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きあいのタスキ

登録日:2012/06/06 Wed 12:42:08
更新日:2026/09/23 Wed 23:54:33
所要時間:約 5 分で読めます





wiki籠りは 
きあいのタスキで もちこたえた!



きあいのタスキ とは『ポケットモンスター』シリーズに登場するアイテムの一つ。
英語圏での表記は “Focus Sash"。




◆概要



持たせると HPが 満タンのとき
ひんしになりそうな 技を 受けても
HP1で 1度だけ 耐える。




効果は『所持していると、HPが満タンの時に一撃で瀕死になるような技を受けても、HP1で一度だけ耐える』というもの。


第二世代『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』から登場していた、似た名称の『きあいのハチマキ』とは効果が相互互換。

『きあいのハチマキ』はHPに関係なく10%の確率でHP1で耐えるというもので、運さえよければ連続で何度も発動する「ヒュンケル状態」となる。

『金・銀エキビションマッチ』の「きしかいせい」ヘラクロスや、
『ポケモン☆サンデー』のゴルゴ所長のオクタンのような胸熱逆転勝利への働きを見せる。

しかし確率発動で不確定なため、『きあいのタスキ』が登場した第四世代以降は、こちらの方が用いられる場合がほとんどになった。


◇解説

体力満タンならばどんな攻撃も一だけ残して耐えるという効果は、普通のRPGや対戦ゲームをやっている人からすると大したことないと捉えられがちだが、1ターンが重要なポケモンにおいて必ず1回は行動できるというのは非常に強力で、最強のもちものといっても過言ではない。

この道具の登場により、今までパワーはあっても耐久や速度に難があり、倒す前に倒される状態だったポケモンでもその役割を果たせるようになった。
第四世代以降のパワーインフレも、その需要に拍車をかける事となった。

影響力は非常に大きく、このアイテムのメタとなる技が重要な戦術として考えられるようになったほどである。
このアイテムが登場したからこそ、それまで威力の低さからマトモに使われていなかった先制攻撃技が対戦環境においてメジャーになったといっても過言ではないほど。

第四世代当初は乱数調整も確立前で『あかいいと』による理想個体調達は影も形もなかったため、妥協個体を運用することが対戦において当たり前であった。つまり、耐久個体値を妥協した個体を使いやすくするようにするための手段としても注目されていた。


また 第五世代『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』からは特性『がんじょう』にもこのアイテムと同じ効果がついた。
あちらは特性なので、再度体力が満タンになれば再びその効果を発動できる。

ちなみに、「こんらん」による自傷が致死ダメージになったとしても耐えられる。*1


ちなみに『きあいのハチマキ』と違って消費アイテムなので、ストーリー中にうっかり持たせないように。
『サン・ムーン』では比較的楽な条件で入手できるため、特に気を付けたい。

『スカーレット・バイオレット』からは野生ポケモンなどとのバトル後でも戻ってくる仕様に変更されたためこの事故の心配はなくなり、旅パでの使い勝手が向上した。



◆入手方法


  • ダイヤモンド・パール・プラチナ
「221番道路」の民家で指定されたレベルのポケモンを見せると貰えるほか、
「バトルパーク」or「バトルフロンティア」で48BPと交換できる。

母親が一度だけ買ってきてくれるほか、
「バトルフロンティア」で48BPと交換できる。
また、ポケウォーカーの「チャンプの道」でダウジングを行うことでも入手できる。

「バトルサブウェイ」で48BPと交換できる。

「バトルサブウェイ」と「PWT」で24BPと交換できる。

「バトルハウス」で48BPと交換できる。

「バトルハウス レプリカ」で48BPと交換できる。

「ポニの原野」にいるダンサーのユリアに勝つと貰えるほか、
「バトルツリー」で32BPと交換できる。

ナックルシティの民家にいるからておうのヒデナガに勝つと貰えるほか、
「バトルタワー」で15BPと交換できる。
また、ワイルドエリアの「逆鱗の湖」とカンムリせつげんの「氷点雪原」にも落ちている。

  • ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
『ダイヤモンド・パール』同様に「221番道路」の民家で指定されたレベルのポケモンを見せると貰えるほか、
「バトルパーク」ではリメイク前と比べてかなり緩和され、15BPと交換できる。

「西2番エリア」にいるトレーナーのうち、4人に勝利後にマリナードタウンのポケモンセンターにいる男性から貰えるほか、
ジムバッジが4つ以上になると、テーブルシティのデリバードポーチにて50000円で買える。
また、キタカミの里ではキタカミ鬼面衆を1人倒すと報酬で貰える。

なお、この世代以降はバトル施設が廃止されたためBP交換での入手方法は無くなった。

メインミッション37 クリア後にラシーヌ工務店にて4980円で買える。
あるいは サイドミッション59 でルチャブルに勝つと貰える。



◆『きあいのタスキ』の使い道


  • とにかく耐える
一撃で消されかねない四倍弱点持ち、弱点多数、耐久の種族値が低めのポケモンなど、突破力が高いが潰されやすいポケモンの補強に。

130族のような耐久力が低くても素早さが高い、いわゆる速攻型アタッカーなら生き残った時のチャンスを活かしやすく相性が良い。

逆にヤドランやカビゴンのように元から耐えるのが目的の鈍足高耐久タイプのポケモンではあまり活かせないだろう。

物理/特殊どちらも高いポケモンであれば、攻撃面に努力値をなるべく割き、耐久はタスキで補うという方法がある。
更に鈍足ポケモンであれば素早さ調整を一切考慮せずに済む。

「1ターン耐えてキャストオフできたら、次の一手で奴を倒せる!」なんて時に。上手くいけばそのまま倒し切れる事も。

  • 確実なコンボ遂行
例えばドーブルの「キノコのほうし」+「こころのめ」+一撃必殺技なら、タスキで耐えて眠らせれば相手が特性や持ち物で対策してない限りはそれなりに決まる。

また、先発の場作り要員、つまり「ステルスロック」「トリックルーム」などで後続をサポートする役割のポケモンに持たせるのもいいだろう。

  • 襷カウンター
一撃で倒されるほどのダメージを生かし、「カウンター」や「ミラーコート」、「メタルバースト」や「ほうふく」で跳ね返す戦術。特に読みを必要とする。

「こらえる」+「がむしゃら(orじたばた、きしかいせい)」でも代用可能。

スピードが遅いが火力があるタイプのポケモンで、一撃目で大ダメージを与え、二撃目の先制技でとどめを刺す戦法。

ただし、2ターン目で相手も先制技を撃ってくると確実に落とされてしまう。

  • 自爆特攻
一撃で倒せなかった場合に、どうせ倒されるのだからと無理矢理突破を狙う。
「みちづれ」とのコンボも強力で、ゲンガーなどの高速ポケモンに持たせ、場を掻き回した後に最後っ屁で放つという戦法は特にバトル施設で猛威を振るう。

元々の体力が1なので、対人戦なら延命のために高確率でタスキを所持している。
攻撃を喰らいさえすれば確実に発動するため相性が良い。

勿論、読まれやすいのを逆手に取って他の道具を持たせている場合も。

  • 受けポケモン
非常にまれだが、受けループなどで採用されることがある。
一撃必殺や強力な積み技でサイクルを崩してくるポケモンの対策になったりする。
特に特性が「さいせいりょく」のポケモンは、多少削れてもタスキを復活させられたり、HP1になっても活用できるため相性がいい。



◆リアル襷


リアル襷とは、文字通り『きあいのタスキ』を使わずに相手の攻撃にギリギリ耐える現象を指す。
HPが1にならずとも赤ラインギリギリならばこのリアル襷に該当する。


「いかりのまえば」など一部の技を除き、ポケモンが攻撃して敵に与えるダメージは一定ではない。

例えばHPが130のポケモンに126というダメージ判定が出れば残りHPは赤ラインギリギリの4となり、リアル襷として成立する。
なので、同じポケモンが同じポケモンに攻撃しても倒せたり、倒せなかったりもする。

運が絡む事からタワークオリティの一種ともされ、CPUはこのリアル襷でこちらの攻撃を赤ラインギリギリで耐える事が多い。

しかし対人戦にはタワークオリティの概念はないので中々レアなケースである。
それゆえに発動すると中々アツい。


「ああっと!皮一枚で繋がったあああ!」


ただ、公式大会となるとトッププレイヤーの努力値調整を始めとする様々な駆け引きが影響してか意外と見られたりする。

特にWCS2026のマスターカテゴリー決勝戦最終セットでは、第2戦目で相手方のイダイトウが1%で耐えたのに引き続き、
ガブリアスの「いわなだれ」とメガリザードンYの「ねっぷう」をドドゲザンが1%耐えした。

さらにその試合の結末は『ひでり』を時間切れにし、オオニューラで「ねこだまし」を打たずに「フェイント」で「まもる」を破って決着を着けるという驚愕なものだった。



◆対策


「ロックブラスト」や「つららばり」、「ネズミざん」など。

一撃の威力・命中率ともに低めで、総ダメージ量が不安定なのが難点だが、特に『スキルリンク』など特性でカバーできるポケモンにとっては非常に強力。

ただし第四世代のみ何発攻撃されてもタスキが発動したため、この対策は使えない。

第五世代から最初の一撃に対してのみタスキが発動し、それ以降の攻撃はタスキを貫通される仕様になった為、有効の対策の一つである。
「ダブルアタック」などなら当たればそこそこの威力は保障されている。

最近ではウーラオス(れんげきのかた)が高火力かつ確定急所の優秀な連続攻撃技「すいりゅうれんだ」を覚えるため襷ケアをせずに戦え非常に優秀。

  • 先制技
「でんこうせっか」や「しんそく」など。

タスキが発動した後、殺られる前に殺るタイプの対策。
基本的な威力は40と低いので、テクニシャンバレパンハッサムのように戦術自体に先制技を組み込むタイプでなければ、技スペースと相談。

また、戦闘に出た時限定だが、「ねこだまし」もタスキ潰しとして大きな働きを見せてくれる。

  • 状態異常
「やけど」「どく」「こんらん」、さらには「やどりぎのタネ」など。

ただ、タスキを潰すだけが目的なら、大抵の状況では素直に殴った方がいいかもしれない。

毎ターン終了時に最大HPの1/16減らす優秀な天候でもあり、場の状態に変化を与える技。

しかしパーティーの構成を考えないと逆にこちらが不利になる。
じめんタイプ・いわタイプ・はがねタイプのポケモンはダメージを受けないので優秀。

かつては「あられ」という無効化されにくい選択肢があったが、第九世代からは「ゆき」に変更されダメージを与えなくなってしまった…

「ステルスロック」「まきびし」など場に出たタイミングでダメージを与えるもの。

特に「ステルスロック」は無効にする手段が少なく、デメリットもターンを消費することくらいなのでパーティにステロ役がいることも少なくない。

  • 接触ダメージ
持ち物『ゴツゴツメット』や 特性『さめはだ』『てつのトゲ』など。

接触技主体のポケモンならこれの反射ダメージで。

  • 「みちづれ」
HP満タンでもタスキ無効。あくまでも最終手段感が強いが……。

  • マジックルーム
5ターンの間フィールドのどうぐ発動を阻止するルーム技。

癖が強いものの相手は襷に頼ることができなくなるため計算を狂わされることもある。

  • 奪う
技「どろぼう」「ほしがる」や 特性『マジシャン』『わるいてぐせ』。

相手のタスキを奪い取って、こちら側にタスキを持たせる。
但しこちら側が手ぶらでなければならない点に注意。

「トリック」「すりかえ」でも可。
というよりこちら側のポケモンに持ち物を持たせているならこの手段でしか奪えない。



◆最後に


多くの活躍させづらかったポケモンに活躍の場を与えたアイテムだが、強力な分対策されやすい。
読み合いと経験、運次第でこのアイテムが有効に決まるか無駄となるかは変わっていくだろう。


『Pokémon Champions』では多くの有用なアイテムが初期段階では登場しないなか、『きあいのタスキ』は当初から実装されている。
因みに『きあいのハチマキ』の方も当初から実装済み。タスキもあるなかでどれだけハチマキを使うトレーナーがいるのかと言われると…。





追記・修正はHP1で耐えてからお願いします。

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最終更新:2026年09月23日 23:54

*1 攻撃力がトップクラスだが耐久がペラペラのポケモン…たとえばデオキシス(アタックフォルム)なんかを混乱させるとこの事象に立ち会える可能性はある。