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R-TYPE LEO - (2020/04/01 (水) 17:29:39) の1つ前との変更点

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*R-TYPE LEO 【あーるたいぷれお】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|アーケード|~| |販売元|アイレム|~| |開発元|ナナオ|~| |稼働開始日|1992年12月|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[R-TYPEシリーズ関連作品リンク>R-TYPEシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -アイレムの人気STG『[[R-TYPE]]』の外伝的作品。自機はR-TYPE同様R-9の改修機であるR-9 LEO。即死制横STG。 --R-TYPEと同じ系列の自機という設定ではあるが、R-9最大の特徴であるフォースが無い。 --そして今作ではシリーズ伝統の波動砲もない。シリーズ共通の敵バイドもいない。今回の敵は地球に対して反乱を起こした人工惑星「エデン」。そして今までのシリーズになかった2人同時プレイが可能になっている。 -特徴は自機上下に出現する子機サイビット。名前通り、R-TYPEに登場するビットに酷似しているが、性能は段違い。 --サイビットには弾消し効果と攻撃能力、更にアイテム入手でレーザーを発射する事ができる。発射方向は左右のみレバー入力の逆に切り替わる。 --最大の特徴はサイビットサイファ。サイビットが敵を自動的に探して突撃し攻撃する。誘導性能は非常に高く、障害物を貫通する・敵編隊を全滅させる・破壊可能パーツに分裂する敵はパーツもすべて破壊する・ボスは弱点のみを集中攻撃する。 ---勿論「突撃」なのでサイファ中は自機は無防備になる。更にショットボタンを使うのでショットも撃てず、敵の突撃に対しても無力。 ---使用時には画面下部のゲージが消費されていき、ゲージが空になると効果終了してサイビットがその場に漂う。ショットボタンを離すとサイビットは自機上下に戻り、サイファを行わない間ゲージが回復していく。 --レーザーは3種あるが、レッドオプティック(赤、対空レーザー)、ブルーサンダー(青、反射レーザー)というお馴染みのものの他に、使い所が局地的な場面に限られた対地レーザーが削除され、代わりにグリーンアロー(緑、誘導レーザー)が登場している。 -ステージは砂漠や密林地帯など、どちらかといえば[[グラディウスシリーズ]]に近い世界観。 -ちなみに開発は前述の通り、当時アイレムの親会社でもあったディスプレイやモニター専業メーカーのナナオ(現:EIZO)が手がけている。 ---- **長所 -サイビットの性能が高く、持ち直しも楽な部類に入るので難易度は低め。STG入門者や中級者シューターにお奨め。1面は初プレイでノーミスでクリアできるほど簡単。 --しかしヌルゲーと言える程ではなく、後半は厳しい局面もあるためステップアップには持って来い。 ---特にエリア5の動く床の隙間を縫いながらのボス戦や、ラストステージのクラブもどき等は本作屈指の難所。 --それにあわせてサイファを駆使したステージ構成は、シューターならば感歎とするだろう。 -BGMはPOPな物が多く、ステージ開始時に入る「3,2,1Let's go」というボイスもそのノリを強める印象的なものとなっている。 ---- **短所 -主要装備が変わったりBGMも軽くなったりと、R-TYPEらしさが乏しい。 --「らしさ」に欠けるのはもともと別のゲームとして開発されていたためである。似たような境遇のゲームにGALLOPがある。 -サイビットが上下装備のため正面からの弾を防げない。 -サイビット突撃の効果時間は短め。 --敵に当たるまでに飛んで行く過程でも当然ゲージは減っていくので実質効果時間は更に短くなる。 --ゲージの回復も早くはないので連続使用はし辛い。 ---- **総評 R-TYPEの新たなる世界観を提示した本作は、STGとしての短所はほとんど無く、難易度も良心的。軽快かつPOPなBGMや、特筆するべきほどではないがなかなかにレベルの高いグラフィックと、人気が出て当然の要素を内包している。が、R-TYPEファンからはそっぽを向かれ、国内版は移植はなされずプレイ方法はアーケード一辺倒。~ 挙句、肝心のアーケード出回りがほとんど無いため、人気シリーズの1つであるにも拘らずその知名度は驚くほど低い((ストII隆盛のアオリもあるだろうが))。まさに知る人ぞ知る隠れた名作となっている。 運良く見かけたのであれば、サイビットを敵にめり込ませる爽快感を是非味わって欲しい。 ---- ---- **海外版 -海外版ではサイビット突撃とショットが別ボタンになった2ボタン制に変更されており操作性が更に向上している。~ またミスからの復活が戻り復活からその場復活に変更され、難易度(主に後半面)が低下している。 ---- **その他 -''国内版は家庭用、配信等に一切移植されておらず''、基板自体も見かける事が稀。 -当初パラレル設定だった本作だが、『R-TYPE FINAL』にて自機(R-9LEO)が登場している。 --本作を意識した性能ではあるが、フォースや波動砲を装備している。フォースやサイビットの性能は抜群だが、波動砲の性能は低い。 --後継機に位置するLEOIIという機体も登場。各種レーザーや波動砲が強化され、主にショット面で凄まじい程の性能を誇り最強機体の一つに数えられる。 -アイレム作品ではないが『[[実況おしゃべりパロディウス]]』に登場する、白猫の「ラン」が似た性能の装備が採用されている。 ---- **移植 -国内では移植されていないが、海外ではPC「Irem Arcade Hits」に収録されており、DL販売店も多く値段も1,000円程度(セール時にはワンコインくらい)と入手も容易である。 --この商品には同じく家庭用未移植の『[[GALLOP]]』『Air Duel』『[[ドラゴンブリード]]』『[[魔法警備隊ガンホーキ]]』といったシューティングが収録されており、シューターにとっては貴重なマストバイアイテムと言えるであろう。「イメージファイト』『海底大戦争』『ミスターヘリの大冒険』も収録している。
*R-TYPE LEO 【あーるたいぷれお】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|アーケード|~| |販売元|アイレム|~| |開発元|ナナオ|~| |稼働開始日|1992年12月|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[R-TYPEシリーズ関連作品リンク>R-TYPEシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -アイレムの人気STG『[[R-TYPE]]』の外伝的作品。自機はR-TYPE同様R-9の改修機であるR-9 LEO。即死制横STG。 --R-TYPEと同じ系列の自機という設定ではあるが、R-9最大の特徴であるフォースが無い。 --そして今作ではシリーズ伝統の波動砲もない。シリーズ共通の敵バイドもいない。今回の敵は地球に対して反乱を起こした人工惑星「エデン」。そして今までのシリーズになかった2人同時プレイが可能になっている。 -特徴は自機上下に出現する子機サイビット。名前通り、R-TYPEに登場するビットに酷似しているが、性能は段違い。 --サイビットには弾消し効果と攻撃能力、更にアイテム入手でレーザーを発射する事ができる。発射方向は左右のみレバー入力の逆に切り替わる。 --最大の特徴はサイビットサイファ。サイビットが敵を自動的に探して突撃し攻撃する。誘導性能は非常に高く、障害物を貫通する・敵編隊を全滅させる・破壊可能パーツに分裂する敵はパーツもすべて破壊する・ボスは弱点のみを集中攻撃する。 ---勿論「突撃」なのでサイファ中は自機は無防備になる。更にショットボタンを使うのでショットも撃てず、敵の突撃に対しても無力。 ---使用時には画面下部のゲージが消費されていき、ゲージが空になると効果終了してサイビットがその場に漂う。ショットボタンを離すとサイビットは自機上下に戻り、サイファを行わない間ゲージが回復していく。 --レーザーは3種あるが、レッドオプティック(赤、対空レーザー)、ブルーサンダー(青、反射レーザー)というお馴染みのものの他に、使い所が局地的な場面に限られた対地レーザーが削除され、代わりにグリーンアロー(緑、誘導レーザー)が登場している。 -ステージは砂漠や密林地帯など、どちらかといえば[[グラディウスシリーズ]]に近い世界観。 -ちなみに開発は前述の通り、当時アイレムの親会社でもあったディスプレイやモニター専業メーカーのナナオ(現:EIZO)が手がけている。 ---- **長所 -サイビットの性能が高く、持ち直しも楽な部類に入るので難易度は低め。STG入門者や中級者シューターにお奨め。1面は初プレイでノーミスでクリアできるほど簡単。 --しかしヌルゲーと言える程ではなく、後半は厳しい局面もあるためステップアップには持って来い。 ---特にエリア5の動く床の隙間を縫いながらのボス戦や、ラストステージのクラブもどき等は本作屈指の難所。 --それにあわせてサイファを駆使したステージ構成は、シューターならば感歎とするだろう。 -BGMはPOPな物が多く、ステージ開始時に入る「3,2,1Let's go」というボイスもそのノリを強める印象的なものとなっている。 ---- **短所 -主要装備が変わったりBGMも軽くなったりと、R-TYPEらしさが乏しい。 --「らしさ」に欠けるのはもともと別のゲームとして開発されていたためである。似たような境遇のゲームにGALLOPがある。 -サイビットが上下装備のため正面からの弾を防げない。 -サイビット突撃の効果時間は短め。 --敵に当たるまでに飛んで行く過程でも当然ゲージは減っていくので実質効果時間は更に短くなる。 --ゲージの回復も早くはないので連続使用はし辛い。 ---- **総評 R-TYPEの新たなる世界観を提示した本作は、STGとしての短所はほとんど無く、難易度も良心的。軽快かつPOPなBGMや、特筆するべきほどではないがなかなかにレベルの高いグラフィックと、人気が出て当然の要素を内包している。が、R-TYPEファンからはそっぽを向かれ、国内版は移植はなされずプレイ方法はアーケード一辺倒。~ 挙句、肝心のアーケード出回りがほとんど無いため、人気シリーズの1つであるにも拘らずその知名度は驚くほど低い((ストII隆盛のアオリもあるだろうが))。まさに知る人ぞ知る隠れた名作となっている。 運良く見かけたのであれば、サイビットを敵にめり込ませる爽快感を是非味わって欲しい。 ---- ---- **海外版 -海外版ではサイビット突撃とショットが別ボタンになった2ボタン制に変更されており操作性が更に向上している。~ またミスからの復活が戻り復活からその場復活に変更され、難易度(主に後半面)が低下している。 ---- **その他 -''国内版は家庭用、配信等に一切移植されておらず''、基板自体も見かける事が稀。 -当初パラレル設定だった本作だが、『[[R-TYPE FINAL]]』にて自機(R-9LEO)が登場している。 --本作を意識した性能ではあるが、フォースや波動砲を装備している。フォースやサイビットの性能は抜群だが、波動砲の性能は低い。 --後継機に位置するLEOIIという機体も登場。各種レーザーや波動砲が強化され、主にショット面で凄まじい程の性能を誇り最強機体の一つに数えられる。 -アイレム作品ではないが『[[実況おしゃべりパロディウス]]』に登場する、白猫の「ラン」が似た性能の装備が採用されている。 ---- **移植 -国内では移植されていないが、海外ではPC「Irem Arcade Hits」に収録されており、DL販売店も多く値段も1,000円程度(セール時にはワンコインくらい)と入手も容易である。 --この商品には同じく家庭用未移植の『[[GALLOP]]』『[[エアデュエル]]』『[[ドラゴンブリード]]』『[[魔法警備隊ガンホーキ]]』といったシューティングが収録されており、シューターにとっては貴重なマストバイアイテムと言えるであろう。『[[イメージファイト]]』『[[海底大戦争]]』『[[Mr.HELIの大冒険]]』も収録している。

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