下書きの記載に関するルールの変更について (24/5/26変更)
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記事下書き

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「記事下書き」は用途別にページが分かれています。


利用法

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    • 下書きは縦に並んでいますが、新しく下書きを載せるときは必ず最下部に追記してください(下書き作成日が古いものが下部に行くと削除期限日がわかり難くなるため)。
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    • ここに載せた下書きは、初稿作成から1ヶ月が経過すると基本的に削除されます。 記事の投稿時には、必ず記事冒頭に初稿作成日を記述して下さい。記述の無い場合、1か月より早く削除されてしまう可能性があります。
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      その場合、初稿執筆者が不在の際に第三者が下書きに直接手を加えることもありますので、執筆に復帰する際は下書きの確認とスレでの相談を忘れずに行いましょう。
      • なお、判定や記事内容について記事作成相談スレで議論中の場合と、避難所にある記事の場合はこの限りではありません。ただし避難所の利用には相談スレへの報告が必要です。
    • 新規記事の判定については基本的に初稿執筆者自身の判断に委ねられています。記事作成のガイドラインに則る限りは自由に付けて構いません。ただし記事作成後に異論が生じた場合、判定変更議論依頼が提出されることがあります
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      • 意見や指摘を無視して記事作成をした場合、自分では問題ないと思っていても「文章が簡素で内容が薄い」「文章が支離滅裂でわかりにくい」「他のサイト・Wikiからの無断転載」などの理由により、 記事化後すぐに修正依頼や要強化依頼が出されたり、記事化自体が見合わせとなる場合があります。
    • 記事が完成したと判断したら、好きなタイミングで記事を作成して構いません。新規記事作成は管理者とメンバーのみ行えるため、ログインIDを持っていない人は、記事にする際に『記事作成依頼所』で依頼してください。
      • なお、代理作成依頼によって作成された記事の内容に関する責任は執筆者・依頼者に帰結するものとし、代理作成者は責任を負いかねます
    • 記事内容によっては、単独記事として作成するよりも既存の記事への追記の方が良いと判断される場合もあります。
      なお、追記の場合はログインなしでも作業可能です。
      • 追記を想定して記事を作成する場合、下書きの冒頭に追記先の記事名を表記しておくのもいいでしょう。

注意点

  • 発売直後のゲームの記事を執筆したい場合、発売日から3か月経過していることが条件となります(3か月ルール)。
    • 移植版や、海外で先行発売された後に国内で発売された作品も、その発売日から3か月の経過を待つ必要があります。
  • 一度に投稿する下書きは一つとし、その下書きを完成させて記事化依頼してから次の下書きを投稿するようにしてください。
+ 下書き用テンプレート。書き方の詳細はテンプレのページを参照

contentsプラグイン(19行目)は必ずコメントアウト状態(先頭に「//」が付いたまま)で記載してください(記事作成時にコメントを外す)。
コメントアウトしない場合、全下書き項目の見出しが目次化されてしまいます。

↓↓↓ここからコピー↓↓↓
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#areaedit
初稿投稿日: yyyy/mm/dd 追記修正歓迎
*タイトル
【読み】
|ジャンル||~|
|対応機種||~|
|発売元||~|
|開発元||~|
|発売日| 年 月 日|~|
|定価|, 円|~|
|プレイ人数|1人|~|
|レーティング|CERO: ()|~|
|廉価版| : 年 月 日/, 円|~|
|配信| : 年 月 日/ |~|
|備考| |~|
|判定| |~|
|ポイント| |~|
//----
//#contents(fromhere)
----
**概要
**あらすじ
**特徴
**評価点
**賛否両論点
**問題点
**総評
**余談
#areaedit(end)
↑↑↑ここまでコピー↑↑↑

一般的な編集の練習は「サンドボックス」へどうぞ。



初稿投稿日: 2025/9/5 追記修正歓迎

※個人パブリッシングのSteam版については割愛。
※本項では2025年6月5日配信のChapter 4までの内容に準拠しています。


DELTARUNE

【でるたるーん】

ジャンル RPG
対応機種 Nintendo Switch 2
Nintendo Switch
プレイステーション5
プレイステーション4
メディア ダウンロード専売
発売元 ハチノヨン
開発元 Toby Fox
発売日 2025年6月5日
定価 3,980円(税込)
レーティング CERO:B(12歳以上対象)
プレイ人数 1人
判定 未定(良作予定)
ポイント 『UNDERTALE』のパラレルストーリー
Chapter 1に限り粗削りな箇所が多い
UNDERTALEシリーズ
UNDERTALE / DELTARUNE


概要

UNDERTALE』の作者Toby Fox氏が手掛けるUNDERTALEシリーズの第2作。
『UNDERTALE』のNintendo Switch版発売直後の2018年10月に突如、体験版としてPCで『DELTARUNE Chapter 1』が発表され、翌年の2019年にSwitchとPS4でも配信。その約3年後の2021年9月に、Chapter 2が追加された『DELTARUNE Chapter 1&2』として、無料アップデートが行われた。
そして、Chapter 3,4を追加した製品版が2025年6月5日に発売された。Nintendo Switch 2のローンチソフトの一つでもある。
残りのChapter 5以降は、製品版を購入済みのユーザーを対象に、無料アップデートで追加されていく予定とのこと。
なお、本作は『UNDERTALE』クリア済みのプレイヤーを対象としている*1ため、『UNDERTALE』のネタバレとなる内容が含まれている。本記事でも『UNDERTALE』のネタバレとなる記述はなるべく避けるようにしているが、未プレイの場合は注意。


特徴

  • 『UNDERTALE』と同様、コマンド選択式のRPGに、STGのような避けゲーを組み合わせたバトルシステムを採用している。
    • ランダムエンカウントだった前作と異なり、今作ではシンボルエンカウントへと変更されている。
    • 戦闘画面はフロントビューからサイドビューへと変更。また、主人公以外にも仲間キャラクターが追加されている。
    • 新たなシステムとして「TP」が追加。
      • 「攻撃をする」「防御を選択する」「敵の攻撃をギリギリで回避する」などでTPが溜まり、TPを消費することで、特別な「こうどう」や「まほう」を使用することができる。
      • TPが多く溜まった状態で戦闘を終えることでお金を多めに入手できる。
    • HPが0以下になった味方は「Down」となり、戦闘不能状態となってしまう。味方全員のHPが0になるとゲームオーバー。
      • 残りHPを超えるダメージを受けてしまった場合、受けたダメージに応じてHPがマイナス表記となり、ターンを迎える度に一定数HPが自動回復する。
      • 回復アイテムや回復魔法などを使用するか、上述した自動回復でHPが1以上になれば戦闘不能状態から復帰できる。他にも「リザレクトミント」という戦闘不能状態からHP最大まで回復するアイテムも存在する。
  • 『UNDERTALE』と同じく、敵と和解する手段として「みのがす」コマンドも用意されている。
    • 前作同様「こうどう」コマンドで敵の名前を黄色くすれば、見逃すことができる。
    • 今作では新しく停戦方法の一つとして、スリープの魔法が追加されており、敵が「くたびれ」状態になることで眠らせて停戦することも可能。「くたびれ」状態になった敵は名前が青くなる。
    • Chapter 2以降は、敵の種類ごとに決められた数の和解をすることで、敵キャラがキャッスルタウン(闇の世界の城下町)に住民として住み着いてくれる。
  • ストーリーはChapterごとに区切られたリニア進行方式となっている。
    • 他のRPGで例えるなら『MOTHER3』や『ファイナルファンタジーXIII』などに近い。
    • チャプターセレクト機能も最初から使用できる。
      • ただし、これは体験版をプレイ済みのユーザーに対する配慮であるため、基本的にはChapter 1からのプレイが推奨される。
  • マルチエンディングの撤廃
    • 前作『UNDERTALE』においては、「敵を殺すか見逃すかでルートが分岐し、それに応じてエンディングが変わる」という特徴があったが、本作のエンディングは一つだけと、発表当初から作者のToby Fox氏が明言している。
    • 実際、前作における「Pルート」や「Gルート」のようなものは本作にはなく、敵を倒しても見逃しても大まかなストーリー展開は変わらない。一方で、敵を倒したり見逃したりすることが全くの無意味というわけでもなく、一部の台詞やカットシーンが変わったり、間接的に登場人物の生死に関わることも少なからずある。
      + ただし…(ネタバレ注意)
      • Chapter 2において、特定の手順を踏むことで一部ストーリーの流れが大幅に変わる特殊なルートが存在する。
      • 現時点では完結していないため、最終的なエンディングにまで影響を及ぼすかは不明。
+ 主なパーティーメンバー
  • クリス
    • (現時点で)作中に唯一登場する「ニンゲン」であり、本作の主人公。
    • 他の仲間と異なり「まほう」は使えないが、その代わりに「こうどう」という固有のコマンドが使用できる。
    • タマシイを使って闇の泉を封印することができる。
  • スージィ
    • モンスターのバッドガール。Chapter 1の終盤になるまでは、勝手に攻撃行動をしてしまうため、和解してバトルを終わらせるためには、敵に対して「けいこく」をする必要がある。
    • 攻撃魔法である「ルードバスター」を使用することができる他、Chapter 2以降は回復魔法も使用できるようになる。
  • ラルセイ
    • 闇の世界の王子。基本的には平和主義者で優しい性格であり、クリスやスージィに対して、なるべく戦わなくて済むように助言をする。
    • ダークナーと呼ばれる闇の世界の住民である。対してクリスやスージィなどの光の世界の住民はライトナーと呼ばれる。
    • 回復魔法である「いやしの詩」と、くたびれた敵を眠らせる魔法「スリープ」を使用できる。
  • 機種ごとの違い
    • Switch2版にはJoy-Con 2の新機能であるマウス操作を使用したスペシャルルームが用意されている。
      • その他の機種でも操作方法は異なるが、スペシャルルーム自体は存在している。
    • PS5/PS4版はトロフィーに対応している。
    • Switch2/Switch版はどちらか片方を購入していれば、もう片方を300円で購入可能。
    • PS5/PS4版はクロスバイ対応となっている。
    • 下位機種ではロード時間が長くなっている。(公式では「キュートなローディング時間を長く見られる」と表現されている。)
      • なお、ロード時間は主にChapterの切り替え時に発生するため、本編のプレイ中に支障が出ることはほぼ無い。

評価点

  • 個性豊かなキャラクターたちによって描かれる魅力的なストーリー
    • ストーリーの大筋は「3人の勇者が世界を救うために闇の世界を冒険して闇の泉を封印していく」というRPGとしては王道寄りなもの。
      • 一方で、敵を含めた登場キャラクターたちの個性は粒だっており、陳腐さは全く感じられない。
    • また、現時点では具体的な説明がされていない描写もあり、ファンの間で考察の対象となっている。
      • 例として『UNDERTALE』と同じく人間が主人公のクリス以外にいない、ラルセイが前作のとある人物に酷似している、クリスとタマシイの関係性など。
  • 『UNDERTALE』を知るプレイヤーへのファンサービス
    • 主に光の世界において『UNDERTALE』に登場したキャラクターや施設・単語などが立場を変えて登場するため、『UNDERTALE』を知っているとニヤリとできる要素がたくさんある。
  • 『UNDERTALE』からパワーアップした演出
    • 本作では開発メンバーが増えたこともあってか、『UNDERTALE』よりも演出面が派手になっている。
    • とりわけChapter 2以降はカットシーンやムービーなどの演出が強烈になっており、プレイヤーに強いインパクトを残してくれる。
  • 評価の高いBGM
    • 『UNDERTALE』でも使用された、特定のキャラクターごとにテーマとなるフレーズを作り、複数の曲に利用するという手法は健在。
      • 中には『UNDERTALE』で使用されたBGMのフレーズが使用されているものもあり、これも一種のファンサービスになっている。
    • とりわけ通常戦闘曲である「Rude Buster」は、前作の通常戦闘曲よりもスタイリッシュかつ激しい曲調で、高い人気を誇っている。
    • また各種Chapterごとにある闇の世界のフィールド曲も高評価。
  • 非常に丁寧なローカライズ
    • 『UNDERTALE』でもそうだったが、テキストウィンドウの文字以外の英語もちゃんと元の書体を保ったまま日本語に訳したり、日本人に伝わりやすい英語に変更している。
    • 一部の敵キャラは合成音声によるボイスを発するのだが、これも日本語になっている。
    • 一部のパズルなどは、日本語に訳す際に、パズルの解法やグラフィックなどをわざわざ意味が伝わるように変更するなど、細かく作り込まれている。
    • 昨今の海外ゲー、それもインディーゲームで、ここまで丁寧に日本語ローカライズを施している作品は滅多に見られない。
    • 作者へのインタビューによると、『UNDERTALE』の頃より日本語を勉強したらしく、一部キャラクターの一人称などは、Toby Fox氏本人が直々に決めたとのこと。

賛否両論点

  • 相変わらずクセの強いキャラクターたちと独特の作風
    • 『UNDERTALE』と同様、個性的ではあるもののキャラクターたちのクセが強く、多少ではあるが人を選ぶ。
      • 例を挙げると「古風の文語とカタカナを交えた独特な喋り方をする」「台詞が誤字脱字だらけ」「古臭いCG風の見た目をしている」など……。
      • 他作品ではまず見られないほどのオリジナリティを有しているという点で言えば評価点とも言えるし、極度に不快感を煽るようなキャラもいないのだが、万人受けするかと問われると少々微妙。
    • ストーリー展開に関しても、敵サイドのキャラクターが、コントのようなギャグの多いカットシーンを長々と見せつけてきたりすることもあり、これもまた人を選ぶ。とりわけChapter 2・3で顕著。
    • ただし、端的に言ってしまえば大まかな雰囲気は『UNDERTALE』のノリとそこまで変わらないため、『UNDERTALE』のキャラクターや作風にハマったプレイヤーなら、概ね受け入れられることができる。

問題点

  • たたかう・みのがすを選べるシステムが上手く活かせていない
    • 『UNDERTALE』における最大の特徴であった「敵を倒すか見逃すかプレイヤーが選べる」というシステムが本作にも引き継がれているのだが、本作ではこれを上手く活かし切れているとは言い難い。
    • 特徴にも書いた通り本作では敵を倒しても見逃してもストーリーに大きな影響を与えない。
      • 『UNDERTALE』では敵の生死に直接関わる都合上、戦うことを選択する重み、平和的に解決することの難しさ、平和的に解決できた時の達成感が表現されていた。
      • 一方、本作では雑魚敵を攻撃して倒しても逃げ出してしまうので直接殺害することはできない。ボスも同様で攻撃して倒しても、生死に直接影響せず、ストーリー展開に大きな影響を与えることはない。
      • もちろん、カットシーンや一部台詞などは変わるし、時には主要キャラクターの生死に影響することも少なからずあるが、前作のような大幅な変化を期待すると肩透かしを食らう。
    • また、倒すか見逃すかが完全に決められているボスがいることも、上記の問題点を助長している側面がある。
      • 特に見逃すことしかできないボスは、「ダメージを与えても全回復する」「たたかうコマンドを封じられる」「攻撃が一切当たらない」など、露骨に攻撃による撃破を封じられているため、余計にたたかう・みのがすを選べるシステムが形骸化しているような印象を受ける。
      • 逆に攻撃して倒す必要があるボスは、それまで和解して進めてきた場合でも攻撃を選択しなくてはならないので、攻撃用の武器の更新を怠って戦いに苦戦したり、「本当に攻撃して大丈夫なのか?」と躊躇したりする可能性もある。
  • 雑魚敵から逃げることができない
    • シンボルエンカウントに変更したということもあってか、前作に存在した逃げるという手段が使えなくなっている。
    • 敵キャラと和解を目指す場合、一定数以上仲間にしたらそれ以上は戦闘を行う必要性が低いため、下手にエンカウントしてしまうと、かなり面倒くさい。

Chapter 1のみの問題点

  • 「こうどう」がクリスしかできない。
    • 基本的に敵を見逃す場合は「こうどう」で和解する必要があるため、クリスが戦闘不能になると、敵との和解ができなくなってしまう。
    • 仲間は「こうどう」できないため、見逃す場合はクリス以外はひたすら防御を選択するというプレイングになりがち。
    • Chapter 2の途中からは、仲間たちがそれぞれ個別に「こうどう」と同じことができる「〇アクション」(〇は仲間の名前のアルファベット頭文字)を覚え、和解を狙う場合でも、防御以外に選択肢が増えた。
  • 一部ユーザビリティに難がある
    • アイテムを一定数以上持つと持ちきれない。
      • Chapter 2以降はセーブポイントから倉庫にアクセスできるようになり、最大所持数を超えたアイテムは自動的に倉庫へと送られるようになった。
    • セーブファイルは3つまであるが、セーブをする際に別のファイルにセーブをすることができない。
      • Chapter 2以降は、セーブポイントから別のセーブファイルにセーブをすることができるようになった。
  • その他、Chapter 2以降に改善された細かい点
    • 敵のHPがパーセンテージで表示されるようになった。
    • 敵のHPの横に「みのがすゲージ」が追加されて、どの行動でどれくらい和解が進んだか視覚的に理解できるようになった上に、和解ができない敵の場合、みのがすゲージに×印がつくようになった。

総評

『UNDERTALE』の魅力の一つであった「個性豊かな人外のキャラクターたち」「ギャグの多い独特の作風」などは、本作においても健在で、『UNDERTALE』の作風が好きな人にとっては、本作も存分に楽しめる。
一方、『UNDERTALE』と比べてシナリオ面での自由度が下がっている点に加え、現状未完結であるため、シナリオの最終評価がどうなるか不明瞭という懸念点も少なからずある。
また、あくまでも『UNDERTALE』を知っているユーザーに向けた作品であるため、いきなり本作から始めるのは推奨できないが、裏を返せば『UNDERTALE』のファンであれば、本作もオススメできる作品であると言えよう。
Chapter 1に限り、システムなどに粗削りな部分が垣間見えたが、それらもChapter 2以降で改善されているものも多い。
Chapter 2までなら無料で遊べる体験版が存在するため、興味のある方は、まずはそれをプレイして、雰囲気などの作風が肌に合うかどうかを確かめてみることを推奨する。


余談

  • 気づいた方もいるかもしれないが、「DELTARUNE」は「UNDERTALE」の文字を並べ替えた、所謂アナグラムである。
    • また『UNDERTALE』をプレイ済みの人ならわかるが、「DELTA RUNE」という単語自体は『UNDERTALE』内における単語の一つとして登場している。
    • 現状『UNDERTALE』における「DELTA RUNE」と本作における「DELTA RUNE」にどのような関連性があるかは不明。
  • 本作も『UNDERTALE』と同じく小ネタの類が非常に多いが、その中には周回プレイ時に有効活用できる便利なものもある。
    + 詳細 ネタバレなのでクリア後の閲覧を推奨
    • Chapter開始時に主人公が寝ていた場所を調べることで、闇の世界で冒険を始めるところまでスキップすることができる。
    • 本作には各Chapterごとに隠しボスがいるのだが、一度でも隠しボスを倒したことがあれば、キャッスルタウンの左側にある穴を調べることで、別のセーブデータでも隠しボスの撃破報酬を貰うことができる。
  • PS5/PS4版では、特定条件を満たすことによって隠しメッセージを見ることができる。
    • ただしその隠しメッセージを見る条件は理不尽と言っても過言ではないほど難易度が非常に高い。作者のToby氏も「か な りキツいチャレンジ」「実際に挑戦するのはおすすめしません!」と言っているほど。
      + 詳細
      • その条件とはトロフィーを一切取得しないままゲームを最後までクリアすること。
      • これだけなら一見そこまで難しい条件には思えないかもしれないが、本作では「ダメージを一定回数受ける」「ゲームオーバーになる」「武器や防具を装備する」「アイテムを使用する」「隠し要素を見つけずにチャプターをクリアする」だけでもトロフィーを取得してしまうため、事前情報を知っていても達成は困難を極める。

初稿投稿日: 2025/9/5 追記修正歓迎

Nintendo Switch 2 のひみつ展

【にんてんどう すいっち つー のひみつてん】

ジャンル ミニゲーム集
対応機種 Nintendo Switch 2
発売・開発元 任天堂
発売日 2025年6月5日
定価 990円(税10%込)
周辺機器 Proコントローラー or 充電グリップ
USBカメラ
4K HDR対応モニター
判定 なし


概要

Nintendo Switch 2と同時発売されたローンチタイトル。
はじめてのWii』の系統に連なる新ハードの機能を実際に体験することを目的としたソフトである。
今回はSwitch 2の内部構造などの解説を交え、Switchとの違いを学べるようになっている。


特徴

  • 巨大なNintendo Switch 2本体、Joy-Con 2、ドックなどが配置されたテーマパークを歩き回りながら展示やミニゲームを楽しんでいく形式になっている。
    • ボタンやセンサーなどの近くにスタンプ台が隠れており、そのエリアのスタンプを全て集めると次のエリアに進める。
    • 展示は一通り見た後、クイズに挑戦することができる。
  • ミニゲームは目標スコアをクリアすることでクリアメダルを入手でき、一定数のメダルを入手すると上級難易度や新しいミニゲームが解禁されていく。
    • 他に本体機能を体感するためのテックデモが用意されており、こちらも体験するとクリアメダルを貰える。
+ ミニゲーム一覧
  • 1:トゲトゲよけ
    • マウス操作でUFOを動かし、上部から襲ってくるトゲトゲを避け続け、どれだけ長く生き残れるかを競う。段々トゲの速度が上がったり、こちらを狙ってくるトゲが混ざる。
    • パート2ではトゲと一緒に降ってくるスターを集め、パート3では両手で2つのUFOを操作するようになる。パート4はそれらを複合した最高難易度モード。
  • 2:強振動探し
    • マウス操作でカーソルを動かし、振動がもっとも強い場所を探す。パート1は左右のみ、パート2は画面全体、パート3ではあちこちにダミー振動が発生するようになる。
  • 3:フレームレートクイズ
    • 2種類の映像を連続で見てフレームレートを見極める。パート1は120fpsの映像がどちらかを当て、パート2では微妙なfps差でどちらが滑らかかを当てる。
  • 4:タッチ10
    • 携帯モード専用。10本の指を使って遊ぶツイスターゲームのような内容で、指定された色に指を置いていく。一度タッチした指がズレてしまうとゲームオーバー。
    • パート1は規則正しく並んだ4色、パート2は4色がランダム配置され、パート3では7色になる。
  • 5:角度感覚
    • 携帯モード専用。本体のスタンドを使って指示された角度に調整する。パート1では画面にリアルタイムの角度が表示されるが、パート2では完全に自分の感覚で角度を調整する必要がある。
  • 6:スピード迷路
    • マウス操作で遊ぶいわゆるイライラ棒でクリアタイムを競う。パート4まで存在し、段々と迷路が複雑化したり、狭い隙間を通り抜ける必要がある。
  • 7:スピードゴルフ
    • マウス操作でパットゴルフを遊び、クリアタイムを競う。打数は関係なく、とにかく早くクリアすれば良い。Joy-Con 2の傾きで打つ方向を調整できる。パート4まで存在し、段々難しいコースになっていく。
  • 8:スピードクリック
    • マウス操作でスタート位置から素早くカーソルを動かして的をクリックするタイムを競う。パート4まで存在し、クリックする目標が増えて難しくなっていく。
  • 9:4Kピクセル探し
    • TVモード専用。4K画面の中の1ピクセルを探し当てるタイムを競う。パート1は静止した4つのピクセルを探し、パート2では移動する5つのピクセルを探す。
  • 10:顔まね
    • USBカメラを使ってお手本の顔を真似る。顔の角度、目の角度、口の角度などを高精度顔認識で判定し、お手本に近いほど高得点となる。
  • 11:感触かたち当て
    • マウス操作と感覚フィードバックを使ったミニゲーム。輪郭に触れると返って来る振動をヒントに形を当てていき、クリアタイムを競う。パート1は四角や三角といった単純な形状、パート2ではアルファベットを当てていく。
  • 12:マーカーペン
    • マウス操作で指定された範囲を正確に塗りつぶす。クリアタイムを競うが、少しでもはみ出るとミスになる。パート4まで存在し、段々難しい図形になっていく。
  • 13:振動神経衰弱
    • マウス操作と振動を使って遊ぶ神経衰弱。6種類の振動をヒントにペアを当てていく。全てのペアを当てるまでの手数を競う。
  • 14:バルーンハント
    • マウス操作で遊ぶFPS。迷路内に配置されたバルーンを全て割るまでのタイムを競う。パート3まで存在し、より正確なエイム操作が必要になっていく。
  • 15:液晶ピクセル探し
    • 携帯モード専用。マウス操作で本体液晶画面の光っているピクセルを3つ探すタイムを競う。パート2ではピクセルがゆっくり移動していく。
  • 16:スクレーバー
    • マウス操作でスクレーバーを動かし、汚れを素早くこすり落とすタイムを競う。パート2は最初の汚れの下から手形の汚れが出てくる。
  • 17:GLGRロック解除
    • Proコントローラー / 充電グリップ専用。GLGRボタンにAボタンとBボタン操作を設定して指示されたボタンを押したり離したりするクリアタイムを競う。
    • パート1では操作数が少なく、パート2では多くなり、パート3ではシャッフルされるため難易度が上がっていく。
  • 18:片輪走行カー
    • マウス操作とジャイロセンサーを使ってミニカーを操作し、障害物を回避しながらゴールまでのタイムを競う。Joy-Con 2を左右に移動すると移動し、傾けると片輪走行する。片輪走行中はスピードが上がるが左右に移動できなくなる。
    • コースにはタイヤが乗るとスピードが低下する丸太や当たると止まってしまうカベ、片輪走行で触れるとブーストするオイル缶などが配置されている。パート2では踏むと障害物が移動するスイッチが追加される。
  • 19:平泳ぎ イライラフラフラ
    • 左右Joy-Con 2を同時にマウス操作する高難度ゲーム。マウス操作で左右の手を動かし、平泳ぎをしてゴールまでタイムを競う。
  • 20:型ハメパズル
    • マウス操作で4つのピースを型にはめていく。型にはめる際はジャイロセンサーで傾きを調整する必要がある。パート2は型自体がふらふら揺れ動く高難度モード。

評価点

  • Switch 2の新機能を楽しみながら学ぶことができる。
    • 各所の展示でSwitchからの進化、内部設計の工夫といった部分まで詳しく解説されており、分解等を行わずともハード設計・技術を学べる。
      • 本体やJoy-Con 2は内部エリアも用意されており、通常は見る機会のない内部構造をじっくり堪能できる(さすがにパーツを外すといったことはできないが)。
      • 広大なエリアを移動するため、好きな展示の前までワープできる機能もあるので、探索も楽。
    • 次のエリアに進むために必要なスタンプ台が隠されている場所のヒントがプレイヤー自身の手元にあるので、じっくり眺めまわしてボタンやセンサーの場所を憶えることができるのも面白いところ。
  • テックデモではニンテンドーダイレクトでも公開されたJoy-Con 2をマラカスにして遊ぶデモをはじめ、花火を打ち上げてHDRの違いを確認できるものなど様々なデモを楽しめる。
    • 特に『スーパーマリオブラザーズ』の1-1を4K画面で遊ぶデモは、ファミコンと違って画面スクロールを必要とせず、ステージ全体が画面内に収まることで解像度がどれだけ進化したかが分かるものになっており、SNSでも話題になった。
  • 多彩なミニゲーム
    • 特に新要素のマウス操作を使ったミニゲームが多く、パットゴルフを打数関係なくクリアタイムを競う「スピードゴルフ」、定番のイライラ棒を遊べる「スピード迷路」といったものから、HD振動2を使って遊ぶ神経衰弱、形当て、2種類の映像を見比べてどちらが高フレームレートか当てるクイズ、さらにはマウス操作で風船割りを遊ぶFPSなども用意されている。
      • 最初はマウスを自由に動かして遊ぶが、徐々に正確性や素早さが求められるゲームが登場するため、少しずつマウス操作に慣れていくことが出来る。練習には最適。
    • スコアも記録されるので、気に入ったミニゲームでスコアアタックを楽しむことも可能。

問題点

  • ミニゲームによってコントローラーや本体の持ち替えが頻繁に発生する。
    • Joy-Con 2を外して両手に持った状態で遊ぶミニゲームが多いが、本体のスタンドを使うミニゲームもあったりと、ミニゲームごとにコントローラーや本体を持ち替えねばならず、煩わしい。
  • ミニゲームの多くはマウスとHD振動2を使ったものばかりで、似たり寄ったりなものが多い。マウス操作ゲームのほとんどがクリアタイムを競うものばかりなのも拍車をかけている。
  • クリアメダルのコンプリートを目指す場合は高難度。
    • 1つのミニゲームにつき一定スコアを満たすごとに最大3枚のクリアメダルが貰えるが、3枚目のメダルの条件となる目標スコアが非常に高く設定されているため、コンプリートにはかなりのやりこみを必要とする。
    • 例えばHD振動2を使って最も強い振動の場所を探る「強振動探し」は全てのメダルを入手するのに正解位置から誤差3ドット以内という厳しい条件。パート1は左右だけなのでまだ何とかなるが、パート2は画面全体、パート3に至っては各所にダミーの振動が発生するため正解を探しあてるのは非常に難しい。
  • 前述のマリオデモなど一部は4Kモニター*2や周辺機器のProコントローラー(または充電グリップ)*3、USBカメラがないと遊べない。
    • 向上したハード性能や新要素を満遍なく体験するためだが、全て遊ぶためのハードルは高い。
    • また、ミニゲームの1つ「4Kピクセル探し」などはモニターのドット抜け・色ムラ等の影響を受けやすく、高得点を目指す場合はそれなりに品質が高いものが必要になる。
    • プレイできない場合の救済として「クリアしたことにする」を選べば銀メダルを貰えるため、解禁に必要なメダル数に足りなくなることはない。

総評

ミニゲームを遊びながらNintendo Switch 2の構造や技術を学べるのは入門用ソフトとしてはなかなか面白い試みである。
収録されているミニゲームの多くはマウス操作を使うものが多いので、今までPCゲームなどに触れてこなかった層への入門・練習用と言えるだろう。
全てのミニゲーム、テックデモを遊ぶためには4Kテレビや周辺機器が必須なので、100%楽しむためのハードルが高いのが一番のネックか。

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最終更新:2025年09月16日 02:59

*1 『UNDERTALE』はマルチエンディングであり、どのエンディングを迎える必要があるかまでは具体的に説明されてないが、ファンの間では少なくとも「Pルート」のクリアは必須と言われている。

*2 HDRやフレームレートは本体液晶で体験可能。

*3 Proコンと充電グリップに追加された「GL/GRボタン」を使うため。