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初稿投稿日: 2026/10/5 追記修正歓迎
【せんしゃせんりゃく さばくのきつね】
| ジャンル | シミュレーション | ![]() |
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
| メディア | 2MbitROMカートリッジ | |
| 発売・開発元 | コトブキシステム(ケムコ) | |
| 発売日 | 1988年4月28日 | |
| 定価 | 5,500円 | |
| プレイ人数 | 1~2人 | |
| 判定 | なし | |
| ポイント |
ファミコン初の現代戦シミュレーション 本格的ながらもサクサク進められてスピーディ ユニットとして動いて戦う司令部 生産ができないので守り中心の展開を強いられる |
1988年4月にコトブキシステム(ケムコ)によりファミコン用ソフトとして発売された、現代戦を題材にした戦略シミュレーションゲーム。
タイトルにもなっている「砂漠の狐」と呼ばれたナチス・ドイツのエルヴィン・ロンメル将軍となって北アフリカ戦線でドイツ軍を指揮し、イギリス軍を撃破することが目的。
世界観
時は第二次世界大戦初頭、舞台は北アフリカ戦線。
プレイヤーは実在したナチス・ドイツの将軍エルヴィン・ロンメルとして、モントゴメリー将軍率いるイギリス軍と戦う。
システム
ユニットの種類と特性
| ユニット | 属性 | 弾数 | 特徴 | 得意 | 苦手 |
| 司令部 | 陸 | 16 | 装甲車 高射砲 トラック 戦闘機 | 歩兵 | |
| 戦車 | 陸 | 10 | 陸上ユニットでは最強 | 装甲車 歩兵 トラック | 爆撃機 |
| 装甲車 | 陸 | 10 | 地上ユニットでは最も機動力が高い | トラック | 司令部 戦車 爆撃機 |
| 野戦砲 | 陸 | 15 | 射程4 | トラック | 爆撃機 |
| 高射砲 | 陸 | 15 | 射程3 | 戦闘機 トラック | 司令部 |
| 歩兵 | 陸 | 6 | 燃料の消費がない | トラック 司令部 | 戦車 戦闘機 爆撃機 |
| 輸送トラック | 陸 | 6 | 歩兵を搭載できる | 歩兵以外 | |
| 補給トラック | 陸 | 6 | 歩兵以外 | ||
| 戦闘機 | 空 | 4 | トラック 歩兵 爆撃機 | 司令部 高射砲 | |
| 爆撃機 | 空 | 6 | 高射砲以外の地上ユニット | 戦闘機 |
地形の種類と特性
| 地形 | 特徴 |
| 道路 | 移動力の消費が少なく長い距離を移動できる。 |
| 砂漠 | 道路よりは移動ロスが大きい。 |
| 草地 | 上に同じ。 |
| 荒地 | 最も移動力のロスが大きい。 |
| 陣地 | 陸上ユニットの防御力が大幅に上がる。 |
| オアシス | 上に同じ。 |
| 街 | 陸上ユニットが5機補給される。 |
| 飛行場 | 航空機ユニットが5機補給される。 |
| 海 | 航空機しか入れない。 |
マップ
| 名称 | 配置ユニット(上段:ドイツ軍 下段:イギリス軍) | 特徴 | ||||||||
| 戦車 | 装甲 | 野戦 | 高射 | 歩兵 | 輸送 | 補給 | 戦闘 | 爆撃 | ||
| ロンメルの演習 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 文字通り演習、つまり練習モードのような扱い。 |
| 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 | ||
| 勝利への道 | 3 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 町が多く、いかにこれを拠点として有効活用するかがカギ。 |
| 3 | 1 | 2 | 2 | 2 | 0 | 2 | 3 | 3 | ||
| トブルク攻防戦 | 3 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 近距離で両軍が向かい合っているが、お互い後方に大きなスペースがある。 |
| 10 | 6 | 2 | 2 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | ||
| 激戦!トリポリ | 6 | 2 | 1 | 3 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 中央が山脈に阻まれ、陸上部隊進軍の弊害になる。 |
| 4 | 1 | 2 | 3 | 4 | 0 | 3 | 7 | 7 | ||
| 北アフリカ戦線 | 4 | 4 | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 | 広大な大地に、両軍それぞれ2つずつ(計4つ)の飛行場があるため航空部隊の展開がしやすい。 |
| 8 | 5 | 3 | 6 | 4 | 0 | 3 | 5 | 5 | ||
多少粗削りな部分はあれど全体的には手軽に楽しめ、ユニット同士の相性などをはじめバランス自体も良くできており、CPUの思考時間も短めで短時間で手軽にできるものとして独自の強みにもなっている。
同年は戦国系なら『独眼竜政宗』(ナムコ)や『不如帰』(アイレム)といった戦国シミュレーションの入門格なものがあったが、それの現代戦版と言えるだろう。
またシンプルさが功を奏してCPUの思考時間も短いためゲーム展開のテンポも良く、待ち時間によるストレスを感じにくい点などもありシミュレーションとしては悪くない出来。
ただ生産ができないため、限られた戦力で守りを主眼に置いた戦略の組立てが大前提となることから、少々盛り上がりには欠けるところも否めない。
初稿投稿日: 2026/10/17 追記修正歓迎
【しょうぐん】
| ジャンル | シミュレーションRPG | ![]() ![]() |
| 対応機種 |
MSX ファミリーコンピュータ |
|
| 発売元 |
【MSX】日本デクスタ 【FC】ヘクト |
|
| 開発元 | ヴァージン・ゲームズ | |
| 発売日 |
【MSX】1987年9月 【FC】1988年5月27日 |
|
| 定価 |
【MSX】7,800円 【FC】5,800円 |
|
| プレイ人数 | 1人 | |
| 判定 | ゲームバランスが不安定 | |
| ポイント |
フリーダムでハチャメチャな戦国模様 手下に襲いかかって金を奪う世界 「戦えない」のではなく「戦わない」 忠誠心だけでなく戦うためにもコツコツ人心マネジメント |
戦国時代を舞台にしたシミュレーションRPGで元々はヴァージン・ゲームズが1986年にアメリカでコモドール64用のソフトとして発売したシミュレーションRPG。
日本では日本デクスタが1987年にMSXで、ヘクトが1988年5月にファミコン用ロムカセットソフトとして発売した。
名前の通り、将軍を目指すゲームで一部実在の戦国武将の実名が使われているが特に本物とは関係ない。
1550年4月、英国人ジョン・ブラックスロンの船は日本沖合で難破した。その頃日本は内乱で分裂状態にあり、各地で豪族や大名が分割して支配し、百姓は不満から一揆を起こし、大名はそれを鎮圧し更に武力や策略をめぐらして他国に支配地域を伸ばしていった。
そして天皇に次ぐ絶対権力者である将軍になるべく、各地での大名や豪族たちの間で戦いが繰り返された。
大阪城の君主「石道和義」、関東の大名「義寅長」、東北の暴れ大名「奥羽正宗」が権力を伸ばしていたが、その優劣は予断を許さない情勢であった。
そんな矢先に権力をほしいままに振るっていた将軍が、城と地域を残して死んでしまったことで世の中は大混乱。
寅長や石道ら大名はもちろんのこと、各地の武士、難破した船から外人、僧侶、百姓、盗賊、果ては漁師や飯炊き女までもが将軍になろうと策略をめぐらしはじめた。
様々な者たちが武力、ワイロ、富、野心、憎悪、裏切りと様々なものが混濁する中で、戦いを勝ち抜いて将軍の座を狙う。
コマンド
パラメータ
独特なステータスバランスなどに加えて家来にしたのに襲い掛かったり、或いは戦わない相手には武器を渡したりなどシュールなマネジメントが必要という滑稽な戦国模様はヘンな意味ではあるが一応個性的ではある。
ただファミコンにおけるシミュレーションゲーム黎明期ということもあるが、PCなどを見ても他に例を見ないシステムは理解が難しく「戦って家来を増やして巻物を得て将軍になる」という目的は提示されていても戦国シミュレーションの代名詞『信長の野望シリーズ』のような感覚とは似ても似つかず初心者がそのような感覚で手を出せば、まったくつかみどころのない謎なゲームになってしまうこと間違いなし。
とはいえキャラの動く速度は決して遅くはなく、目的のキャラ探しなどゲーム進行を妨げないスピードがあったり、戦いは短時間で決着するので長期プレイでもダラついた展開になりにくい点はスタイルに合っている。
クセが強くお世辞にも秀逸とは言えないがシミュレーション好きで、それらに慣れたプレイヤーが一風変わったものを求めるなら選択肢に入るだろう。
*1 当時はまだ『ファミ戦(せん)』という仮タイトル。