博士と助手 -細かすぎて伝わらないモノマネ選手権-

登録日:2011/07/16(土) 18:33:02
更新日:2025/04/22 Tue 13:56:49
所要時間:約 7 分で読めます




変化球に全くタイミングが合わなかった
元日ハムのイースラー



\ヴェァ/

\ヴェァ/
\ヴェァ/
\ヴェァ/


\ヴァ↑~~~/
/ガタンッ\

\アハハハハハハ/



細かすぎて伝わらないモノマネ選手権とは、フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」内のコーナーの一つである。
2004年から放送を開始し、現在は単発特番として放送されている。

概要

『モノマネはもっとコアに、マニアックに』というコンセプトの元、芸人や芸能人、一般参加者達が細かすぎて他人に上手く伝わらない(伝えられない)マニアックなモノマネを披露する戦場である。
最初の頃は規模が小さく出場芸人も少ない1クール1回のコーナーだったが、一般的なモノマネ番組ではまず採用されないかオンエアがカットされるであろう、放送事故待ったなしの癖が強すぎるモノマネの数々からジワジワと人気が上昇し、番組を代表する看板コーナーとなった。

「した」の放送終了後、2018年11月24日から単発特番「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」として放送を開始。以降も毎年年末、2023年以降は夏も開始し年2回の特番として放送されている。
単発特番化後は年を追う毎に進行役が入れ替わっており、2022年以降初期レギュラーからの続投は石橋のみ。

次長課長・河本、博多華丸、山本高広、キンタロー。、横澤夏子、チョコレートプラネット松尾などこのコーナーからブレイクした芸人も多い一方、歴代王者にはアマチュアが存在するのも特徴。
果てはスタジオゲストの俳優が飛び入りで出場することも。

参加者は無名有名問わずの芸人からサラリーマンまで幅広く、全国でオーディションが実施されている。出場できるのも1000人のうち60人と非常に狭き門。
特に近年の大会ではその道の世界的なプロが芸人のアシスタント的ポジションで登場するのが恒例となっている。
ネタの合間には進行役が出場者のプロフィールや大会出場後の近況を解説する時間が設けられている。

それ以外は「細すぎて伝わらないならばなんでもあり」。
楽器を持ち込む者、それなりの大きさのハリボテを持ち込む者、タカさんにネタ振りをお願いする者まで多種多彩。
傾向的には初期が審査員にスポーツ好きな人が多いせいか若干プロレスネタや野球ネタが多め。大規模化するにつれテレビ、映画や日常モノが増え始め、スペシャル化以降は機械や物質を題材にしたネタまでまさになんでもあり。
尺の長さは特に決まっておらず動画SNSレベルの短さから短編映画を思わせるものまで幅広い。

特徴

このコーナーの最大の特徴は「強制的にオチがつく」ところである。
この番組のセットはスタジオの高い位置にステージを設営して、その中央に開閉式の落とし穴が用意されている。
そしてネタが終わる、もしくはネタの途中で博士の作った「細かすぎて伝わるモノマネロボ」のスイッチ操作により、奈落の底に落とされるのである。この強制終了形式はのちに同局で放送される「爆笑レッドカーペット」にも引き継がれた。
最初期は驚き叫びながら落ちていく様も笑えるポイントだった。
出演者側からしてみてもネタが終わり次第落とされるのでスベることが無いのだが、稀に芸を披露している途中で落とされる事もあり未発に終わる事もある*1
また、必ず落ちるシステムを逆手にとり、「落ち様」を魅せる芸人も多数いる。
この落下台は見た目の割に非常に強度が高く、複数人の男性による新体操の演技で激しい物音を伴う衝撃があっても支障を来たしたような映像が無い。
なお、動物や幼児など安全面やコンプラ的にアウトと判断される相手への落下は行われない他、複数人で連続してネタを披露する場合(こにわのネタに多い)は普通に捌けていくことも多い。

当初は、「伝わらなかった=不合格」の場合落とされ、落ちなかった者が優勝というルールだった。
しかしこのルールで落とされなかったのは第一回の優勝者であるコージー冨田だけで、
それ以後は芸人が落ちる様子が思ったより面白かったため*2第2回から全員落とすルールに変更。
第5回以降は、特に気に入った芸人がいたら「おかわりタイム」として複数回ネタを披露させ、その中から「優勝者」を決めるシステムになった。
現在の流れは通常→おかわりタイム→決勝→優勝者発表の順。決勝と優勝の間には惜しくも選外になった人々を表彰する「ただ見たい」のコーナーも入る。

選手権と名乗り、完全公募のオーディションを行って優勝者を決めていることから「賞レース」扱いされることもあるが、優勝賞品や賞金が一切存在しないのも特徴*3
また、優勝者についても表彰セレモニーの類は実施されず、ネタ披露でおしまいとなる*4
賞レース同様一夜にして名が売れた芸人は数多く、「数年続けていて初テレビがこの番組」という芸人も時折見受けられる。
中には出演者同士による結婚に至った例まである。

落とし穴も舞台上に組まれたもののみならず、テルを出落ちで落下させたり、360°モンキーズ山内を退場させたりするための専用落下ポイントを皮切りに落とし穴が4つくらい設けられている
専用と言いつつ他の芸人も「VTR」「後追いでやってきた状況」「舞台裏」を表現するのによく使っており、もはや一種の舞台装置と化している。


主な出演者

ここに挙げているのはごく一部で、まだまだ他にも面白い出演者も多数いる。

  • 360゚モンキーズ
第1回から唯一皆勤で出演していたコンビ。昔のドマイナーな助っ人外国人野球選手のモノマネ専門。
青ジャージ(杉浦)から奏でられるバースの応援歌は一度聞いたら頭から離れないほど中毒性がある。
赤ジャージ(山内)は捕手として青ジャージを引き立てる。彼専用の落とし穴も作られた。
複数外国人ネタをしておいて最後に無理矢理こじつけたイースラーのモノマネをした瞬間落とされるのが恒例行事。
しかし、野球ネタがなくなってしまった為、第1回からの連続出場が16で止まった…が第3回紅白「今日のホームラン特別編」のオチ要員としてイースラーが復活。
2018年に山内が芸能界を引退したため360゚モンキーズが解散。
杉浦はピンでも引き続き本選出場を試みているが、オーディションで落とされて本選出場が叶わないでいる。
「ヴァ~ダヴァンダダダダヴァーダーダー」

  • どーよ テル
♪~♪♪~♪~~♪~
/ガタンッ\
持ちネタは「ロバート・デ・ニーロ」一本。
一人だけ登場時に「ゴッドファーザー・愛のテーマ」(音楽の権利上の都合によりDVD版ではメロディを若干変えたものに差し替えている)が流れるという特別待遇だが、その代わり入った瞬間落とされる。
ちなみに、第1回大会のネタは、『ハンマー投げをするデニーロ』とまさに意味不明である。
それでも懲りずに落ち続けた結果、階段の上にわざわざ「テル専用落下ポイント」が作られ、
ステージに入るに落とされるようになった。感覚で言うとチャラrガタンッくらい。
近年では専用落下ポイントを悪用してとうとう「みょーちゃん劇団」とのコラボを果たす。

彼の出番はそんなに多くないが、専用落下ポイントを他の芸人が結構利用している。
専用とは一体…うごごごご

  • 増谷キートン
第1回の(ある意味)合格者。笑うRICAKOでおなじみ。
第1回から出演しこの番組を支えてきたが、RICAKOイップスに苦しめられていたらしく第8回で卒業…したが新ネタ浅田真央を引っさげ見事復活…の代償にブログが大炎上した。
その反省からこの回限りで浅田真央ネタは封印し、その後はRIKACOを始め、本人の得意ネタティム・リンスカムやジョン・レノンなどを披露。昔の旦那をレパートリーとする山本高広とも共演した。

  • 次長課長 河本準一
第2回に登場したこのコーナーの出世頭その1。カンフー映画ネタを始めとして極めて幅広くネタを仕入れてくる。
持ちネタの『オメェに喰わせるタンメンはねぇ』はここから誕生した。
久々の出場となった第15回では落とし穴に落としてもらえず、オチがつかなくなってしまい、
最終的に一緒にやっていたガリットチュウの2人と一緒に自分でステージ前へ行ってステージから落っこちた。
その後連続出場を続けた結果、とうとう360°モンキーズを通り越し、唯一となる20年皆勤を達成している。
「ジャッキー・チェンの映画に出てくる定食屋の店員」

  • ガリットチュウ 福島善成
第1回から出ていたが第2回にて女物の水着を着込んだ上で披露した藤原紀香のモノマネで鮮烈デビューして優勝。
以後はドラマや映画のモノマネをしたり、河本準一と一緒に出ることが多い。
「藤原紀香がキャンペーンガール時代に取ってたポーズ」

  • くじら
第2回から出演しているピン芸人。同じ芸名の声優とは無関係。
ビリヤードから始まりダーツ、バスフィッシング、ロッククライミング、アユ釣り、へら鮒釣り、蜂の巣駆除、鷹匠、潮干狩りなどのあまりにもニッチすぎる業界のプロ複数人のモノマネをする。
通称「○○スターシリーズ」「○○名人メドレー」。…後半、おかしいような気がするが気のせいだ。
毎回業界に合わせてしっかりコスプレする上に各有名人のキャッチフレーズもしっかり教えてくれる。ある意味本企画の趣旨に適した参加者筆頭候補
「へら鮒名人メドレー。まずはあの馴染ませ釣りでおなじみ 藤田東水」
そのモノマネはのちに宝島社VOWでも取り上げられる。

  • やす
浅井企画所属のご存知ずんのやす。
「失敗をごまかす空手の師範代」シリーズが持ちネタの第4回優勝者。衣装の胴着が発注ミスで「ずんのやす トークライブ」となっている。
「エイシャオラエイシャ~!!!」
近年は篠原信一や容姿が似ていることをネタにした高橋克実のネタも披露。
なお、相方の飯尾和樹も第1回、第4回、第6回に出演している。

  • アントニオ小猪木
西口プロレス所属で見た目通り、明らかにプロレスマニアにしかわからない現役時代の猪木の試合のモノマネが鉄板。
「サイレント落ち」のパイオニアとして初登場の第5回で優勝をかっさらい一時代を築いたが最近はネタ切れなのか出場していない。
「ザ・モンスターマンにとどめをさすアントニオ猪木」

  • サワー沢口
2009年まで太田プロ所属。
「リアルにゲロを吐く人」「リアルに咳をする人」のモノマネなど、リアル路線の始まりみたいな人。
近年はもっぱら白目を剥き続ける安住紳一郎アナの人としておなじみでありリアルゲロは封印していたが、2024年冬に久々に披露した。
間違っても某ロボットゲームのリアル系主人公ではない。
スペシャルで模擬戦で2000回の人でもない。
「オロオロロロロロロロ!!」

  • 博多華丸・大吉 博多華丸
吉本興業所属。
第6回大会で「パネルクイズ アタック25の児玉清」のネタで初登場ながら優勝をもぎ取り、次大会でも優勝して大会2連覇を達成。
さらにR-1まで制覇、相方の大吉もじゃない方からトーク力で躍進し、コンビでもTHE MANZAI優勝も経験したこのコーナー最大の出世頭。
大体出場する度にファイナリスト入りしている安定感抜群の常連参加者で、現在はトーカ堂の北社長や川平慈英、趣味のゴルフ、地元福岡に関するモノマネが持ちネタとしており、特にサウナウェルビー福岡シリーズは腹筋崩壊モノである。
近年は他の福岡出身者とネタを披露している。
「ん~と…19万8000えぇ~ん…」

  • 牧田知丈
一般参加のサラリーマン。
出演回数こそ少なめだが、中日時代の落合博満選手のモノマネがバカウケ、第9回で一般参加から見事優勝
以後はマニアックすぎる落合選手のモノマネを披露し続け、普通にバッティングする以外にもスローモーションや巻き戻しといったことまでこなしてしまう。
ついには中日の納会にも呼ばれた。
「ハンコ、忘れました」\ガタンッ/
近年は落合ネタから長嶋茂雄や往年の名監督のネタをメインとするようになっている。2021年には長年勤めていた製薬会社を退社し、転職したことが明かされている。
2023年には(フジテレビではないが)朝番組の中継コーナーにも出演した。

  • いとうあさこ
マセキ芸能社所属。
近年はイッテQ!の「ババア」としてお馴染みだが、一時期はこのコーナーにも出演。
髪を黒く染め、80年代のアイドルのバックダンサーや細かいシーンなどをネタにしていた。
「十五少女漂流記」「細かすぎて」「浅倉南」「ミステリーツアー」のどれをイメージするかで世代が分かるかもしれない。
「張り切りすぎてシブがき隊より目立ってしまうバックバンドのシブ楽器隊」

  • 末吉くん
太田プロ所属。出演当初は山崎末吉というコンビだった。
俳優「平泉成」の声や演技を見事なまでにマネし、「末吉くんで一映画作りたい」とも言われた人。
「アッハハハハッ………また来ます!(キリッ」
第10回大会で優勝後ブレイクを機に地元長野でレギュラー番組を持つなど活躍していたが、2020年を最後に芸人を引退し、現在は家具修復の仕事を行っている。

  • 小川貴之
一般参加の現役高校生。当然参加者の中では歴代最年少。
自転車のパフパフ音や警視庁24時シリーズに出てくる犯人の加工済みの声のモノマネで審査員を驚嘆させると、以後もチャルメラ、雅楽、豆腐屋といった音マネを披露。
審査員から「新しい声帯を持った男」「モノマネ王子」「万引き王子」などのあだ名をつけられ愛された。
しかし第12回で大学進学を理由にモノマネからの卒業を表明し、惜しまれながらも最後は盛大な拍手で送られた。
大学進学後はロックバンド「sumika」のキーボードとコーラス担当として活躍している。

フリー(以前は吉本興業所属)のお笑いコンビ。札幌吉本出身でタカトシの後輩。
ツッコミ担当の阿部が、「~が~に聞こえる経堂駅前のコンビニ店員」の空耳ネタで第11回大会優勝。
以後も赤堤通り沿いのガソリンスタンドの店員やお台場海浜公園駅前の居酒屋「笑笑」の店員などニッチな場所の店員の空耳ネタを披露している。
いらっしゃいませエアロスミスに聞こえ、
ありがとうございましたアランドロン不在でしたに聞こえ、
またおこしくださいませ村おこしくるスタンハンセンに聞こえ、
ストローおつけしますかが(ry

  • 蛸あげ 水牛
「刑務所の中で」というドキュメンタリーで出てくる受刑者の真似というニッチすぎるネタが特徴。
短いながらも刑務所の刑務官から似てるといわれたほどの迫真の演技によるインパクトが記憶に焼き付く。
山椒魚というコンビを解散後、2013年にオバアチャンというトリオ(元々はコンビ)に加入し、2017年にトリオは解散している。

  • ハブサービス
吉本興業所属。
動物や食べ物のモノマネを得意とする。
特に「鮭の稚魚がイクラから孵化する瞬間」はお茶の間の腹筋を一瞬にして破壊した。
元はBコースというトリオ芸人の一人であり、ハブ→ハブサービスを経て現在は歩子という芸名で活動中。
ゲーマー的には『龍が如く0』にパンツ一丁で出演していたのが馴染み深いだろう。
本名は羽生幸次郎で、従兄に将棋棋士の羽生善治がいる。

  • みょーちゃん
韓国映画を元にした「韓国の軍隊」シリーズが持ちネタ。
初期は一人だったが次第に人数が増加。現在では「みょーちゃん劇団」と称され、印象的なシーンに入ると全員が韓国語版「蛍の光」を歌い始める。
「トンへー」
次第にネタが大掛かりになっていった。テル専用落下ポイントの「出オチ」以外の利用手法が確立したのはみょーちゃんの功績と言ってもよく、第17回大会ではテル専用落下ポイントを使ったイリュージョンを披露した。
第17回未公開版で披露したネタをもって「クランクアップ」したためか、第18回ではアメコミヒーロー映画、第19回では日中共同製作映画のネタで初優勝を果たす。その後第20回では過激なアメリカのフィクション戦争映画というネタになっている。
しかし、第21回大会では再び「韓国の軍隊シリーズ」を披露、しかもバリトン歌手やダンサーを劇団員に組み込む等なりふり構わないキャストによる凄まじいネタであり、審査員たちを唖然とさせた。しかもみょーちゃん自身は特に後半何もやってない

圧倒的な身体能力を生かした「世界の体操選手」シリーズで当てたが、最近は太る、加齢などで動きにキレがない。
近年はオラキオ体操クラブを結成し、「香港やインド映画の意外なオチ」シリーズで初優勝を勝ち取った。
しかし第21回では前述のみょーちゃん劇団の影響でネタがかすんで、「見たくない」だの「クソ」だのさんざん言われた。
第22回では弾丸ジャッキーが解散することになったため少しだけ特別扱いされた。
だが結局「ネタ自体は劣化してる」と酷評され、お情けで「ただ見たい」枠になったが、その時の涙声でのネタ紹介は会場とテレビの前の感動を誘った。
一方で相方のテキサスの方もオラキオとは別に引き続き出場。「活き活きとしてる」と評され何かがあったことを感じさせる。

  • 森田まりこ
吉本新喜劇の女性座員。宝塚音楽学校の学生ネタと迫真過ぎるゴリラのモノマネでお馴染み。
「二十五番、趣味は星を眺めること。特技はリアルゴリラ。」
エアロスミスの人と優勝を争うも、惜しくも敗退。
本業の新喜劇でもリアルゴリラをやってたのだが、やりすぎて腰を痛めてしまい、ここ一番でしかやらないネタに。
森田のブレイク後、新喜劇の若手座員が本コーナーに出場する例が急増し、好成績を残す座員も多い。
そして、披露したネタを新喜劇にフィードバックにさせる例が多くなった。

  • キャン×キャン 長浜之人
永島アナと舞の海でお馴染み。
このコーナーに出てから、本業の漫才で噛むようになったらしい。

  • キンタロー。
前田敦子のモノマネで第18回に初出場、初優勝を果たして一夜にして人気者に。しかし公式ブログが大炎上した。
ダンス講師の経験を活かしたキレのある動きが持ち味だが、同時に鋭い観察眼も持ちあわせている。
結婚後はさらにこれが進化して、少女(北朝鮮のパフォーマー)から高齢男性(北大路欣也)まで行うようになり、改めて支持を集めるようになった。
2024年春に脱竹松竹芸能を退社。当面は存在しないマネージャーをモノマネで演じてフリーで活動を続ける予定。

  • キャベツ確認中 しまぞうZ
初登場で見せた「再起をかけ熱弁をふるう辻元清美議員」のネタは登場の瞬間審査員の腹筋を崩壊させ、石橋に「本人が出てきたのかと思った」と言わせる衝撃のデビューを飾ったが、その後空気に。
しかし、錦織圭のモノマネで一躍常連メンバーに。思い出したように時々辻元議員のネタもやる。
「みなさん聞いてください、アタシへこたれへん!」

  • こにわ
しまぞうZの相手役の松岡修造で鮮烈な登場を飾る。
台車を使った斬新な演出で審査員の腹筋を崩壊させた。
この他、石橋貴明のネタもあり、第22回で野球選手のそっくりさんと組んだ「リアル野球盤」は本人から「VTR見てるみたいだった」と評された。

  • 山本高広
織田裕二のものまねでこのコーナーに流星のごとく現れ、常連となった。
「キタ~ッ!」
この他、ケイン・コスギや渡部篤郎などを披露。
元々はナベプロ所属で、現在は山寺宏一などが所属するアクロスエンタテインメントに移籍しているがこのコーナーでブレイクした為か、ものまね番組は山寺が出演している他ナベプロ所属の出演者の多い日テレの「ものまねグランプリ」ではなく、フジテレビの「ものまね王座」に出演している。

  • 阿佐ヶ谷姉妹
由紀さおり・安田祥子姉妹の歌モノマネでデビュー。
その後歌ネタを封印した「玄関を開けたらいる人」で方向転換、第22回でそれを進化させた「スーパーの万引き主婦」や「老人の家を訪ねた民生委員」などの黒いネタを披露し優勝。
以降バラエティや文筆業で活躍し、THE Wの第二回王者にも輝くなどコーナー屈指の出世株となる。
顔がよく似ているが本当の姉妹ではない。
「今、幸せですか?」
「ピンポーン♪」「山田さん死んでるー?」

  • 古賀シュウ
長島三奈やなぎら健壱、中村紀洋でおなじみのショーパブ芸人。第17回大会優勝者。
特に「チンカチンカの冷っこいルービー」は本人が居酒屋に行った時に「言わないんですか?」と言われてしまったほど。
長島三奈→近鉄時代の中村紀洋→中日時代の中村ry→楽天時代のry→長島三奈のネタは必見。

  • アナログタロウ
ザ・ベストテンの地方ロケと思わしき「どうでもいい情報を教えてくれる80年代の歌番組の曲紹介」というマニアックすぎるネタで初登場ながら優勝を果たした人物。
この活躍がきっかけで冠ラジオが始まったに加え、テイチクレコードの曲紹介CMが決まるなど、演歌歌謡曲界の救世主とも呼ばれているらしい。
「3週連続1位の中森明菜さんですが、とにかく一番よく使う乾電池は単三だそうです!」

  • 横澤夏子
今や経理ソフトのCMでおなじみ、このコーナーからブレイクした人のひとり。
日常ネタ「~な女」シリーズが代表作だが、「TOKYO FMのワイド番組のCM明け」などのネタをかけたこともある。
産休などもあり出られない時期が続いたが、2023年冬大会に3年ぶりに出場し初の優勝を飾った。
「だから今日はダメだって~ マルかな~バツ!」\ガタンッ/

  • 天然もろこし 植山由美子
キンタロー。やみょーちゃんと同じく松竹芸人。
出場回数こそ少ないものの、「B級の音」シリーズで大きなインパクトを残している。
近年は相方の関根も参戦しており、こちらは細かな形態描写ネタを得意としている。
「デオデオデオデオデオデオ」

  • 竹岡和範→アマレス兄弟
フリーの肉体派芸人。
アマレス兄は元々ハイエナというコンビを組んでいて、コンビ時代に「サ行が言えない人」で優勝経験(第12回)を持つ。
後に解散して現在のようにコンビで出場するようになったが、もちろん本当の兄弟ではない。
冒頭に記した「その筋の世界的なプロをアシスタントで使う」芸人で、2024年冬大会ではパリ五輪76kg級の金メダリスト鏡優翔選手がその役回りで登場している。

  • 中村愛
本コーナーの姉妹企画である「安すぎて伝わらない素人芸選手権」で平井理央アナのものまねを披露したことがきっかけで、ものまね芸人となり、常連メンバーとなった。

  • レイザーラモンRG
あるあるネタでおなじみの丸坊主の人。
本コーナーでは「すぽると!の海外サッカーコーナーの選手紹介」「雅楽の笙」などマニアックな音ネタを披露する。
増谷キートンとの共演も多く、『宇宙戦艦ヤマト』に出てくる美女や『金曜ロードショー』の来月のラインナップなどを披露する。
最近では次述のエハラネタを皮切りに、出演者のモノマネを披露するのが恒例となった。

  • エハラマサヒロ
原型のないアレンジカバーをする矢野顕子ネタで一躍ブレイク。
モノマネのみならず歌そのものが上手いので、矢野以外にもミュージシャン系のネタを披露することが多い。
近年では子沢山のYouTuberとしての知名度も(色んな意味で)高まっている。
2023年夏では「登場の際に大きく膨らみながら走って落とし穴の定位置に行く」という様子をRGにモノマネされたことで大いにネタになり、おまけでその回のゲストだった山田裕貴がモノマネしていたが、
当の本人の決勝はいつも通り膨らんで定位置についた瞬間、ネタ見せ無しで落とされた
これがMC側にいたく気に入られ、2023年冬大会ではネタ見せ無しのオープニングアクトを担っている。
「ひと〜りぼっちの〜 ふふ〜ん↑♪」

  • こがけん
M-1グランプリでブレイクする前から出場していた、ハリウッド映画でよく出て来るシーンのモノマネでおなじみの人。
ネクタイにサスペンダー姿というイメージが強いが、本大会出場時はノーネクタイでチェックのシャツ姿で登場する。
「教会の地下を探せ!」

  • 森本サイダー
R-1グランプリ2021ファイナリスト。
リアルな容貌から繰り出される不審者シリーズでお茶の間を恐怖と笑いに誘い込む。
ネタの最中一瞬だけ写った抱き枕にアニヲタ界隈がざわついたとか。
相手役の河邑ミクもR-1ファイナリスト経験があるのみならず、THE W決勝の常連。
この番組のみならずM-1などでも「ミクミクサイダー」というコンビで出場しており、2023年夏はコンビ名義で出演した。
最近では気持ち悪さを減らした学校恋愛シリーズにシフトしている。

  • たつろう
単発となった後に現れた期待の星。
単発初回で「日常のあるあるネタ」のモノマネが大きなインパクトを残し、初出場の2018年大会で優勝。
以降も出場を続け、入賞常連となっている。
「コンビニでタバコ買う時、のど自慢みたいになる人」
「25番、ラッキーストライク!」\ガタンッ/

  • アイクぬわら
超新塾のメンバー。
ディズニーランドのアナウンスのモノマネでブレイクし、パトレンジャーの長官役を勝ち採った急成長株。

  • 信濃岳夫&金原早苗
吉本新喜劇座員。
小泉進次郎&滝川クリステル夫妻の結婚記者会見ネタで爆笑を誘い、初登場で準優勝といきなり実績を残し、以降政治家モノマネで常連となっている。
二人とも別々の相手と結婚していたが、金原は2023年に離婚している。

  • スカチャン(ヤジマリー。、宮本和幸)&スクールゾーン俵山峻
大技を決めてくれると思ったが決めないシブがき隊で、スカチャンが初登場にして誰もが優勝を決めると思ったが決めない準優勝になりこちらもいきなり実績を残す。
翌年も出たが優勝はピンでも出場していた俵山峻で、やはり優勝を決めると思ったが決めなかった。

  • ハギノリザードマン
見た目は大柄でスキンヘッドのピン芸人。
「カバンの中で放置されていた飴」「なかなか開けられないチュッパチャップス」「Amazonの梱包」など、日常のモノに関するあるあるを擬人化したネタを持ち味としており、2023年夏大会で初優勝を遂げた。

  • 駆け抜けて軽トラ
小野島徹と太った田中みな実こと餅田コシヒカリによる男女コンビ。松竹芸能所属。
「昭和ポルノの世界」で2019年大会優勝。
最近では女性であることを隠してキャッチャーになった主人公が甲子園を目指す架空の野球漫画「ミスリード」シリーズでおなじみに。
なお、ミスリード完結後、全く同じ設定で今度はラグビー漫画を披露している。

細かすぎてには多数の松竹勢が参戦しており、5組の優勝者を輩出。
優勝者の他にも拡声器ネタの代走みつくに、菅野美穂モノマネの高田紗千子とストリートミュージシャンと子供自慢息子こうちゃんと共演するネタでお馴染み小森麻由のコンビ梅小鉢、自身の趣味を活かした高校野球モノマネのかみじょうたけしらがお馴染みの顔ぶれとなっている。

  • 小堺一機
ライオンのごきげんようでおなじみのまさかの大ベテラン。
第18回で突如登場し、自身の持ちネタの中でもえりすぐりの堺正章のモノマネでインパクトを残した。
19回では本人とも共演を果たした。

タグにもある通りこの2人、いずれも出場経験がある。
両者揃ったのは第12回大会で、大泉は映画ロッキーのワンシーン、若林は窪塚洋介のモノマネを披露。
大泉は以前の「食わず嫌い」で参加を嘆願し、おかわりタイムで飛び入り参加。
渡辺篤史や土井善晴といった水曜どうでしょうではお馴染みとなっている得意のネタではなく何故かこのネタをやって落とされ、説明で噛むなどして、場の空気を荒らして帰っていった。
若林は実はこれが2回目(第2回に矢沢永吉のネタで出場)。元々オードリーは「そっくり館キサラ」でくじらや古賀と共演していた。
相方春日と組んだ「藤岡弘、と中尾彬」のネタもある他、現在でも忘れた頃に窪塚ネタを披露する。
「お疲れサンボ☆」

  • 関根麻里
関根勤の娘。
家の中での親の様子を披露する。
突然出てきて目の前でモノマネをされたことには関根勤本人が驚きを隠せなかった。


余談

出場者には賞レースファイナリストも多数いるが、特に多いのが「R-1グランプリ」と「THE W」。
特にR-1は「系列が同じ」「比較的何でもありのピン芸大会」ということで相性がいい。
参加者中、R-1も優勝したのは華丸のみだが、多くの細かすぎて勢がファイナリスト経験がある(こがけん、横澤、RG、エハラ、キンタロー。など)。R-1王者の中ではじゅんいちダビッドソンがこちらに出場したこともある。
THE Wはゆりやんレトリィバァ・阿佐ヶ谷姉妹・3時のヒロイン福田・天才ピアニスト・紅しょうが熊元プロレス・にぼしいわし…となぜか王者が関わることが多い。

また、忘れがちだが正式名称は「『博士と助手』~~~」である。
この『博士と助手』というのは、おかげです時代にやっていたコーナーで、『木梨博士と助手の石橋くん』など、その世界観を引き継いでいた。



「続きまして、追記・修正の『せ』をケータイで打とうとして、間違えて電源ボタンを連打してしまい、
項目に費やした時間が一瞬にして消えてしまったときのwiki篭りのリアクs」
/ガタンッ\

この項目が面白かったなら……\ガタンッ/

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最終更新:2025年04月22日 13:56

*1 このタイプは連発して芸を披露する場合に多く、有田が裁量を仕切っていた時代では割と理不尽な理由で落とされていた。

*2 これにより増谷キートンがある意味合格として準優勝扱いとなった。

*3 ただし第7回のみ優勝者に100万円が贈呈された。

*4 第10回王者である末吉くんによると、開催前には石橋が参加者全員と握手を交わしているとのこと。