黒真珠

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あの世 人頭杖 妖の宝玉 妖怪の墓場 宝仙鬼 宝仙鬼(先代) 殺生丸 犬夜叉 用語 邪見


【概要】

  • 黒真珠(くろしんじゅ)とは、宝石の大妖怪宝仙鬼(先代)が育てた妖の宝玉である。宝仙鬼が育てた宝玉はそれぞれが別の異世界に通じており、黒真珠はあの世の一角である妖怪の墓場につながっている。起動の鍵となるのが、現在は邪見が武器として用いている人頭杖である。人頭杖は犬夜叉の父の代に作られたものであり、本来は武器ではなく黒真珠を起動するための妖杖である。人頭杖なしに黒真珠単体で使用することはできない。その為、犬夜叉の父人頭杖すらも本来は犬夜叉への遺産にするつもりだった可能性がある。黒真珠に人頭杖が接触すると秘められていた妖力が解放され、黒い光と共に妖怪の墓場への道が開く。黒真珠の力は侵入と脱出でセットになっており、侵入した者はいつでも脱出する事が可能である。異世界への扉として機能するのは一度きりであり、一度異世界へ行き来すると蓄えられた宝仙鬼の妖力を使い切り、黒真珠は自然消滅する。宝仙鬼は修行中であるため、黒真珠の育成に100年かかるとされている。ただし、宝石の育成に熟達した宝仙鬼(先代)は、より短い時間で黒真珠を育てられると考えられる。

  • 犬夜叉の父は、犬夜叉鉄砕牙を授ける為に黒真珠を犬夜叉の右目に封じ込めた。そして、黒真珠の在り処として「真の墓守は決して見る事のできぬ場所」と言い残した。自分の右目を見る事ができない犬夜叉こそが、真の墓守だったのである。犬夜叉の父は自身の後継者に託すべき鉄砕牙を受け継ぐ者として、人間に残酷な殺生丸をふさわしくないと考えていた。黒真珠を秘匿するこの処置は、生前から鉄砕牙を狙い続けていた殺生丸に対する抑止力でもあった。
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【アニメ】

  • 犬夜叉 TVアニメ
    • 使用後に消滅せず、犬夜叉の右目に戻っている。その為、原作では黒真珠が消滅したという説明を行う冥加の台詞が、犬夜叉の右目と一体化したという台詞に変更されている。
  • 半妖の夜叉姫
    • 全体的に設定が異なる。単に異なるだけでなく、『犬夜叉』において重要視されていた根幹の設定に狂いが生じてしまっている。再三にわたって妖怪の墓場が黒真珠の中にあると説明されているが、誤りである。黒真珠は墓場への道を作る宝玉であり、黒真珠の中に妖怪の墓場があるわけではない。そもそもとして、黒真珠は妖怪の墓場への道を作る物であり、その力は侵入と脱出でセットになっている。周囲の人物を強制的に妖怪の墓場へ移動させたり、侵入後に出口を閉じて封印するような事はできない。何故か黒真珠の起動に人頭杖が不要であり、黒真珠をただ相手に投げただけで起動する。また、本来は一度の使用で消滅するはずの黒真珠を何度も使い回すなど、原作で設けられていた制約を著しく欠いている。このように設定的には『犬夜叉』の黒真珠と全くの別物と言わざるを得ず、本質的には黒真珠という名の完全なオリジナルアイテムと化している。なお、殺生丸がこの黒真珠による封印を犬夜叉かごめではなく是露麒麟丸に使用していれば、物語上の問題は全て解決してしまう。
    • 作中では是露を倒せばりんが死ぬ状況に陥っており、ゆえに、麒麟丸是露を倒す実力を持つ犬夜叉日暮 かごめを恐れた殺生丸が、二人を14年間に渡って黒真珠に封印している。この黒真珠を制作したのは二代目宝仙鬼であり、制作を依頼したのは犬夜叉とかごめであるが、黒真珠を使用する目的を持っていたのは殺生丸だけであり、その辺りの設定は曖昧となっている。黒真珠制作には100年かかるとされていたが、制作工程を犬夜叉の母の残した紅によって短縮したという設定である。犬夜叉の母の紅でなぜ黒真珠の制作工程を短縮できるのかは説明されなかった。


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最終更新:2023年10月26日 00:13