ジェネレイド(遊戯王OCG)

登録日:2019/08/16 Fri 16:09:50
更新日:2022/05/18 Wed 17:27:38
所要時間:約 17 分で読めます










世界に君臨する「王」に挑め。







▼概要

(ジェネレイド)」とは、遊戯王OCGで登場したテーマ。

●目次


▼概要

初登場パックはドラゴンメイド斬機と同期の「デッキビルドパック ミスティックファイターズ」。

属するモンスターはエクシーズモンスター1枚を加えて全7種類。
メインデッキに入るモンスターは6枚。すべて属性と種族が異なるが、レベル9であることが共通している。

9というレベル帯は《トレード・イン》などの有力なサポートにあまり恵まれず、また対応するランクのエクシーズモンスターも選択肢が少ないためにそもそもレベル9中心のデッキ構築をするメリットに乏しいなど長らく不遇な時代が続いていた。
しかし9期で登場した真竜皇たちを皮切りに独特のサポートルートを活かしたユニークな存在として次第にまとまり始め、10期のパック「DARK NEOSTORM」でレベル9自体を指定する汎用カードや強力なレベル9モンスターが追加されたことでついに一つのデッキテーマへと昇華するに至った。
(ジェネレイド)」は「レベル9であること」をフィーチャーした遊戯王史上初のテーマだと言える。

またメインデッキに入るジェネレイドモンスターは全て自身と同種族のモンスターをサポートする汎用カードとしての側面も持っており、単独で他のデッキに出張させることも可能。逆に他のデッキの要素を取り込んだジェネレイドデッキに仕上げることもできるためデッキ構成に個性を出しやすい点も魅力。

カードテーマのモチーフになっているのは北欧神話。7枚の「(ジェネレイド)」は全て北欧神話の伝承に登場する怪物ないし神の名前がモチーフになっている。

以下、紹介するカードのテキストおよびカード名は遊戯王カードwikiから引用したものを掲載。また共通効果に関しては記述を省略する。

▼所属カード

モンスターカード

前述の通り、メインデッキに入るテーマモンスターはすべてレベル9で統一されており、カード名は「○の(ジェネレイド) (固有名詞)」で統一されている。
また全てのモンスターは以下の共通効果を持つ。

(1):「○の(ジェネレイド) (固有名詞)」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。

この効果により同名のジェネレイドモンスターを複数並べることは基本的に不可能となっている。王は常に唯一人といったところか。

メインデッキ
■《(くろがね)(ジェネレイド) ドヴェルグス》
効果モンスター
星9/地属性/機械族/攻1500/守2500
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(2):自分フィールドの、「ジェネレイド」モンスターまたは機械族モンスターを任意の数だけリリースして発動できる。
リリースした数だけ、リリースしたモンスターとはカード名が異なる、
「ジェネレイド」モンスターまたは機械族モンスターを手札から守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
この効果は相手ターンでも発動できる。

地属性を牛耳る機械族の(ジェネレイド)
固有効果はリリースコストを要求する代わりに手札から同数の機械族または(ジェネレイド) モンスターを展開する。
複数のモンスターを一気に展開できる可能性があるもののリリースコストも手札消費も重いのが難点。
こちらは複数のモンスターを出せる点や手札でだぶついたジェネレイドを処理できる点、非公開領域から不意討ち気味に出せる点、機械族である点などを軸に差別化を図っていきたい。ジェネレイドのギミックを組み込んだ機械族デッキなどへの出張要員が主な使い方になるだろう。

モチーフは北欧神話に登場する精霊「ドヴェルグ」。

■《(こおり)(ジェネレイド) ニードヘッグ》
効果モンスター
星9/水属性/幻竜族/攻2100/守2600
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(2):相手がモンスターを特殊召喚する際に、
自分フィールドの「ジェネレイド」モンスターまたは幻竜族モンスター1体をリリースして発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。

水属性を率いる幻竜族の(ジェネレイド)
固有効果は特殊召喚の無効。
ステータスは最上級としてはやや心もとないが置いておくだけで展開を抑止してくれる。
しかし無効に出来るのはあくまで「特殊召喚」だけであり「特殊召喚する効果」は無効にできない。現代遊戯王ではインフレの極みに達した融合モンスターや儀式モンスターの展開を阻止出来ない点が非常に痛い。
とはいえ最上級ジェネレイドの中では比較的効果発動コストが安く、他にモンスターがいなくても自身をリリースしてしまえばいいため出張カードとしての適性は高め。
幻竜族であるため主な出張先は真竜竜星になる。
単体で完結している上に非常に汎用性の高い効果なので、単純にレベル9を主軸にしたデッキに汎用カードとして放り込んでも良い。

モチーフは世界樹の根本に住み着きその根を噛むという蛇ニーズヘッグだろう。

■《()(ジェネレイド) ヘル》
効果モンスター
星9/闇属性/アンデット族/攻 800/守2800
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「死の王 ヘル」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):自分フィールドの「ジェネレイド」モンスターまたはアンデット族モンスター1体をリリースし、
そのモンスターとはカード名が異なる自分の墓地の、
「ジェネレイド」モンスターまたはアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

闇属性を統括するアンデット族の(ジェネレイド)
固有の効果はフリーチェーンのモンスター蘇生。
モンスターの数は増えないが墓地のモンスターと場のモンスターを入れ替えられ、フリーチェーンなのでサクリファイスエスケープにも使えるなど柔軟性に富んだ効果。ただし守備表示で蘇生されるためバトルフェイズの追撃には向かない。
相手ターンでも使えることを活かしてパーミッション効果や制圧効果のあるモンスターを優先的に釣り上げていこう。単純に場のトークンを墓地のモンスターと交換してしまうのも強力。

かなり汎用性に富んだ効果であるためアンデット族への単独出張もあり得る優秀な一枚。

モチーフは悪神ロキの長女にして死の神ヘル
原点に忠実な姿でデザインされているためかモチーフを同じくするコナミのボクらの太陽に登場するヘルと姿が酷似してしまっている。

■《(つるぎ)(ジェネレイド) フローディ》
効果モンスター
星9/風属性/戦士族/攻2500/守2000
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(2):自分フィールドの、「ジェネレイド」モンスターまたは戦士族モンスターを任意の数だけリリースし、
その数だけフィールドのモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
その後、破壊された相手フィールドのモンスターの数だけ相手はデッキからドローできる。
この効果は相手ターンでも発動できる。

風属性を治める戦士族の(ジェネレイド)
効果はフリーチェーンのモンスター除去。
表示形式の縛りもなくフリーチェーンで任意の複数のモンスターを除去できるという強力な効果を持つが、相手にドローさせてしまうという欠点も抱える。
一応後述のサポートカードの発動トリガーとすることを意識して設計されたのかもしれないが、無計画に除去しても相手が引き込んだカード次第ではかえって不利になる可能性も否定できない。
よって除去するカードは慎重に見極め、リンクモンスターなどの除去されるとその後の展開に支障を来すようなモンスターを狙い撃ちする必要がある。
基本的には引き込んだカードをすぐに使われるリスクを回避しつつ一気に勝負を決める事ができるよう自分ターンに発動したい。

モチーフは恐らく北欧神話の神フレイの別名「フロディ」、もしくは亡霊と戦って魔剣ミストルティンを獲得したとされる王「フロームンド」か。

■《(ひかり)(ジェネレイド) マルデル》
効果モンスター
星9/光属性/植物族/攻2400/守2400
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
「光の王 マルデル」以外の、「ジェネレイド」カード1枚または植物族モンスター1体をデッキから手札に加える。

光属性を統べる植物族の(ジェネレイド)
固有効果はジェネレイドカードもしくは植物族モンスターのサーチ
ジェネレイドカードなら魔法・罠も呼び出せるので自分のターンに出して必要なカードを引き込み、相手ターンを凌ぐための戦線を整えるのが主な役割。
効果発動後はバニラ同然となるためさっさとフィールドから撤去して再度の効果発動に備えられるようにしたい。
植物族デッキでは《ローンファイア・ブロッサム》から展開できるため小回りがきき出張候補として有力。

「マルデル」はフレイヤが行方不明になった夫のオーズを探して地上をさすらっていた際に名乗った偽名の一つ。
フレイヤは豊穣を司る地母神であるため、植物族なのはここに由来すると考えられるが、北欧神話において光の神に相当するのはバルドルであるため名前の語感的にそれもモチーフに含まれている可能性もある。

■《(ほのお)(ジェネレイド) ナグルファー》
効果モンスター
星9/炎属性/獣戦士族/攻3100/守 200
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(2):自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに自分フィールドの「ジェネレイド」モンスターまたは獣戦士族モンスター1体を破壊できる。

炎属性を支配する獣戦士族の(ジェネレイド)
固有効果は身代わり効果。
この身代わり効果は破壊されるカードの種別も表示形式も問わず、しかも複数の破壊でも一枚の身代わりで対処できるなど地味に有能。
とはいえこのカードの真価はその高い攻撃力からくる戦闘への強さにある。
攻撃力3100は同レベル帯でもトップクラスの高打点であり、補助無しでも多くのモンスターを戦闘破壊でき、ダメージレースにも大きく寄与する。
直接アドバンテージに直結するわけではないが効果故に場持ちもよく維持しやすいため1枚入れておくだけで信じられないほどデッキの安定感が増すいぶし銀の一枚。
…ちなみにコイツの守備力は200である。もちろん対応しているモンスター中ではダントツの最高打点。
《火霊術-「紅」》で投げれば1ターンキルも視野に入る。

獣戦士族、かつ自分のモンスターを破壊する効果なので出張先は炎王あたりが有力か。《真炎の爆発》を共有できる点でも好相性。

名前のモチーフは夜の女神ノートの夫であるナグルファリ、もしくは死者を運ぶ船であるナグルファル。

■《(うつろ)(ジェネレイド) ウートガルザ》
効果モンスター
星9/光属性/岩石族/攻2200/守2700
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(2):自分フィールドの「ジェネレイド」モンスターまたは岩石族モンスターを合計2体リリースし、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
二枚目となる光属性の(ジェネレイド)
固有の効果はフリーチェーンの除外。
単純なアドバンテージだけで見れば2:1交換となり効率が悪いが、強力な除外除去であり魔法・罠カードも除去できる。虚無空間などの厄介な永続カードを突破でき、破壊耐性もすり抜けられるため非常に強力。
重いコストは極力ジェネレイドトークンで賄うようにしたい。

モチーフは巨人の国ウートガルズを支配するとされる巨人、「ウートガルザ・ロキ」。間違いやすいがこいつとは別人。二者が対面するエピソードも存在する。
強力な幻術師であり、トールを得意の幻術で翻弄したことも。イラストには歪んだ城のようなものが描かれているがよく見ると背景の山が透けて見えており恐らくは幻術で作り出した「乾闥婆城」なのだろう。

■《(とどろき)(ジェネレイド) ハール》
効果モンスター
星9/闇属性/魔法使い族/攻3000/守3000
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(2):1ターンに1度、相手がドローフェイズ以外で
デッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。
相手は自身の手札・フィールドのモンスター1体を墓地へ送らなければならない。
(3):魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
自分フィールドの「ジェネレイド」モンスターまたは
魔法使い族モンスターを合計2体リリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
二枚目となる闇属性の(ジェネレイド)
このカードのみリリースコストを要求するジェネレイド共通の効果に加えもう一つ固有効果を持っている。
第一の効果は相手がデッキからカードを手札に加えた場合、強制的にモンスター1枚を墓地送りにさせる効果。
慣れた遊戯王プレイヤーならこの効果は非常に凶悪な除去であることはご存知かもしれない。なぜならこの効果は相手プレイヤーに墓地送りを強要する効果であってモンスターを除去する効果ではないからだ。
よっていかなるカード効果耐性も無視してモンスターは墓地に送られる。一応対象は相手が選ぶので狙った対象を除去できるとは限らないが、手札の少ない状況ではかなり厳しい選択を相手に迫ることになる。
ネックはやや受け身気味な発動条件だが、近年のデッキはよほど特殊なデッキでもない限りサーチもドローも一切しないということはまずあり得ないし、してこないならジェネレイドのサポートカードで無理やりドローさせてやればいい。
もう一つの効果は大正義万能カウンター。その制圧力は言わずもがな。リリースコストは若干重いがジェネレイドトークンで容易に賄えるし、いざとなれば自分自身をリリースすることもできる。
ステータスも攻守ともに3000と非常に高く戦闘破壊も容易ではない上に、後述するロプトルの効果で相手ターン限定だが攻守4000の化け物に変貌する。まさしくジェネレイドデッキのラスボスだと言えよう。先行1ターン目に出すジェネレイドの筆頭候補だけどな!
名前の由来はオーディンの異名の一つで「隻眼の者」を意味する「ハール」。
名前の通り目深にかぶったフードの奥に赤い片眼が光っている。

■《王の影(ジェネレイドシャドウ) ロプトル》
効果モンスター
星4/炎属性/天使族/攻1500/守1500
(2):自分フィールドの「ジェネレイド」モンスターの攻撃力・守備力は相手ターンの間1000アップする。
(3):自分・相手のメインフェイズに、
自分フィールドの「ジェネレイド」モンスター1体をリリースして発動できる。
そのモンスターとはカード名が異なるレベル9の
「ジェネレイド」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
世界の舞台裏で暗躍する影の(ジェネレイド)
このモンスターのみ下級モンスターである点、他の(ジェネレイド)モンスターにはあった「自身と同種族のモンスターに関係のある効果」を持たない点など異例なことが多い。
最上級モンスター故に展開の出足が遅という大きな弱点があったジェネレイド待望の下級モンスターにして救世主。
固有効果は2つある。第一の効果は相手ターンのみ自分フィールド上のジェネレイドモンスターの攻撃力守備力は{1000ポイントアップするという永続効果。
最上級ジェネレイドは軒並み攻守が3000を超え容易に戦闘破壊できなくなり、このカードとジェネレイドトークンも攻守2500になり戦闘破壊は困難になる。相手ターン中の場持ちの良さが格段に向上する効果だと言えるだろう。
第二の効果はこのカードの真価となるデッキからの任意のジェネレイドモンスターのリクルート効果。
先攻1ターン目に最上級ジェネレイドを場に出しやすくなっただけでも特筆に値するが、この効果でマルデルをリクルートすることにより、事実上の《王の舞台》サーチとして機能する点が見逃せない。
手札にあるだけで初動の安定感が変わってくるほどの効果なので、規制でもされない限りはどんな形式でも3積み確定。またジェネレイドのギミックを他の種族統一テーマに出張させる場合にも役に立ってくれるだろう。

ロプトルとは北欧神話にその名が現れる存在で、意味は「大きく育った者」を意味する。
あのレーヴァテインの製作者であるとされ、多くの伝承ではその正体はロキであるとされる。

エクストラデッキ
現在登場しているのは一枚のみ。またこのカードは自身の同種族に対する効果を持っていない。

■《(とこしえ)(ジェネレイド) オルムガンド》
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/地属性/爬虫類族/攻 ?/守 ?
レベル9モンスター×2体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「永の王 オルムガンド」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードの元々の攻撃力・守備力は、このカードのX素材の数×1000になる。
(3):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
お互いは、それぞれデッキから1枚ドローする。
その後、ドローしたプレイヤーは自身の手札・フィールドのカードを1枚選び、
このカードの下に重ねてX素材とする。
この効果は相手ターンでも発動できる。

地を取り巻き天を喰らう、世界に君臨する蛇の(ジェネレイド)
固有の効果は攻撃力の増強と変則的なドロー・素材増強効果。
フィールドに出たときは攻撃力2000だが、効果発動によって毎ターン1000ずつ攻撃力が上がってゆく。
相手のカードをエクシーズ素材として吸収してしまえる強力な効果を持つが、対象は相手が任意で選ぶのでどちらかというと自己強化に相手のリソースを奪う効果がおまけで付いていると言った感じ。過度に期待せず後述の《王の舞台》の効果発動のトリガーとしつつ自己強化のできるアタッカーと見たほうが良いだろう。
一方何らかの方法で相手から奪取したカードを吸収してしまえば相手だけに2枚分の損失を押し付けられる。《大捕り物》や《機巧蹄-天迦久御雷》などを絡めるのも面白い。
《轟の王 ハール》と並べれば毎ターン一枚ずつアドバンテージを削り取ってゆく事が可能。

モチーフは言わずもがな世界蛇ヨルムンガンド。
二つ名が「(とこしえ)」なのはヨルムンガンドがしばしばウロボロスと見なされることに関係していると思われる。

魔法・罠カード

■《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)
フィールド魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、相手がデッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。
デッキから「ジェネレイド」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):相手ターンに、自分が「ジェネレイド」モンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分フィールドに「ジェネレイドトークン」(天使族・光・星4・攻/守1500)を
可能な限り攻撃表示で特殊召喚する。
このトークンはエンドフェイズに破壊される。

専用フィールド魔法。

第一の効果はデッキからジェネレイドモンスターをリクルートする効果。
「デッキから手札に加える」だけで効果を発動できるため非常に条件は緩い。相手がドローしても「デッキから手札に加える」行為であるため効果が発動し、実質毎ターン相手のドローフェイズ時にジェネレイドモンスター1体をリクルートする効果を持つ。
自力で自身を特殊召喚できず展開を外部に頼るしか無いジェネレイドモンスターにとって安定的にモンスターを展開し続けられるこのカードの存在はまさに生命線。
幸いこのカード自体は様々な方法で迅速にデッキから引き出せるようになっているため、デュエル最序盤に真っ先に確保しておきたい。

第二の効果は相手ターンにジェネレイドモンスターが特殊召喚された場合、自分フィールド上にジェネレイドトークンを生成する効果。
マルデル以外のメインデッキのジェネレイドモンスターの効果は全て自分フィールド上のモンスターをコストにするため、このトークンは主にそれらの効果の発動コストとして消費される。
相手ターンが終わると同時にこのトークンは消え去ってしまうためそれまでに積極的に消費してしまいたい。
地味に素材やリリースなどに制限もかかっていないので、相手ターン中にリンク召喚やシンクロ召喚などができるカードがあればそれらを使ってシンクロ召喚やリンク召喚を行うこともできる。
ちなみにナグルファーの効果を使えば自分のターンまで生き延びられる。

イラストでは青い背景に9つの球体が描かれた幾何学的な紋章のような物が浮かんでいる。
コレは北欧神話における世界観の根幹をなす「9つの世界」の配置を示した図であり、それぞれの球体は各世界の位置関係を表している。
ジェネレイドモンスターの背景に共通して描かれている紋章はコレ。

■《王の試練(ジェネレイド・クエスト)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札の「ジェネレイド」モンスター1体を相手に見せ、
デッキから「王の試練(ジェネレイド・クエスト)」以外の「ジェネレイド」魔法・罠カードを
2枚まで手札に加える(同名カードは1枚まで)。
その後、見せたカードをデッキの一番下に戻す。

通常魔法カード。
手札のジェネレイドモンスター1枚をデッキに戻し、ジェネレイド魔法・罠カードを2枚まで手札に加える。
2:2交換でアドバンテージの損失なく2枚ものカードをサーチできるがこのカードの真価はそこではなく「手札のジェネレイドモンスターをデッキに戻せる」点にこそある。
自力で自己を特殊召喚する能力を持たないジェネレイドモンスターは手札にあっても腐る可能性が高いが、このカードは手札の質を高めるだけでなく、
腐っているジェネレイドモンスターをデッキに戻して《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》による展開を可能にすることでデッキの回転速度を大幅に高めることができる。

■《王の報酬(ジェネレイド・リワード)
永続魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにトークンが存在する限り、
相手は「ジェネレイド」効果モンスターを攻撃対象に選択できない。
(2):「ジェネレイド」効果モンスターが戦闘で破壊された場合に発動する。
相手はデッキから1枚ドローする。

永続魔法カード。
第一の効果は相手の攻撃対象を制限する効果。
戦闘破壊されたくないジェネレイドモンスターをジェネレイドトークンを身代わりにして守るという使い方が主になるのだが、ジェネレイドトークンは攻撃表示で特殊召喚される関係上高攻撃力のモンスターにサンドバッグにされる危険性があるため、
むしろジェネレイドではステータスが高く戦闘破壊が困難なジェネレイド効果モンスターの方に攻撃を誘導したい場面の方が多くあまり有用とは言い難い。
第二の効果はジェネレイド効果モンスターが戦闘破壊されると相手が1ドロー出来る効果。
はっきり言ってこちらには何らメリットがなく相手に塩を贈るだけの効果。《便乗》などと組み合わせればコンボもできるかもしれないがそれにしても発動条件が受動的すぎて使い物にならない。
おまけにこのドロー効果が発生するのはダメージステップなので肝心要の《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》の効果を発動できない。
得られるメリットに対してあまりにもデメリットが重すぎ、《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》の件を考えると明らかに設計ミスとしか思えない一枚。

イラストは光を放ちながら開かれる宝箱。よく見ると背景でドヴェルグスが「××」「><」といった顔で倒れている。

■《王の襲来(ジェネレイド・バトル)
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のデッキ・墓地から「ジェネレイド」フィールド魔法カード1枚を選んで発動する。
その後、相手はデッキから1枚ドローする。

通常罠。デッキ、墓地から「ジェネレイド」フィールド魔法を発動し、その後相手に1枚ドローさせる。
「ジェネレイド」フィールド魔法カードは現時点で《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》しか存在していないので実質専用サポートだが、今後別のフィールド魔法が登場する予定なのだろうか?
「《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》」、「ドローによる効果の起動」「ジェネレイドモンスターの展開」というジェネレイドに必須の挙動をなんとこの一枚で遂行することができる。
罠なのでワンテンポ遅く、相手に手札を与えてしまうリスクもあるため極力「ここを凌げばどうにかなる」ようなシーンや、切り返しの手段を確保済みの場面で使いたいが、《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》を引き込めていなければ論外なのでそういう場面では躊躇なく使ってしまおう。

「クエスト」「バトル」「ステージ」「リワード」「ジェネ『レイド』」という名前から察した人も多いかもしれないが、ジェネレイドはオンラインゲームにおけるいわゆる「レイドボス」をテーマ設計のモチーフとしているようだ。

■《王の支配(ジェネレイド・テリトリー)
永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「ジェネレイド」カードの効果の発動にチェーンして
相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
その相手の効果は「お互いのプレイヤーは、それぞれデッキから1枚ドローする」となる。

永続罠カード。
ジェネレイドカードにチェーンして発動した効果を書き換えて実質無力化する。
一番の役割はやはり《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》の効果発動にチェーンして発動した《灰流うらら》や《増殖するG》などを無力化することだろう。
どちらも直撃すると致命傷になりかねないため、それを回避できる効果は重要だと言える。
王の試練(ジェネレイド・クエスト)》から《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》もろともサーチしておき、返しのターンの妨害に備えよう。

■《王の憤激(ジェネレイド・バイト)
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「ジェネレイド」モンスターを任意の数だけリリースし、
自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。
リリースした数だけ自分の手札・フィールド・墓地から、
リリースしたモンスター以外の「ジェネレイド」モンスターを選び、
対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。

通常罠カード。
場のエクシーズモンスターの素材数を一気に増やすことが出来るが、コストが非常に重い。
加えてジェネレイドで多用されるランク9のエクシーズモンスターにはフリーチェーンで素材を増やせることに意味のあるカードがほぼ無く、せっかくの利点を活かしづらい。
その割には直接的なアドバンテージに結び付きづらいため、コストにはジェネレイドトークンを充て、墓地のモンスターを優先的に回収するなどしてコストの軽減を図りたい。
オルムガンドに使えば瞬間的に最大5000も攻撃力が上昇するのでワンショットキルを狙うのも良いかもしれない。

▼デッキ概要

遊戯王でも非常に珍しいレベル9のモンスターを主軸に動かしてゆくテーマである。
デッキの基軸である《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》を先ず真っ先に展開し、次のターンの相手のドローフェイズをトリガーにデッキからジェネレイドモンスターを展開。
同時に展開されるジェネレイドトークンを効果コストに充てて相手ターンを凌ぎつつ、自分のターンでは展開したジェネレイドモンスターでビートダウンを行う。
レベル9で統一されているため合間に強力なランク9エクシーズモンスターを絡めることでより多彩な戦法を取ることが可能。
そのためジェネレイド単体だとコントロール寄りの低速デッキになる。

しかし各ジェレイドモンスターは自身と同種族のモンスターもサポートできるため、各種族のデッキに単独ないし《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》とセットで出張させることで手軽に混成デッキを構築でき、
また強力なランク9エクシーズモンスターを戦術に取り込むことが可能となる。
またジェネレイドモンスター展開の手段の大半をジェネレイドモンスターと《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》で賄えるコンパクトさから様々なデッキのギミックを取り込むことができ、積極的な攻めの構成に仕上げることも可能。
組む人によってデッキの様態が異なる珍しいテーマだと言える。

弱点としては以下の点が挙げられる。

  • 王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》への依存度の高さ
ジェネレイドモンスターの展開やコストとなるジェネレイドトークンの用意など、このデッキは戦術の大半を《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》一枚に依存してしまっている。
当然コレが除去されたりあるいは序盤で手札に引き込めなかったりした場合はジェネレイドモンスターの展開に支障を来し、相手ターンを凌ぎ切るのが著しく困難になる。
王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》自体は豊富なサポートカードの存在から手札に確保するのはそう難しくないものの、執拗な除去によって徹底的に排除されると流石に立て直しが難しくなる。

  • 特殊召喚封じ
王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》を介した特殊召喚で展開されるのが基本のジェネレイドゆえ、その特殊召喚自体を封じられるとデッキのコンセプトが崩壊する。

  • 魔法・罠カードへの対処手段の乏しさ
効果の性質上対モンスターにはかなり強いものの、魔法・罠カードを除去できるジェネレイドモンスターが一枚もないので、致命的な永続カードなどに居座られたり大量の伏せカードを出されたりすると対処が遅れがちになる。

  • 回りくどさ
王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》の関係で最低1回は相手にターンを回してやる必要があり、また相手がデッキからカードを手札に加えなければならないため、能動的に動くには相手にそれを促してやらなければならない。
当然相手に塩を贈ることになるため、相手が有効なカードを引き込んでしまった場合かえって自分の首を締める結果になりかねない。
このあたりの足の遅さは《ロプトル》の登場によってかなり改善されており序盤から積極的に攻勢を仕掛けて行けるようになっている。

▼相性の良いカード


■ランク9エクシーズモンスター
複数のレベル9モンスターが自然に並ぶ稀有なデッキなので、普段出すのに一工夫要るランク9モンスターも容易にデッキに組み込める。
強力な除去効果を持つ《幻子力空母エンタープラズニル》や《無限起動アースシェイカー》、カウンター効果持ちの《神樹獣ハイペリュトン》などが有力候補。

■レベル9モンスター
同レベル帯のモンスターはサポートカードを共有しやすく戦術の幅を広げてくれるため採用が見込める。
レベル9の《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》や緩い条件で特殊召喚できる《巨大戦艦 ブラスターキャノン・コア》などが候補か。特に《トリアス・ヒエラルキア》は大量に召喚されるジェネレイドトークンをコストに即降臨が狙えるため相性が良い。


《無力の証明》
高レベルのモンスターが自分フィールド上に立っていることが珍しくなく、効果発動条件を満たしやすい。
フリーチェーンなので攻撃制限を回避できる相手ターンに使うのが基本。


■《貪欲な瓶》/《貪欲な壺》
墓地に送られたジェネレイドモンスターを再利用する手段に乏しいため、これらのカードで再利用することでアドバンテージへと変換しつつ、
王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》によるリクルートへと繋げられるためぜひ採用したい。

■《星遺物の胎導》
手札からレベル9モンスターを特殊召喚する、もしくは対象のモンスターと種族・属性の異なるレベル9モンスター2体を特殊召喚する魔法カード。
メインデッキのジェネレイドモンスターは6枚全て属性も種族も異なるので実質デッキからカード名の異なるジェネレイドモンスター2体を呼び出すことが可能。
コレ一枚で即エクシーズ召喚なりリンク召喚なりに繋げることができ、おまけでマルデルの効果も発動できる。
それができなくても手札に来たジェネレイドモンスターの展開に使用でき無駄がない。
しかし自分フィールド上にレベル9モンスターが存在する=ジェネレイドデッキのギミックがきちんと機能しているという事であるため、それらが機能していない劣勢時には腐りやすい。
《V.F.D》が禁止カード送りになった2022年現在では無理にエクシーズ召喚を狙いに行く意義も少ないため、採用枚数はよく考慮したい。

■《墓穴の道連れ》/《一時休戦》
どちらも相手にドローを促し《王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》の効果を能動的に発動できる。
《墓穴の道連れ》なら相手の手札を荒らすことで余計なアドバンテージを相手に与えるのを防ぐことができるため理想的。
ハールの効果による除去のトリガーにも最適。

Sinモンスター
王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》を採用するため一緒に採用しやすい。
ジェネレイドモンスターは単独でも強力なメタ効果を持つものがあるため、戦闘に参加できなくても戦線維持に貢献できるため比較的攻撃制限デメリットは無視しやすい。
王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》を守ることができる《Sin スターダスト・ドラゴン》が好相性。

■相手ターンにシンクロ召喚可能なギミック
ジェネレイドトークンをシンクロ素材として活用できるので相性は良い。《ホップ・イヤー飛行隊》なら《砂漠の飛蝗賊》を経由することで一枚ハンデスしつつ奇襲気味に《フルール・ド・バロネス》につなげる事ができ、
《スチーム・シンクロン》ならトークン2体を素材に《氷結界の還零龍 トリシューラ》につなげられる。

■《テラ・フォーミング》/《メタバース》
王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》のサーチ要員。
王の舞台(ジェネレイド・ステージ)》を引き込めなければお話にならないジェネレイドでは優先的に投入したい。

召喚獣/シャドール
6属性全てのジェネレイドモンスターが存在するため、各属性の融合モンスターの融合素材に活用できる。
特に効果使用後のマルデルを素材にすれば強力なメルカバーやネフィリムなどを融合召喚でき無駄がない。
メルカバーは奇しくもレベル9でありジェネレイドとの親和性も高い。

■《ザ・カリキュレーター》
性質上高レベルのモンスターが複数並ぶので爆発的な打点向上が見込める。
ジェネレイドモンスター1枚で攻撃力は3300に達し、2枚で6000、3枚で8700、4枚なら11400にまで上昇する。

■《九字切りの呪符》
レベル9モンスター専用の《トレード・イン》。言わずもがな手札のジェネレイドを処分しつつ2枚もデッキを掘り下げられるのは非常に便利で、手札事故のリスクを大きく軽減してくれる。
地味にフィールドのモンスターをコストに出来る点も優秀。効果発動後のマルデルをコストに充ててしまえば無駄がない。

■失楽の魔女
召喚したときにデッキから「禁じられた」魔法カード1枚を手札に加え、相手メインフェイズと遅いがデッキからロプトルをリクルートしてくれる。
ロプトルは有効なサーチ手段に乏しい天使族のため、それを確保できる機会を増やしてくれるだけでも採用に値する。



追記修正に君臨するアニヲタに挑め。

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最終更新:2022年05月18日 17:27