サブ・フライト・システム(ガンダムシリーズ)

登録日:2021/07/30 Fri 16:29:00
更新日:2025/05/03 Sat 08:29:08NEW!
所要時間:約 18 分で読めます






アストナージ、ゲタの用意はどうか?


モビルスーツです!ゲタを履いている模様!


我がギャルセゾンの前に、障害物なし。


タイヤが空を飛ぶなぁっ!


サブ・フライト・システムとは、『機動戦士ガンダム』を始めとするガンダムシリーズの作品群に登場する支援機である。
また、一部では支援方法としても使われている。
略称はSFS(Sub Fright System)。




概要


サブ・フライト・システム(以下SFS)は、モビルスーツの戦地輸送及び重力下における自由飛行が不可能な機体の空中戦闘を可能にするための支援機である。
ほぼ全ての機体に共通する外見として、モビルスーツを乗せて空中飛行をするので上部が平面の全翼機や無全翼機が多いのと、STOL機能搭載やホバリング可能な性能を持っている。
搭乗したモビルスーツは立膝や腹這いになってグリップにマニュピレータを掴ませ、フットレストに脚部を載せる事で機体を安定化させるが、
熟練したパイロットだと立った状態でも安定させていたり、一度離脱して空中落下しつつ戦闘をした後に再度機体へ戻ってくるというような芸当もする。
基本的にSFS1機につきモビルスーツ1機の搭載が原則ではあるが、大きさによっては2機搭載できるスペースを持つ機体や、宇宙専用のSFSは上下に貼り合わせるようにして2機運用するケースもある。
モビルスーツが上部に乗って運用するだけなら無人でも運用可能だが、機首には1~2名ほどの操縦席が設けられている機体も少なからず存在し、
SFS側のパイロットは、モビルスーツパイロットの代わりに機体操縦や搭載火器の制御を受け持つ。特に非戦闘時にはMS側のパイロットに軽い休憩ができるという事でもありパイロットの疲弊消耗を抑えられる。
無人で使えるせいか、囮としてならともかくVガンダムのボトムアタックみたいに使われることもよくある。

宇宙世紀、特に一年戦争期では空中飛行できるモビルスーツはおらず、可能とするのはグフフライトタイプのような例外中の例外や大型MA群のみであった。
そんな状況にあってモビルスーツの戦地までの短時間輸送は魅力的なもので、主要目的では無かったにしろド・ダイYSのような支援戦闘機を誕生させる基盤となった。
そのためグリプス戦役以後は戦略・戦術的に有用であるという事で定義が確立し「サブ・フライトシステム」という分類呼称に準じた専用機の開発が進んでいった。
中には本来SFS機能を持たないΖガンダムデルタプラスのような可変機体が、変形時の上部に他のモビルスーツを乗せて空中機動をするような本来想定されていない運用方法を見せた他、
リゼルやアンクシャのように変形状態におけるSFSとしての運用を前提とする機体も出てきている。

アナザーガンダムでは、SFSに頼らずとも重力下で自由飛行が可能なモビルスーツは珍しくなく、
例えば『新機動戦記ガンダムW』や『機動戦士ガンダム00』などでは、ガンダムが単独行動を想定して開発されており、重力下の自由飛行機能が標準になっている。
一方で『機動戦士ガンダムSEED』では、モビルスーツは基本的に宇宙空間での運用を想定して作られているため、物語開始時点で地球連合が開発した5機のガンダムは単独飛行が出来なかったが、
重力下でもモビルスーツを戦闘で運用していたZ.A.F.T.はSFS及び単独飛行可能な機体も開発・運用しており、奪取されたガンダム4機が重力下でSFSを用いる場面もあった。
『SEED』後半にはガンダムタイプにも単独で飛行可能なフリーダムや分離してSFSとしても運用できるリフターを装備したジャスティスなども登場し、
続編となる『SEED DESTINY』では、元々単独飛行機能を持つものはもちろん、飛行機能を持つバックパックを装備すれば汎用モビルスーツでも単独飛行が可能となり、それに比例してSFSの出番は少なくなった
(この辺はフライトユニット装備で飛行する機体の多かった『機甲戦記ドラグナー』から影響を受けているという理由もある)。

なおSFSという名称は本来、宇宙世紀におけるMSの支援機として用いられたものである*1
そのためアナザー作品等ではSFSの呼称がなされていないものの、その機能から一般的にSFSとして認識される機体も存在する。
SFSと認識される機体を含め、大体の特徴は以下のようなもの。もちろん、これがすべてを決めるわけではない。

1.平面的なデザイン
2.機体の上部にMSが乗る
3.乗っているMSがそのまま戦闘可能(≠輸送機)
4.自身の戦闘能力はそれほどでもない
5.SFS単体でも行動が可能(≠増設ブースターパーツ類)
6.名前が面白い


可変機体(TMA・TMS)との区別

Ζガンダム序盤に登場したアッシマーを初めとする可変機体の登場により、単機でSFSの役割も兼ねるモビルスーツが一時台頭するようになった。
その諸戦闘でも自由飛行できるアッシマーに苦戦するガンダムMk-Ⅱや百式などが演出されており、
SFS運用機よりも可変機を優先して作ればいいのではないかと思ってしまう。
しかし可変機はSFSと違い、整備性が非常に悪く運用コストが高いという欠点を持っていた。
操縦性に関してもパイロットの質を選ぶという文言が大概ついており、部隊編成でもデルタプラスは連携が取りづらいと倉庫行きになっていたという供述もあったため、戦略的には歓迎されていた訳ではなかった。
この辺の解説はこの作品がかなり詳しく説明している。機会があれば是非購読してみよう。


登場作品


機動戦士ガンダム

Gファイター

地球連邦軍が開発した機体で、MSを挟み込むように格納して格納したり、上に乗ったり、様々な運用ができる。詳細は項目参照。
連邦系SFSの元祖とされる機体だが、移動砲台バストライナーをSFSの系譜に加える意見もある*2

ド・ダイYS

ジオン公国軍が運用した機体で、この手のメカの元祖といえる存在。
外見上は、機体前面にミサイル発射口がずらりと並んでいるのが大きな特徴。
本来は爆撃機でありSFSとして設計された訳ではないのだが、積載量に余裕があったからという理由でザクやグフを載せて運ぶようになったという経緯を持つ。
特にグフとの組み合わせが有名で、グフは航続距離と高速展開能力を、ド・ダイは対空迎撃能力を補うことができたとされ、主に直立姿勢で乗る形で運用されていた。
因みに、参考までにグフの重量は全備重量で約75t
ド・ダイの寸法は全長23mとされ、それより少し大きいサイズの実在する輸送機、川崎C-1の最大離陸重量は約38t
元のスペック異常では? 或いは熱核ジェットエンジン恐るべしと言うべきか。

機動戦士ガンダムMSV

ライトライナー

簡易SFS。SFSとは言うが、その実は「MS版ハンググライダー」に近い。
他には後述のルッグンに似た運用もされるなど、総じてSFSらしい立ち乗りや膝立ち状態での飛行は不可能である。

MS-X

バストライナー

連邦軍がフルアーマーガンダムのために開発した補助兵器。単独でも運用可能。
扁平な中型突撃艇の上部に艦艇用ビーム砲を装備したもので、SFSと砲台の機能を併せ持つ機動砲台と呼ぶべきもの。
しかし、火力面ではビームライフルだけでも十分だったことと宇宙では重量増も大した問題とされなかったことから机上の空論に終わってしまった。
しかしコンセプトは悪くなかったので以降のSFS開発に活かされた。
なお、一年戦争開始直後、バストライナーの初期型が一基、ジオン軍オーストラリア方面軍に鹵獲されている

コルベット・ブースター

ライトライナーの後継機で、こちらはMSの上半身に覆い被せるようにして運用する。

ガンキャリー

ヘビーガンダムの移動を補助するための輸送機で、Gアーマーの後継機に当たる。

スキウレ

ジオン軍の開発したMS用補助兵器。
言わばジオン版バストライナーで、4方向にノズルを備えたスペースボードにビグロのメガ粒子砲を取り付けた簡易的な構造ながら、
これを用いればザクであっても機動力が上がり、強力なビーム兵器での攻撃も可能となると高い利便性を誇っているが、量産はされなかった。
ガランシェール隊がガルダ攻撃に用いたのもこれのメガ粒子砲。

スクート

ジオン軍の開発したMS移動用ロケットボード。
水中スクーターの宇宙・MS版と呼ぶべき代物。

MSV-R

ド・ダイGA

ド・ダイYSの原型機、もしくは改良型とされる機体。
元々は戦略戦術大図鑑という書籍に文字設定が乗ったのが初出の機体なのだが、『MSV-R』での設定ではMSとの連携を向上し対地攻撃能力を増強した機体として扱われる。
しかし媒体によって設定が異なるため、そもそもSFSとしての能力がない純粋な対地爆撃機として扱われることもある。

機動戦士ガンダム 第08MS小隊

ド・ダイII

MSとの併用を基本として再設計されたド・ダイYSの後期型、もしくは後継機
エンジン回りを大幅に強化・大型化し、ミサイルランチャーが排されている。ついでに色が青系統になった。

ただし08小隊劇中では二機がかりでアプサラスを吊り下げ運搬する、良くも悪くも普通の輸送機的な扱いくらいしか出番がなく、*3
映像作品でSFSとして使われたのはUCのトリントン基地襲撃だったりする。

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY

揚陸用ホバークラフト

ジオン残党が使用するMS用揚陸艇。
作中では強奪されたGP02Aを回収しユーコン級へ収容した。

機動戦士Ζガンダム

ベースジャバー

地球連邦軍(ティターンズ)の大気圏内用SFS。
MSを2機搭載可能、射角の広いメガ粒子砲を装備、『ZZ』では潜水する……とかなりの高性能機。
大気圏内用SFSの完成形なのか、その後も長く登場する。

『ガンダムUC』では搭載数を1機に減らし、小型高性能化したマイナーチェンジ版が運用されており、連邦のみならずジオン残党がこれに乗っているシーンもある。
さらに劇場版公開に合わせて展開された『閃ハサ』漫画版でもテロリストの輸送機(=映画のギャプラン枠)として『UC』ベースジャバーが登場しているので、改修こそすれど四半世紀も頑張っていることになる。

フライングアーマー

ガンダムMk-Ⅱを参照。Mk-Ⅱとの運用を念頭に設計され、一般的な機体の使用は想定していない実質専用装備。
本来は大気圏降下用の装備だが、ホバー機構により大気圏内ではSFSとしても運用が可能。

ド・ダイ改

エゥーゴの大気圏内用SFS。名前こそド・ダイの系譜を示すが、外見的にはほとんど名残は残っていない。
『ΖΖ』ではハヤト・コバヤシがダブリン攻防戦で搭乗、彼の最後の乗機となった。

ゲター

連邦軍(ティターンズ)の宇宙用SFS。ライバルのシャクルズより大きい。

シャクルズ

エゥーゴの宇宙用SFS。
グリプス戦役の終盤でエマ・シーンの乗るガンダムMk-Ⅱが中破した際には、これに乗せることで機動力を補っていた。
なお「シャクルズ(shackles)」とは英語で「枷」などといった意味。
下半身を拘束するようにして装着する様からだろうか?

機動戦士ガンダムΖΖ

メガライダー

項目参照。分類としてはSFSではなく「モビルスーツ支援マシン」とされるが、機能的にはSFSとメガ・バズーカ・ランチャーを合わせたものとされる。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

89式ベースジャバー

連邦の宇宙用SFS。
宇宙用なので当然かもしれないが、名前と違って実はゲターの後継機。劇中のアムロとアストナージのやり取りからしても「下駄」の通称が定着している模様。
89式と94式は互換性があるようで、94式のブースターを装備した本機体が『NT』に登場する*4

また89式のブースター部分を2個用いて双胴機にするとブースター・ベッドという簡易輸送機になる。

シャクルズ

ネオ・ジオンの宇宙用SFS。『UC』OVAでも袖付きが使用する。
名前が同じなのは「生産ラインが共通しているから」だという。
『逆シャア』ではオレンジカラーで登場。『UC』で登場した機体はグリーンに塗り替えられている。

機動戦士ガンダムUC

94式ベースジャバー

89式の後継機。ブースターの規格がMSと共通化され、フルコーンや『NT』のジェスタは、これのブースターを装備している。
なお大気圏内で飛んでいたのは(改修後の)初代ベースジャバー*5

LCAC

原作小説に登場。水陸両用ホバークラフト。
ガンダム世界では珍しい水上航行をメインとする存在。ジェスタを乗せてダカールで暴れるジオン残党軍相手に優勢を取った。

近年では珍しくないリアル軍事から引用された機体でもあり、LCACはもともとは米海軍や海上自衛隊が上陸戦向けに作ったホバークラフトの愛称・型番である(Landing Craft Air CushionだからLCAC=エルキャック)。用法も歩兵とMSのサイズ差こそあれだいたいああいった感じ。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

2021年公開の映画版では、(他のメカニック共々)デザインが大幅に現代風アレンジされている。

ギャルセゾン

マフティーの大気圏内用SFS。
球状の推進器を四基備えており、全体的なシルエットは砲台部を除いたスキウレにも似ている。
ゲームではメガ粒子砲を二門搭載していたが、劇場版アニメではコクピット下部に機関砲が確認できる。
後部ハッチを展開することでMSを縦列配置で最大2機搭載することが可能。

ケッサリア

連邦のSFS。
『UC』まで初代ベースジャバーが活躍していたことを考えると、大気圏内に現れた久しぶりの新型SFSとなる。
大型MSのグスタフ・カールを2機搭乗させられる大きさと推力を有している。
因みにインドには「ケッサリア」という地名が実在する。
こちらはMSを並列配置で最大2機搭載することが可能。

機動戦士クロスボーン・ガンダムシリーズ

アクシリオ

木星帝国のSFS。でも単行本だとMA表記。
上部に座席の付いた潜水艦あるいは魚雷といった風貌で、機首にはメガ粒子砲が搭載されている。
その通り跨がるようなかたちでMSが搭乗し、メガライダーのように運用される。

これも似たようなアイデアがリアル軍事にもあり、WWⅡでイタリアがゲリラ・工作活動用に類似の潜水艦…モーターボート…?を作っている*6。収斂進化のようなものか。

ソステード

木星帝国のSFS。エイのような形状をしている。

ノッセル

サナリィが開発したSFS。MSが直立状態で乗るのが特徴で、そのシルエットはさながらルームランナーあるいは立ち乗りジェットスキー。
かなりの高性能機で月から地球間を単独航行でき、大気圏突入・飛行もこなせる万能機。
……なのだが、あまりに高性能すぎてこんなものを欲しがるのは基本的に仕掛ける側(連邦軍と敵対する者たち)なため、
どうやって連邦軍に売り込もうかサナリィは悩んでいる。

トビア達がサナリィから地球に降りる際に使用され、街中ではX1をorzの姿勢で寝かせてマントで覆うことで船に偽装していた。
鋼鉄の7人作戦ではアラナ・アビジョの補助機として運用された。
居住性もかなり良好なようで、木星への移動中はパイロットがMSのコクピットではなくこちらで過ごすことで、
「狭いコクピットで数日間に渡って1人で過ごすことによるパイロットへの心理的な負担」という、同作戦における最大の懸念事項のひとつが解消されることとなった*7

ノッセラ

サナリィが開発したノッセルの発展型。蛇の足の依頼を受けたブラックロー運送が用意した。
船体を薄くして空気抵抗を抑えつつ、逆に機体全長は伸びてMSを2体まで載せられるようになった。
そのうえ、機体の後部には兵器用の収納スペースまで付いており至れり尽くせり。もう連邦に売る気ないだろ。
代わりに人間は2人くらいまでしか載せられなくなったが、子供なら1人くらいはオーバーしても大丈夫なようだ。
ザンスカール戦争後は、蛇の足で使われていたものをジャックが一つ持っていった模様。

機動戦士Vガンダム

ザンネック・ベース

ザンネック/ゲンガオゾを参照。
一応SFSに分類されるが、ザンネックの専用装備にあたる。

アインラッド、ツインラッド

ゲドラフ/ブルッケングを参照。
こちらは逆に、ゲドラフの専用装備っぽく見えるけど一般向けのSFS。

セッター

リガ・ミリティアのSFS。
登場したのは『V』からだが、開発されたのはU.C.100年前後。
小型MSの黎明期に作られたので従来の18m級、小型化以降の15m級MSの両方に対応している。

機動戦士ガンダムSEED

地球連合軍やオーブはMSへの空中機動力の付与を「大気圏内飛行を可能とするストライカーパックないし追加装備で行う」という方針が見て取れ、
「SFSとして運用可能な可変機」はともかくとしても「SFS」を開発・運用しているのはザフトのみである。

グゥル

ザフト軍のSFS。正式名称は「モビルスーツ支援空中機動飛翔体」。武装としてミサイルランチャーを二基装備する。
無人操縦される比較的小型なタイプで、ベースジャバー等の様に腹這いになれるだけのサイズはないため、専ら立ち乗りで運用される。
カタパルトに格納されている間は二つ折りにするようにして折り畳まれ、射出後に空中で展開される。
重量約103tにも上る重量級MSであるデュエルASを乗せても軽快に飛び回るなど、サイズに反して推力は宇宙世紀のSFSにも引けは取らない程に高い。
ド・ダイのオマージュなのか、その割に元々は単なる輸送機として開発されたというのだから、相変わらずガンダム世界の航空機の性能の高さには驚かされるばかりである……
ザフトは単独飛行可能なディンや地上でも軽快な機動力を持つバクゥラゴゥも保有している事もあってか、
どちらかと言えば空中戦というより海上戦・空対地攻撃サポート機の感が強い*8*9
『DESTINY』の時代では大気圏単独飛行可能なMSも増えたが、ザクウォーリア等単独飛行できない機体も少なからず残っているため、数を減らしつつも未だ現役。
『FREEDOM』ではジンと共にファウンデーション王国に払い下げられた機体が多数稼働し、航空火力支援を補佐する形で有効に活用されている。

ファトゥム-00

ジャスティスガンダムの背部ユニット。
技術的にはグゥルの後継機にあたり、こちらも正式名称は「MS支援空中機動飛翔体」となる。
基本的にはジャスティスの背部もしくは両肩部に装着され、メインスラスターとして当該機の単独飛行を可能とさせているが、
背部から分離した状態ならば、ジャスティス以外のMSがSFSとして運用することも可能。
OPでは分離したこれにジャスティスが乗って敵に突撃するカットがあるが、本編では偵察時以外上に乗る使い方はせず、
基本的には肩に接続して推力を高めたり、ファトゥムを分離して単機で敵に突撃させるなどの脱着式を活かした運用が主であった。
なお、初期設定ではフルバースト・モードのフリーダムをこちらに乗せる案があったが、
本編ではクサナギに張り付いた状態でフリーダムがジャスティスのファトゥム-00の上に乗って同時にフルバーストを行ったのみである。
また第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦ではミーティアとのドッキングで肩に上げた状態でストライクルージュを載せて移動するシーンも見られた。
詳細は項目参照。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

ファトゥム-01

∞ジャスティスガンダムの背部ユニットで、ファトゥム-00の後継機
全体的に00よりもシャープなシルエットとなり、折り畳み式となった大きな主翼と高い推力で機体の機動力を補強する他、
機体の底面にMSが掴んでぶら下がれるグリップが追加されており、単体でMSの牽引も可能となっている。
実弾兵器はオミットされているが、一方で主翼部にビームブレイド、機体の頭部には対装甲用ナイフなどが装備され、
元々近接戦に強く設計された∞ジャスティスが本機をも格闘戦用の装備として用いられるようになっている。
詳細は項目参照。

機動戦士ガンダムAGE

ウェイボード

地球連邦軍が使う大気圏用のSFS。三部で初めて登場したがそれ以前から使われていたかは不明。
三部では可変機のクランシェがメインとなっており、それについていけない非可変機を空中戦対応させるためのSFSとなっている。

ファルシアベース

ファルシアを参照。
SFSとしても使えるが、思考波の受信補助装置がメインとなる。

ガンダム Gのレコンギスタ

宇宙世紀の遥か未来であるリギルド・センチュリーの世界では民間に普及しているようなMSも普通に飛行するものが多いが、
そんな時代でも航続距離や飛行高度の延長、はては物資や人員の輸送までSFSは現役である。
なお、この時期のSFSは有人機が一般的らしく、主要人物も何人か搭乗したことがある。

シングルエフラグ

キャピタル・アーミィの運用するSFS。
人員輸送にも使われるが、なんと上面にシートをポン付けしただけという恐ろしいもの。
風防などもなく、搭乗者は全く保護されていない。
かなりの人気機種のようで、他のSFSも十把一絡げに「エフラグ」と呼ばれることも多い。

ダベー

キャピタル・アーミィの運用するSFS。
シングルエフラグを2機並行に繋ぎ合わせたかのようなデザイン。

ランゲバイン

キャピタル・アーミィが単独飛行能力を持たないウーシァ用に開発したMS用エアーバイク
全体的にメガライダーに似た構成で、機首にはメガランチャーを備える。
宇宙でも使用可能で、劇中ではウーシァからの遠隔操作による攪乱攻撃に用いられた。

フライスコップ/レイドル/ビレイ

アメリア軍の運用するSFS。
五角形の機体がフライスコップ、円盤型で機体下部にスキッドが露出しているのがレイドル、二等辺三角形の全翼機がビレイ。

アリンカト

トワサンガのMS支援機
上部にMS1機が搭乗可能の他、前方左右にも2機のMSを牽引可能。
武装は火球状のビームを放つ機首のメガビームランチャーとビームバルカン、ビーム砲内蔵のクローが2基。
どちらかと言えばMAのような形状をしている。

ガンダムビルドファイターズトライ

メガライドランチャー

ガンプラ心形流のサカイ・ミナトが製作した百万式に装備されるバックバック。
小型化したメガライダーにウイングバインダーを装備したようなスタイルで、原型機のように座乗するほどのサイズは無いが、分離して機体を牽引する「メガフライヤー形態」でSFSとして機能する。

機動戦士ガンダム サンダーボルト


ド・ダイ

一年戦争終結後にジオン軍が放棄したド・ダイYSを、南洋同盟が改修・運用する機体。
オリジナルと比べて機体上部のインテークやコクピットが小型化し、B-2爆撃機のように偏平な全翼機然としたシルエットとなっている。

ゲター

地球連邦軍スパルタン部隊が運用。
非常に巨大な主翼が追加され、ドダイ同様全翼機を思わせる形状にリデザインされた。

コルベット・ブースター

ゲターに代わってアニメ版に登場。初出は『MS-X』。ライトライナー同様MS用ハンググライダー。
リデザインにより機首コクピットが追加されて単独飛行が可能になり、加えて機体上部にMSを乗せる運用することもできる、

Gジェネオリジナル

フライター

『CROSSRAYS』で新たに登場したSFS。いわゆるドダイ系の全翼機タイプ。
ゲーム内解説によれば非武装の無人機とのこと。
前作『GENESIS』から続投した機体がSEED系のグゥルのみだった都合から追加された。

トレイター

フライターの改良モデル。
主翼が大型化しているほか、各所に燃料タンクが増設されている。

機動戦士ガンダム 水星の魔女


ティックバラン

ペイル社が開発したフラットヘッドタイプのSFS。
これまでのSFSの例にもれず機体上部にMSを搭載するほかにも、機体下部にもフックが装備されておりそれにつかまってぶら下がる形でけん引することもできる。
劇中では、アーシアンのデモ隊を鎮圧するべくザウォート・ヘヴィとともに投入されていた。
そしてネーミングが物凄く御大チックである

SFS機能を有している機体/SFS的運用が可能な機体


コア・ブースター

本来は単なる戦闘機だが、機動戦士ガンダム THE ORIGINではガンダムを上に乗せて飛行することが可能で、機体上部にはマニピュレーターで握るためのグリップも取り付けられている。
TVシリーズ版1stの時点で「コア・ファイター関連の航空機をSFSとする」描写自体は存在したが*10、ここまで明確に設定を整理したのはORIGINから。

Ζガンダム

「ウェイブライダー」と呼ばれる巡航形態への変形を行い、重力下でも単独飛行できる上、他の機体を載せて大気圏突入や大気圏内での飛行を行うことができる。

ギャプラン

漫画「ジョニー・ライデンの帰還」にて1シーン、離脱するヘビーガンダムの足場代わりになる場面がある。

ガザ・E

量産機だがMA形態に変形した状態で他の機体を上に乗せて運ぶことが出来る。機体自体がMA形態での運用を意識して設計されており、媒体によっては「ガザシリーズは基本的に砲台・MAモードが主でMSモードがサブ」と紹介していることもあるようだ。

デルタプラス

「ウェイブライダー」と呼ばれる巡航形態への変形を行うことが出来る。推力にはかなり余裕があるため、劇中ではユニコーンガンダムを背中に乗せて無限軌道を展開するシーンもあった。

リゼル

運用方針からしてSFS機能を有するよう設計されており、MA形態時にジェガンを連れていけるよう背部にグリップが設置されている。
OVA版ではジェガンやロトを牽引する姿が見られた。

アンクシャ

リゼル同様に設計段階からSFS機能を組み込まれており、MA形態時には背部が極端に平面になってグリップが展開できる。
小説版ではガルダから撤退するバンシィを移送するシーンがある。

ハンブラ-B

DUST』より。ハンブラビを元に、宇宙戦国時代に再設計された機体。
可変機構を廃して飛行専用となっており、両手部分も鳥類の足の様なクローに換装されている。
背面にジェムズガン改を乗せ、セットで運用するのが基本。

風雲再起

東方不敗の愛馬が操縦するモビルホース。
見た目は馬だが光の翼を展開する事で自由飛行が可能になり、大気圏の突入及び突破が可能。

ガンダムマックスター

オプション装備である移動用トランスポーターを、サーフィンに見立てて乗る事で空中移動ができる。
一応本来の使用意図としてはシールド。

ガンダムエアマスター

劇中でファイター形態に変形してガンダムレオパルドを片手でぶら下げて牽引していた。改修型のバーストではレオパルドデストロイを上に乗せている。

ガンダムアシュタロン

長距離移動をする時にMA形態に変形してガンダムヴァサーゴを乗せている。
ただしヴァサーゴ自体に飛行能力が無い訳ではなく、普通に「自力で飛んでいる」シーン自体は多い他、ハーミットクラブになってからもサテライトランチャー発射のため背中に乗せていたりする。
どちらかと言えば、SFS以外の用途含めてセット運用する機体と呼ぶべきかも?

レイダーガンダム

MS状態でも大気圏内での単独飛行が可能なほどの推力を持つが、MA形態になると上にMS一機を載せても飛行できるほどの推力を得られるため、
本編では大気圏内での出撃時や空中から砲撃戦を行う際、大気圏内での飛行能力を持たないカラミティガンダムをMA形態の本機の上に乗せて補助するという運用が行われた。
また逆に下部のクローでMSを掴んで飛行することも可能である。

キャバリアーアイフリッド

インフィニットジャスティス弐式の新型リフター「フォランテス」はSFS機能を持たないため、最終盤のレクイエム破壊作戦に随伴した際には代わりにキャバリアーの上面に乗って行動していた。
福田総監督は「攻撃能力があるエアフォースワン、といったイメージ」と語っていたそうだが、ここまで敵基地をメチャメチャにすることに特化した政府専用機があってたまるか。*11

ガンダムキュリオス

タクラマカン砂漠でウラン貯蔵施設を襲撃したテロ組織に対する武力介入を行った際、ミサイルコンテナを懸架したうえで上部にガンダムデュナメスを腹這いに乗せていた。

アリオスガンダム

海中深くから水面に飛び出す時、ダブルオーガンダムに主翼部分を掴ませ一気に加速している。

ガンダムAGE-2ダークハウンド

ラ・グラミス攻防戦でディグマゼノン砲の脅威に晒された時、AGE-1及びAGE-FXを牽引して『ハイパーブースト』で射線上から退避するのに成功した。劇中の様子から、更にもう一機程度引っ張っても問題ないようでもあるため、かなりの推進力を持つ。
素のAGE-2もこういった運用ができるのかは不詳。しなくても十分なんとかなる回も多かったしな…

グレイズ・リッター

乗せていたというより乗られた

コアハンガー

コアガンダムの換装用アーマーを運ぶためのサポートメカ。
SFSとして大気圏突入も可能な高性能メカだが、アーマー装着状態のコアガンダムを載せることは難しいらしい。
コアガンダム(アーマー付き)をぶら下げて飛行するのは劇中でも描かれている。


立体化


いわゆる旧キットに類するプラモデルでは、Gファイターやド・ダイYSが発売。特にド・ダイYSは現在も新作が無く、塗装スキルさえあれば*12プロポーションをいじらなくても十分な造形でもあるため、再販のたびに購入する人は多い。

HGUCでは幾らか発売している。
ΖガンダムからはガンダムMk-Ⅱ&フライングアーマーというセットが一般販売。
ガンダムUCでは、UC版ベースジャバーと89式ベースジャバーが一般販売されている。
プレミアムバンダイ限定で、ド・ダイ改とΖ劇中カラー及びUCジオン残党カラーのベースジャバー(一回り小さいUC版のリデコなのでΖ劇中のようにMSを2機搭載できない。) 、94式ベースジャバーが発売していた。
THE GUNDAM BASEではいわゆる『リアルタイプカラー』を意識したオリジナルカラーのド・ダイ改(マーキングデカール付き)が販売。後に出たリアルタイプカラーガンダムMk-Ⅱ辺りと合わせるのが良いか。
ガンダムビルドファイターズトライからはメガライドランチャーが単体で発売。
水星の魔女からはティックバランが単体で発売。

EXモデルではド・ダイIIが発売。
ただしこの手のキットにしては珍しくスタンドが付いておらずスタンド穴の開口も無い。

RE/100では、MGジェガンの発売と同時に89式ベースジャバーがプレミアムバンダイ限定で発売。

SDガンダムでは、ガシャポンでは単体で商品化されているものが複数存在する他、BB戦士ではド・ダイ改(ザクⅢ)、メガライダー(ZZガンダム)、ベースジャバー(デルタプラス)、ギャルセゾン(Ξガンダム)などが一部キットのおまけとして付属している。

またメガハウスの半完成品モデル「マシンビルド」シリーズからは1/144スケールのバストライナーとスキウレが発売されている。

ゲームでの活躍


Gジェネ

『Portable』まで機体枠の横に装備する事ができた。これにより地上用MSが大気圏内ステージでも空中適性Aを持って移動が可能となった。
しかし『WARS』以降は削除され、代わりにアビリティで地上適性や水中適性を上げる事で走破性を確保する方針に移行。
だが『GENESIS』で再復活。上記のアビリティも継続するので半ば死に装備と化しているが、一部地上移動できない地形を無視してステージを移動できる利点は捨てがたい。
基本無料ゲーム『エターナル』ではユニット関係のシステムが刷新されている都合自軍では先述したファトゥムシリーズのような「攻撃演出でSFS的な使い方をする武装」以外は使用できないが、一部のシナリオで敵軍側の機体が登場している。

アーケードカードゲーム作品群

機動戦士ガンダム カードビルダー』にバストライナーとスキウレのカードがあったほか、このゲームのフルアーマー・ガンダムにはいくつか装備違いカードが存在し、そのなかにバストライナー搭乗状態が収録されていた。
連邦側のはそれなりに有用なカードだった様子?

戦場の絆

Rev.3より追加されたイベント「移動砲台戦」でバストライナー、スキウレが実装。自機で乗り込むことで操縦ができるためプレイアブル収録である。
拠点攻撃能力が高いため、このイベントの時は(おそらく)極端な早割り戦術の抑止のためか拠点攻撃能力を持つ遠距離砲撃型と一部射撃型カテゴリの機体は出撃不可能だった(後に緩和)ほか、出撃可能な機体でもモビルポッド・車両型・クローアームタイプの機体は物理的に操作を行えないため砲台への搭乗はできない。
あまり好評ではなかったのか?イベントの類としては短期間しか行われなかったのでRev.4で追加されたGブルとザクレロは当然ながら乗れる日は来なかった

ガンダムバトルシリーズ

宇宙世紀の機体を中心に、アサルトサヴァイブではグゥルまで参戦。
性能的にはどの機体を選んでも大して変わりはないが、搭乗中は作中のように空中から相手を圧倒できる。
また敵がSFSに搭乗している場合もあり、うまく攻撃を当てるとMSだけを落下させて強奪することもできる。

機動戦士ガンダム Extreme vs.シリーズ

一部の機体は変形コマンドを入力する事でSFSに乗り移動できる。
百式ディジェ→ド・ダイ改
ガンダムヴァサーゴチェストブレイク→ガンダムアシュタロンハーミットクラブ(MA形態)
バスターガンダムブリッツガンダム→グゥル
カラミティガンダムレイダーガンダム(MA形態)
ゴッドガンダム→風雲再起
スモー→スカート

対戦環境的には一時期百式のド・ダイ改ミサイルがかなり注目されていたほか、ゴールドスモーあたりは一貫して立ち回りを覚えるには必須のコマンドと見なされている。

インフィニットジャスティスガンダム(アスラン機)も変形でファトゥム-01に乗れたが、「クロスブースト」以降では変形廃止、コマンド技で一時的に乗って突撃する仕様に変更された。ラクス機に関してはシリーズ通して変形なし、ファトゥム-01にぶら下がって突撃する技のみである。
「クロスブースト」で参戦したジャスティスガンダムも変形なしでコマンド技でのみファトゥム-00に乗る。
その他にもコマンド技でガンダムマックスターがシールドに乗って滑空したり、G-セルフ(リフレクターパック)がフライスコップに掴まって上昇するなど要所要所で各機にSFS的要素を垣間見せている。

スパロボシリーズ

ゲームバランスの都合や戦闘アニメを作る手間などから、一部MSの武器の演出でしか登場しない*13(ゲドラフなどSFSの運用を基本とした機体除く)。
陸戦用の機体を飛行可能にするためには、強化パーツミノフスキークラフト」等が必要になる。
ユニットとして登場した例は、Gファイターやメガライダーのようにパイロットが動かすのが基本な機体のみである。
ちなみに、小隊制を採用している『Z』では、ダイターン3が「リフター機能」という特殊能力を持っている。
小隊員を空に浮かせる効果があるのだが、恐らくダイファイターに変形したダイターンがSFSとしての役目を果たしているのだろうと思われる。




余談


ゲタという通称で呼ばれることもあり、宇宙世紀では「ゲタ履きのMS」という表現がなされている。
日本でしか知名度が無さそうだが、宇宙世紀を代表する履物なのだろうか。

初代SFSのド・ダイYSの由来が「土台」であることは一目瞭然だが、一覧からわかるように、このセンスを受け継いだSFSも多い。
また「航空機+MS」という演出の初出は、ド・ダイYSではなく15話の偵察機ルッグンにぶら下がるザクである*14

実は現実世界にこれに似た発想の機体が計画されたことがある。さすがにマイナーすぎるためアニメに影響を与えた可能性は低そうだが…?
垂直離着陸能力のない機体を上に乗せて離陸と回収だけを肩代わりするというショート社のP17D( 参照リンク )という機体がそれである。
結局この機体は上に乗せる予定だった機体のコンセプトが大きく転換されたことで不要になり計画だけで終わった。尤も発案が英国人であった点からして実現度合いはお察しだった訳だが…

SDガンダム外伝シリーズでは、ドダイYSがジオン族のモンスタードダイライダー(グフ+ドダイYS)として、スキウレがザビロニア帝国のモンスタースキウレドラゴン(ハイザック+スキウレ)及びその亜種のギガモンスタースキウレドラゴフレイム、『SDガンダム聖伝』の魔砲スキウレとして登場している。



追記・修正は滞空と滑空ができるようになってからお願いします。

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最終更新:2025年05月03日 08:29

*1 制作史的な名称及び機体の初出は『Z』。一年戦争及びその外伝作の該当機体は「後のサブフライトシステムに相当する」という解説が正しい。

*2 あちらにも「MSの航続距離を延長する」用途が期待されていたため。

*3 その為か「アプサラス運搬用に再設計された」とする資料もある

*4 小説版『NT』だと何故か94式に置き換わっている。

*5 「いつまで使ってるんだ」と言いたくなるが、地球上ではトリントン基地にアクア・ジムやジムⅡが配備されているレベルなので、相対的にはそこまで旧式ではない。

*6 「人間魚雷」と訳されることが多いが、完全に特攻兵器の人間魚雷・回天とは違い、これは攻撃や工作が終わったら兵員はそのまま回れ右して母艦や基地に戻る

*7 全員が戦死しかねない作戦前だからこそ…ゆえもあるだろうが、作中ではメンバーがそろって談笑していると思われるコマも確認できる

*8 母艦のボズゴロフ級潜水空母と合わせた、海上・水中戦での運用が想定されている模様。

*9 ザフトには「MS万能論」のようなものが広がっており、地上用航空機の類は対地攻撃向けのヘリコプター一種類しか持っていないため、おそらく地球軍の航空戦力にもディンと「グゥルに乗ったMS」で対抗するつもりだったと思われる。

*10 設定の不統一や現場の混乱から、「コア・ファイターそのものにガンダムが立ち乗りする」という誰が見てもおかしなことになっているカットが著名

*11 ちょっとした重武装MS並みの火器を単体で使える上、できる人員さえ乗っていればハッキングによる電子攻撃も可能(作中ではメイリンに依頼することで実行)。さらにミラージュコロイドステルスで単体でも合体したMSごとでも消えることもできる

*12 さすがに旧キットブランドなので単色成形ではある。

*13 ガンダムMk-Ⅱの「フライングアーマー突撃」、ディジェの「ビームナギナタ」、ジェスタの「トライスター・フォーメーション」など。

*14 あの劇場版でカットされた「ククルス・ドアンの島」である。