睡骨

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20代 七人隊 人間 作中で死亡 四魂のかけらの所有者 奈落一派 復活者 東国 死人 登場人物 過去の人物

とんだ恩知らず共じゃねぇか…散々お医者の睡骨様の世話んなっといてよ…
登場 25巻7話「七人塚」
退場 27巻5話「睡骨の記憶」
所属 奈落一派七人隊
種族 人間
性別
年齢 26歳
出身 東国
職業 医者、傭兵
血縁者 なし
想い人 なし
装備 手甲鉤、四魂のかけら
CV 平田 広明
分類 原作/アニメ

【概要】

  • 睡骨(すいこつ)は、十数年前に東国で活躍した人間の傭兵である。戦国最強を謳われた傭兵部隊・七人隊の一人。七人隊内の序列は第5位。二重人格者で、普段は大人しい善人である医者の人格だが、恐怖や痛みがあるレベルを超えると凶悪な殺人鬼の人格が現れる。殺人鬼の人格の時のみ七人隊に所属している特殊な人物であり、殺人鬼人格は医者人格を認識しているが、医者人格は殺人鬼人格を認識していない。医者の人格は、白心上人の結界の影響を一切受けないほど、穢れのない魂を持っていた。医者としては内科、外科ともに一定の描写があるが、外科に関しては激しい流血を伴う傷の治療は苦手としている。

  • 睡骨は手甲鉤を用いた接近戦闘の達人であり、七人隊では蛇骨と並んで戦線を切り開く先陣を担当しており、戦闘時を除いても蛇骨とコンビを組まされる事があった。実力は蛇骨とほぼ互角とされているが、二人が戦えばリーチの差で蛇骨が勝り、隊内での序列では蛇骨よりも下となっている。特に医者人格へ戻る事で戦闘力が皆無となる欠点は大きく、戦闘力には非常にムラがある。精神的な揺らぎが生じると他の隊員の介助が必要であるという点で安定的な戦力と言えず総合的には七人隊の中では明確に下位となる。

  • 作者は医者人格の睡骨は桔梗と相性が良い人物だったとしている。その為、彼にトドメを刺すのは桔梗であるべきという考えのもとで物語が進めたとコメントしている。しかし、作中で実際に睡骨にトドメを刺したのは蛇骨である。

  • 奈落によって蘇った当初は医者人格として目覚めており、睡骨の村で医者として過ごしていた。しかし、初めて犬夜叉一行と対面した際に蛇骨の攻撃によって殺人鬼人格へと覚醒。煉骨の指揮もあり犬夜叉一行を相手に戦いを優位に進めるが、白霊山の気に当てられ昏睡し撤退する。その後は山城での総力戦に参加し弥勒と対峙するが、奈落の命令で撤退。蛮骨の命令で蛇骨とコンビを組み殺生丸と戦う。戦いの中で医者人格の容姿でありながら性格は殺人鬼人格という特殊な状態に陥り、りんを人質にして白霊山の奥地に殺生丸をおびき寄せ戦いを優位に進める。しかし、そこへ現れた桔梗が放った破魔の矢を首に受け敗北。同時に人格も本来の医者へと戻るが、蛇骨にトドメを刺され、四魂のかけらも形見代わりとして蛇骨に奪取され死亡した。

【アニメ】

【睡骨役の平田広明によるコメント】

  • 原作では犬夜叉との交戦は軽い描写のみだったが、アニメでは長めに描かれており睡骨の戦闘力に関して描写による補強が行われている。原作の図説である奥義皆伝では睡骨の戦闘スタイルは腕っぷしにものをいわせた乱暴な技と紹介されているが、アニメでは犬夜叉の振りかぶりを見切る、振りの動作の少ない攻めで防戦一方に持ち込む、体勢を崩すことで隙を作り止めを刺す直前まで追い詰めるなど技巧的にも優れており、力ずく程度の評価だった原作に対して接近戦の達人と感じさせる描写がなされている。

  • アニメでは作中語られなかった二重人格に至る過去が描かれている。戦で負傷した子どもを手にかけた侍を無我夢中で殺してしまったことがきっかけで殺人鬼人格が発現。その後、幾度となく殺戮を繰り返す中で蛮骨と出会い、七人隊に勧誘されたという設定になっている。

  • 桔梗に看取られる際のやり取りや台詞が原作から追加と修正がされている。原作ではかけらをとられた後台詞を発する間もなく骨になるが、アニメではかけらを失った状態でも少し時間があり、殺人鬼になる呪縛から解放されたことで穏やかな表情を浮かべながら骨に戻る演出になっている。また、桔梗の睡骨に向けた心中描写も憐れむものから安らかに眠ることを祈るものに変更されており、アニメ版は全体的に睡骨の救済を感じさせる演出となっている。


【能力】

  • 作者曰く、七人隊における強さの序列は第5位。ただし、これはリーチの差とされており、実力的には第4位の蛇骨とそう変わらないようである。睡骨は鉤爪付き手甲・手甲鉤(てっこうかぎ)による接近戦闘の達人である。彼の戦闘スタイルは犬夜叉と酷似しており、素早い動きで敵を追い詰め、鉤爪で敵を切り刻んだ。その戦闘力は、接近戦に限れば犬夜叉を相手に優位に立つほどである。手甲鉤による攻撃は強烈で、刀や鎧はおろか、犬夜叉の火鼠の衣すら容易く引き裂いた。また、目前で放たれた散魂鉄爪人頭杖の火炎放射を体勢不利な状況でも回避するなど瞬発力も非常に優れている。

  • 互いの戦闘スタイルの相性から睡骨は蛇骨と頻繁にコンビを組んで戦った。睡骨は蛇骨刀の間隙をつき、蛇骨の攻撃をかいくぐった敵を的確に葬る事ができたのである。蛇骨と組んだ睡骨の攻撃は苛烈を極め、数十人の兵士が徒党を組んでも2人を止める事はほぼ不可能だった。
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  • もうひとりの人格が医学の専門知識を持つ医者であることを反映している為か、知力の数値も七人隊の中では高めに設定されている。見た目が医者で中身が殺人鬼の状態になった際は睡骨自身にとってもはじめての状況にもかかわらず別人にしか見えない自分の見た目の変化を逆手にとり、医者人格を演じ切ってりんの警戒を解くなど咄嗟の頭の回転はいい方である。尚、殺人鬼は医者の記憶を引き継いでいるが、殺人鬼状態でも医者としての技能を発揮できるかは作中描写がないので不明。

  • 超人的な戦闘力を誇る反面、医者人格の影響が少なからず働いており、時には戦いの最中でも戦闘が継続不能になるなど傭兵としては不安定な一面も持っていた。特に村で養っていた子どもたちが関わると医者人格が強く影響してくる。その為、顔見知りの村人たちを躊躇なく殺せる程かけらの穢れが強まった状態でも、最後まで子どもたちに手を出す事は出来なかった。他の七人隊も睡骨のこうした不安定さを熟知しており、医者人格に戻らないよう配慮していた。特にペアを組む事の多い蛇骨にとっては死活問題な為、作戦中に睡骨が医者人格に戻る可能性を常に念頭に置きながら行動していた。また、アニメでは睡骨の覚醒に必要と判断した煉骨が蛇骨に指示を出し子どもたちを殺害しようとしたが、睡骨の心の乱れがそれまで以上に酷くなり、戦闘継続はおろか精神崩壊の危険もある状態になってしまった為やむなく中止している。


【戦闘録】

描写 相手 勝敗 決まり手
25巻10話 犬夜叉 中断 なし
26巻2話 大名(七人隊メンバーと共闘) 勝利 七人隊による総攻撃
26巻3~5話 弥勒(七人隊メンバーと共闘) 中断(奈落の呼び出しにより撤退) なし
27巻3話 村人 勝利 睡骨の斬撃
27巻4~5話 殺生丸 中断(桔梗により敗北) 桔梗破魔の矢

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最終更新:2023年10月27日 02:06