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ごはん食べヨ

登録日:2025/11/23 Sun 23:23:23
更新日:2026/03/05 Thu 19:56:58
所要時間:約 10 分で読めます





ごはん食べヨ』とは、シンガーソングライター・Mega Shinnosukeの楽曲である。
アニメ『野原ひろし 昼メシの流儀』のOPテーマとして制作された。




【概要】

タイトル通り、お腹が空いたときにご飯を食べに行くことやご飯を食べることで日々が豊かになることを、アコギターを軸に据えた穏やかで優しい曲調に乗せて歌っている。
Mega Shinnosuke氏によると、「何かを食べてエネルギーを得てますますに生きていきたい そんな楽曲です!」とのこと。

また、「Mega Shinnosuke」は本名*1であり、小さい頃は実際に同級生から『クレヨンしんちゃん』だとイジられていたようで、実際に『クレヨンしんちゃん』に関わることができて大層驚いたそうである。

以上の内容はOP主題歌として決定した際に本人から述べられているので、より詳しいことはそちらを参照のこと*2



【シングルカット】

配信限定シングル『ごはん食べヨ』としてリリースされており、カップリングとして『今を踊ろう』が収録されている。
こちらは新卒学生向け就職支援サービス「キャリアチケット就職」びWebCMのタイアップソングとして起用された。

そしてもう一曲、『ごはん食べヨ』を単に早回しにしただけである『ごはん食べヨ - Sped Up Ver.』も収録されている。
本人のツイート*3によると、これは既存の音楽を高速化させたリミックスなどのことを指すNightcoreという音楽ジャンルを意識して作られたもので、Mega Shinnosuke氏はこの手法を気に入っており過去作の『愛とU』から取り入れているとのこと。
また、TikTok等で倍速にした音源を使う文化が広まっていることの影響を指摘する声もあるが、いずれにせよそういった文化に馴染みのないアニメファンはまあまあいたようである。

ジャケットにはなぜか(?)丼に鼻水をぶっかける野原ひろし丼から漂う匂いを全て鼻で吸い込む野原ひろしの画像が使用されており、特にスポティファイなどの配信サービスでこの曲を聴いているとインパクトの強いこの画像が延々表示される羽目になる。
これについては本人も「ジャケット画 ヤバすぎ」と述べている*4



【MV】

後述のアニメOPとは別に実写MVも制作されている。
MV冒頭に「これはメガシンノスケが総勢13組とごはんを食べるドキュメントである」と表示される通り、Mega Shinnosuke氏が希望した豪華ゲストと共にご飯を食べるという内容になっている。
ご飯代は総計23万円で、撮影に当たってMega Shinnosuke氏は2週間タダ飯にありつけたそうな。
曲のテーマ的には彦摩呂やSUSURU TV. あたりが特に注目ポイントだろうか。
食事相手 メニュー 撮影場所
彦摩呂 バラちらし 和食淡々菜
SUSURU TV. つけ麺 麺匠 竹虎 六本木店
ねづっち 牛焼肉重 日本料理 Japanese Cuisine 桜丘
オカモトレイジ(OKAMOTO’S) 豚カツ キムカツ 恵比寿本店
みやぞん 鰻丼(関西風) 地焼鰻寝床 中目黒店
崎山蒼志 刺身 海浜食堂 たけだ
安本彩花・中山莉子(共に私立恵比寿中学) 舟盛り いけす無門 新宿
小林私 カレー、ナン アヴァタール
らん スパゲッティ、サラダ 桜丘カフェ
藤原寛(ex.andymori)*5 ハンバーガー MARY BURGER 西武渋谷店
嶋佐和也(ニューヨーク) トルコ料理(冷菜盛り合わせ、ケバブ盛り合わせ) トルコレストラン チャンカヤ
プロ奢ラレヤー 寿司 寿司 う月
ルル(Mega Shinnosuke実家の犬) ドッグフード 不明 恐らく公園のベンチ

そういう訳で中々インパクトのあるMVなのだが、いかんせんアニメOPの印象が強すぎるためか良くも悪くもそこまでネタにはされていない。
だからと言って注目されていない訳でなく、こちらのPVも投稿1カ月で300万再生以上を記録するという中々の人気である。



【アニメOP映像】

制作は過去に『ウタカタララバイ』や『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-』のOP映像などを手がけたヲタきち(合同会社NIN代表)。
全体的な雰囲気としては一昔前の3Dアニメのようなチープさを感じさせる作りとなっており、MMD動画に喩えられることも。
こう書くと如何にも手抜き映像であるかのように感じられるが、要所要所では凝った表現をしているのが確認できるため決して手抜きという訳ではない。多分。

ただ、そもそも『昼メシの流儀』という作品自体がかなりネタ扱いされているので、同様にOP映像も盛んにネタにされている。
どれくらい盛んかと言うと、ネタ扱いが進行し過ぎて殆どのシーンがネタ扱いされていると言っても過言ではないレベル。

ネタ込みとは言え、大きな話題を呼んだのは疑いようのない事実でありその人気は凄まじく、YouTubeの「クレヨンしんちゃん公式チャンネル」に投稿されたノンクレジットOP映像は公開から僅か4週間で700万回以上再生され、遂には同チャンネルの再生数1位に躍り出た。
ちなみに、それまでの1位はしんのすけの妹・ひまわりが誕生する『赤ちゃんが生まれたゾ』の本編の配信であった。

以下、各シーンについて解説していくが、歌詞を出すと@wikiに怒られるので、代わりに前掲のノンクレジットOP映像の秒数を参照する。
あくまで目安なので注意。

  • 0:00~0:10
湯気が立ち昇るおいしそうなカツ丼定食が写り、それを前にしたひろしが嬉しそうな顔で箸を割る。
蓋を開けた後のカツ丼をよく見るとカツの右端がゆっくり傾いていくという動きを見せており、地味に手が込んでいる。
なお、ニコニコ動画ではなぜかカツ丼が川口*6扱いされており、このカツ丼は「川口定食」と呼ばれている。


  • 0:10~020
ひろしが右から左へ走っていく。同時期に公開されたこの映画と合わせたネタも。
それだけでなく、前述のチープさも手伝いひろしの走りが何とも言えないものになっているため、どことなく面白さが漂う。
OPでヒロインが走るシーンがあるアニメは名作。


  • 0:20~0:25
ひろしのアップから傘を差すひろし・つり革につかまるひろしに切り替わり、ひろしの後ろにはアニメ各話の名・迷シーンが並んでいる。
特に印象に残るのは屈指の迷作回「パンケーキの流儀」から切り取られた少女マンガっぽい絵柄で川口とア~ンし合うひろしだろうか。


  • 0:25~0:28
通勤鞄を持って歩くひろし。
前後のシーンからして、恐らく通勤中に電車を乗り換えるタイミングを描いているのだろう。


  • 0:28~0:30
急いで改札を通り過ぎようとするも、行く手を阻まれ驚くひろし。
作画の都合なのかひろしは財布や切符を取り出す素振りを一切見せずに改札を走り抜けようとしているため、視聴者からはよく「無賃乗車失敗」と言われる。
驚きぶりがやたら大袈裟なので自動改札を初めて見たのかもしれない。


  • 0:30~0:35
オフィスで机に向かって午前中(9:00~12:00)の仕事をするひろし。
これも作画の都合なのか、ひろしがアタフタと動かしている手の先に何もなく、ノートパソコンもだいぶ離れた位置にあるので3時間何もしていないとツッコまれがちである。
また、アニメ本編では外回りや出張に行っている場面が多いので自分の席でPCに向かっているひろしは地味に珍しい。


  • 0:35~0:40
恐らく昼休み、オフィスの外で缶コーヒー片手に一息つくひろしの後ろに突如UFOが襲来、ビル街に謎のビームを放つと多数の料理(青椒肉絲、ハンバーガー、焼きそばコーラフライドポテト月見うどん、海鮮丼)が出現しそれを見たひろしはガッツポーズを決める。

何を言っているのか分からないと思うが、文字で説明すると本当にこんな感じなので仕方がない。
OPの中でもかなり意味不明インパクトのあるシーンなのだが、カオス過ぎるのか特に定着しているネタはない。

ただ、第7話で放送された「ビリヤニの流儀」にて昼メシ食うだけのアニメのはずなのになぜか本編にUFOが登場してしまった*7ため、スタッフが意図していたかどうかは不明だが結果的に伏線となってしまった。


  • 0:40~0:42
一寸法師サイズのひろしが焼き肉用グリルの横に立ち、駐車場の誘導と同じ要領で肉を挟んだトングをグリルの上に誘導している。
肉を無事グリルの上に置いた後は体全体で快哉を叫んでいる。


  • 0:42~0:45
曲に合わせて画面右サイドで手拍子を鳴らすひろし。
左サイドには食べ物が移っており、ハンバーガー→ステーキに切り替わる。
ついでに背景色とひろしの表情もそれぞれ赤→紫、笑顔→悪そうな顔に切り替わる。


  • 0:44~0:48
回転寿司の皿に乗って宙に浮くひろし。
周りにはいくら軍艦・まぐろ握り・エビフライ寿司・ハンバーグ寿司が浮いている。


  • 0:48~0:50
今度は画面左サイドで手拍子を鳴らすひろし。
食べ物・背景色・ひろしの表情の切り替わりはそれぞれ、寄せ鍋→駅弁、オレンジ→緑、驚き顔→控えめな笑顔。


  • 0:50~0:55
画面上方向に向かってイ゛ェアアアアアア!浮遊していくひろし→そのまま画面外に出ると、今度はアメリカンドッグやオムライスなど多数の料理をハンドパワーで浮遊させているデカいひろし。

なお、画面上に向かって浮遊していくひろしの時点で背景にデカいひろしが写っているのでこのシーンにおいてひろしは2人いることになる。

これは歌詞中にある「超能力」という言葉に引っ掛けての画だと思われるが、デカいひろしがしている「超能力者っぽい恰好」が青いコート+赤い蝶ネクタイというものなので、どちらかと言うと小学生探偵っぽく見えることがネタにされている。


  • 0:55~1:00
サビ前の準備体操をするひろし。
肩回しと「ラジオ体操第一」で2番目にやる腕を振りながら足を曲げ伸ばす運動をした後にホップステップジャンプを決めている。


  • 1:00~1:07


恐らくOPの中で最も有名なシーン。
ひろしが胸のあたりに持ってきた両手を開いていくと同時に、おにぎりが立ち並びカレーやピザなどの料理が浮遊している謎の空間に背景が切り替わっていくことからこう呼ばれている。
この際一瞬カメラ目線になるため、こちらを認識した瞬間に領域を展開するひろしの本気度が伝わってくる。

ネタ塗れのOPの中でも特にネタにされているシーンで、ニコニコ動画ではフライングも含めて凄まじい量の弾幕が飛んでくる。

その後、ひろしは自分が展開した領域の中で踊り続けるが、3Dモデルの質感のせいでどことなくMMD動画に見えるのはご愛敬。


  • 1:07~1:10
相変わらずひろしは踊り続けているが、背景が謎空間から緑色に変わり、更になぜかひろしが3人に増えている。
3人に分裂して息の合った踊りを披露しているためカービィ扱いされることが多いほか、絵面からリズム天国扱いされることも。


  • 1:10~1:17
また領域に戻り珍妙な踊りを続ける。
ここは映像ではなく歌詞がネタにされている珍しい箇所であり、天才→デブさえ腹は減る→腹は出る気楽に→地獄にという空耳&替え歌が定着している。


  • 1:17~1:20
先ほどと同じく、3人のひろしが踊っている。


  • 1:20~1:25
食堂に舞台が移り、ひろしがカツ丼を食べようとしている。
それだけなら良かったのだが、カツ丼の蓋を持ち上げた後になぜか手に持っている箸を物珍しげに見つめるカットが挿入されているため、「箸初見勢」呼ばわりされている。
一説には普段は箸を殺しの道具にしか使っていないため箸で食事するのを新鮮に感じているとかなんとか。


  • 1:25~1:27
こちら側に手を振り、画面奥に向かって去っていくひろし。


  • 1:27~1:30
ひろしが去り、画面にはレシートと250円分の硬貨、50円引きクーポン券が残される。
恐らく制作側の意図としてはひろしが1000円で会計を済ませ、レシート・お釣り・クーポンを受け取ったという事なのだろう。

ただ、ここまでネタにしまくってきた視聴者がそんな素直な解釈をするわけもなく、レシートに記載されている金額が750円なのに対して硬貨とクーポン券を合計しても300円分にしかならない→食い逃げとしてネタにしていた。

他にも「50円引きクーポン券」を「500円引きクーポン券」と間違えて使用し、ひろしとしては現金と併せて代金の750円をキッチリ支払ったつもり→結局食い逃げというネタもある。




総じて、初めから終わりまでネタにされまくるOPと化している。
ただ、前述の通りこれらのネタ扱いが『昼メシの流儀』の人気を後押しした面も確かにあると思われるのでなんやかんや視聴者から愛されている曲だと言えるだろう。



【余談】

  • 作者および歌手がMega Shinnosuke氏であるのは何度も述べた通りだが、ベースの演奏にて藤原(ひろし)氏が参加しているため、「『しんのすけ』と『ひろし』が共演している」曲であるともいえる。

  • サバシスターが手掛けたEDの『今日のごはんはなんだろな』は流石にこの曲ほどはネタにされていないものの、画面右から左に視線を動かしていく「流れて来るコメントを読む野原ひろし」やなぜか一人だけカウンターから離れた席に通されている「隔離席」など、いくつか定番化しているネタはある。




お腹が空いたら追記・修正お願いします。


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最終更新:2026年03月05日 19:56

*1 漢字表記は非公開

*2 参照:https://megashinnosuke.com/news/1598.html

*3 参照:https://x.com/MegaShinnosuke/status/1989575328168333344

*4 参照:https://x.com/MegaShinnosuke/status/1975771030536003756

*5 ミュージシャン。同名の吉本興業の副社長ではない。

*6 ひろしの部下。『昼メシの流儀』ではスピンオフ元以上にウザキャラ化が進行しているため(ネタ的な意味も込めて)視聴者からのヘイト要員となっている。

*7 流石に本物のUFOが出てくるわけではなく、川口の想像という形だが。