E.G.O発現と思われる例
▼赤い霧(仮称)
「最強たる彼女の、最強たる所以が一つ」
『Lobotomy』時代からお馴染み、
カーリー/ゲブラーの固有E.G.O。
鎧型のE.G.Oだが、詳しい固有能力は不明。
まあめちゃくちゃ強い事だけは間違いない。
XXX
▼ロボトミーコーポレーション(Lobotomy Corporation)
「無限に等しい再演の末に恐怖と直面し、未来を造る為の光の木」
Lobotomy Corporationの舞台。46日目のストーリーにて、ロボトミー本社は
「
Aの意識と、奥深くに眠る無意識までを抽出した『心』を元にした空間」「この施設の大部分は、『私たち(=A)』の心から抽出されたもの」
と語られており、AのE.G.Oであることが示唆されている。
▼蜜蝋の翼(Waxen Pinion)
「自分の代わりに悲しむ者がいないなら、自分が泣きながらその悲しみを受け入れる覚悟」
燃える剣と片翼を備えた炎の彫像の鎧。
自らの心の弱さと向き合った
フィリップが発現……させかけたE.G.O。
少年漫画なら覚醒確定の展開だったが、この後
悪いおじさんたちに囲まれてねじれちゃった。
辛い事がある度に逃避する癖があるなど、一応フィリップ本人も問題のある人物ではあったものの…
それにしても意味不明な状況にたらい回しされた挙句、変な奴に精神攻撃されるわ誑かされるわと、不運による転落っぷりが凄まじい。
これに関しては、彼の性格に難色を示すローランすら「かわいそすぎない?」と漏らすほどであった。
続編のLimbus Companyにて
囚人の人格という形でE.G.O名も公開。
上述した経緯のためか、開花E.G.Oではなく不安定E.G.O表記となっている。
元ネタはおそらくギリシャ神話のイカロスの逸話。蜜蝋で固めた翼によって飛ぶも、太陽に近づきすぎたことで翼が溶けて墜落死するというもの。
「過信」「傲慢」を戒める話であるが、一方で「知恵」「勇気」で空を飛んだ話として捉える場合もあり、彼もまた一歩違えば自らの「傲慢」に呑まれて墜落することなく、「勇気」で飛び立つこともできたのかもしれない。
▼シャオのE.G.O(仮称)
「都市の星を撃ち落とさんとする、太陽が如し熱を帯びた愛情」
最愛の夫・ロウェルを失った事による熱情と、それを律する強い心を得た
シャオが発現させたE.G.O。
中国武将のような鎧と青龍刀のE.G.Oで、炎に特化した戦力を持つ。
技名は全て竜生九子を由来とし、刃を振るえば赤々と輝く爆炎が巻き上がる。
そして我々プレイヤーはそれをボコボコに返り討ちにする立場である。
敵としても強いがシャオを本にしてしまえば俺たちの物。やったね。
XXX
▼図書館(Library Of Ruina)
「愛を求めた機械人形が抱く、誰よりも大きく重く純粋な自我」
Library Of Ruinaの舞台。ラスボス戦ストーリーにて、
それ自体がアンジェラのE.G.Oだと判明した。
施設そのものがE.G.Oという点はAと同じ。つくづく、似たもの親子である。
さらに言えば、「図書館」の始まりはアインのE.G.Oであるロボトミー本社の廃墟を管理AIとしての機能で修復しつつ、幻想体の力を組み合わせて巨大幻想体のようなものとして再創造した存在である。
つまりは父が全てをかけて作り上げたE.G.Oを娘が勝手に改造し、自身のE.G.Oにしたとも言える。
ある意味では父に対する意趣返し、復讐のようなものだったのかもしれない。
▼ユーリア工房
「選ばれた客しか入ることのできない、ぬいぐるみたちの秘密工房」
品質はN社の巣でも上位に入るとされる、完全会員制の装備品工房。
一見3m四方程度の非常に小さな個人工房だが、その実この工房がE.G.O(らしき現象)そのもの。
中は物理法則を無視した空間が広がっており、綿しか詰まっていないはずのテディベアが忙しく働いている。
このテディベア、工房の防御機能も兼ねているらしく、人体ぐらいなら軽く爆ぜさせてくる。爆ぜた。
出入りするためのドアを巣の至る所へと出現させる事が可能なので、彼女の工房への入口はどこにでもあり、同時にどこにも無い。
この仕組みは薬指の保有する異空間技術の「廊下」や、蜘蛛の巣に設置されたワープ扉である「裏口」に類似しているが…?
また、工房の主であるユーリアはこのE.G.Oを発現しているためにねじれの予兆が一切見られない。
のちにテヨン物産の一件により、このテディベアに精神が移ってしまうというトラブルが発生。この状態のままかと思われていた。
が、『Limbus Company』9章の戦闘にて味方ユニットとして参戦したエズラのパッシブスキルによると、人間の身体に戻り独立して工房を構え、前よりずっと繁盛している模様。
▼煙管(仮称)
「文字通り何もかもを煙に巻く、ねじれ探偵の仕事道具」
モーゼスが持つE.G.Oのような物。
「気付いたら持ってた」との事で、由来不明。モーゼス自身のE.G.O…と思われるがそれも定かではない。
各色の煙を操り、精神攻撃や物理攻撃を行ったり防御に転用したりと、様々な力を持つ。
加えて、煙管から出る赤い煙を吸い込みながら「人生の中で経験した地獄絵図」「未だ頭に残るおぞましい思い出」「自分の根底に渦巻くマイナスの感情」を強く想起することで、煙管は数メートルの長さを持つ真紅の円柱へと変形する。
この円柱はモーゼスの
殺意を具現化した形態であり、
概念を歪めてどんなものに対しても「貫通した」という結果だけを残す防御不能の魔槍。
これを超高速で前方へ射出する事でありとあらゆる存在を抉り取る奥義「赤い点」こそが、モーゼスの奥の手である。
また、「赤い点」以外にも剣や槍など、使う煙に応じて形状を変形させる事が可能。
ただし使いすぎると「脳を締め付けられる」と形容されるような苦痛が彼女を襲う為、負荷の大きいE.G.Oであることが示唆されている。
特に「赤い点」を用いた場合は強烈な殺戮衝動と激痛に苛まれ、咳と共に大量の吐血をしてしまう。
強力な効果を持つ「青い煙」も代償に寿命を削ってしまうらしく、エズラからはなるべく使わないように都度言われている。
『Limbus Company』9章のとある戦闘にて、LCD所属のチーフとなったモーゼスが味方NPCとして参戦。
敵のスキルと直接マッチするのではなく、味方を強化する「赤い息」、精神力を回復させる「白い息」、敵を弱体化させる「紫の息」などのスキルでバフ・デバフを撒く純粋なサポーターとして活躍した。
また、奥の手である「赤い点」も健在。戦闘時に技として使うことは出来ないものの、ストーリーデモにてその凶悪な破壊力を再び披露した。
▼ラヴァクルム・サングイニス(Lavacrum Sanguinis)
「血まみれの茨の道であれど、それを歩み続ける悲壮な決意」
ヴェルギリウスの、茨の道を歩む決意から発現させたE.G.O。月桂冠からは血の棘が生え、ローマ風のマントと両刃剣は血で出来ている。
血だまりの中に潜んで身を隠す事も出来るらしい。
また、リソースとして血液を消費するようだがこれは自分のものでなくても良いようで、生物である敵を殺していれば実質無尽蔵のようなものだろう。
血液を自在に変形・操作する事も可能らしく、飛ばした血液を刃に変えて敵へと突き刺す等、
ヴェルギリウス違いみたいな芸当も見せている。
ラテン語でLavacrumは「洗浄」「洗礼」「浴槽」。
Sanguinisは「血統」「血液」「赤色」といった意味。(要するに
スペイン語のsangreと同じ)
つまりLavacrum Sanguinisは
血の風呂「血の洗礼」を意味する。
『Limbus Company』6章のとある戦闘にて、無尽蔵にも思えるほどの大型大罪たちが出現する。
もはや限界か…と思ったところで、なんとお助けNPCとしてヴェルギリウスが参戦。大罪を一撃で斬り伏せて囚人たちを助けてくれる。
この参戦により、彼はこの会社でいくつか願いが叶わなくなったり、不利な条件や追加の仕事を受けないといけなくなったが、それでもかつて見た光景と似たような現状が許せなかったのだろう。
焦りが積もってきたころに突如現れ無双してくれる様子はあまりにも頼もしかった。だが船長イシュメールは精神維持できなくなった。
性能としては、攻撃スロットは常に3つ。スキルは9種類あり、全て斬撃/憤怒属性。また7種類が広域攻撃となっている。
独自バフをいくつか備えるが、名前と一部以外情報が隠されているため詳細不明。
コイン威力や基本威力も秘匿されているが、非公式攻略Wikiによると全てのコインで表が出ると推測されており、また海外有志の計算によるとスキル4がコイン5枚、基本威力60、コイン威力40のトンデモ数値だとか。
『Limbus Company』9章のとある戦闘にて、暴走したグレゴールを止めるために再びE.G.Oを使用。
囚人たちのレベルが上がったからか、ヴェルギリウスのステータスが観測可能になったが、スキル名やパッシブ名から血鬼との関連性が疑われる。
「特色様のE.G.O.きた!これで勝つる!」…と思うかもしれないが、彼がE.G.O.発現すると全コインが破壊不能コインとなり、
対するグレゴールは相手の破壊不能コイン数に応じて威力がめちゃくちゃ強化されるスキルを使うため、
ヴェルギリウスがそれらのスキルとマッチしないように調整する必要が生じて逆に手間が増える。これに関しては相手がガンメタ過ぎるだけだが
▼壇香梅(Spicebush)
「例え結実せずとも、散華した自らが次世代に向けた肥やしとなることを願う、黄金色の徒花の意地」
『
Limbus』ストーリー4章中編のボスであるドンベクが発現させたE.G.O。彼女自身のE.G.Oなので由来となった幻想体は存在しない。
檀香梅(ダンコウバイ)とはクスノキ科の落葉樹またはロウバイの一種を指し、どちらも芳香を漂わせる黄色の美しい花を咲かせる。
同名の花木を肉体に咲かせたような姿をし、人格としてイサンも使用する事が出来る。
相手を貫きながら壇香梅の花が咲いたり、扇子を振るうと花びらと共に黄金色の風を放つ。
ドンベクは元々「狐雨」というロボトミー社由来のE.G.Oを身に着けていたが、K社の特異点の真実を目にした事と、
ドンランによる何も成せなかった事への指摘混じりの挑発によりねじれ化と思わしい兆候が発現。
「狐雨」のレインコートを突き破るように壇香梅の花が咲き始めていた。
だが、「声」との対話の中で彼女は「自分が何も成せないのであっても、自分の次の世代につながる礎にはなれる」と決意。
レインコートを破って壇香梅を纏う白い着物姿になり、自らのE.G.Oを獲得した。
そしてこのE.G.Oは、ドンベクの「楽しかった九人会のままで、皆と共に楽しいままで歳を重ねたかった」という後悔も織り込まれている。
死に際の彼女の身には黄金色の檀香梅に混じって、まるで血のように赤いツバキの花が咲いていた。
▼舎音(Farmwatch)
「言い訳をかなぐり捨てて己の心を殺し、利益の為に外道へ堕ちる開き直り」
『Limbus』ストーリー4章のラスボスであるドンランが発現させたE.G.O。こちらも彼自身のE.G.Oなので元ネタ幻想体は無し。
上述の欄にて解説した「全てを否定するドンラン」は、抱えた空虚に苦しんだ果てにある答えを出す。
「自分はどこまでも利己的で身勝手、何かに寄生するしかできない存在」「動物を大切にしたいという気持ちより、利益のほうが本当は大事だった」という自棄に近い自認、
それが皮肉にも彼を再び立ち上がらせる力になった。
何も無い自分を変えるため、優しさを捨てて今度こそ利益を得るため、過去と決別するため……ドンランは手にしたE.G.Oの鎌をイサンに向け、殺すつもりで襲いかかる。
この際のドンランの心情はやや開き直りにも近いものだったが、
「自分の弱さに溺れることなく変わっていく決意」なため、一度ねじれに変貌した状態から正しくE.G.Oを覚醒するに至っている。
しかし、E.G.Oに目覚めた彼を見たイサンは「全てを枯らし朽ちさせていくかのようだ」と述べており、覚醒したとはいえ結局は破滅へと歩みを進めている事が分かる。
見た目は目深に被った笠と古代朝鮮風の農家を思わせる服装で、ねじれとしての姿に似ている。片手には農具の大鎌を持つ。
戦闘時にはこの鎌を使って地を耕すかのように相手を何度も刺したり、木を剪定するかの如く斬り刻んでいく。
舎音(サウム)とは韓国における、小作人に対する地主のこと。
農牧を愛するドンランの心情に加え、「理想のためと言いながら自分だけで成し遂げた事など何もなく、かつての仲間や同僚たちを踏み台にしてきた」という自覚と罪悪感・虚無感が、
小作人を虐げる地主という形で現れたのではないか、とも考察されている。
▼ガスハープーン(GasHarpoon)
「自他問わず全てを利用して使い潰し、目的である大鯨殺しを成そうとするドス黒く禍々しい熱意」
『Limbus』ストーリー5章のラスボスである
エイハブが発現させたE.G.O。
片腕がそのまま銛撃ち機になったかのような見た目をしており、弾倉部分には人の顔が付いている。
自分に服従、心酔した人間を燃料とするE.G.Oであり、名前の「ガスハープーン」も「ガスライティング」+「ハープーン(銛)」から来ているのではないかと言われている。
「ガスライティング」とは誤った情報の提示や嫌がらせ行為により「自分が悪い。 相手が正しい」と思い込ませる洗脳手法のこと。
分かりやすくいえば
劇中でのエイハブの言動そのもの。
燃料とされた者らは上記の弾倉部の顔面としてこのE.G.Oと一体化し、装填時には銛の穂先をその人間の象徴や特技にちなんだものへ変形させる。
このE.G.Oに取り込まれた時点で「弾倉」達は人としては死んだものに等しく、自我も失って呆けたような笑い声しか上げられなくなる。
そんな彼らが装填され、生命力の炎を吸いつくされた末に残るものは、人の顔すら残っていないほどに潰れた真っ白な肉塊のみである。
また特筆すべき点として、当E.G.O発現者はそれまでの発現者と違って「ねじれとの境界で聞こえる声」との対話を一切していない。
作中でも述べられているように、夢の無い「都市」において(善悪はともかく)強い心を保ち続けられる人間であり、キッカケさえあればいつでも発現できる人物だったようだ。
▼而立(Érlì)
「信念を抱きし武人が持つ、決して曲がる事のない不動の魂」
『Limbus』ストーリー8章より登場したホンルの兄、ジア・チォウが使用するE.G.O。読みは後述の元ネタから察するに、おそらく「じりつ」。
包帯、あるいは呪符が巻き付けられた鉄の棍という見た目をしており、チォウはこれに「望」のエンチャントを施して振るう。
能力の詳細は不明だが、彼との戦闘時には自身に特殊なバフを付与するという効果になっている。
どうやら巻き付けている包帯にはリミッターのような役割があるようで、とある人物が彼との一騎打ちの末に
「自分との戦いではついにその包帯を解かなかったな」と言っている為、このE.G.Oにはまだまだ隠された能力があると思われる。
由来はチォウの元ネタである孔子の哲学書『論語』にて書かれた一節、「三十而立」。
端的に言うと孔子が今に至るまでの道のりを語ったもので、「三十歳の頃に私は自立する道を選んだ」という節。
▼代行(Procuration)
「指令の意志と重なり合い、絶対に折れない善と悪への確信」
『Limbus』ストーリー9章より登場した人指し指の子方、ソラが使用するE.G.O。
普段は大きな首輪と鎖で繋がった手枷をはめているが、E.G.Oを発現すると手枷が砕け、
腕や脚に黒いオーラが纏わり付いて大きな鉤爪が付き、さらに頭には2本の黒い角と環、刺々しい黒のマント、矢印型の尻尾まで現れ、さながら悪魔のような姿になる。
人格としてだが、ドンキホーテも同様の物を使用可能。
人指し指が順守している指令だが、指令が定める善悪の基準をただ信じたり、盲信し従うだけではE.G.Oを開花させることはできない。
しかし、ソラは己の本望と指令が限りなく同じになることでE.G.Oを開花させるに至った。
ソラは前作のヤンと同じように「自分の意志は都市の意志」という結論に至っているが、「自分に自由意志なんてなかった」とヤンが絶望したのに対し、
彼女は「自分と都市の意志が全く同じだった事が嬉しい」という極めてポジディブな捉え方をしているという違いがポイント。
同じ結論に至れども、その捉え方次第で結末(ねじれる/E.G.Oを得る)が変わる事を如実に示している。
とある都市の神、「ヘルメス」のあらゆる意を代行するこのE.G.Oは、ねじれにも似ているという。
ソラとヤンが似た結論に至ったという経緯を鑑みれば、ねじれに酷似しているのも頷けるかもしれない。
▼けつえん/れんけつえん(Ketsuen/Renketsuen)
「消えることのない炎の中で鍛造された、断ち切れない母親との糸」
『Limbus』ストーリー9章より登場した良秀の娘、アラヤが発現させ、その身を作り変えたE.G.O。
最高ランクの遺物である妖刀「阿頼耶識」、およびそれが一時的に変じる良秀のE.G.O「神羅炎象」を収める為の拘束具。
振るうと使用者の記憶が切り刻まれ、あらゆるものを断ち切り、切られた相手は概念レベルで消えて思い出すことすらできなくなる阿頼耶識を使用し、
全てを忘れ無我の境地へと至った良秀を救うべく、阿頼耶識を制御するために作られた、良秀のためだけの白い鞘。
本来E.G.Oとは名の通り「我を持つ」「己を通す」事で目覚めるもので、言ってしまえば圧倒的な利己によって生じる。
だが、アラヤの利己の極地は「大好きなお母さんを私が守りたい」という圧倒的すぎる利他。彼女の願いは母への深い愛に満ちている。
故にアラヤは「妖刀を抑え込む鞘」というあまりにも特異、そしてあまりにも優しいE.G.Oを作り上げることができた。
どういうわけか、鞘にはアラヤの意識が想像よりガッツリと残っているようで、
意思を伝えるようにカチャリと揺れてみたり、全力で良秀の言い分を否定したいときは左右に激しく震えるなど、多少は動くこともできることが判明。
良秀の万・短・至・芸に基づく略語をやめさせようと考えているらしく、通訳したシンクレアを押しのけたりしている。
また、使用による記憶消去という阿頼耶識のデメリットを少しでも軽くするためか、良秀の記憶を選別し、大事な記憶を少しでも残せるようにしている模様。
そのためにLCCBの新人であるパイロットの名前やドンキホーテの数時間分のフィクサー語り等、良秀とアラヤにとって比較的どうでもいい記憶は犠牲になる
良秀や周りの人間には聞こえないが、ダンテには時々アラヤの声が聞こえている。
鞘の側面には「三生縁分 三千世界 三世因果」と刻まれている。
▼編み笠と環刀(仮称)
「雨風を耐え忍び、責を見つめ直すための道標」
『Limbus』ストーリー5.5章「肉斬骨断」のボス、そして9.5章「経験記憶」の実質的な主人公であるキムサッガッが発現させかけている不安定E.G.O。
故郷にて政敵の策略に嵌り、立場を失い、自身に付き従う者たちを集めて剣契を結成し頭目になるも、流れ歩いた裏路地では敵対組織との抗争が絶えず、起死回生の一手として向かった図書館でさえ敗北。
解放されたかと思えば敵陣の真ん中で目覚め、死にゆく仲間たちの姿や自身の判断で退路を失った事実、そしてモノリスの影響でねじれかけ、敵味方関係なく全てを斬る剣鬼と化したキムサッガッ。
唯一生き残ったエンドゥと共にリンバスカンパニーに拾われた後も後悔からは解放されず、死に場所を探す日々。
ねじれ事件の解決に動く中で、ねじれによって自身の記憶から再現された旧知の仲・イム・ギョンオㇷ゚と刀を交え、血の跡しか残っていない足跡を厭い、そのまま終わりを望むが、「生きて、報いてください」というエンドゥの叱咤で目を覚ます。
一度は絶望し、ねじれたキムサッガッだが、此度の"対局"は違う手で打つことを決意。敗着であろうとも自身の意思で打った着手が妙手であることを願い、晴れやかかつ決意に満ちた目で親友と対峙する。
天を仰ぐのが怖くて被り、生涯を共にさすらった編み笠(サッガッ)は、目の前を真っ直ぐ見つめるためのもの。
逆賊は、今度こそ生きるために刀を振るうのだった。
本人ではないはずのイムも、決意を固めた彼を見て背中を押す。まがい物であれど、映し出された幻影たるイムはキムサッガッの親友であり、彼の再出発を喜んでいたから。
彼女はE.G.Oの笠を被ったキムサッガッを前にあえて「敵」として問いかけ、彼は返答代わりの一閃にてイムを断ち斬った。