ブライダン(ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー)

登録日:2025/03/16 Sun 14:21:50
更新日:2025/04/25 Fri 00:14:03NEW!
所要時間:約 8 分で読めます





ブライダンとは、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に登場する悪の組織である。



◎概要◎

「救世主」を自称し、突如として人間界に現れた謎のウェディング軍団。
彼らもまた「指輪」の収集を目論んでおり、指輪を巡ってゴジュウジャーやユニバース戦士達と対決する。

人間世界をモデルに作られたという「ノーワンワールド」を本拠地とし、人間界にある正円の模様やオブジェクトをゲートにして出現する。
ノーワンワールドは夜空の下に無数のビルが林立する世界であり、その街の中でも一際大きなダイヤの指輪を模した城(通称『指輪の小箱城』)が根城となっている。
シンボルマークはウェディングドレスと髑髏のだまし絵

悪役としては類を見ない結婚式関連の物品・用語がモチーフとなっており、だからなのか同陣営で競い合うゴジュウジャーやユニバース戦士と対照的に組織内での繋がりが強いのが特徴。
序盤から戦闘員の死に幹部が怒りと悲しみを露わにするなど、歴代戦隊の敵組織の中では恐らく初だろう。


◎構成員◎

■首領

  • テガジューン

私は欲する。指輪と我が婿を……

CV:ゆかな
ノーワンワールドに君臨するブライダンの女王。
普段はブライダン城の大扉の奥に控えており、その姿は花嫁衣裳を着た巨大なロボットのように見える。
現時点で彼女自身が指示を出している様子は無く、指輪集めについてはファイヤキャンドル達に一任している模様。


■幹部

  • ファイヤキャンドル

負けを知らねえ容赦もねえ! ブライダン特攻隊長! 不敗のォ〜…ファイヤキャンドル!

俺の炎で浄化してやる……

演:三本木大輔
「不敗のファイヤキャンドル」の二つ名を持つブライダンの特攻隊長。
赤茶色やオレンジ、白で彩られた燕尾服のような衣装を纏っており、戦闘時には燭台を模した形の棍棒を武器にする。
アーイー軍団を率いての前線指揮を担当。荒々しく直情的な性格だが頭はあまり良くなく、大事なシーンで言葉が浮かばずフリーズする事もある。
仲間想いで人望が厚く、「キャッキャッキャ!」と声に出して明るく笑う姿からか、アーイー達からも慕われている。
初戦で自分に黒星を付け、1話早々に「一敗のファイヤキャンドル」にし遠野吠を目の仇にしている。

ブーケを「ブーケ嬢」と呼んでおり、付き合いが長いのか事あるごとにキングキャンデラーの修理を急かしたりと威圧的に接しているが、彼女がキレるとあまりの迫力に強く言えなくなり立場が逆転する。
また礼儀に疎いのか、仮にも主であるはずのテガジューンに対して「オイ女王!」などとざっくばらんなタメ口を利いている(本人から咎められてはいないが)他、後述のガリュードに対してあまりにもテンプレ的な「なんだオマエ」な態度を取るなど、身内に優しい割にはけっこう荒っぽい面も描写される。
……ただ、ゴジュウウルフ撃破さえ横取りしなければいいで一応は話がまとまった事になった(?)為、言葉遣いがよろしくないだけで別に「蹴落とそう」とか「寝首をかいて俺がニューリーダー」とかそういう発想は毛ほどもないの自体は言動通りの様子。
この良くも悪くも直球的な性格はゴジュウジャー側に対しても同様で、自分を見失った状態の吠に対してはっきりと「違う!! こんなもんは、俺の待ち望んでいた戦いじゃねえ!!」「今のお前からは何の炎も感じねえ…。空っぽの人形なんざ、倒す価値ねえんだよ!」と伝えるなど、
意外と分かりやすく武人タイプや「悪には悪なりに美学や倫理観がある」系統の過去作幹部に相当するような描写も多い。

デザイン担当は篠原保。キャラモチーフは孫悟空で、オオカミ(犬)の吠とはさしずめ「犬猿の仲」。
名前の由来はキャンドルサービスなどで使われる「キャンドル(蝋燭)」。自分が溶けて周囲を明るく照らす蝋燭は「無償の愛」の象徴であり、仲間想いなファイヤキャンドルにはピッタリと言えるだろう。
公式ですらたまに間違えるが、ファイヤーじゃなければファイアでもない
公式のOP踊ってみよう動画では敵味方含めた全員で一番ノリノリかつニッコニコである。

演じる三本木氏は思い出の戦隊として『星獣戦隊ギンガマン』を挙げており、SNSでも『ゴジュウジャー』の宣伝そっちのけでギンガマン語りに花を咲かせていた。
ちょうど東映特撮YouTube Officialにて『ギンガマン』の無料配信が開始されたタイミングであった事も合わさって話題となった。
以上の事からついたあだ名は「ファイヤキャンドル警察」「ギンガマンの人」「ギンガマン宣伝隊長」などなど。なんなら放送前から一番目立っていた愛されキャラかも知れない。

  • ブーケ

初めまして。私はノーワンワールド・ブライダンのテクニカル隊長、慈愛のブーケです。

2つの世界を守るため、どうかそれをお渡し下さい。

演:まるぴ
「慈愛のブーケ」の二つ名を持つブライダンのテクニカル隊長。
白薔薇を散りばめた藤色のドレスと白に桃色のグラデーションが入ったニーハイソックス、ショッキングピンクのロングヘアが目を引く女幹部。
「テクニカル隊長」だけにブライダンにおける技術開発・管理担当であり、各種ドレスガードを設計したのも彼女。
普段は丁寧で理知的だが、非常に惚れっぽくミーハーな一面があり、人間界を訪れた際に百夜陸王のゲリラライブを見た瞬間、一瞬で彼のファン(リクオニスト)に転落。カレンデウスのコックピットを陸王のグッズで飾りまくるほどにドハマりしてしまった。
他方情緒豊かかつキレやすい一面もあり、戦闘中にブロマイド写真が破れた瞬間マジ泣きした後『慈愛』要素を完全に放棄して奇声を叫んで凶暴化するほどにブチ切れている。
以降、その時の対戦相手であったテガソードブルーを(操縦者が陸王本人だとは気づかないまま)敵視している。
陸王と直接対面する機会があっても「ただの一般人」を自称しながら一ファンの姿勢を貫くドルオタの鑑。

デザイン担当は久正人。頭の角はスマトラオオコンニャクがモチーフで、カールしたピンクのウィッグがポイントだそう。
名前の由来は花嫁の持つ花束「ブーケ」。白薔薇のブーケは片思いの相手に気持ちを伝えるものとされているが……?
演じるまるぴ氏はグラビアを中心に活躍しており、端正な顔立ちと抜群のスタイルで男性達を魅了する一方、ファンの間ではバスケットボールをこよなく愛する「バスケ女子」としても知られている。
バスケの応援で熱くなり感情を爆発させる元気ハツラツな姿と、グラビア撮影との雰囲気のギャップは、二面性のあるブーケのキャラに通じる部分があるかもしれない。
また、氏の戦隊シリーズへの出演は『ヨドンナ』シリーズの完結編『ヨドンナ THE FINAL』以来二度目かつ、TV本編への出演は初となる。

  • Mr.(ミスター)シャイニングナイフMrs.(ミセス)スイートケーク

私達「ブライダン」の先兵はみぃーんなぺっぺけぺーだけど、何かしらのナンバーワンだから!
あのノーワンは力を示し、女王に選ばれることができるかな……?

CV:杉田智和(Mr.シャイニングナイフ)、上田麗奈(Mrs.スイートケーク)
スーツアクター:今井靖彦、竹内康博(第8話)

「知略のシャイニングナイフ」「夢想のスイートケーク」の二つ名を持つブライダンの参謀隊長。
右半身の白髭を蓄えたほうが夫のシャイニングナイフで、左半身の扇子を持ったほうが妻のスイートケーク。二人で一人の怪人で1つの体に顔が2つ並んだ特異な姿だが、おしどり夫婦過ぎてこの姿となったらしい。
主に人間界へ出陣するノーワン怪人の選定と作戦立案を担当。参謀だけあって2人とも基本的に知的で冷静なものの、ファイヤキャンドルほど部下に情は無い模様。
また夫婦愛が高まると「ラブビッグウェーブ」を放ち、50m級のサイズに巨大化する能力を持つ。このため上の2人と異なり、自前のドレスガードは持っていない様子?
頭脳労働専門と思いきや戦闘能力も高く、シャイニングナイフは携行する巨大ナイフで鋭い剣捌きを披露し、スイートケークはウェディングケーキのような「ケーキコロシアム」を作り出す。
さらにたとえ倒されてもドロドロのクリーム状の姿から復活する事も可能。

デザイン担当はK-SuKe。デーボス軍に混ざってても違和感無いともっぱらの評判。
名前の由来は「ナイフ」「ケーキ」。まさに夫婦の共同作業。

ケーク役の上田氏は前年に放送されていた『わんだふるぷりきゅあ!』にて猫屋敷まゆ/キュアリリアンを演じており、本作のプリキュア女幹部枠とも言える。
シリーズ前作『爆上戦隊ブンブンジャー』のハシリヤン幹部役を担当した諏訪部順一氏が同期の『キミとアイドルプリキュア♪』に出演したため、見事に入れ違いとなっている。

  • リングハンター・ガリュード

“リングハンター・ガリュード”。お前達に罰を下す……

演:カルマ
第7話ラストから登場した新幹部で、テガジューンの切り札。
テガジューンにとって最も信頼している部下のようで、むしろ彼にしか直接会話を行わない。
初登場は第7話ラストからだが、ファイヤキャンドルは彼と初対面だったようなので物語開始時から個別で活動していたと思われ、既に複数のユニバース戦士を倒しセンタイリングを所持している。
吠以外どうでもいいせいで、ファイヤキャンドルら他の幹部との折り合いはあまり良くない。
個人の戦闘能力もティラノレンジャーこと往歳巡教授を不意打ちとはいえ射撃の一撃だけで倒すほど高い他、テガジューンにセンタイリングを使用する事でセンタイリングの戦士を実体化し、召喚して戦わせることができる他、もう一度打つことで武器に変身させることもできる

名前の由来はリングハンターだけに「狩人」、結婚式モチーフは恐らく「仲人」
現実の仲人は新郎新婦を結びつける立場だが……?
✕(かける)ならいいけど(バツ)だと結婚モチーフなのに縁起でもない。

詳しくは個別項目を参照。


ノーワン怪人


【○○】    【○○】
【ナンバー1】
【○○】     【人間】

生成(ジェネレイティブ)

本作における今週の怪人。
ノーワンワールドから送り込まれるブライダンの尖兵で、Mrs.スイートケーク曰くみぃーんなぺっぺけぺーだけど何かしらのナンバーワンであるらしい。
単純な腕っぷしだけの勝負ではなく、それぞれの分野で戦う「ナンバーワンバトル」を得意とする。
正円のオブジェクトをゲートにして、自身の特性に合致した人間の願いや欲望に反応し、上記の【○○】という複数の生成ワードと、その人間を取り込むことで生成(ジェネレイティブ)され人間世界に現れる。

それぞれが自分の得意分野を前面に押し出した抽象的な姿をしており、また肩書きとは別に生成ワードからの連想あるいは誤想で何かしら生物の要素が「混ざっている」のが特徴。
また腰には「No1」の文字がバックルにレリーフされたベルトを身に着けている。
詳細は個別項目を参照。


■アーイー

本作の戦闘員
結婚式のウェイターの様な恰好をし、頭にベル型の兜「ベルメット」を被っているウェディング兵士。
ベルが銀色の一般兵と金の小隊長が存在し、金アーイーが帯同しない場合は直接ノーワン怪人が銀アーイー達の指揮を執る。

武装はボトルの底に短い柄をつけたような武器「シャンバーン」。直接殴りつける他、シャカシャカ振って構える事でコルク弾を連射できる。
スーツの円模様はブライダンの侵攻ゲートにもなり、一体でもいればそこから続々と援軍を呼び寄せ、いとも簡単に徒党を組んで戦う事ができる。
また応援団パートではブライダン側の応援団も担当する。

銀アーイーは「キーン」「コーン」「カーン」と鐘が鳴る時の擬音のような音声を発するのみだが、金アーイーは会話も可能であり、個人名を持っている者もいる為、戦闘員枠の中ではかなり個性豊か。
ネームドの金アーイー(後述)は左腕に個別の腕章をつけている。
一応直接の上司になる幹部がそれぞれ分かれているようだが、幹部側も特には「他所属の配下だからといって下に見る」ような事もあまり無さそうな様子。(ファイヤキャンドル達もファイブ兄弟を興味深そうに見ていたり、ブーケが急に呼びつけられたのには怒ってもマイクのMCでときめきナンバーワン対決が進行するのは何の文句もなく受け入れていたり陸王が対決に出るからも多分にあったが……)
そういうのは30分前に流れる番組の敵組織がもうしているも多少はあるのかも?

モチーフは結婚式の音楽やベル+勝負のゴング、といったところか*1
ネーミングの方はずばり「愛」「AI」を掛けている模様。「アイアイサー」も含まれるか?

また個体名が明かされる金アーイーは今のところ原則「戦隊シリーズ第1作~第49作目に登場するチーム」がモチーフとなっているのも特徴。
後述するようにゴレンジャーモチーフが「勇猛性と同じ軍事組織にいる者同士としてのチームの絆」、ファイブマン及びゴーゴーファイブモチーフが「兄弟愛とそれによる連携戦闘」と、同じデザインルールでも対象を皮肉るものだったヒトツ鬼に比べるといい意味でそのまんま*2
先述の理由から、恐らくギンガマンモチーフの子はファイヤキャンドル配下として登場する……のかもしれない。

金ベルメット達

  • カシオス・べアー

ご安心ください! この屈辱、カシオス・ベアーが濯いで参ります!

CV:井之上潤
搭乗機:アイアイザー・クロサンドラ

第2話に登場。
ファイヤキャンドル隊の一番槍。
ファイヤキャンドルから「お前なら任せられる!」と絶大な信頼を置かれており、彼もファイヤキャンドルに永遠の忠誠を誓っている。
プライベートでも仲が良かったらしく、2人で撮ったプリクラをお互い大切にしていた仲。
クロサンドラに乗って出撃するも、テガソードイエローに敗れ「我が忠誠心は、フォーエバー!!」と最後までファイヤキャンドルへの忠誠を誓った辞世の句を残し爆死。
ファイヤキャンドルも彼の死を嘆き悲しみ、ゴジュウジャーへの復讐を誓った。

紋章の模様などからモチーフは『秘密戦隊ゴレンジャー』。名前もカシオペアと2代目キレンジャーこと熊野大五郎の「べア」から取られていると思われる。

  • スター・ファイブ
  • ミツタ・ファイブ

氷の長男、スター・ファイブ!
炎の次男、ミツタ・ファイブ!

CV:駒田航(スター) / 高岡香(ミツタ)
搭乗機:アイアイザー・オキシペタラム(スター) / アイアイザー・バンクシア(ミツタ)

第4話に登場。
Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークの配下。
2人合わせて炎熱氷結(ファイアブリザード)のファイブ兄弟」の異名を持つ。
ちなみにミツタは女性声優だが、あくまで「次男」のため性別は男性である模様。ショタ?
またミツタは仲間意識が強く、配下の銀アーイーも大事にされているブライダンにしては珍しく、銀アーイーが巻き添えになるのもお構いなしにバンキシアボンバーを放つなど残酷な面がある。

ゴジュウジャー達の指輪を奪うため、それぞれオキシペタラムバンクシアに搭乗し2人揃って出撃。
イーグルがパーリーピーポーノーワンと交戦している傍ら、と連携攻撃で他のゴジュウジャー達3人を苦しめた。
だがテガソードブルーとイエローの代わる代わるの攻撃に次第に翻弄されていき、テガソードレッドの必殺技「テガソード・合斗狼ブレイカー」に兄弟揃って貫かれ「我ら兄弟! 散る時もトゥギャザー!」と辞世の句を残し爆死した。

モチーフはそれぞれ『地球戦隊ファイブマン』と『救急戦隊ゴーゴーファイブ』。
名前の由来は「スター」がファイブマンの2号ロボ・スターファイブと川という苗字から、「ミツタ」はゴーゴーファイブ5人の苗字・巽の逆さ読みと思われる。
『ファイブマン』と『ゴーゴーファイブ』は共に兄弟戦隊で、名前に「ファイブ」が付く共通点がある他、ユニバース戦士達で再度*3行われている「意図的に当該戦隊へのアンチ要素を持たせる」もロボ戦ではバンクシアが火炎放射を連発して攻撃する*4という形で持っている。
そこまで意図したものなのかは不明だが。

  • マジ・ギレー

テガソード! このマジ・ギレー様が掃除してやる!

CV:竹田雅則
搭乗機:アイアイザー・マンドレイク

第5話に登場。
おせっかいノーワンとゴジュウジャーとの交戦中に現れたネームド。誰の傘下かは不明。上3人の流れからするとブーケ傘下の可能性が高いか。
通称「潔癖症パイロット」の名の通り、人間界を「埃っぽい」と称し、現場に来るやいないやマスクを付け、おまけに手袋まではめる程の潔癖症。
マンドレイクに搭乗し、ゴジュウイーグルの乗るテガソードグリーンと交戦を開始するが、イーグルに「ここだと邪魔になる」と近くの岩場に無理やり連れて行かれる。
岩場に落とされた際に「汚れた」として装備のマンドレイクホーキーで汚れを落とすついでに周りを穿いて埃を巻き上げ煙幕を張るが、イーグルのナンバーワン視力であっさり見破られて場所を特定されてしまい、テガソードグリーンの「テガソード・キューピッドアロー」で貫かれ「爆発するとゴミが出る、ゴミはダメー!」と最後まで潔癖にこだわって爆死。
潔癖すぎる事が仇となって相手を掃除するどころかダメージの一つも与えられないまま、自分自身が人間界から「掃除」されてしまった。

モチーフは『魔法戦隊マジレンジャー』。名前は「マジギレ」と「マジ綺麗」のダブルミーニングと思われる。
マジレンジャーは魔法使いだけあって箒をモチーフにしたマシンを移動手段として使用しており、劇中でも箒を使った修行があるなど切ってもきれない関係にある事から、箒の本来の用途である掃除道具からの発想か。
また、あちらの劇中序盤では「これから司令室にあたる場所として使う部屋をきれいに大掃除する」ところから戦隊業を始めるエピソードも存在する*5事から、あの回も元ネタにされているのかも。
態度が悪いように見えて戦士としての意識が強いのはこの回の頃の翼が、自分のルールが存在するタイプなのは蒔人が、家事好きでお説教キャラがそれぞれモチーフか?

  • デンジス・パーク

オイオイ〜? 今日は団長の本気を見られるんですよね〜?

CV:濱健斗

6話に登場。
ファイヤキャンドル配下で血の気が多く下克上気質の野心家。
上官であるファイヤキャンドルにも馴れ馴れしく絡んだりとその振る舞いはとても部下とは思えないが、ファイヤキャンドル本人はというと「生意気なやつめ」という程度で特に気にしていないどころか、むしろ気に入っている模様。
ゴジュウウルフとのリベンジに燃えるファイヤキャンドルに同行し、熱海常夏がゴジュウジャーに課した試練を攻略中に乱入。
なかなか現れない吠に痺れを切らし、大剣「ブライダンソード」を振るって他のメンバー4人を返り討ちにするが、一時共闘したゴジュウウルフとドンモモタロウとの戦いでは大いに苦戦。
最後は「ライジングレッドウルフ」と「一人桃千(いちにんとうせん)・ポジティブシャワー」との合体技で葬られ、残されたブライダンソードも鍔のエンブレムを通じてファイヤキャンドルが撤退した後、まるでそれを見届け役目を終えたかのように消滅した。
なお巨大戦に参加しなかったため、正確な肩書は不明。

モチーフは『電子戦隊デンジマン』。名前はそのまま変身時の掛け声「デンジスパーク」から。
ちなみに、元々の脚本には名前がなかったが、三本木氏が「ファイヤキャンドルは部下全員の顔と名前、覚えてると思うのでこの子に名前をつけてもらえないか」とプロデューサーに掛け合って命名された。

  • マイク・ゴセイック

さあ始まりました! 第1回ときめきナンバーワン対決。司会は私、マイク・ゴセイックが務めます!

CV:塩野潤二
搭乗機:アイアイザー・ディエラマ

7話に登場。所属は不明だが銀アーイーの指揮がMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークだったことから彼&彼女の配下であると思われる。
通称「司会進行パイロット」で、ゴジュウレオンとときめきノーワンとのときめきナンバーワンバトルの実況を務めたほか、自らの戦いにおいても実況しながら戦闘を行うエンターティナー。
ときめきナンバーワンバトルの敗北に納得がいかないときめきノーワンがエクストラステージと称してゴジュウジャーとの戦闘に突入したため、援護の為に愛機ディエラマに搭乗し出動。
テガソードレッドを圧倒するも、助太刀に入った大獣神との連携の前に劣勢となり、合体技「ファイナルゴッドスペシャル」により貫かれて「見事、やられました~! これにて、さようなら…」と辞世の句を残し爆死した。

モチーフは『天装戦隊ゴセイジャー』。
名前の「マイク」はEDにも登場している(というかあっちのエンディング「ガッチャ☆ゴセイジャー」のダンスver*6映像にしか登場しない)ゴセイジャーのアイテムの一つ「ゴセイマイク」、「ゴセイック」がゴセイジャーの種族名「〇〇イック」が元ネタだと思われる。
なんなら劇中で使っているマイクが明らかにゴセイマイクの流用だったりする*7
また、辞世の句は初代『ゴジラ』においてゴジラに破壊される塔の中で死を受け入れながらもアナウンサー魂か死の間際まで実況を担当したアナウンサーのセリフが元ネタか。


◎ドレスガード◎

本作における巨大戦要員
中に乗り込んで操縦する巨大ロボであり、ノーワン怪人ではなく隊長達やアーイーが乗り込む。
ワンオフの隊長専用機と、アーイーが搭乗する量産機「アイアイザー」の2種類が存在する。
脱出機能もあり、操縦席の座席の後ろの円模様が展開してパイロットを吸い込み回収するが、脱出装置がまともに活躍しているのは現状幹部の専用機のみ。


■専用機

  • キングキャンデラー

キャッキャッキャ!
きれいなキャンプファイヤー囲んで一杯やろうぜ、てめぇらァ!!

【全高】57.0m
【重量】3500t
【装備】キャンデラックスソード

ファイヤキャンドル専用のドレスガード。
巨大な蝋燭立てを模した外観で、ぱっと見は悪役のロボットには見えないヒロイックなデザインで、吠からは「蝋燭ロボ」と呼ばれている。
手から放つ火炎放射や大剣「キャンデラックスソード」を操りキャンプファイヤーのごとく熱く戦う、オーソドックスな戦闘メカ。

第1話で人間界侵攻の先鋒として破壊の限りを尽くし、テガソードレッドと対峙するも、必殺技「テガソード・合斗狼ブレイカー」で大破に追い込まれた。
なんと第1話にして幹部のメカが倒されるという、どこかで見たような展開に視聴者は唖然とした。
その後、修理に回されているが、肝心のブーケがテガソードブルーへの怒りでそれどころではないため、あまり進んでいない模様。

しかし、第8話で満を持して修理が完了。
デザインに変化はないが、修理と同時に強化されたのか初陣では見せなかった円心剣(えんしんけん)(ともしび)という必殺技が使用可能となっている。
テガソードレッドと再び対峙するが、吠がクオンの言葉により精神を操作されていたこともあり今度は圧倒。
上述する「円心剣・灯」で止めを刺そうとしたが、まだ余力がありそうにもかかわらず反撃の意思なく黙って止めを刺されようとする吠の姿を見てファイヤキャンドルが「空っぽの人形」「倒す価値もない」と戦意を喪失し、止めを刺すことなく撤退した。

スーツは手首にバーナーを仕込んだ、本当に炎を出せる逸品。キャンデラックスソードも点火できる木製のプロップで撮影。
撮影はちゃんと消火器を用意して行われました。

  • カレンデウス
陸王様の写真が!? 嫌ァーーーッ!!

……許せない……。フルボッコ確定ェェェェエエ!! 嗚呼ァァアアアアアッ!!

【全高】48m
【重量】2400t
【装備】カレンダナイフ、カレンデショット

ブーケ専用のドレスガード。
逆さまにした青い薔薇のブーケを模した外観で、キングキャンデラ―とは対照的に女性的なフォルム。
胸部と背中の薔薇の花状のパーツはバーニアであり、50m近いその巨体からは想像も付かないアクロバティックな機動が可能。
二挺拳銃「カレンデショット」二振りのカランビットナイフ「カレンデナイフ」を武器に相手を魅了しながら戦う。

第3話でテガソードブルーと対戦するも、こちらも必殺技「テガソード・キラリ☆ライオン流星群」で大破に追い込まれている。
まだ3話目なのに幹部級メカが2機も大破している……


■アイアイザー

金アーイーが搭乗する量産型ドレスガード。
共通仕様としてはベル型の大きな肩当てと、前腕の甲に取り付けられた左右各3門の大砲が特徴的。
肩当てには各操縦者の腕章と同じ紋章が施されている。
さらに開発者のブーケの意向により、各機に異なるカスタマイズが施され、花の名前のコードネームが付けられている。

  • アイアイザー・クロサンドラ
【全高】52.5cm
【重量】2650t
【装備】クロサンドラショベル

カシオス・べアー専用の掘削戦闘型ドレスガード。
トレジャーハントノーワンのトレジャーハントに合わせてか、掘削用の巨大ショベル「クロサンドラショベル」を装備。
ちなみに、コクピットにはカシオスとファイヤキャンドルが一緒に撮ったプリクラが飾られており、「私に力を……!」とお守りのような役割を果たしていた。

クロサンドラとはサマーキャンドルとも呼ばれる熱帯植物で、炎のような鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる。
花言葉は「友情」「仲良し」など。

  • アイアイザー・オキシペタラム
【全高】52.5cm
【重量】2600t
【装備】オキシペタラムブリザード
  • アイアイザー・バンクシア
【全高】52.5cm
【重量】2600t
【装備】バンクシアボンバー

ファイブ兄弟が乗り込む兄弟機ドレスガード。兄弟で操ることもあってかスペックも機体色も全く同じ。
手持ち武器は無く、大砲からオキシペタラムが冷凍ガス「オキシペタラムブリザード」を、バンクシアが火炎放射「バンクシアボンバー」を放つ。
氷と炎という真反対でお互い打ち消しあってしまうような関係性ながら、氷と炎の合体技「MAXファイヤーブリザード」は強力で、また兄弟ならではのコンビネーションの良さで相手を翻弄する。

オキシペタラムは別名「ブルースター」と呼ばれる花で、暑さに耐えて初夏から秋まで花を咲かせる特徴を持ち、花言葉は「幸福な愛」。
バンクシアの方の花言葉は「新たな始まり」「甘い恋」「再生」など複数あり、山火事によって刺激を受けたときのみ裂け種をこぼす特徴があるというまさに火をモチーフとする当機にふさわしい花である。

  • アイアイザー・マンドレイク
【全高】52.5cm
【重量】2630t
【装備】マンドレイクホーキー

潔癖症パイロットであるマジ・ギレー専用の蜂起掃討型ドレスガード。
文字通り相手を「掃除」するキレッキレの戦闘スタイルが持ち味で、メイン武装は大剣の切先が自在箒のようになった巨大武器「マンドレイクホーキー」
これを使って砂塵を巻き上げる能力を持つが、劇中では埃を巻き上げただけで攻撃らしい攻撃を全くしなかった。そもそも攻撃手段がないのか出す前に敗北したからかは不明。

マンドレイクは別名「マンドラゴラ」とも呼ばれる実在するナス科の植物で、茎が人間の顔のような不気味な姿に見えることから無理に引っこ抜くと叫び声をあげてその叫びを聴いたものを死に至らしめるという伝承があった。
伝承での効能としては媚薬(実物は毒です)、ヘブライ語でこの植物を指す「ドゥダイーム」は「愛の植物」を意味する、古代ギリシャでは「愛のリンゴ」と称される……など、結婚モチーフのブライダンに相応しい一品である。
『ハリー・ポッター』シリーズや『ベルセルク』など著名な作品にも登場しているため、割と日本でもよく知られている。
搭乗するマジ・ギレーの元ネタ作品では、「マンドラ坊や」というマンドレイクがモチーフのキャラクターが登場していた。

  • アイアイザー・ディエラマ
【全高】52.5cm
【重量】2700t
【装備】ディエラマソード、ディエラマアンテナ

司会進行パイロット・マイク・ゴセイック専用の実況戦闘型ドレスガード。
右手の剣「ディエラマソード」は鉄鋼もみじん切りにする切れ味を持ち、左腕の手先の装備「ディエラマアンテナ」からは相手を拘束する天使の輪を放つ。

ディエラマはアフリカ原産の弓状にしなる細い花茎に、漏斗状の花を咲かせる球根植物。その独特な形状から「天使の釣り竿」の異名を持つ。「無邪気」「平和」「慰め」などの花言葉がある。


◎余談◎

デザインは篠原保、K-SuKe、久正人の3人が合同で担当している。




ブーケ嬢! 俺達の項目の追記・修正まだか!?

今陸王様のグッズ注文で忙しいんです! 後にしてください!

そうカッカするな、すぐにWiki篭り達が追記・修正してくれるさ…
ええ、このサイトに来る人達は追記・修正能力においてNO.1だから!


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最終更新:2025年04月25日 00:14

*1 実際にこの目的で自分を鳴らしたシーンが出ているほか、OPでもサビ直前のところはアーイーが集団で映った後自分を鳴らす映像+ゴングっぽいSEになっている

*2 デンジスのみ、後述のメタ的な事情からそういうレジェンドネタは薄め。

*3 クワガタオージャーが「他者の夢・目標に悪い意味で無関心、話を真面目に聞いていない」と調整者としての能力は初期から高かったギラ・ハスティーの、ドンモモタロウが「本意では他人を踏みつけにしており、そのためなら平気でウソついていい顔しようとする」と体質的にウソがつけず・良くも悪くも正直に他人を褒めたりダメ出ししたりする桃井タロウの、リュウソウレッドが「腕力はあってもシンプルに戦士として弱く、ヘタレ」とそもそも変身前からかなり高い戦闘力を誇るコウの対極となるように描写されているフシがある。……タロウはそのせいで話がよけいに拗れることも多かった、コウは本人達すら「蛮族思考でやっちゃうのが弱点」と言ってしまうほど正面攻撃で突破するのに特化した強さなのがあれだが。

*4 ゴーゴーファイブの巨大ロボ枠のメカは、戦隊としての職務から多かれ少なかれ火災対応用の放水機能・消火剤噴射機能を持っており、そもそも広義の消防車として使うのが第一目的で出場・臨場させているエピソードも多い。

*5 Stage.3(第3話)。

*6 アラタたち5人の日常を描いた映像のとどちらかが流れる形式だった。

*7 さすがにヘッダー部分はブライダン仕様のものに差し替えられている(『ゴセイジャー』ではこれ専用のヘッダーがあった)。