活かさないのがこちらにとってはせめてもの救い。
永倉新八
新選組2番組長。史実では新選組最強と謳われた怪物だが、今作では微妙に地味。
しかし弱いわけではないので、油断していたらやられる。
試衛館を訪れる時期が主人公と近いため、新選組に入隊すると最も立場の近い同僚といった関係になる。
芹沢鴨の一連のイベントは永倉の好人物ぶりが光るエピソード。
口入屋から依頼される新選組暗殺の際は、永倉→近藤の順で剣豪との二連戦になる。
新選組局長。
新選組隊士ルートで芹沢から酒宴に誘われた永倉新八に付き合うことにすると、芹沢の過去と悔恨を知ることができる。
逆に永倉の誘いを断ると近藤勇や土方歳三の側から芹沢暗殺を命じられる。
狭くて暗い部屋で戦うため、間合いを取れず苦戦を強いられるだろう。がんばれ。
千葉周作
江戸三大道場の1つ、千葉道場の道場主。この玄武館ではイベントE1の期間だけ坂本龍馬が高弟(師範代)を務めている。
「技の千葉」と謳われるものの、本作における形や所持刀の性能はかなりのパワー系。
上段の形・腰兜斬は豪快だが微妙に出が遅く、カウンター気味に入らないと全段ヒットしにくい。
その反面、倒れた相手にも振り下ろした刀がグッサリ刺さるほど振りが大きく当てた時には爽快。
彼の門下の剣豪たちはみな鶺鴒の尾の構え(構え中も常に剣先を動かす動作)が再現されている点に製作陣の拘りが感じられる。
所持刀の仙台国包は大業物で、これを装備して会津の武芸大会に優勝し会津の鍛冶屋に出向くと180日後に極上業物を入手できる。ややこしい。
江戸三大道場の内、千葉道場との友好度を優先的に上げていると千葉の兄弟子である高柳又四郎とのイベントが会津でなく江戸で進行する。
斉藤弥九朗
江戸三大道場の1つ、斉藤道場の道場主。この練兵館ではイベントE1の期間だけ桂小五郎が高弟(師範代)を務めている。
「力の斉藤」と呼ばれ全力で打ち込む稽古が重視されたが能力値は豪腕より見切りが高く行動も懸・待が主体である。下段の連続技もややトリッキー。
斉藤道場との友好度を優先的に上げると、新選組の永倉新八とは通常と少し異なる経緯で知り合うことになる。
跳躍して片手で刀を振り下ろすモーションなど永倉新八の形と類似している部分も見受けられる。
桃井春蔵
江戸三大道場の1つ、桃井道場の道場主。この士学館ではイベントE1の期間だけ武市半平太が高弟(師範代)を務めている。
「位の桃井」と品格の高さを評され、将軍・徳川慶喜の上洛に警護役として付き従ったこともあるが本作では江戸の道場を離れない。
真剣で立ち合う際も他の道場主よりは主人公の心情を汲み取った発言をしてくれる。
上段の形は癖がなく使いやすいが、踏み込みが浅く入手可能となる時期にメインで使用するには物足りない。
高柳又四郎
"音無しの剣"の異名に違わず強力な連続技を持ち、それを中途半端で止めずに最後まで繰り出してくる超攻撃型の剣豪。
本作での絡みは無いが、江戸で道場破りして回っていた大石進に勝利するほどの腕の持ち主だったと言われる。
正眼の形・明牙は初太刀の突きの判定時間が長いため、突きを躱したと思って飛び込んでも喰らうことが多く注意が必要。
下段の形・風車は片手で華麗に刀を振り回し、こちらも舞踊のような動きながら隙は小さい。
彼だけの所有する抜刀技・鉄輪(かなわ)は跳び込みざまに180度ターンしながら刀で薙ぎ払う。
威力や出の速さは並だが抜刀技としては射程距離が非常に長い。モーションの格好良さもなかなかのもの。
対戦時には一定の距離を置いて明牙の初太刀をやりすごし、向こうから二の太刀で踏み込んでくるのに対して待技を合わせる戦法が有効だ。
商人としての側面が強く、剣豪という認識はあまりされていない気がするが一応剣術道場で修練を積んだ猛者。
しかし納刀時は銃を使ってくる。汚いなさすが商人汚い。「銃は剣よりも強し。ンッン~名言だなこれは」
とにかく間合いを詰めて攻めまくろう。
いずれの形も攻撃回数は少なめながら初太刀の出がかなり早い。懸技を仕掛けてくる頻度も高め。
納刀時の拳銃はガード不可・弾が壁をすり抜ける・6連発かつリロード不要で何度でも使える…と書くと一見無敵に思えるのだが、
銃を抜く動作がもっさり・ダッシュ中など低い姿勢の敵には当たらない・密着時は銃口の前に敵の顔があっても当たらない等の難点があり
難易度の低い100人斬りならともかく次々に敵が群がってくる1000人斬りモードで拳銃無双といったうまい話にはできていない。
新選組隊士ルートではラスボスとなり、最終ステージ・炎の近江屋の狭さもあいまって実力以上の強さを発揮する。
別名逃げの小五郎。
彼の形は乱戦において真価を発揮する。
下段・双之切上は左に回り込みながら連続で切上を繰り出し回避と攻撃が同時にこなせる優秀な連続技。
ぜひ習得したいところだが自キャラが十分育ってない序盤だとかなり手強いため、相手の形に対応した懸や待を主体に戦ってみよう。
維新後も生存し政府の要職に就いた志士だが、エンディングでは洋装でなく髷を結い帯刀した侍スタイルのままである。
武市半平太
所有する連続技は他の維新志士2名と比べると地味。
土佐勤皇党結成後は徐々に昏い面が顔をのぞかせるが、最期は自らの過ちを認め運命を受け入れる潔さも見せる。
史実通りに土佐で切腹することになるためエンディングまでは辿り着けず、彼と別れて以降の倒幕志士ルートは坂本龍馬と合流して進めることになる。
維新志士や新選組のシナリオをある程度進めてから口入屋で彼らの暗殺依頼を受けた場合、会話内容が変化するので一見の価値あり。
OPで宍戸某と戦っている剣豪は、顔つき・月代の剃り方・服の種類と色・正眼から八相に構えを変えるカット等を見るにどうやら半平太のよう。
時代を超えて剣豪たちと交流できるのが醍醐味の本作ではあるが、武蔵や十兵衛らビッグネームに混じっての大抜擢となっている。
岡田以蔵
幕末四大人斬りの一角。
地味に上段構えで初太刀が切下でない唯一の連続技を持っている(初太刀が横切)。だからといって特に強い形ではないが…
口下手かつ粗暴な性格で、土佐勤皇党ルートでは斬れば斬るほど己が認められているという快感に酔い、
ついには慕っていた武市半平太からも厄介者扱いされた挙句に主人公を差し向けられ始末されてしまう。
海援隊編では直接の出番はないが京で勝海舟の護衛を務めていたことが話題に上がり
新選組隊士ルートでは武市を斬った主人公をつけ狙う以蔵を返り討ちにする過程で主人公が自らに闘う理由を問うきっかけとなる。
口入屋から依頼される武市半平太暗殺の際は、以蔵→半平太の順で剣豪との二連戦なので心してかかろう。
中村半次郎
幕末四大人斬りの一角。
薬丸自顕流の使い手で、あの新選組すら恐れたという剣の達人。また人斬りという呼び名に反し人格面の評価も高い人物。
新選組ルートでは近藤勇に深手を負わせる活躍を見せる。
八相の形・打掛は示現流開祖である東郷重位の掛と似ているが、剣筋の関係で掛のほうが少し当てやすい。
逆に正眼の連続技は飛び跳ねる東郷の上段のそれより中村のほうが実用的。
序盤から登場する幕末四大人斬りの一人。『
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の
緋村剣心のモデルとしても有名。
修羅編のボスなのだが、当の修羅編が全剣豪を倒さないと進行しないため、実質ラスボス。
いきなり飛びかかってくる連続技は、初見で不意を突かれると一気にやられてしまうため注意。
抜刀技は他の剣士や剣豪と共通の技しか使えず、特にそれを多用して来るわけでもない。
上段の形・鉄砲は一足飛びに距離を詰め面打ちを連続で浴びせかける連続技。
初太刀の飛び込み面はダントツの長射程だが横方向への追尾性能は低め。
正眼の形・啄木鳥はその場で突きを連打し最後にもう一歩踏み込んで突きを放つ。技の最中は近寄りにくい。
初対戦時は飛び込み面の勢いに驚かされるが、修羅の道の最後まで辿り着いたキャラクターならいかようにも対処できるはず。
懸技&待技は成立後の読み合いを外すと一旦キャラ同士の距離が開くことがあるのだが、飛び込み面の間合いの内なので油断しないように。
沢庵
東海寺にてアドバイスをくれる漬物和尚。実は彼自身も凄腕の槍使いなのだがそれは秘密。
武蔵や一刀斎など住所不定な剣豪の知り合い多し。
番外編モードの煩悩斬り(計108人の雑魚敵が出てくる集団戦をノーダメージで戦い抜くミニゲーム)をクリアすると使用できるようになる。
幾松
桂の嫁。シナリオ上はただのか弱い女性だが、実は今作最強剣士の一人。
全能力カンストし、更には一刀斎と沖田の形を使いこなすという壊れっぷり。完全に制作側のお遊びで作られたキャラ。
口入屋の依頼では彼女に桂小五郎暗殺の現場を見られるが、主人公を面罵しつつも復讐したところで桂は生き返らないといって見逃してくれる。
彼女が刀を手に襲ってこなくてよかった…。対戦モードで使う刀は桂と同じ備前長船清光。
史実では桂小五郎(のちの木戸孝允)の妻となり木戸松子として添い遂げた。
将軍家指南役になる天下無双エンドでクリアすると使用できるようになる。
鍛冶屋
銘刀の修理で世話になる鍛冶屋だが、茶屋で行われる野試合や闇試合の最終戦に登場する。倒すと対戦モードで使えるようになる。
工房での姿そのままに、右手に小槌&左手に玉箸で掴んだ刃を武器として使ってくる。
射程こそ短いが形と能力値は二刀流武蔵と同じなので、こちらの能力値が低いうちに挑むと相当な難敵。ただし待技は得物が短すぎて当たらないという欠点も。
序盤にそこそこ強い形を身につけ野試合/闇試合をウキウキで勝ち進んでいると100人目の幻影(主人公の分身)→101人目の鍛冶屋で痛い目に遭う。
闇試合では明らかな致命傷を負い血を噴き出して倒れても、試合後に何事もなかったかのように立ち上がり「また、やるか…」と声をかけてくる剛の者。
勿論その地の鍛冶屋が閉店してしまい利用不可、なんてことにはならないのでご安心を。
力が
カンストしているパワーファイター。
八相(示現流的にはトンボの構えか)のみで形が構成されており
示現流開祖である東郷重位の掛、薬丸自顕流は中村半次郎の打掛と全力で切下を打ち込む連続技が揃っている。
中村半次郎に関わる一連のイベントである、薩摩の豪傑ルートを経て倒幕志士編をクリアすると使用できるようになる。
本編では海援隊ルートで顔を合わせる他に出番はないが、番外編モードの100人斬りをクリアすると使用できるようになる。
形や所持刀は坂本龍馬と同じ。能力値は切れと回復が突出して高いが豪腕と精神が低く、斬り合いで解決することを嫌った人物像を反映している模様。
日本史では江戸無血開城など政治面で有名だが、直心影流の免許皆伝と剣腕も相当のものだった模様。愛刀の水心子正秀が所持刀なら尚良かった。
清川八郎
急務三策を幕府に上申し浪士組(新選組の前身)を結成したが、実は尊王攘夷の目的で戦力を集めていたため幕府側に斬られることになった人物。
新選組ルート途中の『新撰組誕生』エピソードを終えると自動的に使用できるようになる。本編への登場も同エピソード内の僅かな時間のみ。
北辰一刀流の免許皆伝であり、形は千葉周作と同じ。能力値は切れ・俊敏がMAXだが、装備は能力補正皆無の無銘刀なのが残念。
沖田総司(布団)
隠しキャラ。床に伏した沖田が布団に包まった状態で剣を振るう。
何を言ってるのかわからねーと思うが、正直なんと説明したものか難しい名状しがたい奇っ怪なビジュアル。
まあ
バイオハザードで言う
豆腐のようなものと認識しよう。性能は沖田と同じ。
番外編モードの1000人斬りをクリアすると使用できるようになる。
地名(北→南)
ゲーム内に登場する地域で全10箇所。全国各地を巡る事が出来る他、開始時の出身地も江戸を除く9箇所から選ぶ事になる。選んだ出身地によって序盤の展開は大きく変わり全く違ったドラマを堪能出来る。
会津
会津若松とかのあの会津、現在の
福島辺り。江戸と直接繋がってるのですぐに江戸行きの手形を手に入れられる。松林道場の他、近所の寺なる施設あり。近所ってどこや?剣豪に関わるイベントは何もないが鍛冶屋がある。
上野
"うえの"ではなく"こうずけ"と読む。早い段階で訪れると伊藤一刀斎への弟子入りイベントが発生するので是非形をゲットしよう。御子神典膳との木刀戦もあるので御子神の形も狙える。樋口道場がある。
江戸
唯一出身地に設定出来ない。江戸三大道場やら小野道場、江戸柳生道場がひしめく魔窟。御前試合に優勝するまでは江戸柳生に入れない。
序盤のうちに訪れると京へ行く以前の新選組や維新志士達とのイベントがある。仕立屋あり。御前試合のせいで武芸大会がない為、手形を手に入れられないのが唯一の欠点か。茶屋では野試合と賭試合のみで闇試合はないが、幕府の城下で堂々と賭試合って・・・・。
尾張
江戸と京を含め4ヶ所と繋がる交通の要衝。尾張柳生道場と尾張道場がある。闇試合、賭試合共に行われず昼夜を問わず野試合のみなので、気兼ねなくどんどん形を集めよう。江戸と京の間にあり、両地を行き来するのに必ず通る場所。ここを出身地にすると最初にどこへ行くかでその後の展開が大きく変わる。朝から晩まで野試合に入り浸って色んな形を取得し、自分に合ったものを見つけよう。武芸大会で優勝すれば尾張柳生道場へ通える様になる。
伊賀
忍者はいないが鎖鎌使いはいる。鍛冶屋もあるので
刀の手入れには困らない。何もないが荒木又右衛門を始めとして剣豪に関わるイベントが幾つかあり、尾張、京の両方と繋がってる上、貴重な鍛冶屋がある。伊賀道場なる道場あり。道場主の正眼の形・鏖(みなごろし)は8連撃で地方道場主としてはなかなか優秀。
京
イベントが江戸に次いで多い。ここを出身地にすると、通行手形そっちのけでしばらく吉岡道場に通い詰める事になり、やがて宝蔵院道場にも顔を出せるようになる。デメリットは刀屋がない為、究極試練型でも銘刀でチート出来ないのと、闇試合がない事ぐらいか。
大阪と伊賀、尾張と繋がっており、吉岡道場の他、京道場なる道場あり。最初に行ける場所は少ないが、薩摩藩邸や長州藩邸、新選組屯所や西郷隆盛邸などの施設がイベント開放により徐々に増えていく。
闇試合は行っておらず、茶屋では朝に野試合やってる以外は全て賭試合。武芸大会で優勝すれば吉岡道場へ通える様になる。
大坂
現代の
大阪府辺りだがゲーム内の表記は「大阪」ではなく「大坂」。ゲーム中で唯一、出身地にしたか否かに関わらずイベントが何も起こらない静かなる地。ただ只管、辻道場で修行あるのみ。茶屋では野試合の他、ひっそりと賭試合と闇試合が行われる。
土佐
剣豪道場がない町。あるのは土佐道場という道場。坂本龍馬の出身地だが他国への移動費も嵩む。竜馬の実家と半平太邸、勤王党寄合所があり、大阪と繋がっている為、ダイレクトにアクセス可能。
豊前
今の
福岡県東部辺り、かなり
大分に近い側。ゲーム内で貴重な鍛冶屋がある他、佐々木小次郎と会うイベントも巌流島もここ。会話中では「細川家に仕官」って言ってるから肥後細川家っぽいんだけど肥後ないし・・・・・。
筑後
今の福岡県南部、熊本に近い辺り。出身地にすると大石進のイベントが見れる。大石道場と筑後道場があり仕立屋と刀屋も完備だが、繋がってるのが豊前と薩摩のみの為、中々施設の充実した街へと出れないのが欠点か。
薩摩
ここを出身地にすると西郷隆盛にすぐ会える。ゲーム中で一番南の端で江戸から一番移動日数がかかり施設も少ないが、東郷道場という剣豪道場があり、茶屋では1日2回闇試合が行われる。
繋がってるのは筑後と土佐だが土佐を取れば広い世界へ羽ばたけるものの旅費が高く、かといって仕立屋も鍛冶屋も刀屋もないが西郷隆盛邸があり、出身地としなかった場合、イベントも少ないので中村半次郎に会いたい人以外は行く事はほぼないまま終わるだろう色々と残念な地。
※出身地はどこを選んでも差異はないが、初心者や戦いに慣れてない人が究極試練型を選んだ場合は最初に刀屋のある地域を選ぶといい。口入れ屋に通い詰めて金を貯めれば最初の武芸大会の前にいきなり銘刀装備でチート可能な為。
個人的な見解だが究極試練型の場合、オススメは尾張か大坂、刀屋がない分、僅かの差で次点が京か。
施設
道場
地域に必ず1つ以上ある剣術道場。有名剣豪が営む剣豪道場と、それ以外の地方道場の2種類がある。
地方道場主や高弟には自キャラに選んだもの以外の顔グラ候補&デフォルトネームが割り当てられている。
門弟→高弟と倒し道場主と交流を深めるのが大体の流れだが、テンプレパターンが1つしか無いため、慣れると完全に作業と化す。(一応、二度目の呼び出しに高弟が付いてくる場合と付いてこない場合がある)
評判が普通以上じゃないと断られる。
友好度を上げきって再訪問した際に有名剣豪を斬った経験があると、それを咎められ道場主との真剣勝負をするか選択肢が出る。
道場主を斬った後で国を出ると師の仇を討たんとする高弟の待ち伏せに遭う(江戸三大道場のみ順序が逆で高弟を先に斬ることになる)。
シナリオ進行とは無関係な地方道場を滅ぼすか否かはプレイヤーの手に委ねられる。
藩邸
10日に一回武芸試合を行なっている。その地方の道場の高弟や道場主が出場していることもあるが、何故か頻繁に雑魚門弟にやられて一回戦敗退していたりする。評判が悪いと断られる場合あり。「悪人」でも出れる場合があるが、優勝しても何故か評判は回復しない。自キャラの成長に伴いモブ参加キャラ達の能力値が強化されていき、最終的には性能の微妙な放浪剣士の形しか持たないわりに有名剣豪よりも(防御力が)固くて(攻撃を食らうと)痛い参加者だらけになる。
茶屋
茶屋というのは表の顔。その実態は荒くれ者が集い、日々野試合や賭試合に興じている無法地帯。
何も知らない主人公に対し、「アンタもずいぶんと命知らずだね」とは店主の弁だが、帯刀した浪人にそんなこと言っちゃう方も命知らずな気がする。野試合、賭試合、闇試合があるが、特定の形式でしかやってない土地もある。
元気公式サイトのFAQにもあるが、闇試合をやっている時に入るだけで評判が下がる(実際に戦わず、闇試合で「茶屋を出る」を選んだ場合でも下がる)ので注意。
口入れ屋
仕事をすることによって金が貰える店。依頼内容によって評判が上下するので、受けるかどうかを決定する前に説明はよく聞こう。シナリオの中には口入れ屋で依頼を受ける、あるいは断ることによってイベントが進行するものもある。
評判を下げたくない場合はその仕事中に限りお面を装着すると良い。慣れてくるといい仕事か悪い仕事かすぐに分かる様になる。最初、リストに載るのは1日に2つまでだが、マスクデータである評価が高くなるとリスト案件が最大7個迄増える。
昼夜を問わず門が固く閉ざされている時間帯はない為、体力の続く限り案件をこなせる。いいのがない場合は翌朝まで進めると案件が変わる。
どこの国でも同じ顔の親父が出迎えてくれるが主人公への評価は土地ごとに異なっており、修羅の道ENDを目指す場合には江戸や京など国別に仕事を受けて評価を上げないと剣豪の暗殺依頼が出現しないのがやや面倒。
倒幕志士ルートではたった一人で新選組に立ち向かう主人公に思わぬアシストをしてくれたり、柳生一族のシナリオでは宗矩の下屋敷の場所を突き止めたりと、シナリオにもちょくちょく関わって来る。
自宅/宿屋
時間を進めて体力を回復する事が出来、休息と宿泊がある。宿賃は土地によって変わるが、宿泊すると時間帯に関わらず休息の10倍で翌朝まで進み、休息だと時間帯が1段階進むのみ。/野宿でも体力は回復するが、本作では自宅/宿屋で休憩・宿泊をしないと能力が上がらないため余程金欠でもない限りは積極的に利用したい。
出身地以外で泊まると宿屋になり、江戸と京、大坂、何故か会津だけ宿泊費が高い。
鍛冶屋
刃こぼれした刀を打ったり、位階不明の刀を鑑定してくれる所。刀屋のある街の隣町にある。無銘刀のみ打てないし鑑定も出来ない。ないと刃こぼれしたままになり精度が格段に落ちる。
中には条件を満たす事で極上業物の刀を託してくれる所も。
仕立屋
服を買えるけど種類は少ない。悪い仕事をする時に使う面や、傘もここで買える。
刀屋
一部の銘刀を買える。最初は4本しか出てないが買い捲ると5本出る。一部の刀は地域によって出てるとこと出てないとこがある。特定の地域にしかないが、全て鍛冶屋のある地域のすぐ隣にある。
日を進めても入荷しなくなるほど刀を買い占めて、その状態で訪問すると「誰かが買い占めてるんじゃ…」と当の本人に向かって言う。
寺
幻影対決で能力値を上げたり、自流派立ち上げ後は自流派の形の研究(熟練度が50以上になった形同士を合成して新しい形を作ること)ができる。
ある能力値を上げる際には他のどれかを選んで下げる必要があり、ゲーム開始時に選択した主人公タイプ毎に定められた上限を超えて増加させることはできない
(究極試練型のみ最大値の9999まで上げられるようになっている)。
形の研究は形1+形2の順で合成した場合、構えと連続技は形1、抜刀技には形2が適用され、懸技や待技は被ると相殺される仕組み。
(例)
【形1】 上段構え|連続技A|抜刀技C|懸技:上段+八相 |待技:↓+↑
【形2】 下段構え|連続技B|抜刀技D|懸技:上段+下段+正眼|待技:↓+↑+→
【合成後】上段構え|連続技A|抜刀技D|懸技:下段+八相+正眼|待技:→
特筆すべき点として、熟練度99まで極めた特定の形の組み合わせにより連続技が新技に変化することが挙げられる。
新技は合成前のモーションをそのまま組み合わせたタイプと新規のモーションに変化するタイプがあり、
前者は一針刈引・斬返三段・瞬蜻蛉あたりが使いやすく、後者は華突・蛇行・踊り独楽などが強力。
これらに限らずいずれの新技も手数が非常に多いので好きなものを見つけて自流派に取り入れよう。
合成後の形をさらに別の形と合成することも可能なので、好みの連続技+懸技+待技+抜刀技を揃える等、どんな形を作るかはプレイヤーの根気と工夫次第。
理想の形を完成させるには予め計画を練り、強い剣豪の形のみでなく放浪剣士や地方道場などの形も活用しながら形の研究を進める必要がある。
剣術修行のごとく長く険しい道のりであるが、それを乗り越えた時プレイヤーはまさに最強の剣豪となるのである。
追記修正お願いします。
- …逃げられるカルマ? -- 名無しさん (2017-02-06 14:37:01)
- 「天下の台所」なのだから、大坂は何かしらイベントがあっても良かったと思うんだよね -- 名無しさん (2025-04-06 06:50:01)
- 天下無双が何かは天下無双になってから考える。沖田さんの型と大石進の型が強くてお気に入り。 -- 名無しさん (2025-05-10 09:35:41)
- 新撰組隊士のシナリオは強力な形や銘刀が多数手に入るので、早めにやっておくと後の周回プレイが楽になるぞ。それにしても同じ元気製ゲームの風雲新撰組とキャラクターの顔が違いすぎるだろう… -- 名無しさん (2025-05-10 16:13:34)
- 大石の突き攻撃めっちゃ強いよな覚えられたらかなり楽になるし -- 名無しさん (2025-05-11 03:32:41)
- 小次郎の物干し竿手に入れて調子に乗ってたら龍馬のカウンターであっけなくやられた想い出。 -- 名無しさん (2025-05-11 19:09:54)
最終更新:2025年06月06日 03:16