ウィップ(KOF)

登録日:2021/11/19 (金曜日) 22:01:59
更新日:2023/02/28 Tue 12:11:50
所要時間:約 10 分で読めます





「覚悟はいい? 私はできてる」


THE KING OF FIGHTERSシリーズのキャラクター。
'99から参戦した怒チームの新メンバーであり、ネスツ編のヒロインの一人。


【プロフィール】

格闘スタイル:操鞭術+ハイデルン流暗殺術
誕生日:10月12日
年齢:16歳
出身地:不明
血液型:O
身長:173cm
体重:59kg
スリーサイズ:不明
趣味:なし
好きな食べ物:はちみつ
得意スポーツ:なし
大切なもの:ウッドドゥ(の名前)
嫌いなもの
99:インターネットの悪口、天使、堕落
2000:容量不足、技へつり
2001:裏切り者、ヒステリックな女
2002〜XI:裏切り者
XIV:ラルハラ(ラルフハラスメント)
CV:菊池 志穂


【概要】

ハイデルン属する傭兵部隊の一つアックス小隊で諜報活動を行なっていた美少女。
ハイデルン達は謎の組織を追っていたが、此度開催されるKOF'99が裏大会でありその組織が関与している事と、4人1組のストライカーマッチに伴い人員補充のため移動してきた。
当初は「サリー(出撃)」という名だったが新しく部隊のコードネームを付ける事になり、ラルフからのムチ子というあんまりなネーミングをスルーしつつ、クラークのウィップというコードネームを快く受け入れた。

傭兵であり過去の経歴は一切不明だが…


【人物像】

厳かで冷静な雰囲気を持つが、感情の起伏は大きめの少女。ネスツ編以降は過去の因縁の払拭と信頼できる仲間に囲まれたからか明るく活気のある性格になっており、寧ろこっちが地なのかもしれない。
しかし敵には容赦しないのか、戦闘中の台詞は過激なものが多い気がする。XIVでオズワルドから「ハンドルを握ると性格が変わるタイプ」というご尤もな意見もでた。
ネスツ出身キャラは人体改造の結果、精神面で不安定さを抱えているのでウィップも戦闘中はそれが表に出ているのかもしれない。

青い特殊『ウッドドゥ』を使った操鞭術は力強く華麗で、物に巻きつけて移動したり、相手を振り回す芸当も可能。愛着を持っているようで、勝利時には「ご機嫌ね」と話しかけたり、腕に巻いてキスをする演出もある。
サブウェポンにデザートイーグルを所持。流石に格闘大会で実弾ぶっぱは憚られるのでゴム弾なのか威力はほぼない。小説版では実弾を込めており、ウッドドゥより出番・キルスコアが多かった。
ナイフもいくつか携帯しており、鞭の先端に付けて殺傷力を引き上げたりそのまま振り回したり、靴には仕込みナイフも内蔵されている。
しかし異能力持ちやサイボーグと比べれば戦闘力は劣り、どちらかと言えばサポーターで真価を発揮するタイプ。

はちみつが好きなのは、初めて口にした甘いものだったから

嫌いなものは内輪ネタと云われている。
  • 99
天使、堕落はデザイナーが移った彩京の格ゲー『堕落天使』なので後に登場した「天使」の名を持つ元同僚との因縁とかは別にない。
  • 2000
容量不足は鞭のグラフィックで容量が不足し、技へつりはその為に技が減らされたこと
  • 2001
SNK倒産に関わった某社


【シリーズでの活躍】

  • '99
初参戦。チームストーリーでは暗闇の中でレオナのナイフを鞭の柄で受け止めるなど実力者として描写されている。
組織の工作員と思わしきK'マキシマからは見覚えのある風な勝利メッセージ、そしてラスボスであり謎の組織ネスツの下級幹部クリザリッドとの掛け合いでは、

「あなたと戦うことになるとはな…」
「本当のことをまだ知らないのね…」

という意味ありげな掛け合いを交わすが…


怒チームエンディングでは、クリザリッドを倒したラルフ達は自爆する地下基地から逃げるも、途中でウィップはやり残した事があると単独行動に移る。

果たしてウィップは、今にも事切れるクリザリッドの元にいた。

「なぜ僕をおいて組織をでたんだ? セーラ姉さん?」

ウィップ、いやセーラ*1の正体は元ネスツ構成員で、クリザリッドの姉…


「姉さんじゃないわ」
「あなたには他人の記憶の一部が移植されていたのよ」

ではなかった
クリザリッドはクローンであり、その記憶はオリジナルのK'のものであった。
しかしウィップも暗示をかけられており、真実は分からない。
そのためにネスツを脱走したのだった。

「あなたとの思い出は大切にしていくわ。これからもずっと」

クリザリッドを残し、ウィップは地下基地から脱出。
ハイデルン達と合流する。

「何をしていた?」
「逃げ遅れた者の中に知人がいました」
「無事だったのか?」
「手遅れでした。それでお別れを」
「残念だったな」
「いえ、あれで良かったと思っています」

卒なく報告するウィップ。

しかしその目からは、涙が止めどなく溢れていた…


なお、K'が16~18歳とされているのに対し、ウィップははっきり16歳と断言されており、姉弟にしてはK'の方が年上とも取れるものになっている
K'が16歳なら解釈次第でギリギリ姉弟になるが、これが意味するものは……


小説版では真吾に敗れたふりをして先に地下基地へ潜入、クリザリッドを倒したK'達と僅かに会話した。


  • 2000
怒チームの一人として参戦。アナザーストライカーはクリス、PS2版マニアックストライカーはハイデルン。
チームストーリーは異例のエンディング直後のもの。
衛星兵器ゼロ・キャノンによる砲撃をなんとか凌いだ怒チームは無事だったがウィップは消息不明、ラルフ達はハイデルンと合流して彼女の残したディスクを拾う。

怒チームエンディングではラスボスのクローンゼロからウィップはプロジェクトのデータディスクを受け取って僅かなやりとりの末トドメを刺し、怒チームから離反。

そして彼女の残した映像データが見つかり…

『もしもの事があるといけないから、お礼だけを言いたくて』
『いい部隊です。とても楽しい』
『でも大佐! 私はムチ子じゃありませんよ! ウィップと呼んで下さい』

『それじゃ、また会いましょう。きっと……』



「うるせえ、誰が呼ぶかよ」



その後のK'チームエンディングでは姉の姿と記憶を少し思い出したK'の前に現れ、姉と瓜二つな容姿に動揺する彼に何事かを喋り、K'、マキシマと共に去っていった。


小説版ではネスツ上級幹部のダイアナを監視しており、一戦交えるも敗走。しかしダイアナとリング(クローンゼロ)の密談をハイデルンに伝え、これによってリングが二人いる事を知ったハイデルンは窮地を脱する機会を得る。
怒チームと決勝戦場のサウスタウンファクトリーエリアへ向かう途中にアンチK'クーラ・ダイアモンドの強襲を受けてラルフ達は負傷、またクーラとの会話で裏切り者と知られてチームに疑念が生じるも、それらを察したラルフ達に見送られながらクーラを追い、そのまま部隊から離脱した。
K'とマキシマがクーラ達を退け、クローンゼロの待ち受けるファクトリーエリア地下行きのエレベーターで合流。

「四人には足りないけど、K・O・Fならもうひとりくらいいたほうがいいでしょう?」
「仲よく一緒に行こうってかい?」
「この先で、どうしても確かめたいことがあるのよ。 …あなたたちと同じように」
「ふん……物好きが多いぜ」


エンディングではゲームと同じく、ネスツを追うために旅立つのだった。

「────こんなとこでグズグズしてられねえだろうが」
「焦るなよ、相棒」
「たった三人でゼロから始めようってんだ。 ……焦る必要はない。じっくりいこうぜ」
「そうね……すべてはこれからなんだから」


パロディ小説では、生き別れの姉弟と知らずに禁断の恋に落ちていくK'とウィップ…という学園モノ風嘘予告が掲載された。

「あっ……ご、ごめんなさい!」
「ぼくのほうこそ……よそ見をしていたから……」


  • 2001
K'、マキシマとネスツの本拠地を探っていたが人口衛星の監視で逃げられ続けていた。
そんな折に同じくネスツを追う麟と会敵するもウッドドゥで仕留めて束縛。手に入れていた龍の写真を見せて麟を仲間にし、チームを結成した。

中ボスのオリジナルゼロは助け出していたクリザリッドをストライカーとして使役するが特に言及なし。

衛星基地エイダスにて、ラスボスでありネスツの支配者イグニスから、K'含むKシリーズは最強の人間を見つけ倒すために生み出された存在であると説明され、記憶も戻されて闘う事に。

主人公チームエンディングではイグニスを倒すもエイダスを地上へ墜落させられて絶体絶命だったが、クーラの能力で無事生還。
なんかウィップが二人いるっぽい描写があるも詳細不明。
龍を追う麟、親友の墓参りへ向かうマキシマを見送り、クーラに助けて貰った恩を返すべくK'を諭した。

怒チームやエディットチームのエンディングでは、クーラ、K'と写った写真をハイデルンへ送っている。



諸事情でゲーム版は説明不足過ぎるので、

  • 2002(UM)
お祭りバトル。K'、マキシマと参戦。
キャラ崩壊が顕著(後述)。
2002のエンディングでは大門先生を鞭打つモノがある。

  • 2003
ハイデルン傭兵部隊に戻っていた。経緯は不明だが、後のストーリーでK'達はハイデルンに協力する見返りに国際指名手配書を取り下げて貰っているのでその第一歩なのかもしれない。
怒チームストーリーでは傭兵活動中、謎の巨大飛行船を発見。ウィップ以外の三人は既視感を覚えていた。
その後KOF開催が告知されると、K'チームストーリーにてハイデルンからの命令もありK'、マキシマと参戦。

チームエンディングではクーラを預けていたダイアナへ連絡し、今大会の裏にダイアナの組織と関係がある事を伝え、逆にクーラが今回の事由に興味を持った事を伝えられた。
直後、オロチに反応して草薙の炎が暴走したK'を心配している。

「なんにせよそれが運命なら進むしかないようね」

前回の怒チームエンディングでレオナが暴走したため、ラルフ、クラークと怒チームで参戦。
チームストーリーでは古強者の傭兵の葬式に参加。巨大飛行船についてハイデルンが何か隠している事をラルフに尋ねるが、自分達を信頼しているからだと咎められている。

チームエンディングでは、ラスボスでありオロチとは別勢力の地球意思遥けし彼の地より出づる者達の一人禍忌の死体を入手。世界の要人を集めた会合で死体を解析しようとするも、突如現れた彼の地の二人組によって死体は奪われ、護衛艦も一隻爆破、更に意趣返しにハイデルンの眼帯も持ち去られてしまう。
しかしハイデルン達にはこれも何らかの作戦だったようだ。

K'チームエンディングでは客席から手を振るクーラに小さく手を振り返している。

「あ、セーラだ! セーラ~!」

(うふふ、元気そうね)


特殊チームイラストは、エリザベート、ジェニーとの「女王様チーム」。

今回は不参戦。
怒チームストーリーでは暴走の危険のあるレオナを監視していたが、チーム結成を聞かされてラルフ、クラークと漫才のような掛け合いを繰り広げている。

「ま、安心しろよ。もしおまえがこの前と同じようなポカをやらかしたとしても、その時は俺が責任を持って正気に戻してやっから」
「たとえそんな事態になったとしても、間違ってもレオナを殴り殺したりしないでくださいね。大佐は手加減てものができそうにないタイプですし――」
「あァ!? てめェ、ナニいってんだ? 人をまるで不器用な人間みてェにいいやがって――!」
「そのいいようだと、まるで大佐が器用な人間みたいじゃないですか。そいつは俺も初耳ですね」


怒チームエンディングでは倒れたレオナの病室前でラルフ、クラークと再び口論となるが、その騒がしい様子を見たレオナは…。


  • XIV
今回も参戦せず。
チームストーリーでは相変わらずムチ子呼ばわり+K'を挑発するラルフに食ってかかるも、実は心配しているだけというのが分かると、

「つまり、ツンデレ大佐ですね!……良いこと思いつきました!!ウィップって呼んでくれるまで私もツンデレ大佐って呼ぶことにします。」

と目を輝かせて言ってのけた。


怒チームエンディングではラスボスバースの破壊によって様々な人物の復活が確認される中、ガイデルや能力の暴走が気になるレオナに相変わらずの漫才を披露。
頬を膨らませたり、あっかんべーしたりと可愛い!

「大丈夫だ心配するな。 お前を止めるのは慣れている」
「毎回ボロッボロにされますけどね大佐は」
「お前も人のこといえんのか! 死にかけてるじゃねえか毎回!」
「死にかけとは失礼な!」
「そうだムチ子が縛ればいいじゃねえか! お前やれよムチ子」
「あ、またムチ子って言った! 2度も!」
「ムチ子にムチ子って言ってなにが悪いんだムチ子!」
「むかつく~、教官! この人セクハラです!」
「セクハラじゃねぇよばぁか」
「じゃあパワハラ......ラルハラです!」
「ラルハラって、なんだよそれ! クラークお前もなんか言えよ、お前の部下だろ!」
「いえ、これはもう教官マターですので、自分ではどうもしようがありません」

「え、俺?」


K'チームエンディングでは、台詞はほぼないがブリーフィングを共にしている。

その後、DLCにて待望の参戦が決定。
ウッドドゥがゴムホースみたいなのは技術的な問題なので大目に見よう(視認性の問題もあるらしい)。


  • A NEW BEGINNING
エンディングの怒チームのブリーフィングに登場。
前大会優勝チームは? とハイデルンに聞かれた際にK'チームと答えている。

  • KOF XV
11月11日にキャラクタートレーラーが公開し参戦決定。
クーラがK'達に愛想を尽かして家出し、危険な顔見知りとチームを組んでしまったので、クーラを取り戻すためにK'、マキシマと出場。
掛け合いはラルフ、ヴァネッサに対応。

エンディングでは無事にクーラを奪還した。

「大佐 こちらウィップです」
「クローネン・マクドガルとの接触はできませんでしたが」
「クーラ・ダイアモンドの身柄は無事に回収しました」


特殊エンディングはルオン、オロチシェルミーとの「女王様」チーム。
めっちゃエロい


「さあ、私達の前にひざまずきなさい!」

「イイ子にはご褒美あげちゃう♡ けど……」

「悪い子にはウッドドゥのオシオキが待ってるわよ」


  • MAXIMUM IMPACT
シリーズ通して不参戦だが、K'チームや怒チームのストーリーに登場。こちらではハイデルン傭兵部隊に復帰しておらず、K'達と逃避行を続けている設定。

  • SNKギャルズファイターズ
隠しキャラとして参戦。何でも願いが叶うお札が手に入るということで大会に優勝した彼女はお札に「自分にかけられた暗示を解いてほしい」と願うが、
それを願われたお札は動揺してどこぞに電話してウィップの秘密を明かしていいのか確認を取る。
そうして得られた回答は「ちゃんと叶えるが、1、2年くらい先でいいかね?」というものであった……
※この作品は2000年1月27日発売。つまり'99の直後
なお、彼女の秘密が明らかになるノベライズ版2001下巻は2002年2月1日発売なので、丁度2年くらいで願いが叶った



【人間関係】

  • ラルフ
上官であり頼れるチームメイト。しかし少年の心を忘れない彼から「ムチ子」というあだ名をつけられており、それについては辟易している。
ついには嫌いなものがラルハラに。

  • クラーク
上官でありチームメイト。こちらはクールな大人の男。
'97の怒チームエンディングからラルフとレオナは公式で絡みがあり、ウィップ登場時はクラークと良い関係になるのでは? とファンから予想されていた。

チームメイト。仲は良好。
小説版でもそこそこ絡んでおり99では記憶がないのはどういう気持ちなのかと聞いたり、上記の真吾のやられた振りをした際に誤魔化すのに口裏合わせを頼まれたり、
2001では決別の意味を込めて識別票を渡して戦い、勝利している。
なお、99では「人生相談なら自分より人生経験豊富なラルフかクラークにしろ(意訳)」と言ったところ、ウィップには冗談扱いされた。地の文でもツッコまれてる

  • ハイデルン
教官。ウィップの過去を知っていたかは不明。
ストーリーで勝手に部隊を離脱してしまうが、後に復帰を許されている。
2001ではウィップが怒チームメンバーに戸惑いながらも敬礼をする掛け合いがあるが、ハイデルンは他キャラとの流用のため返礼の間が長いというツッコミ所がある。

チームメイトにしてオリジナルの弟だが、本当の弟の様に接している。

チームメイト。共にK'を見守る立場にある。
はちみつ(甘いもの)を巡って争う宿命にもある

K'のクローンであり、施設で共に育てられた弟。
肉体年齢が逆転しているのはクローン技術による。

アンチK'。最初は敵対関係だったが、ネスツ壊滅後は姉妹のように仲がよい。
彼女からはセーラと呼ばれている。


【キャラ性能】

鞭を使った攻撃はリーチがとても長いがその分振りも大きく、扱いには熟練を要する。
鞭を使わない攻撃でも連打が効くものがほぼ無く、技バランスも独特なので中級者以上向け。
ジャンプ強攻撃を低空で当てると下段になるという特性があるので、これを上手く活用していきたい。
初登場の99から2002無印辺りまでは10段階で7~9くらいには位置する上位キャラだったが、XIでは弱キャラ。
XIVでは通常技構成が変更されたが、スパキャンの仕様変更やMAXモードによって連続技のダメージソースがアップ。

⚫︎投げ技
  • アルファ
相手を掴んで頭上からヒップアタック。強制ダウンを奪える。

  • ツェット
相手を掴んで背負い投げ。こちらも強制ダウン技。
99では何故か投げ抜け不能だった。
またアルファより投げ後の猶予が長いため、しゃがみAなどで追撃できる。

  • ストライクスリー
足払いから鞭で叩きつける。

  • アサシン・トラップ
鞭で足を引っ掛けて叩きつける。

⚫︎特殊技
  • ウィップショット
「受けて! みなさい! 手練の! 鞭を! ほらっ!」
鞭を前方に振るう技。4回まで追加入力が可能。
他キャラの特殊技に比べれば発生は遅いが、それでも近Dからならば連続技になる。
また2001では最後の1段をブーメランショットでキャンセルでき、さらに追撃できる。

⚫︎必殺技
  • ブーメラン・ショット"コード:SC"
「ブーメラン!」
体勢を低くしながら鞭を振るう。SCは「Shark Casting」の略。
近距離の打ち上げと、打ち上げた相手を空中でとらえて引き戻す二段技。
二段目がヒットすると相手は最終的にウィップの背後に向けて飛んでいく。
弱攻撃からでも連続ヒットするほど発生が早く、ウィップの通常コンボの要。
1段目をスーパーキャンセルしてソニックスローターに繋げる事ができるが、入力が非常に難しい上に使うゲージに対するダメージ効率は良くない。
連続技パーツとしては優秀だが、高い位置に攻撃するのが2段目のみである関係で対空に使うならかなりの先読みを必要とし、対空には使いづらい。
EX版は更にもう一振り、相手を更に逆側の地面に叩きつける。
「拍子抜けね」
「口程にもないわ」

  • ストリングス・ショット
コマンド+ABCのいずれかで出せる技で、入力で構え、ボタンを離すと鞭を振るう。押したボタンによって鞭の振るい方が異なる。
各種攻撃ボタンを押している間は左右に動ける。

→タイプA"コード:優越"
上から鞭を振り下ろす。中段判定。
ヒットすると相手に鞭を巻きつけて頭上に飛び、踏みつけて強制ダウンを奪う。
EX版は発生が早く、相手を打ち上げるので追撃可能。
「逃がすものか!」

→タイプB"コード:力"
水平に鞭を振るう。
「逃がさない!」
相手を引き寄せる鞭攻撃。中段でも下段でもない上ダメージは低いが、相手をダウンさせずよろけさせるため、間合いが近ければ発生の早い技で追撃可能。

→タイプC"コード:勝利"
足元をすくうように鞭を振るう。下段判定。
ヒットすると鞭を巻きつかせて相手を足元まで引きずり、高笑いながら踏みつける。威力は高い。
また技後は相手が足元でダウンし先に動けるため、ダウン追い打ち可能な技で追い打ちできる。
「捕まえたわ!」
「あーっはっはっはっはっは!!」

→タイプD"コード:アメ"
「やめ」
構え中にDボタンで構えを解く。

  • アサシンストライク"コード:BB"
頭上に鞭を伸ばして画面外へ消え、任意の場所へ落下する。ボタンによって落下場所が変わり、踏みつけは中段で強制ダウンを奪えるが、技後の隙が大きいのでヒットしないと反確。
上昇中にも攻撃判定はあるが受け身可能なのでやはり反確など、使い所に困る技。

  • フック・ショット"コード:風"
「アターック!」
空中専用。斜め上に鞭を引っ掛けてターザンキックを放つ。判定は強めだが隙が非常に大きい。

  • フック・ショット"コード:旋"
「はいっ」
XIVでコード:風の代わりに追加された技。空中専用で、頭上に鞭を引っ掛けて回転上昇する移動技。強弱EXで軌道が異なり、落下部分は空中攻撃でキャンセル可能。

  • デザートイーグル
襟の裏からデザートイーグルを取り出し、目の前の地面に撃つ。実弾ではないのでダメージは小さいが、ダウン追撃可能なので各種強制ダウン技から連続ヒットさせられる。弾がない時に使用すると隙の大きいリロードモーションが発生するので注意。
なお、小説版'99によるとKOF出場者は銃を出されたくらいでは怯まないそうである。

  • クレセント・スワッター"コード:FS"
「迂闊ね!」
XIVで実装。一瞬溜めたあとに素早く鞭を振り下ろす。
発生は遅いが、中段判定で強制ダウンを奪える他、飛び道具を反射する効果もある。
EX版は相手を小さく打ち上げ、反射する飛び道具の数も増加。
「邪魔よ!」

⚫︎超必殺技
  • ソニックスローター"コード:KW"
その場で鞭を振り回し、相手にヒットすると左右に激しく打ち付ける乱舞技。KWはKaiser-Walzer(皇帝円舞曲)の略。
リーチは短いが発生が早く、出がかりに無敵がある。ウィップ唯一の無敵技だが、初段が当たらないと反確。
MAX版は打ち付ける回数が増え、最後はブーメランで〆る。

「踊りましょ?」
「シャラララララララララ……Shall We Dance?」
「あなた如き訳ないことだわ」
「あなた如き…訳ないことだわ!!」
2002(UM)のMAX版のみ台詞が
「デラデラデラデラデラデラ…デラックス!!」
となっている。
XIVのEX版は鞭で上空へ打ち上げ、凄まじい速さの鞭捌きで追撃する。
「物足りないわね」

  • ソニックスローター"コード:DP"
アッシュ編で実装。コード:KWから通常技で乱舞を繰り出す。

  • レッドウィップ・ジェノサイド
XIで実装。鞭を振り回しながら突進する技。
発生はそこそこ。
元ネタは魁!!男塾冥凰島十六士スパルタカスの必殺技「赤鞭斬(レッド・ウィップ・ジェノサイド)」

  • フォビドゥンエンゲージ"コード:MC"
2002UMで実装。鞭を伸ばし、ヒットした相手を引き寄せてブーメランを連続で決める技。
画面端まで届く程リーチが長く、弱の発生は早い。

デストラクションバラージ"コード:YGW"
「一掃するわ!」
XIVで実装。イヤリング爆弾を放り投げ、鞭で払って上空一帯を爆発させる。
EX版は更に一つ追加で爆発させる。
「お掃除の時間よ」
「おまけ!」

⚫︎MAX2
  • スーパーブラックホーク
「外道がああああ!!」
胸元から大口径の拳銃を取り出して発砲する暴挙技。
ボイスの勢いがものすごいので吹くか唖然とすること必至。
出掛りから無敵で銃弾もガー不で大ダメージだが、発生がめちゃくちゃ遅い死に技。UMはほんのりと早くなったのでロマン技になった。
元ネタはドーベルマン刑事。

⚫︎CLIMAX必殺技
ディプラビティブランディング"コード:FA''
「障害は全て取り除く」
鞭を引っ掛けて斜め上に突進、蹴り上げた相手と共に上昇するとターザンキックを顔面にぶち当て、トドメに鞭を巻きつけて地面へと落とす技。
「でりゃああ!」
「逃しはしない! 沈め!」
軌道にやや難があるものの、発生早く無敵時間も長いので対空や連続技に使える。


【主な台詞】

「ここがあなたのデッドラインよ」
登場。鞭で線引きを行う。

「さあ、始めましょうか」
XIVでの登場。上から鞭を使って降りてくる。

「ご機嫌ね、ウッドドゥ」
勝利。ウッドドゥを華麗に振る。

「這い上がれば? 糸は垂れているわ」
勝利。鞭を倒れた相手へ伸ばす。

「興が削がれたわあ」
挑発。

「いい子にしてなきゃ…」
対K'。やたら挑発的。
「言うじゃねえか…」

「ターゲット捕捉しました」
「容赦はしないわ」
「作戦開始します」
XIVでのキャラセレボイス。


【余談】


  • スリーサイズは不明。媒体によって肉付きも異なる。



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最終更新:2023年02月28日 12:11

*1 最初に名乗っていた「サリー(Sally)」は「セーラ(Sarah)」の愛称でもある