是露

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『半妖の夜叉姫』 アニメオリジナル

登場 アニメ『半妖の夜叉姫』14話
退場 アニメ『半妖の夜叉姫
所属 麒麟丸一派⇒無所属
種族 妖怪
性別
年齢 2200歳以上
出身 大陸
職業 麒麟丸一派領袖
血縁者 麒麟丸りおん
想い人 犬夜叉の父
装備 妖杖
CV 坂本 真綾

【概要】

  • 是露(ぜろ)は、アニメ『半妖の夜叉姫』に登場するオリジナルキャラクターである。麒麟丸の姉。元大妖怪であり、200年前までは大妖怪の一人に数えられていた。現在は大妖怪の立場は失っている。邪神・天津甕星の末裔。紀元前700年代から生きている麒麟丸よりもさらに年上である。この作品においては現状、彼女が最高齢の妖怪であり、原作において最高齢の妖怪として登場した朴仙翁をはるかに凌ぐ事になる。犬夜叉の父に恋慕の情を抱いていたが、彼が刹那 猛丸と相討ちとなり絶望、全ての妖力を捨てる決意を固める。虹色真珠の生みの親であり、彼女の悲しみの涙と彼女が捨てると決意した全ての妖力に、四魂の玉の力が作用して生まれたのが虹色真珠である。虹色真珠を全て取り込むと是露が大妖怪に戻るとされており、それが虹色真珠を集めると災いを招くとされる理由である。

  • 犬夜叉の父を慕っており、時に痴情に流され理性を失うなど妖怪としては珍しく感情的な性格の持ち主。その様は殺生丸の母から「まるで人間」と評されている。過去に犬夜叉の父を救えなかったという後悔の念と、彼と添い遂げた犬夜叉の母への怨みの念から妖怪ならざる存在に強い嫌悪感を抱いている。

  • 妖怪ならざる存在である日暮 とわせつなを十数年に渡って執拗に付け狙い、『半妖の夜叉姫』の物語における多くの災厄の元凶となった。殺生丸の娘を激しく敵視する一方で、犬夜叉の父を殺害した張本人である竜骨精や、是露にとっては恋敵とも言える犬夜叉の母殺生丸の母の事は完全に放置していた。犬夜叉殺生丸に対しても是露本人は特に手を出さず、犬夜叉の娘であるもろはにもなぜか殆ど興味を示さない。このように彼女が憎悪を向ける対象や基準は極めて支離滅裂である。結局、犬夜叉の母を発端としている彼女の怨みがなぜとわせつなだけに向けられていたのかは最後まで説明されなかった。

  • 壱の章では彼女なりに統率力に欠ける麒麟丸に代わって、麒麟丸一派による日本全域の支配を成そうと策謀を巡らす。麒麟丸を焚き付けるために、麒麟丸を滅ぼす存在として人間でも妖怪でもないもの、即ち半妖である殺生丸の娘達が敵であると認識させた張本人。本人も理玖に虹色真珠を集めさせるなどして暗躍するが、是露の暗躍を良しとしない麒麟丸虹色真珠を全て飛散させられてしまう。麒麟丸の態度に怒った是露は、麒麟丸に離縁を叩きつけ、麒麟丸一派を離脱する。

  • 弐の章では、1話とかからずに全ての虹色真珠を集め終える。公家妖怪・七星に取り入り、彼の拠点を根城にとわをおびき寄せ亡き者にしようとする。戦いの中でとわせつなりおんと和解しりんへの呪いを自ら解除し、直後に理玖を操って自らの胸を貫かせて死亡した。

  • 彼女のキャラクターデザインを担当した菱沼は、脚本の隅沢から是露は戦わないと聞いていたとしている。戦わない事を前提に艶やかで複雑な衣装でデザインした為、作画には苦労をさせてしまったと述懐している。

  • コミカライズ版ではキャラクター設定が大幅に変更されている。
    • 京の都を拠点にする西国の妖怪。麒麟丸犬夜叉の父にも匹敵する大妖怪とされており、妖力も失っていない。「麒麟丸の名代」を名乗り休養中の麒麟丸に代わって実質的に麒麟丸一派を率いている。
    • 過去に妖霊星の襲撃によって姪のりおんを失い、弟の麒麟丸は心を病んでしまった。そこへ犬夜叉の父竜骨精との戦いで死亡した事も重なり、是露は深い悲しみから逃れるために自らの妖力で心を封じた。そのため現在の是露は感情が希薄となっている。
    • 虹色真珠の誕生に四魂の玉が無関係になっている。本作の虹色真珠は是露が自らの妖力で封印して砕いた心の欠片である。犬夜叉の父の死による悲しみに囚われていた是露の心はその縁にすがり、犬夜叉の父の関係者の心に宿った。その心の欠片に宿主の妖力がまとい真珠化したものが虹色真珠である。真珠化した是露の心は虹色真珠として宿主に無害な力の結晶となるが、人間であるかごめやりんに宿った心は宿主を侵し、さらに是露が死ねばその心の欠片が崩壊してかごめやりんも同時に死亡する事になる。アニメ版では是露とりんの命がリンクしていたが、本作ではかごめとりんの両名が是露と一蓮托生の状態となっている。


【能力】
  • かつては大妖怪に数えられていた人物。麒麟丸の姉であるだけに本来は相当な妖力の持ち主と思われるが、作中では妖力を全て捨てているため、妖力は一切ない。にも関わらず、殺生丸が反応すらできない速度で天生牙をあっさりへし折る、蜘蛛の糸を雲にひっかけて高速移動するといったとてつもない実力を見せている。作中では説明が無く、妖力がないはずの彼女が妖術らしき技を使っている件については多くの疑問が寄せられ、アニメージュで「妖術ではなく呪術」と回答が発表されている。しかし、さらに後に発売された公式ガイドブックにおいて彼女の杖は妖術を使える妖杖と記述されている。

  • 弐の章では、理玖から虹色真珠の力を全て取り込めば、是露は大妖怪に戻ると言われている。37話において満を持して大妖怪へと戻るが、それでもとわを倒しきる実力は持っていなかった。天生牙すらへし折る壱の章の是露の実力を考慮すると、とわが殺生丸すら比類なき成長を遂げたとも考えられるが、いずれにしてもやや期待に外れた戦闘描写となった。理玖の不意打ちで胸を貫かれているため、身体能力、生命力自体も人並みである。


【戦闘録】

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最終更新:2023年09月10日 18:55