「正義(ジャスティス)は勝つ!」
概要
『
ジョジョの奇妙な冒険』第三部の前半のボス的な役割を持つ老婆。
DIOに
スタンドの存在を教えたのも彼女であり、DIOへの心酔ぶりは
他の側近にも劣らない。
DIOのために、
金で雇ったスタンド使いと自分の息子とをジョースター一行に次々と差し向けた。
また、彼女の「左手」は「右手」である。要するに両右手。息子のJ・ガイルにもこれは遺伝している。
ポルナレフはこの「両右手」という情報のみを頼りに、妹を殺したJ・ガイルを探していた。
復讐が果たされた後、今度は逆にエンヤ婆がポルナレフへの復讐に燃え、直接出向く。
ついでにJ・ガイルとコンビを組んでいながらも一人だけ逃げ延びた
ホル・ホースに対しても逆恨みしている。
「息子を死に追いやった者は全員なぶり殺しじゃッ! キイイイイーッ」
エンヤ婆のスタンドは霧のスタンド「正義(
ジャスティス)」。
幻覚効果に加え、霧が傷口に触れると傷口を貫通する穴が開き、その穴に糸を通すように霧が入りその部位を操る。
これは死体に対しても同様で、原作では墓地一つを町一つに見せかけるほどの幻覚と死体を操った。
しかも霧なのでスタンドの直接的な攻撃が効かず、正攻法においてはある意味最強のスタンド。
「ケケケーッ 拳で霧がはったおせるかッ! 剣で霧が切れるかッ! 銃で霧を破壊できるかッ!」
但し、逆に言えば
霧が敵を直接殴打したり切り裂いたり粉砕したりする事は出来ず(但しあくまで傷がなければ、だが)、原作では
空条Q太郎のスタープラチナが、ジャスティスのスタンド像の頭の部分を
吸い込んで押さえつけ窒息させるという強引な手段で倒した。
その後、ジョースター一行が情報を聞き出そうとするも
スティーリー・ダンにより殺害。
利用されていただけと理解した後もDIOを信頼したまま逝った。
このように第三部序盤から中盤にかけてややあっさりと退場した感はあるが、その名前は以後本編に度々登場しており
当時エジプトで偶然スタンドが発現する矢を発掘した第五部のラスボス・ディアボロから矢を数本買い取って
DIOがスタンドを発現するきっかけを作ったり、
能力を開花させるアドバイスを与えたり、
スタンド使いを増やすため、部下に矢を持たせ世界中を回らせたり、
第四部の舞台である杜王町で第四部のラスボス・
吉良吉影の父である吉良吉廣に矢を渡したりと、
物語に与えた影響力が非常に大きい重要人物である。
ゲーム『
ジョジョの奇妙な冒険』ではPS版のスーパーストーリーモードにてCPU専用キャラとして登場。
アクションゲーム的ステージで、スタンドと無数の死体を操りながら右へ左へと逃げ回る。
直接攻撃してこない(スタンドによる攻撃はある)が、常に距離を取ろうとする上に
回り込み(
無敵移動)の距離がやたら長いので「死体を蹴散らして近づき殴る」の繰り返しとなる。
5:05~
ちなみに、上の画像では右手に包帯を巻いており左手は普通だが、これは本来彼女がCPU専用キャラ(つまり2P側がデフォ)だから。
山崎竜二の左手と同じ理屈である。
MUGENにおけるエンヤ婆
MUGENではCorntortillas氏作のものが存在。
スーパーストーリーモードの
ゾンビ達を呼ぶ技に加え、
原作再現で、ハサミでの攻撃やトイレに突っ込んでゾンビに襲わせる超必などが加わっている。
さすがに
元ゲーと違いゾンビが自動で沸いたりはしない。
また、海外産の
AIパッチも存在する。
お前ら、子持ちババアだけど夫なんて影も形もないから
求婚をためらわなくてもいいんだぞ?
CFJじゃ
デミトリが
エンヤ婆から
吸血してるくらいだしな!
あ、OVAで化けてる姿(イントロで出る姿・原作や元ゲーには無い)は却下な。
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