GOGO!マリオワールド

登録日:2020/03/09 Mon 01:24:00
更新日:2024/04/21 Sun 14:28:22
所要時間:約 3 分で読めます


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GOGO!マリオワールド ※主人公です どうしてこうなった まさに外道 アンチヒーロー ギャグ ギャグ王 クソ兄貴 クッキーのためだぁ!!←姫のためでしょーッ!!!←だがクッキーはすでになかった コミカライズ コメント欄ログ化項目 シャッタード・グラス スーパーマリオ ツッコミどころ満載 ピーチ姫はあほかわいい マリオ マリオ漫画 マリオ版鷹の爪 マリ子 一周回って愛すべき外道 人間のクズ 人間の屑 公式が病気 兼本あつこ 単行本未収録のラスト 単行本未完 反転 吐き気のする『悪』 吐瀉物クソ野郎 善悪逆転 外道 外道なマリオと優しいクッパ 外道主人公 愛すべきクズ 愛すべきバカ達 愛の平和仮面 敵と和解 敵も味方もハッピーエンド 敵も味方も変な奴 敵よりも邪魔な味方 毒家族 毒家族の見本市 水鉄砲(中身は硫酸) 汚い大人の見本市 漫画 知る人ぞ知るマリオ漫画 腹筋崩壊 自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪 赤い悪魔 鬼畜ヒーロー 黒化


ルイージ「大変だ―――!アニヲタWikiに『GOGO!マリオワールド』の項目ができたー!!」
「作成された項目は追記・修正することができるんだよ 兄さん!!」

マリオ「うるさい」(ヒュッ)
(こすっ)ルイージ「あっ」

マリオ「追記・修正はWiki籠りに任せりゃいいだろ」

ルイージ「ちょっとは意欲出せや💢」


GOGO!マリオワールドとは、1997年から1999年にかけてエニックス(後のスクウェア・エニックス)発行の月刊少年ギャグ王にて連載されていた、マリオシリーズのコミカライズ作品。作者は兼本あつこ。

クッパに攫われたピーチ姫を救出するためにマリオルイージヨッシーと共に旅に出る。
…とだけ書けば(単行本の表紙も相まって)普通のマリオ漫画のように思えるが…。

本作におけるストーリーのタイトルには、語頭に「GOGO」、語尾に「大作戦」がつく。
単行本は1巻だけ発売されたが、残りの3話分は残念ながら未収録となってしまっている。(一応ピーチ姫は救出している。)


【登場人物】
主人公。上述の通りピーチ姫救出のため旅に出るのだが…




以下その一例↓
  • ピーチ姫がクッパに攫われた旨を知らせにきたルイージの額にいきなり包丁を投げつける。(しかもその理由が「パネルでポンがクリア出来そうなのに邪魔するな」というもの。)
  • 一緒に連れて行って欲しいと頼むヨッシーをBBQにしようとする。
  • 幼少期に谷底へ帽子を落としてしまったワリオを、「取りに行けば?」と言って崖から突き落とす。そしてワリオがその仕返しとしてルイージを人質にとり崖から落とそうとした際も、「手ぬるいっ!そこの溶岩池に突っ込むくらい出来んのか!!」と言う。
  • 上の扱いをされたことに失望したルイージがヨッシーと共にワリオ側に寝返ったことに対し、硫酸入りの水鉄砲や爆弾搭載のキノコで容赦なく攻撃する。
  • コインや金が絡むと、誠実なヒーローを装ったり媚びへつらったりして協力しようとする。
  • 気に入らない相手であれば女・子供であろうと容赦なく暴力をふるう。
  • クッパと共に赤ちゃんになった時、二人のやり取りの一部始終を見てなかったルイージ達が間違った教育をしてしまい、元に戻った際は凶悪な笑みを浮かべながら「今日は思いっきり悪さをしたい気分だな。(ヒヒヒ)」と言う。
  • イルカのリフトンから自分を虐めた犯人を捜してほしいと頼まれた際、色んな海のキャラ達に事実無根の濡れ衣を着せる。しかも最終的に自分が犯人だったにもかかわらず、「犯人は見つけたから」ということでお礼を強要する。
  • 王様に自身の願いを叶えてもらう為に祝祭に参加した際、反則スレスレな(てかほぼ反則)行為を使って競技を勝ち抜く。
  • クッパとの最終決戦の際、彼が大事にしている花を盾にとって勝利をおさめる。

どんな育ち方をしたらこんなクソヤロウになるんだ…?(公式もよくOK出したものである…。)

このせいで敵・味方どちらからしても厄介極まりない存在で、周りからの評価も「兄さんのほうがよっぽど厄介」(ルイージ)、「悪魔」(コクッパ、カメック)、「悪魔の化身」(クッパ)、「(マリオのような)正義の味方はあてにならない」(サブタイトル)、「悪魔オヤジ」(〃)、「鬼」(リフトン)、「マリオさんと悪魔を一緒にするなんて悪魔に失礼」(ヨッシー)、「人として最悪」(ウェンディ)、「あんな大人にはなりたくない」(ルドウィッグ)、「俺よりも立派な悪人」(ワリオ)、「こいつ(マリオ)も十分荷物だ」(ナレーション)、「主人公らしからぬ傲岸不遜な性格の無頼漢」(ウィキペディア)…と散々なものである(しかも本人はいい事をしたと勘違いしており、自身の評判を落としてしまってる事に気付いてないってんだからいろんな意味で質が悪い)。もはやマリオではなく魔痢悪(あるいは魔痢汚)である。金が絡むと人が変わり、時に外道行為に走るスーパーマリオくんの世界の彼でさえ心根は優しい人間である。
額にもMの字がありそうだな…。

こんなどうしようもないクズ野郎なのに、何故か彼に惚れる女テレサがいたり(相棒のカロンと読者は当然彼女の正気を疑った)、道中で出会ったポチから懐かれる(但し、マリオ本人は幼少期に吠えられたトラウマから、犬が大の苦手)。
でもなんだかんだでヒーローとしての心構えはある程度備えており、またルイージやピーチ姫の言い分には耳を傾けたり、下記のキノピオや死神さんなど癖の強すぎるキャラに呆れるなど常識的な感性や良識が全くないわけではない。それでも生粋のゲス野郎であることには変わりないけど

基本的にボケ役だが、時折ツッコミに回ることも。

マリオの双子の弟。

こちらはマリオとは対照的に温和かつ優しい性格。マリオにいつも振り回されている苦労人だが、兄弟仲はそれほど悪くはない。(尤も、不満がないわけではなく、こっそりマリオの藁人形に釘を打ちこんだりしたことも。)
一方でぶちギレると非常に怖く、マリオや敵キャラですら戦慄してしまうほど。ヒーローという言葉に弱い。
基本的にツッコミ役だが、たまにボケることも。
マリオと違い犬好きだが、ポチは彼に全く懐こうとせず、終始舐めた態度を取っていた。

4話から登場したマリオの仲間の恐竜。

助けてくれたお礼としてマリオ達と同行を願うも、いきなりBBQにされかける等、ルイージ以上にマリオからぞんざいに扱われている(上記や後述のように、当の本人も彼に対する失言が多いが)。
真面目な性格だが、非常に食いしん坊でもあり、お化け屋敷に入る際は「お化けは食べられない」という理由で留守番を決め込み、マリオから「食うことしか頭にないのか!?」とツッコまれた。
また結構毒舌かつ無神経な一面もあり、初登場時の以下のように、

  • 卵から出して早々先へ行こうとするマリオ達に対し「こんな派手な登場もあっさり無視か ヒゲおやじ!!」と罵倒する。
  • ノコノコに卵を投げる筈が手元が狂ってマリオに誤ってぶつける。
  • ヒップドロップを披露し、その震動で倒れた大木でマリオを下敷きにする。
  • そもそも旅の同行の動機が「恩返しついでの暇潰し」で、それに怒ったマリオに対し「どうしてこんな人とかかわっちゃったんだろ」と自身の懇願を棚に上げて愚痴る。

……と、このように多少彼のミスはあれどマリオからの印象は最悪であり、他にも

  • ワリオに人質にされるがマリオに半ば見捨てられかけたルイージがワリオに寝返ろうとする光景を見て、「ボクもルイージさんについていこうかな」と軽いノリで便乗する形でワリオ側に付く。
  • ルドウィッグ達に悪魔呼ばわりされたマリオに対し、「あはは、マリオさんと悪魔をいっしょにするなんて悪魔に失礼ですよねェ」とめっちゃいい笑顔で述べる。
  • 梅雨続きで苛立って喧嘩を始めたマリオ達に「そんな格好でケンカしてバカじゃないですかッ」と暴言を吐いて余計に喧嘩を悪化させる。

などなど、マリオがキレてもしょうがないような言動や行動も多々あり、まさしくマリオの言う通りのマリオとは違うベクトルで厄介者のトラブルメーカーである。

クッパに攫われてしまったキノコ王国の姫。

…のはずだが、攫われているという自覚がなく、超がつく程の天然かつマイペースな性格。攫ったクッパに対しても「さん」付けして親しげに接したり、一緒に談笑やハイキングに出かけたりするなど、もはや人質ではなく一家の一員である。一方、クッパ城のトラップの起動スイッチを勝手に作動させ、カメックたちを悲惨な目に遭わせるなんて事もやらかしたりした事も(まあ彼女には悪気はないっちゃあないのだが…)。
一応最後はマリオ達によって救出された。
マリオの望みであったクッキーは全てピーチ姫とクッパが食べてしまっていたが

マリオ達の宿敵である悪の大魔王。世界征服と打倒マリオの野望を掲げている。

…のだが、その実態は綺麗好きでテーブルマナーも弁えている紳士で、「悪の大魔王としての自覚が欠けている」(カメック)「本当に悪人かよ」(ワリオ)と言われる程。攫ったピーチ姫に対しても牢屋に閉じ込めるもすぐに釈放し、以降は彼女と仲良く生活している。加えて花が大好きで、世界征服を達成した暁には一面を花畑にしようと考えている。このボス達とも気が合いそうである
実は彼が悪の大魔王になった理由も「悪人のマリオがヒーローになるぐらいなら、悪の大魔王になった方がマシ」というかなりあんまりな理由だった。要するに主人公であるマリオが全ての元凶という訳である。


クッパの側近である魔法使い。

生真面目な性格の常識人で、悪人らしからぬクッパや天然なピーチ姫に振る舞わされる苦労人。
当初は(クッパやピーチ姫の性格も相まって)融通が利かない堅物として描かれていたが、話が進むにつれて苦労人の面はありつつも、クッパやピーチと一緒にケーキを食べたりハイキングに出かける等、徐々に軟化していった。
そしてカバー中表紙のイラストでは、マリオ兄弟やクッパを余所に、ピーチ姫に抱かれ涙を流しながら喜んでいる様子が描かれている。おいカメック、そこ代われ

クッパ軍団の兵士。

基本的にモブ的な登場が多く、顔についてはハニワ面だったりどこぞのカバ…もとい妖精のように口元が隆起していたりと安定していない。(パタパタの方はある程度顔が統一してるというのに…)

ご存知、クッパ軍団に寝返ったキングオブザコのキノコ。

ノコノコと対照的に結構見せ場が多く、特にクッパに変装する話は必見。

キノコ王国の住人。

性格こそ真面目なのだが、アルツハイマーか?と疑ってしまう程物忘れがひどく、マリオ達の旅の目的を何度も聞き返したり、ピーチ姫が作ったケーキを完食したにもかかわらず「ケーキはまだですか?」と強請る程。(ピーチ姫もピーチ姫で、そのことを指摘せず作り上げているが)
一応アイテムは持っているが、役に立たないものばかり。

マリオの幼馴染。

原作における「下品なナルシスト」という面は全くなく、悪人と思えない性格のクッパや天然なピーチ姫、そして極悪マリオに振り回される常識人にして苦労人として描かれている。
マリオを倒して世界中を悪人だらけにしようと企む悪役だが、マリオが極悪すぎるためそうは見えない。(むしろ上記のように、ルイージを溶岩池に突き落とすことを持ちかけてきたマリオにドン引きした。)

クッパの子供たち。*1

基本的に全員アホの子。
ウェンディ・モートン・ラリーは父であるクッパをまともな職業に就かせるためにコインを集める*2が、協力を装ったマリオに全部強奪されてしまった。(しかもマリオ本人はコイン集め中も単に乱暴に指図するだけで、荷物すら持とうとしなかった。)

ルドウィッグ&イギー、ロイ&レミーはウェンディに頼まれてマリオに仕返ししようとするも、思いついた作戦に悉く致命的な欠点があったため失敗に終わる。(イギーの落とし穴に至っては「体力がないからあれが精いっぱい」ということで、くぼみ程度の深さしか掘らなかった。)

【余談】
かの「スーパーマリオくん」や「ボンボン版スーパーマリオ」のマリオも問題のある面が少なからずある(前者は仲間を見捨てたり盾にする、後者は女たらしでヘタレな一面を見せる)が、あちらはいざという時は仲間と協力したりアイテム等から力を得て敵に打ち勝ったり、時には敵であるクッパとも共闘して危機的状況を打開する等、何だかんだでヒーローらしい一面を見せている。

しかし世の中上には上がいるもので、「ガールズ&パンツァープラウダ戦記」で知られる漫画家、吉田創はかつてマリオのゲーム4コマで、くわえタバコで邪魔なカメックにヤクザキック、たらい回しにしてくるキノピオの顔面掴んで膝蹴りをぶち込むなどの過度な暴行を行うマリオを描いている。
「ラスボスはぞんざいに扱われるに決まってる」との事なので、マリオ達にむだ口を叩いていたクッパもあっさりと溶岩に落とされた。
筋骨隆々の姿と相まって、もはやマリオのコスプレをしたパワー系ヤクザである(なお、ルイージはマリオに暴力で解決するのは教育上まずいと言っている)。
ヨッシーアイランド編でもおむつ姿でタバコをくわえ、自分を釣り上げたフィッシングジュゲムをパンチ一発で返り討ちにし、ヨッシーのツッコミも全回避する目つきがハードボイルドなベビィマリオを描いている。
こちらと比べれば兼本マリオなどかわいいものだと言う意見もある。ちょっと感覚麻痺しすぎてやしないか?

また、本作のピーチ姫に比肩する天然なピーチ姫として、双葉社から出版されていた「スーパーマリオ 4コマまんが王国」で執筆していた中村里美のものが挙げられる。

ちなみに作者の兼本あつこは、同じくエニックスが出版してた「4コママンガ劇場」でもマリオシリーズの4コマを何回か手掛けている。そこでは本作のような極悪人ではなく「おバカな熱血漢」という性格で描かれており、クッパも原作寄りの性格だった。(ピーチ姫は本作と変わらず、「スター並の天然」とマリオから評されている。)
しかし「ゲームボーイギャラリー」の4コママンガではマリオ・クッパ共に本作準拠の性格となっている。


マリオ「今日は思いっきり追記・修正したい気分だな。(ヒヒヒ)」
ルイージ「ボクの立てた項目はあっていたのだろうか…」

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最終更新:2024年04月21日 14:28

*1 連載当時はクッパJr.が登場しておらず、公式でもコクッパ達がクッパの子供という設定であった。

*2 その理由はウェンディ曰く「うちのパパの仕事世界征服なの♡」なんて恥ずかしくて友達に言えない」ためのようである。