ブライダン(ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー)

登録日:2025/03/16 Sun 14:21:50
更新日:2025/07/17 Thu 20:12:02
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ノーワン達も、ブライダンの我が子らも、皆我と同じ…。造られた──生成された存在に過ぎぬ。

我らは模造品だ。しかし、「模造品がオリジナルを超えてはならない」と、誰が決めた?

我は不完全な人間世界を、完全なものに生成し直す。手を貸してくれるな?



ブライダンとは、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に登場する悪の組織である。

クリーチャーデザイン:篠原保、K-SuKe、久正人



◎概要◎

「救世主」を自称し、突如として人間界に現れた謎のウェディング軍団。
彼らもまた「指輪」=センタイリングの収集を目論んでおり、それを巡ってゴジュウジャーやユニバース戦士達と対決する。

人間世界をモデルに作られたという「ノーワンワールド」を本拠地とし、人間界にある正円の模様やオブジェクトをゲートにして出現する。
ノーワンワールドは夜空の下に無数のビルが林立する世界であり、その街の中でも一際大きなダイヤの指輪を模した城(通称『指輪の小箱城』)が根城となっている。
シンボルマークはウェディングドレスと髑髏のだまし絵

モチーフとなっているのは、悪役としては他に類を見ない結婚式関連の物品・用語であり、白をふんだんに使った一見悪役とは思えないような配色が多く用いられている点も目を引く。
また、序盤から戦闘員の死に幹部が怒りと悲しみを露わにするというインパクトもあり、しばらくは「ホワイト企業」と言われる事も多かった。
が、実際のところ幹部間のチームワークは希薄で、ギスギスした諍いのシーンも多く、特攻隊長であるファイヤキャンドルの人望のおかげで現場要員達の雰囲気は割と良好だが、組織自体はむしろブラック企業のそれ。
同陣営で競い合いながらも彼らなりの友情を育み、競争相手であるユニバース戦士とも何度も絆を結んできたゴジュウジャーとはまさに正反対である。


◎構成員◎

■首領

  • テガジューン

私は欲する。指輪と我が婿を……

CV:ゆかな
モーションアクター:宮澤雪

ノーワンワールドに君臨し、ノーワンワールドの住民達の創造主たるブライダンの女王。
普段はブライダン城の大扉の奥に控えており、その姿は花嫁衣裳を着た巨大なロボットのように見える。
センタイリング集めについては幹部達に一任している模様だが、作戦によっては彼女自身が指示を出す場合もある。
……というより、クオン以外とのコミュニケーションを半ば放棄しているも同然であり、劇中で初めて喋った際にはファイヤキャンドルから驚かれている。
流石に毎回その調子ではなく、必要な場合には他の部下に直接指示を出す事もあるが、反論を受けると鋭い眼光で威圧して強引に黙らせるなど、性格は冷酷非情。

その正体はかつてのユニバース大戦の後に人類がテガソードを模して作り上げた、世界すら作り出す究極の生成AIであり、言わば「人工の女神」とでも言うべき存在。
配下であるノーワン怪人達も、彼女の「人間界を完全な形に生成し直す」という目的の為に生み出されたAI達である。


スーパー戦隊シリーズで初となる女性型の巨大ロボで、かつそれが敵組織の親玉という存在そのものが色々と型破りなキャラ。
女性的な動作を演出する為か、初出撃の第15話ではスーツではなくフルCGで撮影された。
名前の由来は武器形態の銃から「手が銃」、結婚式モチーフは「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」という言い伝え「ジューンブライド(6月の花嫁)」と思われる。


■幹部

現時点でテレビ朝日公式サイトには2つの空枠が存在するが……?

  • ファイヤキャンドル

誰が悪魔だ!?
俺はこのくだらねえ世界をオールライトにする為にやって来た……

その、何だっけ……?
あっ、救世主! 救世主ナンバーワンだァ!!

演:三本木大輔

「不敗のファイヤキャンドル」の二つ名を持つブライダンの特攻隊長。
見た目は赤茶色やオレンジ、白で彩られた燕尾服のような衣装を纏った長身で筋肉質の男。笑い声は「キャッキャッキャッ!」とかなり独特。
アーイー軍団を率いての前線指揮を担当。荒々しく直情的な性格だが頭はあまり良くなく、大事なシーンで言葉が浮かばずフリーズする事もある。
チームワークが希薄なブライダン幹部の中では珍しく仲間想いで人望に厚く、アーイー達からも慕われている。
初戦で自分に黒星を付け、第1話早々に「一敗のファイヤキャンドル」にした吠=ゴジュウウルフを目の仇にしている。

名前の由来はキャンドルサービスなどで使われる「キャンドル(蝋燭)」

詳しくは個別項目を参照。

  • ブーケ

初めまして。私はノーワンワールド・ブライダンのテクニカル隊長、慈愛のブーケです。

2つの世界を守るため、どうかそれをお渡し下さい。

演:まるぴ

「慈愛のブーケ」の二つ名を持つブライダンのテクニカル隊長。
白薔薇を散りばめた藤色のドレスと白に桃色のグラデーションが入ったニーハイソックス、ショッキングピンクのロングヘアが目を引く女幹部。
「テクニカル隊長」だけにブライダンにおける技術開発・管理を担当しており、各種ドレスガードを設計したのも彼女。

普段は丁寧で理知的に振舞い、無用な暴力や破壊を嫌うなど悪の組織の幹部にしては穏当な性格。
その一方で非常に惚れっぽくミーハーな一面があり、人間界を訪れた際に陸王のゲリラライブを見た瞬間、一瞬で彼のファン(リクオニスト)に転落。カレンデウスのコックピットを陸王のグッズで飾りまくるまでにドハマりしている。
他方、情緒豊かかつキレやすいところもあり、戦闘中に陸王のブロマイド写真が破れた瞬間にマジ泣きした後、『慈愛』要素を完全に放棄して奇声をあげて凶暴化するほどにブチ切れている。
以降、その時の対戦相手であったテガソードブルーを(操縦者が陸王本人だとは気づかないまま)敵視している。
陸王と直接対面する機会があっても「ただの一般人」を自称しながら一ファンの姿勢を貫くドルオタの鑑。

戦闘時には二丁の拳銃「カレンデショット」を生成して戦い、ゴジュウジャーとも互角に渡り合える実力を持つ。

デザイン担当は久正人。頭の角はスマトラオオコンニャクがモチーフで、カールしたピンクのウィッグがポイントだそう。
名前の由来は花嫁の持つ花束「ブーケ」。ちなみに白薔薇は片思いの相手に気持ちを伝えるものとされている。
また、「顔出し女幹部」「イメージカラーがピンク」「戦隊ブルーに好感情を抱く」といった共通点から、一部の視聴者の間では「キャンデリラと同じ道を歩むのでは?」という予想もあったりする。

演じるまるぴ氏はグラビアを中心に活躍しており、端正な顔立ちと抜群のスタイルで男性達を魅了する一方、ファンの間ではバスケットボールをこよなく愛する「バスケ女子」としても知られている。
また、氏の戦隊シリーズへの出演は『ヨドンナ』シリーズの完結編『ヨドンナ THE FINAL』以来二度目で、TV本編への出演は初となる。

  • Mr.(ミスター)シャイニングナイフMrs.(ミセス)スイートケーク

私達「ブライダン」の先兵はみぃーんなぺっぺけぺーだけど、何かしらのナンバーワンだから!
あのノーワンは力を示し、女王に選ばれる事ができるかな……?

CV:杉田智和(Mr.シャイニングナイフ)、上田麗奈(Mrs.スイートケーク)
スーツアクター:今井靖彦、竹内康博(第8話)

「知略のシャイニングナイフ」「夢想のスイートケーク」の二つ名を持つブライダンの参謀隊長。
右半身の白髭を蓄えた方が夫のシャイニングナイフで、左半身の扇子を持った方が妻のスイートケーク。二人で一人の怪人で1つの体に顔が2つ並んだ特異な姿だが、おしどり夫婦過ぎてこの姿となったらしい。
主に人間界へ出陣するノーワン怪人の選定と作戦立案を担当。参謀だけあって2人とも基本的に知的で冷静だが、ファイヤキャンドルほど部下に情は無い模様。
また、往歳巡が召喚した大獣神を見て「伝説の守護獣」と呼んだり、ユニバース大戦で大破した事にも触れている事から、ブライダンの中でも古参の様子。

頭脳労働専門と思いきや戦闘能力も十分に高く、シャイニングナイフは携行する巨大ナイフで鋭い剣捌きを披露し、スイートケークはウェディングケーキのような「ケーキコロシアム」を作り出す。
さらにたとえ倒されてもドロドロのクリーム状の姿から復活する事も可能。
また夫婦愛が高まると「ラブビッグウェーブ」を放ち、50m級のサイズに巨大化する能力を持つ。このため上の2人と異なり、自前のドレスガードは持っていない模様。
また、巨大化した状態からさらにテガソードを踏みつけられるほどの巨体に二段階で巨大化する事も可能となっている。

デザイン担当はK-SuKe。デーボス軍に混ざってても違和感無いともっぱらの評判。
名前の由来は「ナイフ」「ケーキ」。まさに夫婦の共同作業。

Mrs.スイートケーク役の上田氏は前年に放送されていた『わんだふるぷりきゅあ!』にて猫屋敷まゆ/キュアリリアンを演じており、本作のプリキュア女幹部枠とも言える。
シリーズ前作『爆上戦隊ブンブンジャー』のハシリヤン幹部役を担当した諏訪部順一氏がニチアサ同期の『キミとアイドルプリキュア♪』に出演した為、見事に入れ違いとなっている。

  • リングハンター・ガリュード

“リングハンター・ガリュード”。お前達に罰を下す……

演:カルマ
第7話ラストから登場した新幹部で、テガジューンの切り札。
テガジューンにとって最も信頼している部下のようで、むしろほとんど彼としか直接会話を行わない。
初登場は第7話ラストからだが、ファイヤキャンドルは彼と初対面だったようなので物語開始時から個別で活動していたと思われ、既に複数のユニバース戦士を倒してセンタイリングを所持している。
テガジューンと吠以外どうでもいいせいで、ファイヤキャンドル達他の幹部との折り合いはあまり良くない。
個人の戦闘能力もティラノレンジャーこと往歳を不意打ちとはいえ射撃の一撃だけで倒すほど高い他、テガジューンにセンタイリングを装填する事で歴代レッドを召喚して戦わせる事ができる他、もう一度撃つ事でその戦士に応じた武器に変形させる事もできる

名前の由来はリングハンターだけに「狩人」、結婚式モチーフは恐らく「仲人」
✕(かける)ならいいけど(バツ)だと結婚モチーフなのに縁起でもない。

詳しくは個別項目を参照。


ノーワン怪人


【○○】    【○○】
【ナンバー1】
【○○】     【人間】

生成(ジェネレイティブ)

本作における今週の怪人。
ノーワンワールドから送り込まれるブライダンの尖兵で、Mrs.スイートケーク曰くみぃーんなぺっぺけぺーだけど、何かしらのナンバーワンであるらしい。
単純な腕っぷしだけの勝負ではなく、それぞれの分野で戦う「ナンバーワンバトル」を得意とする。
正円のオブジェクトをゲートにして、自身の特性に合致した人間の願いや欲望に反応し、上記の【○○】という複数の生成ワードと、その人間を取り込む事で生成(ジェネレイティブ)され、人間世界に現れる。

それぞれが自分の得意分野を前面に押し出した抽象的な姿をしており、また肩書きとは別に生成ワードからの連想あるいは誤想で何かしらの生物の要素が「混ざっている」のが特徴。
また、腰には「No.1」の文字がバックルにレリーフされたベルトを身に着けている。
詳細は個別項目を参照。


■アーイー

本作の戦闘員
結婚式のウェイターのような恰好をし、頭にベル型の兜「ベルメット」を被っているウェディング兵士。
ベルが銀色の一般兵と金の小隊長が存在し、金アーイーが帯同しない場合は直接ノーワン怪人が銀アーイー達の指揮を執る。

武装はボトルの底に短い柄をつけたような武器「シャンバーン」。直接殴りつける他、シャカシャカ振って構える事で銃弾(コルク弾)を連射できる。
スーツの円模様はブライダンの侵攻ゲートにもなり、1体でもいればそこから続々と援軍を呼び寄せ、いとも簡単に徒党を組んで戦う事ができる。
また、応援団パートではブライダン側の応援団も担当する。

銀アーイーは「キーン」「コーン」「カーン」と鐘が鳴る時の擬音のような音声を発するのみだが、金アーイーは会話も可能であり、個人名を持っている者もいる為、戦闘員枠の中ではかなり個性豊か。
さらにネームドの金アーイー(後述)は左腕に個別の腕章をつけている。
一応直接の上司になる幹部がそれぞれ分かれているようだが、幹部側も特には「他所属の配下だからといって下に見る」ような事もあまり無さそうな様子*1
そういうのは30分前に流れる番組の敵組織がもうしているも多少はあるのかも?

モチーフは結婚式の音楽やベル+勝負のゴング、といったところか*2
ネーミングの方はずばり「愛」「AI」を掛けている模様。「アイアイサー」も含まれるか?

また個体名が明かされる金アーイーは、今のところ原則「戦隊シリーズ第1作~第49作目に登場するチーム」がモチーフとなっているのも特徴。
後述するようにゴレンジャーモチーフが「勇猛性と同じ軍事組織にいる者同士としてのチームの絆」、ファイブマン及びゴーゴーファイブモチーフが「兄弟愛とそれによる連携戦闘」と、同じデザインルールでも対象を皮肉るものだったヒトツ鬼に比べるといい意味でそのまんま*3
先述の理由から、恐らくギンガマンモチーフの子はファイヤキャンドル配下として登場する……のかもしれない。

金ベルメット達





◎ドレスガード◎

本作における巨大戦要員
中に乗り込んで操縦する巨大ロボであり、ノーワン怪人ではなく隊長達やアーイーが乗り込む。
ワンオフの隊長専用機と、アーイーが搭乗する量産機「アイアイザー」の2種類が存在する。
脱出機能もあり、操縦席の座席の後ろの円模様が展開してパイロットを吸い込み回収するが、脱出装置がまともに機能しているのは現状幹部の専用機のみ。


■専用機

  • キングキャンデラー

ファイヤキャンドル専用のドレスガード。
詳しくはファイヤキャンドルの項目を参照。

  • カレンデウス

人気者ノーワンさん。慈愛のブーケ、助けに来ました。

その指輪、渡してもらいます! カレンデウス行きます!

全高:48m
重量:2400t
装備:カレンダナイフ、カレンデショット

ブーケ専用のドレスガード。
逆さまにした青い薔薇のブーケを模した外観で、キングキャンデラ―とは対照的に女性的なフォルム。
胸部と背中の薔薇の花状のパーツはバーニアであり、50m近いその巨体からは想像も付かないアクロバティックな機動が可能。
二挺拳銃「カレンデショット」二振りのカランビットナイフ「カレンダナイフ」を武器に相手を魅了しながら戦う。

第3話でテガソードブルーと対戦するも、こちらも必殺技「テガソード・キラリ☆ライオン流星群」で大破に追い込まれている。
まだ3話目なのに幹部級メカが2機も大破している……

一度大破するも第8話で修理されたキングキャンデラーに続き、第11話でこちらも修理が完了。特別製であるノーワン・鬼ごっこノーワンを守るため出撃し、今度はテガソードブラックと女性同士の巨大戦となるが、鬼ごっこノーワンが撃破されてしまった為に決着が着かないまま撤退した。

第17話では運動会ノーワンの救援に向かうも一足遅く撃破されてしまった上に、ゴーグ・ルゴーによって訳も分からないままグーデバーンとの運動会ナンバーワンバトル延長戦「障害物競争」に巻き込まれる羽目に。
不服ながらも負けず嫌いなのか熱戦を繰り広げ、ブースターで推進力を増すズルを行いながらも、最後のゴール地点でA、Bを選択するお馴染みの二者択一でAを選択した。
……が、無情にも正解はグーデバーンが選んだBとなり、カレンデウスが水びたしになってしまったブーケは激怒し、ゴーグ・ルゴーを置いて撤退した。


■アイアイザー

金アーイーが搭乗する量産型ドレスガード。
共通仕様としてはベル型の大きな肩当てと、腕の甲に取り付けられた左右各3門の大砲*8が特徴的。
肩当てには各操縦者の腕章と同じ紋章が施されている。
さらに開発者のブーケの意向により、各機に異なるカスタマイズが施され、花の名前のコードネームが付けられている。




■その他

  • ブラック大獣神

青いテガソード……
嗚呼ァァアアアアアッ!! やっぱりアンタだけは許せない!!

出でよ!! ブラック大獣神……!!

スーツアクター:森博嗣

テガジューンに洗脳された往歳が搭乗する漆黒の大獣神。
ブーケとの戦闘に加勢に訪れたテガソードブルーを見て怒りを露わにしたブーケが、彼を倒す為の切り札として召喚した。 
詳細は往歳の個別項目を参照。

  • テガナグール

僕は…分からないんだ。

『破滅の王子』として突然生み出されて、何が正しいか、正しくないのか……!

CV:KENN
スーツアクター:森博嗣

テガジューンとテガソードの間に生まれた息子で、通称『破滅の王子』

いわばオリジナル(テガソード)と人工的模造品(テガジューン)のハイブリッドと呼べる存在で、それ故か誕生そのものが世界を破滅→再生成によって改変してしまうほどの影響力を持ち、
その影響でゴジュウジャーの面々は各々のセンタイリングと記憶を喪い、特に吠以外は以前とは全く違う性格・立ち位置で生活していた。

しかし自分の存在に疑問を持った事で家出してテガジューンの元を去ってしまい、人間界に現れて自分の身体を傷つけるなど自暴自棄になって暴走。
連れ戻しに来たブーケの説得にも耳を貸すことなく、永久凍土にも似た極寒の世界に閉じこもっていた。
そこに現れた真白に「俺様がお前の神になってやる!」と説得され、自ら氷の壁を破壊。


その名は捨てた。僕は今日から……『グーデバーン』だ!!

僕は熊手さんといる!


テガナグールの名を捨て、ブライダンに離反して彼に名付けられた「グーデバーン」と名乗るようになり、ゴジュウポーラーの愛機兼相棒となった。
それに伴い書き換えられた世界のコードも修復され、吠以外のゴジュウジャーのメンバーも元に戻った。

名前の由来は武器形態のパンチから「手が殴る」だと思われ、「グーデバーン」の名も「パンチ」からの発想で真白が即席で名付けたもの。

  • ユニ大獣神

ならば、巨人達よ! 再び墓場から蘇れ!!

スーツアクター:森博嗣

ガリュードがダークウルフデカリバー50(ゴー)の力を利用し、ブラック大獣神とロボの墓場で眠っているガオキングエンジンオーシンケンオーを強引に合体させたブラック大獣神の強化形態。
詳細はクオンの項目を参照。


◎余談◎

組織全体のモチーフが「結婚式」なのは上述の通りだが、もう一つのモチーフは今何かと話題の「画像生成AI」
初期の画像生成AIはその精度の悪さから、「パーツ同士を別々に描き分けられず融合する」「パーツの意図や構造を理解していないが為に構図やポーズ、部位のバランスなどが狂う」「与えられたワードから意味を呑み込むのではなく、ワードそのものに印象を引っ張られて頓珍漢な画像を出してくる」といった奇怪な画像を出力する欠点があったのだが、ブライダンの面々はそれを取り入れた造形となっている。

これは劇中設定とデザインの両方に現れており、生成ワードから誤解釈した動物の意匠が混ざり込んだノーワン怪人達はもちろん、幹部陣も
  • ファイヤキャンドル→普通の燕尾服を着ているように見えるが、襟元をよく見ると蝶ネクタイを2つ着けている
  • ブーケ→花束を持ったドレス姿の女性……ではなくドレスそのものが花束と一体化したような造形
  • Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケーク→仲良し夫婦がぴったりと身を寄せ合っている……を通り越して物理的にくっついており、慣用句の「おしどり夫婦」の「おしどり」の部分だけを拾い上げておしどりを組み込んでいる
など、AIイラストで度々起きる不自然かつ、歪な出で立ちとなっている。
しかしデザイン班によれば、そういう現象を狙ってデザインをAIに起こさせたにもかかわらず、当のAIはそういう特徴を思ったように出してはくれなかったらしく、仕方なく人間の手で不自然なパーツを追加したとのこと*9



ブーケ嬢! 俺達の項目の追記・修正まだか!?

今陸王様のグッズ注文で忙しいんです! 後にしてください!

そうカッカするな、すぐにWiki篭り達が追記・修正してくれるさ…
ええ、このサイトに来る人達は追記・修正能力においてNO.1だから!


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最終更新:2025年07月17日 20:12

*1 ファイヤキャンドル達もファイブ兄弟を興味深そうに見ていたり、ブーケが急に呼びつけられたのには怒ってもマイクのMCでときめきナンバーワン対決が進行するのは何の文句もなく受け入れていたりなど。もっとも、後者については陸王が対決に出るからというのも多分にあったが……

*2 実際にこの目的で自分を鳴らしたシーンが出ている他、OPでもサビ直前のところはアーイーが集団で映った後に自分を鳴らす映像+ゴングっぽい効果音になっている。

*3 デンジスのみ、後述のメタ的な事情からそういうレジェンドネタは薄め。

*4 Stage.3(第3話)。

*5 アラタ達5人の日常を描いた映像とどちらかが流れる形式だった。

*6 さすがにヘッダー部分はブライダン仕様のものに差し替えられている(『ゴセイジャー』ではこれ専用のヘッダーがあった)。

*7スーパー戦隊ヒーローゲッター」のゴーグルファイブの歌詞の由来でもある。実は放映された1982年時点では「次の夏大会(1984年ロサンゼルス五輪)から新体操が正式な種目になります」とアナウンスされていたので、オリンピックありきの戦隊(戦士の色の項目も参照してもらいたいが、大会開催年に放映を始めた戦隊でも「オリンピック」をデザインに組み込む事は多い。レッド・ブルー・イエロー・グリーン・ブラックの5人で物語スタートのチームが定期的に出るのも五輪旗が元である)の個人武器が新体操モチーフなのは本当に時事ネタ。

*8 黒色の掌や指よりも灰色の腕や白っぽい大砲が目立つため、一見すると某モビルスーツのような「指代わりに大砲3本」と誤解されがちだが、掌や指はきちんと別にある。

*9 初期の頃とは違い、近年の画像生成AIはもはや明言しない限り、手書きと変わらないレベルで進化している。また他者の画風を真似るのも容易な為に度々問題になっており、そのせいで筆を折る絵師も多い。