煉骨

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20代 七人隊 人間 作中で死亡 凶悪 刀鍛冶 四魂のかけらの所有者 奈落一派 復活者 東国 死人 登場人物 至高の知力 謀反 過去の人物

生身の人間ぞろぞろ引き連れやがって……犬夜叉、それがお前の弱点だ。
登場 25巻2話「奈落を追う者」
退場 28巻4話「聖域の消滅」
所属 奈落一派七人隊
種族 人間
性別
年齢 24歳
出身 東国
職業 傭兵、鍛冶師、製鉄技師
血縁者 なし
想い人 不明
装備 砲筒、油瓢箪、爆雷筒、四魂のかけら
CV 杉田 智和
分類 原作/アニメ

【概要】

  • 煉骨(れんこつ)は、十数年前に東国で活躍した人間の傭兵である。戦国最強を謳われる傭兵部隊・七人隊の副将。蛮骨の参謀であり、七人隊が扱う全ての武器の製作者でもある。七人隊内の序列は第2位。策謀に長け、炎を自在に操る事ができる。他の七人隊同様に東北の寒村で討ち死にし、七人塚に葬られていたが、白霊山でも活動できる人間の部下を欲していた奈落の手によって蘇る。

  • その戦闘能力は七人隊の中でも蛮骨に次ぐとされ、火薬と炎であらゆるものを破壊し吹き飛ばす苛烈極まる戦闘を行う。奈落の手によって蘇った七人隊は共通の特徴として死人と墓土の臭いがするが、煉骨だけはその戦闘手段の影響により火薬の臭いがする。その為、犬夜叉は七人隊の中でも煉骨だけは臭いによって個人まで特定する事が可能である。煉骨は七人隊随一の残虐な性格であり、一度は犬夜叉一行を壊滅状態に陥れた事から、犬夜叉から特別に強い警戒感を抱かれていた。
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 『煉骨だけは火薬の臭いがする。』

  • 煉骨は極めて高い教養を誇り、特に鉄の製錬技術では彼に並び立つ者はいないとされていた。彼はその技術によって七人隊内で武器の製造を手掛けた人物でもあった。また、煉骨はある程度の医術も持ち併せており、怪我をした銀骨を治療すると共に、その技術力で兵器として改造し戦力として利用していた。煉骨が作り出す鉄は極めて硬度が高く、それを元に作られた七人隊の武器は妖刀と比較しても遜色がないほど強力だった。蛮竜は鉄砕牙とも渡り合い、睡骨の爪は鎧以上の強度を誇る火鼠の衣すら引き裂いた。彼が装備しているか細い鋼の糸でさえ、犬夜叉が鉄砕牙を持ってしても容易には切断できなかった。決まった根城を持たない七人隊だが、煉骨だけは自身の武器工房を所有しており、武器や火薬の精製を行っていた。

  • サンデー公式ガイドにおいて、想い人が不明とされている珍しい人物。サンデー公式ガイドでは想い人がいない場合は「なし」と明確に表記されているため、不明と表記されている煉骨は想い人自体は存在した可能性がある。なお、同じく不明とされている人物に同じ七人隊蛮骨がいる。

【容姿】

  • 外見は坊主頭の青年。その外見を活かして寺を乗っ取り、僧侶に変装して敵を欺く。七人隊の共通事項として顔に施された模様が存在するが、煉骨は登場初期の25巻2話~4話(240~242話)に限り、顔の模様が左右非対称になっている。それ以降は左右対称の模様に変更され、最後まで変更はされなかった。単行本やワイド版でも修正されていないため、現状は煉骨が模様を変化させている事になる。
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 『序盤は顔の模様が左右対称ではない。』

【性格】

  • 七人隊の中でも群を抜いて残虐な性格である。犬夜叉をだますために寺の僧侶を皆殺しにし、睡骨一人を探し出すためだけに村を丸ごと吹き飛ばすなど、何をするにも容赦がなく標的以外を殺戮する事にも全く躊躇がない。弟分を采配して敵を追い詰めるのが得意だが、本人も強敵と戦う事を望む好戦的な性格であり、犬夜叉と戦う機会を蛇骨から奪ってまで自ら戦う事もあった。

  • 年若い首領の蛮骨に対して逆心を抱いており、彼を上回る力を得るために四魂のかけらを狙っていた。ただし、当初から彼を裏切るほどの敵愾心を抱いていたわけではない。しかし、白霊山の麓で四魂のかけらを独占されてからは、内心で蛮骨を「ガキ」呼ばわりして明確に敵意を向け始める。物語が進行して命の危険に晒されるようになるとその心はますます抑えきれなくなり、生き延びるためには裏切りを辞さない姿勢を隠さないようになった。作者は最初からリーダーに反逆心を持つナンバー2として、煉骨をデザインした。チームに二心を持つメンバーが一人は欲しかったのが理由だという。その時点で決まっていたのは七人隊のリーダーと対立するという設定だけであり、煉骨の裏切りも蛮骨というキャラクターの詳細もまだ決まってはいなかった。なお、作者は当初から「この人なら裏切る流れになるだろうとなんとなく思っていた」との事である。

【来歴】

  • 当初は蛮骨に代わるリーダー格として蛇骨銀骨を指揮して犬夜叉一行に立ちふさがった。しかし、彼は自分たちを蘇らせた奈落に不信感を抱いていた。その不信感は奈落の情報を伏せた上に四魂のかけらを一人で独占した蛮骨にまで及んだ。やがて、蛮骨への逆心から仲間の四魂のかけらを奪うようになり、蛮骨の粛清を受け彼もまた骨に還る事になった。

【アニメ、外伝】

  • 犬夜叉 TVアニメ
    • 使用する兵器の種類が増加しており、ガトリング式の大砲を使用するなど原作以上に戦国時代らしからぬ技術力を見せている。銀骨が四魂のかけらを使って煉骨の命を救うオリジナルシーンが追加されており、煉骨も銀骨をいたわる発言をするなど、銀骨との絆がさらに強調されている。また、蛮骨との戦闘も追加されており、原作では不意打ちにより瞬殺されていたが、アニメ版では奪われたかけらを返され真っ向勝負で蛮骨に敗れる展開に変更されている。
    • 担当声優の杉田は諸事情により別撮りであり、レギュラー陣との絡みがなかったとドラマCDで語っている。
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  【煉骨役の杉田智和によるコメント】
  • 半妖の夜叉姫
    • アニメには未登場。コミカライズ版では狂気の天才技術者として名前が言及される。彼の発明した兵器は武将たちに知れれば天下を乱すほどの影響力を持つらしく、珊瑚弥勒たちにも秘密裏に回収して長い年月をかけて復元して保管していた。


【能力】

  • 作者曰く、七人隊における強さの序列は第2位。煉骨は、蛮骨を除く七人隊全員に対する指揮権を持ち、同時に蛮骨を除く七人隊の中で最強の存在でもあった。作者からは序列第2位の理由として「賢いから」とコメントされている。医者ではないものの、ある程度の外科的な医術の知識を持ち合わせており、銀骨の治療と修復は彼にしか行えない。ただし、その優秀な頭脳ゆえに自分が理解できない感情や事態への予測や対応能力には乏しい。作者からは「賢いけど、そこまで賢くないかも」とも言われており、作中では蛮骨は煉骨を指して「頭の良い奴は馬鹿だ」と評している。

  • 口から吹き出す火炎放射を主軸に、つづらに入れた爆雷筒砲筒といった自作の兵器で戦う。煉骨は炎を手足のように操る事ができ、体のあらゆる部分を自在に発火させる事ができた。炎や熱に耐性を持つ特異体質であり、重装備で灼熱の炎を操りながらも彼自身は汗一つ流す事はない。炎と爆薬を扱う煉骨は人間相手には天下無双の力を発揮した。それは犬夜叉一行の弥勒珊瑚といった猛者相手でも変わらず、煉骨は単身で犬夜叉一行全員を圧倒できるほどの実力を持っていた。炎に耐性を持つ妖怪や半妖との戦いは比較的苦手としているが、鋼の糸で犬夜叉の動きを封じるなどの搦め手にも長けており、砲筒による爆撃は炎が効かない犬夜叉にも有効。山城においては鋼牙とも戦っており、妖怪とも十分に渡り合える。
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 【犬夜叉一行を一人で圧倒する煉骨】

  • 最大の武器と言えるのが権謀術数である。弟分たちを的確に采配した上で自身も戦線に立つ事を好む。銀骨に対して「犬夜叉に鉄砕牙を振らせるな」という命令を出すなど、戦闘における着眼点も他の追随を許さない。戦略指揮に優れた煉骨が指揮する七人隊は、犬夜叉一行にとって妖怪とはまた違ったベクトルの強さを持っていた。演技力にも長けており、寺の僧侶に変装した際には警戒心の強い犬夜叉すら騙し抜いている。

  • 明確な弱点として描写されているのが肉体の耐久力であり、七人隊の中では最低レベル。他の七人隊ならば戦闘を続行できるダメージでも煉骨は動く事ができなくなる。彼以外の七人隊は四魂のかけらさえ無事なら痛みすら感じていないが、煉骨は生きた人間と変わらないほどの痛覚を持ち、受けたダメージが回復する様子もなかった。この常人と同等の耐久力に関しては四魂のかけらの力が弱いとも考えられるが、他の七人隊よりも生者に近いという意味では七人隊の中で最も高度な蘇生状態にあるため、むしろ四魂のかけらの力が強いと見る事もできる。

【技】

火炎放射
砲筒
爆雷筒

【戦闘録】

描写 相手 勝敗
25巻3話~6話 犬夜叉一行 中断(犬夜叉以外は戦闘不能、煉骨が手を引く)
25巻8話~10話 犬夜叉一行桔梗(七人隊と共闘) 中断(勝利寸前で七人隊が撤退)
26巻2話 大名(七人隊と共闘) 勝利
26巻3話~5話 犬夜叉一行鋼牙(七人隊と共闘) 中断(七人隊が撤退)
26巻10話~27巻1話 鋼牙(銀骨と共闘) 引き分け(鋼牙に勝利、銀骨が敗北、煉骨は撤退)
27巻6話~7話 犬夜叉一行鋼牙 引き分け(犬夜叉と共に自爆し両者生存)
28巻4話 蛮骨 敗北

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最終更新:2025年03月26日 21:12