エックスの手持ち(ポケットモンスターSPECIAL)

登録日:2018/07/07 Sat 00:44:35
更新日:2024/09/15 Sun 11:15:00
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ポケットモンスターSPECIAL』の登場人物エックスの手持ちポケモン一覧。


ニックネームの法則はフランス語名の短縮。

特徴としては、マリソを除いて全員が以前の世代のポケモンばかり。
また図鑑所有者としては初めて*1、複数の御三家を正式な手持ちとしている。
そしていずれもメガシンカ可能な面子である。

【メンバー】

◆ガル&コガル

ガルーラ→メガガルーラ)♀
特性:きもったま→おやこあい 性格:ずぶとい 個性:とても几帳面
幼なじみポケモン。エックスの幼少期からその主力であり続ける。

これまで図鑑所有者の幼なじみポケモンといえば、偉大なるニョロ先輩のように「とりあえず出されて、やられる」ポジションか、そうでなくてもバトルでの主力になることはあまりなかった。
だが、ガルとコガルは対戦環境で猛威を振るったメガガルーラなだけあってエックスの主力として12章の最初から最後まで活躍する。

メガシンカを会得する以前から袋の中のコガルは高い戦闘能力を有しており、親のガルとの連携攻撃は強力。
ジュニア大会優勝によってコガルの能力は脚光を浴びたが、エックスがバッシングを受けたことで引きこもってからは、コガルも袋から出なくなってしまった。
明らかに3年以上経過しているのだが、この影響かコガルの身体は全く大きくなっていない。

エックスが引きこもっている間はティエルノが二体の世話を続けていたが、二体はエックスが出てくるのを待ち続けていた。
そんなある日、二大伝説ポケモンの激突とフレア団の襲撃でエックスが絶体絶命の危機に陥ると、メガシンカを発動させて彼を救った。

以降の逃避行の序盤ではエックスが手持ちを増やしたがらず、さらにフレア団もメガシンカを阻止しようと幾度も襲撃をしてきたため、ガルとコガルが戦いのカギとなる展開が多かった。

エックスがトレーナーとしての再起を決意し、手持ちを増やした後でもメガガルーラの状態で正面から敗れたのは一度きり、と無類の強さを誇った。

ガルーラのフランス語名は「Kangourex」。
ガル&コガルに限っては、ニックネームの命名はレッドブラックに近い。

【作中での使用技】

げきりん、メガトンパンチ、10まんボルト


◆マリソ

(ハリマロン→ハリボーグ→ブリガロン)♂
特性:しんりょく 性格:がんばりや 個性:ちょっぴり強情

エックスを外に出そうとしたトロバに頼まれ、プラターヌ博士が送ってきたポケモンの一体。

しかし、当初エックスは自分の手持ちになると不幸になると信じており、指示を出して戦わせたことはあれど手持ちにはしていなかった。
そんな中プラターヌ博士に持ち掛けられたバトルにおいて、相性不利のヒトカゲに攻撃を受けてなお立ち上がる姿を見たエックスは、トレーナーとしての再起を決意。
彼が一歩を踏み出す大きな契機となった。そしてニックネームをつけられ、正式な手持ちとなる。

ただ、図鑑所有者の御三家としては珍しく、バトルでの主力にはなっていない。
エックスの戦闘スタイルがメガシンカを軸とするものなので、手持ちの中で唯一メガシンカしないマリソはサポートに回りがちなのである。
それでもクセロシキカラマネロの執拗な斬撃からサラメを守ったりと、しっかり見せ場はある。

ニックネームはハリマロンのフランス語名「Marisson」から

【作中での使用技】

かみつく、ころがる、つるのムチ、ミサイルばり、ニードルガード


◆サラメ

ヒトカゲ→リザード→リザードン→メガリザードンX)♂
特性:もうか→かたいツメ 性格:さみしがり 個性:居眠りが多い

プラターヌ博士の研究所にいたポケモン。ゼニガメフシギダネやマリソ、ワイのけろけろ(ゲッコウガ)、そしてフォッコと共に育てられていた。

数日前に研究所から脱走し、ミアレシティ郊外の花畑で居眠りしていたところでエックスと出会う。
その尻尾で火事を起こして大惨事になりかけるが、同行していたケロマツに救われる。

エックスとプラターヌ博士のバトルでは博士が使用し、エックスのやる気がなかったとはいえハリマロンを圧倒。
ハリマロンと一緒にエックスが所望したことでニックネームをつけられ、手持ちとなった。

常に尻尾を大事そうに抱えており、その癖は進化しても変わらない。
だがその理由は、尻尾の火の中にメガストーンを隠していたからである。

12章の終盤ではボールから出られなくなっていたが、それはグリーンリザードンに気圧されて自らを過小評価していたからであった。
しかしクセロシキのカラマネロの攻撃からマリソが身を挺して守ってくれたことで、覚悟を決めリザードンへと進化。
さらにグリーンのリザードンとの同時メガシンカを披露し、クセロシキを破った。
以降はエックスの飛行要員としても活躍している。

ニックネームはヒトカゲのフランス語名「Salamèche」から

【作中での使用技】

ひのこ、やきつくす、フレアドライブ


◆エレク

(ラクライ→ライボルト→メガライボルト)♂
特性:ひらいしん→いかく 性格:やんちゃ 個性:イタズラが好き

ミアレシティのプリズムタワーにおいて、電力を賄うために発電していたポケモンの一体。

タワーにおいてエックスがフレア団員と戦った際、ガル&コガルのメガシンカを目の当たりにし、自分もメガシンカを欲するようになる。
そしてミアレシティを出た一行に追いつき、ウイングスーツを脱いで普段着に着替えようとしていたワイの服を盗むという暴挙に出る。
無論ワイに追いかけられ、タイプ有利なはずのけろけろに翻弄されて服も取り返された…が。
この行動には「高いところにあるメガストーンを探したいので、ウイングスーツを着てほしい」という意図があり、しぶとくウイングスーツを着せようとした挙句、ワイの頭にしがみついたままライボルトへと進化。
結局その場に居合わせたシトロンの協力でメガストーンは発見できたが、今度はフレア団員との争奪戦になった。

エックスはタワーでの戦いからラクライの視線に気づいており、その意思を読み取ってライボルトにニックネームをつけ、メガストーンも獲得した。
ガル&コガル以降初めて手にしたメガシンカ可能ポケモンであり、エックスの戦術を大きく広げるきっかけとなった。

ニックネームはライボルトのフランス語名「Elecsprint」から

【作中での使用技】

かみなり、ほうでん、ワイルドボルト


◆ラスマ

ゲンガー→メガゲンガー)
特性:ふゆう*2→かげふみ 性格:きまぐれ 個性:イタズラが好き

元はコンコンブルの手持ちポケモン。非常にきまぐれな性格で、自分がカッコよく活躍できない限り動きたがらない。

フレア団への反攻に失敗し、コレアの操るギルガルドに斬られそうになったエックスを「シャドーパンチ」で救った。
負傷したことでメガシンカを使えなくなっていたコンコンブルは、エスプリオーロットに苦戦する状況をタイプ相性的に打開でき、かつ持て余していたゲンガーをエックスに託そうとしていた。
最初からメガストーンも所持しており、エックスにうまく煽てられたことで彼を完全に持ち主と認めたラスマは、メガシンカオーロットを撃破。エスプリを撤退させた。

以降はそのきまぐれな性分もなりを潜め、素直にエックスの指示に従って戦い抜いた。

ニックネームはゲンガーのフランス語名「Ectoplasma」から

【作中での使用技】

あくのはどう、あやしいひかり、シャドーパンチ


◆ルット

カイロス→メガカイロス)
特性:かいりきバサミ→スカイスキン 性格:れいせい 個性:抜け目がない

手持ちを完成させるべく、エックスが欲していた「むしタイプ」かつ「メガシンカできる」ポケモン。

最終兵器起動の影響で、宿命のライバルとして毎度戦い続けていたストライクが生体エネルギーを奪われてしまい、力を持て余して本来の生息域ではない15番道路に姿を現し、エックスに発見される。

マリソの「つるのムチ」で縛り上げられ、後は捕獲されるだけかに思われたが、エックスは致命的なまでに捕獲が下手であった。
悪戦苦闘の中、エックスはカイロスの意思を読み取り、丁度現れたグリーンのハッサムと手合わせをさせる。
ハッサムとの力の差はかなりあったが、カイロスの闘争本能は満たされ、エックスの説得に応じて手持ちとなったのである。

メガストーンは持っていなかったが、ヒャッコクシティの日時計の波長を受けたメガリングの力を使うことで、ティエルノとサナが19番道路でそれを発見しメガシンカができるようになった。

強さを求めて手持ちとなっただけあって実力は高く、目を閉じた状態で四体のルチャブルの攻撃をかわせるほど。
またメガシンカによって空中戦にも対応できる。

ニックネームはカイロスのフランス語名「Scarabrute」から

【作中での使用技】

ばかぢから、やまあらし、フェイント


○バトルの傾向考察

メガシンカポケモンの多さが特徴的。そのため、相手の出方を見てからメガシンカするポケモンを選択できる優位性がある。
フラダリとの初戦では、メガシンカしてもガルの姿が変わらないという特徴を生かして、エレクの特性を発動させてゼルネアスを解放する、という駆け引きの巧みさも見せた(戦い自体は負けてしまったが)。
エックス自身のセンスはジュニア大会優勝者だけあって元々高く、また引きこもりからの急な脱出で勘が鋭くなっているので、フレア団との戦いを通じて彼の戦闘能力は非常に高まった。今後の通巻版での加筆や後の章での活躍に期待である。


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最終更新:2024年09月15日 11:15

*1 レッドはシロガネ山で療養した際、一時的に御三家を三体持っていたが、後に返却している。またホワイトも第11章では御三家を二体持っているが、ぶぶちゃんの持ち主はNのまま。

*2 雑誌掲載時及び単行本では「ふゆう」だが、後のゲームでの変更を踏まえたのか、ポケSpediaでは「のろわれボディ」に変更されている