登録日:2020/05/04 Mon 18:15:12
更新日:2025/02/14 Fri 11:19:37
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富山県とは、日本海側に位置する中部地方所属の
都道府県の1つである。
かつては越中国と呼ばれていた。人口は四捨五入すると100万人(2024年に入って100万を割ったり割らなかったりするようになった)。
県庁所在地:富山市
県の花:チューリップ
県の木:タテヤマスギ
県の鳥:ライチョウ
隣接する都道府県:
石川県、
新潟県、
岐阜県、
長野県
概要
富山県成立までの歴史は本家wikiを参照。
北が日本海に面しており、他三方が険しい山となっている。
昔から西隣の石川県との結びつきが強く、戦国時代末期には越中の佐々成政と加賀の前田利家が争ったり、廃藩置県で新川県が成立した後で人口過少を理由に石川県に併合された事もある。
そんな歴史的経緯から、現在は互いに意識し合う関係。
ちなみに全国で最も市町村が少ない県である。
日本海に面しているため漁業が盛んで、1年を通じて豊富な海産物が水揚げされている。
富山湾は日本海に分布する約800種のうちおよそ500種が生息していることから「天然のいけす」とも呼ばれている。
特にブリやイカの消費量が多く、刺身への支出も多い。また昆布の消費量も多く、
昆布パンや昆布スイーツまで存在している。
その他、富山湾は「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟しており、魚津から滑川にかけての海岸線では蜃気楼を見る事もできる。
結婚式の引き出物に特大のカマボコの造形品が贈られる事も。
加えて「富山の売薬(富山の薬売り)」でも知られる。
富山発祥の医薬品配置・販売業の通称だが、実直に商売をして真面目に信頼を積み上げていく富山売薬業の基本理念を指す事もある。
室町時代、中国との交易により漢方の知識が入ってくると、越中に丸剤や散剤を製造する店が次々とでき、製薬業が発展していく事となる。
戦国時代にはその知識を重要視され、自国内で更なる発展を遂げた後、江戸時代に国内の交易が活発になると、品質維持のために厳格な審査基準が設けられた。
ちなみに、いわゆる「おまけ」もこの薬売りが発祥ではないかとする説もある。
現在は「ムヒ」と「ケロリン」を作っている会社の本社がある。県ももちろん製薬・売薬業の誘致や発展に力を入れていて、県庁には専門の課まである。
県民性としては、黙々と働く堅実な考えの持ち主が多いとされている。
貯蓄率が非常に高く、持ち家率も全国1位の76.8% 。さらに一戸あたりの延床面積も全国1位の152.18㎡であり(全国平均108㎡)、大きくて立派なお家が沢山ある。
基本は大人しいが、合理的な考え方の人間が多いので納得のいかない事が起こると黙ってはいられないという。
なお、「菓子」という名字が割とありふれている他、髪や網、海老などの職業から取ったものなど珍しい苗字が多いという話がある。
半盆地地形なので夏は暑く冬はそこそこ寒い。
豪雪地帯と言われることも多いが山側の地域の話であり、平野側は言うほど降らない……と油断させておいて年に何回かはとんでもない量の雪が平野部でも降る。
数年に一回ぐらいの割合で市街地の交通が麻痺するレベルで積もることもある。
毎日新聞が2024年10月からは富山県内に
新聞の配送を行わないことを決定した。
理由は県内の部数減やコスト上昇を賄えないため。
沖縄県は地理的要因やその他の理由でほとんどの全国紙は朝刊が朝には届かない(遅れても配送はされる)のだが
そのケース以外でメジャー全国紙が配送自体を取りやめる都道府県は本県が初の事例となる。
あくまで紙新聞の印刷配送機能を撤廃するだけで、富山県内に毎日新聞の取材調査を行う能力は残しているしデジタル版の新聞の購読は可能。
富山の熊について
隣県の石川や新潟など同様にツキノワグマの出没が多い地域として知られる。
- 2010年10月に、魚津駅や魚津市役所などの付近の市街地に体長130cm体重130kgにもなる大型のツキノワグマが出没し、民家に立て籠もりを行った。怪我人などはいなかった。なお、このツキノワグマは5歳ほどの若いオスグマで駆除前はブルブルと震えたそうだ。未熟な個体がエサの匂いにつられて市街地に出てきたのだろうか。
熊の大きさ
公的に発表されるツキノワグマの大きさは体長1mなどやや大雑なものや、学術調査では体重100kg以上は測定不能とされるなどやや曖昧な情報が多い中、富山県は行政が(山形ほど詳細ではないが)有害駆除の資料を公開している。それによると成熊は概ね
平均体長130cm オス平均体重90kg メス平均体重70kg
ほどになる。立った時の身長だと170cmほどが平均だろうか。最大だと180kgの個体が記録されている。
主な郷土料理・土産
戦後の富山市街復興に携わった肉体労働者のために作られたラーメンを源流とした、富山の名物ラーメン。
塩分補給を兼ねた白飯のおかずとして作られたのでメチャクチャ塩辛い
スープに太めの麺、厚めに切った太ネギとしょっぱいメンマにぶつ切り叉焼、トドメにあらびき黒コショウという食べ応えのあるスタイル(県外に進出している店舗はこれらをややマイルドにしている)。
ブラックの由来となる
墨汁みたいな黒に近い茶色のスープは醤油なのだが、富山県では真っ黒に近い濃口醤油がよく使われておりそれが由来。
元々特定の地域にある数店舗でのみ食べられるラーメンがご当地ラーメンとして認識されるようになったという経緯から、富山ブラックを扱う店舗自体はそれなりにあれどラーメン屋の多い富山県内ではかなりマイナーな部類に属していたりする。
食べた事がないという富山県民も割といそう。
ちなみに富山ブラックの知名度UPを受けてか、県内の他地域でも「色」をテーマにしたラーメンがちょいちょい登場している。
ますずし。
かの8代将軍徳川吉宗が絶賛したという伝説が残っている押し寿司の一種で、基本的な製法自体はその時代から変わっていないらしい。
全国的に知られているのは源という会社が100年以上前からお弁当として作っている「ますのすし」だろう。
東京駅や大阪駅などで見た事があるという人もいるかも。
製法は概ね一緒だが酢の締め具合や押し加減などアレンジを利かせやすく、製造元によって結構バリエーションがあったりする。
刺身を分厚い昆布で包んで冷蔵庫で1晩ほど寝かせて作る郷土料理。
昆布のうまみを刺身が吸うので味わい深い。逆に昆布は刺身の水分を吸って柔らかくなるのでこっちも美味しく食べられる。
かつて冷蔵庫が無かった時代に、刺身を少しでも日持ちさせる手段として使われたので数日程度日持ちする効果もあったりする。昆布由来の成分で糸を引いて一瞬ギョッとするのだけが難点。
バリエーションとして山菜などを昆布で締めることもある。
昆布を薄く薄く削り取った糸状の食べ物。
富山県が原産という訳ではないが、富山ではおにぎりに巻く、ご飯にかける、蕎麦や
お好み焼きのトッピングなど実に様々な形で親しまれている。
県内のスーパーや
コンビニでも普通に売られており手軽に手に入るのもポイント。種類も豊富である。
対外的には
おでんに入れることでよく知られているが、実際は県内ではマイナーなトッピング。
ちなみに富山で昆布がやたら食べられているのは、かつて北前船の寄港地であり昆布が山ほど手に入ったことに由来しているとされる。(沖縄県なども同様の理由で昆布が常食されているそうな)
(主に)魚津市の名産品。
日本においてりんごは比較的寒冷な北側の地域で作られることが多いが、魚津市はその中で言えば南限に近い地域に属している。
その分他の地域よりも長く樹の上で生育することができ、糖度の高いりんごが収穫できる。
日本三大大仏の1つ、高岡大仏(の掌)にあやかって作られたコロッケ。
そもそも高岡市はコロッケの消費量が全国屈指であり、コロッケで町おこしをしようと考えて「高岡コロッケ」というバリエーション豊かなコロッケが町中で売られている。
大仏コロッケはその1つであり、とにかくデカいのが特徴。
富山湾の宝石と称されるシラエビという海老。
実は富山湾でしか商業漁獲がされていない。駿河湾などにも分布するがまとまって採るのが難しく商業が成り立たないそうな。
(富山湾には河川が流れ込んだところに海底谷が存在しておりそこに集まるので、まとまった量を捕獲することができる)
しかも生の白エビは痛みが早く、20世紀終盤までは富山県内ぐらいでしか生の白エビは流通していなかった。
お寿司のネタやてんぷら、白エビせんべいなどが有名だが、大きさが小さい上に一度冷凍しないと皮を剥きにくいという弱点があって古くから食べられていたわけではない様子。
そのため富山県民でも日常的に食べているわけではない。
富山湾と
兵庫県の沿岸で多く水揚げされる小さいイカ。名前の通り光るのが特徴。
富山湾(主に滑川市周辺)では世界で唯一、シーズンになると
数十万匹の大群が富山湾の海岸付近まで押し寄せるという現象が起こり、そいつらが発光するので非常に美しい光景が見られる(そのため当該海面は特別天然記念物に指定されている。)。
漁獲量だけなら兵庫県の方が多いが、この唯一無二の性質から富山の春の風物詩として知られる。浅瀬付近まで山ほど来てくれるので採取も楽だったことからかなり昔から食用とされていたようだ。
県外に出荷されたものでは生食されることもあるが地元である富山県内で生食される例は極めて少なく、ボイルや煮物、炒め物、素干しなどで食べられている。
理由は元々傷みやすい上に寄生虫が潜んでいることがあるため。このため生食用は冷凍処理は必須であり、踊り食いは非常に危険なので地元民はやらないという訳である。
白エビ、ホタルイカと並ぶ富山の3大海の幸。出世魚なので若い魚に固有の名称があるが、北陸ではハマチよりデカくなると「フクラギ」→「ガンド」などと呼ばれる。
氷見市では娘が嫁いだ初めての年末に寒ブリを丸ごと1匹をお歳暮として送る風習が古くからあり、氷見の寒ブリとして知られる。
加賀藩(主に金沢)ではブリを使った「かぶら寿司」が作られていたため、加賀藩に属していた富山県西部を中心にかぶら寿司が食されることも(ただし鯖を使う地域も多いそうな)。
輪島(能登半島)の
そうめんをルーツにしたとされる細身のうどん。稲庭うどんに近い製法だが、少々異なる仕上げ方によって滑らかさとコシを共存させているのが特徴。
パズドラのコラボでまさかのキャラクターとして出てきたので知っている人も多いのでは。
このコラボ、厳密にはプロデューサーの出身である高岡市とのコラボなので大仏や万葉線も出てくるが気にしてはいけない。
イカの塩辛の一種だが、イカスミを入れるので真っ黒になる。
富山では普通の塩辛(赤作り)も食べられているが、江戸時代には既に名産品になっていたらしい。
同様の作り方は
長崎県などにも存在するが、これを黒作りと呼ぶのは富山のみ。
富山県のかまぼこは昆布巻きなども含めて「巻いて蒸す」ものが主流であり、他県のような板かまぼこは殆ど流通していない。
巻いていないものもあるが板はついてない。
細工かまぼこはかまぼこを使った食べられるアートみたいなもので、豪華絢爛。富山での引出物の定番。
薄く切ったこんにゃくを串に刺してゆで、甘辛い味噌ダレをかけていただくおでんの一種。
かつてお祭りの縁日における定番中の定番であり、ルーレットを回して出た目の本数だけ皿に盛ってくれるのがポイントとなっている。(源流をたどると数百年前のお坊さん達の知恵比べに由来しているらしい)
ただしかなり手間がかかるので縁日ではあまり出てこなくなり、児童クラブや学校行事などで供されることが多い。
富山の居酒屋などで肴として販売されている場合もあり、お店によっては頼むとルーレットを持ってきてくれる粋な計らいをしてくれるところも。
富山県とアニメ
まず、富山県のTV局は4つしかない。
- NHK富山放送局(総合・教育)
- 北日本放送(日本テレビ系)
- 富山テレビ放送(フジテレビ系)
- チューリップテレビ(TBS系)
南砺市にはアニメ制作会社「P.A.WORKS」の本社があり、背景や建物の描写に富山の街並みを取り入れる事が多い。
『true tears』の舞台となった時には、当初は県内で放送されていなかったが、本作の評判を聞きつけた議員が放送事情を知り、県内での放送を実現させたと言われている。
それ以降は、殆どのP.A.WORKS作品が富山県で放送されるようになった。
現在富山県は「P.A.WORKS」と魚津在住のFLASHアニメクリエーターユニット「The BERICH」と協力し、富山の見どころを
アニメ化し世界中に配信する「富山観光アニメプロジェクト」を実施している。
上の件からも察せられるが富山県は
全国的に見ればアニメ過疎地域の1つである。新聞のTV欄には北陸朝日放送というテレ朝をキー局とした放送局があるのだが、これはズバリ石川県を対象としている。
お隣の岐阜県、新潟県、長野県にもテレ朝系を視聴できるチャンネルがあるのだが
富山県にだけはない。一応県境に近いエリアでは視聴できたりするらしいが……
一応、ケーブルテレビに加入していれば区域外再放送で見ることは可能であり、これは富山県全域が対象となっている。
当然ながらテレ東を視聴できるチャンネルもない。
交通
道路整備率が高く(75.7%)、県民1人あたりの
自動車保有率も高いが混雑率は大都市圏と比較すると低い。
だがそのせいで中心市街地の空洞化が進んでおり、現在は中心地を活性化させるために路面電車などの公共交通機関の再整備が行われている。
北陸新幹線は全ての車両が富山駅に、「はくたか」「つるぎ」が新高岡駅に停車する。
敦賀延伸後も「つるぎ」は富山駅が始発駅であり、かつての特急サンダーバード(現在は敦賀~大阪間で運行)の代わりということでか速達型列車も数本運行されている。
一方在来線はと言うと、第三セクターに移管した
あいの風とやま鉄道線の他、JRで
氷見線、
城端線、
高山本線がある他、私鉄で富山地方鉄道と高岡市に万葉線がある。
とやま鉄道線と富山地方鉄道は県の東西を結び、県西部は高岡市を走る万葉線、氷見線、城端線で南北の移動を補完し、県中央部は高山本線と富山地方鉄道立山線が南北を結ぶ等比較的東西南北の移動は充実している。強いて言うなら東部の南北を結ぶ路線が富山地方鉄道本線しか無いのと黒部市以東がとやま鉄道線しかなくなるのが難点だが両隣の県と比べるとかなり充実している。
富山空港は全国でも極めて珍しい(というか日本で唯一)河川敷に存在する空港であり、河川外のターミナルから飛行機までは堤防を跨いでいくことになる。なのでボーディングブリッジの長さは日本一。
福岡空港ほどではないにせよ比較的市街地に近接しており県内のみならず岐阜県高山市(国道41号線)や新潟県上越市(北陸自動車道富山ICが空港のすぐ近く)からのアクセスも良好だが、
周辺に公共交通機関が無いためレンタカーを借りないならバスで富山駅に行かないと(と言っても20分ぐらい)周辺地域の観光には使いづらい。
富山湾は大型船の寄港地(伏木港)が含まれているが、それ以外の海洋交通については特に整備されておらずフェリーなどはない。
高速道路は県内を東西に貫く北陸道、
名古屋市までの最速ルートを構築する東海北陸道、そしてスローペースながらじわりじわりと全面開通に向けて進む能越自動車道の3つがある。
山越えはあれど前述の通り道路整備率が高いので、高速道路以外でも金沢(国道8号や359号など)、新潟(国道8号)、岐阜(国道41号or156号)については比較的高規格の国道がある。
471&472号の楢峠区間はやめとけ。
長野については松本市なら41号→471号→158号が比較的使いやすいが、長野市方面は上越・糸魚川まで行かないと直接は赴けない。
8号線と41号線はともかく、それ以外は冬季の走破難度がかなり上がるので素直に高速道路を使った方がいいと思います。
主な観光地
合掌造り家屋が残る集落として
世界遺産に登録されている相倉集落、菅沼集落がある。
七寸五分の竹を打ち鳴らして歌う「こきりこ節」が有名。
日本百名城の1つ。
桜の名所としても有名で、日本さくら名所100選にも選ばれている。
現在は高岡古城公園として整備されている。
また、高岡市には国宝に指定されている「瑞龍寺」「勝興寺」といった仏閣、海越しの立山連邦という雄大な景色が拝める雨晴海岸という景勝地もある。
前述の通り大仏様も見どころ。
「海の貴婦人」として親しまれている帆船「
海王丸」が展示・公開されている。
恋人の聖地としても知られる。
運河沿いにノスタルジックな街並みが残る内川エリアは映画の舞台になったことも。
貯水量2億トンを誇る大規模ダム。映画『黒部の太陽』の舞台。
近くのレストハウスのメニュー「黒部ダムカレー」が有名。
八尾(やつお)地区で毎年9月1〜3日に開催される「おわら風の盆」は3日間で20万人もの観光客が訪れる一大イベントである。
主な市町村
県庁所在地。
市町村合併によって北は日本海(岩瀬浜など)、南は岐阜県との県境にして豪雪地帯である猪谷、中部山岳国立公園を擁する有峰(薬師岳など)などバリエーション豊かを通り越して凄まじい事になっている。スキー場と海水浴場が同じ市に存在するぞ!
このため陸路で富山県内を東西に通過しようとするとどう足掻いてもかならず富山市を通過することになる。
都道府県庁所在地の中では静岡市に次いで二番目の面積を持ち、県内を1つの自治体が占める割合で言えば全国一なんだそうな。
富山市中心部はかつて第二次世界大戦で大規模空襲を受け焼け野原になり0から整備されたためかなり整然とした街並みになっている。富岩運河環水公園には世界一美しいスターバックスがある。
名物は鱒寿司、富山ブラックなど。
「なめりかわ」市。ホタルイカの発光ショーで有名。
海洋深層水でも町おこしを行っている。
蜃気楼が見れる街として有名。北陸随一のリンゴの産地でもある。
空気が乾燥しやすい気候なため、「魚津大火」と呼ばれる災害が起きた事も。
水族館と遊園地もあるが、前者は現存する日本最古(なんと110年以上の歴史がある。建物自体は3代目)の水族館であり、後者は2024年現在富山県に唯一存在する遊園地である。
両者は隣接しているので両方同時に楽しむことも可能。
勘違いされやすいが、黒部ダムのある黒部渓谷はこの市を流れる黒部川の上流にある。
また、黒部川の開発に由来する温泉旅館が立ち並ぶエリア「宇奈月温泉」がある。
ズバリ黒部宇奈月温泉駅という新幹線駅(かがやきは通過。はくたかは一部除き停車)があるが実は温泉エリアからは離れており、そこから地方鉄道に乗り換えて25分ぐらいで着ける宇奈月温泉駅が最寄り駅だったりする。
県内第2の都市。
北陸の大阪とも呼ばれていた商都で、かつては富山市より栄えていた。
伝統工芸の高岡銅器が有名で、
漫画の巨匠・
藤子・F・不二雄の出身地としても知られる。
『ペルソナ~トリニティ・ソウル~』の舞台のモデルとなった市。
上記のみなとオアシス海王丸パークがある事で知られ、県内外からカップルが多く訪れる。
また、伏木港が中古車の輸出拠点となっている関係で輸出業を営むパキスタン人が多く定住しており(全国一位)、日本人社会に溶け込んだイミズスタンと呼ばれるコミュニティが成立するまでに至っている。
その影響でパキスタン系の料理や食材を扱うお店が多く、富山におけるインド・パキスタン系カレーの聖地と呼ばれるようになった。
氷見ブリで有名。だがほとんどが大都市圏へ行くため県民でも滅多にお目にかかれない。
藤子不二雄Aの出身地で、彼が幼少期を過ごした寺にも藤子Aキャラ石像や直筆の屏風が治められている。
この一帯は「氷見市藤子不二雄Ⓐまんがワールド」として整備されており、同氏のキャラに囲まれた人気スポットになっている。
チューリップで町おこしをしている事で有名。
ここで催されるとなみチューリップフェアは富山を代表するイベントと化している。
また、広い田畑(富山の場合は稲作地帯)にポツンとクソデカい住居が孤立して点在する散居村も有名。日本では最大規模とされる。
一級建築士の資格を持つ市長の発案により、市内の公共建築が洋風建築となっている。
これらの建築は「
メルヘン建築」と呼ばれているが、財政や老朽化などの問題に伴い現在は徐々に解体されていっている。
地理的に金沢市へのアクセスがもっともしやすい(混んでなければ国道8号線や359号線経由で30分もあれば金沢市に行ける)富山県の自治体であり、高岡市も同じく30分圏内なのでベッドタウンとしての地位を築いている。
アニメ制作会社「P.A.WORKS」の本社がある。
バット製造でも有名。
そば祭りで有名な旧・利賀村もここに属するが、県内屈指の豪雪エリアであるため冬季のアクセスは困難を極める。
かみいちまち。ムヒを作っている事で有名な池田模範堂がある。
「上市」(じょうし)という製薬業界にとって縁起のいい言葉があり、読みこそ違えど縁起のいい町として知られるので製薬業の本社や拠点がいくつか存在する。
剱岳とおおかみこどもの町でも有名。というか監督の細田守氏の出身がこの上市町である。
日本三霊山の1つ、立山がある。
黒部峡谷と黒部ダムがあるのはここ。
ビーチボール発祥の地。
名物はばたばた茶とたら汁。ヒスイの原石が海岸でも採れる(ことがある)ヒスイ海岸も観光地として知られる。
新潟県糸魚川市と接するのだが、いわゆる「西日本」と「東日本」の境界線になっているのが糸魚川市と朝日町である。
なので商用電源周波数がここを境に60Hz→50Hzに変わる(ただし厳密には、糸魚川市の一部も60Hz帯である)
特大の入善ジャンボ西瓜(黒部スイカ)や国の天然記念物の杉沢の沢スギが有名。海洋深層水も採取できる。こちらもチューリップの栽培が盛ん。
富山ブラックに倣って、入善ブラウンラーメンという深層水を使ったご当地ラーメンを町おこしで打ち出している。
日本で最も面積の小さい村。
主な出身の有名人
●政治家
●学者
●実業家
- 安田善次郎 (安田財閥設立者)
- 瀬木博尚 (博報堂創業者)
- 大谷米太郎 (ホテルニューオータニ創業者)
- 竹岸政則 (プリマハム創業者)
- 青井忠治 (丸井創業者)
- 吉田忠雄 (YKK創業者)
- 角川源義 (角川書店創立者)
- 黒田善太郎 (コクヨ創業者)
●俳優
- 黒部進
- 森カンナ
- 柴田理恵
- 池田昌子
- 風吹ジュン
- 室井滋
- 西村まさ彦
- 野際陽子
●芸人・タレント
- 立川志の輔
- 松田洋昌 (ハイキングウォーキング)
- 佐藤大樹 (クマムシ)
- はじめしゃちょー
- 中井りか(NGT48)
- 林輝幸(ジャスコ林)
●映画監督
●アニメ関連
●作家・漫画家
●スポーツ関連
- 荒木貴裕
- 石川歩
- 紺田敏正
- 高堀和也
- 西野勇士
- 柳沢敦
- 八村塁
- 馬場雄大
- 朝乃山
●架空の人物
富山県が舞台の作品
追記・修正お願いします。
- スティーブ、起きろ!ほら見てごらん?(ローカルCM) -- 名無しさん (2020-05-04 19:38:03)
- のどかで良いところだよ。 -- 名無しさん (2020-05-04 20:24:38)
- 地元民としては近所の家族構成とか職業について噂しまくり、マウント取りまくりの陰湿さがすごい嫌なんだけど、どこの田舎もそんな感じなの? -- 名無しさん (2020-05-04 21:09:27)
- 魚津は米騒動発祥の地。なお、記念碑的なものはあるものの、しょぼい -- 名無しさん (2020-05-05 00:36:29)
- ひぐらし富山県だったのか。岐阜県と思い込んでいたわ -- 名無しさん (2020-05-05 01:46:00)
- コロナの治療薬として名をあげつつあるアビガンの会社のある県 -- 名無しさん (2020-05-05 01:55:19)
- ↑2 モデルになったのは岐阜県の白川郷。でも、作者が白川郷を富山だと勘違いして書いていたので、作中描写では富山っぽい感じになってる -- 名無しさん (2020-05-05 11:28:51)
- 今スポーツ関係の出身者に八村入れないんかい -- 名無しさん (2020-05-05 17:21:00)
- ↑自分で入れてみては? -- 名無しさん (2020-05-05 18:08:10)
- 高岡古城公園には、無料開放されている動物園がある。この動物園、看板の説明文がサブカルネタまみれだと一時は話題になったことも。 -- 名無しさん (2020-05-05 20:05:17)
- 氷見のブリは全部 東京とかの都会に送られるから県民の口には入らないともっぱらの噂だよ -- 名無しさん (2020-05-06 00:32:05)
- 記事出来たはいいけど石川県にひまりちゃんあってこっちにりつないの解せぬ -- 名無しさん (2020-05-06 21:26:40)
- エロ漫画サービスの日本全国のデータで富山はショタが最人気のジャンルと知って草だった -- 名無しさん (2020-11-20 19:09:30)
- 210.250.181.187による一方的な主観の誹謗中傷を荒らし報告ページに通報しました -- 名無しさん (2024-09-05 10:49:46)
- 夏の甲子園で唯一準決勝に行ったことがない都道府県 -- 名無しさん (2024-09-07 13:04:08)
最終更新:2025年02月14日 11:19