ガラモン(ウルトラ怪獣)

登録日:2016/02/22 Mon 19:52:08
更新日:2024/12/27 Fri 08:45:01
所要時間:約 8 分で読めます





出典:ウルトラQ/円谷プロ/第13話「ガラダマ」/1966年3月27日放送
出典:ウルトラQ/円谷プロ/第16話「ガラモンの逆襲」/1966年4月17日放送

ガラモンは、ウルトラシリーズに登場するロボット怪獣。
別名は「隕石怪獣」、正式名称は「ガラダマモンスター」である。

この項目では、ガラモンをモチーフにした怪獣たちも紹介する。

【概要】

身長:40m
体重:6万t

ウルトラシリーズ初のロボット怪獣。地球侵略を狙うセミ人間(チルソニア遊星人)*1の電子頭脳が発する電波によって操られる。
ロボット怪獣らしく電波のような声を発し、歩くと金属音が響くが、ロボットっぽくない有機的な外見を有する。

武器は巨体を生かした怪力のみであり、電波を遮断されると液体をたらして機能を停止してしまったりと、後続のロボット怪獣と比べてそこまで強くはない。
だが一気に多数のガラモンが地球に送り込まれた事もあるため、数で襲い掛かられれば意外と脅威になるかもしれない。と、思われていたのだが……

ウルトラシリーズにおける「量産型」の怪獣・宇宙人の元祖でもある。
腹のマーキングの差異や格闘戦向けなど様々なバージョンが製造されていた模様。

その後登場したピグモンと非常によく似ているが関係は不明(詳細は後述)。

【登場作品】


【主な活躍】

◆ウルトラQ

登場:第13話「ガラダマ」、第16話「ガラモンの逆襲」

●第13話「ガラダマ」

全ての始まりは、隕石がよく降ってくる弓ケ谷地方に、ふわふわと隕石=ガラダマ(※弓ケ谷地方の方言)が降ってきた事だった。
地球上には存在しない合金「チルソナイト」で構成されたこの隕石を調査しているうち、そこから謎の電波が放射されていることが判明する。

一方同じ頃、地球の電離層を乱し通信を狂わせてしまう「デリンジャー現象」太陽で発生。
そして謎の電波が止まった直後、弓ケ谷のダム湖に巨大隕石が落下。
ダムの水を溢れさせて被害をもたらした後、中から巨大なモンスターが現れたのである。

実は、最初に落ちてきた不思議な隕石の正体は、巨大なモンスター=ガラモンを操作する電子頭脳であった。
一ノ谷博士は、この電子頭脳やガラモンを送り込んだのは、地球侵略を狙う遊星人ではないかと推測している。

水が消えたダムを破壊し、そのまま電子頭脳が研究されている東京に向かって侵攻を始めたガラモンだが、突然その動きが停止。
隕石にカバーをかぶせ、電波を遮断したのである。
そしてガラモンは口から液体を垂らして倒れ込み、活動を停止したのであった……。

なお、本編では一度も「ガラモン」と呼ばれていない。
また、今回破壊されてしまったダムは、40年後にも再び怪獣の猛威に晒される事となる

●第16話「ガラモンの逆襲」

確かに、「最初」のガラモンは敗れ去った。だが、事態はこれで終わりでは無かった。
『ガラダマ』のラストで流れたナレーションの通り、遊星人は再び地球に挑戦を仕掛けてきたのだ。

地球の技術では破壊できず、そのまま保管されていた電子頭脳を謎の美形の男=セミ人間(チルソニア遊星人)が操り、自らガラスを割って逃亡させた。
再び電波を発信させ始めた電子頭脳に引き寄せられ、今度は1体どころか大量の隕石=ガラダマが、地球に襲い掛かってきたのである。
そして東京にも多数のガラダマが落下。内部から現れたガラモンたちは、逃亡を続けるセミ人間の電子頭脳に従うかのように縦横無尽に暴れ始め、
ビルは勿論東京タワーまで壊してしまった

だが、万丈目淳らの活躍で電子頭脳をセミ人間から奪還する事に成功。
電波を遮断するカバーで覆われた事でガラモンは今度こそ活動を停止。口から液体を吐き、全員とも倒れた。
そして作戦に失敗したセミ人間の方も仲間の宇宙船から処刑され、何とか事態は収まったのであった。

しかし、地球の技術で電子頭脳を破壊できない限り、ガラモンが地球に来襲する危機は去ることがないのだ。

そして……。

漫画版

漫画版では、中城健太郎と古城武司のバージョンの双方でコミカライズされている。
中城版は概ねTVシリーズ第13話に沿った内容だが、古城版は独自の展開を見せている。

まず、古城版は一ノ谷博士を始めとするTVシリーズのレギュラーは一切出てこない
話の内容も、アメリカミサイル基地に出現したガラモンのもたらした電磁波によって核ミサイルが誤作動で発射したり、
更には電波遮断網すらも打ち破ってガラダマから新たなガラモン誕生、続いて世界中に出現したガラモンによって
アメリカのみならずソ連の基地も襲撃されるなど、TVシリーズよりも更に大事になってしまっている。
最終的には自衛隊の山本一尉と脅されて運命を共にする羽目になった米軍のスミス大佐の乗る戦闘機のカミカゼ攻撃によって核ミサイルは撃墜され、
その爆発の余波で太平洋上空のガラダマも巻き込まれて破壊、世界中の基地を襲っていたガラモンは全て機能停止した。

ちなみに本作ではガラモンを操っていた宇宙人(セミ人間としての姿は出ず、終始宇宙船の中から指示を出していた)は地球に降り立つことなく、
ガラモンによって地球上のミサイル基地が全てメチャメチャに壊されたのを見届ける事こそが最初から主目的だったかのように、ガラモンの機能停止後に宇宙に去っていった。
そして「人類は再び核ミサイルを作るのだろうか」と問題提起がなされたところで物語は終わる。

TVシリーズとは全く異なる内容であるのは兎も角として、
上述の通り、本エピソードでは太平洋戦争における旧日本軍の特攻戦術を肯定的に描いているような側面も見受けられ、
現在の視点から見ると少々首を傾げてしまう側面もあるかもしれない。

その他、2000年代に角川書店の「特撮ニュータイプ」誌にて連載された藤原カムイの漫画版『ウルトラQ Unbalance zone』でも
ガラモンのエピソードが連載最終話を飾っており、映像作品における第13話と第16話の展開を一エピソードに統合した内容になっている。

絵物語版

TVシリーズ放送開始前に『ぼくら』誌にて連載された絵物語版でも「ガラダマ」と「ガラモンの逆襲」のエピソードが描かれた。
内容はどちらも大筋こそ映像作品に沿っているが、「ガラダマ」「ガラモンの逆襲」共に電子頭脳の存在が丸々カットされ、
「ガラダマ」のガラモンは一ノ谷博士が用意した超強度の元素破壊菌を原料とした新薬「VO一五」によって起こされた人工雨を浴び溶解されて倒されている。
続く「ガラモンの逆襲」では映像作品のセミ人間に相当する宇宙人が「眼だけが大きなしわくちゃな顔の宇宙怪人」という別物の宇宙人として描写されており、
これは絵物語版「SOS富士山」のエピソードで、セミ人間が地球人に味方する正義の宇宙人という設定で既に登場していたが故の措置と思われる。


◆レッドマン

登場:第6・10・67・69・73・76・77・79話

あの赤いあいつの番組。何度も登場してはレッドマンに機能停止させられている。

尻尾が無く腕が長めになっているのが特徴。
CSで再放送された際に「格闘戦用」のバージョンと言う設定がなされている。

アメコミ版

マット・フランク氏の漫画版『レッドマン』ではレッドファイト1「アーストロン」に登場。
本作では「無力怪獣レッドモン」という名称で、物語の舞台となる世界に生息する怪獣の一種であり、
ロボット怪獣の類などではなく、少数の群れで細々と生き永らえてる草食性の動物という、ピグモンとニコイチしたような設定になっている。
それ故他の怪獣にとっては格好の餌食であるらしく、作中ではアーストロンに蹂躙されてその胃袋を満たす事となったが
その世界における生態系の頂点はアーストロンではなく……


◆ウルトラQファイト「乱暴 怒りのガラモン」

『総天然色ウルトラQ』発売記念で製作されたショートムービー。

同じく『総天然色ウルトラQ』発売記念で製作された限定品のソフビセットを見て悦に浸るゴメスの元にやって来てぜひ見せてほしいと言うが、
独り占めしようとするゴメスは拒否。
怒ったガラモンが頭突きを食らわせた事で戦闘が始まった。

一時はゴメスが優勢に立つも、小回りの利くガラモンはゴメスの周りをぐるぐる回って翻弄。
夏の暑さも災いし、ゴメスは昏倒。ガラモンは見事勝利をおさめたのであった。

なおこの限定品ソフビセットにはガラモン、ゴメス、ペギラが付属していたが、
ガラモンのみ新規造形品となっており、当時一般発売されていたソフビより格段に出来が良くなっている。
ネットのみの発売という事もあり、現在は入手が難しいのが残念な所。


◆大怪獣バトル

データカードダス『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では、第1弾から参戦。
能力はあまり高くなく、特にアタックは低めだが、ディフェンスとスピードはまあまあ。
必殺技は強い順に「ガラダマ落し」、「怪電波放射」、「走って体当たり」の3種。
大怪獣バトルでは基本的に基礎能力が高いほど必殺技も強くなるのだが、ガラモンは最も能力が高いものの必殺技が怪電波放射(威力2100)で、能力が中くらいのものの必殺技がガラダマ落し(威力3100)という、例外的な仕様になっている。レアリティはどちらも同じR。

ストーリーモードのコミカライズ『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では、ギギとの戦いで誤ってピグモンが巨大化してしまい、「まるでガラモンみたいだ」と言われた。
勿論大きくなったとはいえピグモンなので、戦闘能力はなかった。


◆セブンガーファイト

第5話「壮絶!セブンガー引退試合」に登場。
地球に2体出現し、引退間際のセブンガーと激突。ユカからは「骨付きフライみたいな奴」と言われた。
こちらではセブンガーの全重量で3秒圧迫すれば構造上ガラモンは耐えられないという弱点が設定されている。
2対1でハルキの駆るセブンガーを翻弄し、その場に居合わせたピグモンを踏み潰して殺害、更にはセブンガーをもバッテリー切れで戦闘不能に追い込む。
あわやハルキがゼットに変身……しようとした矢先、突如として再起動したセブンガーの奮起の前に撃破された。

第7話「帰ってきた赤いあいつ」では別個体が登場。
ガンダーやイカルス星人らと組んでセブンガーを袋叩きにしたが、駆け付けたウルトラマンゼットのレッドフォールベータフォールを受けて崖下に転落、倒された。

着ぐるみはピグモンのまんま流用と思われる。胸に識別用のマークだけ張り付けている。


エイプリルフール企画

「カネゴンの78ちゃんねるまとめブログ」に度々登場。
2009年までは普通の言葉を話していたが、2010年版に新たに加わった78ちゃんねるのスレでは何故か「これはすごい。参考になります。」「ありがとうございます。」しか話さないbotのようなキャラになっていた。


ウルトラ怪獣モンスターファーム

まさかまさかの育成怪獣枠として登場。
浜田の曲から出てくるというネタのためだけに出したのではとさえ思えるが、強さはかなりガチ。
ライフと丈夫さの適性が高いためしぶとくなれるが、命中の適性が最低な上にガッツ回復もかなり遅いためブリーダーの腕が問われる。
「メテオー」と言わんばかりにガラダマを召喚して攻撃するトンデモキャラになっており、もしTVシリーズの街中でこんなのに暴れられたら大惨事確定である。
また、地味に全怪獣の中で寿命の長さがトップクラスであるという利点も持っており、冒険やシルバー杯用などほかの怪獣の育成補助役としても悪くない。
ちなみに、休養した際には後述する「人間サイズの自分のそっくりさん」について言及する事がある。他人の空似じゃなかったんかい!

ウルトラマンブレーザー


第9話「オトノホシ」に登場。
今回は別名が「ロボット怪獣」に変更されている。
久々の本家ウルトラシリーズへの登場となる『ブレーザー』のガラモンだが、何気に本家シリーズとしては初のウルトラ戦士との戦いが描かれている。
同エピソードは『Q』の「ガラモンの逆襲」を踏襲したような内容だが、セミ人間が地球の音楽に感動し、ツクシ ホウイチ*2(筑士芳一 / 演:東儀秀樹)と名を変えて母星の同志と共にオーケストラ団「アンサンブルQ」を結成したりとアレンジが見られた。
SKaRDの隊員であるミナミ アンリとは認識があったらしく、彼女からは「ツクシのおじさん」と呼ばれ親しまれていた。

ツクシ達が60年前に設置した装置によってガラダマの状態で地球に落下し、彼らの演奏の音波を受けて駆動する仕様。
武装らしい武装も持たず、一見すると然程強力な怪獣ではなさそうに思えるが、その実態は『ブレーザー』に登場した怪獣の中でも屈指の強豪。
奇怪な体形に似合わぬ素早い動きと敏感な反応速度によって相手の攻撃を軽々とかわすのみならず、その装甲はビームを反射し、格闘戦の衝撃を吸収する不可思議な特性を持つなどずば抜けた防御力を誇る。
脚が細いためか、タックルやアッパーでバランスを崩し、転がされる場面も何度かあったが、ダメージらしいダメージは感じさせずにすぐに起き上がってくる。*3

攻撃面に関しても、背中の棘を相手に叩きつけての体当たりはアースガロンの装甲を貫通するほど強力*4で、
両手を手拍子の要領で合わせて放つ高周波を伴う衝撃波攻撃は一定範囲内の敵に同時に作用し、ウルトラマンブレーザーすらも苦しめるなど攻守両面において一切の隙が無い。

その曲の調子や演目に合わせて動きが変化する変幻自在な戦闘スタイルでアースガロンを終始翻弄して戦闘不能に追い込むと、ブレーザーとの決戦でも背中の棘でスパイラルバレードを粉砕するという荒業をもって圧倒。
カラータイマーが鳴るまでに追い込んだが、アンリの銃撃でツクシ達の演奏が止まったことで機能を停止し、そのまま「レインボー光輪」で切り刻まれて爆散した。*5

ブレーザーにもアースガロンにも、正面からの殴り合いには最後まで優勢を保ち、敗因も操縦者の一人が負傷して操縦できなくなるという、ロボットに対する一種の禁じ手を使って漸く倒れたという物であり、その意外過ぎる大立ち回りには、多くの視聴者が驚かされた。

その後、ツクシは同志らに好きに生きるように促し、アンリにこの言葉で別れを告げるのであった。


この宇宙に、音を出す生物はたくさんいる。

でも、君達は……音を───音楽を純粋に楽しむことができる。

消えてしまわなくてよかったよ。

……ありがとう!


また、ここまで猛威を振るったその硬い装甲は、後にSKaRD特殊装備班によって回収されたことが判明。
第12話「行くぞ ブレーザー!」にて、宇宙電磁怪獣 ゲバルガの対電磁パルス用兵器・チルソナイトスピアとして投入されることになる……。




【ピグモンとの関係】

『ウルトラマン』などに登場している友好珍獣ピグモンは、ガラモンの着ぐるみの足の長さをスーツアクターに合わせて調整しただけでほぼ同じ姿である。
そのため以前から関連性が指摘されているが、公式見解では「他人の空似」で偶然似ただけだとされている。
ただ、『ウルトラマンZOFFY』の劇中では1人でいるのがピグモン、複数体で現れるのがガラモンだと紹介された事もある他、
小説『多々良島ふたたび』ではセミ人間(チルソニア遊星人)の星で暮らしていたピグモンを生体兵器に改造したのがガラモンと言う設定になっている。

なお後述の通り、ガラモンをモチーフにした怪獣が登場する際はピグモンをモチーフにした怪獣もセットで登場する事が多い。


【余談】

  • 電子頭脳やガラモンの隕石に含まれる「チルソナイト」と似た名前の宇宙金属「チルソナイト808」を、ウルトラセブンに登場したワイアール星人が使用しているが、双方の関連性は不明。

  • 上記の通り、ガラモンの大きさは怪獣図鑑では身長40m、体重6万tとのみ書かれているものが多いが、再登場したものは個体ごとに大きさが異なるらしく、東京タワーを倒した個体は明らかに40mでは縮尺が合わない。
    そのため、一部の資料では再登場版は身長40~200m、体重6万t以上とされている。
    なお、その複数のガラモンが同時に登場するシーンは合成映像であり、後年のガッツ星人と異なり着ぐるみは1体のみしか製作されていない。

  • 劇中では弓ケ谷地方の方言から名づけられた「ガラモン」と言う名前だが、実は放送当時の雑誌で一般公募で決められたものである。


  • 第16話にゲスト出演した電波研究所・花沢主任を演じた平田昭彦氏は次回作『ウルトラマン』で岩本博士を演じている。ガラモンの機能停止に貢献しており流石ゴジラ、バラン、ゼットンを倒した実力である。

  • 本話は『ウルトラQ』の制作順での最終話*6であり、本話でガラダマによる宇宙からの侵略は終わったが、それは次に来る新たな戦いの序曲として『ウルトラマン』に繋がって行くという見解もある。

  • 大伴昌司氏の著作『怪獣図解入門』では、キングジョーナースを差し置いてロボット怪獣では唯一の選出となっている。
    解剖図によれば有機的なのは見た目だけで、中身は原子炉に電子頭脳とメカニックがギッシリと詰まっている模様。


  • 漫画『疾風ウルトラ忍法帖』では、将軍の友人であるアラビアのガラダマ王国の王様「ガラモン3世」として登場。娘はピグモン。

  • ガラモンはマルサン商店の最初期に製造されたソフトビニール人形で、同時期に作られた3体の怪獣と比べて製造数の少なさと濃紺のボディなどからオークションでは数百万で落札される程のコレクターの中でも頂点に位置する存在。

  • 概要に書いてあるように、長らく他のロボット怪獣と比べるとあまり強くないのでは? と思われていたガラモンだったが、そもそもウルトラQの時点で人類の兵器で破壊することは出来ず、電波を遮断することしか対応策が存在しなかった。
    そしてウルトラマンブレーザーで初めて本格的にウルトラマン及び防衛隊と戦った際には、アースガロンどころかブレーザーさえもダメージらしいダメージを感じさせずに敗北寸前まで追い込んだ。
    レッドマンやセブンガーファイト等で出てきた個体が同様の仕様だったのかは不明だが*7、強豪と評されることの多いロボット怪獣の名に恥じぬ活躍を見た視聴者からは、「ガラモンってこんな強かったのか……」、「キングジョーと戦ったらどっちが勝つんだ?」等と言ったそれまでの評価を改める反応が寄せられた。




【ガラモンがモチーフの怪獣】

◆三面ロボ頭獣 ガラオン


マヌケさに定評があるミジー星人3人組が操るメカニックモンスター。
下記の怪獣と比べるとそこまで似ていないが、名前がどことなく似ている他、ガラモンの関連怪獣として雑誌で紹介される事も多い。

コガラオン、ぽちガラオンなどのバリエーションも含めた詳細はこちらも参照。

◆隕石大怪獣 ガモラン

登場:『ウルトラマンコスモス』第7話「空からのプレゼント」、第55話「最終テスト」
身長:50m
体重:7万t

温和な性格の隕石小怪獣ミーニンが、頭部に装着されたバイオコントローラーの力で凶暴化し、巨大な姿に変貌したもの。
額から放つ「ガモフラッシュ光線」や両手の爪、そして身軽な動きが武器。ただし足元を攻撃されると弱い。
劇中でミーニンは2体登場しているが、それぞれ1体づつガモランに変貌させられている。

その黒幕は、地球の文明が危険かどうかを測定する「宇宙人少女 ミトル」
二度に渡ってミーニンをガモランに変え、地球人にテストを仕掛けるも、どちらもウルトラマンコスモスやTEAM EYESの活躍で無事ミーニンに戻すことが成功。
それを受け、テスト結果を合格と認めている。
なお、「ミトル」の名前は2013年に発売された『円谷プロ全怪獣図鑑』で設定されたもので、本編では名前は出ていない。
また、第55話に登場した2体目のガモランは「ガモランII」として紹介されている。

◆隕石怪獣 ガラゴン

登場:『ウルトラQ dark fantasy』第1話「踊るガラゴン」、第16話「ガラQの大逆襲」
身長:40m
体重:6万t

●第1話「踊るガラゴン」

数十年の時を経て、再び地球侵略に乗り出したセミ人間(チルソニア遊星人)が送り込んできたガラモンの後継機

ペットロボット「ガラQ」が大人気になっている東京に出現し、強力な電磁波を出して都心の電波や精密機器を麻痺させる被害を出した。
当初、かつての人工頭脳とガラモンの関係のようにガラQがガラゴンを操っているのではないかと見られ、全個体が回収された。

だが実は逆であり、巨大なガラゴンこそが「人工頭脳」であり、大量のガラQを操っていたのである。
その証拠に、巨体ながら破壊活動をすることなく、ビルの町にじっと立ったままガラQに電波を送信し続けている。

黒幕の思惑通りガラQは大暴れするも、電磁波を遮断すれば機能が停止してしまう弱点は改善されておらず、電磁波遮断パウダーを浴びせられた事でガラゴンの体は崩壊。
ガラQもほぼ全滅したのであった。

ただ、この時フリーカメラマンの楠木涼の元にいたガラQだけはガラゴンの支配に最後まで抵抗しており、その後渡来角之進教授によって修理されている。

●第16話「ガラQの大逆襲」

ガラQによる侵略作戦が潰されたセミ人間の「セミ女」が、廃工場に隠していた2機目のガラゴン。
自らを敗北に追いやった渡会教授を抹殺しようとした作戦が上記のガラQによって破られた事で、切り札として出撃させた。

額から光弾を発射するなど、前回とは異なり完全な巨大兵器として暴れたが、ガラQのパラボラアンテナに光弾が受け止められ、跳ね返された事で機能停止。
セミ女も同じく跳ね返された光弾が直撃し、第二の侵略も失敗に終わったのであった。

その他のガラゴン

『特撮エース』誌で連載された大森倖三によるコミカライズ版『ウルトラQ dark fantasy』でも初回に登場。
映像作品以上に怪獣然とした扱いがなされ、原子力発電所に向かって進撃するなど暴れまわっている。
また映像作品ではブラフであった「ガラQがガラゴンを操っている」はコミカライズでは事実だったのだが、
ガラQによる妨害工作で電波を用いたメディアは全て情報操作され、回収作業が成果を出せずに頓挫する結果となってしまった。
楠木涼の所持していたガラQについても抵抗する様子がなく、むしろ終盤に本性を現して涼たちに襲い掛かってくる
最終的には涼にガラQは撃退され、ガラゴンも電磁波遮断パウダーで活動停止したものの、
自律活動しているガラQの群によって、ガラQの通信販売は密かに継続されている事を示唆する結末が描かれている。
こちらでの本性を見せたガラQはガチで怖い

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』では
第8話でオキの机上に置かれた怪獣データファイルのラベルに、ガラゴンの名前のみ記載されていた。



これは凄い追記・修正。参考になります。

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最終更新:2024年12月27日 08:45

*1 画像3

*2 名前の由来は、晩夏から初秋に現れるセミの一種・ツクツクボウシと思われる。他の団員の地球における名前もセミの種類から由来している模様。

*3 前述したビーム反射も仰向けに転がされた時にアースガロンmod.2ユニットのレーザーの乱射を向けられたときに判明。何発も命中していたが一発も有効打になっていなかった。

*4 しかもこの時貫通した棘の一つがコックピットブロックの前の席で操縦していたバンドウヤスノブの目前まで到達している。

*5 なお、この際のレインボー光輪は手のひらサイズにしたものを両手に携え、丸ノコのように回転させたものだったのだが、それにも結構な時間耐えており、こと頑丈さにおいては前のエピソードでブレーザーたちを苦しめたニジカガチ以上かもしれない。

*6 ただし、これは『ガラモンの逆襲』の脚本に印字されたナンバーを元にした話で、制作日誌などの情報から『地底超特急西へ』が撮影上の最終回とする見解が今では一般的。

*7 セブンガーも構造上の問題で内部を破壊できただけで、装甲を破壊する真っ向からの撃破は出来ていない。後にベータスマッシュと戦った個体も、決まり手は高所からの投げ落としである