ゼンノロブロイ(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2022/12/19 Mon 00:00:42
更新日:2025/03/20 Thu 22:35:17
所要時間:や、約 35 分で読むことができますっ


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Heroic Author Inlaid Stories Zenno Rob Roy ※中学生です おっぱい このおっぱいで中等部は無理でしょ ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー オリビエ・ペリエ キルト クレイモア ジュニア期ファン稼ぎ勢 ステイヤー ゼンノロブロイ ゼンノロブロイの英雄譚 ゼンノロブロイは勇者である デカ耳 トランジスタグラマー トレセン学園中等部 トレーナースパダリ勢 メスドラフ体型 ロブ・ロイ ロリ巨乳 先行バ 光輝く剣 図書委員 地味かわいい 埋火の英雄 大器の英雄 巨乳 差しウマ 所要時間30分以上の項目 掲げよ、己が魂の剣を! 文学少女 横山典弘 照井春佳 王道の覇者。 眼鏡 眼鏡っ娘 秋シニア三冠 美浦寮 英雄 英雄への道標 藤沢和雄 読書家




いつか物語の主人公に……
本好きなら誰でも憧れますよね



ゼンノロブロイ(Zenno Rob Roy)(以下「ロブロイ」)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:照井春佳

モチーフ元である競走馬『ゼンノロブロイ』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:いつか英雄譚を。想像力豊かな読書家
誕生日:3月27日
身長:140cm
体重:増減なし
スリーサイズ:B89・W56・H77
靴のサイズ:左右ともに21.0cm
学年:中等部
所属寮:美浦寮
得意なこと:正確無比な道案内
苦手なこと:湿気、ヤギ
耳のこと:物語の山場になるとピンと反り返る
尻尾のこと:人ごみだと緊張して微動だにしない
家族のこと:両親が最新家電を語りだすと日が暮れる
マイルール:ホラー小説は明るくて賑やかなところで読む
スマホ壁紙:ロッホ・カトリンの風景写真
出走前は…:念入りにブラッシングしておさげを結い直す

ヒミツ:①牛に好かれやすい / ②洋酒の香りがするお菓子が好き
自己紹介:ゼンノロブロイと申します。その…こんな私ですが、英雄譚に憧れていまして…いつかレースの中で、私の物語を描きたいです…!

キャラクターソング:埋火の英雄

「成就への橋」

あまりに流れは急だった
ならば石をひとつずつ
積み上げていくとしよう

強固な橋が完成したとき
手足のたくましさが
増していることに気づく

瞳に自信を宿らせて
さあ胸を張って渡ろう
対岸に待つのは
まさしく大願である

2022年 URA「名ウマ娘の肖像」ゼンノロブロイより


◆概要


画像出典:【ウマ娘 プリティーダービー】CM「Become a Legend 世界」篇
© Cygames・JRA

大器の英雄の快進撃

2004年、史上2頭目にして後に続く者無き秋古馬三冠を達成し、その翌年遠征でインターナショナルステークス2着入線を果たした紛れもない超名馬ながらも、後に現れた更なる伝説に呑まれ、打ち立てた功績に対して地味などとも評されてしまった不遇の競走馬『ゼンノロブロイ』号がモチーフのウマ娘

史実競走馬の黒鹿毛を反映した、黒髪の三つ編みヘアーとメガネがチャームポイント。
また所謂「デカ耳族」の1人でもあり、馬というよりは最早ウサギといってもいい長くて大きな耳を持っているのも特徴。
そして小柄な身長に反してB89と、かなりのモノをお持ちのトランジスタグラマーでもある。

その中身は外見のイメージと違わないと言って良く、物静かで控えめ、物腰丁寧な性格。
押しが弱く引っ込み思案であることも含め、自分自身でも地味で目立ちにくいと語っており、自己評価は低め。
でもそんな立派なモノを持っているのに目立たないっていうのは無理があると思うな。

しかし、内には自分の確固たる夢──自身と同じ名前を持つスコットランドの義賊、ロブ・ロイのような英雄になりたい──を秘めているのだ
故に、物語の英雄というものに強い憧れを抱いており、その手の話題になると普段の気弱な性格がどこへやらというレベルに饒舌になる。
また、これまた外見のイメージ通りというか、トレセン学園では図書委員も務めており、そちらでの仕事ぶりもなかなかのもの。
1コマ漫画ではおすすめ本の紹介などを丁寧にこなしている他、やはり戦記物や英雄譚の紹介の時だけ異常に早口になっている、なんてシーンも。

実の所、普段は自身の名と同じロブ・ロイのようには到底なれない、名前負けをしている情けないダメなウマ娘なんだ……と、表向きは非常にマイナス思考。
自身の「英雄になりたい」という夢も、言えば周囲に笑われるだけと考えてしまう程だが、それでも夢を諦めるなんて選択肢は一切考えないで、例え地味で目立たずとも、その裏では地道に懸命に努力を重ねているという一面も持っている
手持ちのノートにも、普段のトレーニングやら何やらの情報がビッシリと記載されている程で、気弱な表向きに反して内に秘めた夢とそれに懸ける思いは非常に真剣かつ強固。別の言い方をするなら「諦めが悪い」と称せるものなのだ。

自身がそのような性質だからか、トレーナーやの他のウマ娘たちに対する接し方も丁寧且つ繊細。
押しが弱くおどおどしながら、時には自分の行動が迷惑じゃないかと心配になりながらも、常に相手のことを気遣い、助けになろうとする姿勢から、彼女のことを好意的に見ている者も数多い。
とはいえ、個別ストーリーの後半を見るに、これまた文学少女らしいというか、思い込みの激しい面も強いが……。

プロフィールのヒミツについてだが、牛に好かれやすいというのは、英雄ロブ・ロイが大成する前は牛のトレーダーを生業としていたこと、洋酒の香りがするお菓子が好きというのは、彼と同名のカクテルが存在する*1ことにちなむと推測されており、
こういった細かな部分でも英雄ロブ・ロイへの憧れを徹底していると言える。
間違っても上半身のご立派なブツを見て牛さんに仲間だと思われているという訳ではない、多分。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:G マイル:E 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:G 先行:A 差し:A 追込:E
2022年12月12日に☆3「Heroic Author」として実装。
史実競走馬の功績に因んだ秋古馬三冠いずれかの時期で実装という予想が多かったが、
その予想通りの12月=有馬記念の時期に因んでの育成実装となった。
なお、その後の12月の育成実装が別衣装のナリタブライアン→イベントでの別衣装と続いたため、結果としてロブロイが2022年最後の育成新規ウマ娘となった。

そして2024年8月30日には別衣装として☆3「Inlaid Stories」が実装された。

秋古馬三冠達成という実績を反映してか、距離適性は中距離・長距離が最高のステイヤー型となっている。
また、デビュー戦の一度きりとはいえ1600mのレースでも1勝を挙げたことからかマイルの適性もEとなっており、
初期因子を最大限揃えれば中長距離と同じく最高のAまで持っていける下地を備えている。
クライマックスシナリオの育成においては非常にありがたい。

脚質適性については先行と差しが最高のA、追込はギリギリ補正が効くE、残りの逃げが最低のGとなっている。
後述する固有スキルの性能を考えるならやはり先行一択となり、差しや追込で育成するのは趣味の範疇であろう。

[Heroic(ヒロイック) Author(オーサー)]

本の挿絵のような勝負服を着られて…今でも夢みたいです。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Heroic Author]ゼンノロブロイ」勝負服
© Cygames・JRA

「ゼンノ」冠名*2で知られる大迫忍氏と、同氏の死後に所有馬を引き継いだ奥方・久美子氏の勝負服「袖緑一本輪緑鋸歯形」をベースとしたもの。
軍服を思わせる黄、緑の二色で彩られたジャケット、スカートを纏い、胸元にはブラウンのベルトで固定したマフラー、頭部には帽子を着用。
モデルとなっているのはスコットランドの民族衣装「キルト」で、これもまたロブ・ロイをイメージしたものとなっている。
因みに原案だとチェックのスカートに灰色のコート、黄色いリボンのセーラーと、冬物の学生服のようなシンプルなもので、アプリ実装に辺り大きく変更が加えられたウマ娘の1人でもある。

Heroicは「勇敢、勇ましい」、Authorは「著者、作者、創造者」といった意味合いをそれぞれ持つ単語。
繋げて意訳するなら『英雄譚の著者』といったところで、正に作中のロブロイの在り方をピタリと表すネーミングとなっている。
また、Author=アーサーの方については日本でもメジャーな英雄の1人、アーサー王にもかけていると思われる。*3

成長率はスタミナに+10%、賢さに+20%。文学少女らしく賢さの補正が高めとなっている。

所持スキル
史実の活躍を反映してか、秋のレースや中距離、長距離向けといった秋シニア三冠で有利に働くスキルラインナップとなっている。

「冬ウマ娘〇」はデフォルトで所持していないものの、シニア級有馬記念勝利で確定でヒントを得られる。
また、後述のSSR【魔力授かりし英雄】の連続イベントを踏襲した「右/左回り〇」獲得イベントもある。

進化スキル導入後は、光輝く剣によって中距離、長距離双方に対応できるようになった他、
英雄への道標と物語を紡ぐ者の選択式で回復と速度、どちらを重視するかも調整が可能になったなど、
総じて中距離及び長距離どちらでも活躍が見込める構成となっている。

通常スキル:
秋ウマ娘〇、好位追走、中距離コーナー〇、(覚醒Lv2)先行コーナー〇、(覚醒Lv4)長距離直線〇

レアスキル:
(覚醒Lv3)レースプランナー(レース中盤で前の方にいると疲れにくくなる/先行)
英雄への道標(レース中盤に前の方にいると持久力をすごく回復する/先行)
物語を紡ぐ者(レース中盤に前の方にいると持久力をわずかに回復し速度が上がる/先行)

(覚醒Lv5)光芒円刃(コーナーで速度が上がる/中距離)
光輝く剣(コーナーで速度がすごく上がる/中距離・長距離)



私だって…英雄に!


信じて進めば…いつか…


きっと!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Heroic Author]ゼンノロブロイ」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「掲げよ、己が魂の剣を!」。
効果は「レース終盤の残り400m地点で前の方だと速度が上がる、さらにG1など大舞台で人気が高い場合すごく上がる」というもの。
発動条件自体はレース終盤で前方にいるだけで良いという非常に緩いものとなっている他、
大舞台且つ高人気の場合は更に強化されるという独特の効果も併せ持っている。
といっても後半の強化については限定的なものなため、合致していればラッキー程度に考えておくこと。
レース終盤に前方、ということからやはり作戦・先行の場合に最も活かせるスキルと言える。

発動演出も特徴的で、ロブロイが英雄譚から聖剣を召喚し、それを両手で一振りすることで前方の闇を切り払い光差す湖畔を映し出す……という、ファンタジー全開なものとなっている。
演出が公開されるや、案の定約束された勝利の剣だの『仮面ライダーセイバー』だの『魔法騎士レイアース』だのと色々ネタにされた上、一部では最後のロブロイのキメ顔が「選挙ポスターみたい」とも言われた。
聖剣を引き抜くシーンや、振り払ったあとのイングランド湖水地方を思わせる風景から、スキル名と同様にこちらも『アーサー王伝説』が下地にあると思われる。
ルームメイトは短剣を構えて突撃、こちらは聖剣を召喚して一刀両断と、冷静に考えるとなかなかにぶっ飛んでいる。今更ではあるが。
因みにこの剣だが、単なる演出かと思いきや実際に所持している。流石に刃を潰したレプリカではあるが作りや重量は本物のそれであるため、ウマ娘の膂力も合わさって非常に危険である。
刃が無いなら無いで叩きつけてやれになるのは想像に難しくない

い、今ここに、
伝説は刻まれました…っ!

[Inlaid(インレイド) Stories(ストーリーズ)]

ずっと大切にします。
ユニさんが選んでくれた服ですから。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Inlaid Stories]ゼンノロブロイ」勝負服
© Cygames・JRA

ストーリーイベント『あなたと仰ぐハーベストムーン』に合わせ実装された新衣装。
イベント内でネオユニヴァースと一緒に選んだお互いのイメージを交換した衣装。
ユニヴァースを思い起こさせる宇宙、星空をコンセプトにしており、髪型も普段のユニヴァースを模して三つ編みからストレートに変更されている。
胸元のチャームもお揃いで、ロブロイのものには惑星のマークが刻まれている。

衣装名のInlaidには「象嵌された」「散りばめられた」などの意味合いがある。

こちらの成長率はスピード、パワー、賢さに+10%ずつとなっているバランス型。

所持スキル
スキルラインナップを見るに、こちらも通常衣装と同じくロブロイを象徴するレースである秋シニア三冠で有効に働くものとなっている。
特に嵐纏いし英雄は往くのおかげで天皇賞(秋)とジャパンカップだけでなく、有馬記念にもしっかり対応しているのが嬉しい。

また、育成中にランダムに発生する衣装イベントでは選択肢次第で「シンパシー」のスキルを確定入手できるようになっている。
ストーリーイベントでの相方であった別衣装ネオユニヴァースの持つレアスキルを活かすためには、これを取得した上でセットで走らせるのが必須となっており、こういった点でも繋がりの強さを感じることができる。

通常スキル:
攻めの姿勢、先行直線〇、秋ウマ娘〇、(覚醒Lv2)食らいつき、(覚醒Lv4)狙いを定めて

レアスキル:
(覚醒Lv3)勇迅一閃(直線で速度が上がる/先行)
勇躍閃々(レース終盤が迫ったときの直線で速度がすごく上がる/先行)

(覚醒Lv5)初嵐(秋のレースが得意になりスピードとパワーが上昇する)
嵐纏いし英雄は往く(秋と冬のレースが得意になりスピードとパワーがすごく上昇する)



ふふ…


まだ見ぬ世界への大冒険! たくさんのきらめき!


なんてステキな物語…!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Inlaid Stories]ゼンノロブロイ」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「未知との遭遇、即ち物語」。
効果は「終盤の最終直線で前方にいると速度が少し上がる、東京レース場の中距離か中山レース場の2500mのレースではさらに少し前に出る」というもの。
最終直線で前方にいるという発動条件の緩さの代わりに、効果内容は固有スキルとしては控えめな部類。
東京レース場の中距離か中山レース場の2500m限定ですこし前に出る=即時最高速度アップの効果が追加されるため、
上述したレアスキルや進化スキルも合わせて、やはり最大限の性能を発揮できるのは秋シニア三冠のレースということになるだろう。
それならこのウマ娘の固有スキルもちゃんとした複合スキルに直してあげてください…。

発動演出時における物語の世界を満面の笑顔で駆け回るロブロイの姿が実に可愛さ満点。

星の海を渡るような、大冒険でした…!

固有二つ名は共通して「大器の英雄」。
取得条件は「1番人気でシニア級の天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念を勝利し、ファン数が320000人以上になる」。
こちらでもやはり史実を忠実に再現する秋シニア三冠全てでの勝利を求められる形になる。
クライマックスシナリオ以外ではシニア期の目標として、この3レース全てで1着を求められているため、必然的にシナリオクリアと連動している。
残りのファン数についても、秋シニア三冠以前にも複数のG1レースが目標に据えられているため、それらを順当に勝ち進んでいけば自然とファン数も稼げる形となる。
総括して、クリアを目指して順当にレースを勝ち進めば自然と取得できるということも多く、オグリキャップと並び、固有二つ名の中でも取得のハードルはかなり低い方である。


サポートカード

2021年4月26日共通のRとSR【おすすめ本、あります!】が実装されており、2021年9月29日にはSSR【魔力授かりし英雄】が追加、
更に2022年6月30日にはストーリーイベント『シーク・ソルヴ・サマーウォーク!』の配布報酬として【ロードナイトと夢の石】が追加されている。

SR【おすすめ本、あります!】

得意練習はスタミナ。
無凸段階で友情ボーナス、やる気効果アップ、トレーニング効果アップの3種を備えている他、ヒントLvアップやヒント発生率アップなども備えている。
また、取得可能なスキルも「ポジションセンス」「垂れウマ回避」「臨機応変」といった、距離、脚質を問わない汎用性の高いものが揃っているため、スキル取得目的で編成するのもいいかもしれない。
完凸すればスタミナボーナスが追加される他、得意率も60と高めのため、グランドライブシナリオでは高評価を得ている。
反面、レースボーナス、ファン数ボーナスが共にゼロのため、クライマックスシナリオでは一転して使いにくい1枚。

SSR【魔力授かりし英雄】

得意練習はスピード。
完凸状態での比較だと、SR版からの変更はスタミナボーナスがスピードボーナスに切り替わっているくらいで、やる気、友情、トレーニング効果の3種と高い得意率、汎用性のあるスキルラインナップとヒント関係の効果等々、SR版とほぼ変わらない感覚で使っていける。
相変わらずレースボーナスやファン数ボーナスを持たないため、やはりクライマックスシナリオではいまいち。
連続イベントを完走すると差しの回復レアスキルである「潜伏体勢」が取得可能。
また、この連続イベントの最中に「右回り〇or左回り〇を選択で確定入手」が含まれており、特定コースを走らせるチャンピオンズミーティングではこれを目的としての起用余地もある。
また、3周年以降はトレーニングパスで入手可能となっており、サポカ資産の少ないトレーナーにとっては心強い1枚となるだろう。

SSR【ロードナイトと夢の石】

得意練習はスタミナ。
ヒントLvアップやヒント発生率アップは変わらず健在なものの、取得可能なスキルは刷新されており、中距離及び差し向けのスキルが中心となっている。
固有効果が「絆ゲージが80以上の時、トレーニング効果アップ」と独特なもので、条件を満たせば10%となかなかの効力を発揮するものの、
他のサポカと異なり個別のトレーニング効果アップ及びやる気効果アップを持っていないため、絆ゲージが上がりきる前だと練習性能に大きく劣ってしまうのが難点。
レースボーナスやファン数ボーナスが追加されているものの、飽くまでも最低限のため、クライマックスシナリオでの使いにくさもそのまま。
こちらではイベント完走により、中距離レースでのポジションスキル「千里眼」を取得可能。
また、これにより、アオハル杯に頼らずとも「開眼者」*4の称号を取るのが楽になった。
また、高いヒント性能、連続イベントで発動しやすいスキルのヒントを2個も貰えるため、スキルの発動数が大事なネオユニヴァースを差し育成する際のスタミナ枠としても有用。


個別ストーリー

一閃の光芒が地平を切り拓く。荒々しく、誇り高く、先陣を往くさまは正に──英雄。

とある日のとあるレース場、そんな鮮烈な走りを展開したウマ娘を目にしたトレーナー。
一度会ってぜひ話してみたいとその姿を追うも、名前の一文字も掴めず手がかりも全く無く、すぐに行き詰って数ヶ月が経過。
あの英雄のことばかり考える余り、英雄譚が読みたくなり学園の図書室へ伝記を探しに来たが、なかなか見つからなかった。

すると。

……あ、あの……なにか、お困りでしょうか?

そんなトレーナーにおずおずと声をかけたのが、図書委員も務めている控えめな文学少女のウマ娘、ゼンノロブロイ。
伝記は歴史書ではなく小説とエッセイの棚にある*5と教えてくれた彼女は、英雄譚の話題になると途端に饒舌になったり、初対面のトレーナーでも英雄譚が好きなんだなとわかる程の熱意を見せる。
トレーナーはそんなロブロイに、自分が目にした『英雄みたいな』ウマ娘の話をしたところ、そのウマ娘の存在に対して強い興味を示した彼女は、ほぼ勢いのままにトレーナーの『英雄探し』を手伝うことに。

条件に合致しそうなウマ娘に対して、様々な推測を立てながら数日、ロブロイは予測の一つとして自分の憧れでもあるシンボリクリスエスの名前を挙げた。
速く強く、カッコいい、正に英雄そのものな強者であるクリスエスのことを得々と語りつつ、ちょうどその日は彼女がトレーニング場にいるとのことだったので、一緒に観察に行くことに。

やってきたトレーニングコース、恵まれた体格とそれに見合う力強さと纏う気迫……遠くから眺めているだけでも圧倒されるような走りだったものの、あの日見た英雄とはまた別種の走り方、というのがトレーナーの率直な感想であった。

そしてふと横に目をやると、真剣そのものといった様相でクリスエスの走りを事細かに観察し、手元のノートにメモを取るロブロイの姿が。
クリスエス以外にもレース場の様々なウマ娘を観察し、ホイッスルの音に合わせるように耳と尻尾がせわしなく動いていく。
ふと「走りたい?」と一声かけると、ロブロイは大慌てで弁解した後その場を去ってしまい、しかも手にしていたノートを落としていってしまった。
思わず中身に目をやると予想通り……いや、予想以上
観察したクリスエスの走りが、今日の分だけでぎっしりとページが埋め尽くされていた。

直後、1人の優しそうな教官が声をかけてきた。
ロブロイのトレーニングをよく担当するという彼女は「ロブロイがケガで選抜レースを何度か逃しており元気を失っている、次の種目別競技大会ではしっかりと結果を残そうと話していたものの、ここ最近は自主トレの頻度も減っていてレースへのやる気を失いかけてるのではないか」と心配していたところで、ついに専属トレーナーが着いてくれたのかと思い、声をかけたとのこと。
誤解を謝る彼女にトレーナーは

諦めたり逃げたりは、してないと思います。

ノートの筆記量と端に書かれた力強い筆跡の『もっと強く』という一文。
それを目にしただけでもトレーナーは、ゼンノロブロイというウマ娘のレースに懸ける真剣さを十分に読み取っており、全く心配することは無いと答えた。

さらに数日後。なおも続く『英雄探し』の中で、トレーナーは教官に聞いた話についてロブロイに問いかけてみる。
すると、ロブロイは最近の不調、自分は地味で目立たない存在、英雄に憧れながらも自己嫌悪で失敗の繰り返し……等といった自身の近況、そして自身の名であるゼンノロブロイ、それに関連付けた英雄ロブ・ロイのことについてを語る。
強きを挫き、弱きを助ける、一族の名誉を取り戻すために戦い続けたヒーロー。
正に英雄で自分なんかとは大違いだ、と……。

あは、は……、……っ。ごめんなさい、今日はもう帰りますね……!

力無く笑いながら話を切り上げ、ロブロイは図書室から去ってしまう。
姿を見失ってしまうものの、妙な確信を覚えていたトレーナーは駆け出し、そしてトレーニングコースでロブロイの姿を見つけ出す。
驚くロブロイを他所にトレーナーは、あの日拾ったノートを彼女に返しつつ彼女に問う。

ロブロイ。君の夢は?

いきなりの質問にロブロイはキョトンとしながらも、絶対に笑わないか? と確認を取った上で答える。
「自分は英雄になることを夢見ていた」のだと。
が、いい夢だ。と率直に答えるトレーナーの言葉をロブロイは自ら否定し、みっともないし残酷な夢だと涙ながらに漏らす。

先輩にも、同年代にも後輩にだって、それこそ英雄みたいに強くてスゴくて目立つ子はたくさんいて。
みんなそれぞれ素晴らしい夢を……物語を背負っていて。一族の誇りを守りたいとか、見ている人を幸せにしたいとか!
私にはそういうのはなくて、ただ目立ちたいだけ、自分を見てほしいだけで……っ!
私には物語がない! だからずっと、脇役なんです……!

しかし、そんなロブロイの弱さの吐露さえ、トレーナーはしっかりと受け止め、彼女自身からまだ英雄になることを諦めてないという言葉を引き出し、
その上でロブロイの手にしていたノートを借り、表紙にとある一文を書き足す。それは──

『ゼンノロブロイの英雄譚』……?

俺は、これが読みたい!

え──ええっ!?

君にトレーニングをつけさせてほしい

『英雄探し』は一時中断、今は目の前のウマ娘の物語を見ていたいと心に決めたトレーナー。
思わぬ勧誘に面食らったロブロイは「自分なんかでいいのか?」となおも問うが、それでも深く頷いてくれたトレーナーの申し出を受けいれることに。

ロブロイはトレーナーの指導を受けることで、ケガをする前の調子を取り戻していく。
さらにメキメキと実力を伸ばしてはいくものの、同時に今まで集めた情報から、トレーナーがあの日目にした『英雄のような』ウマ娘はやはりクリスエスに違いないという予想を立てていた。
そして一人こっそりと「次の種目別競技大会が終わったらトレーナーに真実を打ち明け、今の関係を終わりにしよう」と決める。

そして迎えた種目別競技大会当日。
ロブロイは先日に決めた思いからの不安のせいか、レース開始直後に出遅れてしまう。
どんどん遠くなるクリスエスの背中を目にしながら、やっぱり自分なんかが主役になれるわけがないと思ってしまうも──。

主役は君だ、ロブロイ!!

横から聞こえてくるトレーナーの応援。
競技大会が終わっても、本当の英雄が見つかっても……自分が主役の物語をトレーナーにずっと見てもらいたい。
その本心に気づいたロブロイは再奮起。
爆発的なラストスパートを展開して前方を行くクリスエスに追い縋る。

主役はっ……私だ!! たぁぁあああああーーーーっ!!

ひたすらがむしゃらに――力強く、荒々しく、誇り高く走り抜けるロブロイの姿を目にしたトレーナーが得た確信……
ギリギリの所まで迫ったものの、ロブロイはクリスエスに僅か届かずに敗北。
やはり現実はそう上手くいくものではない、再度気落ちしてしまいながらもロブロイは今度こそトレーナーに思いの丈と別れを──

……トレーナーさん! あの、私、あなたの英雄の正体が──

君だったんだ!!

わかっ──はい?

英雄は君だった!

……告げようとした矢先に興奮気味に捲し立ててきたトレーナーに言葉を遮られてしまう。
そこへ先程の奮闘を称えようとやってきたクリスエス。
彼女に直接確かめたところ、トレーナーが『英雄』を目撃した日時・コースでクリスエスが練習していたのは間違いなかった。
ロブロイとの合同練習を。
練習中の髪型やアクシデントも突き合わせた結果、あの日トレーナーが目にした『英雄』はほかならぬゼンノロブロイだったのだ。*6
ついに『英雄』を見つけたトレーナーは、その勢いのままにロブロイとの正式契約を懇願、驚くロブロイ。そして横には蚊帳の外のクリスエス。

落ち着いたところで、最初からずっと自分のことを見ていてくれたトレーナーに対する信頼は既に十分すぎるものだと感じたロブロイは、改めて共にこの先を歩んでいくことを決意するのであった。

2人で、きっと完成させましょう。『ゼンノロブロイの英雄譚』を……!

育成シナリオ

そんな感じの流れで始まるロブロイの育成シナリオ。
地味で目立たないと気落ちしやすい、されど良い意味で諦めの悪いロブロイのことを献身的に支えながらトレーニングを重ねていき、
ロブロイ自身の英雄譚の完成を目指して数々のレースに挑んでいくことになる。

クライマックスシナリオ以外の育成目標としてはファン数集めから始まり、G2レースの青葉賞を経て、
日本ダービー、菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念等の数多くのG1レースに挑んでいくことになり、
そしてやがてはロブロイ自身が最高に輝く舞台──秋シニア三冠のレースを駆けることになる。
なお、ファン数集めに関してはマイル適性が低いことを考慮してか、史実ガン無視で期限が長めの「5000人集める」となっている。*7
そのため、例の現象はほぼ起こらないと言っていい。マックイーンとシュヴァルグランは犠牲になったのだ…。

日本ダービーからは目標が全てG1レースとなるため純粋に勝利難易度が高く、
サポカや因子の揃っていない初心者にはハードな目標設定となっている。
しかも、最後の秋シニア三連戦(天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念)では全て1着が求められる。

ラストの有馬記念では、直前に付与される限定スキル「英雄の光輝」によってステータスが大幅に底上げされることもあり、事実上のイベント戦と化すものの、
それ以外の2戦については純粋に実力で勝ち上がらなければいけないため、総合的な難易度はなかなかに高めといっていい。
こんなトコでもルームメイトとそっくりにならなくても…

育成シナリオ内で特にピックアップされるのが、個別ストーリー序盤でも姿を現していたシンボリクリスエスとの関係について。
ロブロイにとっては正に理想の体現者、英雄的存在といっていいクリスエスのことをもっと知りたいとその背を追いつつ、
やがて為すべきこと為したとレースの世界を去ろうとする姿勢に言いようの無い衝撃を受けたその先──
単に憧れるだけでなくクリスエスを超えたい、彼女を繋ぎ止めもっと戦いたいという更なる熱意を爆発させていくことに。
そしてその姿に感化されたクリスエスもまた、ロブロイを強く意識していくようになる……と、非常に熱い展開となっている。

また隠しイベントとして、育成目標である秋シニア三冠の他、クラシック三冠と春シニア三冠も同時に達成することで、
シニア期のラストに「カーテンコール、あるいは幕開け」が発生。
全ステータス+10、スキルPt+20に加え、「尻尾上がり」「中距離直線〇」「長距離コーナー〇」のスキルも得られるなど、非常に強力な特典を得ることができる。
秋シニア三冠は目標レースで自然と消化できるとはいえ、合計9つのG1レースで勝利を求められるため、達成のためにはしっかりとステータスを鍛える必要がある。
条件となるレースの内、皐月賞と大阪杯は目標外のため、取りこぼしにも注意すること。

特殊実況は天皇賞(秋)に設定されており、史実再現含めてここまででG1未勝利という条件も求められる。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
勝ったのはゼンノロブロイ!
度重なるG1挑戦を経ての初めてのタイトル!
秋の盾を手にしました!

元ネタ:2004年天皇賞(秋) フジテレビ・塩原恒夫アナ

◆関連キャラクター

ロブロイにとっての憧れの相手。為すべきことを為すために走り続ける気高きウマ娘。
感情の起伏に乏しく口数も少ないため、一見すると非常に冷たい雰囲気を醸し出しているものの、
レースにおいては非常に力強い走りを展開し、インタビューの場でも堂々たる姿で答えるなど、内に秘めた闘志は非常に熱い。

デビュー以来、その人となりをもっと詳しく知りたいと願ったロブロイがその背を追うことになり、
共にトレーニングに励んだり、クリスエスのレースを観戦に行ったりと、交流を重ねていくことになる。
しかし、ロブロイのクラシック期において、突如として有馬記念のレースを最後にレースの舞台から去ると宣言。
その言葉に衝撃を受けると同時にロブロイの中で気持ちに変化が生じ、憧れの相手を明確に超えたいと奮起するように
それはそれとして1コマ漫画では耳を触りながらふわふわ感を楽しむ等仲も相当良いようだ。ガタッ

クリスエスもまた、自分を慕う後輩として口数少ないながらも彼女なりに親身に接してはいたが、
上述の引退宣言直後のロブロイからの言葉を受けて気持ちに揺らぎが生じ、今度は自分の方がロブロイのことを意識するようになっていくなど、
ロブロイとの交流を通じて精神的に一皮剝けることになる。

史実においては史上初の天皇賞(秋)、有馬記念のダブル連覇を果たした名馬であり、同じ厩舎の先輩後輩の間柄。
クリスエスは引退レースの有馬記念を1着且つレコードタイム更新で圧勝しており、同時出走していたロブロイは3着という結果に。
その翌年の有馬記念の勝利を以てロブロイは秋古馬三冠達成。同時に今度は自身がクリスエスのレコードを塗り替える*8という偉業を達成している。

皆を幸せにする幸せの青いバラになりたいと志す漆黒のステイヤー。寮におけるロブロイのルームメイト。
共に控えめ、臆病、引っ込み思案といった性格が共通しており、時には非常にぎこちない会話を展開してしまうことも多いが、
双方、お互いがお互いのことを気遣い、譲り合えるという優しい心の持ち主でもあることや、
本を読むのが大好きという共通の趣味を持っていることなどから基本的には良好な関係を築いている。
なお一コマ漫画でライスが内緒で描いてた絵本を読んでファンになり作者等を聞いて来ると言う地獄を見せる事にもなっている

2021年秋のストーリーイベント「Make up in Halloween!」において深く関わっていた他、2人の馴れ初めも語られており、
入学当初、ロブロイは自己アピール力が低く浮き気味になっており、せめてルームメイトの人とは仲良くしたいと思いながらも、
突然、友達になりたいなんて言ったら迷惑だろうか? と、強く踏み切れなかった所、
ライスシャワーがオドオドしながらも一歩踏み出し、震える自分の手を握ってくれたことをきっかけに良き友人となって今に至る。

他、ライスシャワーの育成シナリオ時点でもロブロイは登場しており、
天皇賞(春)の打倒マックイーンに向けて無茶な自主練をしている様子をライスのトレーナーに伝え、
その上でライスにも直接励ましの言葉をかけるなど、この頃からライスとの友情とロブロイの心優しい一面が描かれていた。

そしてロブロイ自身の育成シナリオにおけるイベントでもライスは登場。
学園の中庭の一角でロブロイと共に、イギリス古典小説のシチュエーションを模した本格的なお茶会を催しトークに華を咲かせるなど、こちらでも仲睦まじい姿を見せてくれる。

史実では活躍した年代が離れているため史実における明確な繋がりは無いため、「本好き」「控えめで優しい性格」「耳がデカい」といったキャラ性を重視した繋がりと目されている。
また、双方史実においてまた、「同期に二冠馬がおり*9、二冠馬が離脱した古馬期に活躍」「輝かしい功績を残したにも拘らず、現役当時はそれに見合った正当な評価を得られなかった*10」という共通点がある。
なお過去の某漫画では、ライスシャワーの霊が一時ゼンノロブロイに三冠阻止の加護を与えようとしてすれ違いから潰れ、別な馬を菊花賞に推す話があったり。
また、ロブロイが大剣振り下ろす固有モーション、ライスが短剣抜いて突っ込んで来る固有モーションのせいでこの部屋だけFGOやってるとネタにされた

レースの魔法を得るために、日々周囲を振り回すワガママ放題な魔法少女スイーピー。
英雄と物語の好きなロブロイ、魔女・魔法好きのスイープ。共にファンタジー分野に憧れがある点では貴重な趣味が合う同士ということもありかなり仲が良い。
ロブロイが思わずマシンガントークでファンタジーを語っても、それを拒絶せずむしろどんどん聞いてくれる。

スイープのシナリオにおいてロブロイはメインキャラの1人として登場。
臆病で引っ込み思案な自分とは対照的に、ワガママながらも自分の確固たる意志を貫き通し、レースの魔法で周囲を惹きつける姿に自身も感化され、
やがては秋シニア三冠を駆け抜けた英雄として、トリプルティアラを走り抜いた魔女たるスイープに真っ向からライバル宣言。
シニア期の宝塚記念で激突するなど大きな存在感を示している。

ロブロイの育成シナリオにおいては、シンボリクリスエスとタニノギムレットの英雄談義に参加したいと思いながらも、
臆病な気質から踏み込めないロブロイの手を引いてその輪の中に引っ張ってあげたり、
眼鏡を外すのを嫌がるロブロイに対し、眼鏡の魔法を調べるために外すように強要したりといったイベントがある。

史実では1歳年下の後輩に当たり、宝塚記念や天皇賞(秋)などで対戦経験がある。

四六時中やかましくも、レースにおいては他を圧倒する確かな実力を有する、芝居の片手間の人生を生きる世紀末覇王。
日常の言動からあらゆるオペラ、歌劇、英雄譚などの知識に通ずるオペラオーとは話題も合いやすいからか何かと接点が多い。

『うまよん』においては、オペラオーが新作オペラの題材探しのために文学に詳しいということでロブロイへ助言を求めた際、自身のお気に入りであるロブ・ロイの物語を紹介する。
だが、それを聞いたオペラオーはこう返すのだ。「君の憧れの英雄に僕が先になるのは相応しくない。それには君がなりたまえ」と。何だこのイケメン……。
ロブロイはその言葉に強く勇気づけられるなど、相変わらずの株上げっぷりを披露している。

ロブロイの育成シナリオでも、ブックカフェで偶然出会った際にロブ・ロイの物語をテーマに語り合ったり、
屋上で勝負服を纏い憧れのロブ・ロイをイメージした練習をしていた際に、その意気込みを褒め称えたりしている。

史実ではロブロイと並ぶ、ただ2頭の秋古馬三冠達成馬の先駆者として有名。

ロブロイと同じ読書好き兼メガネの先輩ウマ娘。
互いに読書後の感想を述べ合ったり、本を読む習慣のないウマ娘に向け読書の習慣を増やして欲しいと願いイクノを含めた3人で同人誌を作るなどしている。なお、その同人誌は読書家からは好評、というオチに終わっている。
他にはロビーの会話では走った後に眼鏡がずり落ちる事をハヤヒデに相談している。
また自分で普段使わないような眼鏡を選んだら余りにも似合わず、ハヤヒデ・イクノと客観視しあえるように三人で眼鏡を探してみようと誓い合ってた。

史実では年代が離れているため直接な繋がりはなく、眼鏡属性により関係性を持たされたと思われる。
一応の共通点としては「古馬時代に活躍した」「驚異の実績(片や15連対、片や秋古馬三冠)の割には影が薄いとされがち*11」といった点か。

2023年2月22日に登場が決まった天才不思議系ウマ娘。
史実ではゼンノロブロイと同期かつ同じ父を持つもう一頭の「英雄」(二冠馬)
ファンからはロブロイの個別ストーリー内で彼女が同期を説明した中の「宇宙を背景にして語られた『やる事が全部『すこし不思議』なのに実はものすごーく頭のいいウマ娘』」説が囁かれていた。

後の2023年4月の育成実装後、ネオユニヴァースの個別ストーリー及び育成シナリオにおけるキーパーソンとしてロブロイが登場。ユニヴァースがよく図書室に訪れることから積極的に交流を重ねており、彼女のことをユニさんと呼ぶなど親しげ。
前評判通りに少し……どころかかなりの不思議ちゃんなユニヴァースの方も、ロブロイのことは好意的に思っている他、育成シナリオ内ではロブロイが"消えてしまわないように"奮闘している。

ストーリーイベント「あなたと仰ぐハーベストムーン」において馴れ初めが語られており、ロブロイがトレセン学園入学後に図書委員になったばかりの頃から図書室でよく見かける、1人で宇宙や銀河などの本を読んでいる不思議な住人として興味を抱いていたとのこと。
そしてふとしたきっかけで声をかけてから交流が始まり、自分には無いたくさんの知識と視点を持つユニヴァースとの交流はロブロイ自身も世界が大きく広がったと感じる程で、いつもいつも貰ってばかりで自分は何かを返せているのだろうかと思うくらいに大きな存在となっていった。

登場前にあたるスイープトウショウのシナリオでも「ロブロイと同期の『ダービーウマ娘』」として姿こそ出てこないが登場、レース後に観客からの声援に答える場面がある。
だがこの頃はまだ設定が固まっていなかったのか許可が下りてなかったのか、今のネオユニヴァースとはまるでキャラが異なる仰々しい言い回しをしている。というかどちらかというとユニヴァースよりもその産駒であるサウンズオブアースっぽいそれである。

上述のクリスエス同様、史実における同厩舎。

  • 「衝撃」と呼ばれるウマ娘・「大王」と呼ばれるウマ娘
ロブロイの育成シナリオにおいてシニア期に入った辺りから語られていたウマ娘たち。
英雄として名を上げていくロブロイを更に上回る活躍で注目を集め、ロブロイの知名度に陰りを与える存在としてトレーナーが意識していた。

シナリオにおいてはその来歴の一部が語られるのみだが、その内容や上記の形容から、
モデルは間違いなく当時のロブロイの活躍を更なる功績で呑み込んだ、日本競馬史全体で見ても伝説的な知名度を誇る競走馬、
ディープインパクト」及び「キングカメハメハ」で間違いないだろう。
特にディープインパクトは史実において「英雄」と呼ばれた馬として知られるが、シナリオ内でもその表現が飛び出したことで、「英雄」に拘るウマ娘ロブロイは強い対抗心を燃やすことになる。

  • 担当トレーナー
前述した個別ストーリー序盤の流れを見ても分かる通り、語彙が豊富で頭の回転も早い、非常に濃いキャラクターということがわかるだろう。
特に落ち込むロブロイに対して放った「君の英雄譚が読みたい」という下りは、とても新人トレーナーとは思えない最高の口説き文句であり、ルームメイトであるライスシャワー担当ことお兄さま / お姉さまにも匹敵するスパダリトレーナーの1人として、一気に名を上げることになった。

◆余談

容姿の由来

史実のゼンノロブロイ号は実績のわりにいまいち地味なポジションだった。
ウマ娘のゼンノロブロイが地味娘なのは、この点を反映したのではないかとされている。
実際、発表直後から「ウマ娘でも地味なのか」とか言われてもいる。
一方でそのスタイルについては、「地味なのに実績は凄い」という史実を「隠れ巨乳」という形で表現したのではないか、という説がある。巨乳は全然隠れてないが

「正確無比な道案内」

ウマ娘のゼンノロブロイの得意なことは「正確無比な道案内」。実はこれには元ネタがある。
というのも、史実のゼンノロブロイ号の馬主である大迫忍氏は日本最大手の地図情報会社「ゼンリン」の社長を務めた人物だから。使用冠名の「ゼンノ」も同社の社名に由来するものである。
なお2022年12月の育成実装時には、ゼンリン公式Twitterから祝福のコメントが寄せられた。

周囲を慄かせるボス馬?

史実のゼンノロブロイ号にまつわる噂として「周囲の馬には厳しいボス馬の気質があった」「嘗てのボス馬であったシンボリクリスエスからその座を奪い取った」などといったものが語られることがあるが、
これらの噂には裏付けとなりえそうな明確な証拠、ソースが存在していない。

上述したクリスエスの後継者として期待をかけられていたということや、
インターナショナルステークス挑戦のためにイギリス入りした際、大人しい気質の周囲のイギリス競走馬たちの先導役をしていた、現地の環境に慣れた頃、狂暴な隣家の犬に吠えかかられても全く動じることが無かったといったエピソードがあり、
これらの話が統合、脚色などを重ねていった結果「先輩すら蹴落とす狂暴なボス馬」といった間違ったイメージが独り歩きしてしまったのかもしれない。

トレーニング失敗時の演出

本作の育成で行うトレーニングは成功と失敗それぞれの演出があり、
パワートレーニングのLv1で失敗すると他のウマ娘たちの場合は「ダートコースを走っている際に砂が跳ねて目に入りのたうちまわる」というものだが、
ロブロイの場合は眼鏡のおかげで砂が目に入らずにすんでおり、立ち止まって顔を手で覆うという演出になっている
でも他のウマ娘と同様に保健室に担ぎ込まれてしまう。ケガしていないのに!?
なお、後に実装されたイクノディクタストランセンド、あと前髪が目にかかるほど長いケイエスミラクルも同様の演出となるなど、2024年現在ではロブロイ独自のものではなくなっている。
一方先んじて実装されていた眼鏡仲間は、レンズの小ささとそもそも眼鏡の位置が下すぎて他キャラ同様の被害に遭う。姉貴ェ…

脚質

サポートカードのスキルは「差し」向けのスキルが多く、野良レースやレジェンドレースで登場した際のゼンノロブロイは脚質が「差し」になっていることが多いのに対し、
育成ウマ娘の方はどちらの衣装も何故か「先行」特化型になっている。
シンボリクリスエスと被るのを避けるためだろうか?





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最終更新:2025年03月20日 22:35

*1 ちなみにロブ・ロイのカクテル言葉は「あなたの心を奪いたい」。

*2 他にも「ビコー」冠名を使用。なお冠名を用いない時もあった。

*3 英雄アーサー王の綴りは少し違い「Arthur」である。

*4 八方にらみ、千里眼を取得し育成完了。八方にらみはサポカで取得ができず、通常ネイチャor通常ドーベルしか持っていない。

*5 創作部分も含まれるため。

*6 その後なかなか『英雄』が見つからなかったのは、ロブロイが怪我で調子を落とし「英雄の走り」ができなかったため。

*7 これは後に実装されたシンボリクリスエスも同様

*8 このレースレコードは、未だ更新されていない。

*9 ゼンノロブロイはネオユニヴァース、ライスシャワーはミホノブルボン。

*10 秋古馬三冠を達成しながらもそれを上回る功績を叩き出した同時代の競走馬に呑まれてしまったゼンノロブロイ。菊花賞や天皇賞(春)を勝利したものの、他馬の記録達成を阻んだヒールとして扱われたライスシャワー。

*11 ビワハヤヒデは弟である三冠馬ナリタブライアンを始め同じ或いは近い世代の馬に比べるとこれといったエピソードに欠け、地味とされることが多かった。