下書きの記載に関するルールの変更について (24/5/26変更)
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記事下書き

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    • 記事内容によっては、単独記事として作成するよりも既存の記事への追記の方が良いと判断される場合もあります。
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    • 移植版や、海外で先行発売された後に国内で発売された作品も、その発売日から3か月の経過を待つ必要があります。
  • 一度に投稿する下書きは一つとし、その下書きを完成させて記事化依頼してから次の下書きを投稿するようにしてください。
+ 下書き用テンプレート。書き方の詳細はテンプレのページを参照

contentsプラグイン(19行目)は必ずコメントアウト状態(先頭に「//」が付いたまま)で記載してください(記事作成時にコメントを外す)。
コメントアウトしない場合、全下書き項目の見出しが目次化されてしまいます。

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#areaedit
初稿投稿日: yyyy/mm/dd 追記修正歓迎
*タイトル
【読み】
|ジャンル||~|
|対応機種||~|
|発売元||~|
|開発元||~|
|発売日| 年 月 日|~|
|定価|, 円|~|
|プレイ人数|1人|~|
|レーティング|CERO: ()|~|
|廉価版| : 年 月 日/, 円|~|
|配信| : 年 月 日/ |~|
|備考| |~|
|判定| |~|
|ポイント| |~|
//----
//#contents(fromhere)
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**概要
**あらすじ
**特徴
**評価点
**賛否両論点
**問題点
**総評
**余談
#areaedit(end)
↑↑↑ここまでコピー↑↑↑

一般的な編集の練習などは「サンドボックス」へどうぞ。




初稿投稿日: 2025/3/30 追記修正歓迎

ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅

【どらごんくえすともんすたーずすりー まぞくのおうじとえるふのたび】

ジャンル RPG
対応機種 Nintendo Switch
iOS/Android
Windows(Steam)
発売元 スクウェア・エニックス
開発元 トーセ
発売日 【Switch】2023年12月1日
【iOS/Android・Steam】2024年9月12日
定価 【Switch】7,680円
【iOS/Android】3,800円
【Steam】4,980円
プレイ人数 1人
レーティング CERO:B(12歳以上対象)
判定
ポイント
ドラゴンクエストシリーズ

概要

ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターを仲間にして戦わせるRPG作品。
外伝やジョーカーシリーズを除くモンスターズ本編の新作としては、『ドラゴンクエストモンスターズ2』以来25年振りとなる。
主人公は、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』での悪役であり、リメイク版では仲間の1人にもなる「ピサロ」が務める。

プロローグで「これは誰も知らない、もうひとつの可能性の物語──」と語られている通り、『IV』本編とはストーリーや設定が異なっている点もある。

Switch版は通常版の他に追加コンテンツ3種と一部のゲーム内アイテム&着せ替え衣装付きの「マスターズ版」と、それに加えてオリジナルグッズ2種が付いた「超マスターズ版*1」が販売された。
翌年にはiOS/Android、Steam(Win)でも発売。内容がほぼ共通するため、両機種をまとめて解説する。

+ 主要キャラクター
  • ピサロ (CV.小野大輔)(名前変更可能)
    • 本作の主人公。『IV(リメイク版)』とは服装も異なるほか、従来に比べて若く描かれている。魔界の王である父「ランディオル大帝」と人間の母の間に生まれた人間と魔族のハーフ。父によって魔物を攻撃できない呪いをかけられ、魔界から逃亡。モンスターマスターとなり、ランディオル大帝を討つべく魔界を旅する。
  • ロザリー (CV.植田佳奈)
    • 本作のメインヒロイン。エルフ族の少女であり、人間に捕らわれ見世物にされていたところをピサロに助けられ、その後は共に魔界を旅することになる。 外見や服装は『IV』のものから変更されている。
  • ベネット (CV.松岡禎丞)
    • 本作の新キャラクター。ピサロと行動を共にすることになる青年。盗みを得意としており、魔法道具にも興味を示す。ピサロの窮地を救ってくれる相棒。

特徴

フィールド関連

  • 本作は『ドラゴンクエストIV』の世界が舞台になっており、DQ4で登場したマップの一部が3Dで再現されている。
  • ただし、ピサロが冒険するのは主に「魔界」であり、本作オリジナルのマップとなっている。
    • ロザリーヒルの塔にトラベライトと呼ばれるアイテムを捧げることで、塔ごと魔界に転移する。シナリオを進めることで新たなトラベライトが手に入り、新たな魔界に行けるようになるというのが基本的な流れである。
    • 魔界は6種類存在し、それぞれに「初級」・「中級」・「上級」の3種類のマップが用意されている。
  • 魔界には「 四季 」があり、季節毎に行ける場所や出現するモンスターが変化する。
    • 例を挙げると、春は植物が育ち、利用することで他の季節では行けない場所に行くことができ、冬は川や湖が凍って、歩いて渡れるようになる。
    • 各地のストーリーをクリアすることでピサロの名が知れ渡り、そのエリアでのスカウト成功率が上がると同時に大きいサイズのシンボルが出るようになる。もともと大きいモンスターは逆に小さい物が出るようになる。
  • 過去作同様天候も変化するが、時間帯の変化は廃止された。但し、天候の変化扱いで昼と夜が切り替わるエリアは存在する。
  • ストーリーを中盤まで進めるとフィールドにモンスターのタマゴが出現するようになる。タマゴを調べると孵化し、生まれてきたレベル1のモンスターが仲間になる。この方法でしか手に入らないレアなモンスター、スキルも存在する。

モンスター関連

  • モンスターの系統は概ね『DQMJ1』~『イルルカ3D』準拠だが、一部のモンスターは系統が変更されている。
  • モンスターのサイズの仕様変更
  • 「スタンダードボディ」、「メガボディ」などのサイズに関わる特性が廃止され、Sサイズ(1枠)とLサイズ(2枠)だけとなった。
    • 一方で全てのモンスターがS/Lサイズになることができる。
    • モンスター毎に1~100の「大きさ」の値が設定されており、1~50はSサイズ、51~100はLサイズとなる。同じ枠数でも値が小さい程小さくなり、大きい程大きくなる。
      • 大きさの値は当初はマスクデータだったが、ver1.0.6のアップデートでステータス画面に表示されるようになり、値を操作できるアイテムも買えるようになった。
    • 配合で生まれたモンスターのサイズは両親のサイズの平均値になる。
  • 配合システムの変更点
    • 前作まで存在していた「位階」が廃止されており、基本配合は『DQM1』『DQM2』寄りのお互いの系統とランクによって決まるようになった。
      • これに伴い、モンスターの図鑑ナンバーの並び順が系統順に戻った。
    • 特殊配合は続投しており、特定のモンスター同士の配合や4体のモンスターの配合で新しいモンスターを生み出すことができる。
      • 配合結果候補の中に特殊配合で生まれるモンスターがいた場合、そのモンスターのアイコンに黄色い枠が表示されるようになった。
    • 「プラス値」は廃止され、上限レベルは全モンスター一律で100となっている。
    • 配合した際に、稀にキラキラと光るエフェクトのついたモンスターが生まれることがあり、特定のステータスの上限値が通常よりも高くなる。
      • ver1.0.6のアップデートで上限が高くなったステータスに印が表示されるようになり、キラキラを後天的に付与できるアイテムも買えるようになった。

戦闘・スカウト関連

  • テリワン3D』以降のように戦闘メンバー4匹、控えメンバー4匹を連れ歩いて冒険をする。
  • テンションシステムは廃止され、代わりに「バースト」というシステムが追加された。
    • モンスターが戦闘中バースト状態になることがある。バースト状態のモンスターは数ターンの間行動回数が1増える他、与えるダメージが増え、受けるダメージが半減する。
    • パーティのモンスターの数が少ない程バーストが起こりやすい仕様になっている。
    • 野生の敵モンスターやストーリーのボスモンスターもバーストを発動するようになっている。
  • 一部の特技や特性が追加・削除されたり、仕様が変更されたりしている。
    • 「スモールボディ」や「霧」等、過去作の対戦で猛威を奮った特技・特性の多くが削除された。
      • 防御系特技の削除も目立ち、マジックバリア、マホターン、予測といった特技が無くなっている。
    • その一方で、DQMJ3で削除されていた封じ系や系統特効技が復活した。
      • 系統特効技はシリーズ初期の作品同様、対象の系統のモンスターだけに特効ダメージが入る仕様となっている。
    • 「○○ブレイク*2」が「無効」の相手の耐性も下げられるようになった。
    • 戦闘中にモンスターを蘇生させた際、生き返ったターンにAIで行動するようになった。
    • 回復呪文の消費MPがナンバリング作品と同等になった反面、回復量が大幅に弱体化した。
    • 一部の特技やスキルの名称が変更された。
      • DQMJ2以降は系統特効技の名称が「○○斬り」に統一されてしまっていたが、本作ではGB時代の名称に戻った。(例:スライム斬り→スライムたたき、ぶっしつ斬り→だいせつだん)*3
      • 各系統をイメージしたスキルの名称もDQMJ3では「○○フォース」に統一されてしまっていたが、本作ではそれ以前の作品のスキル名に戻った。(例:ビーストフォース→けもの道、ゾンビフォース→アンデッド)*4
      • その一方で、「○○ファイター」系のスキルの名称は「○○ソード」に変更されている。
  • 耐性の仕様が変更された。
    • 耐性が数値化されるようになり、-25以下=弱点、0=普通、25=軽減、50~75=激減、100=無効、125以上=回復となった。耐性が表示されている画面でYボタンを押すと数字表記に切り替わる。
    • 耐性を150以上にすると、前述した○○ブレイクの効果を受けなくなる。
  • スカウトも『テリワン3D』同様、スカウトアタックと肉を与えて戦闘後に起き上がるシステムを併用している。
    • スカウトアタックは攻撃力と賢さのどちらか高い方を参照する仕様になり、呪文アタッカーもスカウトに参加できるようになった。
    • スカウトアタックが必中になり、身かわし等で外れることがなくなったかわりに、複数回攻撃が反映されなくなりすべてのモンスターが1回攻撃しかしなくなった。
    • 肉の効果に調整が入っており、過去作よりもスカウト率が上がりにくくなっている代わりに戦闘後に起き上がる確率が上がりやすくなっている。
    • 肉の対象が単体に変更され、起き上がりを狙う際に仲間にしたいモンスターを最後に倒す必要がなくなった。
    • スカウトに失敗すると対象モンスターの機嫌が悪くなり、スカウト率が上がりにくくなってしまう。

対戦・通信

  • オンライン対戦(要Nintendo Switch Online加入、iOS/Android・Steam版は機能なし)
    • マスターランクマッチ:世界中のプレイヤーとランク戦を行い、勝つことでランクが上昇し、アイテムなどの報酬が得られる。
    • ともだちと対戦:Switchフレンドとルールを設定して対戦する。
    • みんなでトーナメント:Switchフレンドと最大8人でトーナメント形式の対戦を行う。
  • 連戦クイックバトル
    • 自分が登録したパーティと他のプレイヤー30人分のパーティのデータが、高速でオート対戦する簡易的な対戦機能。
      • 1日1回、報酬としてステータスアップアイテムや、対戦相手のパーティにいたBランクまでの魔物と同種族のモンスターを入手できる。
      • 対戦後はリプレイでのバトル確認や対戦相手のデータとの練習試合も可能。
  • 通信ショップ
    • 現実の曜日ごとにアイテムの品ぞろえが変わるショップ。

その他

  • 経験値が分配制ではなくなり、パーティ人数を減らしても貰える経験値が増えなくなった。
  • 一定の間獲得経験値・ゴールドを増やすアイテム「元気玉」の効果が切れる条件が時間経過ではなく戦闘に勝利した回数(逃げたりスカウトした場合は回数に含まれない)になった。
  • 本作で使用されているBGMは『IV』のものが中心となっている。
    • 通常戦闘曲が『IV』の「戦闘~生か死か~」になった。
    • 格闘場での対戦では、1~2回戦は従来のモンスターズシリーズの通常戦闘曲である「モンスターの戦い」が、決勝戦では「王者はどちらだ?」(通信対戦などの曲)が流れる。
    • 各地のフィールドにいる巨大モンスターとの戦闘時にボス戦のBGM「強敵に挑む」が流れるようになった。
  • モンスターシリーズとしては初めてキャラクターボイスが付いた。
    • イベントシーンはフルボイスで会話が進行する。
    • ただし主人公のピサロが喋るのはスカウトアタック時や作戦変更時、掛け声だけである。

追加コンテンツ

追加コンテンツが3種類実装されており、購入することでゲームを有利に進めることができる。有料で販売されているのはNintendo Switch版のみで、後発のiOS/Android版及びSteam版では最初から利用することができる。

  • 追憶のモグダンジョン(1,300円)
    • 仲間にしたことがあるモンスターが出現するダンジョン。『テリワン3D』及び、『DQM2』に登場する「めぐりあいの扉」と同様のダンジョンである。
    • めぐりあいの扉と同様、ランク毎に階層が分かれているほか、小さいサイズのモンスターが出る「ミニの層」、大きいサイズのモンスターが出る「ビッグの層」がある。
    • めぐりあいの扉と異なり、クリア前から使用することができ、そのランクのモンスターを1体でも持っていれば入れる階層が増える。
  • エビ師範の修練迷宮(1,320円)
    • ランダムに生成されるダンジョンを攻略するモード。
    • 連れていけるモンスターが種族やランクによって制限されるほか、ゴールドやアイテムを持ち込むことができない。また、全滅すると獲得したアイテムは失ってしまう。
    • 通常のフィールドには出現せず配合で作るなどしないと入手できないモンスターがダンジョンをうろついていることもあり、スカウトすることも可能。
    • 最後には強力なボスが待ち構えており、苦戦すること必至。
  • 時の無限ボックス(880円)
    • 強力なアイテムが手に入る宝箱が追加される。開けてから1時間経つと中身が復活する。

評価点

シンプルになりつつも失われてはいないシリーズの良さ

  • 直近のシリーズ作品であるDQMJ3と比べると廃止されたシステムが多く、一方で新システムは少なめ、モンスター総数も減少と全体的に簡略化されている。しかし個性的なモンスターたちを勧誘・育成し、自分だけのパーティを編成して冒険するDQMシリーズの面白さは損なわれておらず、本作でもしっかりと楽しめる。
  • 簡略化に関しても、DQMJ3では複雑化したシステムや数値のインフレに賛否があったため、そういった面が解消されたとして評価する声も。
  • 簡略化されていると聞くと心配になってくるボリューム面だが、本編のステージ数は6種の魔界にそれぞれ3段階の難易度で計18マップ*5。各魔界ごとにストーリーやダンジョン、ボスも用意されており、RPGとしてのボリュームは十分と言えるだろう。
    • クリア後の裏ダンジョンもある。
    • 難易度も特定の強力なモンスターが攻略に必須といったことはなく、どんなモンスターを使っても(育成を怠らなければ)クリアできるであろう程度に調整されている。配合を駆使すれば初級魔界クリア前にほとんどのモンスターを仲間にできるため(後述のタマゴ限定モンスター等を除く)、好きなモンスターと冒険を楽しむことができるだろう。
      • ただしクリア後の裏ボスは非常に強力なため、好きなモンスターだけで撃破するのは難しいかもしれない。

ファンサービス要素

  • 原作である『IV』の細かなネタを忠実に拾っている。もちろん本作は正史ではないのだが、一つの解釈としては面白い。
    • ボスなのに3体で出現するアンドレアルが実は三兄弟であることが判明したり、ピサロのてさきやピサロナイトがピサロの配下になった経緯が明かされたり、彼の部下のモンスターの設定が大幅に掘り下げられている。
    • サントハイムの人々が姿を消した理由、ピサロが武闘大会の決勝戦を辞退した理由などの原作において謎だった要素が判明する。
    • ロザリーヒルの4つの施設を1人で兼任するおじいさん、うおーんうおーんと泣くイエティ、人間の言葉を喋る動物などのモブキャラもしっかりと登場している。
  • そもそも原作においてほとんど謎であった、ピサロというキャラクターの背景が大きく掘り下げられた点も評価できるだろう。

育成関連

  • モンスターをお気に入り登録出来るようになった。
  • モンスターを逃がした際に、ステータスを上げる種や木の実が手に入るようになった(種類はランダム)。
  • 高ランクモンスターの必要経験値が緩和され、過去作で不評点として挙げられることの多かった「本編攻略中に頑張ってレアモンスターを作っても成長が遅過ぎて足手まといになる」という問題が改善された。

モンスターのグラフィックの強化

  • 据え置き機に移ったことでモンスターのグラフィック・モーションなどの演出面も強化された。
    • 色違いでないモンスターのモーションの使い回しがかなり少なくなった。
    • モンスターが眠り状態になった時に眠っているモーションをするようになった。
    • ライブラリ(図鑑)でモンスターのモーションを観賞出来るようになった。
    • 敵シンボルがマップ上で通常攻撃や特技のモーションを行った際に効果音が鳴るようになった。
    • 過去作では戦闘を倍速にするとモンスターのモーションの効果音がOFFになっていたが、今作では倍速にしてもきちんと効果音が鳴るようになった。

その他の評価点

  • 『DQMJ2』以降廃止されていた戦闘時のメッセージが部分的ながら復活し、エンカウント時や会心の一撃が出た時などに画面下部にテキストが表示されるようになった。
  • 回復特技の選択時にHPゲージに回復量が表示されるようになった。
  • 検索配合の検索速度がかなり速くなった。
  • オートセーブのON/OFFを自由に切り替えられる。
    • モンスターズシリーズで初めてオートセーブが導入されたのは『テリワン3D』『イルルカ3D』のiOS/Android移植版だが、そちらではオートセーブが強制でOFFに出来ないという不便な仕様であった。
    • これにより、普段はオートセーブをONにしておいて厳選の時だけOFFにするというプレイスタイルも可能になった。
  • BGM・効果音の音量調節が可能。
    • この機能も『テリワン3D』『イルルカ3D』のiOS/Android移植版から継承されたものであり、コンシューマーのモンスターズでは初。
  • 過去作で毎回物議を醸していた配信限定モンスターが大幅に減少し、マクドナルドとのコラボモンスター3体のみになった。
    • 配信限定モンスターを使う特殊配合自体は存在するが、全て一般のモンスターでも代用可能であり、配信限定モンスターが必須となる配合パターンは存在しない。
    • この3体は入手しない限り図鑑に登録されない(=コンプ率に影響しない)仕様となっている。

賛否両論点

シナリオの薄味さ

  • シナリオは全体的に薄め。
    • 基本的には最低限の情報だけ提示されてサクサク進んで行き、先述したファンサービス要素を除けば、目を見張るような部分はそんなに無い。
    • 逆に言えば、ゲームの動線としてはサクサク進んで好都合とも言えるし、そもそもモンスターズシリーズのシナリオは元々薄味。どう感じるかは最終的に人によるかもしれない。
    • 『DQMJ3』同様、クリア後の裏シナリオも短い。ほぼ一本道のダンジョンを進み、道中のボスと次々戦っていくのみとなっている。

育成・対戦関連

  • 各モンスターには通常特性3種類+Lサイズ用特性3種類で6つの特性が設定されており、これが「回復のコツを持つホイミスライムは回復魔法が得意」「スライムは電撃のコツでデイン系呪文が強力」といった具合に、モンスターの個性として機能している。
    • 特性はモンスターごとに固定で変更や追加は不可能。「スライムに回復のコツをつけて回復魔法のスペシャリストにする」といったことはできない。
    • この仕様に関して、モンスターの個性を際立たせる差別化要素として評価する声がある一方、育成の自由度が低い、特性の弱いモンスターの使いにくさを解消できないといった不満の声もあって賛否両論。
  • 育成や対戦の簡略化
    • 従来のモンスターにあった、「究極配合」「新生配合」「超生配合」といった強力な配合が廃止されている。
    • また、多くの特技や特性が廃止されている。
      • その結果、通信対戦は一部の強いモンスターでシンプルに戦うものになってしまった。
      • 本作を手掛けた横田Pによると、ジョーカー3の時点でシステムが複雑化しており新規ユーザーにとって分かりにくいものとなっていたため、直感的に遊んでもらうための変更であるとのことである。

シンボルエンカウント関連

  • 戦闘後に敵シンボルがリポップするまでの時間が過去作より長くなっている。
    • 敵シンボルの配置密度が高い箇所があるのを考慮した調整と思われるが、レベル上げ等で連戦したい時には不便。
  • 空を飛んでいるモンスターのシンボルが段差を無視して追いかけてくるようになった。
    • よりリアリティのある挙動になったとも言えるが、この仕様変更により一部の敵シンボルを地形に引っ掛けて回避することが出来なくなってしまった。

ダンジョン関連

  • 本作のダンジョンは『ゼルダの伝説』シリーズを彷彿させるようなギミックを解いて先に進むものがあり、特に魔界上級でその傾向が強くなっている。
    • 同じ所を往復する必要があったり、スイッチを押す度にムービーが流れたりと、ギミックの答えが分かっても面倒臭さを感じるものが多い。
    • 特に流神殿の魔界・上級のダンジョンはギミックが難解な上に敵シンボルの追跡もしつこく(前述の空を飛んでいるモンスターも配置されている)、多くのプレイヤーに嫌われた。
      • 不評の声があまりにも多かったのか、アップデートによりここの敵シンボルは主人公を見つけても追跡しない仕様に変更された。
    • ギミックのあるフロアに小さなメダルの入った宝箱が置かれていることも多く、全回収の難しさに拍車を掛けている。
  • モンスターの育成第一でダンジョンを攻略する面白さを本シリーズに求めていないプレイヤーにとっては、上記の要素はただ面倒なだけと不評の声が挙がっている。
  • 一応、本作のダンジョンは「入口と最深部にワープパネルが存在し、最深部のものを調べることで使用可能になり、以降はショートカットが可能になる」という仕様になっており、同じギミックを何度も解かせない配慮はされている。

問題点

ストーリー

  • 「『DQ4』で起こった悲劇は魔界の権力争いのあおりであって、ピサロが直接やった悪事はほとんど無い」「直接やった悪事も軽度なもの」という本作独自の設定による影響。
    • この設定を受け入れるかどうかはプレイヤーの好みによるが、好み以前の問題としてこの設定と原作再現を同時に施した結果シナリオ構成が半端な事になっている。
      • 例えばピサロ自身が悪事をしないせいで、勇者一行との因縁がほぼ消滅。勇者一行がライバル的に登場する展開にも感情移入しにくい。
      • もちろんピサロも権力争いの主要人物。例え悪事を働いていなくとも勇者たちにとっては敵なのだが、プレイヤーの知らないところで起きた事件が多いせいで、やはりピンと来にくい。
    • それに伴いピサロの良心的な部分も描かれるように。しかしそうなると「愛するロザリーの懇願や母の教えを突っぱねてまで人間を滅ぼす事にこだわる」という原作通りのスタンスの異物感が強い。
      • ピサロが人間嫌いになった原因はきちんと書かれているとは言え、それまでいくらロザリーと仲良くしていようが急に意固地になる様は情緒不安定にも見え、人によっては理解しがたいだろう。
      • 一応「一度決めたら何を言われようと実行する頑固な男」である事は描写されているものの、そんなキャラクター性にそもそも感情移入できない場合それまでである。
      • 旅に同行する新キャラ、ベネット(人間の男性)とも普通に親交を築いていたりと、本当にそこまで人間が嫌いなのかそうでもないのか、描写としてどっち付かずの感もある。
      • 原作でも何がしたかったのか良く分からない部分は多かったため、原作再現と言えば原作再現ではあるのだが…主人公としてはクセが強いと言える。
  • イベント中の選択肢の意味の無さ
    • イベント中に「はい/いいえ」等の選択肢が出る場面があるが、ストーリーの想定と異なる方を選ぶと「本心ではないだろう」などと言われてもう片方の選択肢を選んだものとして進行していく場面が多く、感情移入しづらい。
      + ネタバレ注意
    • 中盤のラストで魔物がロザリーに化けているのを見抜くシーンがあるのだが、一発で見抜く選択肢を選んでもその後のムービーで魔物の迫真の演技に騙されて見抜けなかったことにされてしまい、おまけにマスタードラゴンに「お前は選択を間違えたのだ」とまで言われてしまう。このシーン自体は後のif展開に繋がる重要なシーンなのだが、プレイヤーによっては後味の悪さを感じてしまう。
  • 総じて従来の「自由に命名ができる喋らない主人公」とストーリーの相性が悪い
    • 『DQ4』本編でのピサロは普通に喋っており、本編と同等の時系列を扱っている本作なのだが、主人公という立場であるためピサロが終始無口となっており心情がわかりにくい。
    • また選択肢以外でもピサロの言葉を他のキャラクターが代弁している場面が多く、無理に無口主人公にする必要があったのか疑問が生じている。
      • 本編から改変があるとはいえ人物像について細かく描写されており、また公式Twitterにて公開されていたプロモーション動画では普通に喋っているため尚更ゲーム内で無口主人公を貫かせる必要性が薄い。
      • 過去には『ヒーローズ』において喋る主人公が登場している例も存在する。
    • 名前についても変更が可能となっているが、名前を変更していると本来「デスピサロ」を名乗るようになった場面で「デス〇〇(プレイヤー名)」となってしまうため、場合によっては違和感の強いものになる。一応、本作はいつでも名前が変更が可能となっている。
    • これらについては過去のモンスターズにおいてテリーとキーファが名前の変更が可能な無口主人公という扱いであったため統一したと考えられるが、本作のストーリーと噛み合っていない。

モンスター関連

  • 登場モンスター数は全523種と『イルルカ(3DS版)』の803種*6、『DQMJ3P』の723種から大幅に減少した。
    • 初代『テリーのワンダーランド』に登場しているモンスターですら全員揃っている訳ではない。
    • 『ジョーカー3』程ではないが、色違いの多さも目立つ。
      • スカイドラゴン系列やヘルコンドル系列など色違いが4体も存在する種がいる一方、転生モンスターの「ほねリーダー」がいるのに転生元の「ほねコウモリ」も最下位種の「ボーンバット」もいない、「ダークドレアム」がいるのに「デュラン」がいない等、色違いが不自然に未収録のモンスターもいる。
      • ただ、ダークドレアムに関しては現行デザイン*7の色違いの存在自体に難色を示すファンもおり、後述の通り配合終着点の一体という位置付けもあって特別感を出したかった可能性も見られる。
      • 「おおにわとり」の上位種として「ドードーどり」や「マンルースター」を出さずに「レッドシャモ」という新種を出すなど、既存の色違いを参戦させずに新たな色違いを参戦させている例も散見される。
    • 従来のSSランクに相当するXランクのモンスターはたったの7体しかいない*8
    • モンスターズシリーズはストーリー上のラスボスを配合で生み出すのも醍醐味の1つであるが、今作はストーリー上重要なボスの多く(ラスボスや裏シナリオのボスなど)が配合で作れず入手できないようになっている*9
  • 魔王系モンスターなどがそれにふさわしい能力になっていない。
    • 特にダークドレアムは配合の終着点の1体になっていて作るのに非常に手間がかかるのに攻撃力以外のステータスがかなり低く設定されており、特性などもかみ合っておらず使い物にならない。

フィールドの季節・天候について

  • 特定の季節・天候にしか出現しないモンスターや、取得できない宝箱・モンスターの卵が存在するのだが、これらの要素を回収したい場合に問題となるのが季節・天候の変更方法。
  • 季節を切り替える方法は「時間経過で切り替わるのを待つ」か「季節を切り替えるアイテムを使う」の2つ。
    • 時間経過を待つ場合、1季節切り替わるのに5分かかる。そのため「冬限定のモンスターを仲間にしたいが現在の季節は春」という場合、15分ほど待たされることに。
      • 表シナリオの最終エリアのフィールドには「秋にしか出現しない足場を使って高台に登る→高台の上で春が来るまで待つ→春にしか出現しないギミックを使って移動する」という手間をかけないと行けない場所が存在する。
    • 即座に季節を切り替えられるアイテムを使おうにも、消費アイテムの「季節のこな」は店売りしておらず、入手手段は宝箱からの回収か、特定モンスターのレアドロップのみ。前者は取得できる数に限りがある上に総数も少なく、後者は入手に運が絡むたため、気軽に使いにくい。またアイテムの効果も「季節を1つ進める(春に使うと夏に、夏に使うと秋になる、といった具合)」なので、春から冬まで一気に変える場合は貴重なアイテムを3つも消費することになってしまう。
    • 何度でも使える季節変更アイテム「季節のフルート」も存在するが、こちらは入手できるのがED後の裏ダンジョン最終盤と非常に遅い。
    • こういった事情から本編中は季節を自由に切り替えられず、目当てのモンスターが出ない、見えている宝箱や卵を取りに行けないなどで不便さを感じることが多い。
  • 天候に関しては自由に変更する方法がなく、時間経過を待つしかない。
    • 過去作には天候を操作するラナリオンという呪文があったのだが、今作では廃止されてしまった。
  • 総じて、季節・天候限定要素のために待たされる・貴重なアイテムを使わされるだけのシステムとなってしまっている。
  • 特定の季節・天候でフィールドのBGMが無音になる。
    • どういう訳か、冬になるとフィールドのBGMが流れなくなってしまう。
    • 過去作では雨天時に専用のBGMが流れたが、今作では流れなくなってしまった。

シンボルエンカウント関連

  • 先制・不意討ちの判定がシンボルに接触した時の向きに関わらずランダムになり、敵に背後から接触しても不意討ちされたり、逆に背後から接触されても先制になるという不自然な現象が発生するようになった。
  • モンスターが他のモンスターを襲ったり、毒沼や溶岩に入ると別のモンスターになったり、合体したりといった描写が廃止されてしまった。
    • モンスターが捕食されたり毒沼に入って白骨化したりといった演出は人によってはショッキングに感じられる要素でもあったが、無くなってしまうのは寂しいものがある。
    • 例外として、「空を飛ぶモンスターが地上のモンスターを捕まえる」という描写だけは残されているが、過去作では捕まったモンスターがジタバタするようなモーションに変わったのに対し、本作ではモーションが変わらなくなってしまった。
  • ストーリーの世界に野生で出てくるモンスターの種類が少ない。
    • 過去作では1~2箇所にしか出現しないモンスターが多い代わりに多種多様なモンスターが野生で生息していたのに対し、今作では多数のエリアに出現するモンスターがいる一方でどこにも出現しないモンスターが多めという偏った設定になっている。
    • 新しいエリアに行けるようになっても以前のエリアで出てきたモンスターばかり出てくるように感じられ、新鮮味に欠ける。

スカウト関連

  • 特徴項目にもある通り、各エリアのストーリーをクリアすることによってそのエリアでのスカウト率が上がり、サイズ違いの個体が出現するようになるのだが、裏を返せばそのエリアをクリアするまでは野生のモンスターのスカウトが不便という事でもある。
    • 幸い各エリアのストーリーは短めであるが、モンスターを一通りスカウトしてからストーリーを進めたいプレイスタイルのプレイヤーにとっては不便な仕様である。
  • 今作で初めて導入された「スカウトに失敗すると機嫌が悪くなる仕様」もかなり不評である。
  • 肉の仕様変更も下方修正ばかりが目立ち不評。
    • 各地のフィールドにいる巨大モンスターはスカウトアタックの成功率が0%の場合肉を与えても跳ね退けられる仕様になっており、序盤から低確率に賭けて巨大モンスターのスカウトを狙うプレイスタイルが出来なくなってしまった。
    • 過去作では肉を与えたターンにスカウトに失敗した場合は怒り状態にならないという仕様があったのだが、今作では肉を与えたターンでも怒り状態になるようになってしまった。

タマゴ限定モンスター

  • タマゴから生まれるモンスターはランダム(モンスターによって出やすいフィールドはある)。運が悪いといつまで経っても目当てのモンスターを仲間にすることができない。
  • 欲しいモンスターが他の手段で仲間にできるものならまだしも、タマゴ限定モンスターの場合はこれ以外に入手法がないため、運が悪いとひたすらフィールドを巡ってタマゴを割るマラソン作業を強いられることに。
    • タマゴ限定モンスターの中にはクリア後でないと出てこないようになっている者もいる。
  • タマゴが出現する可能性のある位置は固定*10なのだが、見つけにくい場所や行き方が分かりにくい場所に出現するものも少なくない。タマゴを取ってから別のエリアで10回(アップデートにより1回に緩和された)戦闘して戻って来るとランダムな場所に配置し直されるが、取らない場合はその場所に永遠に残り続ける。
    • 特定のエリアに至っては、タマゴを取ってから別のエリアで200回戦闘しないと卵が再配置されないという鬼畜仕様となっていた。こちらもアップデートで20回に緩和された。
    • ver1.0.6のアップデートでタマゴの位置がマップに表示されるようになり、出現場所が分かりにくいという問題は大幅に改善された。
  • また、モンスターの中にはタマゴ限定モンスターを配合素材として要求するものもおり、他の素材は揃っているのにタマゴ限定モンスターが手に入らないせいで欲しいモンスターが作れないといった事態も起こり得る。
    • タマゴ限定モンスターを意図的な配合足止めに利用している例も見られる。デスピサロやエスタークの作成には先述したクリア後でないと出てこないタマゴ限定モンスターが必要であり、クリア後でなければ入手出来ない仕様になっている。
  • 図鑑完成や人気モンスターの入手が運次第となってしまう仕様は不評気味。

ライブラリの問題点

  • ライブラリが「モンスターライブラリ」と「キャラクターライブラリ(ボスキャラの図鑑)」のみになり、アイテム、特性、特技、スキルの図鑑が削除されてしまった。
  • 新モンスター以外の図鑑説明文が全て過去作の使い回しになっている。
  • 基本配合の仕組みが系統×系統に戻ったにもかかわらず、図鑑に書かれている配合方法が種族名表記(そのランク・系統の代表的なモンスターが1体記載されている)のままで分かり辛い。
  • モンスターの出現場所の欄に出現する季節は記載されているが、天候は記載されていない。
  • 過去作にあった図書館(あるランクのモンスターを10体集めると図鑑のそのランクのモンスターをある程度発見済み扱いにしてくれる施設)が廃止されてしまった。

バグ・不具合関連

  • Switch版の発売後しばらくの間、様々な理由でエラーによる強制終了が頻発していた。
    • 有志が公式に問い合わせをしたところ、本体の再起動や熱ごもり対策の掃除などの対策法が提示され、実行後は発生頻度が低下したことが報告されている。
    • アップデートでエラーの発生頻度を軽減する修正が何度か行われたが、現在でもエラー落ち報告がネット上で散見されている。

その他

  • モンスター育成の劣化
    • 前作まで実装されていた「メタルエリア」や「光あふれる地」が実装されていないため、レベル上げのテンポが悪くなっている。
    • 『テリワン3D』、『イルとルカ』における『あくまの書系統』や『ジョーカー3』における『カラーフォンデュ』に該当するシステムがない。
    • 同じくあくまの書がリストラされている『ジョーカー3(プロ含む)』と異なり、50ポイント振って引き継がなかったスキルが『スキルの証』になる仕様も実装されていない。
      • その結果、4体配合や強力なスキルの量産に手間がかかるようになってしまった。
  • Lサイズモンスターの価値が低い。
    • Lサイズモンスターは攻撃回数が多く、ステータスも高いことが多いのだが上記の通りスカウトでは足を引っ張りがちな上Lサイズ特性がデフォルトで所持しているスキルと噛み合っていないものが多い。
    • スキル継承である程度はカバーできるものの、配合の道筋を考えつつLサイズを維持しなければいけないので大変。
  • タンス、本棚、店のカウンターの裏に飾りで置いてある宝箱といったオブジェクトを調べられなくなってしまった。
    • 初期のモンスターズシリーズではこれらのオブジェクトを調べた際のメッセージに力が入っていただけに、非常に残念な点である。
  • 敵が会心を出した時、本来なら「つうこんのいちげき!」と表示するべき所を何故か「かいしんのいちげき!」と表示してしまっている。
  • ローディングの頻度が多く、その時間も結構長め。

総評


余談

  • 2024年3月1日にシリーズを通してキャラクターデザインを担当した鳥山明氏が逝去。本作のパッケージイラスト及び公式イラストは、鳥山氏が生前に提供した最後のドラクエイラストとなった。
  • 名前を付ける際に「デスピサロ」と名付けていると名乗りイベントの際に「デスデスピサロ」が爆誕してしまうため、さながら『ロマンシング サ・ガ』の「キャプテンキャプテンホーク」の悲劇の再来を思わせることから一部で話題になった。
    • 同様の事例では『サガ フロンティア』の「T260GG」、リメイク版『ライブアライブ』の「サンダウン・キッド・キッド」等もある。
    • ただし『ロマサガ』と違い、名前入力画面ではきちんとデフォルトネームが予め入力されているため、プレイヤー側が邪推して敢えて名前を弄らない限りはまず起こらない上、いつでも名前を再変更可能なため取り返しがつくのが幸いか。
  • 本作では「おおめだま」の上位種として、お馴染みのスペクテットの他に「デスペクテル」というモンスターが初登場した。
    • 実はこのモンスターはお蔵入りになったゲームボーイカラー移植版『ドラゴンクエストIV』で登場予定だった没モンスターの1体であり、それから約23年の時を経ての正式登場となったため、通なドラクエファンからは驚きの声もあった。

初稿投稿日: 2025年4月21日 追記修正歓迎

この記事では「ミスタードリラー ドリルランド」「ミスタードリラー アンコール」を取り扱っています。


ミスタードリラー ドリルランド

【みすたーどりらー どりるらんど】

ジャンル 穴掘りアクション
対応機種 ゲームキューブ
発売・開発元 ナムコ
発売日 2002年12月20日
定価 6800円(税抜)
プレイ人数 1~4人
レーティング CERO:全年齢対象
判定 良作
ポイント バラエティ豊かな5つのゲームモード
UGSFシリーズリンク

概要

落ちものパズル要素を含んだアクションゲーム「ミスタードリラー」シリーズの5作目。
GBA『ミスタードリラーエース ふしぎなパクテリア』に続く、家庭用オリジナルタイトルの第2弾にも当たる。

本作では地下500mに出来たテーマパーク「ドリルランド」が舞台となる。

システム

基本的な内容は1作目の「ミスタードリラー」と同様だが、ここでは2作目以降に追加され、かつ、本作も登場する内容を追記する。 なお、1作目で「おじゃまブロック」名称だったブロックは「×ブロック」に表記変更されている。

  • クリスタルブロック
    • 「ミスタードリラー2」以降に登場。画面内に入ってから一定時間経つと自動的に消えてしまう。
  • ホワイトブロック
    • 「ミスタードリラーG(以下、『グレート』)」以降に登場。同じホワイトブロック同士はくっつかない。

ゲームモード

本作では1人用と多人数用の2つのモードが存在しており、さらにそこから1人用は5種類(+α)の、多人数用は2種類のゲームタイプ(アトラクション)に分けられている。 1人用モードでは、Lv1~Lv3までのノルマ式と、LvSPのエンドレス式が存在する。

  • ワールドドリルツアー
    • 所謂アーケードモード。指定された深さまで掘ればクリア。 このアトラクションではレベルごとに横のブロックの数が異なり、さらにスタート前に6種類のキャラクターから選択できる*11
  • スタードリラー
    • 本作と時系列が同じことが明記されている「スタートリゴン」とのコラボアトラクション。ススム専用*12
    • 「グレート」以降に登場した「宇宙ステージ」を1つのアトラクションとして単独化。
    • ステージに点在する「?アイテム」を取ると様々な効果が現れるが、本作では一部の効果が一新されているほか、名称が変更されている。また、画面が暗くなる皆既日食や、ブロックを破壊し、ススムに直撃するとエアが20%減少する白色彗星が登場する。
    • ゲストとしてススムの母であるトビ・マスヨが登場。
  • ドルアーガの穴
    • ドルアーガの塔とのコラボアトラクション。アンナ専用。
    • プレステ版「グレート」から登場したドリストーンモード*14ではあるが、横にもステージが存在してるのが特徴。
    • また、ステージ内には敵も登場している*15
    • Lv3までは鍵を獲得してドルアーガを倒すのが、LvSPではコインをたくさん集めるのが目的となる。
  • ドリンディアドベンチャー
    • 本作オリジナルのゲームモード。タイゾウ専用。
    • 特記すべき点としてエアの概要がなく、ブロックが何個もくっついても消えない。さらに、獲得した秘宝というノルマも別途存在しており、これを満たさないとクリアできない。
    • 転がる岩や飛び出してくるトゲといった罠が登場し、それらを回避しつつ秘宝を獲得する。
  • ホラーナイトハウス
    • 本作オリジナルのゲームモード。アタル専用。
    • ブロックが何個もくっついても消えない。エアはHPとして扱われ、ブロックに押し潰される、ゴーストの入ったブロックを掘ってしまう、ゴーストからの攻撃を受けるとHPが減ってしまう。
    • 聖水を使用するとゴーストが弱まり、その時にゴーストの入ったブロックを掘るとドリスタルが出現し、それを獲得していく。
    • いくら掘っても次のレベルに進めず、一定数のドリスタルを獲得すると次のレベルに進む。
  • レースモード
    • 多人数用。過去作の「ドリラーレース」であり、誰が最初にゴールするか対決する。
  • バトルモード
    • 多人数用。全員が1つのエリアでコインを獲得する。このモードではエアの概要がない。

評価点

  • 様々なゲームタイプ
    • 1人用モードでは5つのアトラクションが存在しており、しかもそれらも非常に凝ったものとなっている。
  • やり込み、収集要素の充実
    • ゲームをプレイすると、通貨「ボリ」を獲得する。
    • その「ボリ」でグッズやトレーディングカード、そして後述のお助けアイテムを購入することができる。
  • 救済措置の存在
    • クリアできなくても、アイテムショップでお助けアイテムを購入することで通常ならクリアできなくても、クリアすることが容易くなる。

問題点

  • 「ミスタードリラー」のボーナスがない。
    • 過去作ではノーミスや高得点でクリアすると「ミスタードリラー」という特大ボーナスが獲得できたが、本作ではこれがない。
    • 一応ノーミスボーナスはある。
  • 「ホラーナイトハウス」でゴーストに襲われたときの音がうるさい。
    • 「ホラーナイトハウス」ではゴーストの入ったブロックを掘ってしまうと画面内全てのゴーストが一斉に襲い掛かる。
    • その時、襲い掛かった時の音が流れるのだが、十数体いるときにこれが起きてしまうと例え音量を低くしたとしても爆音で音が流れるので正直うるさい。

総評

任天堂据置機初のミスタードリラーは、ゲームモードが豊富で飽きさせないものばかりだった。 まさにシリーズの集大成といったところだろうか。


ミスタードリラー アンコール

【みすたーどりらー アンコール】

ジャンル アクションパズル


対応機種 Nintendo Switch
Steam
PlayStation 4
PlayStation 5
Xbox One
Xbox Series X/S
発売・開発元 バンダイナムコ
発売日 2020年6月25日(Switsh、Steam)
2021年11月4日(それ以外)
定価 3200円(税抜)
プレイ人数 1~4人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 良作
ポイント 20周年記念作品
オンライン対戦登場
難易度を(多分)抑えた「カジュアル」

概要(アンコール)

『ミスタードリラー』発売20周年記念作で、「ドリルランド」のリマスター版。

変更点(アンコール)

  • 難易度「カジュアル」の追加。
    • 初心者向けに「ドリルランド」よりも難易度を抑えたカジュアルが追加された(以降、オリジナル版の難易度はクラシック表記とする)。
  • 多人数用モードでオンライン対戦が可能になった。
  • 各アトラクションの世界ランキングが表示された。
    • これにより、自分が何番目にいるか把握できるようになっている。
    • なお、1週間ごとにリセットされる。

問題点(アンコール)

  • 「ワールドドリルツアー」「スタードリラー」のカジュアルにおける恩恵が薄い
    • この2つのアトラクションについて前述のとおりカジュアルでは「エア減少スピードがゆるやか」「ブロック落下までの猶予が増えた」という調整があったが、実は有識者の調査で後者はクラシックとさほど変わらなかったとの報告があった。
    • そのためか、一部から「手抜き」との批判の声が上がった。

総評(アンコール)

20周年記念として、集大成である「ドリルランド」が令和に帰ってきた。 オリジナルより(若干)簡単な「カジュアル」が追加されたことで、初心者でも遊びやすくなった。 さらに、古参プレイヤーもオンラインランキングによって世界中の人々と腕自慢できるようになった。 まとめると「初心者でも古参者でも楽しめる快作」だった。

余談

  • 今作のスタードリラーにて登場したキャラの初出作品「スタートリゴン」は、本シリーズの流れを組んでいるにも関わらず、残念ながら家庭用ハードに移植されていない模様。現状では今作(及びリマスター版)は同作のキャラが登場する貴重な家庭用ハード作品となっている。
  • CMではススム達のショートアニメが使用されている。具体的には「ババ抜きに負けたプチが悔しさのあまり地面にもぐってしまう」「ドリルランドの真ん中にデカデカと『DRILL LAND』の文字を作る」など。
    • これを観た一部のファンからはアニメ化希望の声も上がっている。

初稿投稿日: 2025/4/25 追記修正歓迎

TEKKEN 8

【てっけんえいと】

ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 プレイステーション5 / Xbox SeriesX/S / Windows(Steam)
発売元 バンダイナムコエンターテインメント
開発元 バンダイナムコスタジオ / アリカ(ネットコード関連協力)
発売日 2024年1月26日
定価
プレイ人数
レーティング CERO:D
廉価版
配信
備考
判定
ポイント

概要

鉄拳シリーズのナンバリングタイトルの第8作目であり『鉄拳7』の続編。 キャッチコビーは「宿命を、ぶん殴れ」、バトルコンセプトは「アグレッシブ」

あらすじ

特徴

  • ストーリー
    • 『鉄拳7』の半年後、なおも戦火を広げ続けている三島一八率いるG社に、風間仁や反乱軍ユグドラシル、 国際協力連合軍などが世界の命運をかけて立ち向かっている…という情勢下で一八が開催した格闘大会などを舞台としている。
    • 本作は『鉄拳3』や『鉄拳6』でフォーカスが当たり、前作では出番の少なかった風間仁に改めて焦点が置かれ、その末に『鉄拳6』で起こしてしまった世界大戦にも決着がつけられる事になる。
  • キャラクター
    • 初期キャラクターは全部で32人。新キャラクターとして本作のジャックシリーズのジャック8、アズゼナ・ミラグロス・オルティス・カスティリーヨ、ヴィクター・シュヴァリエ、麗奈が参戦。復活キャラクターとして『鉄拳2』以来の風間準、『鉄拳6』以来のレイヴンがいる。
  • Arcade Battle
    • プレイヤーキャラクターを1人選んでCPUを8人倒すモード。8人目(最終ボス)は基本的にデビルカズヤだが場合によっては『鉄拳6』に登場したアザゼル、一八の新たなデビル化のトゥルーデビルカズヤ、下記のエンジェル仁になる。
  • バトル新要素
    • 回復可能ダメージ
      • 他のゲームにもある所謂白ダメージだが、本作の回復条件は「相手に攻撃を当てる」となっていて、回復したいからバクステで逃げるという行動は意味がない。回復したければ前に出て攻めを通す必要がある。
      • 一部の技や下記ヒートモード中の攻撃をガードした時の削りダメージ、パワークラッシュで攻撃を受け止めた時のダメージも基本は回復可能ダメージとなる。レイジアーツを食らうとすべて消失する。
    • ヒートモード
      • 一時的にパワーアップし、普段使えない技が使えるようになったりすべての技に削りダメージが付く。更に残りのヒート時間を使用して大技であるヒートスマッシュや、技後にダッシュで急接近するヒートダッシュが使用可能。
      • ヒートモードに入るにはパワークラッシュ属性の「ヒートバースト」を出すか、キャラごとに特定の「ヒート始動技」を地上ヒットさせると移行する。
      • 前者はヒートモードが短くなる代わりにヒートバースト自体がパワークラッシュ属性の中段、発生16fと技自体が優秀。またヒットガード問わず有利フレームが取れるので次の攻めも有利になりやすい。
      • ヒート始動技は地上で当てる必要があるので単発で当てる必要があるが、当てた場合ヒートモードが長く続く上にヒット後ガード可能な17f有利を取れるために中下段の完全二択で攻め込める。
    • レイジアーツ他
      • 前作では一部ゲストキャラ(豪鬼、ギース、ノクティス)以外には設定されていなかったレイジアーツに各キャラそれぞれの技名が付いた。
      • またヒートシステムとの兼ね合いでレイジドライブは削除され、レイジアーツも全キャラ「コマンド:3WP、発生:20f、ガード:-15f」に統一。これによって一度構えを経由しないとレイジアーツが出せなかったファランも直にレイジアーツを出せるようになった。

評価点

  • ストーリー・キャラクター (評価点)
    • 本作においても際立った評価点であり下記のプレイヤーキャラクターのラインナップもある程度カバーしている程である。
    • 本作における風間仁
      • 風間仁は『鉄拳6』ではダークヒーローのように描かれ『鉄拳7』では一八と平八の親子喧嘩に巻き込まれただけの脇役のように描かれたが本作では『鉄拳5』までの人物像に近くなっており本作において正統派主人公としての風間仁がついに復活する事となった。
      • 世界を救うために戦ったり『鉄拳6』で多くの命を奪った事を有耶無耶にせずしっかりと己の罪と向き合う様など見所も多い。
      • 序盤デビルの力に忌避感を持っていた時ヒート時に一部の技で半デビル化しない、レイジアーツもオリジナルの技に差し替わるなど、他のモードでは使えないし、ストーリーモードでもこの数戦なのにわざわざ新技を作るという作り込みがある。
      • さらに本作において新たなデビル化の姿である「エンジェル仁」をも披露しエンジェル仁はストーリーモード限定で操作できる。
      • 最終盤では一時的に『鉄拳3』以来の三島流喧嘩空手を使って戦う。
  • かつてのヒロインの凌曉雨も本作でメインキャラの1人として描かれて仁と再会し、仁に助言をしたり仁を守るためにジャック-7の大群と戦うなど再びヒロインとして描かれた。
  • 本作の初期キャラクターが全員参戦
    • 前作の『鉄拳7』のメインストーリーでは一部のキャラクターしか登場しなかったが本作では初期キャラクター32人がメインストーリーにも登場する。さすがにメインストーリーでのキャラの扱いの格差は存在するがキャラクターの性格や設定を考えれば仕方のない事であるしメインストーリーの山場であるユグドラシルとG社の戦争には5人を除いた全員が活躍する(その5人の内ザフィーナとクラウディオはしっかり仕方のない理由がありその5人の内の準も生死不明な状況にある)。
  • 本作はあくまでも続編作だが本作のメインストーリーは鉄拳初心者や鉄拳シリーズの過去作を知らないプレイヤーがプレイする事も前提に作られているので本作のメインストーリーは鉄拳シリーズの過去作を知らなくてもそれなりに楽しめる作りとなっている。
  • メインストーリーでの最終決戦の途中では『鉄拳3』の仁のテーマ曲のアレンジや『鉄拳2』のスタッフロールの曲のアレンジも流れる。

賛否両論点

  • ストーリー (賛否両論点)
    • 敵側であるG社に加担するキャラクター達
      • 本作の敵側のG社に何人かのキャラクターが加担する事になる。その内のニーナは元々ダークヒロイン的なキャラなので違和感はないが他のG社に加担したキャラには新キャラクターの1人のアズゼナ、いままで善悪が不明瞭だったドラグノフや馮威、さらには初代から登場しているマーシャル・ロウがいる。
      • G社は現時点での戦争の原因となっており世界を滅茶苦茶にしようとする悪役側として描かれているのでそのG社に加担した元々善悪が不明瞭なキャラやロウの印象を悪くする事となった。
      • 隠しエンディングのバッドエンドには悪役キャラクターなどG社に加担したファイターたちが載るのだが、この中にストーリー中でも対戦相手となるアズセナがいる。「コーヒー農園の宣伝のためだけにG社に加担した」という事実だけ見れば、アズセナが歪んだ人間性の持ち主であるかのようにも見えてしまう。
    • 吉光とブライアン・フューリーの扱い
      • この2人もメインストーリーには登場するが、メインストーリーの山場であるユグドラシルとG社の戦争には一切関わらない。そのためメインストーリーの中ではこの2人が最も扱いが悪い事となっている。
      • 準・ザフィーナ・クラウディオも戦争には参加してないが、この3人は生死不明とされてきたなどで已む無き理由があり、そのうえでそれぞれストーリー上で重要な役割を果たしている。
    • メインストーリーやキャラクターエピソードでのマーシャル・ロウの扱い
      • 上記のようにメインストーリーの中で現時点での戦争の原因となっているG社に加担をする。G社に加担したのは貧困に窮している上でポールが約束を破った事が原因であるらしいが、それでも元々悪役でもないキャラにG社に加担させるのはどうかと考えてしまう。
      • どうしようもない不幸続きで金にがめつくなってしまったという背景はあるにせよ、G社に加担した事も相まってやるせないキャラになっている。
      • キャラクターエピソードでも三島財閥の党首になったものの三島財閥が戦争を起こした弁償代を支払わされたり、リリに絡んではリリに軽くあしらわれたり、悪役の一人であるブライアン・フューリーにつるんだりもしている。
    • メインストーリーにはネームドキャラクターはレオの父親・ジャック-7を除いて初期プレイヤーキャラクターしか登場しない
      • 性格や設定を考えればエディやアンナなどがメインストーリーに絡んでも違和感はないし、エディは本作発売前からDLCキャラとして登場する事が発表されていたため。
      • イメージや回想としての登場・名前のみの登場なら三島平八やオーガも登場している。
    • ストーリー上における新キャラクターの麗奈
      • 麗奈は本作の新キャラクターの一人であり、本作ストーリーのために作られたキャラとして発売前から話題となっていた。しかし、ストーリー上での扱いは少なからず難がある。
      • 簡単に言えばストーリーでの出番は多めだが物語上での重要度はあまり高くない。
      • G社が開催した大会で仁と出会いそれに乗っかる形でユグドラシルのメンバーとなりトゥルーデビルカズヤと化した一八とタイマンをしたりG社との戦争に参加したりし、ストーリーの中で何か思わせぶりな言動を取る。しかし、登場や活躍が多いだけで麗奈がいなければ本作のメインストーリーが描けなかったとは感じにくく、むしろメインストーリー上での重要度は別の新キャラクターのヴィクターの方が高い。
      • ラストシーンで過去作のキャラの娘である事が明かされ、デビル化のような姿を見せるが、まだまだ謎のあるキャラクターとして終わってしまう。悪く言えば最終盤にとあるキャラが足部分のみ見せた件と合わせて鉄拳の物語を無理やり延長させただけにも見えてしまう。
  • キャラクター (賛否両論点)
    • 簡単に説明するのなら『鉄拳7』の下位互換とまでいかないがそれに近い事になっている。
    • 本作の初期キャラクターの内4人は新キャラクターであり2人は『鉄拳6』までの作品の復活キャラクターだがその5人以外は全員『鉄拳7』に登場していたキャラクター達である。しかもその新キャラクターの1人のジャック8は本作におけるジャックシリーズである。
    • 『鉄拳7』の初期キャラクターの旧キャラクター組(『鉄拳6』までに登場しているキャラクター達)がたった1人を除いて全員が本作に初期キャラクターとして登場している。そのたった1人も前作で死亡したので登場できないのも仕方のない事である。
    • 『鉄拳7』に登場したキャラクターの内5分の2以上が初期キャラクターからリストラされており『鉄拳7』で後から追加された旧キャラクターほど本作でリストラされている傾向が強く『鉄拳7』のシーズン2 - 4の旧キャラクター(とその2代目)組8人の内7人が初期キャラクターからリストラされている。
    • DLCで追加されるキャラクターも現時点では後述のクライヴを除き『鉄拳7』に登場していたキャラクターとなっている。
    • 良く言えば無難で安定した定番人選、悪い言えば『鉄拳7』の劣化に近いラインナップとなっている。
    • ただ上記のようにメインストーリーは良く初期キャラクターが全員登場しているので本作のプレイヤーキャラクターのラインナップをある程度カバーしているかもしれない。
    • 一応擁護意見としては「初期からキャラが多すぎると初心者がキャラの特徴を覚えきれない」というのはある。
    • 4番目のDLCキャラクターのクライヴ・ロズフィールドの参戦の是非
      • クライヴは『ファイナルファンタジーXVI』の主人公であり手っ取り早く言えば他作品とのコラボである。
      • クライヴの参戦は「前作(『鉄拳7』)のノクトの後継参戦」「鉄拳シリーズに初登場」という好意的な見方も出来るが「(鉄拳とFFXVIでは)世界観が違い過ぎる」「ファイナルファンタジーシリーズから参戦させるなら『ファイナルファンタジーVII』のティファの方が良かった*16」という批判もある。

問題点

  • アグレッシブ過ぎるゲームバランス
    • 元々バトルコンセプトが「アグレッシブ」だったので仕方ない部分はあるが、あまりにも攻め側の押し付けが有利すぎるという大味なバランスとなっている。防御巧者ですら捌ききれないというレベルに達したため、調整に関しては下方修正がメインとなっている。
  • 説明しきれていないアーケードクエストとコンボトライアル
    • 初心者向けのチュートリアルとなっている本モードだが、壁コンボやギミック作動の条件等、地味に鉄拳8に必要なポイントが紹介されずに終わってしまう。

総評

余談

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最終更新:2025年04月25日 23:02

*1 スクウェア・エニックスe-STOREまたはローソン@Loppi・HMVでの限定販売

*2 特定の属性の特技を使った際、相手の耐性を下げて判定する特性。

*3 例外として、鳥系・植物系・虫系・水系を統合した系統である自然系は「しぜん斬り」のまま

*4 但し、ドラゴン系をイメージした「ドラゴンスピリッツ」は「ドラゴンソウル」に、鳥系をイメージした「フェザーウインド」は「つむじ風」に、悪魔系をイメージした「ようじゅつ」は「悪魔のささやき」に名称変更されている

*5 チュートリアルで訪れる人間界を含めば19マップ。

*6 iOS/Android移植版のイルルカSPは903種。

*7 初出の『DQ6』では色違い共々もっと簡略的なデザインだったが、『DQ9』やリメイク版『DQ6』で差別化のためダークドレアムのみ現デザインに変更された。にもかかわらず、『ジョーカー2』以降はデュラン達も現ダークドレアムの色違いにされてしまいデザイン変更の意味が無くなってしまった経緯がある。

*8 しかも該当モンスターはゾーマやラーミアのような???系ばかりであり、他にはドラゴン系のしんりゅうと竜神王の2体のみ。他の系統に至っては全く存在しない。

*9 その総数は何と9体もいる。後にアップデートで作れるようになるのではないかと期待されていた声もあったが、結局そのような事は一切無かった。

*10 各エリアに20箇所ほど存在し、最大3個(アップデートにより6個に増えた)同時に出現する。

*11 条件を満たすと1種類追加

*12 ススムは同作にゲスト出演している。ただし、タイゾウも隠しキャラとして登場している。

*13 過去作ではどれか1色がホワイトブロックに変わり、さらに取得するとすぐに効果が発生した。

*14 1回掘るたびにエア(本作ではHP)が1%ずつ減る。×ブロックを壊してもいつものペナルティはないが、上から降ってきたブロックに押し潰されるとペナルティとしてエアが20%減ってしまう。

*15 「ミスタードリラーA」と異なりリアルタイム式。

*16 ティファは格闘家のキャラクターなのでこの意見は決しておかしくはないだろう