日暮 とわ

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『半妖の夜叉姫』 アニメオリジナル

登場 アニメ『半妖の夜叉姫
退場 アニメ『半妖の夜叉姫
所属 夜叉姫たち
種族 半妖
性別
年齢 14歳
出身 東国
血縁者 せつな殺生丸りん犬夜叉の父殺生丸の母もろは
職業 なし
想い人 理玖
装備 菊十文字、斬星剣
CV 松本 沙羅

【概要】

  • 日暮(ひぐらし) とわは、アニメ『半妖の夜叉姫』に登場するオリジナルキャラクターである。半妖の夜叉姫の一人。殺生丸りんの娘という設定であり、せつなの双子の姉。殺生丸の母にとっては孫娘、もろはとは従姉妹関係にあたる。誕生してからしばらくして是露に狙われたため、母であるりんから引き離されて育てられた。その後、戦国を生きるせつなに対し、とわは幼少期に時代樹の力を受けて現代に飛ばされ、日暮 草太の養子として大切に育てられた。せつな以外に興味が無く、敵を倒す為なら母であるりんの命すらどうでもいいと発言している。父の事は「殺生丸」と呼び捨てている。

  • 外見は殺生丸譲りの白髪に赤い毛が少し混じっている。これは、せつなと共に本来は幼少期の森の大火事によって髪の毛の一部が黒く焦げた状態になっているという隅沢の設定があった為である。しかし、火事から時間を経ても髪が黒く焦げたままであるという設定にキャラクターデザインの菱沼が疑問を抱き、その部分を赤く染めた事で現在のデザインへと到った。結果としては、彼女たちの赤い髪は特に深い意味はないとの事である。このコメントからとわとせつなに関しては高橋留美子によるデザインが完全に採用されたキャラクターではないと言える。なお、高橋留美子はとわのビジュアルについて「男装だけどとても女性らしい顔と体つきをしています」とコメントしている。

  • 典型的な「なろう系主人公」であり、どんなピンチも彼女が願いさえすれば自動的に解決してしまうストーリー展開となっている。特に社交的というわけでもないが、自然と誰からも慕われ、愛されている。偶然出会っただけのキャラクターから最強の武器を譲り受けたり、特に試練を乗り越える事もなく刀々斎天生牙阿久留から選ばれし者として認められているなど、最早なんでもアリである。理玖に到っては敵対組織の人物でありながら初対面でとわに好感度が最大となっており、なぜかその命を捧げられるほど慕われておりその理由も特に説明が為されない。シナリオ上、理玖の一目惚れとしか受け取りようがないのだが、全く説明がない自己犠牲を厭わない域の恋慕の情はもはや不気味である。総じて物語展開上あらゆる観点で視聴者が置いてきぼりを食らいやすいキャラクター造形である。

  • 夜叉姫3人の中でも実質的な主人公は彼女となっており、本作の前説もとわの声優である松本が担当している。キャラクターとして考案されたのは妹のせつなが最初であり、とわはせつなの名前に対応する名前を持つ姉として後から生み出されたキャラクターである。とわのキャラクターは非常に難航したとされており、原作者の高橋留美子から一発でOKをもらったのはもろはだけであり、打ち合わせに最も苦労したのはとわであるとガイドブックに記されている。

  • 隅沢は夜叉姫全員に運命の出会いを用意しているとコメントしており、誰かしらと恋愛関係になる事が決まっている。壱の章から理玖とのカップリングが意識されていたが、アニメスタッフから「恋愛関係ではない」とコメントされていた。しかし、弐の章では理玖と互いに思いやる間柄として描かれるようになっている。最終的に理玖ととわで犬夜叉かごめをオマージュしたPVまで制作されるなど正式にカップリング扱いをされるに至っていたのがだが、菱田監督は最終回放送後のアニメージュ2022年5月号において、「とわとせつなは殺生丸のような男が相応しい。翡翠や理久は相応しくない。」として、なぜか最後の最後でとわと理玖の関係に否定的なコメントを残した。とわと理玖のカップリングを明らかに押してきた公式サイドから最後の最後にケチを付けられるという、残念なあがら後味の悪いカップリングとなってしまった。

【性格】

  • 夜叉姫の中では温厚な性格であり、誰にでも優しく妖怪や半妖に対しても偏見を持たない。一方で現代で生活していた為、自分が半妖であるという自覚も薄い。普段が穏やかな分、怒りや悲しみといった感情にとらわれるとせつなもろはが比較にならないほど直情的な性格になってしまう。我を失うと両親に対する激しい怒りや無関心の感情が呼び起こされ、時として驚くべき暴言を放つ事もある。そんな反面、双子の妹であるせつなへの愛情はいかなる状況、場面においても常に最優先となっている。そんなせつなへの想いから周囲と揉め事を起こす事も多い。

  • 非常に感情豊かであり、初対面の相手に感情移入して涙を流す姿にせつなもろはからは「相手を信用しすぎだ」と忠告する場面もある。理玖とも初対面でありながらお互いに好印象を持ち、理玖の正体が麒麟丸の角である事を知っても、大事な存在と呼んで受け入れている。一方で敵と味方の区別は激しく、麒麟丸の右腕である希林 理に対しては所詮右腕呼ばわりしてその人格を一切認めようとはしなかった。

  • 一時の感情は強いものの、非常に忘れっぽい性格である。突然感情を爆発させたかと思えば、次の場面ではそれが一切なかったかのように振る舞っている事が多い。そういった感情の変化、過去のやりとりが全くなかったかのような言動から彼女のキャラクターは極めて把握するのが難しく、端的に言って意味がわからない行動が多い。特に最終決戦での理玖の扱いは極めてひどく、理玖が死亡した際に「とわが生き延びる事が自分の生きた証である」と遺言を残されとわは涙を流した。しかし、そのわずか数分後には周囲の制止を振り切ってまで斬星剣を使用し自らの命を犠牲にし死亡してしまう。とわが理玖の遺言を聞いていなかったのか、興味がなかったのか、はたまた聞いていた上で理玖の生きた証を残す気がなかったのか、いずれにしても不可解な言動が多い人物である。


【能力】

  • 半妖だが身体能力は人間並。幼少期には同年代の少年少女に喧嘩で敗北している。現代育ちである事もあり、戦国時代における指標で言えば本人の力量は完全に非戦闘員である。妖力も極めて低く、彼女自身でまともに扱える妖術も持ち合わせておらず、実戦に関する知識や判断力も持っていない。本人はせつなを大事に思い守るべき存在と考えているが実力は伴っておらず、理玖は「とわ様は守る方ではない。守られるお方だ。」と評している。

  • 半妖の特徴として命の危機になると妖怪化する。ただし、彼女は犬夜叉と違って変化しても暴走することはなく、己を完全には失わない。妖怪化した半妖が暴走状態にならない為には、親の妖怪との実力差を埋める必要があるが、彼女の場合は特に目立った試練を乗り越えた描写もないため詳細は不明。本来の設定を踏まえるならば、とわが暴走しないという事は殺生丸はとわと既に実力の差がないという事になる。

  • 最強の二剣の一つ・斬星剣麒麟丸の娘・りおんから託されている。この武器は殺生丸すら歯牙にもかけない麒麟丸が恐れる唯一の武器である。実力では到底及ばないものの、この武器を使いこなす事ができれば、獣王麒麟丸をも打ち倒すことが可能と言われている。弐の章14話では実際に爆砕牙を余裕で捌ききる麒麟丸に対して有効なダメージを与えるなど、斬星剣の圧倒的な性能を見せつけた。


【戦闘録】


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最終更新:2024年12月09日 13:09