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アラサーOLハマーン様

登録日:2024/10/13 Sun 21:44:04
更新日:2026/06/29 Mon 10:42:51
所要時間:約 6 分で読めます




アラサーOLハマーン様とはいわさきまさかずによる、ガンダムエースにて連載中の漫画作品である。
なお史実のハマーン様は享年21歳である。




【概要】

そのタイトル通り、あのハマーン・カーンがアラサーOL、更にガンダムシリーズに登場するキャラ達が社会人になったらというifを書いた現代パロディである。

なお他のキャラクターも大体20代~30代(ZやZZの時代から+10歳前後)*1という設定なので、原作で未成年キャラが飲酒喫煙しても気にしてはならない。
原作では子供だったキャラたちも見事に成人している。
だが単なる現パロではなく「このキャラクターが平和な現代にいたらこう動くだろうなぁ」というifの姿や細かいところの小ネタもまた多く、単なる一発ネタではない奥深さがある。
なお富野監督もこの漫画の存在を知っている。*2

完全な現パロジャンルでここまで定着したガンダム作品はおそらくこれが初(それまでは『SEED Club』学園生活編のように、MSなどのSF的設定自体は「ギャグで使いたい」という理由から残しているものが多かった)。このためか本作よりも後で始まった同ジャンル作品『水星の魔女 青春フロンティア』でもSF的設定は学園に関するもの以外ほぼすべてカットされており、本作が受け入れられたことの影響があった可能性もある。
こっちほどギャグ寄りではないが。


【登場人物】

基本的に『機動戦士Ζガンダム』および『機動戦士ガンダムΖΖ』の登場人物が多いが、『初代』を始めとしたガンダムシリーズのキャラがカメオ出演することもある。
ただ、いわゆるレギュラー陣としてはおおむね『Ζ』『ΖΖ』のどちらかに登場している人物のみに限る方針の様子。
名前と活動内容自体は『ZZ』本放送時から存在してたライン・ドラグン*3は出せるのだろうか

株式会社ネオ・ジオン

本作の主な舞台のひとつと言えるアパレル系メーカー。
なおこの作品においてティターンズはネオ・ジオン社に吸収合併されていることが明言されており、
要するに配役は『Ζ』~『ΖΖ』原作における敵キャラのチャンポンである*4
これ自体はゲーム作品で「とにかく主人公陣営の機体で遊びたいプレイヤーへの配慮」としてネオ・ジオン*5、ティターンズ、ジオン公国とその残党軍勢力をひとまとめにしていることは多々あり*6、これを踏襲したともいえる。
さすがにこれやったうえで「主人公はハマーン」は初だと思われるが。

ハマーン様

「株式会社ネオ・ジオン」に勤めており、そこでは一目置かれたできる女性社員ではある…が、家に帰るとズボラでグータラで酒をグビグビ飲み続ける。
ネオジオン社広報部課長。原作とは異なりバリバリ中間管理職である。

と同時に元カレであるシャアに未練たらたら。と言いながらライバル会社の新人社員カミーユといい感じになったり、大学生のジュドーにときめいていたり*7ととても恋愛脳。
恋愛…かは定かではないが、親戚のミネバ(18歳)を溺愛している等その矢印の向け方に節操がない
一応喋り方は原作通りの男っぽい高圧的なものだが、それ以外は原作の面影はない。
ように見えて原作でもわりとこんな感じだが

また妙に女性…というか子供っぽい女性にモテる。プルプルズには懐かれている他、ミネバは完全にハマーンを慕っている。ミネバの将来的に現れそうなあの男とどうなるか見ものである。
ちなみにZ原作の時に来ていたあのドレスはこの世界のハマーン様には恥ずかしいものらしい。(ZZの宰相服は割と気に入っていたが)

イラストでは原典よりもだいぶお胸が成長しているように見えるが実はパッド入り

シャア・アズナブル

ご存知、赤い彗星。
背格好はクワトロ・バジーナなネオジオン社商品開発部本部長。
ハマーンの元彼であるが、現在は単なるお友達らしい。
そのせいかあんまり情けない姿を見せないが、真顔で変なことしだしたり、ムーブがナンパ男のそれなのでハマーンを勘違いさせたりする事も多い。
ただしアムロに対しては凄く暴走する。ララァはどうしたんだろうか。
結論:シャアはどこにいてもシャアである。

マシュマー・セロ

ハマーンの部下。こいつだけ原作(の強化前)とほぼ変わりがない
ハマーンの事を本気で応援しているが、その感情は行き過ぎており若干ウザがられている。マッサージが得意。
仕事でもミスが多いが、忠誠心は本物。

キャラ・スーン

ハマーンの部下。
やっぱりおっぱいが大きく、とても色っぽい姿をしている。
だが性格は初心で恋愛願望がある乙女でもあり、酔っ払うと暴走する。原作でMSに乗ったときのように。
誰に対しても馴れ馴れしいがそのお陰か割と出番が多く、ハマーンが仕事をするシーンでは大体写っている。

エルピー・プルプルツー

ご存知、ロリなニュータイプとそのクローンだが、今作では双子の成人姉妹となっている。見た目はロリなままだが。
配役の都合上しれっと上下関係が逆転したラカン・ダカラン部長に押し付けられる形でハマーンの部下となるが、
プルは会社に来るなり「帰りたい」と連呼するフリーダムな性格でプルツーは無愛想という子供っぽい性格。
だがIT技術に精通しており、その人懐っこさで問題児でありながらすぐに広報部に馴染むこととなった。
家もハマーン宅の近くであり、勝手に彼女の部屋に入って来ることもある。

なおもうひとりの姉妹であるマリーダ・クルスは原典における時期が違うためか本作世界観だと「12つ子」があまりに厳しいと判断されたのか未登場である。

フォウ・ムラサメ

原作での悲劇的なキャラクターはどこへやら、この漫画ではファッションデザイナーであるが非常に気分屋のわがままな女性となっている。
芸術家気質でもありかなりのコミュ障だが、こんな性格でも働ける程デザイナーとしては一流である。
との因縁については小学校時代の幼馴染という形であり、ファとも仲良しである。

パプテマス・シロッコ

ネオ・ジオン副社長。元はティターンズの社員。
基本的に高圧的でプライドが高く嫌味な性格であるが、女性社員にはモテモテで実力もある。
だが注意力散漫なところもあり、よく足の小指をぶつけては死ぬほど痛いらしくあの顔をしている。


アーガマ社

ブライト・ノア

ネオ・ジオン社のライバルであるアーガマ社に所属する中堅ビジネスパーソン。
家庭を愛する良き父、良き夫なのだが、なぜかカミーユから同僚のEさんと不倫をしていると勘違いされている。
最近息子が反抗期に入ったらしい。

カミーユ・ビダン

アーガマ社に所属する新入社員。
であるがとにかく慇懃無礼であり、喋りは敬語だが基本的にギラついた攻撃性を持つ危険人物で上司のブライトも手に焼いている。
その実態は単にツンデレなだけであり、ハマーンと大人げない喧嘩を繰り広げたり、他人の好意を素直に受け取らなかったりする面倒くさい性格である。相変わらず中の人そっくり。
一応ファとは仲良しであるが、向こうの好意に気付いていない。

ルー・ルカ

アーガマ社広報。
「美人すぎる広報」と言われるほどの才色兼備であるが気が強く、ハマーンからは「中身はあんまりよくないな」と言われている。
ジュドーの学生時代の先輩であり、ハマーンとジュドーを巡っての「女の闘い」をしている。


その他

ジュドー・アーシタ

コンビニ店員。
色々とストレスが溜まっているハマーンにとってはコンビニで彼の笑顔を見るのが日常の楽しみとなっており、正直惚れている節がある。
が、ジュドー本人はハマーンのことを異性として認識しておらず、単にいい人程度の気持ちである。
原作と比べると関係性はめちゃくちゃ良好と言えるだろうか。

ジュドー以外のシャングリラ・チルドレンも全員が登場。
年齢を引き上げられて大学生となっているが中身は変わらない。

ヤザン・ゲーブル

ジュドーの勤めているコンビニの店長。多分店員にはラムサスとダンケルもいる。
外見は原作通りのコワモテであるが中身はいい人であり、ジュドーの妹が熱を出したときはすぐさま家に帰して、そんな状況で彼が来たら逆に慌てる等、強引なところがあるがかなりのホワイト上司。
原作のような凶暴性と戦闘狂な一面は無いが、代わりに自らを鍛え上げることを趣味としており毎日トレーニングは欠かせない。
どちらかと言えば本編よりも『ΖΖ』公式ノベライズや『ジョニー・ライデンの帰還』のヤザンに近いか。

ミネバ・ラオ・ザビ

女子大生。
見た目は『機動戦士ガンダムUC』時代の姿。
正史ではハマーンは第1次ネオ・ジオン抗争で死亡するためこの成長した姿を見る事もなかったので、少し切ない所である。
ハマーンの親戚であり、相思相愛と言っても過言では無いくらいに仲が良いが、それゆえにハマーンは弱みを見せられずにいる。
なお原作では叔父にあたるガルマ・ザビはハマーンが小学生時代の折の姿が1コマだけ登場しており、現在はカフェを経営しているらしい*8

アムロ・レイ

ご存知、初代ガンダムの主人公…であるが、この漫画の彼は少年のまま大人になってしまった無職
かつてはアーガマの社員で超ヒット商品『補正下着 RX-78-2』の開発に成功したが、それで燃え尽きて退職。
現在は株でデイトレードをしながら、良い車を乗り回したりキャンプしたりと悠々自適な生活を送っている。
シャアとはなんか本編以上に仲良しであり、シャアが彼と電話をしているのを盗み見したハマーンは「恋人と会おうとしている」と勘違いするほどであった。
恋人で間違っていないとか言わない。
とはいえハマーンがシャアに会えないことを指摘するなど、不器用ながら他人を気遣え無いわけではない。
他、あのテム・レイとも仲もこじれていない。ある意味では一番幸せなアムロと言えるかもしれない。

ジェリド・メサマウアー・ファラオ

野心あふれるもののうまく行かずに無職のヒモジェリドと、そんな駄目男ジェリドについつい甘く接してしまうマウアー。
……と、基本的に原作よりも幸せなキャラが多い中で逆方向に突き抜けてしまった2人。
ジェリドは身の程知らずな上に一発逆転を狙いがち…要するにギャンブラー(しかも弱い)。そんなジェリドに呆れつつもマウアーはついついお金を渡してしまうのだった…。
マウアーはネオ・ジオン社員なのでジェリド関係ないところにも登場している。











その他キャラ

他にも前述の通り多数のキャラクターがメイン、モブ問わず登場している。
宇宙世紀だけでなくコズミック・イラアド・ステラなどアナザーガンダムの人達なんかも登場しているので探してみよう!

ちなみにMSは世界観が世界観なので勿論出てこない…が、ハマーンが愛好しているぬいぐるみシリーズや作中作にデフォルメされキャラ化したものが確認できるほか、衣類の商品名やデザインなどで間接的に登場していたりもする。
ある回想のシーンではシャアがおもっくそシャアザクと思しきプラモを組んでいたが、まぁ深く考えるべき所ではないということだろう

【余談】

まだアニメ化はしていないが、漫画の宣伝CMではハマーン、カミーユ、ジュドーが原作のキャスト本人が演じてしまった。またアーケードゲーム『アーセナルベース』にはガンダムエースコラボカードという前提付きながら本作仕様のイラストのΖΖ版ハマーンのカードが登場しており、こちらも榊原がボイスを吹き込んでいる*9
なおハマーン役の榊原良子はこのハマーンのオシリがお気に入りだとか。
それとカミーユ役の飛田展男は「この漫画のジェリドは可哀想なヤツ」と発言したとか。本編でも割と可哀想だったとか言うな。

冒頭でハマーン様は原作では21歳で亡くなっていると記したが、実はガンダムシリーズの登場人物は「実年齢に+5歳したらちょうどいいキャラが多い」と富野監督が語っている。
そういう意味ではこの漫画のキャラは大体それに若干プラスした年齢となる。




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最終更新:2026年06月29日 10:42

*1 仮にガンダムシリーズの正史で合わせるとUC.0100前後なので、『NT』と『閃光のハサウェイ』の間あたりに相当する。

*2 https://sunrise-world.net/news/news.php?id=20013

*3 放送当時のアニメ誌で第一次ネオ・ジオン抗争時にサイド2を占拠し、その後ダカールを制圧したことが語られているが容姿が設定されたのは漫画『F90FF』。ちなみにその容姿は『Z』47話のガザCパイロットに似ている。

*4 後述のヤザンやバスク・オム(取引先のファッションプロデューサー)、ジェリド(求職中)など、例外も一定数いる。

*5 たいていは本作の説明におけるニュアンスだけではなく、『逆襲のシャア』や『UC』の時期も含めて、ではある

*6 例として『スーパーロボット大戦』ではΖのエゥーゴとCCAの連邦軍が共に自軍部隊の協力勢力扱いのことがむしろ基本(なりゆきで自軍部隊の相談役にCCAシャアが就いてしまうところから始まる『スパロボD』ですら、自軍部隊としては連邦軍と敵対しているわけではない旨は明言される)だし、ガンダム単体のゲームでも『戦場の絆』では『Ζ』の収録以降は一貫して「TVシリーズの主人公がいる勢力の機体は連邦/敵対している勢力の機体はジオン」という基準だった。『バトルオペレーション2』に至っては設定上の陣営の概念自体がマッチメーク上配されており、『絆』で指摘された「ティターンズがデラーズ・フリートやシャア期ネオ・ジオンの協力組織と描写されるのはもはや原作レイプなのではないか」という意見との両立が図られている。

*7 原作でもジュドーのことを男として意識していた節がところどころにある

*8 恐らくは『UC』に登場した食堂の老店主(声がガルマと同じ)が元ネタ。

*9 システム上は『本来の本編』のハマーンと同一カード扱いの模様?