番外戦士

登録日:2011/11/16 Wed 19:22:45
更新日:2025/05/11 Sun 11:45:51
所要時間:約 15 分で読めます




番外戦士とは、スーパー戦隊シリーズに登場する戦士の中でも、メインのメンバーとしては扱われない者達のこと。
プリキュアシリーズでの番外戦士に関しては、「プリキュアの番外戦士」を参照。


【概要】

番組開始から数話で揃う初期戦士、中盤から登場してレギュラー入りする追加戦士とは別に存在する戦士で、ほぼゲストか主人公らと異なる容姿が特徴。

後期のレギュラーともいえる追加戦士とは違い、大抵はレギュラー戦士や追加戦士とは少し違う立ち位置にいる。
レギュラー戦士から見て司令官、又は一家の大黒柱であったり、太古の昔より戦っていた先輩戦士であったりと目上の者が多い。
また名前に色が付いてないためパーソナルカラーが曖昧な戦士も散見される。
嘗てのライバルや洗脳されて敵になった者など様々であるが、正義を愛する心は皆一つである。
なお銀河戦隊ギンガマンなどの悪の戦隊ダークバスターなどの悪の戦士は原則ここには含まれない。

【ゴーカイジャーでの扱い】

シリーズ第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』においては、第16話ラストにてバスコ・タ・ジョロキアが持っていったレンジャーキー25本の内、隠し持ってた10人の番外戦士の力が結晶化したものとして登場。
この10人はレジェンド大戦では別働隊として戦っていた。

全員が歴戦の猛者揃いであり、追加戦士のレンジャーキーはあっさり渡したバスコも流石にこれ以上奪われると手駒が無くなるのもあってか、敗れる度即座にサリーに回収に行かせていた。

【番外戦士一覧】

【ゴーカイジャーに登場した番外戦士】

()内は登場作品。

青の戦士。*1
チーキュのピンチに駆けつけた本官さん。
やはりというかまさかというか、本編ではドンさんがゴーカイチェンジした。
この中では唯一変身も変形もしない。本人はどうなっていることやら……。
本編最終回で姿を取り戻し、警察繋がりの番外戦士としてドギーと並んでいた。*2

黒の戦士。
ギンガレッドの兄・ヒュウガが変身する。
地球を守る為に散ったタウラス星の黒騎士ブルブラックの力と意思を受け継いだ。
こちらも本編に登場、オマケにの妄想でゴーカイシルバーに変身した。

黒の戦士。*3
抱かれたい犬No.1の我らがボス。
レジェンド大戦ではアカレンジャービッグワン相手に、スーパー戦隊の大先輩である事もあってか、珍しく敬語を使っていた。
レジェンド回・映画・最終回と、オリジナル声優の稲田徹が担当し、演者のお気に入りなのもあってか以降の作品含め出番に恵まれている。肝心のデカ10YAでは文字通り殺されかかってる+昏睡状態だったが

白の戦士。*4
本人曰く、4年に一度しか変身しないオリンピックファイター。
本来はメカニック専門である。
実は本編で戦ったのは1回のみなのだが、変身前がレギュラーでスーツも残っていたためかゲスト戦士では唯一選ばれている。
一方で何故かゲーム出演に恵まれておらず、この10人の中では唯一アーケードゲーム『スーパー戦隊バトル ダイスオー』にもソーシャルゲーム『スーパー戦隊レジェンドウォーズ』にも参戦していない。

白の戦士。
小津家の強き母である魔法使い。
原典では全体的に登場自体は短めだったが、魔法家族として決める時は決める。

赤の戦士。
小津家の大黒柱にして、天空聖者ブレイジェル。
レジェンド大戦では一家の長として重みのあるセリフを言っていた。

金の戦士。
明石チーフ達も事実上「用途が武器なだけで、実質的に映ちゃん同様の途中で加入したメンバー」と扱っていることもあり、レムリア文明のプレシャスも戦場に馳せ参じた。
シリーズで唯一の人語を喋らない戦士であり、本編でゴーカイチェンジしたルカもズバーン本人と同様にズンズンと言っていた。
ちなみに、レジェンド大戦時の声優はオリジナル声優の堀秀行氏ではなく、ナレーターの関智一氏が担当していた。

黒の戦士。
かつて臨獣殿を束ねた当主だったが、『ゲキレンジャー』終盤での改心もあってか、かつてない地球の危機にまさかの参戦。
レジェンド大戦での回し蹴りは見事の一言。
『ゲキレンジャー』本編にて死亡したはずだが、レジェンド大戦時に何らかの力によって復活したらしい。*5

  • メレ(獣拳戦隊ゲキレンジャー)
緑の戦士。
理央と同様にまさかの参戦、晴れて理央と共にスーパー戦隊入りした。
だが、後年のVシネクスト『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』では悪の戦士軍団「スーパー戦隊ヴィランズ」の一員として蘇生させられた。
しかし、悪として甦らされたものの、実際の真意は……。
理央とは異なり純粋な怪人だからなのか、レジェンド大戦の戦士では彼女だけ『スーパー戦隊 (学研の図鑑)』(2021年)で紹介されていない。悪の戦隊は紹介されているのに……

赤の戦士。
史上初の女性レッドである十八代目当主の姫の方。
相変わらずゴツい烈火大斬刀を振り回す。
本編にも中身の姫が(丹波と共に)登場。他のレジェンド回と比べてもレジェンド側のネタバレが激しい
因みにゴーカイチェンジでは性別が違う戦士に変身するとスカートの有無で区別されるので、「キーを取り換えても問題ないのでは?」とも言われる。恐らくモヂカラや腕力に差異があるのかも知れない。

【レジェンド大戦に参戦していない戦士】

これ以下の戦士は、「レジェンド大戦に参戦していない」などの様々な理由によりレンジャーキーが生まれなかった戦士である。
レンジャーキーが生まれた原因が、レジェンド大戦時にザンギャック艦隊を全滅させた「光のシャワー」による「力の放出」であるとすれば、キーが存在しないのも納得出来るであろう。
ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』の余談も参照されたし。
ゲスト出演のみだったり、TVシリーズ本編に登場していない戦士が多い。
そしてニンジャマンなどの逸話から見るに、以下の戦士はほとんどスーツが残っていなかったかと思われ、レジェンド大戦参戦組から分けられた最大の理由であったと考えられる。

後に『レンジャーキーセット LOST EDITION』にて下記のX1マスク、デカゴールド、デカブライト、ゴセイグリーンの、『レンジャーキーセット コンプリートエディション』にてニンジャマンのレンジャーキーが発売された。

緑の戦士。
飛鳥リョオが変身したプロトタイプ・マスクマン。
マスキングブレスを持たず、自力で変身するが最終的に変身能力を失い、子供達に武道を教える為に戦線離脱。
マスクは元々マスクマンの前身になった没企画『ザ・ファイブマン』のデザイン検討用として制作されていたもの。

青の戦士。*6
レイ、カンナ、ダンの三人で構成されるが、変身したのは鳥人ダンのみ。
次元戦団バイラムに故郷であるディメンシアを滅ぼされ、二号ロボであるバードガルーダ/ジェットガルーダをらに提供。
ジェットイカロスと強化合体する改造に励むが、レイとカンナはラディゲの毒牙にかかり、その技術の結晶たるグレートイカロスの雄姿を見ることなく死亡。
怒りに燃えるダンも変身しラディゲに単身立ち向かいジェットガルーダを奪還するが瀕死の重傷を負い、グレートイカロスの活躍を見届けた後息を引き取った。
そして全てが終わった後、名前と色はそのままに生まれ変わった。
学研の図鑑でも紹介されているが、戦士のページではなくメカニックのページでプロフィール*7も省略されている。

  • ネオジェットマン(鳥人戦隊ジェットマン)
    • J1、J2、J3、J4、J5
黒の戦士。
一条総司令の下で結成された第二のジェットマンで、シリーズ初の第二の正義の戦隊。全員が軍人かつ体内にバードニック反応炉を埋め込んだサイボーグで、戦闘力自体は高いが実戦経験に乏しいのが弱点。
当初はほぼ民間人のジェットマンを見下していたが、彼らの心身の強さを目の当たりにし態度を改め、全エネルギーを明け渡し力を失った。
学研の図鑑でも紹介されているが、個別ではなく5人1組でプロフィールも省略されている。

紺の戦士。
三神将の弟子。
正義感が強いが、騙され易いトラブルメーカー。青二才と呼ばれると怒り、サムライマンに変身する。
原典でレギュラーだったにもかかわらずレジェンド大戦には姿を見せていなかったが、実は『ゴーカイジャー』本編でやらかして壺に封印されていた事が判明した。
スーツの劣化が酷く現存していないため長らく登場していなかったが、新たにスーツを新調し、満を持して本編に登場した。もしもスーツが現存していたら、レジェンド大戦に参加していた代わりにメイン回が作られていなかったのかも知れない。
その後『スーパー戦隊最強バトル!!』に参戦するなど、他のレジェンド戦隊と遜色ない扱いとなっている。
もっとも『カクレンジャー』には彼以外に明確な追加戦士がいないため、「ニンジャマンは『カクレンジャー』基準なら追加戦士だけど、『ゴーカイジャー』においてはマーベラスや鎧たちから見れば番外戦士」といった扱いをするファンも多くみられる。

紺の戦士。
鍵を手に入れた者の願いを叶える謎の魔人。何故か、時代劇口調で話す。
鍵の持ち主によっては正義にも悪にもなる厄介者。最終話でブルドントJr.を連れて、アチャとコチャと共に旅立った。
原典では準レギュラーだったものの、こちらもスーツが現存していなかったためか『ゴーカイジャー』には一切登場せず、レンジャーキー化もされていない。『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』の脚本を手掛けた荒川稔久氏によれば「レジェンド大戦時の巨大戦にいたかもしれないが、気まぐれなので実際は分からない」とのこと。
とはいえ、Vシネマ『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』で実は幽霊/オバケ嫌いだったことを踏まえると、「レジェンド大戦に参戦していたブラックコンドル殉職戦士組を幽霊だと思い込んでしまい、恐怖のあまり参加出来なかったのでは?」ともみられている。もっとも、荒川氏はレジェンド大戦へのブラックコンドルの参戦に反対していた上にジェットマンのレジェンド回執筆を拒否していたため、殉職戦士参戦の理屈付けは井上敏樹氏が書いた『ゴーカイジャー』第28話によるものが大きいが
なお演じた神谷明氏は黒十字王役で出演している。

  • VRVマスター(激走戦隊カーレンジャー)
黒の戦士。
自称・敵か味方か宇宙の一匹狼。
ダップの夏眠によるカーレンジャーのピンチに現れ、VRVマシンとビクトレーラーを授けた。
チーキュに滞在中は毎日パチンコ屋に入り浸ってはドロップを交換したり、心太(ところてん)を食べては散髪しに行ったりしていた。
コーヒー牛乳とドロップが好き。前者はハザード星人特有の体質が無くなる原因であり、後者は今は亡きハザード星と同じ郷愁の香りを持つため。
正体はダップの父親。
原典では準レギュラーで外見もヒーローチックではあったが、戦闘シーンが無かったためサポートキャラ扱い……と思いきや、『最強バトル』にて変化球チームとして参戦した事が判明。ニンジャマン共々格上げされたのだろうか?*8レンジャーキー化は未だにされていないが。
北米版『パワーレンジャー・ターボ』では「ファントムレンジャー」と命名され、明確にレンジャー扱いとされている。

金の戦士。
宇宙から来た獣魔ハンター。
緑色の結晶を使いジークテクターを装着。ジークショット、ジークバズーカといった火器だけでなく、ジークソードという剣を振るい、獣魔王ゴルモアへの復讐に燃える。こらそこ、リュウレンジャーとか言わないの!

  • ジークジェンヌ(救急戦隊ゴーゴーファイブ 激突!新たなる超戦士)
金の戦士。
ゴルモアに殺されたジークの仲間・リリアにソックリな早瀬京子が一度だけ変身した戦士。
ゴルモアを倒した後、ジークの魂も成仏し緑の結晶も消滅したため、ジークジェンヌが以後登場することはなかった。
戦闘能力はインプスをぶちのめしてた気もするが一応ないが、そもそも京子先輩自体が本編でも「番外戦士的な立ち位置のゴーゴーファイブの協力者」として描写されたエピソードは多い。

  • デカブライト(特捜戦隊デカレンジャー)
銀の戦士。
テツの上司である女特キョウ。
冷徹だが、根は優しい。

金の戦士。
レスリー星のスペシャルポリス。
脚本段階では変身する予定がなかったため、本編での変身は劇場版デカレンジャーの一瞬だけでスーツも実在しない。
ガスドリンカーズのバイオテロで壊滅したレスリー星を復興させる為に奔走している。
現在でもバンとは相思相愛の仲(?)。

緑の戦士。
ハイドの相棒だったシーイック族の護星天使であるマジスが変身した戦士。
ゴセイジャーの集結以前に5000℃のクラスニーゴとの戦いで戦死したため、ハイド以外のメンバーとは面識が無かった。
当然ながらと言えばあんまりだが、ゴセイジャーのメンバーとしては扱われていない模様。
当時は顔も映っていなかった*9が、レンジャーキーの発売に伴い正式なデザインが判明した。

赤の戦士。
歴代スーパー戦隊の赤の戦士の想いから生まれた化身的存在で、歴代レッドに変身する「ソウル降臨」という、ゴーカイチェンジの先駆けともいえる力を持つ。
シリーズ30周年を記念して生まれたキャラクターで、続くアニバーサリー作品の『ゴーカイジャー』でも重要人物として登場。以降も約5年周期で顔を見せている。
後に『変身携帯レジェンドモバイレーツ』でレンジャーキー化もされた。
ちなみに『ダイスオー』では所属が『ボウケンジャー』ではなく『ゴーカイジャー』となっている。

【ゴーバスターズ以降の番外戦士】

赤の戦士。
鷹介の先祖である鷹之介が、現代から送られてきた大江戸ハリケンジャイロで変身した戦士。

赤の戦士。
ファイヤースクワッドの新米の江戸川塁が変身する戦士。
本来はバン用に用意された新装備だったのだが、彼が敢えて塁に譲渡した。
この経緯のためバンも使用可能であり、番外戦士であり同時にデカレッドの強化フォームでもあるという稀有なポジションとなっている。
なおビジュアルカードではバン版は「デカレッド」、塁版は「プレミアデカレッド」表記のため、バンが使用する場合は別称である「デカレッド・プレミアモード」と呼ぶ可能性もある。

  • デカピンクその2(特捜戦隊デカレンジャーwithトンボオージャー)
桃の戦士。
地球署の新米捜査官の晴月天が変身する戦士。首元が黒いのを除けばデカピンクと瓜二つで、変身前も愛を知りたいホワイトと瓜二つ。というか名前からして……

黄の戦士。
変身者はガイアーク三大臣の一人であるケガレシア。
早輝がゾンタークに捕らえられ、他のメンバーも変身不可になった状態で、彼女のゴーフォンとチェンジソウルを用いて代理*10で変身。
その後早輝が救出された際に、彼女に変身状態を乗っ取られる形で変身解除された。
代理というのもあってか、学研の図鑑ではゴーオンイエローのフォームとして扱われている。

それぞれ銀、赤、青、黄、金、緑、黒の戦士。
パラレルワールドで特命戦隊の立ち位置を務める戦隊。
シルバースタッグは特命戦隊のスタッグバスターと同一人物。
ブラックピューマは黒木タケシが変身する。
グリーンヒポポタマスは特命戦隊には該当する人物が存在しないが、中の人がウサダ・レタスと同じ。

それぞれ水、灰、紫、銀の戦士。
基本的には不定期に参戦する助っ人的な扱いだが、全員集合版の名乗りでは揃って参加する。
いずれも作中で代替わりが行われたのも特徴で、特にバイオレットは(初登場時の)変身者・Dr.ウルシェードがすぐ孫娘に継承させることになったことから、「シアン、グレーは初代含め追加戦士、バイオレットは弥生verが追加でDr.verが番外」とシアンのラミレスver・グレーの鉄砕verを追加戦士と扱う場合でもこちらに近い立ち位置とされることも多い。そりゃ「ぎっくり腰で自爆」じゃあな……

赤の戦士。
キングオージャーの番外戦士にして、キョウリュウジャーの番外戦士でもある。
キングを目指す青年「プリンス」が、新たな剣型のアイテムのキングガブリカリバーで変身する。
どうやら「キング」ことダイゴのスカウトを受けて未来から来たようだが……?

紺の戦士。
桐生ダイゴとアミィ結月の曾孫であるダイくんが、ガブリボルバーとトバスピノの獣電池で変身する。
後述のプリンス(「挟撃の勇者」)と違い、何の勇者なのかは最後まで明かされなかった。

紫の戦士。
元車掌が紫色のアプリチェンジャーとパープルレッシャーを使って変身する。
ハイパートッキュウ7号にも変身した。

赤の戦士。
片やの父兼叔父、片や祖父。
過去からの宿敵である牙鬼軍団との最終決戦でシュリケン変化する。
天晴が変化するアカニンジャーとの区分けは左肩にかけた襷部の色。特に、好天は「忍タリティ」と書かれた筆文字が特徴。

緑の戦士。
九重ルナが変身する。ただし厳密には、九重ルナに憑依した十六夜九衛門がシュリケン変化した姿である。

  • アカニンジャー(快晴)(動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー)
赤の戦士。
未来からやって来た天晴の息子。
ギルマーダが蘇らせた牙鬼幻月との決戦において、好天の忍タリティを受け継いでアカニンジャーにシュリケン変化した。

橙の戦士。
かつて風切大和に王者の資格とジューマンパワーを与えたジューマンのバドが、自身も変身を果たした。
見た目はイーグルの色違いだが、変身アイテムは専用の「ジュウオウチェンジャーファイナル」を用いる。

紫の戦士。
自我を宿し強者を求める呪われた鎧で、古代から幾度も依代を変えて戦い続けてきた。
鎧の怨念が祓われ、現代での装着者のナダがリュウソウジャーと和解したことで仲間に。
しかし……。

茶の戦士。
エラスが封印されている地下に隠してあった鎧をセトーが纏った姿。
見た目は先述のガイソーグの色替えだが、強さはあまりにも雲泥の差があった。
名乗りの際に飛ばされてしまったため、口上(つまり何の騎士か)は不明である。

紫の戦士。
トジテンド幹部バラシタラの息子、ステイシーが変身するハイブリッドキカイ戦士。
長らく敵側の戦士として行動していたが、終盤でトジテンドから離反。
『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』では変身バンクもゼンカイジャー仕様になった。

赤の戦士。
五色田介人の父・五色田功がトジテンドによって洗脳・改造された姿で、幾度となくゼンカイジャーの前に立ち塞がるも、戦いの果てに洗脳が解け記憶を取り戻した。
本編ではそれ以降変身しなかったが、『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』でまたもや洗脳されるも再び変身し、ゼンカイジャー・ドンブラザーズとの共闘が実現。悪の戦士がTVシリーズ本編ではなく続編でヒーロー入りした初の事例となった。

黒の戦士。*11
喫茶どんぶらのマスターであり、ゼンカイジャーの主人公と同姓同名の謎多き人物「五色田介人」が変身する、ゼンカイザーと酷似した姿の戦士。
実質的なドンブラザーズの司令官ポジションでもあり、戦線に加わるのは非常時のみ。

それぞれ紺、白、茶の戦士。
当初は敵幹部として登場したが、人間界の文化を学ぶにつれて価値観が大きく変化。
その後、人間に与したことと度重なるギャグキャラ化によって元老院に追放されたことをきっかけに、ドンブラザーズと共闘。
最終的には名乗りにも参加するようになった。

紫の戦士。
脳人陣営から送られた刺客であり、マザーなる存在に従い行動する謎の戦士。
長らく自身の存在意義を求めて独自に行動していたが、最終話にてドンブラザーズ側に付き名乗りにも参加した。

銀の戦士。
シュゴッダムの国王であり、覇道を掲げる独裁者ラクレス・ハスティーが変身する。
その真意は謎に包まれていたが、終盤で遂に宇蟲王から離反。
一度は宇蟲王を討つために己の命を犠牲にしようとしたが王様戦隊に命を救われ、今までの行いへの償いとして王様戦隊に加入した。
なお、父親のコーサス・ハスティーも城が宇蟲王一味に襲撃された際にオオクワガタオージャーに変身して応戦したほか、初代国王ライニオール・ハスティーも過去に変身していたらしいことが仄めかされている。

赤の戦士。
銀のテガソードと歴代戦隊のセンタイリングを扱い、歴代レッドの姿に変身して戦う者たち。
テガソードとの契約によって得た独自の能力を使うことができ、他のセンタイリングを使いその力を上乗せすることも可能。
人間界を侵攻するブライダンに対しては共闘することもあるが、基本的には指輪の収集を賭けて争い合う関係。

【似て非なるもの】

変身ではなくコスプレだったり、巨大戦の戦力などの理由で戦士にはカウントされていない者たち。
サポートキャラ的な立ち位置の人物の一発ネタというパターンが多め。
白の戦士。
嵐山美佐が赤バラ仮面(バラモンガー)に対抗して変身した姿で、一応チェンジマーメイドに先駆けての女性ホワイト。あくまでコスプレなので赤バラ仮面には全く及ばなかったが、バラモンガーの動きをバルイーグルに見切らせることには成功、勝利に貢献した。
サンバルカンを模してこそいないが、名前に色、元々本作のヒロインなのもあってか、コスプレ戦士の元祖としても扱われている。

  • ホワイトレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
白の戦士。
ファンベル星の第二皇女で、宇宙暴走族ボーゾックの美女ゾンネット(バニティミラー・ファンベルト)の妹。
実際は魔法で変身しているだけのカーレンジャーのファン。
愛車のラジエッカーはロボに変型し、後に巨大化もした凄い代物。
原典では準レギュラーだったが魔法とはいえコスプレ戦士とみなされたのか、『ゴーカイジャー』には出られず。後述のアバレピンクは出られたのに……顔出してるから仕方ない

桃の戦士。
強いダイノガッツを持っていながらスーツの負荷に耐えられず変身出来なかった、えみポンこと今中笑里が一夜漬けで制作したコスプレ妄想ヒーロー。
アバレブルーから借りたアバレイザーで、バーミア兵には対抗出来たが、ルージュラフレシアには敗北し、ラフレシアにされた。
『ゴーカイジャー』にも登場し、えみポンお手製の特製レンジャーキーを使ってアイムが変身した。なのでアバレキラーが5人目ながら追加戦士枠(ゴーカイシルバー用)から外されなかったのは彼女のおかげかも知れない

茶の戦士。
池波流ノ介に弟子入りした外国人青年リチャード・ブラウンが変身する「侍」のモヂカラを受け継いだ新たなるシンケンジャー……のつもり。一応リュウソウブラウンに先駆けての戦隊ブラウン。
メットに防具というやっつけ極まりないものだが、本人は至って真剣
戦闘では足を引っ張りまくるも、侍の心得を説いてシンケンジャーを鼓舞し勝利へと導いた。

白の戦士。
天装戦隊ゴセイジャー』の登場人物であり、自称「5.5人目の戦士*12」だが、ゴセイジャー、ゴセイナイト、天地博士、望と違い、彼だけ出演していない。
『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』の演出を手掛けた竹本昇監督曰く「レジェンド大戦にデータスハイパーとして参戦していたらしいが、巨大戦で戦闘不能になった為にキーにならず登場しなかった」らしいが、ニンジャマンの例もあるので信憑性は薄い。
やはり戦士ではなくサポートキャラ兼巨大戦力とみなされたのかも知れない。

  • ピンクキャット(帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ)
桃の戦士。
桜田ヒロムの姉、桜田リカが変身する。ブラックとグリーンとは異なりコスプレなのだが、これは本編41話の怪盗ピンクバスターの衣装を流用したもの。

  • ジュウオウヒューマン(動物戦隊ジュウオウジャー)
桃の戦士。
人類の王者にして森真理夫が変身するコスプレ戦士で、一応キジブラザーに先駆けての男性ピンク。ジュウオウジャーの正体を知った真理夫が自分も戦うと決意し誕生。当然ながら大和達に止められて参戦は叶わなかったが、ジュウオウジャーの日常を守るのが自身の役目なのだと決意を新たにした。

それぞれ赤、青、黄の戦士。
ルパンレッド/夜野魁利の実兄・夜野勝利、ルパンブルー/宵町透真の婚約者・大平彩、ルパンイエロー/早見初美花の親友・一ノ瀬詩穂で構成。
ギャングラー首領ドグラニオ・ヤーブンが逮捕されて2年後、魁利らの前に現れる。
ドグラニオの体内に取り込まれた魁利らを救うためにコグレがスカウト、ギャングラー怪人の金庫に入り込めるジャックポットストライカーを見つけ出し、救出後は一般人に戻っている。
劇中では変身しなかったためここに記載したが、VSチェンジャーを手にしていたので変身した可能性はある。

金の戦士。
博多南無鈴が変身する7人目のキラメイジャー……ではなくクリスタリア宝路の妄想ヒーロー
この手の戦士では珍しくスーツも用意されたが、キラメイシルバーのマスク*13とゴーキラメイイエローのアーマーを金色の全身タイツに被せてマフラーを巻いた簡素なもので、再登場も無かったので直ぐにバラされた模様。
スチール写真も撮影されており、スーパー戦隊シリーズの公式X(旧Twitter)アカウントでたまに姿を見せている。

  • ゼンカイレッド(機界戦隊ゼンカイジャー スピンオフ ゼンカイレッド大紹介!)
赤の戦士。
センターながら白の戦士である「ゼンカイザー」に変身する介人の前に現れた赤いゼンカイジャーで、センターを赤が担当するといった旧来の戦隊フォーマットに強いこだわりを持ち、「真のゼンカイジャー」を作るために動く謎の戦士。
その正体とは……?

  • ツーカイフリント(機界戦隊ゼンカイジャーショーシリーズ第4弾「全開!痛快!まさかの展カイ!!Gロッソ最後の戦い!!」)
銀の戦士。
フリント・ゴールドツイカーが変身する二人目のツーカイザー……なのだが、映像作品には未登場のため、こちらに記載。
フリントが制作した新たなセンタイギア*14をギアダリンガーに装填するも、身体を操られたツーカイザーがフリントを誤射した事で誕生した。
銀色にしたツーカイザーをベースにピンクのラインやフリンジがあしらわれた女性らしいルックスだが、上記の経緯のため、本来はゾックス用のセンタイギアであり、彼が使用した場合はどうなったか不明。
『ツーカイザー×ゴーカイジャー』にて、自分用の変身アイテムの制作を示唆する発言こそあったものの、現状映像作品には登場せず仕舞い。
なおゼンカイジャーキャストの対談動画になると、フリント役の森日菜美女史がよく名乗りをあげている。

それぞれ赤、紫の戦士。
今作の巨大戦の設定上、この時のみブンブンやビュンディが自ら戦隊ロボ・ブンブンジャーロボ/ビュンビュンマッハーロボに巨大化して戦闘に参加するため「ズバーンのような、特定の状況でのみ参加するスーパー戦隊としてのブンブンジャーのメンバー」と見なすことは出来るだろうが、少なくとも現状の東映やバンダイ公式では正規メンバー6人と区別されて扱われており、他で言えばデータスに近いポジションの模様。
そもそも作中におけるシステム上、ヒーローには変身しない*15のがあるのだろうか。

白の戦士。*16
前作『獣電戦隊キョウリュウジャー』のキョウリュウシルバーその人。
本作においては変身する事はなく、基本的に戦闘にも参加しないが、ギガブラギガスのパートナーであり巨大戦のみ参加する。
特に巨大ロボ「ブレイブギガントブラキオー」は、劇中では戦隊メンバーが搭乗せず、トリンのみで操縦するという非常に特殊なポジションとなっている。


【余談】

  • ゴーカイジャーに登場した10人のうち3組(6人)が恋人的な存在である。他にも一人は妻子持ち。また、レッドの家族は4人いる。

  • 味方として戦った回数が4回と少ないアバレキラー、人間体を持たないゴセイナイトなど、『ゴーカイジャー』では追加戦士として扱われるが、立ち位置的には番外戦士に近い戦士も存在する。*17



追記、修正は番外戦士のレンジャーキーを全て集めてからお願いします。

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最終更新:2025年05月11日 11:45

*1 白説もあり。

*2 この時はまだ設定的なつながりは明確ではなかったが、撃/ギャバンTypeGたち宇宙刑事継承者達の登場、後のスペース・スクワッド設定で正式に「部署が異なるだけで『宇宙警察』所属の人はこの2人以外含めて同一組織に所属する」となった。

*3 実際はスチールブルーなのだがデカマスターだけのマイナーカラーなのもあり、サブカラーに使われている黒の戦士として扱う場合がある。

*4 橙説もあり。

*5 恐らく他の死亡戦士も同様。

*6 水色とも取れるデザインにもなっている。

*7 戦士の種族や必殺技といったデータはここに記載されている。

*8 ちなみに『最強バトル』にはサポートキャラだけのサポートチームも参戦していた。

*9 ゴセイブルーのスーツをCGで色変更して対応したため。

*10 メタ的には早輝役の逢沢りな女史の変身バンクを大人の事情で撮影出来ないため、文字通り彼女の代理としてゴーオンイエローの変身バンクを担当している。

*11 オリジナルのゼンカイザーと同様の白説もある。

*12 ゴセイジャーからは「6人目」と言われたが、巨大戦にしか参加出来ないので本人がこう訂正した。

*13 ゴーグルを下ろした状態のそれを、被り物とカッティングシートで金色にしている。

*14 商品化の際には「ツーカイフリントセンタイギア」となっている。

*15 元々こういった外見の異星人であるため変身前自体が存在せず、またドギー・クルーガー/デカマスターのような「ここからさらに変身する」設定も無い。さすがに巨大ロボ形態には「変身」するが。

*16 衣装およびレンジャーキーでの色。

*17 ちなみにゴセイナイトは学研の図鑑だとゴセイジャーのページではなく番外戦士のページで紹介されていた。