登録日:2021/06/20 Sun 05:11:20
更新日:2024/12/06 Fri 19:19:55
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【概要】
絶滅種のデータを宿したシステムデバイス。
多くはゼツメライザーに装填する事で絶滅種の能力
「ロストモデル」を対象
ヒューマギアに付与し、絶滅生物の能力を備えた怪人「
マギア」へと変えてしまう。
アビリティは一部の例外を除いて
「ゼツメツ(絶滅 / TYPE:ZETSUMETSU)」で統一されているが、中にはかなり特殊な例ではあるが特定個人のデータを入れ込んだキーまで存在している。
本来ゼツメライズキーそのものはヒューマギアを暴走させる事はないのだが、
滅亡迅雷.netはゼツメライズキーに暴走プログラムを仕込んでおり、TV本編序盤で多々見られたヒューマギアのハッキングを成功させていた主な要因はこのアイテムであるともいえる。
そのため、ゼツメライズキーを外されるとそのマギアは活動を停止する。
裏を返せば滅亡迅雷.netとは無関係のゼツメライズキーも存在するという事でもあり、実際そういったゼツメライズキーがTV本編中盤や劇場版などに登場している。
滅亡迅雷.netが表向きは壊滅した後も複数回に渡り、
天津垓によるゼツメライズキーの運用が確認され、オニコマギアやドードーマギアなど複数個体が出現したマギアも存在するが、ゼツメライズキーは同じ種類のものが複数本存在するかは不明。
なお、
プログライズキーの一種である事には変わらないため、ドライバーを用いれば仮面ライダーへの変身も可能。
ただし、通常のプログライズキーと異なり、ザイアサウザンドライバーでの使用を前提としたゼツメライズキーを除けばそもそも人間が使用する事を想定しておらず、
ドライバーに読み込ませてもトランスロックシリンダーは解除されるが、
オーソライズ判定は降りず、ドライバーにも大きな負荷がかかる。
そのため、飛電ゼロワンドライバーやエイムズショットライザーなど「プログライズキーを認証して変身プロセスを起動し、内部データを吸い出して装備を展開する」タイプのドライバーでは使用出来ず、
滅亡迅雷フォースライザーでの運用≒フォースライザーを運用する滅亡迅雷.netや、サイクロンライザーを運用する
飛電其雄=
ヒューマギアによる使用が想定される。
人間が強引に変身した場合は
致死レベルの負荷が発生するため、基本的には自力でプログラムを制御出来る存在でなければ安全に扱えない。
一応、外付けの拡張装置であるアサルトグリップを用いれば負荷は軽減されるものの、ゼロにはならないため、戦闘の経過によっては
死の危険性が高まる。
そのため、「ゼツメライズキーを用いた仮面ライダー」は基本的にヒューマギアとなるが、全身がナノマシンの塊である
エス=一色理人や、ナノマシンのアバターとして行動するベルも一応は当てはまる。
「データさえあれば遥か昔に滅びた存在、果てや亡くなった人物さえもロストモデルとして呼び戻せる」という観点では、仮面ライダー史に登場する変身アイテムの中でも非常に業深い代物と言えるかもしれない。
玩具版は基本的に一般販売されるものは一部音声ギミックと発光ギミックが簡略化された食玩版・ガシャポン版のみであり、
DX版はザイアサウザンドライバー付属のアウェイキングアルシノゼツメライズキーを除けば
プレミアムバンダイでの受注生産、或いは映像ソフト(初回生産限定版)の封入特典としてのみ発売される形となる。
【一覧】
マギア用ゼツメライズキー
・ベローサゼツメライズキー
A big-headed Magia wielding a scythe.
初出は第1話。
カマキリに似た昆虫の絶滅種「クジベローサ・テルユキイ」のロストモデルを内包するゼツメライズキー。
英文を意訳すると「鎌を振るう巨頭のマギア」となる。
腹筋崩壊太郎をベローサマギアに変貌させ、彼が倒された後損傷したゼツメライズキーは
迅が回収した。
映画『
仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』でも一般ヒューマギアが自らベローサマギアに変貌している。
・クエネオゼツメライズキー
A Magia with a large collar similar to a boomerang.
初出は第2話。
三畳紀に栄えた爬虫類の絶滅種「クエネオスクース」のロストモデルを内包するゼツメライズキー。
英文を意訳すると「
ブーメランに似た大きな襟のマギア」となる。
TV本編や映画『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』でオクレルをクエネオマギアに変貌させた。
第2話後は損傷した状態のゼツメライズキーが滅亡迅雷.netに回収されている。
・エカルゼツメライズキー
A Magia with sharp teeth.
初出は第2話。
新生代に栄えた哺乳類の絶滅種エカルタデタのロストモデルを内包するゼツメライズキー。
英文を意訳すると「鋭い歯を備えるマギア」となる。
マモルをエカルマギアに変貌させ、彼が倒されると損傷した状態のゼツメライズキーが滅亡迅雷.netに回収されている。
・ネオヒゼツメライズキー
A Magia who lets its many tendrils flutter.
初出は第3話。
白亜紀の頭足類の絶滅種「ネオヒボリテス」のロストモデルを内包するゼツメライズキー。
英文を意訳すると「多数の巻き髭状の
触手が舞うマギア」となる。
シザーメンズをネオヒマギアに変貌させ、彼が倒された後、破損したゼツメライズキーは迅が回収した。
・オニコゼツメライズキー
A Magia who flies freely in the sky.
初出は第4話。
最古の
コウモリの一種である絶滅種「オニコニクテリス」のロストモデルを内包するゼツメライズキー。
英文を意訳すると「空を自由に飛ぶマギア」となる。
バースや
タクシー運転手をオニコマギアに変貌させ、彼らが倒された後、破損したゼツメライズキーは迅が回収した。
・ビカリアゼツメライズキー
A Magia protected by a rock hard shell.
初出は第5話。
新生代の巻貝の一種である絶滅種「ビカリア」のロストモデルを内包するゼツメライズキー。
英文を意訳すると「岩のような頑強な殻で守られたマギア」となる。
森筆ジーペンをビカリアマギアに変貌させ、後に第21話で天津が弁護士ビンゴをマギア化させる際に用いた。
複数本存在するのか、それともジーペンに使われた物を天津が回収してビンゴに使ったのかは不明。
・ガエルゼツメライズキー
A Magia raising a child in his mouth.
初出は第6話。
2002年に認定された絶滅種「イブクロコモリガエル」のロストモデルを内包するゼツメライズキー。
英文を意訳すると「我が子を口の中で育むマギア」となる。
香菜澤セイネをガエルマギアに変貌させ、彼女が倒された後、破損したゼツメライズキーは迅が回収した。
・マンモスゼツメライズキー
A Magia who brandishes it's giant tusks.
初出は第7話。
氷河期に栄えたゾウの絶滅種「
マンモス」のロストモデルを内包するゼツメライズキー。
英文を意訳すると「巨大な牙を振り回すマギア」となる。
坂本コービーをマンモスマギアに変貌させ、後に第25話で
刃唯阿が
119之助をマギア化させる際に用いた。
第7話のものは戦闘後に唯阿が回収して
イズに渡しており、その後返却した様子は見られなかった事から、複数本存在する可能性も考えられる。
・アルシノゼツメライズキー
A Magia with two powerful horns.
初出は第11話。
新生代に栄えた哺乳類の絶滅種「アルシノイテリウム」のロストモデルを内包するゼツメライズキー。
英文を意訳すると「2本の強力な角を持つマギア」となる。
松田エンジをアルシノマギアに変貌させ、後に第24話にて天津が復元されたエンジを再度マギア化させる際に用いた。
第11話のものは戦闘後に唯阿が回収して天津に渡しており、これがそのままアウェイキングアルシノゼツメライズキーを生み出すために用いられた。
複数本存在するのか、天津が復元されたエンジに同じ物を使用したのかは不明だが、複数本存在する可能性は低い。
・???ゼツメライズキー
てれびくん超バトルDVD『仮面ライダーゼロワン カンガルーからナニが飛び出す?ソンナの自分でカンガルー!はい、或人じゃないと!!』に登場。
迅が偶然生み出したオニコ・ビカリア・ガエルの3つのロストモデルを内包する特殊なゼツメライズキーで、表面には「???」と描かれている。
お笑い芸人型ヒューマギアの天丼ボケ太郎を特殊なマギアに変貌させた。
仮面ライダー変身用ゼツメライズキー
ドードー、サーバルタイガー、ダイアウルフはマギア及びソルドマギアへの変身にも用いられているが、便宜上ここに記載する。
・ドードーゼツメライズキー
雷落としの二刀流野郎
A ferocious Magia with room to grow.
初出は第7話。
18世紀頃に滅びた絶滅種「
ドードー」のロストモデルを内包するゼツメライズキー。
英文を意訳すると「成長の見込みがある猛烈なマギア」となる。
暗殺ちゃんや
MCチェケラといった特殊な個体がマギア化する際に用いた他、滅亡迅雷.netの一員である
雷(宇宙野郎雷電)が仮面ライダー雷への変身に使用。
その後、迅が「暗殺ちゃんと雷のお墓」としてアジトの近くに埋めていたが、
滅に回収され、その後天津の手に渡っていた様子。
第37話にて変身した亡により奪還され雷の手に戻り、再び仮面ライダー雷の変身に使用されている。
なお、このキーと後述のロッキングホッパーゼツメライズキーにより、ドライバーを用いればゼツメライズキーでも仮面ライダーへの変身が可能である事が明示された。
玩具版は
プレミアムバンダイ限定の「DXゼツメライザー」及び「DXメモリアルプログライズキーセット SIDE 滅亡迅雷.net」にDX版を収録。
そのうち、後者には雷の各種台詞も収録され、変身・
必殺技音声も劇中準拠のものに変更されている。
・アウェイキングアルシノゼツメライズキー
初出は第16話。
アルシノイテリウムのロストモデルを内包するゼツメライズキーで、アビリティは
「ゼツメツエボリューション」。
天津がアルシノゼツメライズキーのデータを基に
通信衛星アークに開発させた。
他のゼツメライズキー及びプログライズキーとは向きが逆になっているため、ザイアサウザンドライバー以外で使用出来るかどうかは不明。
玩具版では稼働も音声も発光もない完全なプラの塊となっており、DXザイアサウザンドライバー以外の各種玩具との連動は不可能となっている。
・ジャパニーズウルフゼツメライズキー
夢を求めし青眼の狼爪
唯一夢二のオーバークロー
The roar of victory! ジャパニーズウルフ!
Awakening the instinct of a beast long lost.
Unbreakable immortal! オルトロスバルカン!
Awakening the instinct of two beasts long lost.
初出は第37話。
20世紀初頭に絶滅したとされる哺乳類の絶滅種「
ニホンオオカミ」のロストモデルを内包するゼツメライズキー。
英文を意訳するとそれぞれ通常時は
「勝利の咆哮」「長きに渡り失われた野生の本能が目覚める」、オルトロスバルカン時は
「壊れぬ不死=不死身の不破」「長きに渡り失われていた、2匹の獣の本能を呼び覚ます」となる。
ドードーなどと同じ表記のゼツメライズキー(ただし「MAGIA」の代わりに
「JAPANESE WOLF」と記載されている)だが、他のキーと異なり、変身時にも通常のプログライズキー同様に専用の名乗り音声が流れる。
迅を乗っ取ったアークによって滅亡迅雷フォースライザーと共に生成され、滅亡迅雷.netの一員である
亡が仮面ライダー亡への変身に使用するが、
第44話ではこのキーを仲介して亡が変身システムの肩代わりをする形で、変身出来なくなった
不破諫が仮面ライダーオルトロスバルカンへと変身した。
この時は音声が通常のプログライズキーと同様の仕様に変わっていたが、オーソライズ判定は降りず、待機音中に
「WARNING! WARNING!」とノイズ混じりの警告音が混ざっていた上、
変身したオルトロスバルカン自体もリミッターが存在しないなど、欠陥仕様になってしまっている。
最初にアークが生成したものはオルトロスバルカンの出力オーバーロードによりエイムズショットライザーごと爆発、破壊された。
その後『ファイナルステージ』や『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』では亡が変身に使用しており、修復もしくは再生産されたと思われる。
玩具版はプレミアムバンダイ限定の「DXメモリアルプログライズキーセット SIDE A.I.M.S.&ZAIA」に収録される形で発売。
起動ボタンの長押しで仮面ライダー亡とオルトロスバルカンの変身を切り替える事が可能で、それぞれのモードに亡と不破諫の各種台詞が収録されている。
一方、DX飛電ゼロワンドライバーやDXエイムズショットライザーと連動させると劇中演出と異なり「オーソライズ!」の音声が流れる。
・ロッキングホッパーゼツメライズキー
原点にして分岐点 はじまりの仮面ライダー
The sole hero of ju ju ju justice! ロッキングホッパー!
Kamen Rider will fight to protect humanity. Type One.
映画『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』に登場。
2014年に認定されたバッタの絶滅種「
ロッキートビバッタ」のロストモデルを内包するゼツメライズキーで、アビリティは
「カメンライダー」。
飛電其雄が最初期に作り出したライダーシステムのプロトタイプで、仮面ライダー1型 ロッキングホッパーへの変身に使用。1型が倒れた後は或人に託され、ゼロワンがアタッシュカリバーに装填し必殺技に使用された。フィーニス/アナザー新1号撃破後、歴史が元に戻ったことで消滅した。
英文を意訳するとそれぞれ
「正義のヒーローはただ一人」「仮面ライダーは人類を守る為に戦う」となる。
なお、『仮面ライダーゼロワン Blu-ray Collection』収録の
オリジナルスピンオフドラマ『プロジェクト・サウザー』にて天津が語った
「デイブレイクの時失われたはずホッパーキーのデータ」がこれの事なのか、当時開発中だったライジングホッパープログライズキーなのかは不明。
・エデンゼツメライズキー
Imagine, Ideal, Illusion… EDEN the KAMEN RIDER.
The creator who charges forward believing in paradise.
The creator who charges forward believing in paradise.
OVER THE EDEN.
映画『
劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』に登場。
アズから提供された量産型アークワンプログライズキー(仮)をエス自身のナノマシンの力で変化させた、
人間のロストモデルを内包するゼツメライズキーで、仮面ライダーエデン及び
仮面ライダールシファーへの変身に使用。
元は一応プログライズキーなのだが、なぜゼツメライズキーに変化したのかは不明。
アビリティは前者が
「エデン」、後者が
「ルシファー」となり、ルシファー時には起動音声の後に続けてボタンを押すと
「シンクネットアビリティ」の音声が流れる。
英文を意訳するとそれぞれ「理想と幻想を思い描け」「ワタシがエデンで仮面ライダー」「私は自分の信じる楽園のために突き進む」「己の信じる楽園のために突き進み、エデンを超える」となる。
玩具版はプレミアムバンダイ限定アイテム「DXエデンゼツメライズキー&エデンドライバーユニット」の付属品として発売。
エスの各種台詞が収録されている他、劇中では特に操作なしで発動していたルシファーの変身音声も起動ボタンの長押しでモード切替を行う事で対応している。
なお、ルシファーモード時にフォースライザーで変身同作を行った場合の音声は「Paradise. OVER THE EDEN. Break Down.」となる。
また、アメイジングコーカサスプログライズキーの金型を流用した関係でDXザイアサウザンドライバーにも対応しており、「パーフェクトライズ!」の音声の後に変身音声が流れる。
・トリケラトプスゼツメライズキー
When the five weapons cross, the JET BLACK soldier ZAIA is born.
I am the president.
Vシネクスト『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』に登場。
白亜期後期に栄えた3本角の草食恐竜「
トリケラトプス」のロストモデルを内包するゼツメライズキーで、
仮面ライダーザイアへの変身に使用。
アビリティは
「ミリタリーホーン」で、起動音声の後に続く音声は
「アーミーホーン」と
「プレジデンツホーン」の2種類。
英文を意訳するとそれぞれ
「5つの兵器が交わる時、漆黒の戦士ザイアが誕生する」「ワタシこそが社長だ」となる。
サウザーが使用するアメイジングコーカサスプログライズキーと同様に生態認証内蔵式となっており、スイッチを押すだけで自動的にキーモードへと移行する。
なお、変身後の見た目こそアークライダー系列に見えるが、ザイアサウザンドライバーを用いる事と変身エフェクト、リオン=アークランドの「これこそZAIAのテクノロジーの全て…」という発言から恐らくZAIA製と思われる。
玩具版は『仮面ライダー滅亡迅雷』のBlu-ray / DVD発売日と同じ2021年7月14日に、
プレミアムバンダイ限定アイテムとして「DX仮面ライダーザイア ゼツメライズキーセット」の名称でDX化。
起動ボタンを長押しすると、カルノタウルスゼツメライズキーを右手から左手に投げ渡す際の効果音と共にメモリアル仕様のプログライズキーに相当する特殊モードに切り替わり、変身・必殺技の効果音が劇中準拠のものに変化する。
なお、開発者ブログによれば「当初から『仮面ライダー滅亡迅雷』のソフト発売に合わせて準備を進めており、同年6月28日受注の『DXスペクター激昂戦記ワンダーライドブック+カノンスペクター&友情バーストゴーストアイコン』の商品動向と関係なかった」とのこと。
・カルノタウルスゼツメライズキー
Vシネクスト『[仮面ライダー滅亡迅雷』に登場。
白亜期後期に栄えた2本角の肉食恐竜である「カルノタウルス」のロストモデルを内包するゼツメライズキーで、こちらもトリケラトプスゼツメライズキーと同じく
ZAIAエンタープライズ製と思われる。
アビリティはアウェイキングアルシノゼツメライズキー同様
「ゼツメツエボリューション」で、アウェイキングアルシノゼツメライズキー同様に他のキーとは逆向きになっているため、ザイアサウザンドライバー以外で使用可能かどうかは不明。
玩具版は上記にある通り「DX仮面ライダーザイア ゼツメライズキーセット」としてDX化されたが、
やはりアウェイキングアルシノゼツメライズキー同様に稼働も音声も発光もない完全なプラの塊となっており、DXザイアサウザンドライバー以外の各種玩具との連動は不可能となっている。
・マスブレインゼツメライズキー
Connection! Connection! Complete! 滅亡迅雷!
Quartet with unified will.
Vシネクスト『仮面ライダー滅亡迅雷』に登場。
アビリティは
「マスブレイン」で、ソルド達が所持している描写がある他、
仮面ライダー滅亡迅雷への変身に使用するが、
ヘルライズプログライズキー同様に本来は変身用の物ではなく、起動する事で接続された全てのAIによる合議制で全個体の行動を決定するシステム「マスブレインシステム」へヒューマギアを接続させる機能を持つ特殊なゼツメライズキー。
ロストモデルは内包されていないため、初の生物の力を使用しないゼツメライズキーでもある。
アークワンプログライズキー及びアークゼロワンプログライズキーと同様にライダーの顔を模した造形が施されているが、その機能と運用目的からしてZAIAエンタープライズ製と思われる。
英文を意訳するとそれぞれ
「接続せよ…接続せよ…滅亡迅雷.netに接続完了!」「4人の意志は統一された」。
マスブレインシステムに接続されたヒューマギアは合議で可決されない限りは自由な行動が取れなくなるが、その代わりに組織的な行動が可能になるため、ZAIAエンタープライズ本社CEOのリオンはこれを用いた兵士型ヒューマギア・ソルドを売り込もうと画策していた。
これを止める為にマスブレインシステムに接続した滅亡迅雷.netの4人がその合議を覆し、アズから齎されたゼロワンドライバーが変化した滅亡迅雷ドライバーとこのキーを用いて仮面ライダー滅亡迅雷へ変身した。
玩具版は『仮面ライダー滅亡迅雷』のBlu-ray / DVD初回生産限定版「マスブレインゼツメライズキー&滅亡迅雷ドライバーユニット版」の特典としてDX滅亡迅雷ドライバーユニット共々付属。
滅亡迅雷.netの4人の台詞に加えて、マスブレインシステムのCVを務めたメイナード・プラントとブレイズ・プラント両名の各種台詞が収録されている。
更に起動ボタンの長押しでメモリアル仕様のプログライズキーに相当する特殊モードに切り替わり、本編2回目の変身音声や4人の叫び声が流れる他、「滅亡迅雷インパクト」の技名コールが復唱され、効果音も劇中準拠となっている。
・サーバルタイガーゼツメライズキー
Get freedom! サーバルタイガー!
Blade spun by justice that protects lives.
Vシネクスト『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』及び『ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー』に登場。
アビリティは
「サーバルタイガー」で、起動音声の後に続く音声は
「サーバルタイガーズアビリティ」と
「ジャスティスアビリティ」の2種類。
ZAIAエンタープライズで開発されたゼツメライズキーの一つで、新生代から更新世にかけてアメリカに分布していたネコ科の絶滅種「
サーベルタイガー」のロストモデルを内包する。
英文を意訳すると
「自由を手に入れろ」「命を守る正義が紡ぐ刃」となる。
ゼツメライズキーゆえにドライバーによる認証は仕様外であり、上記のジャパニーズウルフゼツメライズキー同様に
「WARNING! WARNING!」の警告音が発せられる。
『仮面ライダー滅亡迅雷』にてソルド20がサーバルタイガーソルドマギアへの武装に使用。
続く『仮面ライダーバルカン&バルキリー』では唯阿が仮面ライダー滅亡迅雷に襲撃された際にラッシングチータープログライズキーを弾かれた事態を受け、
代用としてソルド20から託されたこのキーを用いて仮面ライダーバルキリー ジャスティスサーバルに変身した。
玩具版は『仮面ライダーバルカン&バルキリー』のBlu-ray / DVD初回限定生産版「ダイアウルフゼツメライズキー&サーバルタイガーゼツメライズキー版」の特典としてDX版が付属。
『ゼロワン Others』における唯阿の各種台詞は勿論のこと、起動ボタンの長押しでメモリアル仕様のプログライズキーに相当する特殊モードに切り替わり、劇中準拠の変身・必殺技シークエンスが再現可能になる他、
この状態から再度起動ボタンを長押しすると通常モードに戻ると同時にサーバルタイガーソルドマギアに「武装」する際の音声が流れる。
ジャパニーズウルフゼツメライズキーになぜかあったオーソライズ音声もこちらはカットされており、より本編に近くなっている。
ちなみに何故サー「バ」ルというバンダイのネーミングセンスを疑うレベルの紛らわしい名称なのかというと、「サーベルタイガー」の名称が既にタカラトミーによって商標登録されて使えないからである。
「じゃあマカイロドゥスとかジャイアントチーターとかST(セイバートゥース)キャットとかにすべきだったのでは?」とかツッコむのは禁句。
・ダイアウルフゼツメライズキー
Registration! Vulcan Company Limited!
ローン!ウ・ル・フ!
It's my rule.
Vシネクスト『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』及び『ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー』に登場。
通常時のアビリティは「ダイアウルフ」だが、形状はアサルトウルフプログライズキーの本体部分と同じかつアサルトグリップに対応しており、装着後のアビリティは「ダイアバレット」となる。
ZAIAエンタープライズで開発されたゼツメライズキーの一つで、アメリカに生息していたイヌ科の絶滅種「ダイアウルフ」のロストモデルを内包する。
英文を意訳すると「有限会社バルカンを登録」「ソレが俺のルール=俺がルールだ」となる。
『仮面ライダー滅亡迅雷』ではソルド9がダイアウルフソルドマギアへの武装に使用。
続く『仮面ライダーバルカン&バルキリー』ではソルド同士の仲間割れで機能停止したソルド9から不破が受け継ぎ、唯阿を経由して亡からもたらされた新型アサルトグリップ、
そして或人から借用したゼロワンドライバーと併用する事で仮面ライダーバルカン ローンウルフに変身した。
玩具版はDXアサルトウルフプログライズキーのリデコであり、上記のサーバルタイガーゼツメライズキー同様に『仮面ライダーバルカン&バルキリー』のBlu-ray / DVD初回限定生産版「ダイアウルフゼツメライズキー&サーバルタイガーゼツメライズキー版」の特典としてDX版が付属。
『ゼロワン Others』における不破の各種台詞やバルカン ローンウルフの変身・必殺技音声はもとより、キー単体の状態から本体側の起動ボタンを長押しする事でダイアウルフソルドマギアに「武装」する際の音声も流れる。
また、付属のアサルトグリップを装着した状態で起動ボタンを長押しするとメモリアル仕様のプログライズキーに相当する特殊モードに切り替わり、劇中準拠の変身・必殺技シークエンスを再現可能。ゴリライズ→「ぬおおおおおおおおそらいっ!!」まで収録。完全再現。
なお、アサルトグリップなしでも変身・必殺技音声は流れるが、この状態ではジャパニーズウルフゼツメライズキー同様に「WARNING! WARNING!」の警告音が発せられ、ドライバーに読み込ませてもオーソライズ判定は降りない。
また、DXゼロワンドライバー以外のドライバーに装填すると前半部分が省略されるのは他のキーと共通するが、その際の音声が「Company Limited!」から始まる中途半端な状態となってしまう。
他にも本体やブレードはクリアブルーのパーツだが、内部に造形された狼のパーツが黒い関係で閉じた状態ではブレード表面のキー名とアビリティ名が読み取りづらくなっている。
追記・修正はゼツメライズキーを起動させてからお願いします。
- 本編終了後はプログライズキーよりゼツメライズキーの方が多く作られてるよね -- 名無しさん (2021-06-20 18:51:52)
- 「人間のゼツメライズキー」という業の塊よ -- 名無しさん (2021-06-21 09:08:12)
- 恐竜など中生代以外の絶滅動物をいろいろ知れて結構勉強になった、アイデアとしてはかなり良かったと思う -- 名無しさん (2021-06-21 09:28:23)
- ローンウルフにならないアサルトグリップなしの音声も欲しかったな。まぁVシネフォームだし贅沢言えないけど -- 名無しさん (2021-11-22 19:40:38)
- 英文にこだわるんだったら、名前に絶滅って混ぜるより横文字で統一してほしかったな。カバンストラッシュとかにも言えるが -- 名無しさん (2023-04-23 14:05:50)
最終更新:2024年12月06日 19:19