りん

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りん 人間 年少者 復活者 殺生丸 殺生丸一行 琥珀 登場人物 邪見

登場 14巻1話「真の使い手」
退場 特別編「あれから」
所属 殺生丸一行
種族 人間
性別
年齢 不明
出身 東国
血縁者 なし
職業 殺生丸の僕
想い人 なし
装備 なし
CV 能登 麻美子
分類 原作/アニメ

【概要】

  • りんは、東国の村に住んでいた人間の少女である。両親と複数の兄弟がいたが、野盗に家族を目の前で殺され、天涯孤独の身の上となり、ショックから言葉を話せなくなった。ある時、犬夜叉との決闘に敗れ瀕死になっていた殺生丸を介抱するが、その直後に鋼牙が放った妖狼族の狼によって嚙み殺されてしまう。殺生丸は気まぐれでりんを天生牙によって復活させる。以降、従者として殺生丸一行に加わり、奈落討伐まで共に旅をした。多くの不幸を体験したものの、それらを乗り越えて最終的には楓の村で楽しく暮らしている。

  • 当初は言葉を話す事はできなかったが、決して大人しいわけではなく、田畑や生け簀から盗みを働くなど、生きる為には手段を選ばない。復活してからは言葉を取り戻すが、殺生丸から「うるさい」、琥珀からは「お前、よくしゃべるな」と言われるほど非常にやかましい娘であった。しかし、物語が進むにつれて大人しく冷静な性格で描かれるようになり、騒がしい邪見に対し、冷静なツッコミ役という立ち位置になっていった。敵以外の名前は様付けで呼ぶが、口調は基本的にタメ口であり、それは殺生丸に対しても変わらない。

  • 並大抵の事では動じない胆力の持ち主であり、殺生丸の発言すら「ふーん」の一言で流してしまう。とりわけ、怒りや悲しみの感情は希薄で、他人を心配する事はあっても涙はほとんど流さない。作者は、りんが感情的にならない理由として、邪見がよく怒ったり泣いたりして被るからとコメントしている。作中でりんが涙を見せたのは殺生丸が曲霊に殺害されたと思われた場面のみである。それですらわずかに涙を浮かべる程度で邪見のように取り乱す事はなく次のコマでは既に泣き止んでいた。
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 『窮地に陥る殺生丸を見守るりんと邪見』
  • 一行の中では年齢が近い事もあり、琥珀に気をかける場面が多い。元々、奈落の手下である頃から琥珀に対しては相応の情を持っている様子が見て取れる。邪見に比べると基本的には自分の身の安全よりも琥珀を優先して動く事が多く、奈落に追われた際にも琥珀を見捨てようとする邪見の意見を否定している。また、殺生丸曲霊から琥珀を救出しようと重傷を負った際、邪見殺生丸をいたわったが、りんは珊瑚と共にまず琥珀の介抱へ向かっていた。ただし、作者は琥珀から見ればりんは過去の記憶を癒やす存在ではなかった旨のコメントを残している。

  • 作者は殺生丸を「私の中ではりんの保護者」とコメントしており、安否を気にかけ、戦国時代においては財産としても活用される着物を贈られる。邪見とはボケ役とツッコミ役として一緒に置くとうまく機能すると言われており、漫画的な演出面でも彼女の存在は有効に活用されている。なお、りんが感情を見せないのは、常に感情を露わにしている邪見と被るからとコメントされている。

【来歴】

  • 幼い頃に野盗に両親を目の前で惨殺されて以来、言葉を話せなくなっていが、殺生丸によって死の淵から蘇ってからは言葉を取り戻した。犬夜叉が放った風の傷により瀕死の重傷を負った殺生丸は、りんの住む村の外れにある山中に身を潜めていた。それを発見したりんは、殺生丸を介抱するようになる。作者はりんの行動を神や仏へのお供えに近いものだったと説明している。

  • やがて、殺生丸が動けるようになった頃、東国を拠点にしていた妖狼族の鋼牙がけしかけた狼によって、りんは食い殺されてしまう。りんの血の匂いを嗅ぎ取った殺生丸はりんの亡骸に群がる狼を追い払い、立ち去ろうとするもりんの笑顔を思い出し天生牙によって復活させた。

  • 復活後、りんは殺生丸一行に加わり、奈落が倒されるまで共に旅をした。奈落を倒した後に琥珀と共に一行を離脱。りんは人里に戻る訓練のために預けられて暮らしている。殺生丸はたびたび楓の村を訪れりんに着物などを渡している。作者曰く、りんは楓の村で楽しく暮らしているとコメントしている。

【アニメ】

  • 犬夜叉 TVアニメ
    • 着物の色彩が赤色から橙色になっている。殺生丸一行としてアニメオリジナル回が制作されている他、たびたびオリジナルシーンが挿入されたり、台詞が変更されたりしている。原作よりも感情が豊かで、なぜか全体的に邪見に対して当たりが強い台詞が多い。原作には存在しない涙を流して泣く姿も描かれている。原作では殺生丸ともそれなりに距離感があり、話しかける事すら稀で会話も非常に淡泊であるが、アニメオリジナルシーンでは極端に殺生丸に懐いていたり、殺生丸に明確に好意を持った台詞が追加されたりしている。口調もアニメオリジナル回では殺生丸を慕う丁寧な口調である事が多い。一方で原作回では原作通りに殺生丸と一定の距離感があり口調もタメ口に戻るため、回によってキャラクターに乱れが生じている。
    • 狼に殺された経験から、狼に恐れを抱いているという設定が追加されている。また、アニメオリジナルの第162話「殺生丸様と永遠に一緒」では人間嫌いという設定も追加された。この回で妖怪よりも人間の方が怖いと発言しているが、この設定は描写上は死に設定になっており、アニメ版のりんも原作同様に琥珀とはすぐに打ち解けており、かごめ達とも問題なく交流している。また、彼女は奈落神楽など人間以外の襲撃や誘拐を受ける事が多いため、人間妖怪以上に怖れる理由はないはずである。作者はこの設定についてりんは人間嫌いではないと回答しており、アニメを視聴した読者から「りんは人間や人里を怖れているのに、なぜ楓の村へ預けられる事を受け入れたのか?」と質問された際には「(アニメの設定について)全ての人間が怖いわけじゃないのでは?」と推測し、「彼女は楓の村で楽しく暮らしている」と回答している。
  • 犬夜叉 完結編
    • 最終回の着物の色が青色になっている。原作では一貫して赤い着物を着用しているため、一度も原作と同じカラーにはならなかった。
  • 半妖の夜叉姫
    • 殺生丸との間に日暮 とわせつなという双子の娘がいる。しかし、同アニメの企画動画において殺生丸とりんの関係を問われた原作者の高橋 留美子は「自分の中では殺生丸っていうのは保護者です」「殺生丸が頻繁にりんに会いに来るのは違う」としており、必要以上に二人が接触する事に否定的なコメントを残している。
    • 原作者の高橋留美子は本作の時系列におけるりんを描き下ろした際、りんの着物として神楽の着物と同じ色彩とデザインを使用している。なお、アニメにおいては完結編に引き続き青い着物を着用しているため、アニメ版において殺生丸と共に一度も原作者による色彩設定で描かれた事がない主要キャラクターとなった。


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最終更新:2024年04月05日 23:12