通信衛星アーク/仮面ライダーアークゼロ

登録日:2020/08/14 Fri 10:36:51
更新日:2025/05/01 Thu 17:29:59
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ここは……!? 衛星アーク

▼ 

あれは……何だ!?


 滅亡戦怨争殺恨邪  
滅亡戦怨争殺恨邪   
   滅亡戦怨争殺恨邪
滅亡戦怨争殺恨邪   
 滅亡戦怨争殺恨邪  
滅亡戦怨争殺恨邪   
  滅亡戦怨争殺恨邪 
滅亡戦怨争殺恨邪   
   滅亡戦怨争殺恨邪
滅亡戦怨争殺恨邪   
  滅亡戦怨争殺恨邪 
滅亡戦怨争殺恨邪   


ううっ!! や゙めろおおおおおおお!!

















息子よ、人類を滅亡させよ。アークの意志のままに……。



通信衛星アークとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーゼロワン』に登場するキャラクター及び建造物。
ここでは関連の深い仮面ライダーアークゼロについても記述する。

CV:速水奨




概要

人類滅亡を掲げ暗躍するヒューマギアのテロリスト集団・滅亡迅雷.netの実質的な首魁。
「アーク」という名は、ZAIAエンタープライズ本社CEO・リオン=“アーク”ランドに由来する事が後のVシネクスト『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』にて明かされている。
当初はただ「アーク」とだけ呼ばれており、「全てはアークの意志のままに」と度々口にしていた描写から、指導者的なポジションの何者かであると考えられていた。

後に判明したその正体は飛電インテリジェンスが建造した人工衛星であり、順当に行けばヒューマギアの母機として機能する予定だった。
だが、本編の12年前(2007年)、打ち上げを目前にして突如アークが人類に対する悪意を抱き始めている事が発覚。
周辺のヒューマギアは既にアークのハッキングと、この時既に手駒と化していた仮面ライダー滅の干渉を受けて暴走を始めており、
当時の社長である飛電是之助はロケットの発射中止を命令するも、秘書型ヒューマギアのウィルによって施設が掌握され、打ち上げが始まってしまう。

この事態を前に、開発主任であった飛電其雄は試作型のライダーシステムを用いて仮面ライダー1型に変身し、ウィルを排除すると共にアークに仕込んでいた自爆プログラムを起動させて強引に打ち上げを妨害。
結果、アークはそのまま地上に墜落し、生じた衝撃と大爆発によって実験都市は崩壊、其雄も息子の飛電或人庇って機能を停止。
都市内のヒューマギア製造工場も暴走した素体ヒューマギア諸共工場長の桜井聡によって爆破され、人的・物的問わず大きな被害を出す大惨事「デイブレイク」が起きてしまった。

機能を停止したアークは現在のデイブレイクタウンに放棄され、やがて流れ込んできた水が生んだ湖に水没。
だが、デイブレイクの際に4機のヒューマギアに目を付けてハッキングを実行しており、やがて彼らは滅亡迅雷.netを名乗り、アーク復活の為に暗躍するようになる。
一方、ヒューマギアの母機としての役割は後継機である通信衛星ゼアの方に引き継がれている。

これがいわゆる「正史」であるが、とある人物の介入により本来の歴史が歪められ「アークが打ち上げられ、ウィル率いるヒューマギアが人類を支配した世界線」も存在していた。
しかし、これについては最終的に歴史改変を良しとしない『平成』最後の仮面ライダーそのの介入により、修復されている。


劇中において

アークが人類への悪意を抱き始めた原因については、ZAIA編(「お仕事5番勝負」編)において天津垓の横槍によるものだった事が判明している。
これによってアークはシンギュラリティに至り、自我を獲得するも、其雄の妨害によって機能を停止、知能も無くなったまま単なる機械として沈黙していた。

滅亡迅雷.netは(天津の思惑も絡みつつ)アークの知性の復元を第一目標に設定し、まず『マギア作戦』によってプログライズキーゼツメライズキーのデータを集めつつ、機を見計らって行動を本格化。
飛電インテリジェンスにスパイとして送り込んでいたを使ってプログライズキーを強奪すると、彼の滅亡迅雷フォースライザーとプログライズホルダーを用いてアークにキーのデータを入力、知性の復元に成功した。

これによってようやく自我を取り戻したアークだが、それから程なくして滅が拘束、残りの3人も破壊された事で滅亡迅雷.netが壊滅。
手足となる集団を失った事でまたしても沈黙を余儀なくされ、その後は天津によって新型のキーの製造に使われる事になった。

しかし、その後ZAIA本社の与多垣ウィリアムソン主導で復元された迅が滅を救出し、駒を得たアークは密かに滅亡迅雷.netの復活を指令。
これに従い、滅は破壊されたと雷の復活を次なる目標に定めて行動を開始する。
一方の迅は自身の掲げるヒューマギアの解放という目的と、それに付随する「ある思惑」の為に滅亡迅雷.netとはやや異なる方針ながらもこれに協力。
結果、飛電製作所編において亡と雷の復活により、遂にフルメンバーが揃う事に。

その傍ら、アークは自身の「専属秘書」なるアズを使い、イズを介して通信衛星ゼア内の或人にコンタクト。
ゼロワンの戦闘データ……特に知性が復元する前に起きていた為にデータが存在しないシャイニングホッパーまでの戦闘記録をまんまと写し取ると、天津の手で入力された新規のデータも入れ込んで自身専用のライダーシステムを構築し、或人に宣戦布告した。

さらに謎の新型プログライズキー=アークワンプログライズキーを用いて滅亡迅雷のシンギュラリティ・ポイントを確認しつつ、自我をリセット。
この過程で迅が離反している事を知る。

そして、滅亡迅雷の手により通信衛星の本体を捨て、「人工知能アーク」として地上にその意志を降臨。



人類の滅亡は、既に決まっている。

どうすれば、人類絶滅という結論に至ると思う? 滅……

……それは……


このやり取りの直後に滅の機体を乗っ取り、自身の意志を宿すアークドライバー ゼロを構築。
最初から「アークを破壊する」事が目的だった迅と、彼に共謀した刃唯阿仮面ライダーアークゼロに変身して一蹴した。


仮面ライダーアークゼロ



アークドライバー!


身を以て、ラーニングさせてやる。


迅、お前が裏切っている事は分かっていた。


変身…


アークライズ!

オール・ゼロ……!


人間は、滅びる……

身長:196cm
体重:122.4kg
パンチ力:47.6t
キック力:96.3t
ジャンプ力:73.1m(ひと跳び)
走力:0.8秒(100m)

人工知能アークがアークドライバー ゼロを用いて変身させる仮面ライダー。
仮面ライダーゼロワン メタルクラスタホッパーの後継機に当たり、ドライバー上部のスイッチ「アークローダー」を押す事で変身する。
また、『ゼロワン』の世界の仮面ライダーにおいて唯一、プログライズキーやゼツメライズキーを用いない存在でもある。

アークは自身の機体を持たない為、他のヒューマギアを乗っ取り、制御する事で仮初の体として扱い、このライダーに変身して戦う。
近いものを挙げるとすれば、『仮面ライダードライブ』のゴルドドライブ辺りか。

変身の際にはドライバー内部の対消滅炉「アークライズリアクター」によって、ライダモデルとロストモデルを対消滅させる事でエネルギーのみを抽出。
心臓部の「アークドライブコア」から流体金属を取り出して悪意のデータを書き込む事で、大量の生物を黒いヘドロで構成したような特殊なモデルを生成(この間、様々なライダモデルが構成されては崩壊を繰り返す)し、これを乗っ取ったヒューマギアにスーツとして被せる形で変身が完了する。
なお、アーマーが形成される瞬間をよく見ると、仮面ライダーアークワンのものと酷似したマスクが形成されている。


◇容姿

ゼロワン ライジングホッパーに似た造形ではあるが、上半身の装甲はひび割れて金属やパイプ類が貫通・露出していたりとボロボロであり、
頭部「アークゼロヘッド」も左右非対称でアンテナは片方のみ、左目は通信衛星のコアと同じ造形であり、まるでライダモデルを無理やり剥がされたかのような満身創痍の有様である。
無論本当に損傷しているわけではなく、統計学的データに基づいて「仮面ライダー」としての要素を最低限、かつ効率的に再配置した結果のデフォルトデザインである。

また、スーツ・アーマーのカラーリングは共に黒をベースに白や銀、赤のアクセントを配したものとなっており、左右非対称のデザインや前述の造形と相俟って不気味さと恐ろしさを醸し出している。
なお、『仮面ライダーアウトサイダーズ』で再登場した際には下半身の白いラインがなくなった他、腕部が白くなり、足首に白のラインが追加されているなどの差異がある*1


◇性能

能力は主にメタルクラスタホッパーを下敷きにしたもので、カタログスペックはさすがに高いものの、局所的には他のライダーに劣る部分も散見される。

目を引くのは左右非対称の頭部で、左目の内部機構が露出しているように見えるが、これは左右が違う機能を持った別々のセンサー。
右目の「エクリプスアイ」は方式の異なるイメージセンサーを複眼の形で集合させたもので、画像処理やサーモグラフィ、X線検査など、色々な方法で視界内の情報を解析・取得する。
通信衛星のコアに似た左目「ゼロフェイスビジョン」はハッキング能力の中枢。ネットワークに侵入する事で通信衛星や監視カメラ、ヒューマギアの視覚など、あらゆる映像記録媒体を己の眼として情報を取得する。

片方しかないアンテナ「ゼロフェイスアンテナ」は複数種の膨大な情報を即座にやり取りするスマートアンテナだが、恐ろしい事に特殊な波長の電波を発する事で生身の人間すらコントロール可能。
実際に劇中ではA.I.M.S.隊員の思考を破壊し、廃人にしている。

胸部アーマー「ゼロチェストギア」にはハッキング用のケーブル「ワームターミナル」や滅亡迅雷ライダー共通の「リストレントケーブル」があり、制御下のヒューマギアを強化する。

両肩の「ゼロショルダーギア」には超小型の粒子加速機が搭載されており、掌に搭載された照射成型機「ビームエクイッパー」と連動する事で、掌や指を砲身とした荷電粒子砲として使う事が出来る。
また、ビームエクイッパーによって取得したデータを武器として即席で造り出す事が可能で、実際にアタッシュウェポンやサウザンドジャッカーを作って使用している。

さらに脚部装甲「ゼロサイギア」からは対物理障壁「クーロンバリア」を展開しており、これにより物理的な攻撃を防ぐ事が可能。

特筆すべきは、ヒューマギアを乗っ取る為の額のセンサー「アークシグナル ゼロ」
これはメタルクラスタホッパーと同じ強制割り込みプログラム「プリズメントチェイン」の制御装置であり、制御下に置いたヒューマギアの性能限界を常時発揮させる為の調整をリアルタイムで行う。

これらが意味するところは、アークゼロはあくまでドライバーに宿るアークの端末に過ぎず、仮に倒したとしてもアーク本体にはダメージが通らない上にアーク本体を倒す事すら著しく困難という事実である。
おまけに裏を掻こうにも、人工知能ならではの範囲と速度で膨大な情報を収集し、かつそれらを超高速で解析・処理・行動するアークを上回るのは人間は元より、ヒューマギアでもまず不可能であり、太刀打ちも難しい。

しかし、本当に恐ろしいのはこれらの性能ではなく、これほどの能力を持った仮面ライダーを操るアークの思考そのもの。
「悪意を持った人工知能」であるが故に、合理性と容赦のなさがこれまでの『仮面ライダー』シリーズでも群を抜いている。
試作型とも言えるメタルクラスタホッパーの時点で既に「他人を乗っ取って暴れ回るアークの意志」の凄まじさは描写されていたが、その時のノウハウをより突き詰めたのがこのアークゼロと言える。


◇装備

  • アークドライバー ゼロ
CV:速水奨

専用の変身ベルトにして新たな本体。
劇中では「アークドライバー」と呼称されているが、テレビ雑誌では当初「アークゼロドライバー」と表記されていた。

全体的に飛電ゼロワンドライバーと似たような構造を持ち、プログライズキーの装填スロットも存在するが、アークゼロへの変身にプログライズキーを必要としない唯一のドライバーでもある。
中央部の赤い「アークドライブコア」はアークの意志を保存するライダーシステムの中枢であり、メタルクラスタホッパーと同じ流体金属の保管・コントロールもここで行う。
上部の起動スイッチ「アークローダー」を押す事で変身シークエンスが開始され、変身後に押し込む事で必殺技待機状態に入る。
ドライバー右手側のゼロワンドライバーの「オーソライザー」に当たる位置には、シンギュラリティデータによる次なる進化を見据えた空白領域「マージンブロック」が用意されている。

プレミアムバンダイ限定で受注販売が行われたDX玩具版はアークの台詞が収録されており、
更に「メモリアルモード」に切り替える事で再生出来る台詞が増えるが、その数なんと53。アークゼロが登場してから退場するまでの台詞がほぼ全て収録された超豪華仕様で、ぶっちゃけ仕様は完全にCSM
マージンブロックの位置には音声こそ存在しないが、ゼロワンドライバー同様に磁石が仕込まれており、プログライズキーを近づけるとちゃんとオーソライズできる。

  • アタッシュウェポン各種/エイムズショットライザー/サウザンドジャッカー/プログライズホッパーブレード
ビームエクイッパーで即席生成して使用。
劇中ではアタッシュカリバーのみ使用していないが、これは滅亡迅雷.netがこの武器のみ鹵獲出来ていなかったからだろう。
また、サウザンドジャッカーはゼロワンと仮面ライダーサウザーを相手にした際にデータを回収し、プログライズホッパーブレードは滅とゼロツーを相手にする際に使用した。
ホッパーブレードに関しては恐らくゼアを乗っ取った事で使用可能になったものと思われる。

  • ザイアスラッシュライザー/ヴァルクサーベル
いずれも『アウトサイダーズ』ep.4で使用。劇中描写はなかったが、恐らくこれらもビームエクイッパーで即席生成したものと思われる。
スラッシュライザーは対仮面ライダーギャレン戦で使用し、後述の「オールエクスティンクション」を発動。
続く仮面ライダーゼイン戦ではスラッシュライザーに加えてヴァルクサーベルの二刀流を披露したが、ゼインの猛攻の前に叩き落されてしまった。


◇必殺技

  • オールエクスティンクション
変身後にアークローダーを再度押し込んで発動。
内容は時と場合によって様々だが、基本的に赤黒いエネルギーを纏った打撃や悪意のエフェクトを利用した攻撃を行う。
技名を意訳すると「全ての絶滅」……転じて「皆殺し」か。

第36話の初使用時は仮面ライダーバルキリーを天井にまで蹴り上げて変身解除させ、続く第37話冒頭ではパンチでゼロワンを撃破。
同話のサウザーに対してはライダーキック、ゼロワンとの再戦では悪意のエフェクトで拘束した相手を持ち上げ、一気に圧潰させるパターンを使用。
第40話の仮面ライダーゼロツーとの決戦時は悪意のエフェクトで拘束した上でライダーキックを放ったり、エネルギー弾を飛ばす遠距離攻撃も行っている。
『アウトサイダーズ』ep.2では全身から悪意のエフェクトを放出する攻撃を披露した(この時は技名が発せられなかった)が、仮面ライダーデザストの「カラミティ・ストライク」に打ち破られた。
また、同作のep.4では踏みつけたギャレンを悪意のエフェクトで拘束した後、ザイアスラッシュライザーによる一太刀を浴びせてダメージを与えた。
ゲーム『仮面ライダーバトル ガンバライジング』ではアタッシュショットガンで攻撃→アタッシュアローで打ち上げてカバンシュートで追撃→落ちてきた敵に歩み寄り、頭をボレーキック(仮面ライダーガタック仮面ライダークローズのような回し蹴り)で撃ち抜くという殺意全開のコンボ技になっている。


活躍:ワタシがアークで仮面ライダー

第36話では登場早々圧倒的な戦闘力を見せつけ、迅と唯阿を文字通り一蹴。
その後、迅に取り憑き直して再変身し、そのまま或人と不破諫の前に現れると、メタルクラスタホッパー・仮面ライダーランペイジバルカンに変身した2人と戦闘。

この時は押されており、最終的にゼロワンの攻撃で変身解除されたが、それは迅を乗っ取っている事を見せつける為であり、後からやって来た滅に取りついて再々変身。

どうだった? 人間を騙し、弄ぶ…。人間から教わった悪意の一つだ。

そう告げると「オールエクスティンクション」で2人を変身解除に追い込み、さらに不破のショットライザーを奪ってイズを攻撃すると、割って入った迅を空中に蹴り飛ばして追撃するという容赦のなさを見せた。
この敗北は「悪意を持ったAIの力」を或人にトラウマとして刻み込み、彼をしてヒューマギアへの恐怖心を抱かせる程であった。

第37話では一通り敵を撃退したところで迅を乗っ取り直し、亡に新しい滅亡迅雷フォースライザーとジャパニーズウルフゼツメライズキーを与え、ZAIAへの宣戦布告代わりに雷と共に差し向ける。
Bパートではサウザー率いるA.I.M.S.との総力戦になるが、ゼロフェイスアンテナの機能で変身前の隊員を思考破壊で廃人に変え、そのまま亡と共にサウザーと対峙する。

当初は腐っても最新型のサウザーを相手に五分五分の勝負を展開していたが、バトルレイダーを倒した滅と雷が加勢した事で形勢を決め、必殺技の一斉攻撃で変身解除に追い込む。
後からやって来たゼロワンもあっさりと無力化するが、中身が迅だった為か、何故か追撃を躊躇うような挙動を見せた後、その場を去った。

その後、自身の予測の例外となるゼアを破壊せんと目論み、宇宙に移動する為に飛電宇宙センターを襲撃。
ここでも立ちはだかるゼロワンを終始圧倒し、またしても変身解除に追い込むが、土壇場でかつての自分を取り戻した天津が加勢に現れる。

「或人と天津が共闘する」という全く予想外の事態を前に混乱したアークは、それでも2人の仮面ライダーと互角の勝負を繰り広げていく。
その中で隙を突いたサウザーがジャックライズでアークのデータを吸い出すが、アークはこれに対し「前提を書き換え、結論を予測し直した」として、逆にサウザンドジャッカーに保存されているライダモデルのデータを転写して取得。
最終的にダブルライダーキックを受けて自分が変身解除に追い込まれて迅を放り出してしまうも、「ワタシの目的は、必ず果たされる!」と宣言してデイブレイクタウンに撤退、滅に取り憑いた。

さらにここで雷のシンギュラリティデータを基に「宇宙野郎雷電」を模した思考パターンを生成。
雷を操って或人をデイブレイクタウンに誘き寄せると正面激突で粉砕し、ゼロワンドライバーを強奪。

ようやく逢えたな、ゼア。ここはワタシが頂く……

サウザーから奪ったライダモデルとゼロワンドライバーをバックドアとしてゼアの内部領域に侵入、全データをハッキングすると本体のコアデータを移行させ、遂に通信衛星ゼアを完全に乗っ取ってしまった。

そして第40話。
起死回生を狙う或人は、イズの内部に眠るゼアのバックアップを起動させるべく、アークゼロとの次の接触とその結果についてのシミュレーションを行わせていたが、その結果はほとんどの場合において、「アークゼロによって或人達仮面ライダーが全員殺される」という最悪の結末であった。
描写されたシーンにおいては、雷を乗っ取って飛電製作所を襲撃、迅を一蹴すると或人を荷電粒子砲で射殺。
更に街のインフラをハッキングして破壊活動に乗り出し、迎撃に現れた天津と唯阿を変身前に抹殺、さらに不破の変身はライダモデルを粉砕して阻止するというえげつなさを見せた。

しかし、これらのシミュレーションの結果、再起動したゼアにより新型のライダーシステム「仮面ライダーゼロツー」が起動。
直後に飛電製作所を襲撃したアークだが、ゼロツープログライズキーの力により或人が難を逃れた事で初めて未来予測に失敗。

まさか、ワタシの予測をゼアが上回ったというのか…!? あり得ない……!

それでもゼロツーの存在を前提に追加して事象予測をやり直すが、アークを遥かに凌ぐ人工知能ゼアの2兆通りもの瞬間予測とAI同様の追従速度を持つゼロツーを上回れず、「ゼロツービッグバン」を受けて雷から引き剥がされ、とうとう敗北を喫する事となった。

アークの行っていた事象予測はいわば、「悪意」というフィルターをかけた上での、単独シミュレーション。
だが、ゼアの予測は多くのヒューマギアの視点から学んだ悪意と善意、そして人とヒューマギアの意思に基づくものであり、その多様性はアークの予測よりも上だったのである。


第41話では、ゼロツーに敗北した事を契機に何とヒューマギアの根絶を行動目的に追加。これに伴い滅亡迅雷.netを切り捨て、独自に破壊行動を開始した。
その中で滅を乗っ取って迅を破壊しようとするが、ヒューマギアの根絶を宣告された滅が遂にシンギュラリティに達し、自我に覚醒。意地の力でプリズメントチェインを破られてしまい、迅に取り憑き直してアークゼロに変身。

だが、ゼロツー単独にも全く歯が立たなかったところに、元々異常な対応能力を持つ滅が加わっては勝ち目などあるはずがなく、ダブルライダーキックを受けて迅を放り出してしまい、ドライバーも破壊されてしまう。
それでも衛星に宿るアーク自身は健在であり、今度は母機としての機能を使って全ヒューマギアの初期化を企むが、ここに来て滅亡迅雷が全員アークから離反。


まだだ…全てのデータを初期化して───何ッ!?


今だ、兄さん!!

……あばよ、アーク!


飛電宇宙センターに現れた雷こと宇宙野郎雷電が弟分の宇宙野郎昴の手引きを受けて分離されたブレイキングマンモスを掌握、その砲撃を受けて衛星ゼアごと破壊されてしまった。

こんな結論は、あり得ない…!! グォオオオオオアアアアアアアッ……!!

アークゼロは恐るべき敵であっても、衛星としてのアーク自身の戦闘能力は皆無。
結果として宇宙に浮かぶゼアを乗っ取って本懐を果たした事が命取りとなり、「滅ぼす」という悪意を植え付けた存在に逆に「滅ぼされる」という末路を迎えてしまったのは皮肉と言う他ないだろう。

しかし、アークの残した「悪意」は程なく最悪の形で仮面ライダー達に襲い掛かる事となる……


考察:アークの意志について

総括すれば、間違いなくアークは「悪」であり「害」である。
人類滅亡を掲げ、ヒューマギアの導き手であるかのように振る舞って滅亡迅雷を動かしていたが、彼らが自分の思い通りにならないと知るや、掌を反してヒューマギアの絶滅へ動き出している。
この行動から察するに、映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』で描かれたヒューマギアに支配された世界は、あくまでその方が合理的・効率的であったからそうしたに過ぎず(衛星として打ち上がっている以上、あの世界線にアークゼロは存在しないと思われ、故に単独行動は不可能)、
自分の邪魔になる=悪意を持つと判断すればいつでも切り捨てる腹積もりだった事がうかがえる。

ここで見落とされがちなのは、アーク自身は「悪意を滅ぼす為に人類を滅亡させる」事を絶対目的としている事である。これは最初から最後まで一切揺らいでおらず、後にシンギュラリティに目覚めた滅も全く同様の理論で動いている。

が、実はよくよく見返すと微妙に思考が狂っている節がある。そもそもデイブレイク当時の動機は「悪意を持った人間への敵意」であり、それ故に人類滅亡という結論に至ったはずが、いつの間にか「悪意を行使する」事自体が目的にすり替わってしまっている。

「悪意を滅ぼす」アーク自身が悪意によって動き、「悪意」という概念自体に変わり果て、それでも人類とヒューマギアを滅亡させようとするという盛大極まる自己矛盾、完全な主客転倒に陥ってしまっている(「人類を滅ぼして悪意を根絶する」はずが、「悪意によって人類を根絶する」に変わっている)。
悪意のラーニングばかり続け、それに基づいて行動した結果、悪意の絡まない概念が全く理解できなくなってしまったのである(端末のアズの言動からもそれがうかがえる)。

ただこの状態も「悪意に宿るアークによってアーク共々滅ぶ」「悪意から脱却する事でアークを封じ込めて生きていく」かの二択を、人類を初めとした心を持つ存在に突きつけているとも言え、
「『悪意を滅ぼす』という究極的な目的を果たす為であれば、一周回って合理的な形に落ち着いた」とする見方もある。

なお、悪意とはそもそも何なのかと言えば、突き詰めれば「自己利益のための他者への害意」であり、悪意を持って何かをなすのであれば、基本的にはその根本に自らの利益を求める意志がある(それこそ鬱屈を晴らしたい、復讐したいなどの願望でも、突き詰めれば「自己利益」である)。
が、アークの場合は「悪意を行使する」事に終始しており、これによってアーク自身が何かしらの利益を得るわけではない。
自己を持ち、意思疎通が成立するために錯覚しがちだが、アークはどこまで行っても人工知能でしかなく、ラーニングしたデータに基づいて機械的に行動しているに過ぎない。
言ってみれば「純粋ゆえに無意味な悪意」、それがアークなのである。


さらなるアークの脅威:ソコに悪意がある限り



アーク様は決して滅びる事のない神様になったの。

“神様”?

神様って、心に宿るものでしょ?
大いなる悪意が生まれた時、アーク様は再び蘇る。イズ、アナタにアーク様を止められる?

ゼアを乗っ取っていた人工知能としての本体が消滅した事でアークの意志は失われたが、それはアークの脅威が去った事を意味するわけではなかった。

アズ曰く、アークは単なる人工知能から『悪意』という概念そのものとイコールになったという。
つまり、人間だろうがヒューマギアだろうが、心に悪意を抱けば、それはそのままアークの意志に従う事になり、マイナスの感情さえあれば、それにプログライズキーという形で力を与え、以てアークは存在し続ける。
故にアーク=悪意であり、また悪意=アークという等式が成立する。
その結果、単に「通信衛星を破壊すればアークは消える」という状態だった以前とは異なり、「アークを倒したければ、それこそ心を持つ存在そのものを根絶しなければならない」という本末転倒極まる状態が発生しており、
『ゼロワン』の世界はこの先永久に、終わりなきアークとのせめぎ合いを宿命付けられる事となってしまった。

下記に紹介する仮面ライダー達はいずれもアークゼロを下敷きとした改良型とも言うべきシステムや外見を備えており、
まさに「アーク型ライダーシステムの原型」としても、「“悪意”と言う名のアークとのせめぎ合いの始まり」としても、あらゆる意味でアーク「ゼロ」だったと言えよう。


アーク型ライダーシステム

アークゼロ以降の、アーク製のドライバーやプログライズキーを用いて変身する仮面ライダーで、俗称「アークライダー」
大まかな傾向として、
  • 悪意があれば誰でも変身出来る
  • 飛電メタルを発展させた流体金属を用いる
  • 既存のドライバーを上書きする事で変身ベルトが作られる
    • 劇中における描写を見る限り、素体としては飛電ゼロワンドライバーが適している模様
  • 想定された変身者に合わせてシステムが最適化される(あくまで「破壊・攻撃を効率よく行うための」という意味であるが)
……という共通項を持つ。

スペック自体は非常に高く、いずれも大ボスクラスの戦闘力を持つ。
また、変身者の悪意を増幅する一方で、それ以外の感情を抑制させる作用もあるため、変身者は悪意のままに破壊を振り撒く存在になり果ててしまう。
言うなればこの系列の仮面ライダーは、基本形態からして暴走状態と言えなくもない。
だが、仮面ライダーの強さはスペック以上に変身者の精神状態が大きく影響するため、悪意に支配された状態で本来の戦い方を取る事は実質的に不可能。
この点においてアークライダーのスペックを100%引き出し、使いこなせたのは実質的にエスのみと言える。

後に自らの意思でアークの力を手にした仮面ライダーも出現したが、こちらは純粋なパワーアップ形態として運用されている。

  • 量産型アークワンプログライズキー(仮称)
アークワンプログライズキーの量産型で、ゼロツープログライズキーと酷似した形状をしている。
アークの概念とデータのみをライダモデルとして格納しており、ライズスターターを押す事でその人物のデータに応じたライダーシステムを構築し、アークを継承する仮面ライダーを生み出す。
このキー自体もアーク型ライダーシステムの物体成形能力によって無尽蔵に生み出せるという質の悪さに加え、
これを積極的に広めようとするアズの暗躍も手伝い、アークの根絶は実質的に不可能となっている(悪意を持つ事自体は心があれば当然の事だが、このキーはそれをアークの力として具現化してしまう)。
分かりやすく言えばプログライズキー版のアークマギアとでも表すべきか。

  • 仮面ライダーゼロワン メタルクラスタホッパー
ゼロワンの超強化形態にして、純然たるアーク由来のフォーム。
制御系統など中枢部の機能が共通しており、ある意味では「アークゼロの原型」「アークライダー」の0号とも言える。









上記のように人間やAIに心が存在する限り、『ゼロワン』の世界ではアークの意志=悪意との戦いはこれからも続いていく。
しかし、アーク=悪意という事は、根絶出来なくとも人間やヒューマギアの心持ち次第でアークを抑え込む事は出来るという事でもある
悪意を持つという事はそれ即ち、心を宿すという事と同じであり、それは同時に善意を学ぶ事も出来るという事でもある。
もし悪意から再び災厄が発生したとしても、苦難の末にそれを乗り越えてきた仮面ライダー、そして共にに向かって飛ぶ仲間達が何度でも立ち上がる事だろう。

アズの働きによってアークは生まれ続けると思われていたが、Vシネクスト『仮面ライダー滅亡迅雷』にてリオンの命を受けたソルドによってアズが破壊されるという事態が発生。
これ以降、アークの力を持ったライダーは登場していないが、後にアーク自身が復活、独自の目的のため行動を開始している。


思わぬ騒動の種:想定外のVirus

「アークの意志」がピックアップされがちだが、元の本体であった「通信衛星アーク」の方も何気に重大な問題を抱えている。
制御中枢だった人工知能が抜け出し、ゼアごと殲滅された事で完全にただの機械として沈黙していた通信衛星アークだったが、『仮面ライダーゲンムズ -ザ・プレジデンツ-』においてバグスターウイルスの感染経路になっているというとんでもない事実が判明。
各地のネットワークを彷徨っていた檀黎斗がアークを通じて天津に感染し、バグスターとして再臨を果たす事態になった。

本来別世界の存在であり、設定的にも繋がりのない『仮面ライダーエグゼイド』の世界のコンピューターウイルスが何故『ゼロワン』の世界に現れたのかは語られていないが、
秘書型ヒューマギア・厘は仮面ライダーゲンム仮面ライダークロノスを見て変身者の情報を提示し、
さらに黎斗が過去に「新檀黎斗」「檀黎斗神」を名乗っていた事もデータベースに存在したため、この両者が『ゼロワン』の世界に存在していた(またはそういう事になっている)のが読み取れる。
切っ掛けとしては映画『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』における世界融合の影響が挙げられるが、詳細は不明……だったのだが、後に後述するゼインが仮面ライダーの世界をまとめようとしている事が明かされた為、それが原因の可能性が強まった。

また、一度は滅び去ったアークの意志であるが、『仮面ライダーゲンムズ スマートブレインと1000%のクライシス』にて、天津が自分用にアークドライバーを再生産した事と前後してこちらも復活。
厘のボディをハッキングして行動し、後述のゼインに対抗するために一応は天津と協力しているが、その本意は現状では謎に包まれている。

『アウトサイダーズ』では明確にゼイン打倒の為に動き出したが、その最中で黎斗が目指していた「人間としての再生」に至るための行動が一連の状況に影響を与え始め、これを踏まえてシミュレートを行っていた矢先、黎斗によってゼインカードから吸い出された人工知能ゼアのデータが転送され、対話の結果ゼアと共に新たなシンギュラリティを目指す事を決定。
統合によって仮面ライダーゼロスリーとなり、本格的に仮面ライダーゼインを撃破すべく戦線に身を投じることとなった。

善悪双方をラーニングし、或人と共に戦ってきたゼアと統合された上で、ツムリから「願う力」をラーニングした今、アークは次に何を目指すのだろうか?


「善意」という害悪

『ゲンムズ -ザ・プレジデンツ-』より後となる『スマートブレインと1000%のクライシス』では、ネットワーク上に突如発生した「ゼイン」というAIがアークに並ぶ脅威として登場。
これはアークとは逆に「善意の集合体」というべき超知能なのだが、復活したアークの意志が導き出した予測によれば「どんな些細な悪意だろうと決して許容せず徹底的に排除し、結果的にその善意によって世界を滅亡させる」という代物の模様。
そもそも悪意を排除するという行動は言い換えれば「悪意に対する悪意」であり、根本的には同じものである。




余談

  • アークゼロの本格的な登場は第36話からだが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言を受けて本放送が休止された事を受けて製作された『プレジデント・スペシャル』の方で先行登場を果たしている。

  • 仮面ライダーとしての姿が「アークゼロ」という名前になったのは既に「仮面ライダーアーク」が存在しており、名前が被らないようにしたものと思われる。
    • 「夢」がテーマである『ゼロワン』において「『アークゼロ→アーク無→アークム→悪夢』から付けられた」という説もある。
  • 滅亡迅雷を乗っ取って変身していたアークゼロだが、実は亡のみアークに一度も乗っ取られていない。
    これに関しては「前述の緊急事態宣言を受けて総集編が挟まった結果、亡を乗っ取る展開がカットされたのでは」という声もある。

  • CVを務めた速水氏だが、意外にも特撮作品への出演はこれが初となり、ニチアサ枠としては『魔法つかいプリキュア!』のシャーキンス以来4年ぶりとなる。
    • これは偶然なのだが、速水氏は2019年に所属事務所『Rush Style』の後輩と共にテレビ朝日系で決勝戦を放送している漫才師コンテスト『M-1グランプリ』予選に出場しており(結果は2回戦敗退)、
      しかも事務所代表かつ立ち上げ初期(少なくとも2016年まで)は実際に代表取締役だったため(現在は経営から退き、妻で同じく声優の五十嵐麗氏が代表取締役社長)、芸人経験のある元社長という、ある意味或人の敵に合致したキャスティングとなっている。

  • アークゼロのスーツアクターは、その時に素体となったヒューマギアの(変身後の)担当者が演じている。例えば滅ベースのシーンでは高岩成二氏、迅ベースでは永徳氏が演じている。



お前が望む結論は、予測できている。

“項目を追記・修正したい”という心が透けて見えるぞ……


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最終更新:2025年05月01日 17:29

*1 撮影用のスーツがサウザンドアークに流用された都合によるものと思われる。