概要
江戸時代から街道沿いの集落として栄え、明治時代には山手線や東急電鉄などが開通、さらに東急電鉄が全国4番目となるターミナルデパートの東横百貨店(現:東急百貨店)をオープンさせ交通の要所として発展。
戦後は復興が進む中、渋谷地下街の完成や西武百貨店の進出、渋谷PARCOの開店により、1970年代から「若者の街」「流行の発信地」として急速に発展。駅前のハチ公像やモヤイ像などのランドマークを始め、渋谷センター街、渋谷109など商業施設や代々木体育館、NHK放送センターなど大規模施設も整備。2000年代からは渋谷駅周辺を大規模再開発が行われており、渋谷ヒカリエ、渋谷スクランブルスクエアの完成。JR埼京線・東京メトロ銀座線ホーム移設など機能面も向上。新宿、
池袋と並ぶ東京の副都心を担っている。
海外からの観光客も多く、「世界一交通量の多い交差点」こと渋谷スクランブル交差点を始め、ドラマ「Sh15uya」、映画「バイオハザードIV」、ゲーム「428」など、世界に誇る現代日本の代表的な場所となっている。
アクセス
- JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン 渋谷駅
- 東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線 渋谷駅
- 東急東横線・田園都市線 渋谷駅
- 京王井の頭線 渋谷駅
クロノス概要
登場回
- パイロット版渋谷
- 渋谷
- 渋谷2
- 渋谷3
- 生逃走中2022(ミッションのみ)
- 生逃走中2023(ミッションのみ)
概要
逃走中に6回登場。
うちエリアとして4回、ミッションでのみ2回登場。
見やすいよう渋谷スクランブル交差点を真下に置いており、右上が北である。
東側はマルイシティ(現:渋谷モディ)、電力館(現:シダックスカルチャーホール)などがある「ファイヤー通り」、西側は東急百貨店や渋谷ビデオスタジオ(現存せず)がある「文化村通り」、そして北側は渋谷公会堂(現:LINE CUBE SHIBUYA)やNHK放送センターがある通りとなる扇型の形となっている。
変更点として北側が岸記念体育館がある一角まで進めるようになった。広さは東京ドームおよそ6個分。
「生逃走中2022」「生逃走中2023」ではハンター放出阻止ミッションの一部として登場。
渋谷を走るハンターボックスを封印する暗証番号の書かれたトラックを視聴者にX(旧Twitter)で投稿してもらわなければならない形式でエリアとしてでなくミッションのみではあるが、久しぶりに本戦ゲームでの登場を果たした。
いつもなら人でごった返し、走るのはおろか歩くことさえ時にままならない渋谷だが、意外にも渋谷スクランブル交差点からNHK放送センターまでの直線距離は600mほど。広く感じる渋谷の街だが、鬼ごっこの舞台としては実は「狭い」という難しさとなっている。もちろん早朝の渋谷は静けさに包まれており、普段の騒然とした空気の印象からするとその恐怖感は感じた事のない物になるだろう。
また、渋「谷」というだけあって、実は坂道が多いのも特徴。ファイヤー通りのゆるやかな坂はもちろん、スペイン坂など結構高低差が激しい。現在の逃走中と比べてゲーム時間は短いとはいえスタミナも重要であることをうかがい知れる。
渋谷レモンスタジオを始め、当時はあったものの再開発によって建てられた建物も多いとはいえ、他の地域と比べ再開発が進んでいないため比較的背の低いビルも多く、実はハンターヘリの格好のポイントでもある。
もちろん視聴者にとっても、「見慣れた街」の「見慣れない光景」での「インパクトあるゲーム」だからこそ、逃走中黎明期を語る上で印象深きエリアであることは間違いない。
視聴者の子どもたちにとっては最早「リアルタイムで渋谷を見ているはずがない」という年月が流れているが、それでも公式アカウントによる「
全ては渋谷から始まった」、現総合演出の庄司裕暁氏による「
すべてはここから始まった」という言葉通り、全ての逃走中サーガにおける「原点」の象徴として、様々なメディアミックスでも「最初の舞台」として登場。
ノベルス第1作ではエリア内も刊行年の2019年の渋谷にアップデートされており、当時開館していた「電力館」は2011年の閉館に伴い「シダックス(シダックスカルチャーホール)」に。2019年3月に移転したサイバーエージェントの本社ビル「Abema Towers」も登場。もちろん知っている人は知っている伝説の「北谷公園」も登場する。
舞台版「THE STAGE」では実際のエリアでは除外されているモヤイ像前や京王井の頭線付近もエリアとして設定。
Netflix版「Run For the Money 逃走中 Battle Royal」ではティザームービー&OPの舞台としても登場(
こちら)。
アニメ「逃走中 グレートミッション」では主人公・トムラ颯也が挑む最初の逃走中の舞台として登場。2023年の渋谷をモデルにした仮想空間であり、建物や駐車されている車・トラックなどはポリゴンで表現。また、エリアの境界はバリアによって封じられており、本家でも度々見かける「逃走の勢いでエリア外に出てしまう」も発生しない。一方、颯也はパルクールの技術を生かして建物を飛び移るが、ハンターもトラックをワンパンでへこませたり、建物の壁をパンチで穴を開けて登るなど、現実世界ではできないアニメならではの逃走劇が繰り広げられている。
ゲーム開始当初は渋谷駅前と109・ドンキホーテとPARCO前までと本家よりもかなり狭いエリアで行われていたが、エリア拡大ミッションによってエリアが4倍に増加。これによりPARCOなど本家で使われたエリアに加え道玄坂・円山町、JR線をくぐり宮益坂や渋谷ヒカリエなど本家よりもより広大なエリアとなった。
最終更新:2024年09月18日 22:32