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「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。~ 依頼内容は評価点と総評の追記です。~ &color(red){''2017年3月15日までに改善されない場合は削除対応します。''} ---- *スーパーロコモーティブ 【すーぱーろこもーてぃぶ】 |ジャンル|アクション/シューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス| |稼動開始日|1982年| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -上部画面と下部画面で別れ、しかもまったく異なるジャンルが繰り広げられるものの、一つのゲームとして成り立っている稀有なゲーム。 --残機制4方向レバー2ボタン式。 **システム -自機は機関車のロコモーティブ。ロコモーティブは機関車なので、当然線路の上しか走る事ができない。 --画面上部のトップビューで線路図を走りぬける。線路上には分かれ道や信号機があり、分かれ道は斜め前方の分かれ道には進む事ができるが、斜め後方の分かれ道に進む事は出来ない(後退する必要がある)。信号は赤だと障害物になり、ミスになる。 ---青信号機は列車が通過すると即座に赤信号機に変わる(現実の閉塞信号と同じ仕様)。赤信号機は敵も通過することができず破壊される。 ---他にも下部画面のオブジェやアイテム、ゴール地点も表示される「地図」になっている。 --画面下部はサイドビューで、上空から飛行機や飛行船が、後方から敵列車が迫り来る。 -スモッグボタンを押す事でスモッグを飛ばす事ができる。スモッグに接触すると敵や敵の投下した爆弾を破壊する事ができる。 --スモッグは基本的に後方へと流れていくか、ボタンを押した長さに応じて高さが変化する。敵の投下した爆弾等はこれで狙い打つ必要がある。 -ターボボタンでスーパーロコモーティブに変身。移動速度が速くなり、完全無敵状態になるが、エネルギーゲージが減少していく。 --エネルギーゲージがなくなるとスモッグを出せなくなる。もちろん変身もできなくなる。エネルギーゲージはトップビュー線路図に表示される補給車両または補給塔に接触するかステージクリアで回復する。 ---前者は自機や敵機の攻撃で破壊可能な上、敵機が取得しても消滅する。後者は破壊されない。 --スーパーロコモーティブ中は赤信号機を破壊することも出来る。 -後退も可能だが、永パ防止キャラの戦車が出現するので後退を続けることはできない。 **特徴 -上下二つに分断した画面を採用した事により、特異なゲーム性を有している。 --トップビューで分かれ道を使って線路を移動する事で、敵が投下した爆弾をサイドビューの画面上から消滅する、擬似緊急回避行動が取れる。 ---それでいてトップビューで表示されているが、赤信号や障害物がサイドビュー画面に突如として出現する構成は、どちらか一方を注視しているだけでは攻略できないという、二画面の有用性と合理性を構成している。 ---爆弾が線路よりも微妙にずれたラインにあるとサイドビュー画面には表示されているがトップビュー画面では当たっていないので、サイドビュー画面で当たっているように見えても当たることはない。逆に、斜行時サイドビュー画面に表示されていないのにトップビュー画面で当たっているように見えるとき、内部的な高度が一致しているとミスになる。 --この上下二つに分断されたゲームという発想は、本作を知ってか知らずか、ニンテンドーDSにて採用されている。 -BGMにYMOの「ライディーン」を採用している。JASRACの許可を取っているらしく、インストカードにその旨が書かれている。 --イントロ部分が機関車の走る音に似ている事、シンセサイザーがゲームミュージックと相性が良かった事もあって、まるで本作のための作られたかのように似合っている。 -ステージクリア後はボーナスステージに突入するが、この時出現するターゲットはステージ中に撃破した敵の数と同じになっている。 --すべて破壊するとパーフェクトボーナスであるが、ステージ中敵を撃破していないとボーナスステージに突入しないので、パーフェクトボーナスをタダ取りすることはできない。 //**評価点 //**問題点 //**総評 ---- **余談 -おそらくBGMが原因で本作は移植がなされていない。 --なお、本作はSG-1000/SC-3000発売前の発売予定ソフトウェアラインナップにも上がっていたが、結局発売されることはなかった。 -単純に古く現存数が少ないと言うのもあるが、出回りと完成度と移植の難度等が重なり、基板の取引価格が15万を超える高額ゲームとしても知られる。 --『セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE』にて堀井直樹からはメガドライブの『三輪サンちゃん』ともに本作の完全移植版の収録の提案があったが奥成から却下され、移植のチャンスが失われた。