マフィティフ

登録日:2022/12/08 Thu 12:04:03
更新日:2024/01/06 Sat 17:22:44
所要時間:約 4 分で読めます





大きなのど袋にエネルギーを蓄えることができる。一気に放出して敵を吹き飛ばす。


子供と遊ぶことが大好き。普段は温厚だが家族を守るとき形相が変わる。


マフィティフは『ポケットモンスター』シリーズで登場するポケモンの一種である。

■データ

全国図鑑№:973
分類:おやぶんポケモン
英語名: Mabosstiff
高さ:1.1m
重さ:61.0㎏
タマゴグループ:りくじょう
性別比率:♂50♀50

タイプ:あく

特性いかく(登場したとき威嚇して相手を委縮させ相手の攻撃を下げてしまう。)
   ばんけん(いかくされると攻撃が上がる。ポケモンを入れ替えさせる技や道具が効かない)
隠れ特性: はりこみ(交代で出てきた相手に2倍のダメージで攻撃できる。)

種族値
HP:80
攻撃:120
防御:90
特攻:60
特防:70
素早さ:85

合計:505

基礎ポイント:攻撃+2

進化:オラチフ→マフィティフ(Lv30)


■概要

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」にて初登場したオラチフの最終進化形。
オラチフの時から岩をも砕く咬合力と分厚い脂肪による防御力の高さを兼ね備えている。
しかし舐められないよう常にしかめっ面をしており、黄色い髪も組み合わさってメンチを切っているチンピラのような印象を受ける。
また泣いている子供はその顔を見ると笑いだすらしい。

そんなオラチフが進化すると赤い体色と黄色い髪から、黒い体色にオールバックの灰色の頭部と髭のような口元と一気に貫禄が出始め、まるでチンピラから熟練のマフィアのボスを思わせる雰囲気になった。

強面だが普段は温厚で子供と遊ぶことが大好きな性格。
しかし彼の家族(ファミリー)を襲う者に対しては形相が一変するというますますマフィアらしい生態をしている。

エネルギーを溜めることが出来る喉袋を持っており、それを一気に放出することによって敵を吹き飛ばしてしまうという。

なお髭の印象が強いが口は大きく、牙がびっしり生えている。口を開けた姿は犬というよりも最早鮫である。

名前の由来は「マフィア」に大型の犬種である「マスティフ」を組み合わせたものと思われる。

■ゲームでのマフィティフ

南4番エリアなど南西部からオラチフが生息しており、進化系のマフィティフもチャンプルタウン周辺に出現する。

しかしこのポケモンと言えばやはりペパーの大切な相棒であるということだろう。

かつて凶暴なポケモンに襲われて重傷を負ってしまい、ポケモンセンターでも手の施しようがないほど心身ともにすっかり衰弱しきってしまっていた。
親がずっと留守だったペパーにとってマフィティフは唯一の家族ともいえる存在であり、このマフィティフを元気にするために「秘伝のスパイス」を手に入れることが「レジェンドルート」の目的。

数々の苦難を乗り越えてそれぞれのスパイスを使ったサンドイッチを食べさせると念願叶い、かつての元気を取り戻した。

その後はペパーのエースポケモンとして君臨。
エリアゼロの未知のポケモン相手でも勇敢に立ち向かい、撃退するほどの力を見せつけた。

相手としてはあくテラスタルが加わった高い威力の「かみくだく」に加えて「サイコファング」・「じゃれつく」・「ほのおのキバ」とサブウェポン弱点の対策もしっかりしてくる強者。

また、スター団のピーニャもクリア後の再戦時に使用してくる。

■対戦でのマフィティフ

一際高い攻撃を持ち、それ以外も特防が若干低めな以外は全体的にバランスの良い種族値。
癖のある種族値になりやすいあくタイプでは割と珍しい配分である。

特性は3種類。
弱体化したものの汎用性の高い「いかく」。
交代してきた相手に対して2倍のダメージを与える隠れ特性の「はりこみ」。
そして専用特性の「ばんけん」。

「ばんけん」は逆に「いかく」をされると攻撃が上昇する上にポケモンを交代させる技や道具が効かないというもの。
相手がうっかり威嚇してきたら逆に強化できる上に「ほえる」などによって無理やり解除されることを気にせずに戦えることが強み。
ちなみにその後DLCでイイネイヌの隠れ特性にもなったため現在は元専用特性

攻撃技は安定感のある「かみくだく」ととことん狙った相手を逃がさない性能に出来る「くらいつく」が候補。弱点のゴーストタイプには逃げられるけど。
ただ正々堂々とした戦いを好むのか「イカサマ」は覚えられない。

サブウェポンでは弱点の対策になる「じゃれつく」・「サイコファング」。
他には三色キバと「げきりん」・「ワイルドボルト」・「きしかいせい」などに加えて、「メタルバースト」のあくタイプ版の「ほうふく」や自身のHPと同じ値まで減らす「がむしゃら」も覚える。

一方補助技は「ほえる」・「ちょうはつ」・「あまえる」・「こわいかお」くらいで積み技は「つめとぎ」くらいしか覚えられない。
後は自身が瀕死になると相手も瀕死に出来る「みちづれ」が候補になる。

欠点はあくタイプなので一致技の火力が控えめな点と、あくタイプにしてはあまりにも素直過ぎる性能と言う事。
特に二桁単位であくタイプが数を増やしたSVにおいて、ここまでパッとしない性能なのは結構な痛手。
いかくに強い枠が多い為かいかく持ち自体数を減らしており、おまけに自身もいかく持ちなので相乗効果で更に採用が難しくなる悪循環を引き起こしてしまっている……。

その為か一番多い特性は「いかく」でも「ばんけん」でもなく「はりこみ」であり、「くらいつく」「みちづれ」を活かした何が何でも一匹持っていく型が多め。
持ち物も行動保証を付ける為の「きあいのタスキ」の採用が多い。

テラスタイプは攻めるよりも受け重視で切る事が多く、苦手なかくとう・むし技を半減するひこうが主流。

■余談

英語版では「Mabosstiff」とマフィアとボスを組み合わせた名前となっているが、ドイツ語版では「Mastifiso」とマフィアのメンバーを表す「mafioso」が語源であることからワンランク格落ちとなっている。



追記・修正は自身のファミリーを守れる方にお願いします。

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最終更新:2024年01月06日 17:22