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*ローグレガシー 【ろーぐれがしー】 |ジャンル|アクションRPG|&image(jp1052cusa02185_00cdgroguelegacy01_jacket.png)| |対応機種|プレイステーション3、プレイステーション4,プレイステーションVita|~| |発売元|Cellar Door Games|~| |開発元|Cellar Door Games|~| |発売日| 2015年4月8日|~| |定価|2,000円|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|CERO: (A)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|即死上等世代交代アクション |~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 プレイヤーが死ぬ度に世代交代していくアクションRPG。~ 「ローグ」という名前が示す通りローグライク的な要素があり、攻略するダンジョンの構造はプレイするたびに変わる。~ 通常のローグライクRPGとの違いは&bold(){ダンジョン攻略中にレベルアップしたり、強い装備を入手することがない}ということ。~ レベルアップや新しい装備の入手は世代交代時にのみ行うことができる。~ 世代交代=プレイヤーがダンジョン攻略中に死ぬことが前提であるため難易度はやや高め。~ **特徴 -ランダム生成ダンジョン。 --ローグの名前通り、プレイごとにダンジョンはランダム生成される。 --全体で4つのエリアに分かれており、真ん中が「城」、右方向に「森」、上部が「塔」、下が「闇の領域」という構成になっており、それぞれのエリアのボスを見つけ出し倒すことで最終エリアへの扉が開かれる。 --レベルアップでとあるNPCをアンロックすれば、入手できるゴールドの量が制限される代わりに前回と同じ構造のダンジョンに挑むこともできる。 -世代交代 --本作最大の特徴。一回のプレイの間にプレイヤーキャラクターが成長することはなく、プレイ中に入手したゴールドや装備の設計図、装備に特殊効果を付ける『ルーン』を使って新しいスキルを入手したり、装備品を作ることになる。 --ダンジョン攻略中に死亡した後はランダムに3人の跡継ぎ候補が作られ、その三人の中から次のプレイヤーを選ぶことになる。 -アクション --移動以外の基本アクションはジャンプ、剣を振る、下方攻撃の3つだけだが、ルーンを入手することで「ダッシュ」や「二段ジャンプ」のアクションが追加される。 --通常の攻撃以外にMPを消費して使用する「スペル」があり、どのスペルを使えるかは跡継ぎを選ぶときにランダムに決定される。 --その他、クラス固有の特殊能力があり、その多くはレベルアップすることで使用できるようになる。 ---例:パラディンはMPを消費するが敵の攻撃をガードできる。アーチメイジは複数のスペルを持ち切り替えることが可能。 **評価点 -繰り返し楽しめるローグライクダンジョン --基本はシンプルな横スクロールアクションだが、クラスごとにプレイスタイルが異なり、敵の配置もランダムなので何度でも楽しめる。 --敵キャラクターは、動きは遅いが、攻撃力が高いもの、素早く動き、どこまでもプレイヤーを追跡してくるもの、一か所からじっと動かないが壁を貫通する遠距離攻撃を仕掛けてくるもの、オブジェクトに化けてプレイヤーが接触するのを待つものなどそれぞれ癖が強い。敵の動きを覚えることで上手に対処できるようになるが、部屋の構造や他の敵との組み合わせによってとれる戦術が変わってくるのでワンパターンになることがない。 --特定の条件を満たすことでアイテムを入手できる「フェアリーチェスト」という宝箱があり、「敵の攻撃を受けるな」や「ジャンプ禁止」といった制限の中、スペルや特殊アクション、クラススキル、特性を駆使して条件をクリアする、ちょっとしたパズル的な要素も楽しめる。 --悪魔城やメトロイドのようなダンジョンの構造を活かし、真ん中、右、上、下にそれぞれ難易度の違うエリアが配置されている。このため、「どの方向に進んでいくか」という選択が難易度調整のような役割を果たすので、すでにクリアしたエリアを再び攻略しなくとも、まっすぐ自分の現在の段階に合わせたエリアに向かうことが可能。 -世代交代 --本作は普通のローグライクと違い、一度のダンジョン攻略中にレベルアップしたりより強い装備を入手することがない。代わりに入手した装備の設計図やゴールドは次の世代に持ち越せるため、「死亡=装備や経験値を失う」という通常のローグライクと違い、難易度は高いながらも気楽に何度でも挑戦することができる。 --世代交代するときの跡継ぎはランダムに選ばれるが、クラスや使用可能スペルにそれぞれ個性があるのはもちろん、ほとんどのキャラクターが何らかの「特性」を持っている。 ---例えば「太っているから敵の攻撃で吹き飛ばない」「低身長だから攻撃範囲が狭いが、あたり判定も小さく、狭い通路も移動できる」など。 ---プレイヤーに有利に働く特性もあれば、「画面の向きが上下逆になる」などほぼ縛りプレイ同然の特性や、ほぼ無意味なジョーク特性もある。 ---特性によってプレイスタイルが変わるので、ゲームプレイがワンパターンになりにくい。 ---また、特性によっては字面だけでは分かりづらく、実際にプレイして始めて効果が分かるものもあるので、新しい特性をとりあえず試してみる楽しみ方もある。 **賛否両論点 -妙な特性 --「オナラを連発する」という下品なだけのものや、「視点が逆転する」というプレイしていると気持ち悪くなるような変な特性は面白くもあるが、何度も見るとややうっとうしくもなる。((ただし、こういった変な特性の出る確率はやや低めに設定されている。)) -パロディ --特性やクラスの説明文に「マトリックス」や「NARUTO」などのアニメや映画、他ゲームのパロディが多め。元ネタが分かると楽しめるが、ややオタク向け。 **難点 -攻略が無駄足に終わることが多い。 --前回のプレイで入手したゴールドを使ってスキルを強化したり、設計図から新しい装備を作ることが可能なのだが、ダンジョンに入るときに所持しているゴールドは全て没収されてしまう。((一応レベルアップでスキルを解放することで没収率を最大半分まで減らすことはできる。)) --全部のゴールドを使い切れればいいのだが、レベルアップは上位のスキルほど必要ゴールドが多くなっていくし、装備作成にもまとまったゴールドが必要で、余ったゴールドに使い道がほとんどない。 --序盤はちょっとしたスキルでゴールドを消費することができるが、装備やレベルアップのコストが上がってくる中盤になると、中途半端に入手したゴールドがまったく消費できず、泣く泣く全部没収ということも増えてくる。 --特定の条件を満たすことで開くことができるフェアリーチェストも、特定のスペルや特性、2段ジャンプなどの特殊アクションを持っていないと達成不可能なものが多く、特に序盤はフェアリーチェストを見つけたのに何もできずに去ることしかできないことが多い。 **総評 ローグライクらしい、繰り返し楽しめる中毒性と難易度がありながら、シンプルな操作と「死亡前提」というゲームデザインのおかげで気軽に楽しめる。プレイヤー強化にかかるコストと難易度が釣り合ってしまう中盤の停滞はやや難点だが、ちょっとした暇つぶしとしても、チャレンジし甲斐のある高難易度アクションとしても楽しめるため、広い層のゲーマーにオススメできるゲーム。
*ローグレガシー 【ろーぐれがしー】 |ジャンル|アクションRPG|&image(jp1052cusa02185_00cdgroguelegacy01_jacket.png)| |対応機種|Windows XP~7 (Steam)&br;プレイステーション4&br;プレイステーション3&br;プレイステーション・ヴィータ|~| |メディア|ダウンロード専売|~| |発売元|Cellar Door Games|~| |開発元|Cellar Door Games|~| |発売日|【Win】2013年6月28日&br;【PS4/PS3/PSV】2015年4月8日|~| |定価|【Win】1,480円&br;【PS4/PS3/PSV】2,000円|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |備考|PS4/PS3/PSV版はクロスバイ対応|~| |ポイント|即死上等世代交代アクション|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 2013年にCellar Door Gamesから発売されたインディーズゲーム。2015年にローカライズされ、国内CS市場向けに販売開始された。~ プレイヤーが死ぬ度に世代交代していくアクションRPG。~ 「ローグ」という名前が示す通りローグライク的な要素があり、攻略するダンジョンの構造はプレイするたびに変わる。~ 通常のローグライクRPGとの違いは&bold(){ダンジョン攻略中にレベルアップしたり、強い装備を入手することがない}ということ。~ レベルアップや新しい装備の入手は世代交代時にのみ行うことができる。~ 世代交代=プレイヤーがダンジョン攻略中に死ぬことが前提であるため難易度はやや高め。~ **特徴 -ランダム生成ダンジョン。 --ローグの名前通り、プレイごとにダンジョンはランダム生成される。 --全体で4つのエリアに分かれており、真ん中が「城」、右方向に「森」、上部が「塔」、下が「闇の領域」という構成になっており、それぞれのエリアのボスを見つけ出し倒すことで最終エリアへの扉が開かれる。 --レベルアップでとあるNPCをアンロックすれば、入手できるゴールドの量が制限される代わりに前回と同じ構造のダンジョンに挑むこともできる。 -世代交代 --本作最大の特徴。一回のプレイの間にプレイヤーキャラクターが成長することはなく、プレイ中に入手したゴールドや装備の設計図、装備に特殊効果を付ける『ルーン』を使って新しいスキルを入手したり、装備品を作ることになる。 --ダンジョン攻略中に死亡した後はランダムに3人の跡継ぎ候補が作られ、その三人の中から次のプレイヤーを選ぶことになる。 -アクション --移動以外の基本アクションはジャンプ、剣を振る、下方攻撃の3つだけだが、ルーンを入手することで「ダッシュ」や「二段ジャンプ」のアクションが追加される。 --通常の攻撃以外にMPを消費して使用する「スペル」があり、どのスペルを使えるかは跡継ぎを選ぶときにランダムに決定される。 --その他、クラス固有の特殊能力があり、その多くはレベルアップすることで使用できるようになる。 ---例:パラディンはMPを消費するが敵の攻撃をガードできる。アーチメイジは複数のスペルを持ち切り替えることが可能。 **評価点 -繰り返し楽しめるローグライクダンジョン --基本はシンプルな横スクロールアクションだが、クラスごとにプレイスタイルが異なり、敵の配置もランダムなので何度でも楽しめる。 --敵キャラクターは、動きは遅いが、攻撃力が高いもの、素早く動き、どこまでもプレイヤーを追跡してくるもの、一か所からじっと動かないが壁を貫通する遠距離攻撃を仕掛けてくるもの、オブジェクトに化けてプレイヤーが接触するのを待つものなどそれぞれ癖が強い。敵の動きを覚えることで上手に対処できるようになるが、部屋の構造や他の敵との組み合わせによってとれる戦術が変わってくるのでワンパターンになることがない。 --特定の条件を満たすことでアイテムを入手できる「フェアリーチェスト」という宝箱があり、「敵の攻撃を受けるな」や「ジャンプ禁止」といった制限の中、スペルや特殊アクション、クラススキル、特性を駆使して条件をクリアする、ちょっとしたパズル的な要素も楽しめる。 --悪魔城やメトロイドのようなダンジョンの構造を活かし、真ん中、右、上、下にそれぞれ難易度の違うエリアが配置されている。このため、「どの方向に進んでいくか」という選択が難易度調整のような役割を果たすので、すでにクリアしたエリアを再び攻略しなくとも、まっすぐ自分の現在の段階に合わせたエリアに向かうことが可能。 -世代交代 --本作は普通のローグライクと違い、一度のダンジョン攻略中にレベルアップしたりより強い装備を入手することがない。代わりに入手した装備の設計図やゴールドは次の世代に持ち越せるため、「死亡=装備や経験値を失う」という通常のローグライクと違い、難易度は高いながらも気楽に何度でも挑戦することができる。 --世代交代するときの跡継ぎはランダムに選ばれるが、クラスや使用可能スペルにそれぞれ個性があるのはもちろん、ほとんどのキャラクターが何らかの「特性」を持っている。 ---例えば「太っているから敵の攻撃で吹き飛ばない」「低身長だから攻撃範囲が狭いが、あたり判定も小さく、狭い通路も移動できる」など。 ---プレイヤーに有利に働く特性もあれば、「画面の向きが上下逆になる」などほぼ縛りプレイ同然の特性や、ほぼ無意味なジョーク特性もある。 ---特性によってプレイスタイルが変わるので、ゲームプレイがワンパターンになりにくい。 ---また、特性によっては字面だけでは分かりづらく、実際にプレイして始めて効果が分かるものもあるので、新しい特性をとりあえず試してみる楽しみ方もある。 **賛否両論点 -妙な特性 --「オナラを連発する」という下品なだけのものや、「視点が逆転する」というプレイしていると気持ち悪くなるような変な特性は面白くもあるが、何度も見るとややうっとうしくもなる。((ただし、こういった変な特性の出る確率はやや低めに設定されている。)) -パロディ --特性やクラスの説明文に「マトリックス」や「NARUTO」などのアニメや映画、他ゲームのパロディが多め。元ネタが分かると楽しめるが、ややオタク向け。 **難点 -攻略が無駄足に終わることが多い。 --前回のプレイで入手したゴールドを使ってスキルを強化したり、設計図から新しい装備を作ることが可能なのだが、ダンジョンに入るときに所持しているゴールドは全て没収されてしまう。((一応レベルアップでスキルを解放することで没収率を最大半分まで減らすことはできる。)) --全部のゴールドを使い切れればいいのだが、レベルアップは上位のスキルほど必要ゴールドが多くなっていくし、装備作成にもまとまったゴールドが必要で、余ったゴールドに使い道がほとんどない。 --序盤はちょっとしたスキルでゴールドを消費することができるが、装備やレベルアップのコストが上がってくる中盤になると、中途半端に入手したゴールドがまったく消費できず、泣く泣く全部没収ということも増えてくる。 --特定の条件を満たすことで開くことができるフェアリーチェストも、特定のスペルや特性、2段ジャンプなどの特殊アクションを持っていないと達成不可能なものが多く、特に序盤はフェアリーチェストを見つけたのに何もできずに去ることしかできないことが多い。 **総評 ローグライクらしい、繰り返し楽しめる中毒性と難易度がありながら、シンプルな操作と「死亡前提」というゲームデザインのおかげで気軽に楽しめる。プレイヤー強化にかかるコストと難易度が釣り合ってしまう中盤の停滞はやや難点だが、ちょっとした暇つぶしとしても、チャレンジし甲斐のある高難易度アクションとしても楽しめるため、広い層のゲーマーにオススメできるゲーム。

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