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ブライダン(ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー)

登録日:2025/03/16 Sun 14:21:50
更新日:2026/08/17 Mon 14:59:04
所要時間:約 8 分で読めます






ノーワン達も、ブライダンの我が子らも、皆我と同じ…。造られた──生成された存在に過ぎぬ。

我らは模造品だ。しかし、「模造品がオリジナルを超えてはならない」と、誰が決めた?

我は不完全な人間世界を、完全なものに生成し直す。手を貸してくれるな?



ブライダンとは、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に登場する悪の組織である。

クリーチャーデザイン:篠原保、K-SuKe、久正人



◎概要◎


俺達ブライダンは、女王であるテガジューン様の為に指輪を集めている!

私達が住まう『ノーワンワールド』。それは高度なAIである女王様によって生成された世界です。
私達の悲願は憎き人間世界を乗っ取り、完璧なものに生み直す事。
その為には女王様の力を高める指輪と、女王様にとっての『運命の乗り手』が必要なのです。

だからノーワン達は、それぞれのナンバーワンを示そうと人間界で暴れんだったよなぁ。
乗り手として女王に選ばれる…。最高にアッチッチーじゃねえか!

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……って! しゃべっちまったよ!!


「救世主」を自称し、突如として人間界に現れたウェディング軍団。
彼らもまた「指輪」=センタイリングの収集を目論んでおり、それを巡ってゴジュウジャーやユニバース戦士達と対決する。

人間世界をモデルに作られたという「ノーワンワールド」を本拠地とし、人間界にある正円の模様やオブジェクトをゲートにして出現する。
ノーワンワールドは夜空の下に無数のビルが林立する世界であり、その街の中でも一際大きなダイヤの指輪を模した城(通称『指輪の小箱城』)が根城となっている。
シンボルマークはウェディングドレスと髑髏のだまし絵

モチーフとなっているのは、悪役としては他に類を見ない結婚式関連の物品・用語であり、白をふんだんに使った一見悪役とは思えないような配色が多く用いられている点も目を引く。
また、構成員達の言動も、
  • 配下の戦闘員と固く信頼し合っており、彼らの死に激しい悲しみと怒りを露わにするファイヤキャンドル
  • 目的の為に許容はしているものの、必要以上の破壊行為や洗脳に対しては忌避感を見せるブーケ
  • 主に妻の方が原因でちょくちょく関係にヒビが入るが強い夫婦の絆で結ばれているMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケーク
……と一見悪の組織らしからぬ信頼関係や良心的な面が目立つものが多い。
幹部達は各々の個性が強い事もあり、方向性の相違などからややギスギスしたやりとりをする場面も見られるが、「団結力UP」を目的として「第3回 秋のブライダン餅つき大会」を開催したり*1、揃って食卓を囲んで朝食(しかも至って庶民的な和食)を食べたりと、外様のクオンは例外として公私共に腹を割った付き合いをしており、基本的に関係は良好。
トップである女王テガジューンも、普段は部下達の意見や意思を封殺するような高圧的な言動が多い一方で、部下の言い分が正しかった場合は素直にそれを認めたり、餅つき大会の様子を興味ありげにこっそり覗く場面があったりと、根の部分では彼らにも情を持って接している。
少なくともちょっと失敗しただけで殺されたり、足の引っ張り合いや内ゲバが日常茶飯事になっているような連中が少なからず存在するスーパー戦隊の悪の組織の中では、上澄み中の上澄みと言っていいくらいに仲間意識は強い。

しかし、それでも彼らが自分達の目的の為なら罪のない一般市民にも躊躇なく攻撃を仕掛ける危険な侵略者としての側面を持っている事は事実。
仲間内での結束は強く、人間界への侵攻も単純な悪意から行っているわけではない一方、それに巻き込まれて苦しむ人間達の事情は考慮せず、大規模な破壊活動やえげつない搾取行為などもさほど罪悪感なしに実行してしまうなど、人間視点で見ればそのあり方は紛れもない「悪の組織」である。
「指輪を巡るライバル同士という関係で、大義ではなく自分自身の願いを叶える為に戦っているが、同時に全員が確かな善性のもとに人々を守るヒーローでもある」ゴジュウジャー達とは対照的な組織だと言えるだろう。

本作の敵組織ではあるが、視聴者からは以下の点から「ユニバース大戦で世界を破滅寸前まで追い込んだ厄災は別勢力なのでは?」と予想されていた。
  • 先述の通りモチーフが悪役らしくない
  • 手段こそ苛烈だが、世界の救世を目的としている
  • 巨神テガソードは「ブライダン=厄災」と一度も断言していない
そして、映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』にて、厄災の真の名が深淵なる厄災クラディスである事が判明し、ブライダンとは別勢力である事が正式に確定した。
ブライダン側もクラディスの脅威を危険視しており、『復活のテガソード』では利害の一致からゴジュウジャーに協力している。



◎構成員◎

■首領

  • 女王(クイーン)テガジューン

私は欲する。指輪と我が婿を……

CV:ゆかな
身長:53.6m
体重:2700t
スーツアクトレス(第15話のみモーションアクター):宮澤雪

ノーワンワールドに君臨し、ノーワンワールドの住民達の創造主たるブライダンの女王。
普段は指輪の小箱城の大扉の奥で巨大な顔を覗かせているが、その真の姿は純白のウェディングドレスの意匠を取り入れたようなもので、テガソードと同じく右手を模した銃型のガントレットに変形する事も可能。

センタイリング集めについては幹部達に一任しているようだが、作戦によっては彼女自身が指示を出す場合もある。
……というより、クオン以外とのコミュニケーションを半ば放棄しているも同然であり、劇中で初めて喋った際にはファイヤキャンドルから驚かれている。
さすがに毎回その調子ではなく、必要な場合には他の部下に直接指示を出す事もあるが、反論を受けると鋭い眼光で威圧して強引に黙らせている。
かと思えば、第20話まではファイヤキャンドルのセンタイリング回収の実績がない事に口出しはせず、ブーケが第27話にて謁見の間のど真ん中に推しの祭壇を設置する暴挙に及ぶまでは百夜陸王を推す事に苦言しなかったりと、ある程度は部下達の自由意志を尊重する場面も。
なお、クオンに対しては「お前には“迷い”がある。その“迷い”こそ、我には無いもの。だからお前を選んだ」との事だが、あくまでも「今まで目立った失点が無かったので気に入っている」「信頼こそすれど、依怙贔屓はしない」というスタンスであり、
Mr.シャイニングナイフの異変をクオンが実質スルーした際には、自身の意に背いたとみなして容赦無く制裁を与えている。

その正体はユニバース大戦の後にある天才女性エンジニアがテガソードを模して作り上げた、世界すら作り出す究極の生成AIであり、「人工の女神」とでも言うべき存在。
配下である隊長やノーワン怪人達も、彼女の「人間界を完全な形に生成し直す」という目的の為に生み出されたAI達である。


スーパー戦隊シリーズで初となる女性型の戦隊ロボで、かつそれが敵組織の親玉という存在そのものが色々と型破りなキャラ。
初降臨となった第15話ではCGでのみ表現されていたが、『宇宙船』vol.191における佛田洋特撮監督のインタビューによると、「その段階ではCGオンリーで着ぐるみは作らない」という指示があったとの事。
その後、出番の目途が立った事でスーツが作られるようになり、第33話から本格的に導入された。
名前の由来は武器形態の銃から「手が銃」、結婚式モチーフは「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」という言い伝え「ジューンブライド(6月の花嫁)」と思われる。
DXテガソードのリデコという形でDX玩具化もされ、女性型敵首領のDX玩具を一般店頭で販売という、これまた型破りなアイテムになった*4

また、CVを担当するゆかな氏はニチアサ作品で過去に『ふたりはプリキュア/ふたりはプリキュア Max Heart』の雪城ほのか/キュアホワイト役、『仮面ライダーOOO』のメズール役を演じた事で知られ、
スーパー戦隊シリーズへの出演は『天装戦隊ゴセイジャー』epic9に登場したゲスト怪人・ブスワ星人 女王蜂のイリアン役以来の出演となる。


■幹部

  • ファイヤキャンドル

誰が悪魔だ!?
俺はこのくだらねえ世界をオールライトにする為にやって来た……

その、何だっけ……?
あっ、救世主! 救世主ナンバーワンだァ!!

演:三本木大輔
誕生日:???
年齢:???
身長:173㎝
体重:75kg
血液型:???
好きなもの:タイマン、仲間、火鍋
嫌いなもの:不完全燃焼、卑怯なやつ、水炊き
座右の銘:「魂燃やして、真っ向勝負」
キャラクターデザイン:篠原保

「不敗のファイヤキャンドル」の二つ名を持つブライダンの特攻隊長。
見た目は赤茶色やオレンジ、白で彩られた燕尾服のような衣装を纏った長身で筋肉質の男。笑い声は「キャッキャッキャッ!」とかなり独特。
アーイー軍団を率いての前線指揮を担当。荒々しく直情的な性格だが頭はあまり良くなく、大事なシーンで言葉が浮かばずフリーズする場面も見られる。
ブライダンの中でも特に仲間想いで人望に厚く、ノーワン怪人やアーイー達からも慕われている。
初戦で自分に黒星を付け、第1話早々に「一敗のファイヤキャンドル」にした吠=ゴジュウウルフを目の仇にしている。

名前の由来はキャンドルサービスなどで使われる「キャンドル(蝋燭)」

詳細は個別項目を参照。

  • ブーケ

初めまして。私はノーワンワールド・ブライダンのテクニカル隊長、慈愛のブーケです。

2つの世界を守る為、どうかそれをお渡し下さい。

演:まるぴ
誕生日:???
年齢:???
身長:163cm
体重:53kg
血液型:???
好きなもの:百夜陸王、レモンクリームパイ、チャンジャ、ガジェット全般
嫌いなもの:ゴジュウレオン、セロリ、蜂
座右の銘:「愛なき世界に、花は咲かない」
キャラクターデザイン:久正人

「慈愛のブーケ」の二つ名を持つブライダンのテクニカル隊長。
白薔薇を散りばめた藤色のドレスと白に桃色のグラデーションが入ったニーハイソックス、ショッキングピンクのロングヘアが目を引く女幹部。
「テクニカル隊長」だけにブライダンにおける技術開発・管理を担当しており、各種ドレスガードを設計したのも彼女。

普段は丁寧で理知的に振舞い、無用な暴力や破壊を嫌うなど悪の組織の幹部にしては穏当な性格。
その一方で非常に惚れっぽくミーハーな一面があり、人間界を訪れた際に陸王のゲリラライブを見た瞬間、一瞬で彼のファン(リクオニスト)に転落。カレンデウスのコックピットを陸王のグッズで飾りまくり、指輪の小箱城にも陸王のグッズを集めた祭壇を設置するまでにドハマりしている。
他方、情緒豊かかつキレやすいところもあり、戦闘中に陸王のブロマイド写真が破れた瞬間にマジ泣きした後、『慈愛』要素を完全に放棄して奇声を上げて凶暴化するほどにブチ切れている。
以降、その時の対戦相手であったテガソードブルーを(操縦者が陸王本人だとは気づかないまま)敵視している。
陸王と直接対面する機会があっても「ただの一般人」を自称しながら一ファンの姿勢を貫くドルオタの鑑。

戦闘時には後述するカレンデウスの武器「カレンデショット」「カレンダナイフ」を手持ちサイズに生成して振るい、ゴジュウジャーとも互角に渡り合える実力を持つ。


デザインを担当した久正人氏によれば、頭の角はスマトラオオコンニャクがモチーフで、カールしたピンクのウィッグがポイントだそう。
名前の由来は花嫁の持つ花束「ブーケ」。ちなみに白薔薇は片思いの相手に気持ちを伝えるものとされている。
また、「顔出し女幹部」「イメージカラーがピンク」「戦隊ブルーに好感情を抱く」といった共通点から、一部の視聴者の間では「キャンデリラと同じ道を歩むのでは?」という予想もあったりした。

演じるまるぴ氏はグラビアを中心に活躍しており、端正な顔立ちと抜群のスタイルで男性達を魅了する一方、ファンの間ではバスケットボールをこよなく愛する「バスケ女子」としても知られている。
また、氏の戦隊シリーズへの出演は『ヨドンナ』シリーズの完結編『ヨドンナ THE FINAL』以来二度目で、TV本編への出演は初となる。

  • Mr.(ミスター)シャイニングナイフMrs.(ミセス)スイートケーク

私達「ブライダン」の先兵はみぃーんなぺっぺけぺーだけど、何かしらのナンバーワンだから!
あのノーワンは力を示し、女王に選ばれる事ができるかな……?

CV:杉田智和(Mr.シャイニングナイフ)、上田麗奈(Mrs.スイートケーク)
身長:240cm
体重:251kg
スーツアクター:今井靖彦、竹内康博(第8話)、細川晃弘(第44話・第46話)
キャラクターデザイン:K-Suke

「知略のシャイニングナイフ」「夢想のスイートケーク」の二つ名を持つブライダンの参謀隊長。
銀灰色の右半身に白髭を蓄えた方が夫のシャイニングナイフで、桃色の左半身で扇子を持った方が妻のスイートケーク。
元々シャイニングナイフは記憶を失った異形の流浪人で、誰からも恐れられ、疎まれていた荒くれ者だったという。
一方、スイートケークはファイヤキャンドルやブーケと同じく人間を模した姿のブライダンであり、アーイーにモテモテの(自称)エリートなイケギャルであった。
現在は1つの体に顔が2つ並んだ「二人で一人の半分こ怪人」とでも呼ぶべき特異な姿をしているが、本人達によれば逃避行の末に芽生えた「身分の違いを乗り越えるほどのあまりにも深い愛」故にこの姿となったらしい。

主に人間界へ出陣するノーワン怪人の選定と作戦立案を担当。参謀だけあって2人とも基本的に知的で冷静だが、ファイヤキャンドルほど部下に情はない模様。
また、往歳巡が召喚した大獣神(ユニバースロボ)を見て「伝説の守護獣」と呼び、ユニバース大戦で大破する様子を目撃したような発言をしたり、映画『復活のテガソード』にてゴジュウジャー達にクラディスに関する説明を行っているなど、ブライダンの中でも古参の様子。

頭脳労働専門と思いきや戦闘能力も十分に高く、シャイニングナイフは携行する巨大ナイフで鋭い剣捌きを披露し、スイートケークはウェディングケーキのような「ケーキコロシアム」を作り出す。
さらにたとえ倒されてもドロドロのクリーム状の姿から復活する事も可能。
また夫婦愛が高まると「ラブビッグウェーブ」を放ち、50m級のサイズに巨大化する能力を持つ。この関係か上の2人と異なり、自前のドレスガードは持っていない。
また、巨大化した状態からさらにテガソードを踏みつけられる程の巨体に二段階で巨大化する事も可能となっている。

デザイン担当がK-SuKe氏という事で。一部では「デーボス軍に混ざってても違和感無い」ともっぱらの評判。
名前の由来は「ナイフ」「ケーキ」。まさに夫婦の共同作業。

Mrs.スイートケーク役の上田氏は前年(2024年)に放送されていた『わんだふるぷりきゅあ!』にて猫屋敷まゆ/キュアリリアンを演じており、本作のプリキュア女幹部枠とも言える。
シリーズ前作『爆上戦隊ブンブンジャー』の大宇宙侵略大走力団ハシリヤン幹部・デコトラーデ役を担当した諏訪部順一氏がニチアサ同期の『キミとアイドルプリキュア♪』に田中/タナカーン役で出演した為、見事に入れ違いとなっている。


  • クオンリングハンター・ガリュード

“リングハンター・ガリュード”。お前達に罰を下す……

演:カルマ
スーツアクター:齊藤謙也

テガジューンの切り札的存在。
彼女にとって最も信頼している部下のようで、物語初期の時点ではむしろほとんど彼としか直接会話を行わなかった。
初登場は第7話ラストからだが、ファイヤキャンドルは彼と初対面だったようなので物語開始時から個別で活動していたと思われ、既に複数のユニバース戦士を倒してセンタイリングを所持している。
テガジューンと吠以外どうでもいいせいで、ファイヤキャンドル達他の幹部との折り合いはあまり良くない。
個人の戦闘能力もティラノレンジャーこと往歳を不意打ちとはいえ射撃の一撃だけで倒すほど高い他、テガジューンにセンタイリングを装填する事で歴代レッドを召喚して戦わせる事ができる他、もう一度撃つ事でその戦士に応じた武器に変形させる事もできる。

名前の由来はリングハンターだけに「狩人」、結婚式モチーフは恐らく「仲人」
✕(かける)ならいいけど(バツ)だと結婚モチーフなのに縁起でもない。

詳細は個別項目を参照。

  • リボン

こんにちは~! 私は新たなブライダン。みんなの妹、破壊のリボンだよ~!
ラブくよろしく♡

CV:伊瀬茉莉也
身長:166cm
体重:83kg
スーツアクトレス:神尾直子
キャラクターデザイン:久正人

ブーケから戦力増強の依頼を受けたテガジューンによって生成された新幹部で、第37話から登場。
「破壊のリボン」の二つ名を持ち、鱗、爪、牙など恐竜の要素が随所に存在し、装飾品として紫色のリボンを結んだような形状のメガネを掛けている
テガジューンによれば元々はファイヤキャンドルやブーケ、初期のスイートケークと同じく人間の姿で生成するつもりだったが、クオンによれば「情愛」というバグが芽生えた事により怪人の姿で生成されてしまった模様。

戦闘においては尻尾を肉食恐竜の大アゴ状に変形させ、高い攻撃力で蹂躙する「ダイナソーバイト」という技を得意とする。
また、蝶結びされたリボンを模した大型のハサミ「ラブシザーズ」を武器として振るい、これを分離させての二刀流や、2本の角と後頭部から伸ばす触手で戦う事も可能。
それ以外では、第38話にてテガジューンから与えられた指輪ケースのような小型の檻「リトルプリズン」でゴジュウジャーの面々と巌紅葉(デカレッド)を閉じ込めたが、こちらに関してはクオンも閉じ込めた事が災いし、一時的に共同戦線を張った彼らに脱出・破壊されてしまった。

他の幹部には可愛らしく振る舞っているが、本来の性格はわがままかつ勝手気ままで、「ラブい」と認定したものにリボンを付けたり持って帰ったりするのが好き。
一方で「暴飲暴食・贅沢三昧」と称して一般人に暴力を振るい、気に入ったスイーツやぬいぐるみを手当たり次第に貪り食らう凶暴性を見せた他、「ラブくない」と判断したものに対しては非常に冷淡であり、その場で排除する事も辞さない。
ブーケの妹分として生成されている関係で彼女を「お姉ちゃん」と呼んでいるが、内心では尊敬の念を抱いておらず、表向きは猫を被っていい子ぶった態度を取りつつ、陰では彼女からもらったプレゼントを投げ捨てる暴挙に及んでいる。
それどころか、周囲を油断させていずれは組織そのものを乗っ取ろうと目論むなど、クオンを除けば基本的に仲間想いのブライダンの幹部らしからぬ腹黒い一面も併せ持つ。
なお、角乃は第42話におけるブーケとの戦いの中で「あいつは自分の為に人を騙して利用するような奴だった!」とリボンの本性を知っていた事を彼女に明かしていたが、そのような描写は本編には無かった為、登場直前に起きたとある一件により欠番となった当初の第38話でそれが描かれる予定だったのでは」という視聴者からの指摘も少なくない。

名前の由来はそのまんまリボン。結婚式モチーフもブーケの根本に巻くリボンと思われ、ブーケの(一応でも)妹分として妥当なチョイスと言えよう。
一方で他の面々に比べると明らかに二つ名が物騒だが、これに関しては視聴者の間で「元々は『博愛』のリボンとして生成するはずだったのでは」と考察されている*7


CVを担当する伊瀬氏は『Yes!プリキュア5』とその続編『5GoGo!』、及び『キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜』にて春日野うらら/キュアレモネードを演じており、本作2人目のプリキュア女幹部枠となる。
また、『仮面ライダーゼロワン』の劇中劇『パフューマン剣』に出演する声優役として顔出しで出演しており、本作への出演を以ってニチアサ3作品制覇を達成した。


■ノーワン怪人


【○○】    【○○】
【ナンバー1】
【○○】     【人間】

生成(ジェネレイティブ)

本作における今週の怪人。
ノーワンワールドから送り込まれるブライダンの尖兵で、Mrs.スイートケーク曰くみぃーんなぺっぺけぺーだけど、何かしらのナンバーワンであるらしい。
(一部の個体を除いて)テガジューンの「運命の乗り手」となるべく活動しており、単純な腕っぷしだけの勝負ではなく、それぞれの分野で戦う「ナンバーワンバトル」を得意とする。
正円のオブジェクトをゲートにして、自身の特性に合致した人間の願いや欲望に反応し、上記の【○○】という複数の生成ワードと、その人間を取り込む事で生成(ジェネレイティブ)され、人間世界に現れる。

それぞれが自分の得意分野を前面に押し出した抽象的な姿をしており、また肩書きとは別に生成ワードからの連想あるいは誤想で何かしらの生物の要素が「混ざっている」のが特徴。
また、腰には「No.1」の文字がバックルにレリーフされたベルトを身に着けている。
詳細は個別項目を参照。


■アーイー

本作の戦闘員
結婚式のウェイターのような恰好をし、頭にベル型の兜「ベルメット」を被っているウェディング兵士。
ベルメットが銀色の一般兵(銀アーイー)と金色の小隊長(金アーイー)が存在し、金アーイーが帯同しない場合は直接ノーワン怪人、または幹部達が銀アーイー達の指揮を執る。

詳細は個別項目を参照。


■その他

  • テガナグール

僕は…分からないんだ。

『破滅の王子』として突然生み出されて、何が正しいか、正しくないのか……!

CV:KENN
スーツアクター:森博嗣

テガジューンとテガソードの間に生まれた息子で、両親と同じく拳型のガントレットから巨神形態への変形機構を持つ。
通称は「破滅の王子」で、いわばオリジナル(テガソード)と人工的模造品(テガジューン)のハイブリッドと呼べる存在。
それ故か誕生そのものが世界を破滅→再生成によって改変してしまう程の影響力を持ち、その影響でゴジュウジャーの面々は各々のセンタイリングと記憶を喪い、特に吠以外は以前とは全く違う性格・立ち位置で生活していた。
しかし、自分の存在に疑問を持った事で家出してテガジューンの元を去ってしまい、人間界に現れて自分の身体を傷つけるなど自暴自棄になって暴走。
連れ戻しに来たブーケの説得にも耳を貸すことなく、永久凍土にも似た極寒の世界に閉じこもっていた。
そこに現れた真白に「俺様がお前の神になってやる!」と説得され、自ら氷の壁を破壊。


その名は捨てた。僕は今日から……『グーデバーン』だ!!

僕は熊手さんといる!


テガナグールの名を捨て、ブライダンに離反して彼に名付けられた「グーデバーン」と名乗るようになり、ゴジュウポーラーの愛機兼相棒となった。
それに伴い書き換えられた世界のコードも修復され、吠以外のゴジュウジャーのメンバーも元に戻った。
なお、ブライダン側としても完全に寝返ったグーデバーンを今さら連れ戻す気はなくなったらしく、第27話ではキングキャンデラーが真白との仲が拗れて戦闘を放棄したグーデバーンを容赦なく攻撃している。

名前の由来は武器形態のパンチから「手が殴る」だと思われ、「グーデバーン」の名も「パンチ」からの発想で真白が即席で名付けたもの。

  • 再生腑破十臓

体を蝕まれても、なおも力を求めるか……
そなたの戦い、見届けよう。

この者は?

指輪に眠る戦いの記憶をコピーし、生成した兵卒だ。

かつて『侍戦隊シンケンジャー』において、シンケンジャーと熱い戦いを繰り広げた外道衆の幹部・腑破十臓のコピー体。
暴走しながらも力を追い求めるファイヤキャンドルを後押しする為、テガジューンがセンタイリング シンケンジャーに刻まれた戦いの記憶*8を元に生成した。

意思はなく言葉も発さず、命令のまま動く傀儡のような存在であるものの、本家と同じく「妖刀裏正」を武器にゴジュウウルフとゴジュウポーラー、ゴジュウレオンの3人がかりでもファイヤキャンドルと共に彼らを圧倒し、「再生怪人は弱い」というお約束が全く当てはまらない強さを見せた。
しかし、オルカブースター5050(ゴーゴー)を手懐け、その力でゴジュウウルフからパワーアップを果たしたワイルドゴジュウウルフにはさすがに叶わず、最期は「フィニッシュフィンガー」の前に敗れて爆散した。

  • ガーディン

こいつらは、ブライダンの番犬・“ガーディン”だ。
手、噛まれねえように気をつけろよ。

平均身長:185cm
平均体重:204kg

第38話と第47話に登場。
「ブライダンの番犬」とも呼ばれる、黒と青を基調とした体毛に赤く光る眼をした、狼人間を彷彿とさせる生物。
性質は非常に獰猛で、人語を話さず唸り声を発するのみだが、躾けられているのかブライダンには忠実。
2体でゴジュウウルフとガリュード、デカレッド(紅葉)と互角に渡り合えるほど戦闘力が高く、両腕の体毛をスパイクの如く硬化させての接近戦を得意とするが、両腕から青い光刃を放つ事で遠距離戦にも対応できる。
10年前に吠達のアジトを銀アーイー達と共に襲撃していた事から、以前よりブライダンの配下として生成されていた模様。

名前の由来は十中八九「ガーディアン」、結婚式モチーフは指輪交換の際に、リングピローに乗せた結婚指輪を愛犬に運んでもらう演出「リングドッグ」が元ネタと思われる。


◎ドレスガード◎

本作における巨大戦要員
中に乗り込んで操縦する巨大ロボであり、ノーワン怪人ではなく幹部達やアーイーが乗り込む。
ワンオフの隊長専用機と、アーイーが搭乗する量産機「アイアイザー」の2種類が存在する。
脱出機能もあり、操縦席の座席の後ろの円模様が展開してパイロットを吸い込み回収するが、脱出装置がまともに機能しているのは幹部の専用機と、第37話でリボンが搭乗したアイアイザーのみ。


■専用機

  • キングキャンデラー
ファイヤキャンドル専用のドレスガード。
詳しくはファイヤキャンドルの項目を参照。

  • カレンデウス

人気者ノーワンさん。慈愛のブーケ、助けに来ました。

その指輪、渡してもらいます! カレンデウス行きます!

全高:48m
重量:2400t
装備:カレンダナイフ、カレンデショット
スーツアクター:手塚陸斗

ブーケ専用のドレスガード。
逆さまにした青い薔薇のブーケを模した外観で、キングキャンデラーとは対照的に女性的なフォルム。
胸部と背中の薔薇の花状のパーツはバーニアであり、50m近いその巨体からは想像も付かないアクロバティックな機動が可能。
二挺拳銃「カレンデショット」二振りのカランビットナイフ「カレンダナイフ」を武器に相手を魅了しながら戦う。
必殺技はカレンダナイフを左右連続→左右同時の順で振るい、相手を二度X字型に一刀両断する「慈愛必殺・アフェクションダンス」

第3話でテガソードブルーと対戦するも、こちらも必殺技「テガソード・キラリ☆ライオン流星群」で大破に追い込まれている。
まだ3話目なのに幹部級メカが2機も大破している……

第11話で修理が完了。
特別製であるノーワン・鬼ごっこノーワンを守る為に出撃し、今度はテガソードブラックと女性同士の巨大戦となるが、鬼ごっこノーワンが撃破されてしまった事で決着が着かないまま撤退した。

第17話では運動会ノーワンの救援に向かうも一足遅く撃破されてしまった上に、ゴーグ・ルゴーによって訳も分からないままグーデバーンとの運動会ナンバーワンバトル延長戦「障害物競争」に巻き込まれる羽目に。
不服ながらも負けず嫌いなのか熱戦を繰り広げ、道中ではブースターで推進力を増すズルを行ったりもしたが、最後のゴール地点での二者択一クイズ(回答代わりに「A」「B」と書かれた壁の片方に飛び込んで突き抜けるもの)にて痛恨の不正解。
壁向こうの水溜りに飛び込んで機体がずぶ濡れとなったブーケは激怒し、ゴーグ・ルゴーを置いて撤退した。

第28話では非正規アイアイザーに乗り込んだ設名新と決着をつけるべく出撃。
カレンデショットによる絶え間ない銃撃と身軽さで翻弄した後、飛び入り参加した真白が搭乗するグーデバーンと共に「俺様鉄拳!ブリザードクラッシャー」と前述の「慈愛必殺・アフェクションダンス」を連続で叩き込み、設名に一矢報いたのだった。

続く第29話ではおもてなしノーワンを援護する為に出撃し、再度テガソードブルーと対峙。
前話での一件を経た事もあって「愛を知った私に、敵はありません!」と豪語しつつ銃撃戦を挑むが、ダンスを踊るかのようなステップで攻撃をかわされた上に、その姿に陸王の面影がオーバーラップした事で逆に追い詰められた為、これ以上は戦えないと見てその場から退却するのだった。

そして第42話では、正体を知った陸王のテガソードブルーと一歩も引かない熱戦を繰り広げたが、陸王の言葉にブーケの心が揺れ動き、中にいたブーケをテガソードソードでノーワン怪人の素体にされた人間の如く引きずり出され、乗り手を失った事で機能停止・爆発四散した。


■アイアイザー

金アーイーが搭乗する量産型ドレスガード。
共通仕様としてはベル型の大きな肩当てと、腕の甲に取り付けられた左右各3門の大砲*9が特徴的。
肩当てには各操縦者の腕章と同じ紋章が施されている。
さらに開発者のブーケの意向により、各機に異なるカスタマイズが施され、花の名前のコードネームが付けられている。





■その他

  • ブラック大獣神

青いテガソード……
嗚呼ァァアアアアアッ!! やっぱりアンタだけは許せない!!

出でよ!! ブラック大獣神……!!

スーツアクター:森博嗣

テガジューンに洗脳された往歳が搭乗する漆黒の大獣神。
ブーケとの戦闘に加勢に訪れたテガソードブルーを見て怒りを露わにしたブーケが、彼を倒す為の切り札として召喚した。 
詳細は往歳の個別項目を参照。

  • ユニ大獣神

ならば、巨人達よ! 再び墓場から蘇れ!!

スーツアクター:森博嗣

ガリュードがダークウルフデカリバー50(ゴー)の力を利用し、ブラック大獣神とロボの墓場で眠っているユニバースロボ3体(ガオキングエンジンオーシンケンオー)の身体を強引に合体させたブラック大獣神の強化形態。
詳細はクオンの個別項目を参照。


◎余談◎

組織全体のモチーフが「結婚式」なのは上述の通りだが、もう一つのモチーフは今何かと話題の「画像生成AI」
初期の画像生成AIはその精度の悪さから、「パーツ同士を別々に描き分けられず融合する」「パーツの意図や構造を理解していないが為に構図やポーズ、部位のバランスなどが狂う」「与えられたワードから意味を呑み込むのではなく、ワードそのものに印象を引っ張られて頓珍漢な画像を出してくる」といった奇怪な画像を出力する欠点があったのだが、ブライダンの面々はそれを取り入れた造形となっている。

これは劇中設定とデザインの両方に現れており、生成ワードから誤解釈した動物の意匠が混ざり込んだノーワン怪人達はもちろん、幹部陣も
  • ファイヤキャンドル→普通の燕尾服を着ているように見えるが、襟元をよく見ると蝶ネクタイを2つ着けている
  • ブーケ→花束を持ったドレス姿の女性……ではなくドレスそのものが花束と一体化したような造形
  • Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケーク→仲良し夫婦がぴったりと身を寄せ合っている……を通り越して物理的にくっついており、慣用句の「おしどり夫婦」の「おしどり」の部分だけを拾い上げておしどりを組み込んでいる
など、AIイラストで度々起きる不自然かつ、歪な出で立ちとなっている。
しかしデザイン班によれば、そういう現象を狙ってデザインをAIに起こさせたにもかかわらず、当のAIはそういう特徴を思ったように出してはくれなかったらしく、仕方なく人間の手で不自然なパーツを追加したとのこと*10



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最終更新:2026年08月17日 14:59

*1 Mr.シャイニングナイフの口ぶりから察するに、少なくとも過去に2回行われていた様子。

*2 祝福の燭台、花束、究極の苺「愛の宝玉」を使ったウェディングケーキの3種。

*3 同時に描写からして、佐織の息子である碧は存在そのものが消えていると思われる。

*4 元々はプレミアムバンダイ限定の予定だったが、DXテガソードの売り上げが非常に好調だった事を受けて、後のDX版銀のテガソード(テガソード UNI.ver.)と同じく営業チームの強い要望に応える形で一般販売に変更され、結果的にDXテガジューン自体も好調な売り上げを記録している事がアニメイトタイムズに掲載のバンダイトイ事業部・木村覚志氏と松浦大悟チーフプロデューサーのスペシャル対談にて明かされている。

*5 実際、2人の馴れ初めを再現したシーンでは人間を模した姿のスイートケーク(役の禽次郎)と異なり、シャイニングナイフ(役の吠)は頭部にお面=「当時から異形の姿だった」と示唆されている上に、「同じブライダン陣営であるはずのアーイー達から襲撃を受けている」などの伏線が散りばめられていた。シャイニングナイフがユニバース大戦やクラディスについてやけに詳しかったのも、その出自故と思われる。

*6 シャイニングナイフ=厄災だとスイートケークが理解していたかは不明だが、身元も記憶も定かではない異形の彼と心から愛し合っていたのは紛れもない事実であろう。

*7 恐竜の要素についても、博愛と語感の近い「白亜紀」の要素が紛れ込んだ可能性がある。

*8 この記憶というのが原典『シンケンジャー』の世界の出来事そのものを指すのか、はたまた『ゴジュウジャー』の世界でも似たような出来事が起こり、その時の出来事を指しているのか不明だが、第44話で『ゴジュウジャー』の世界が歴代戦隊とは別の世界であると語られた事を考えると、恐らくは前者が当てはまるか。

*9 黒色の掌や指よりも灰色の腕や白っぽい大砲が目立つ為、一見すると某モビルスーツのような「指代わりに大砲3本」と誤解されがちだが、掌や指はきちんと別にある。

*10 初期の頃とは違い、近年の画像生成AIはもはや明言しない限り、手書きと変わらないレベルで進化している。また他者の画風を真似るのも容易な為に度々問題になっており、そのせいで筆を折る絵師も多い。