赤子

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不妖璧 凶悪 奈落の分身 奈落一派 妖怪 年少者 登場人物 白霊山 究極的強者 絶大な妖力 至高の知力

奈落よ……どちらが主か思い知らせてくれる
登場 29巻3話(281話)「新しい体」
退場 45巻10話(448話)「瘴気の傷」
所属 奈落一派
種族 妖怪奈落の分身
性別
年齢 人間換算0歳
出身 白霊山
血縁者 神無神楽悟心鬼獣郎丸影郎丸夢幻の白夜
職業 奈落一派領袖
想い人 なし
装備 不妖璧
CV 小林 愛
分類 原作/アニメ

【概要】

  • 赤子(あかご)は、奈落が分身として生み出した第六の妖怪である。奈落の分身の中でも最高位にあり、赤子という無力な姿に反しその力は絶大。奈落から数多の資質を受け継いだ「奈落の落とし子」であり、奈落に並び奈落一派の頂点に君臨している。曲霊に次ぐ邪気の持ち主であり、奈落よりも邪悪とされる二体の妖怪の内の一体。奈落の分身の中では四男にあたる。神無神楽悟心鬼獣郎丸影郎丸の弟で、夢幻の白夜の兄。その正体は「奈落の心臓」であり、奈落の本質である「人間の心」の分身である。奈落にとっても心臓は究極の弱点であり、作中では奈落の心臓の化身である彼を巡る戦いが繰り広げられる事になった。

  • 作者のキャラクター創作アプローチは「奈落vs奈落」とされている。白霊山で七人隊が戦っている間に奈落が何をしていたのか、という視点から奈落が生み出した「もう一人の奈落」というキャラクターが生み出された。さらに、奈落ならばもう一人の奈落が自分に取って代わると考え到り、可能な限り無力な分身として創るはずだと考え、その結果として赤子がデザインされた。赤子と白童子は奈落を正反対の容姿としてデザインされている。うねった黒髪に濃い顔立ちの美形である奈落に対し、赤子と白童子はサラサラの白髪に中性的な美人としてデザインされた。生まれた時点で身につけていた白い毛皮は、奈落が着用している狒々の毛皮と同じものである。

  • 彼は、作者をして「もう一人の奈落」「奈落を超えて冷酷」と評するほどの力と知略を誇っており、片割れである白童子の事も自分の手駒としか考えていなかった。赤子よりも邪悪な妖怪とされるのは、四魂の玉の邪念の化身たる妖怪・曲霊だけである。彼は奈落の人間の心も受け継いでいるため、人間の心理を正確に理解している上に、「桔梗を慕う苦しみ」という感情だけは奈落から受け継がなかった。そのため、犬夜叉からは「奈落がますますねじ曲がった心の化け物」と評されている。

  • 赤子は冷酷非道な性格であり、奈落すら使わなかったような言葉で他人を貶める事があった。中でも神楽に対する赤子の侮蔑の言葉は、完全な妖怪として揺れない心を持つはずの殺生丸に生涯で初めて「自分以外のための怒りと悲しみ」を爆発させるに至ったほどである。赤子は極めて無口であり、基本的には自分の鎧である魍魎丸を操って意思疎通を図った。本来同一人物であるはずの白童子が他者との関わりにより一定の感情を芽生えさせたのに対し、他者との関わりを徹底的に断っていた赤子は、生まれ持った冷酷な性格を維持し続けた。

【来歴】

  • 赤子は白霊山で生み出された最高位の分身であり、奈落の肉体を構成する妖怪の中でも、選りすぐりの妖怪たちから生み出された。しかし、赤子の反抗を恐れた奈落はあえて赤子を無力な赤ん坊の姿で生み出した。赤子は常に誰かしらに抱かれながら気怠げに移動する事が多かった。彼を主に抱いていたのは長姉の神無と次姉の神楽だった。肉体的には人間の赤ん坊に近い赤子は体力に限界があった。強大な妖力を持ちつつも、その力をある程度使った際には赤子はすぐに眠りについて体力の回復を図った。
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 【頻繁に休息を取る赤子。】

  • ある時、赤子は四魂のかけらの最後の一欠片を探す役目を担った。奈落は耳千里からその一欠片があの世とこの世の境にあると知らされていた。その為、赤子はあの世とこの世の境へ行く方法を探る為に徳の高い神官や僧侶を瀕死にしてその心を覗く事で、四魂のかけらの情報を得ようとしていたのである。しかし、高い法力を持つ神泉を相手に赤子はその肉体を真っ二つに引き裂かれた。引き裂かれた赤子の半身は回復するが、心臓を持たない半身は子供の姿に成長し白童子となった。

  • 奈落の心臓である赤子は長姉である神無に常に守られ、外敵から守られるように隠されていた。しかし、増長し力を付け始めた赤子は心臓を持つ自分こそが本物であり、奈落を抜け殻に過ぎない仮初めの器と見下すようになった。赤子は非力な自分の身体能力を補う為に、白童子に魍魎丸という合成妖怪を作らせると、その中で活動するようになる。奈落に匹敵する邪気と妖力を持つ赤子が魍魎丸を強大化させるには、そう時間はかからなかった。赤子は犬夜叉金剛槍破冥王獣の鎧甲を取り込んだ事で、戦闘力では奈落さえも上回るようになった。実力で上回った赤子は奈落を滅ぼすべく直接対決に臨んだ。最強の武器と鎧で固められた魍魎丸に奈落は成す術がないと思われた。しかし、奈落は赤子への対抗策として、かつて白心上人が封じた妖怪・溶命樹を取り込んでいた。結界をも溶かす溶命樹の触手によって動きを封じられた赤子は魍魎丸の内部から奈落に再吸収された。


【能力】

  • 赤子は、白霊山で長期にわたる熟成の末に生み出された奈落の分身の最高位である。その力は身体能力を除けば全て奈落と同等であり、邪悪さという点では曲霊と共に、奈落さえも上回ると評されていた。奈落の持つ力は基本的に全て使う事ができ、高濃度の瘴気爆流破も通さない強力な結界も扱える。固有の能力は、触れた相手の心の深淵を覗く力である。赤子は本人すら理解し得ない深層心理をも読み取り、その気になれば相手の心をそのまま破壊する事もできた。

【技】

金剛槍破
瘴気
瘴気の槍
読心
雷鳴胞

【戦闘録】

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最終更新:2024年11月13日 20:49